JP4315804B2 - 靭帯を再形成するための装置及び方法 - Google Patents

Description

本特許出願は、「靭帯を再形成するための装置及び方法」のため、ポール・リらにより１０／０１／０１に出願された、現在係属中の先行する米国仮特許出願シリアル番号６０／３２６，３５１号（代理人整理番号ＳＣＡＮ−２ＰＲＯＶ）の利益を請求する。該特許出願は参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、概して、外科手術装置及び処置に係り、より詳しくは、靭帯を再形成するための外科手術装置及び処置に関する。

靭帯は、一つの骨を他の骨に接続する繊維状組織の一部分である。

靭帯は、損傷及び／又は事故の結果として、しばしば、損傷を被る（例えば、脱落され、又は、引き裂かれ、又は、破裂させられる）。損傷を受けた靭帯は、不安定性を引き起こし、接合部の適切な運動を妨げ、苦痛を引き起こし得る。

様々な処置が、損傷を受けた靭帯を修復し又は代用するため開発されてきた。使用される特定の処置は、取り返されるべき特定の靭帯及び損傷の程度に依存する。

損傷及び／又は事故の結果としてしばしば損傷を被る一つの靭帯が、前方十字靭帯（即ち、ＡＣＬ）である。最初に図１及び図２を見ると、ＡＣＬ５が、脛骨１０の頂部と、大腿骨１５の底部との間に延在することが見て取れよう。損傷を受けたＡＣＬは、膝関節の不安定性を引き起こし、大きな苦痛や関節炎を引き起こし得る。

靭帯移植代替により損傷を受けたＡＣＬを回復させるため、多数の処置が開発された。一般には、図３を参照すると、これらのＡＣＬ代替処置は、脛骨１０を貫通して上方へと骨トンネル２０を掘削し、大腿骨１５へと上方に骨トンネル２５を掘削する、各工程を含む。幾つかの場合には、大腿骨トンネル２５は、一端部が閉塞した孔の形態にあり、末端表面３０で終わっている。他の場合には、大腿骨トンネル２５又は大腿骨トンネル２５の延長部は、大腿骨１５を完全に貫通してもよい。一旦、脛骨トンネル２０及び大腿骨トンネル２５が形成されたならば、採取され又は関節の靭帯即ち腱からなる、移植靭帯３５は、脛骨トンネル２０を貫通し、膝関節の内部を横切り、大腿骨トンネル２５内へと至る。次に、移植靭帯３５の末端部は、大腿骨トンネル２５内に固定され、移植靭帯３５の基端部は、脛骨トンネル２０内に固定される。

現在のところ、骨のトンネル内に移植靭帯を固定するため多数の異なる方法が存在する。一つの方法が、骨トンネルの対抗する側壁に対して、移植靭帯を割り込ますため、干渉ねじ４０（図４）を使用することである。別の方法は、骨トンネル内の移植靭帯を、ボタン４５及び縫合糸、又は、交差ピン５５（図６）を用いて支持することである。更に別の方法は、移植靭帯を骨トンネルを通して完全に貫通させ、該移植靭帯を、ねじ６０及びワッシャー６５（図７）を用いて、又は、くぎ（図示せず）を用いて、骨の外側に付けることである。

ＡＣＬ修復における「黄金律」は、一般に、所謂「骨−腱−骨」の固定であると考えられている。この処置では、膝蓋骨腱の移植が、自然のＡＣＬを代用するように使用される。採取された腱の両端部に取り付けられているものは、骨移植物であり、一方は、患者の膝頭（即ち、膝蓋骨）から取られ、もう一方は、患者の脛骨から取られている（即ち、膝蓋骨腱が通常脛骨に取り付けられている位置で）。移植靭帯は、骨トンネル内で展開される。このとき、一方の骨移植物は、干渉ねじを用いて大腿骨トンネル内に固定され、他方の骨移植物は、別の干渉ねじを用いて、頚骨トンネル内に固定されている。長年に亘って、この処置は、一般に、首尾一貫した、強力で信頼性のある靭帯修復を与えた。しかし、この処置は、非常に侵害性が高く、たいていの場合に、非常に苦痛を伴い、典型的には、膝に目障りな傷跡を残し、膝頭内に大きな空洞を残すと考えられている。

その結果、この代替処置が、例えば、膝後ろの腱等の柔らかい組織移植の使用を組み込んで、最近開発された。しかし、膝後ろの腱等の柔らかい組織移植物は、骨トンネル内で安定化することは困難となり得る。より詳しくは、骨トンネルの対抗する側壁に対して、膝後ろの腱を積極的に割り込ませるため、干渉ねじを使用することは、例えば、移植物滑り、腱屈曲、組織壊死、及び、腱切断等の問題を引き起こし得る。更には、骨トンネル内で膝後ろの腱を支持するため、縫合糸吊り上げ（例えば、図５に示されているもの）及び／又は交差ピン（例えば、図６に示されているもの）の使用は、異なる組み合わせの問題を引き起こし得る。例えば、縫合糸吊り上げ及び／又は交差ピンは、移植靭帯が、所謂「風防ガラスワイパー」効果で、骨トンネル内で側面方向に移動することを可能にする傾向があり、これにより、移植靭帯及びホスト骨の間の内側への成長を妨げ、及び／又は、磨耗及び／又は移植組織への他の損傷を引き起こすことが見出された。加えて、骨トンネル内で膝後ろの腱を固定するため交差ピンを使用すること（例えば、図６に示されているもの）は、更に他の問題を引き起こし得る。例えば、交差ピンに亘って膝後ろの腱を遊離し、交差ピンが膝後ろの腱のボディ等を貫通する場合に、張力印加の間、その長さに沿って膝後ろの腱の引き裂く際の困難さ等々である。

以上の結果として、本発明の一つの目的は、靭帯を再形成するため改善された装置を提供することである。本装置は、様々な軟組織移植、例えば、同種移植、自家移植、異種移植、生体工学的組織移植又は合成物移植から移植靭帯を形成することを可能にするように構成されている。更に、本移植は、横断固定ピンを使用して、当該場所に固定されることを意図されている。

本発明の別の目的は、靭帯を再形成するための改善された方法を提供することであり、本方法は、様々な軟組織移植、例えば、同種移植、自家移植、異種移植、生体工学的組織移植又は合成物移植から移植靭帯を形成することを可能にするように構成されている。更に、本移植は、横断固定ピンを使用して、当該場所に固定されることを意図されている。

上記及び他の目的は、本発明により取り組まれた。本発明は、本発明の一つの好ましい実施例において、移植靭帯支持ブロックの提供及び使用を実現する。この移植靭帯支持ブロックは、ボディと、移植孔と、該ボディを貫通する横断固定ピン孔と、を備え、このとき、移植孔及び横断固定ピン孔の両方が、ボディの長さ方向軸に略垂直に延在するのが好ましい。本発明の一つの好ましい形態では、本発明は、移植靭帯支持ブロックを骨トンネル内に挿入し、移植靭帯支持ブロックを骨トンネル内で支持する間に、横断トンネルをホスト骨内で形成するための設置器具を備える。このとき、ホスト骨内の横断トンネルは、移植靭帯支持ブロック内の横断固定ピン孔と整列する。

一つの好ましい使用方法では、移植靭帯は、移植靭帯支持ブロック内の移植孔を通してループ形成され、移植靭帯支持ブロックは、設置器具に取り付けられる。移植靭帯の２つの自由端部は、該移植靭帯の２つの自由端部を結び付けるように張力作用下で設置器具の基端部に固定されるのが好ましい。移植靭帯の２つの自由端部を制御することに加えて、この構成は、移植靭帯支持ブロックを設置器具に保持させる。最後に、移植靭帯支持ブロックを、脛骨トンネルを通して、膝関節の内部を横切って、大腿骨トンネルへと進ませるため設置器具が使用される。このとき、ループ形成された移植靭帯の２つの自由端部は脛骨トンネルを通り抜けて戻る。次に、横断トンネルは、該横断トンネルが移植靭帯支持ブロック内の横断固定ピン孔と整列された状態で、ホスト骨内で形成される。移植靭帯支持ブロックは、大腿骨トンネル内で移植靭帯支持ブロックをピン止めすることにより、即ち、横断固定ピンをホスト骨内の横断トンネルに沿って移植靭帯支持ブロック内の横断固定ピン孔へと至らせることにより、当該箇所に固定される。ループ形成された移植靭帯の２つの自由端部は、設置器具から開放され、設置器具は、移植靭帯支持ブロックから脱着され、設置器具は、手術箇所から引き出される。最終的には、ループ形成された移植靭帯の２つの自由端部は、脛骨に固定され、かくして、ＡＣＬ修復を完了する。所望ならば、脛骨取り付けを第２の移植靭帯支持ブロックを使用して実行することができる。

本発明の上記及び他の目的並びに特徴は、本発明の好ましい実施例の次の詳細な説明により、より完全に開示され、明らかとなろう。該好ましい実施例は、添付図面を参照して考慮されるべきである。これらの添付図面を通して、類似の参照番号は、類似の構成要素を指し示している。

図８を参照すると、本発明の一つの好ましい形態を備える、移植靭帯支持ブロック１００が示されている。移植靭帯支持ブロック１００は、ボディ１０５と、移植孔１１０と、該ボディ１０５を貫通する、横断固定ピン孔１１５と、を備える。移植孔１１０及び横断固定ピン孔１１５の両方は、ボディ１０５の長さ方向軸１２０に略垂直に延在するのが好ましい。本発明の一つの好ましい実施例では、移植孔１１０及び横断固定ピン孔１１５は、ボディ１０５の直径に亘って延在すると共に、該移植孔１１０及び横断固定ピン孔１１５は、互いに略平行に延在する。好ましくは、移植孔１１０は、横断固定ピン孔１１５よりもボディ１０５の基端部１２５により近いところにあり、横断固定ピン孔１１５は、移植孔１１０よりボディ１０５の末端部１３０により近いところにある。本発明の一つの好ましい形態では、ボディ１０５の末端部は、円形断面を有するが、楕円断面又は多角形断面（例えば、正方形、長方形又は三角形等）を持つこともできる。一つの好ましい形態では、ボディ１０５の末端部は、骨トンネルの直径より僅かに小さいサイズの断面を有し、ボディ１０５と、骨トンネルの壁との間で緊密なインターフェースを提供するようにしている。本発明の一つの好ましい形態では、ボディ１０５の末端部１３０は、移植靭帯支持ブロック１００の骨トンネルを通した進行を容易にするように、テーパー形成されている。また、本発明の好ましい形態では、ボディ１０５の基端部は、移植孔１１０を通してループ形成され、そこから末端方向に延在する移植靭帯のためのより大きい空間を提供するように、例えば１３５で示されるように、削り取られている。ボディ１０５は、詳細を更に後述するように、適切な設置ツールにボディ１０５を取り付けるための一対の凹部１４０も形成されている。

所望ならば、移植靭帯支持ブロック１００は、更に詳細を後述されるように、牽引縫合糸を受け入れるための縫合糸穴１４５も備えていてもよい。

加えて、所望ならば、移植孔１１０の基端部は、移植孔１１０を通ってループ形成された移植靭帯のための、より外傷性の少ないベアリング表面を提供するように、１５０で示されるようにテーパー形成されてもよく、及び／又は、横断固定ピン孔１１５の入口が、横断固定ピンの横断固定ピン孔１１５内への導入を容易にするように、１１５で示されたように、テーパー形成されていてもよい。

ボディ１０５は、ポリマー、生体吸収可能又は生体再形成可能な材料、同種移植骨、金属、セラミック、サンゴ、繊維複合物、前述したもののうち少なくとも１つを含む複合物等から形成することができる。ボディ１０５を比較的強力な材料から形成することにより、移植靭帯は、ボディ１０５が比較的小さく、又は、孔１１０、１１５及び／又は１４５の１つ以上がボディ１０５の周辺部にかなり近いところに配置されている場合でさえ、張力作用下で保持することができる。

次に、図９乃至図１５を参照すると、移植靭帯支持ブロック１００と連係して使用することができる、設置器具２００が示されている。設置器具２００は、一般に、ホルダー２０５及び連係するドリルガイド２１０とを備える。

ホルダー２０５は、その末端部に設けられた一対の指部２２０と、その基端部に設けられたハンドル２２５と、を備える。指部２２０は、設置器具２００が、移植靭帯支持ブロック１００の基端部上に形成された凹部１４０（図８）内に選択的に適合させることにより、該移植靭帯支持ブロック１００と嵌合させ、解放可能に保持することを可能にする。図９乃至図１２及び図１４を参照せよ。本質的には、指部２２０及び凹部１４０は、雄／雌接続部を備え、所望ならば、雄部材及び雌部材の位置を反転させることができる（即ち、支持ブロック１００上に雄部、ホルダー２０５上に雌部を配置する）。又は、代わりの接続型式（例えば、把持器具）を使用してもよい。好ましくは、１つ又はそれ以上の縫合糸ポスト２２７が、ハンドル２２５に隣接してシャフト２１５の基端部上に形成される。縫合糸ポスト２２７は、詳細が更に後述されるように、移植靭帯の２つの自由端部を設置器具に固定することを可能にする。ハンドル２２５は、ユーザーが設置器具２００を便利に把持することを可能にする。ハンドル２２５は、ポスト孔２３０を備える。ポスト孔２３０は、詳細が更に後述されるように、ドリルガイド２１０を、ホルダー２０５に解放可能に固定することを可能にする。

ドリルガイド２１０は、その末端部２４５に形成された、ねじ形成ボア２４０（図１４）と、その基端部２６０に形成された、スロット２５０（図９）及びポスト２２５と、を有する、張り出し部２３５を備える。ポスト２５５の端部は、例えば２６５で示されるように、ねじ形成されている。

張り出し部２３５の末端部２４５内のねじ形成ボア２４０（図１４）は、内部にドリルスリーブ２７０を受け入れるようにサイズが定められている。ドリルスリーブ２７０は、その長さに沿って、ねじ山２７５を有し、基端ヘッド２８０で終わっている。ヘッド２８０は、張り出し部のねじ形成ボア２４０内でドリルスリーブ２７０を手動で回転させるように使用することができ、これにより、張り出し部２３５の末端部２４５に対してドリルスリーブ２７０を動かすことができる。内腔２８５がドリルスリーブ２７０を通して延在する。

スロット２５０及びポスト２５５は、張り出し部２３５がホルダー２０５に解放可能に取り付けることを可能にする。より詳しくは、張り出し部のスロット２５０内にホルダーのシャフト２１５を嵌合し、ホルダーのポスト孔２３０内に張り出し部のポスト２５５を嵌合し、ポスト２５５のねじ形成端部２６５にナット２９０を締め付けることにより、張り出し部２３５をホルダー２０５に取り付けることができる。

後述されるように、移植靭帯支持ブロック１００及び設置器具２００は、横断固定ピンと連係して使用されることが意図されている。一つの好ましい横断固定ピン３００が図１６に示されている。横断固定ピン３００は、概して、テーパー形成末端部３１０で終わっている固体シャフト３０５と、リブ形成（又は、尖端形成又はねじ形成）区分３１５と、を備える。非円形ソケット３２０が、横断固定ピン３００の基端部に形成され、これを用いて横断固定ピン３００がドライバーにより係合され得る。

以下、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成を説明する。

最初に、例えば、損傷を受けたＡＣＬをきれいにすること等により、移植靭帯のために手術箇所が準備される。次に、案内ワイヤ４００（図１７）が脛骨１０１を通して挿通され、膝関節の内部へと至る。好ましくは、案内ワイヤ４００は、大腿骨１５（図１８）の底部と係合すると直ぐに停止される。次に、挿管される脛骨ドリル５００（図１９）が、案内ワイヤ４００上に覆いかぶさり、頚骨１０を通して穴あけし、膝関節（図２０）の内部に至る。挿管された脛骨ドリル５００は、脛骨トンネル２０を残して、案内ワイヤに沿って下方に引き戻される（図２１）。

次に、案内ワイヤ４００が大腿骨１５の内部へと適切な距離だけ挿通される。所望ならば、案内ワイヤ４００は、大腿骨１５（図２２）の全経路を貫通するように挿通されてもよい。その理由は、後述される。次に、挿管される大腿骨ドリル６００（例えば、スコーンドリル）が案内ワイヤ４００上に覆いかぶさり（図２２）、膝関節の内部に亘って、脛骨トンネル２０を通過させられ、大腿骨１５内にまで挿通され、大腿骨１５の内部で停止する（図２３）。次に、挿管された大腿骨ドリル６００は、大腿骨トンネル２５を残して、案内ワイヤに沿って下方に引き戻される（図２４）。

次に、移植靭帯３５は、移植靭帯の一方の端部を移植孔１１０に螺合することにより、移植靭帯支持ブロック１００に取り付けられ、次に、移植靭帯支持ブロック１００は、例えば凹部１４０内に指部２２０を着座させることにより、シャフト２１５の末端部に取り付けられる。移植靭帯３５の２つの自由端部は、例えば、移植靭帯３５の２つの自由端部を通して縫合糸７０を通過させ、次に、ポスト２２７を縫合するためこれらの縫合糸を固定することにより（例えば、線巻きにより）、きっちりと保持されるのが好ましい。この構成は、移植靭帯３５の２つの自由端部を制御するのを援助し、移植靭帯支持ブロック１００をホルダー２０５に保持させる。次に、設置器具２００は、移植靭帯支持ブロック１００、及び、これによって移植靭帯３５を押して、それらが脛骨トンネル２０を通過し（図２５）、膝関節の内部を横断し、大腿骨トンネル２５内へと至る（図２６）ようにするため使用される。

所望ならば、移植靭帯支持ブロック１０及び移植靭帯３５を脛骨トンネル２０を通過させ、膝関節の内部を横断させ、大腿骨トンネル２５内へと押し進めるため必要となる力の全ては、設置器具２００上で末端方向に押すことにより供給することができる。代替例として、案内ワイヤ４００が大腿骨１５を完全に貫通するように挿通される場合（例えば、図２２に示されるように）、及び、案内ワイヤ４００の基端部が縫合糸小穴（例えば、図２３及び図２４に示される縫合糸小穴４０５等のようなもの）を備える場合、縫合糸は、移植靭帯支持ブロック１００及び移植靭帯３５を当該位置内にまで牽引させる。より詳しくは、縫合糸７００（図２５）は、移植靭帯支持ブロック１００内で縫合糸穴４５を通して及び案内ワイヤ４００の縫合糸小穴４０５を通してループ形成され得る。次に、縫合糸７００は、大腿骨１５の頂端部から延在する案内ワイヤ４００の一部分上で末端方向に引っ張られることにより、移植靭帯支持ブロック１００及び移植靭帯３５を当該位置まで牽引させるため使用することができる（図２６）。そのような構成は、移植靭帯支持ブロック１００及び移植靭帯３５を当該位置まで押すため設置器具２００により供給される必要がある力の量を減少させる。

一旦、移植靭帯支持ブロック１００及び移植靭帯３５が、当該位置にまで進められたならば（図２６）、ドリルスリーブ２７０は、大腿骨１５ときっちりと係合する状態にまで進められる（図２７）。この作用は、大腿骨１５に対して設置器具２００を安定化させる。次に、横断トンネルドリル８００（図２８）は、大腿骨１５の側面部分を通して、及び、移植靭帯支持ブロック１００内の横断固定ピン孔１１５を通して、大腿骨１５の医療部分へと横断トンネル７５を形成するため使用される。この点において、横断トンネルドリル８００は、移植靭帯支持ブロック１００及び設置器具２００(及びこれによりドリルスリーブ２７０)の配置が凹部１４０内の指部２２０の係合により調整されるという事実に起因して、移植靭帯支持ブロック１００（図２８）内の横断固定ピン孔１１５を通して、正確且つ首尾一貫して向けられるということが認められよう。

一旦、横断トンネルドリル８００が、横断トンネル７５を形成するため使用されたならば、横断トンネルドリル８００は取り外される（図２９）。次に、ドリルスリーブ２７０が緩められ、張り出し部２１０が、ホルダー２０５から取り外される。次に、ドライバー３２５に取り付けられた、横断固定ピン３００が、移植靭帯支持ブロック１００内の横断固定ピン孔１１５を横切って横断トンネル７５内を進められ（図３１）、これにより、大腿骨トンネル２５内の移植靭帯支持ブロック１００（及びこれにより移植靭帯３５）を固定する。横断固定ピン３００の区分３１５が、リブ形成、尖端部形成され、又は、ねじ形成されたか否かに応じて、横断固定ピンは、ドライバーの基端部上でマレットを用いてタッピングすることにより、又は、ドライバーを回転することにより、及び／又は、それらの両方を実行することによって、ドライバー３２５により押し進められる。次に、ドライバー３２５は、取り外される（図３２）。次に、移植靭帯３５の２つの自由端部は、ハンドルの縫合糸ポスト２２７から取り外され、ホルダー２０５が引き抜かれる（図３３）。この点において、移植靭帯支持ブロック１００は、ホルダー２０５が引き抜かれるとき、横断トンネル７５及び及び横断固定ピン孔１１５内の横断固定ピン３００の存在に起因して大腿骨トンネル２５の当該箇所に保持される。最終的には、移植靭帯３５の２つの自由端部が、脛骨１０に固定され、これにより、ＡＣＬ再形成処置を完了する。

上述した実施例では、横断固定ピン孔１１５（図８）は、ボディ１０５内に予め形成されている。そのような構成は、一般に有利である。それは、移植靭帯支持ブロック１００が大腿骨トンネル内に位置決めされた後、横断固定ピン３００がボディ１０５を通過される前に、ボディ１０５を通して穴あけをする必要性を無くすからである。加えて、ボディ１０５内の横断固定ピン孔１１５を予め形成することにより、横断固定ピン孔１１５は、所望の形状で与えることができ、例えば、それは、図８の１１５に示されるように、交差ピン穴１１５への導入口をテーパー形成することを可能にし、これにより、横断固定ピン孔１１５内に横断固定ピン３００を中心合わせすることを援助する。しかし、所望ならば、横断固定ピン孔１１５は、ボディ１０５内に予め形成されなくてもよいことも認められるべきである。その代わりに、横断固定ピン孔１１５は、横断トンネルドリル８００を用いて横断トンネル７５を形成するとき、例えば、ボディ１０５に亘って穴あけすることにより、手術時に、本来の位置で形成されてもよい。横断固定ピン孔１１５が本来の位置で形成されるべき場合、ボディ１０５は、比較的強固な材料から形成されるのが好ましい。横断固定ピン穴１１５の位置外れ（即ち、中心から外れた配置）でも、ボディ１０５により許容されるからである。

更に、上述した実施例では、ボディ１０５の外側表面は、大腿骨トンネル２５内で移植靭帯を適合させるように、図８の１３５で示されるように、移植孔１１０の基端側で削り出される。図８では、ほぼ平坦表面１３を生成するように、削り出される。しかし、所望ならば、代替形状、例えば、表面溝等を提供するように、削り出すこともできる。かくして、例えば、図３４において、ボディ１０５は、移植孔１１０と連通し、且つ、該孔から基端方向に延在する一対の表面溝１６５を備えて示されている。表面溝１６５は、移植靭帯が、移植孔１１０から基端方向に延在するとき、移植靭帯の部分を着座させるための凹部を提供するようにサイズが定められている。

また、上述した実施例では、ボディ１０５は、比較的滑らかな外側表面を持つものとして、示されている（例えば、図８を参照せよ）。しかし、所望ならば、ボディ１０５は、骨トンネル内でボディ１０５を安定化させるように、その側壁上にスパイク又はリブ等を形成させてもよい。

更には、上述した実施例では、ドリルスリーブ２７０が、ねじ接続（即ち、ドリルスリーブ２７０の外部のねじ形成部２７５と、張り出し部２３５のねじ形成ボア２４０）を介して、張り出し部２３５に移動可能に接続されている。この構成は、ドリルスリーブ２７０を張り出し部２３５に移動可能に固定するため、簡単でコスト効果の高い方法を提供する。しかし、所望ならば、他の種類の構成も使用することができる。例えば、図３５及び図３６を参照すると、ドリルスリーブ２７０は、張り出し部２３５内のねじ形成されていないボア２４０Ａを通って摺動する、滑らか、リブ形成された、若しくは粗く形成された（例えば、節が形成された）外部２７５Ａを持つことができる。このとき、係止ピン２３５Ａが、ドリルスリーブ２７０との係合状態へと（ねじ形成ボア２３５Ｂを通して）選択的に前進可能であり、これにより、ドリルスリーブを張り出し部に選択的に係止することができる。ドリルスリーブ２７０を張り出し部２３５に選択的に係止させるための他のなおも可能な構成は、穴あけ及びドリルスリーブの分野の当業者には明らかであろう。

また、上述した実施例では、ドリルガイド２１０は、ポスト２５５及び締め付けナット２９０を介してホルダー２０５に解放可能に固定されたものとして示されている（例えば、図１４を参照せよ）。しかし、他の種類の接続部（例えば、迅速解放式のクランプ機構等）も、ドリルガイド２１０をホルダー２０５に解放可能に固定するため使用されてもよい。

移植靭帯支持ブロック１００及び移植靭帯３５が大腿骨トンネル２５内に配置される前に、横断トンネル７５を形成することも可能である。より詳しくは、一つの可能な構成では、リーマードリルガイド２００Ａ（図３７）を使用してもよい。リーマードリルガイド２００Ａは、後述されるものを除いて、上記した設置器具２００とほぼ同じである。より詳しくは、リーマードリルガイド２００Ａは、リーマー２００Ａと、ドリルガイド２１０と、を備える。リーマー２０５Ａは、それが、貫通して延在する横断孔２２０Ｂを有するその末端部で円柱要素２２０Ａ（図３７及び図３８）持つことを除いて、及び、それが、好ましくはホルダー２０５に設けられた縫合糸ポスト２２７を省略することを除いて、上記したホルダー２０５とほぼ同じである。リーマー２０５Ａは、（ｉ）その円柱要素２２０Ａが大腿骨トンネル２５の直径に略等しい直径を持ち、（ｉｉ） ドリルガイド２１０がリーマー２０５Ａに取り付けられるとき、ドリルスリーブ２７０内の内腔２８５がリーマー２０５Ａ内の横断孔２２０Ｂと整列されるように構成されている。

移植靭帯支持ブロック１００、ホルダー２０５及びリーマードリルガイド２００Ａは、ＡＣＬ再形成をもたらすため次の通りに使用されてもよい。

第１に、手術箇所は、例えば損傷を受けたＡＣＬ等をきれいにすることにより、移植靭帯のために準備される。次に、案内ワイヤ４００（図１７）が脛骨１０を通って膝関節の内部を横切って挿通される。好ましくは、案内ワイヤ４００は、大腿骨１５の底部と係合すると直ぐに停止される（図１８）。次に、挿管される脛骨ドリル５００（図１９）が、案内ワイヤ４００上に覆いかぶさり、頚骨１０を通して穴あけし、膝関節（図２０）の内部に至る。挿管された脛骨ドリル５００は、脛骨トンネル２０を残して、案内ワイヤに沿って下方に引き戻される（図２１）。

次に、案内ワイヤ４００が大腿骨１５の内部へと適切な距離だけ挿通される。次に、挿管される大腿骨ドリル６００（例えば、図２２に示された型式のスコーンドリル）が案内ワイヤ４００上に覆いかぶさり（図２２）、膝関節の内部に亘って、脛骨トンネル２０を通過させられ、大腿骨１５内にまで挿通され、大腿骨１５の内部で停止する。次に、挿管された大腿骨ドリル６００は、大腿骨トンネル２５を残して、案内ワイヤに沿って下方に引き戻され、最後に案内ワイヤが引き抜かれる（図３９）。

次に、リーマードリルガイド２００Ａが、その円柱要素２２０Ａが膝の内部に亘って、脛骨トンネル２０を通って進められ、大腿骨トンネル２５内まで至る。この点において、リーマードリルガイド２２０Ａが脛骨トンネル２０及び大腿骨トンネル２５を通って進められるとき、その円柱要素２２０Ａは、両方の骨トンネルの穴を広げ、間に介在している堆積物を一掃する。

一旦、リーマードリルガイド２００Ａが、当該位置に進められたならば、ドリルスリーブ２７０は、大腿骨１５との係合状態へと進められる。この作用は、大腿骨１５に対してリーマードリルガイド２００Ａを安定化させる。次に、横断トンネルドリル８００（図４０）は、大腿骨１５の側面部分を通して及び円柱要素２２０Ａ内の横断孔２２０Ｂを通して、大腿骨１５の治療部分に至るように横断トンネル７５を形成するため使用される。この点において、シリンダー要素２２０Ａ及びドリルスリーブ２７０の相対的配置がドリルガイド２１０のリーマー２０５Ａとの予め定められた係合によって調整されるという事実に起因して、横断トンネルドリル８００は円柱要素２２０Ａ内の横断孔２２０Ｂを通って正確且つ首尾一貫して向けられるということが認められよう。

一旦、横断トンネルドリル８００が、横断トンネル７５を形成するため使用されたならば、横断トンネルドリル８００は取り外される。次に、ドリルスリーブ２７０が解放され、リーマードリル案内２００Ａが手術箇所から引き抜かれる（図４１）。

次に、移植靭帯３５は、移植靭帯の一端部を移植孔１１０に螺合させることにより、移植靭帯支持ブロック１００に取り付けられ、移植靭帯支持ブロック１００は、例えば、指部２２０を凹部１４０に着座させることにより、シャフト２１５の末端部に取り付けられる。移植靭帯３５の２つの自由端部は、例えば、縫合糸７０を移植靭帯３５の２つの自由端部を通過させ、これらの縫合糸を（例えば巻き付けることにより）縫合糸ポスト２２７に固定することにより、きっちりと保持されるのが好ましい。この構成は、移植靭帯３５の２つの自由端部を制御させ、移植靭帯支持ブロック１００をホルダー２０５に保持させる。次に、ホルダー２０５は、移植靭帯支持ブロック１００及びこれにより移植靭帯３５を押し、それらを脛骨トンネル２０を通して膝関節の内部を横切り大腿骨トンネル２５内へと進めるため使用される。移植靭帯支持ブロックが大腿骨トンネル２５内を進むとき、又は、それが大腿骨トンネル２５内に適切な距離だけ進められた後、該ブロックは、ハンドル２２５を適宜回転させることにより、必要時に回転され、横断固定ピン孔１１５を横断トンネル７５に整列させるようにしている。そのような整列は、ハンドル２２５上で整列マーカー（例えば、図４３に示されている整列マーカー２２５Ａ等）を提供することにより、容易にすることができる。

次に、ドライバー３２５に取り付けられている、横断固定ピン３００は、移植靭帯支持ブロック１００内の横断固定ピン孔１１５を横切って、横断トンネル７５内へと進められ、これにより、移植靭帯支持ブロック１００（及びこれにより移植靭帯３５）を大腿骨トンネル２５内で固定する。最後に、ドライバー３２５が取り外される。次に、移植靭帯３５の２つの自由端部がハンドルの縫合糸ポスト２２７から抜き取られ、ホルダー２０５が取り外される。この点において、移植靭帯支持ブロック１００は、横断トンネル７５内の横断固定ピン３００及び横断固定ピン孔１１５の存在に起因して、ホルダー２０５が抜き取られるとき大腿骨トンネル２５内の当該位置に保持されるということが認められよう。最後に、移植靭帯３５の２つの自由端部が脛骨１０に固定され、これにより、ＡＣＬ再形成処置を完了する。

前述した議論において、本発明は、ＡＣＬ再形成処置の文脈において議論された。しかし、本発明は、他の型式の靭帯再形成及び他の型式の解剖学的再形成と関連して使用されてもよいことが認められるべきである。

図１は、前方側から見たときの膝関節の概略図である。 図２は、後方側から見たときの膝関節の概略図である。 図３は、包括的なＡＣＬ再形成処置の概略図である。 図４は、干渉ねじを使用して実行されるＡＣＬ再形成処置の概略図である。 図５は、縫合糸吊り上げ構成を使用して実行されるＡＣＬ再形成処置の概略図である。 図６は、交差ピンを使用して実行されるＡＣＬ再形成処置の概略図である。 図７は、ねじ及びワッシャーを使用して実行されるＡＣＬ再形成処置の概略図である。 図８は、本発明に従って形成された、移植靭帯支持ブロックの概略図である。 図９は、図８の移植靭帯支持ブロック及び該ブロックを配置するための設置器具を示す、部分分解図である。 図１０は、図９に示された設置器具の末端部に取り付けられた図８の移植靭帯支持ブロックを示す図である。 図１１は、図９に示された設置器具の末端部に取り付けられた図８の移植靭帯支持ブロックを示す図である。 図１２は、図９に示された設置器具の末端部に取り付けられた図８の移植靭帯支持ブロックを示す図である。 図１３は、図９に示された設置器具の基端部の詳細を示す、部分斜視図である。 図１４は、図９に示された設置器具の構成の更なる詳細を示す、部分断面の側面図である。 図１５は、設置器具のドリルスリーブの側断面図である。 図１６は、図８の移植靭帯支持ブロック及び図９の設置器具と連係して使用することができる、横断固定ピンの斜視図である。 図１７は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図１８は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図１９は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２０は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２１は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２２は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２３は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２４は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２５は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２６は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２７は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２８は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図２９は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図３０は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図３１は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図３２は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図３３は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図３４は、本発明により形成された移植靭帯支持ブロックの別の形態を示す概略図である。 図３５は、設置ツールの一部分のための代替構成を示す拡大側面図である。 図３６は、図３５のライン３６−３６に沿って取られた断面図である。 図３７は、本発明により形成されたリーマードリルガイドのリーマー構成要素を示す概略図である。 図３８は、図３７に示されたリーマードリルガイドのリーマー構成要素を示す概略図である。 図３９は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図４０は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図４１は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図４２は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図４３は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。 図４４は、本発明に従って実行されるＡＣＬ再形成処置を示す概略図である。

Claims (20)

1. 靭帯を再形成する際に使用するための装置であって、
   前記装置は、骨トンネル内で移植靭帯を支持するための移植靭帯支持ブロックを備え、該移植靭帯支持ブロックは、
   末端部と、基端部と、該末端部及び該基端部の間で延在する長さ方向軸と、を有するボディと、
   前記長さ方向軸を横断するように前記ボディを通って延在し且つ移植靭帯を内部で受け入れるように構成された移植孔と、
   前記長さ方向軸を横断するように前記ボディを通って延在し且つ横断固定ピンを内部で受け入れるように構成された横断固定ピン孔と、
   を備え、
   前記ボディの前記基端部は、前記移植孔を通してループ形成され、該孔から基端方向に延在する移植靭帯のため、より大きい空間を提供するように、削り取られている、装置。
2. 前記移植孔は、前記横断固定ピン孔よりも前記ボディの前記基端部により近いところに位置する、請求項１に記載の装置。
3. 前記移植孔の開口部の少なくとも一部分は、該移植孔を通して解放される移植靭帯のため、より外傷性の少ないベアリング表面を提供するように、テーパー形成されている、請求項１に記載の装置。
4. 前記横断固定ピン孔の開口部は、該横断固定ピン孔への横断固定ピンの導入を容易にするように、テーパー形成されている、請求項１に記載の装置。
5. 前記移植孔と前記横断固定ピン孔との間の前記ボディの少なくとも一部分は、略円柱断面を有する、請求項１に記載の装置。
6. 前記ボディの前記末端部は、前記移植靭帯支持ブロックの骨トンネルを通した前進を容易にするように、テーパー形成されている、請求項１に記載の装置。
7. 前記ボディの前記基端部は、少なくとも１つの平坦表面を形成するように、削り取られている、請求項１に記載の装置。
8. 前記ボディの前記基端部は、前記移植孔と前記ボディの前記基端部との間に延在する少なくとも１つの表面溝を形成するように、削り取られている、請求項１に記載の装置。
9. 前記ボディは、ポリマー、生体吸収可能又は生体再形成可能な材料、同種移植骨、金属、セラミック、サンゴ、繊維複合物、及び、前述したもののうち少なくとも１つを含む複合物から選択された材料から形成されている、請求項１に記載の装置。
10. 前記ボディは、設置器具により係合するための少なくとも１つの要素を更に備える、請求項１に記載の装置。
11. 前記少なくとも１つの要素は、前記ボディの前記基端部内に形成され、且つ、前記設置器具上に形成された指部により係合されるように構成された開口部を備える、請求項１１に記載の装置。
12. 前記少なくとも１つの要素は、前記ボディの前記基端部から基端方向に延在し、且つ、前記設置器具上に形成された開口部に係合するように構成された指部を備える、請求項１１に記載の装置。
13. 前記ボディは、前記長さ方向軸に横断する方向に前記ボディを貫通し、且つ、牽引縫合糸を内部に受け入れるように構成された、縫合糸孔を更に備える、請求項１に記載の装置。
14. 前記縫合糸孔は、前記横断固定ピン孔より前記ボディの前記末端部により近いところに位置する、請求項１３に記載の装置。
15. ホルダーを有する設置器具を更に備え、
    前記ホルダーは、
    末端部と、基端部と、該末端部及び該基端部の間で延在する長さ方向軸と、を有するシャフトであって、該シャフトの前記基端部は、前記開口部内で係合するため少なくとも１つの指部を備える、前記シャフトと、
    前記シャフトの前記基端部に取り付けられたハンドルと、
    を備える、請求項１に記載の装置。
16. 前記シャフトの前記基端部に形成された少なくとも１つの縫合糸ポストを更に備える、請求項１５に記載の装置。
17. 前記設置器具は、前記ホルダーに解放可能に固定されるように構成されたドリルガイドを更に備える、請求項１５に記載の装置。
18. 前記ドリルガイドは、
    末端部及び基端部を備える張り出し部であって、該張り出し部の該基端部は、前記ホルダーに解放可能に固定されるように構成された、前記張り出し部と、
    前記張り出し部の前記末端部に移動可能に取り付けられ、且つ、内部を通して延在する穿孔内腔を備える、ドリルスリーブと、
    を備える、請求項１７に記載の装置。
19. 前記設置器具は、前記移植靭帯支持ブロックが前記シャフトの前記末端部に取り付けられたとき、前記ドリルガイド内の前記穿孔内腔が前記ボディ内の前記横断固定ピン孔と整列されるように、構成されている、請求項１８に記載の装置。
20. 前記ホルダーの前記基端部は、前記シャフトの前記末端部の軸方向位置を視覚的に示すための位置マーカーを備える、請求項１５に記載の装置

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