JP4314894B2 - 楽曲データ処理装置及び楽曲データ販売システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、楽曲データ処理装置及び楽曲データ販売システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、音楽の入手方法としては、CDのように楽曲データの記録された記録媒体を購入する方法とラジオ放送のように電波を介して送信された楽曲データを受信する方法が存在する。また、近年、音楽配信と呼ばれるインターネットのような伝送媒体を介して楽曲データを伝送する方法が存在する。音楽配信で楽曲データを伝送する場合、一般には、楽曲データに伝送媒体や記録媒体容量を考慮したうえで楽曲データには圧縮処理が施されている。
【0003】
最近では、大容量のHDD(ハードディスクドライブ)を内蔵し、圧縮された楽曲データをHDDに一括で記録する楽曲データ処理装置が存在する。また、この楽曲データ処理装置は、従来のように、記録媒体に記録された楽曲データやラジオ放送から受信した楽曲データも同一フォーマットで圧縮しHDDに記録することが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このように、ユーザが所有している楽曲を大容量のHDDに記録すると、楽曲の一括管理が可能となり、所有楽曲情報の把握や所望の楽曲の検索などを効率的に行うことができる。また、このような楽曲データ処理装置では、楽曲の作曲者や再生回数、再生した日時といった様々なパラメータでの分析や管理が可能となり、このパラメータに応じたネットワークサービス等も可能となる。
【0005】
従来、楽曲データをネットワークから受信し、大容量のHDDに記録する楽曲データ処理装置としては、パーソナルコンピュータが一般的であったが、最近では、家庭用ゲーム機や専用機器でも実現されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−202785
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の楽曲管理装置は大容量のHDDを搭載しているにも関わらず、実際の楽曲購入に関してはシステム購入後にシステム購入者自身がCDのような記録媒体を購入してHDDへの記録を行ったり、音楽配信システムから音楽データを受信し記録したりする必要が生じ、時間面と金銭面でユーザの負担となる。
【0008】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、楽曲データを取得するためのユーザの負荷を軽減する楽曲データ処理装置及びこの楽曲データ処理装置に楽曲データを販売する楽曲データ販売システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明にかかる楽曲データ処理装置は、暗号化された楽曲データが予め記録された記録手段と、上記暗号化された楽曲データの復号化情報を受信する復号化情報受信手段と、上記復号化情報に基づいて上記暗号化された楽曲データを復号化する復号化手段と、上記記録手段に記録された楽曲データを再生する再生手段と、上記楽曲データが必要か否かの指示をするための操作手段と、上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に上記記録手段に記録されている楽曲データが不要か否かを判断し、不要と判断した楽曲データが記録されている記録領域を解放する記録領域解放手段と、上記操作手段により上記楽曲データが必要か否かの第1の指示がされていない楽曲データであって、上記記録領域解放手段が不要と判断した楽曲データを表示する表示手段とを備え、上記記録領域解放手段は、上記表示手段に表示された楽曲データが不要である旨の第2の指示が上記操作手段でされた場合には、上記第1の指示がされていない楽曲データであって、上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に不要と判断し、かつ、上記第2の指示がされた楽曲データが記録された記録領域を解放する。
【0010】
また、本発明にかかる楽曲データ販売システムは、暗号化された楽曲データが予め記録された記録手段と、上記暗号化された楽曲データを復号化する復号化手段と、上記楽曲データが必要か否かの指示をするための操作手段と、上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記記録手段に記録された楽曲データを再生する再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に上記記録手段に記録されている楽曲データが不要か否かを判断し、不要と判断した楽曲データが記録されている記録領域を解放する記録領域解放手段と、上記操作手段により上記楽曲データが必要か否かの第1の指示がされていない楽曲データであって、上記記録領域解放手段が不要と判断した楽曲データを表示する表示手段とを備える楽曲データ処理装置と、上記楽曲データを復号化するための復号化情報を上記楽曲データ処理装置に提供する復号化情報提供手段と、上記復号化情報に対する代金を上記楽曲データ処理装置に課金する課金手段とを備える楽曲データ販売装置とを備え、上記記録領域解放手段は、上記表示手段に表示された楽曲データが不要である旨の第2の指示が上記操作手段でされた場合には、上記第1の指示がされていない楽曲データであって、上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に不要と判断し、かつ、上記第2の指示がされた楽曲データが記録された記録領域を解放する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し本発明を適用した楽曲データ管理装置1について説明する。楽曲データ管理装置1は、図1の点線枠内に示されている。楽曲データ管理装置1は、楽曲データを取り込む記録媒体読み込み部11や外部処理部21、楽曲データを再生する再生処理部17、楽曲データを記録媒体30に記録する記録部23、著作権保護を行う著作権管理用暗号化部13、暗号化された楽曲データを復号する著作権管理用復号化部19、記録媒体認証部24などを備える。また、楽曲データ管理装置1は、楽曲データを記録する大容量のHDD14(ハードディスクドライブ)と、ユーザインターフェースとしての表示部16及び操作部20と、楽曲データ管理装置1の各ブロックを制御するメインコントローラ15とを備える。
【0012】
この楽曲データ管理装置1は、楽曲データをHDD14に一旦記録し、記録した楽曲データの記録及び再生を行う。楽曲データ管理装置1では、外部から楽曲データを取り込むだけでなく、HDD14に予め楽曲データが記録されている。そのため、ユーザは外部の楽曲データを取得しなくても、既にHDD14に記録された音楽を聴くことができる。
【0013】
以下、楽曲データ管理装置1による楽曲取得処理について順を追って説明する。まず、記録媒体30から取り込んだ楽曲データをHDD14に記録する処理について説明する。記録媒体30を介して音楽データを読み込む場合、楽曲データは、エンコーダ12及び著作権管理用暗号化部13を経由してHDD14に入力される。エンコーダ12は、記録媒体読み込み部11によって読み込まれたPCMデータファイル又はPCMデータストリームに対して音声信号圧縮処理を施す。音声信号圧縮処理は、楽曲データのデータ容量を小さくし、後述する記録処理を効率化する。音声信号圧縮処理が施された楽曲データは、暗号化部で暗号化される。この著作権管理用暗号化部13による暗号化は、HDD14に記録する楽曲データの著作権を保護するためのものである。楽曲データ管理装置1は、この暗号を復号する著作権管理用復号化部19を有し、楽曲データの著作権を侵害しない条件が満たされると暗号化された楽曲データの復号化を行う。
【0014】
また、記録媒体読み込み部11は、楽曲データのほかに、楽曲ごとの識別コードである、いわゆるISRC(International Standard Recording Code)情報やISRC情報以外のテキスト情報等を読み出す。メインコントローラ15は、これらの情報を全て付加情報と定義し、楽曲データとを関連付けた状態でHDD14に蓄積する。付加情報は、暗号化されず、読み取り可能な状態でHDD14に蓄積される。付加情報は、楽曲データの管理情報となる。なお、記録媒体読み取り部11は、楽曲データ管理装置1内部に構成せず、外部インターフェースを介して接続させることも可能である。また、いわゆる電子透かしの技術を用いて楽曲情報の製造元を明確化する方法をとることも可能である。
【0015】
次に、音楽配信業者によって配信される楽曲情報をHDD14に記録させる処理について説明する。音楽配信業者は、外部サーバ40を介して音楽の配信を行う。外部サーバ40は、音楽配信業者の管理下にある。外部処理部21は、外部サーバ40との間で楽曲データの購入処理を行う。図2を参照して購入処理の一例を説明する。まず、外部処理部21は、外部サーバ40に対して、楽曲データのダウンロード要求を出力する(ステップS1)。ダウンロード要求を受けた外部サーバ40は、要求された楽曲を楽曲データ管理装置1に送信する(ステップS2)。この楽曲データは、外部サーバ40側で販売用暗号化がなされており、このままでは再生することができない。外部処理部21は、楽曲の購入要求を外部サーバ40に出力する(ステップS3)。外部サーバ40は、認証情報の要求を楽曲データ管理装置1に送信し(ステップS4)、外部処理部21は認証情報を外部サーバ40に出力する(ステップS5)。
【0016】
外部サーバ40は、認証情報を受け取ると、認証処理や課金処理等を行う(ステップS6)。認証処理の一つの方法として、例えば、ユーザのパスワードとユーザの識別コードとを認証情報とする方法がある。この場合、外部サーバ40を管理する音楽配信業者は、ユーザと契約した段階で、ユーザの識別コードを発行し、この識別コードと組み合わせて使用されるパスワードを認証情報データベースに格納する。外部サーバ40は、ステップS5においてユーザから出力された識別コードとパスワードとの組み合わせが認証情報データベースに存在するか否かによって認証を行う。この識別コードやパスワード等の認証情報は、直接的に配信業者とユーザ間とで結ばれたものでなくとも、例えば金融機関との間で契約された情報を利用する方法も考えられるが、本実施の形態では、説明の都合上、配信業者とユーザとは直接契約を結び、外部サーバ40に各ユーザを識別するための識別コードと、それに伴う付加情報がデータベース化されているものとする。外部サーバ40は、認証が完了すると電子決済を行う。そして、外部サーバ40は、認証や課金に伴う全ての処理が正常に終了すると、既に外部処理部21に送信した楽曲情報を復号するための復号キーを外部処理部21に送信する(ステップS7)。購入データ復号化部22は、外部サーバ40から受信した復号キーを用いて購入した楽曲データを復号化し、著作権管理用暗号化部13へ出力する。著作権管理用暗号化部13は、楽曲データを暗号化し、HDD14に出力する。なお、この著作権管理用暗号化部13によって施される暗号化は、著作権保護を行うための暗号化であり、ネットワークを介して購入した楽曲データにかけられた販売用暗号化とは異なる。
【0017】
また、ここでは外部サーバ40から配信される楽曲データが楽曲データ管理装置1と同様の方式で圧縮符号化がなされている前提で説明をしているが、楽曲データ管理装置1と異なる方式で圧縮符号化がなされている場合は、外部処理部21で楽曲データの解凍を行った後、エンコーダ12に出力する。エンコーダ12は楽曲データ管理装置1で採用している音声信号圧縮方式を用いて楽曲データを圧縮し、圧縮した楽曲データを著作権管理用暗号化部13に出力する。
【0018】
さらに、外部処理部21は、ISRC情報やテキストなどの付加情報を受信すると、楽曲データと対応付けてHDD14に記録させる。付加情報は、上記と同様、暗号化されず、読み取り可能な状態でHDD14に蓄積される。付加情報は、楽曲データの管理情報となる。
【0019】
このように、楽曲データ管理装置1では、外部の記録媒体30やネットワークから取り込んだ楽曲データを暗号化してHDD14に蓄積する。楽曲データ管理装置1は、HDD14に蓄積された楽曲データを再生する再生処理を行う。操作部20に再生指示が入力されると、メインコントローラ15は再生指示のあった楽曲データを指定し、まずその楽曲データの復号化を著作権管理用復号化部19によって行う。著作権管理用復号化部19によって暗号が解除された圧縮符号化データは、デコーダ18によって圧縮が解凍され、いわゆるPCMデータとして出力される。再生処理部17は、D/Aコンバータ、フィルタ、アンプ、スピーカ等で構成される。再生処理部17は、デコーダ18から入力したPCMデータを音声として再生する。また、メインコントローラ15は、再生処理部17の処理状態を管理し、再生状況や再生楽曲の付加情報等を表示部16に表示させる。なお、再生処理部17は、楽曲データ管理装置1の外部に設け、外部インターフェースを介して接続してもよい。
【0020】
次に、HDD14に蓄積された楽曲を外部の記録媒体30に記録する記録処理について説明する。楽曲データ管理装置1の記録部23は、HDD14に記録された楽曲データをフラッシュメモリやDVD等の記録媒体30に記録する。このとき、無作為に楽曲情報が記録媒体30に記録された場合、著作権侵害のおそれがあるため、記録媒体30への記録は、例えば3回までという記録の制限を設ける。また、記録媒体認証部24は、記録媒体30に埋め込まれた記録媒体識別コードを基に記録媒体30の正当性を判別する。記録部23は、記録媒体30の正当性が判別されると、楽曲データと復号キーとを記録媒体30に記録する。このように、記録媒体30への書き込みが行われた状況をチェックアウトと呼ぶ。
【0021】
チェックアウトによって楽曲情報が記録された記録媒体30は、著作権管理用復号化部19、デコーダ18、再生処理部17と同様の構成を備えた外部の再生装置によって再生される。
【0022】
また、上記チェックアウトと逆の操作としてチェックインがある。これは、HDD14から記録媒体30に記録された楽曲データを論理的にHDD14に返還する処理である。チェックインを行うことで、記録媒体30のチェックアウト状況は解除され、外部の再生装置で記録媒体30を再生することができない状態となる。
【0023】
このように、楽曲データ管理装置1は、大容量の記録手段であるHDD14を備え、HDD14に記録された楽曲データの再生機能や他の記録媒体30への記録機能を有する。また、この楽曲データ管理装置1の販売時には、HDD14に予め楽曲データが記録されている。図3は、HDD14に記録された楽曲データ50の一例を示している。図3(a)に示すHDD14には、音楽販売業者によって提供されている楽曲データとなんら遜色ない高品質な楽曲データ51が記録されている。この場合、ユーザは、楽曲データ管理装置1の購入時に既に楽曲データ51の代金を支払っている。楽曲データ51を予め記録して販売すれば、ユーザは外部ネットワークへの接続やネットワーク接続業者との契約などの面倒な手続きを行うことなしに音楽を聴くことができる。また、楽曲データ管理装置1の販売者は、楽曲データ管理装置本体だけでなく楽曲データの販売利益を得ることができる。
【0024】
図3(b)に示すHDD14には、暗号化された楽曲データ52が記録されている。この暗号化は、楽曲データを販売するための暗号化であり、購入データ復号化部22によって復号化される。この暗号化の復号キーは音楽提供業者によって管理されている。音楽提供業者は、HDD14に記録された楽曲データに対する代金が支払われると、楽曲データを復号化する復号キーを楽曲データ管理装置1に伝送する。購入データ復号化部22は、購入した楽曲データ復号する。
【0025】
暗号化された楽曲データを購入する手順を図4のフローチャートに従い説明する。まず、楽曲データ管理装置1のHDD14は、暗号化によりユーザが視聴不能な楽曲データが記録されて(ステップS10)、販売される(ステップS11)。
【0026】
ユーザは、暗号化された楽曲データが予め記録された楽曲データ管理装置1を購入する(ステップS12)。楽曲データ管理装置1を購入したユーザには、楽曲データ管理装置1に添付されたパンフレット、インターネットのサイト、HDD14に予め記録された広告情報などを媒体として、楽曲データの内容が提供される。購入した楽曲データ管理装置1に記録された楽曲データを購入する場合、ユーザは、所望の楽曲データを選択し、選択した楽曲データの購入要求を楽曲データの管理者に出力する(ステップS13)。なお、楽曲データの管理者とは、個人を意味しているわけではなく、HDD14に記録される楽曲データの復号キーを管理する単一若しくは複数のサーバを意味している。
【0027】
楽曲データの管理者は購入要求を受けると認証情報の送信を要求し(ステップS14)、楽曲データ管理装置1は認証情報を管理者に返信する(ステップS15)。管理者は認証が完了すると課金処理を行い(ステップS16)、購入要求を受けた楽曲データの復号キーをユーザに提供する(ステップS17)。
【0028】
このように、楽曲データを予めHDD14に記録しておくと、オンラインで楽曲を購入する際、楽曲データを伝送する必要がなくなる。これにより、伝送の負荷が軽くなり、通信時間が短縮される。
【0029】
なお、第2の購入例では、試聴できる状態の楽曲をHDD14に記録し、ユーザの購買意欲を促してもよい。楽曲を試聴できる状態にするためには、例えば、低品質な視聴用のデータをHDD14に記録したり、HDD14に記録された楽曲の再生回数を制限したり、曲の一部(さび、特徴的な部分)だけを聴くことができるような構成にする。
【0030】
また、ここでは、オンラインの課金処理の例について説明したが、いわゆるカードのような記録媒体30を用いて、オフラインによる課金処理を行い、復号キーを発行するようにしてもよい。もちろん、この復号キーを記録した、例えばフラッシュメモリをオフラインで送付するようにしてもよい。
【0031】
上述のように、暗号化した楽曲データをHDD14に記録して販売すると、HDD14の未使用領域が少なくなる。楽曲データ管理装置1は、図1に示すように、不要な楽曲データが記録された領域を解放するための自動更新処理部25と、購入データ部26とを備え、不要な楽曲データが記録された記録領域を効率的に活用する。自動更新処理部25はコントローラが実行する一機能であり、購入データ部26はHDD14に蓄積されたデータ集合である。購入データ部26には、音楽データがHDD14に記録された記録日時、音楽データのジャンルなどの情報が更新用情報として記録される。
【0032】
自動更新処理部25は、不要な楽曲データをHDD14から削除する。削除する楽曲データは、例えば、記録された日時が古いものや試聴された日時が古いものなどである。また、自動更新処理部25は、ユーザが既に購入した楽曲データのジャンルを基にユーザの好みを割り出し、ユーザが購入する可能性の低いジャンルの楽曲データを削除する。
【0033】
また、自動更新処理部25は、表示部16に楽曲データの要不要をユーザに問い合わせ、ユーザが不要と指示した楽曲データを削除する。自動更新処理部25は、楽曲データが必要か否か指示されていない場合には、削除する候補となっている楽曲データを表示部16に表示し、不要な自動更新処理を防ぐ。
【0034】
なお、上記の説明では、楽曲データ管理装置1に設けられた自動更新処理部25が楽曲データを削除するとしたが、外部サーバ40が楽曲データを上書きするような構成としてもよい。
【0035】
以上説明したように、本発明を適用した楽曲データ管理装置1は、販売時に予め楽曲データが記録されている。この楽曲データ管理装置1では、外部から楽曲データを入手することなく、予め記録された音楽を聴くことができる。
【0036】
また、楽曲データをHDD14に予め記録することによってオンラインで楽曲データを購入する際、楽曲データの伝送処理が不要になり、楽曲データの伝送時間やユーザの通信費などを削減することができる。
【0037】
さらに、不要な楽曲データが記録された記録領域を使用可能とすることにより、予め多数の楽曲データが記録されたHDD14であっても、効率的に記録領域を活用することができる。
【0038】
また、予め楽曲データが記録されていることをユーザに通知することにより、楽曲データ管理装置1というハードウェアの販売が楽曲データというソフトウェアの販売に直接繋がる。楽曲データ管理装置1の製造者は、楽曲データの販売者と契約し、楽曲データを広告したり、逆に記録した楽曲データを楽曲データ管理装置1の付加価値として楽曲データ管理装置1の購買意欲を高めたりしてもよい。
【0039】
【発明の効果】
上述したように、本発明における楽曲データ処理装置は、記録手段に予め楽曲データを記録しているため、新たに楽曲データを外部から取り込まなくても、楽曲を再生することができる。
【0040】
また、本発明における楽曲データ販売システムは、楽曲データを伝送しなくても、復号化情報を伝送するだけで、楽曲データのオンライン販売をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】楽曲データ管理装置の構成を示す図である。
【図2】オンラインでの楽曲データ購入処理を示す図である。
【図3】楽曲データ管理装置の販売時にHDDに記録された楽曲データの一例を示す図である。
【図4】楽曲データ管理装置の販売時にHDDに記録された楽曲データをオンラインで購入するときの楽曲データ購入処理を示す図である。
【符号の説明】
1 音楽データ管理装置、11 記録媒体読み込み部、12 エンコーダ、13著作権管理用暗号化部、14 HDD、15 メインコントローラ、16 表示部、17 再生処理部、18 デコーダ、19 著作権管理用復号化部、20操作部、21 外部処理部、22 購入データ復号化部、23 記録部、24記録媒体認証部、25 自動更新処理部、26 購入データ部、30 記録媒体、40 外部サーバ、50 楽曲データ、51 高品質楽曲データ、52 暗号化楽曲データ

Claims (2)

  1. 暗号化された楽曲データが予め記録された記録手段と、
    上記暗号化された楽曲データの復号化情報を受信する復号化情報受信手段と、
    上記復号化情報に基づいて上記暗号化された楽曲データを復号化する復号化手段と、
    上記記録手段に記録された楽曲データを再生する再生手段と、
    上記楽曲データが必要か否かの指示をするための操作手段と、
    上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に上記記録手段に記録されている楽曲データが不要か否かを判断し、不要と判断した楽曲データが記録されている記録領域を解放する記録領域解放手段と、
    上記操作手段により上記楽曲データが必要か否かの第1の指示がされていない楽曲データであって、上記記録領域解放手段が不要と判断した楽曲データを表示する表示手段と
    を備え、
    上記記録領域解放手段は、上記表示手段に表示された楽曲データが不要である旨の第2の指示が上記操作手段でされた場合には、上記第1の指示がされていない楽曲データであって、上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に不要と判断し、かつ、上記第2の指示がされた楽曲データが記録された記録領域を解放する楽曲データ処理装置。
  2. 暗号化された楽曲データが予め記録された記録手段と、上記暗号化された楽曲データを復号化する復号化手段と、上記楽曲データが必要か否かの指示をするための操作手段と、上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記記録手段に記録された楽曲データを再生する再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に上記記録手段に記録されている楽曲データが不要か否かを判断し、不要と判断した楽曲データが記録されている記録領域を解放する記録領域解放手段と、上記操作手段により上記楽曲データが必要か否かの第1の指示がされていない楽曲データであって、上記記録領域解放手段が不要と判断した楽曲データを表示する表示手段とを備える楽曲データ処理装置と、
    上記楽曲データを復号化するための復号化情報を上記楽曲データ処理装置に提供する復号化情報提供手段と、上記復号化情報に対する代金を上記楽曲データ処理装置に課金する課金手段とを備える楽曲データ販売装置と
    を備え、
    上記記録領域解放手段は、上記表示手段に表示された楽曲データが不要である旨の第2の指示が上記操作手段でされた場合には、上記第1の指示がされていない楽曲データであって、上記復号化手段によって復号化された楽曲データの種類及び上記再生手段によって上記楽曲データが再生されていない期間を基に不要と判断し、かつ、上記第2の指示がされた楽曲データが記録された記録領域を解放する楽曲データ販売システム。
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