JP4315269B2 - 液体供給装置及びその改良 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液状粒子の微細スプレーを供給するための装置、特に、エアブラシとして知られた液体供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のエアブラシは、供給源からの高圧ガスを受け入れるために接続された液体貯蔵部から構成される。高圧ガスは、液体貯蔵部全体に及び、ノズルによって方向付けされた液状粒子のスプレーを適当な表面上に生成する。供給源からの加圧されたガスは、導管を経由してエアブラシに供給され、そして、その流量は、手動操作されるバルブ又は自動制御されるバルブによって制御される。典型的な場合には、加圧ガス供給源は、高圧ガスを含み、重金属シリンダ内に収容される。日本特許公開第６１０４２３５０号及びイギリス特許公開第２１７７６２０号は、液体貯蔵部がフェルトペン型に構成されたエアブラシを開示している。
【０００３】
本願出願人の出願に係るイギリス特許第２２４５１９６号及び国際特許出願第ＰＣＴ／ＧＢ９３／０２３３２号は、液状粒子の微細スプレーを供給するためのエアブラシ装置を開示している。これらのエアブラシは、手動操作型又は足踏み操作型のポンプを有しており、このポンプは、ノズルから出た空気が、吸収ニブがノズル出口に接近した状態で、ホルダ内に着脱可能に支持されたフェルトペンのニブに向かいそしてこれを超えるように配置されたノズルに、加圧された空気を直接的に供給して、ニブからの液体を、微細粒子状スプレーとして空気中に供給する。
【０００４】
公開されたイギリス特許出願第２２５７０５８号には、フェルトペンと共に使用され、マウスピースを有する円筒状ハウジングを備えたエアブラシが開示されている。この出願に開示されたペンは、特別な目的のためのものであり、ペン貯蔵部内の圧力を均一にして、空間の存在を回避するための孔を有するエンドキャップを備えている。
【０００５】
国際特許出願第ＰＣＴ／ＧＢ９４／００５９５号には、エアブラシ供給機の改良された筒状構造が開示されている。この供給機は、中空の筒状ハウジングと、このハウジング内に、その内壁から間隔をあけて保持されたフェルトペンとから構成される。筒状ハウジングは、その一端に設けられたノズルと、その他端に設けられたマウスピースとを備え、このマウスピースを通って空気が筒状ハウジング内を通過し、ペンを超えてノズルの出口オリフィスに流れることができる。ペンの吸収ニブがノズルの出口オリフィスの境界内に少なくとも部分的に位置した状態で、ペンをハウジング内に配置するために、ハウジング内に当接部材が設けられている。
【０００６】
国際特許出願第ＰＣＴ／ＥＰ９６／０１２２５号は、簡単で、且つ、比較的低廉な供給機を提供することを提示している。この供給機は、本願出願人の出願に係る国際特許出願第ＰＣＴ／ＧＢ９４／００５９５に関する限りでは、ポンプの必要性を除去するものであり、吹き込み作用によって、着色された粒子の所望の微細スプレーが、着色剤、インク、塗料等を含有するペンにおける吸収ニブ等の液体貯蔵部から移動する。上述した発明に係るエアブラシ供給機は、ペン又はカートリッジを筒状ケーシング内に位置決めするための簡単且つ非常に安全な手段をもたらし、ペン又は他の液体源のニブの周りにおける空気の流れを最適化する形状を有する出口ノズルを備えており、これにより、小さな子供でさえも、供給機を操作して、通常では、非常に高価で、且つ、複雑な器具を用いて得られる着色効果を実現できるという点において、上述した発明に係るエアブラシ供給機は、本願出願人の先の設計を上回るものである。
【０００７】
国際特許出願第ＰＣＴ／ＥＰ９６／０１２２５号による供給装置を、添付図面のうちの図１を参照して説明する。図１に示すように、上記装置は、２つの分離可能部分１Ａ、１Ｂに形成された筒状ケーシング１を具備しており、その中にフェルトペン２が収容されている。ケーシング部分１Ａは、マウスピース３を有しており、このマウスピースは、ケーシング部分１Ａの一端に配置された筒状キャップ５の周りに設けられた筒状通路４を有している。キャップは、３つのフィン６によって、ケーシング部分１Ａの対向する内側壁面から離されている。マウスピース３から離れたケーシング部１Ａの端部において、ケーシング部１Ａは広げられて、ソケット７を形成しており、このソケット内に、ケーシング部１Ｂの一端８が比較的気密性をもって嵌合可能である。ケーシング部１Ｂの他端において、ケーシング部１Ｂはノズル９を備えており、このノズルは、収束拡張チャンバ１１内に開口するオリフィス１０を有している。３つのフィン１２は、ケーシング部１Ｂの内面から内側に突出している。
【０００８】
フェルトペン２の本体は、吸収ニブ１４を有している。吸収ニブは、供給されるべき所望の液体源を形成しており、そして、このペンは、そのニブ１４が図２に示すように、マウスピース３のキャップ５内に収められる状態か、又は、そのニブが、図３に示すように、ノズル９のオリフィス１０内又はこれに近接して位置する状態の何れかで、ケーシング１内に位置することが可能である。前者の位置に置かれているときには、ニブ１４は、キャップ５内で意図的に効果的にシールされて、乾燥に起因する流体ロスを防止する。後者の位置に置かれているときには、ペンは、ペン本体の肩部１５がフィン１２の突出ストップ１６に対して当接した状態で、フィン１２により、ケーシング１内の中央に支持される。この位置において、ペンのニブ１４は、ノズル９のオリフィス１０内に伸び、又は、これに近接している。
【０００９】
使用時において、マウスピース３、及び、ペン本体２の両側の表面とケーシング１の内側表面との間に形成された環状通路を通って、空気が使用者によって吹き込まれる。フィン１２は、ペンがケーシング内における中央に位置することを確保する。吹き込まれた空気が出口ノズル９に接近すると、これはニブ１４の周りを通過し、そして次いで、オリフィス１０及び拡張チャンバ１１を通ってケーシングから出る。空気が流入し、そして、拡張チャンバを通過するとき、空気は加速し、これにより、ペン２のニブ１４から液状粒子が効果的に移動することを確保するための渦巻き運動が生ずる。ノズル９のオリフィス１０に対してニブを正しく位置決めすることにより、子供でさえも、この装置を使用すれば、高品質なエアブラシ効果を生ずることが確保される。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構造によれば、この装置を使用しない場合には、ペン又はカートリッジをその外側ケーシングから取り外し、その前後を逆にし、そして、ペン又はカートリッジがキャップ５によって覆われた状態で、ケーシング内に再度挿入されるように再配列可能に意図されている。このようにする目的は、ニブをキャップ内において効果的にシールして、その乾燥を防止することにある。しかしながら、このような目的が満たされない場合が多いことが認められている。例えば、輸送中に、ペンがケーシングに対して移動し、これにより、ニブが少なくとも部分的に空気に露出するということが発覚している。又、使用後、ペンがケーシング内において極端に低い位置に置かれると、キャップ内においてニブを完全にシールすることができないという場合もある。更に、装置が僅かでも移動したり、振動したりすると、ペン又はカートリッジがケーシング１Ｂの後方に落下し、従って、ニブがキャップから引き出され、上述と同様の不利な結果がもたらされる。
【００１１】
本発明の目的は、装置が使用状態に置かれていないときに、ペン又はカートリッジのニブが常に完全に覆われて、乾燥又は他のダメージの発生を防止する位置に、上記ニブが固定されるように、再配置可能な設計を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明の一実施形態によれば、両端の何れか一方に、マウスピース及び細長いキャップを備え、両端の何れか他方に、オリフィスを有するノズルを備えており、前記オリフィスが、前記オリフィスから広がる側部によって包囲された拡張チャンバと連通している筒状ケーシングと、細長い本体及び吸収ニブを有する液体源を、前記細長い本体の側面が前記ケーシングの内側壁面から離れて、その間に空気流路を形成するように、前記ケーシング内に位置決めするための手段と、前記細長い本体の表面が当接可能であって、前記液体源の前記ニブを、前記ノズルオリフィス内又はその近傍に位置させるように、前記ケーシング内に設けられた第１ストップ手段と、前記細長い本体の後端が当接可能であって、前記液体源の前記ニブを、前記細長いキャップの一端内に相対的に気密性をもって位置させるように、前記ケーシング内に設けられた第２ストップ手段とからなり、前記液体源のニブが、前記ケーシングノズル内又はその近傍に配置した状態、又は、装置が使用状態に置かれていないとき、そのニブが前記細長いキャップ内で効果的にシールされた状態に、前記液体源の位置が選択的に切り替えられるように、前記細長いキャップの前記他端が閉じられることを特徴とする液体供給装置が提供される。
【００１３】
本発明の一実施形態においては、第１及び第２ストップ手段は同一であってもよい。
【００１４】
位置決め手段は、ケーシングの内面から内側に伸びる複数のフィンからなっていてもよい。ストップ手段の１つ又は各々は、フィンに形成された段部からなっていてもよい。
【００１５】
ケーシングは２つの分離可能な筒状部に形成されており、一方の筒状部は、一端がソケット状として形成されており、前記ソケット内に他の筒状部の一端が至って、これと相対的に気密性を保持した嵌合をもたらすものでもよい。液体源のニブが、使用時にケーシングノズル内、又は、その近傍に位置した状態で、液体源が配置されるものでもよい。液体源がケーシングのオリフィス内、又は、その近傍に至ることを許容するように、第１ストップ手段がケーシング内に配置されていてもよい。
【００１６】
ペン使用しない場合には、液体源をケーシングから取り外し、その前後を逆にし、そして、液体源の後端が、ケーシング内において、第２ストップ手段に当接するまで、液体源をケーシング内に再度挿入するように構成してもよい。従って、液体源のニブが細長いキャップ内に効果的にシールされた状態で、液体源は安定して配置される。
【００１７】
液体源は、吸収性物質からなるニブを有するように形成されたペンからなっていてもよい。このような液体源を、以下、フェルトペンという。
【００１８】
液体源のニブがケーシングノズル内、又は、これに近接した状態で、液体源を配置すれば、マウスピースからの吹き込みによって、空気が拡張チャンバ内に流れ、そして、これを通過して、液状粒子をペンの吸収性ニブの表面から移動させ、そして、空気中においてこれらの粒子を分散させることになる。
【００１９】
ケーシングの内部には、ぞの長さの少なくとも主要部に亘って、３つ以上の実質的に平坦な側部を有するように形成されており、隣接する側部間の頂点は、ペン又はカートリッジがケーシング内に配置されるときに、空気流のための通路を形成するように構成してもよい。他の構造においては、ケーシングの内部は、横断面において楕円形状を有している。
【００２０】
他の構造においては、位置決め手段は、液体源が位置する内筒からなっており、空気流のための通路が、内筒の外周面と、内筒から間隔をあけて且つこれと実質的に同軸的に配置された外筒の内側面との間に形成されている。
【００２１】
ケーシングは、好ましくは、プラスチック材料から形成される。しかしながら、他の材料を使用してもよい。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面を参照しながら単なる一例として説明する。
【００２３】
図１乃至図３は、国際特許出願第ＰＣＴ／ＥＰ９６／０１２２５号による、以上に詳述した液体供給装置の実施形態を示している。
【００２４】
本発明の装置は、図１乃至図３に示した同一の基本的構成要素と、図４乃至図６に示した、変更に関する追加的な構成要素とを有している。
【００２５】
本発明のケーシング部１Ｂは、図４に示されている。ケーシング部におけるノズル９の反対側の端部において、このケーシング部は、他のケーシング部１Ａの一端７内に、相対的に気密性を保持した状態で嵌合可能である。その他端において、ケーシング部１Ｂはノズル９を有しており、このノズルは、収束拡張チャンバ１１内に開口するオリフィス１０を有している。３つのフィン１２が、ケーシング部１Ｂの内側表面から内側に突出している。これらのフィンは、２つの位置において、張り出しストッパを有している。１組の張り出しストッパ１６はｍ、ケーシングのオリフィス１０に近接して位置している。他の１組の張り出しストッパ１８は、ケーシング端部８に向かって下流側に位置している。
【００２６】
ペンのニブ１４が、図５に示すように、マウスピース３のキャップ５内に位置した状態、又は、そのニブが、図６に示すように、ノズル９のオリフィス１０内、又は、これに近接して位置した状態の何れかの状態で、ペンは、ケーシング１内に配置可能である。前者の位置の場合には、フェルトペン２の本体の後端１７は、フィン１２の張り出しストッパ１８に当接し、もって、ニブ１４は、ケーシング１Ａ内に十分に突出して、キャップ５内において効果的にシールされ、乾燥に起因する流体ロスを防止する。ストッパ１８は、ケーシングに対するペンの如何なる運動をも回避し、これにより、ペンのニブは、キャップによって常に効果的にシールされる。後者の位置の場合には、ペン本体の肩部１５がフィン１２の張り出しストッパ１６に当接し、そして、任意的に、ペン本体の肩部１９がフィン１２の張り出しストッパ１８に当接した状態で、ペンは、フィン１２によって、ケーシング１内の中心の位置に支持される。この位置において、ペンのニブ１４は、ノズル９のオリフィス１０内に至り、又は、これに近接している。
【００２７】
図示していない他の実施形態においては、ケーシングは、ケーシングの３つの面が、ペンを所定の位置に保持するための位置決め面として作用するように、その長さの主要部に亘って、断面においてほぼ三角形状を有している。従って、フィン１２を設ける必要性から回避される。この実施形態においては、張り出しストッパは、ケーシングの内表面上における段部を形成している。ケーシングの内面の頂点とペン本体との間の空間は、空気流がマウスピースからノズルに流れるのに必要な通路を形成する。他の点においては、ケーシングは、図４乃至図６に示したケーシングの構成と同一の構成を有する。
【００２８】
３つ以上の平坦面を有する他のケーシング形状を採用することも可能である。従って、ケーシングは断面において正方形であっても、又は、ダイヤモンド形状であってもよい。ケーシングは、断面において楕円形状を有していてもよい。
【００２９】
ケーシング、ノズル及びマウスピースをプラスチックから製造してもよいが、他の適切な材料を使用してもよい。
【００３０】
図示しない更に他の実施形態においては、ケーシングは、複数個の張り出しストッパを有する内筒を備えており、内筒の長さの少なくとも一部において、相対的に気密性を保持した状態で、この内筒内にペン２が位置する。このような配置によれば、内筒は、ケーシングの内面内で、これから間隔をあけて配置されており、マウスピースをケーシングノズルに連通する空気流通路を形成する。内筒は、ケーシングと実質的に同軸であることが好ましい。
【００３１】
上述した様々な実施形態のすべてにおいて、それぞれの供給装置のマウスピースを通して空気を吹き込むことにより、着色されたインク粒子の微細に空気中に分散したスプレーが容易に実現される。本発明による供給装置の改良された特徴によれば、非使用時に装置を再配列し、そして、外部からの運動又は振動に拘わらず、安定した再配列状態が保持され、従って、ペンのニブが、常に確実に覆われて、乾燥や他のダメージの発生を防止する。上述した装置は、本発明による装置を単に例示したに過ぎず、添付した請求項に述べた発明の範囲から逸脱することなく、容易に変更されることは明らかに理解される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 国際特許出願第ＰＣＴ／ＥＰ９６／０１２２５号による供給装置の断面における部分分解図
【図２】 図１に示した装置を非使用モードに組み立てた状態を示す側面断面図
【図３】 図１に示した装置を使用モードに組み立てた状態を示す側面断面図
【図４】 本発明によるペン又はカートリッジの細長い本体を示す側面断面図
【図５】 本発明の一実施形態による装置を非使用モードに組み立てた状態を示す側面断面図
【図６】 本発明の一実施形態による装置を使用モードに組み立てた状態を示す側面断面図

Claims (11)

1. 両端の何れか一方に、マウスピース及び細長いキャップを備え、両端の何れか他方に、オリフィスを有するノズルを備えており、前記オリフィスが、前記オリフィスから広がる側部によって包囲された拡張チャンバと連通している筒状ケーシングと、
   細長い本体及び吸収ニブを有する液体源を、前記細長い本体の側面が前記ケーシングの内側壁面から離れて、その間に空気流路を形成するように、前記ケーシング内に位置決めするための手段と、
   前記細長い本体の表面が当接可能であって、前記液体源の前記ニブを、前記ノズルオリフィス内又はその近傍に位置させるように、前記ケーシング内に設けられた第１ストップ手段と、
   前記細長い本体の後端が当接可能であって、前記液体源の前記ニブを、前記細長いキャップの一端内に相対的に気密性をもって位置させるように、前記ケーシング内に設けられた第２ストップ手段とからなり、
   前記液体源のニブが、前記ケーシングノズル内又はその近傍に配置した状態、又は、装置が使用状態に置かれていないとき、そのニブが前記細長いキャップ内で効果的にシールされた状態に、前記液体源の位置が選択的に切り替えられるように、前記細長いキャップの前記他端が閉じられることを特徴とする液体供給装置。
2. 前記第１及び第２ストップ手段が同一であることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 前記位置決め手段は、前記ケーシングの内面から内側に伸びる複数のフィンからなっていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の装置。
4. 前記ストップ手段の１つ又は各々は、前記フィンに形成された段部からなっていることを特徴とする請求項３に記載の装置。
5. 前記ケーシングは２つの分離可能な筒状部に形成されており、一方の筒状部は、一端がソケット状として形成されており、前記ソケット内に他の筒状部の一端が至って、これと相対的に気密性を保持した嵌合をもたらすことを特徴とする請求項１乃至請求項４の何れか１つに記載の装置。
6. 前記液体源のニブが、使用時に前記ケーシングノズル内、又は、その近傍に位置した状態で、前記液体源が配置されることを特徴とする請求項１乃至請求項５の何れか１つに記載の装置。
7. 前記液体源が前記ケーシングの前記オリフィス内、又は、その近傍に至ることを許容するように、前記第１ストップ手段が前記ケーシング内に配置されていることを特徴とする請求項１乃至請求項６の何れか１つに記載の装置。
8. 前記液体源が、吸収性物質からなるニブを有するように形成されたペンからなっていることを特徴とする請求項１乃至請求項７の何れか１つに記載の装置。
9. 前記ケーシングの内部には、ぞの長さの少なくとも主要部に亘って、３つ以上の実質的に平坦な側部を有するように形成されており、隣接する側部間の頂点は、ペン又はカートリッジがケーシング内に配置されるときに、空気流のための通路を形成することを特徴とする請求項１乃至請求項８の何れか１つに記載の装置。
10. 前記ケーシングの内部は、横断面において楕円形状を有していることを特徴とする請求項１乃至請求項８の何れか１つに記載の装置。
11. 前記位置決め手段は、前記液体源が位置する内筒からなっており、空気流のための前記通路が、前記内筒の外周面と、前記内筒から間隔をあけて且つこれと実質的に同軸的に配置された外筒の内側面との間に形成されていることを特徴とする請求項１乃至請求項８の何れか１つに記載の装置。

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