JP4314147B2 - パンツ型の使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、排泄物を吸収保持するパンツ型の使い捨ておむつに関する。
互いに対向する前胴周り域と後胴周り域との間に股下域が位置し、前後胴周り域の合掌状に重なり合う胴周り両側部分が固着されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成され、胴周り開口を囲繞して横方向へ環状に延びる胴周り周縁部と、脚周り開口を囲繞して縦方向へ環状に延びる脚周り周縁部とを有するパンツ型の使い捨ておむつがある(特許文献1参照)。
胴周り周縁部には、横方向へ環状に延びる複数条の胴周り用弾性部材が収縮可能に取り付けられている。胴周り周縁部の下方における前後胴周り域には、横方向へ環状に延びる複数条の補助弾性部材が収縮可能に取り付けられている。脚周り周縁部には、縦方向へ環状に延びる複数条の脚周り用弾性部材が収縮可能に取り付けられている。このおむつは、それら弾性部材が着用者の胴部と脚部とを締め付けるので、弾性部材の収縮力を利用して着用したおむつの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。
特開2003−126148号公報
特許文献1に開示のおむつでは、胴周り用弾性部材や補助弾性部材の伸長応力および着用者の胴周り寸法にもよるが、それら弾性部材が着用者の胴部を必要以上に締め付けると、それら弾性部材によって着用者の胴部が圧迫され、着用者に不快な圧迫感を与える。また、着用者の胴部が胴周り用弾性部材や補助弾性部材によって長時間圧迫されると、それら弾性部材によって着用者の腹式呼吸が妨げられることはもちろん、胴部に多数の圧迫跡が付いてしまう場合がある。
本発明の目的は、着用者の胴部を圧迫することなく、着用位置からのずれ下がりを防ぐことができるパンツ型の使い捨ておむつを提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、互いに対向する前胴周り域と後胴周り域との間に股下域が位置し、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成され、胴周り開口を形成して横方向へ環状に延びる胴周り周縁部と、脚周り開口を形成して縦方向へ環状に延びる脚周り周縁部とを有するパンツ型の使い捨ておむつである。
前記前提における本発明の特徴は、着用したおむつの着用位置からのずれ下がりを防止する帯状の第1ずれ止めテープが、前胴周り域と後胴周り域とのうちの少なくとも該前胴周り域の横方向中央部分に配置され、第1ずれ止めテープが、中央部分の外面に固着された第1固定端部と、第1固定端部に連なって縦方向へ延びる第1自由部とから形成され、前記第1自由部が、横方向へ延びるとともに前記第1固定端部よりも前記縦方向下方に位置する折曲線を介して折り畳まれ、前記折曲線を介して前記第1固定端部へと延びる第1部分と、前記第1固定端部の反対側へと延びる第2部分とに区分され、前記第2部分であって前記第1部分と対抗する面には、着用者の胴部に貼付可能な粘着性第1止着域が形成されていることにある。本発明では、第1ずれ止めテープの折り畳まれた第1自由部を展開して第1固定端部の縦方向上方へ伸ばしたときに、第1止着域が中央部分に延びる胴周り周縁部を越えて該胴周り周縁部の縦方向上方に延出する。本発明は、第1止着域を着用者の胴部に貼付して第1自由部を胴部に止着すると、おむつが第1ずれ止めテープを介して胴部に吊られた状態となる。
本発明の実施態様の一例は、着用したおむつの着用位置からのずれ下がりを防止する帯状の第2ずれ止めテープが、前胴周り域と後胴周り域とをつなぐ胴周り両側部分に配置され、第2ずれ止めテープが、両側部分の外面に固着された第2固定端部と、第2固定端部に連なって縦方向へ延びる第2自由部とから形成され、第2自由部が、着用者の胴部に貼付可能な粘着性第2止着域を有するとともに、横方向へ延びる折曲線を介して折り畳まれている。この実施態様における発明では、第2ずれ止めテープの折り畳まれた第2自由部を展開して第2固定端部の縦方向上方へ伸ばしたときに、第2止着域が両側部分に延びる胴周り周縁部を越えて該胴周り周縁部の縦方向上方に延出する。この実施態様の発明は、第2止着域を着用者の胴部に貼付して第2自由部を胴部に止着すると、おむつが第2ずれ止めテープを介して胴部に吊られた状態となる。
本発明の実施態様の他の一例として、第1止着域と第2止着域とには、医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とのうちのいずれか一方が塗布されている。
本発明に係るパンツ型の使い捨ておむつによれば、第1ずれ止めテープの第1自由部を展開して第1固定端部の縦方向上方へ伸ばし、胴周り周縁部の縦方向上方に延出する粘着性第1止着域を介して第1自由部を着用者の胴部に止着することで、おむつが第1ずれ止めテープを介して胴部に吊られた状態となり、おむつのずれ下がりが第1ずれ止めテープによって阻止される。このおむつは、着用者の胴部を圧迫することなく、第1ずれ止めテープを利用して着用中におけるおむつの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。
第2ずれ止めテープが前後胴周り域をつなぐ胴周り両側部分に配置されたおむつでは、第2ずれ止めテープの第2自由部を展開して第2固定端部の縦方向上方へ伸ばし、胴周り周縁部の縦方向上方に延出する粘着性第2止着域を介して第2自由部を着用者の胴部に止着することで、おむつが第2ずれ止めテープを介して胴部に吊られた状態となり、おむつのずれ下がりが第2ずれ止めテープによって阻止される。このおむつは、着用者の胴部を圧迫することなく、第1ずれ止めテープと第2ずれ止めテープとを利用して着用中におけるおむつの着用位置からのずれ下がりを確実に防ぐことができる。
粘着性第1止着域と粘着性第2止着域とに医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とのうちのいずれか一方が塗布されたおむつは、それら止着域が着用者の肌に物理的刺激や化学的刺激を与えることはなく、止着域を着用者の胴部に貼付したとしても、肌がかぶれることはなく、不快なかゆみが発生することもない。
添付の図面を参照し、本発明に係るパンツ型の使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、前胴周り域11の側から示す使い捨ておむつ10Aの部分破断斜視図と、図1の2−2線矢視断面図とである。図1では、横方向を矢印Lで示し、縦方向を矢印Mで示す。なお、表面シート14や裏面シート15、ずれ止めテープ24,26の内面とは、おむつ10Aを着用した着用者の肌に対向する面をいい、それらシート14,15やテープ24,26の外面とは、着用者の肌に非対向の面をいう。
おむつ10Aは、互いに対向する前胴周り域11および後胴周り域13と、それら胴周り域11,13の間に位置する股下域12とを有する。おむつ10Aは、肌当接側に位置する透液性表面シート14と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート15と、表裏面シート14,15の間に介在して前後胴周り域11,13間に延びる吸液性コア16とから構成されている。おむつ10Aでは、前後胴周り域11,13の胴周り両側部分17の一部が合掌状に重なり合い、両側部分17が縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線18を介して固着されている。前胴周り域11と後胴周り域13とは、両側部分17を介してつながっている。おむつ10Aには、胴周り開口19と一対の脚周り開口20とが形成されている。
おむつ10Aは、胴周り開口19を囲繞して横方向へ環状に延びる胴周り周縁部21と、脚周り開口22を囲繞して縦方向へ環状に延びる脚周り周縁部22とを有する。前胴周り域11の横方向中央部分23の外面には、縦方向へ延びる帯状のずれ止めテープ24(第1ずれ止めテープ)が配置されている。後胴周り域13の横方向中央部分25の外面には、縦方向へ延びる帯状のずれ止めテープ26(第1ずれ止めテープ)が配置されている。
表面シート14には、親水性繊維不織布が使用されている。裏面シート15には、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートが使用されている。コア16は、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプとの混合物、または、粒子状や繊維状の高吸収性ポリマーとフラッフパルプと熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア16は、その型崩れを防止するため、全体がティッシュペーパー(図示せず)に包被されている。コア16は、ティッシュペーパーを介して表裏面シート14,15の内外面に接合されている。ずれ止めテープ24,26には、繊維不織布が使用されている。
ずれ止めテープ24は、前胴周り域11の中央部分23に固着された固定端部27(第1固定端部)と、固定端部27に連なって縦方向へ延びる自由部28(第1自由部)とから形成されている。固定端部27は、中央部分23に延びる胴周り周縁部21の直下であって前胴周り域11のコア16の存在部位29に位置し、その内面が接着剤63を介して裏面シート15の外面に固着されている。自由部28は、その縦寸法を略二分するように、横方向へ延びる折曲線30を介して2つに折り畳まれている。自由部28は、固定端部27から縦方向下方へ延びる第1部分31と、折曲線30から縦方向上方へ延びる第2部分32とに区分されている。固定端部27の外面と第1部分31の外面とには、剥離紙33が固着されている。第2部分32の内面には、着用者の胴部に貼付可能な粘着性止着域34(粘着性第1止着域)が形成されている。第2部分32の先端には、摘み35が形成されている。第2部分32は、固定端部27の外面と第1部分31の外面とに重なり、止着域34を介して端部27と部分31との外面(剥離紙33の外面)に剥離可能に仮着されている。テープ24では、部分32が端部27と部分31とに仮着されることで、自由部28の折り畳まれた状態が保持されている。
ずれ止めテープ26は、後胴周り域13の中央部分25に固着された固定端部36(第1固定端部)と、固定端部36に連なって縦方向へ延びる自由部37(第1自由部)とから形成されている。固定端部36は、中央部分25に延びる胴周り周縁部21の直下であって後胴周り域13のコア16の存在部位38に位置し、その内面が接着剤63を介して裏面シート15の外面に固着されている。自由部37は、その縦寸法を略二分するように、横方向へ延びる折曲線39を介して2つに折り畳まれている。自由部37は、固定端部36から縦方向下方へ延びる第1部分40と、折曲線39から縦方向上方へ延びる第2部分41とに区分されている。固定端部36の外面と第1部分40の外面とには、剥離紙42が固着されている。第2部分41の内面には、着用者の胴部に貼付可能な粘着性止着域43(粘着性第1止着域)が形成されている。第2部分41の先端には、摘み44が形成されている。第2部分41は、固定端部36の外面と第1部分40の外面とに重なり、止着域43を介して端部36と部分40との外面(剥離紙42の外面)に剥離可能に仮着されている。テープ26では、部分41が端部36と部分40とに仮着されることで、自由部37の折り畳まれた状態が保持されている。
それら止着域34,43には、医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とのうちのいずれか一方が塗布されている。医療用粘着性ゲルには、非イオン系高分子ハイドロゲルや高分子電解質ゲル、セグメント化ポリウレタンゲル等を使用することができる。医療用粘着剤には、アクリル系粘着剤やシリコーン系粘着剤、ポリビニルエーテル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤等を使用することができ、特に、再剥離用アクリル系粘着剤を使用することが好ましい。医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とには、トウガラシエキスやビタミンE酢酸エステル、ノニル酸ワニリルアミドのうちの少なくとも1つの血行促進成分が含まれていることが好ましい。
アクリル系粘着剤は、ポリマー自体が粘着性を有しているので、ポリマー単独でもよいが、粘着力を上げるために粘着付与樹脂を添加する場合がある。アクリル系ポリマーは、粘着性を付与する主モノマー、凝集性を付与するコモノマー、架橋点となる官能基含有モノマーとから形成され、ラジカル重合またはアニオン重合にて重合する。主モノマーには、通常ホモポリマーのTgが−50℃以下のアクリル酸アルキルエステルが使用される。コモノマーには、低級アルキル基のアクリル酸エステル、メタクリル酸アルキルエステル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル等の主モノマーと共重合可能でTgが高くなるようなモノマーが使用される。それらコモノマーは、凝集性を高めるだけではなく、粘着性や耐水性、透明性、加工性等の性能向上に寄与する。官能基含有モノマーは、粘着剤の架橋点の形成や粘着性を向上させるために使用される。官能基含有モノマーには、アクリル酸やメタクリル酸等のカルボキシル基含有モノマー、水酸基、エポキシ基、アミノ基等が使用される。
ずれ止めテープ24,26は、横方向の長さ寸法が30〜70mmの範囲、縦方向の長さ寸法が100〜150mmの範囲にある。なお、固定端部27,36と第1部分31,40との外面には、剥離紙33,42ではなく、離型処理が施されていてもよい。離型処理の一例としては、固定端部27,36と第1部分31,40との外面にシリコーンを塗布する。
胴周り周縁部21は、コア16の端縁45から縦方向外方へ延びる表裏面シート14,15の端部46,47から形成されている。胴周り周縁部21では、表裏面シート14,15の端部46,47が重なり合い、それらシート14,15の内外面が固着されている。胴周り周縁部21には、横方向へ環状に延びる複数条の胴周り用弾性部材48が収縮可能に取り付けられている。胴周り用弾性部材48は、表面シート14の端部46と裏面シート15の端部47との間に介在し、横方向へ所定の倍率に伸長させた状態でそれらシート14,15の内外面に固着されている。
胴周り両側部分17と脚周り周縁部22とは、コア16の側縁49から横方向外方へ延びる表裏面シート14,15の側部50,51から形成されている。胴周り両側部分17と脚周り周縁部22とでは、表裏面シート14,15の側部50,51が重なり合い、それらシート14,15の内外面が固着されている。脚周り周縁部22には、縦方向へ環状に延びる複数条の脚周り用弾性部材52が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材52は、表面シート14の側部50と裏面シート15の側部51との間に介在し、縦方向へ所定の倍率に伸長させた状態でそれらシート14,15の内外面に固着されている。
図3,4は、着用状態で示す図1のおむつ10Aの斜視図と、図3の4−4線矢視断面図とである。図3,4では、着用者64を二点差線で示す。おむつ10Aを着用する手順は、以下のとおりである。着用者64の両脚を胴周り開口19から脚周り開口20に通し、おむつ10Aを着用者64の胴部に引き上げた後、ずれ止めテープ24,26の摘み35,44を摘持して第2部分32,41を固定端部27,36と第1部分31,40との外面から剥がし、自由部28,37を展開して固定端部27,36の縦方向上方へ伸ばす。自由部28,37を固定端部27,36の上方へ伸ばすと、第1部分31,40が胴周り周縁部21に位置し、第2部分32,41とともに止着域34,43が中央部分23,25に延びる胴周り周縁部21を越えて周縁部21の縦方向上方に延出する。次に、止着域34を胴周り周縁部21の上方に位置する着用者64の腹(胴部)に貼付して第2部分32を胴部に止着し、止着域43を胴周り周縁部21の上方に位置する着用者64の背(胴部)に貼付して第2部分41を胴部に止着する。第2部分32,41を着用者64の胴部に止着すると、おむつ10Aがずれ止めテープ24,26を介して胴部に吊られた状態となる。おむつ10Aの着用中に排泄された尿や大便等の排泄物は、表面シート14を透過してコア16に吸収保持される。
おむつ10Aは、その着用中に着用者64の動作や排泄物を吸収したコア16の重量によって着用位置から不用意にずれ下がる場合がある。しかし、このおむつ10Aは、その着用中に着用位置からずれ下がろうとしても、おむつ10Aのずれ下がりがテープ24,26によって阻止されるので、テープ24,26を利用しておむつ10Aの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。おむつ10Aは、背景技術のそれと比較し、前後胴周り域11,13や胴周り周縁部21に必要以上の胴周り用弾性部材を取り付けることなくそのずれ下がりを防ぐことができ、着用中に着用者64の胴部を圧迫することはなく、着用者64に不快な圧迫感を与えることがない。おむつ10Aは、テープ24,26の固定端部27,36が前後胴周り域11,13のコア16の存在部位29,38に固着され、コア16がテープ24,26を介して着用者64の胴部に吊られた状態となるので、コア16が多量の排泄物を吸収してその重量が増加したとしても、コア16の重量増加にともなうおむつ10Aのずれ下がりを防ぐことができる。
おむつ10Aは、止着域34,43に医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とのうちのいずれか一方が塗布されているので、止着域34,43が着用者64の肌に物理的刺激や化学的刺激を与えることはなく、止着域34,43を着用者64の胴部に貼付したとしても、肌がかぶれることはなく、不快なかゆみが発生することもない。
なお、このおむつ10Aは、ずれ止めテープが前胴周り域11の横方向中央部分23のみに取り付けられ、後胴周り域13の横方向中央部分25にずれ止めテープが取り付けられていなくてもよい。また、止着域34,43は、第2部分32,41のうちの固定端部27,36の外面に重なる位置と第1部分31,40の外面に重なる位置との少なくとも一方に形成されていればよい。この場合、第2部分32,41は、固定端部27,36と第1部分31,40との少なくとも一方の外面に剥離可能に仮着される。
図5,6は、胴周り両側部分17の側から示す他の一例の使い捨ておむつ10Bの部分破断斜視図と、図5の6−6線矢視断面図とである。図5では、横方向を矢印Lで示し、縦方向を矢印Mで示す。おむつ10Bは、互いに対向する前胴周り域11および後胴周り域13と、それら胴周り域11,13の間に位置する股下域12とを有する。おむつ10Bは、肌当接側に位置する透液性表面シート14および肌非当接側に位置する不透液性裏面シート15と、表裏面シート14,15の間に介在して前後胴周り域11,13間に延びる吸液性コア16とから構成されている。
おむつ10Bでは、前後胴周り域11,13の胴周り両側部分17の一部が合掌状に重なり合い、両側部分17が縦方向へ間欠的に並ぶ多数の熱融着線18を介して固着されている。前胴周り域11と後胴周り域13とは、両側部分17を介してつながっている。おむつ10Bには、胴周り開口19と一対の脚周り開口20とが形成されている。おむつ10Bは、横方向へ環状に延びる胴周り周縁部21と、縦方向へ環状に延びる脚周り周縁部22とを有する。前後胴周り域11,13の横方向中央部分23,25の外面には、縦方向へ延びる帯状のずれ止めテープ24,26(第1ずれ止めテープ)が配置されている。胴周り両側部分17の外面には、縦方向へ延びる帯状のずれ止めテープ53,54(第2ずれ止めテープ)が配置されている。
表面シート14には図1のそれと同一の親水性繊維不織布が使用され、裏面シート15には図1のそれと同一の複合シートが使用されている。コア16は、図1のそれと同一の混合物であり、所定の厚みに圧縮されている。コア16は、全体がティッシュペーパー(図示せず)に包被されている。コア16は、ティッシュペーパーを介して表裏面シート14,15の内外面に接合されている。それらずれ止めテープ24,26,53,54には、繊維不織布が使用されている。テープ24,26は図1のそれと同一であるので、図1と同一の符合を付してその説明は省略する。
ずれ止めテープ53,54は、両側部分17の外面に固着された固定端部55(第2固定端部)と、固定端部55に連なって縦方向へ延びる自由部56(第2自由部)とから形成されている。固定端部55は、両側部分17に延びる胴周り周縁部21の直下に位置し、その内面が接着剤65を介して裏面シート15の外面に固着されている。自由部56は、その縦寸法を略二分するように、横方向へ延びる折曲線57を介して2つに折り畳まれている。自由部56は、固定端部55から縦方向下方へ延びる第3部分58と、折曲線57から縦方向上方へ延びる第4部分59とに区分されている。固定端部55の外面と第3部分58の外面とには、剥離紙60が固着されている。第4部分59の内面には、着用者の胴部に貼付可能な粘着性止着域61(粘着性第2止着域)が形成されている。第4部分59の先端には、摘み62が形成されている。第4部分59は、固定端部55の外面と第3部分58の外面とに重なり、止着域61を介して端部55と部分58との外面(剥離紙60の外面)に剥離可能に仮着されている。テープ53,54では、部分59が端部55と部分58とに仮着されることで、自由部56の折り畳まれた状態が保持されている。
粘着性止着域34,43,61には、医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とのうちのいずれか一方が塗布されている。医療用粘着性ゲルや医療用粘着剤には、図1のおむつ10Aにおいて例示したそれらと同一の素材を使用することができる。ずれ止めテープ24,26の横方向の長さ寸法や縦方向の長さ寸法は、図1のテープ24,26のそれらと同一である。ずれ止めテープ53,54は、横方向の長さ寸法が30〜70mmの範囲、縦方向の長さ寸法が100〜150mmの範囲にある。なお、固定端部55と第3部分58との外面には、剥離紙60ではなく、シリコーンを塗布する離型処理が施されていてもよい。また、止着域61は、第4部分59のうちの固定端部55の外面に重なる位置と第3部分58の外面に重なる位置との少なくとも一方に形成されていればよい。この場合、第4部分59は、固定端部55と第3部分58との少なくとも一方の外面に剥離可能に仮着される。
胴周り周縁部21は、コア16の端縁45から縦方向外方へ延びる表裏面シート14,15の端部46,47から形成されている。胴周り周縁部21では、互いに重なり合う表裏面シート14,15の内外面が固着されている。胴周り周縁部21には、横方向へ環状に延びる複数条の胴周り用弾性部材48が収縮可能に取り付けられている。胴周り用弾性部材48は、表面シート14の端部46と裏面シート15の端部47との間に介在し、それらシート14,15の内外面に固着されている。
胴周り両側部分17と脚周り周縁部22とは、コア16の側縁49から横方向外方へ延びる表裏面シート14,15の側部50,51から形成されている。胴周り両側部分17と脚周り周縁部22とでは、互いに重なり合う表裏面シート14,15の内外面が固着されている。脚周り周縁部22には、縦方向へ環状に延びる複数条の脚周り用弾性部材52が収縮可能に取り付けられている。脚周り用弾性部材52は、表面シート14の側部50と裏面シート15の側部51との間に介在し、それらシート14,15の内外面に固着されている。
図7,8は、着用状態で示す図5のおむつ10Bの斜視図と、図7の8−8線矢視断面図とである。図7,8では、着用者64を仮想線で示す。おむつ10Bを着用する手順は、以下のとおりである。着用者64の両脚を胴周り開口19から脚周り開口20に通し、おむつ10Bを着用者64の胴部に引き上げた後、ずれ止めテープ24,26,53,54の摘み35,44,62を摘持して第2および第4部分32,41,59を固定端部27,36,55と第1および第3部分31,40,58との外面から剥がし、自由部28,37,56を展開して固定端部27,36,55の縦方向上方へ伸ばす。自由部28,37,56を固定端部27,36,55の上方へ伸ばすと、第2部分32,41とともに止着域34,43が中央部分23,25に延びる胴周り周縁部21を越えて周縁部21の縦方向上方に延出するとともに、第4部分59とともに止着域61が両側部分17に延びる胴周り周縁部21を越えて周縁部21の縦方向上方に延出する。次に、止着域34を胴周り周縁部21の上方に位置する着用者64の腹(胴部)に貼付して第2部分32を胴部に止着し、止着域43を胴周り周縁部21の上方に位置する着用者64の背(胴部)に貼付して第2部分41を胴部に止着し、さらに、止着域61を胴周り周縁部21の上方に位置する着用者64の脇腹(胴部)に貼付して第4部分59を胴部に止着する。第2および第4部分32,41,59を着用者64の胴部に止着すると、おむつ10Bがそれらずれ止めテープ24,26,53,54を介して胴部に吊られた状態となる。おむつ10Bの着用中に排泄された尿や大便等の排泄物は、表面シート14を透過してコア16に吸収保持される。
おむつ10Bは、その着用中に着用者64の動作や排泄物を吸収したコア16の重量によって着用位置から不用意にずれ下がる場合がある。しかし、このおむつ10Bは、その着用中に着用位置からずれ下がろうとしても、おむつ10Bのずれ下がりがテープ24,26,53,54によって阻止されるので、テープ24,26,53,54を利用しておむつ10Bの着用位置からのずれ下がりを防ぐことができる。おむつ10Bは、ずれ止めテープ24,26,53,54が前後胴周り域11,13の横方向中央部分23,25と胴周り両側部分17とに配置され、おむつ10Bが4つのテープ24,26,53,54を介して着用者64の胴部に吊られるので、おむつが2つのテープ24,26を介して胴部に吊られる図1のおむつ10Aと比較し、着用中におけるおむつ10Bの着用位置からのずれ下がりを確実に防ぐことができる。
おむつ10Bは、前後胴周り域11,13や胴周り周縁部21に必要以上の胴周り用弾性部材を取り付けることなくそのずれ下がりを防ぐことができ、着用中に着用者64の胴部を圧迫することはなく、着用者64に不快な圧迫感を与えることがない。おむつ10Bは、テープ24,26の固定端部27,36が前後胴周り域11,13のコア16の存在部位29,38に固着され、コア16がテープ24,26を介して着用者64の胴部に吊られた状態となるので、コア16が多量の排泄物を吸収してその重量が増加したとしても、コア16の重量増加にともなうおむつ10Bのずれ下がりを防ぐことができる。
おむつ10Bは、それら止着域34,43,61に医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とのうちのいずれか一方が塗布されているので、止着域34,43,61が着用者64の肌に物理的刺激や化学的刺激を与えることはなく、止着域34,43,61を着用者64の胴部に貼付したとしても、肌がかぶれることはなく、不快なかゆみが発生することもない。
表面シート14には、親水性繊維不織布の他に、微細な多数の開孔を有する疎水性繊維不織布を使用することもできる。裏面シート15には、複合シートの他に、疎水性繊維不織布、通気不透液性プラスチックフィルム、2枚以上の疎水性繊維不織布をラミネートした複合不織布のいずれかを使用することもできる。裏面シート15には、高い耐水性を有するメルトブローン不織布の両面または片面に高い強度と良好な柔軟性とを有するスパンボンド不織布を重ね合わせた複合不織布(SM不織布、SMS不織布、SMMS不織布)を使用することもできる。弾性部材48,52には、天然ゴムまたは合成ゴムを使用することができる。ずれ止めテープ24,26,53,54には、繊維不織布の他に、通気性プラスチックフィルム、2枚以上の繊維不織布をラミネートした複合不織布、繊維不織布と通気性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することもできる。
繊維不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンドの各製法により製造された不織布を使用することができる。不織布の構成繊維には、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系を使用することができる。構成繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
表裏面シート14,15どうしの固着、シート14,15に対するコア16の接合、シート15に対するテープ24,26,53,54の固着、シート14,15に対する弾性部材48,52の固着には、接着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。接着剤には、ホットメルト型接着剤やアクリル系接着剤、ゴム系接着剤を使用することができる。
前胴周り域の側から示す使い捨ておむつの部分破断斜視図。 図1の2−2線矢視断面図。 着用状態で示す図1のおむつの斜視図。 図3の4−4線矢視断面図。 胴周り両側部分の側から示す他の一例の使い捨ておむつの部分破断斜視図。 図5の6−6線矢視断面図。 着用状態で示す図5のおむつの斜視図。 図7の8−8線矢視断面図。
符号の説明
10A パンツ型の使い捨ておむつ
10B パンツ型の使い捨ておむつ
11 前胴周り域
12 股下域
13 後胴周り域
14 透液性表面シート
15 不透液性裏面シート
16 吸液性コア
17 横方向両側部分
19 胴周り開口
20 脚周り開口
21 胴周り周縁部
22 脚周り周縁部
23 横方向中央部分
24 ずれ止めシート(第1ずれ止めシート)
25 横方向中央部分
26 ずれ止めシート(第1ずれ止めシート)
27 固定端部(第1固定端部)
28 自由部(第1自由部)
29 存在部位
30 折曲線
31 第1部分
32 第2部分
33 剥離紙
34 粘着性止着域(粘着性第1止着域)
36 固定端部(第1固定端部)
37 自由部(第1自由部)
38 存在部位
39 折曲線
40 第1部分
41 第2部分
42 剥離紙
43 粘着性止着域(粘着性第1止着域)
53 ずれ止めシート(第2ずれ止めシート)
54 ずれ止めシート(第2ずれ止めシート)
55 固定端部(第2固定端部)
56 自由部(第2自由部)
57 折曲線
58 第3部分
59 第4部分
60 剥離紙
61 粘着性止着域(粘着性第2止着域)

Claims (3)

  1. 互いに対向する前胴周り域と後胴周り域との間に股下域が位置し、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成され、前記胴周り開口を形成して横方向へ環状に延びる胴周り周縁部と、前記脚周り開口を形成して縦方向へ環状に延びる脚周り周縁部とを有するパンツ型の使い捨ておむつにおいて、
    着用した前記おむつの着用位置からのずれ下がりを防止する帯状の第1ずれ止めテープが、前記前胴周り域と前記後胴周り域とのうちの少なくとも該前胴周り域の横方向中央部分に配置され、前記第1ずれ止めテープが、前記中央部分の外面に固着された第1固定端部と、前記第1固定端部に連なって縦方向へ延びる第1自由部とから形成され、前記第1自由部が、横方向へ延びるとともに前記第1固定端部よりも前記縦方向下方に位置する折曲線を介して折り畳まれ、前記折曲線を介して前記第1固定端部へと延びる第1部分と、前記第1固定端部の反対側へと延びる第2部分とに区分され、前記第2部分であって前記第1部分と対抗する面には、着用者の胴部に貼付可能な粘着性第1止着域が形成され、
    前記第1ずれ止めテープでは、折り畳まれた前記第1自由部を展開して前記第1固定端部の縦方向上方へ伸ばしたときに、前記第1止着域が前記中央部分に延びる胴周り周縁部を越えて該胴周り周縁部の縦方向上方に延出することを特徴とする前記おむつ。
  2. 着用した前記おむつの着用位置からのずれ下がりを防止する帯状の第2ずれ止めテープが、前記前胴周り域と前記後胴周り域とをつなぐ胴周り両側部分に配置され、前記第2ずれ止めテープが、前記両側部分の外面に固着された第2固定端部と、前記第2固定端部に連なって縦方向へ延びる第2自由部とから形成され、前記第2自由部が、着用者の胴部に貼付可能な粘着性第2止着域を有するとともに、横方向へ延びる折曲線を介して折り畳まれ、
    前記第2ずれ止めテープでは、折り畳まれた前記第2自由部を展開して前記第2固定端部の縦方向上方へ伸ばしたときに、前記第2止着域が前記両側部分に延びる胴周り周縁部を越えて該胴周り周縁部の縦方向上方に延出する請求項1記載のおむつ。
  3. 前記第1止着域と前記第2止着域とには、医療用粘着性ゲルと医療用粘着剤とのうちのいずれか一方が塗布されている請求項2記載のおむつ。
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