JP4314092B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、原稿の画像を読み取って用紙に画像形成を行う画像形成装置に関する。
従来より用紙(OHP等の記録媒体を含む。)に画像を形成する画像形成装置は、通電状態を維持した状態で装置カバー(主に前カバー)の開放動作等によって、本体装置に備えられる負荷装置である定着ランプ等の高圧、高温部の動作が停止するように構成されている。これは、用紙搬送路上を搬送中のJAMした用紙を取り除く時、現像剤の補給動作時及び廃トナーボックスの回収や交換時等の画像を形成する画像形成部内部及び用紙搬送路上での作業時に作業者の安全を確保するために必要である。つまり、負荷装置の動作を停止しないと、作業者が上記作業中に動作した負荷装置に接触して怪我等をするからである。通常、上記作業を行う際はまず装置カバーを開放して本体装置内部を露出させた作業し易い状態にする。そこで、装置カバーが開放された状態において本体装置の制御手段は、作業者が作業をしていると判断して画像形成部や用紙搬送路上に備えられた負荷装置の動作を停止する。
例えば、近年の画像形成装置には、トナーカートリッジの有無及び本体装置の外装に備えられる装置カバーの開閉を検知するセンサを備え、トナーカートリッジが装着され且つ交換用外装カバーが完全に閉じられた状態がセンサによって検出された場合にのみ画像形成動作を行い、装置カバーが開放された状態では画像形成動作を禁止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−184329号公報
従来の画像形成装置は装置カバーを開放しない状態で原稿読取部内部に対して作業を行うことがあるが、上述の特許文献1のように装置カバーが開放された状態でのみ画像形成動作を禁止する構成では、原稿読取部に対する作業者の安全性が確保されていない。
例えば、サービスマンが原稿読取部内部の読取光学系に備えられる可動部材である走査体の汚れの清掃や、保守・点検を行う作業時に、走査体の周辺に配置される周辺部材であって走査体に対向するプラテンガラスを取り外して作業を行う。走査体は、画像形成時にプラテンガラスの面方向に沿って移動する。上記走査体に対する作業中に走査体が動作した場合、作業者の手等が挟まれて怪我をする又は可動部材である走査体に歪が発生する可能性がある。
この発明の目的は、画像形成装置の原稿読取部内部に備えられる可動部材に対して作業を行う作業者の安全の確保及び可動部材の破損を防止する画像形成装置を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
(1)駆動部の駆動により可動部材を動作させて原稿を読み取る原稿読取部と、
電源装置と負荷装置との間を選択的に接続又は切断するコネクタと、
前記原稿読取部における前記可動部材の周辺に着脱自在に配置された周辺部材と、
前記周辺部材が装着されていない状態で前記コネクタを切断する接離機構と、
前記電源装置から前記負荷装置に電源が供給されていないときに前記可動部材の駆動を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成においては、検出手段によって可動部材の周辺に配置された周辺部材が原稿読取部から取り外されたか否かが検出され、周辺部材が原稿読取部から取り外されている状態では可動部材の駆動が禁止される。したがって、周辺部材が原稿読取部から取り外されている状態では可動部材は駆動されないので、可動部材に対する作業を行う作業者が、動作した可動部材に接触して手等を怪我等することが防止される。また作業者が、動作した可動部材に接触して可動部材を破損させることが防止される。
また、電源装置と負荷装置とを接続するコネクタが周辺部材の着脱状態に応じて接続又は切断されて電源装置から負荷装置に電力が供給される又は停止される。また、検出手段によって負荷装置の通電状態が検出される。検出手段によって検出された通電状態が周辺部材が原稿読取部から取り外された際の状態であれば、可動部材の駆動が禁止される。したがって、本体装置に備えられるべきコネクタ、負荷装置及び電源装置を利用して周辺部材の原稿読取部に対する着脱状態が検出される。
(2)前記構成部材は、前記可動部材に対向するプラテンガラスであることを特徴とする。
この構成においては、検出手段によって可動部材の周辺となる可動部材に対向する位置に配置されたプラテンガラスが原稿読取部から取り外されたか否かが検出される。プラテンガラスは可動部材に対向しているので、可動部材に対して作業する際は原稿読取部から取り外される可能性が高い。そのため、可動部材に対向するプラテンガラスが原稿読取部から取り外された際に可動部材の駆動が禁止されることで、他の周辺部材の検出を行うよりも適切に作業者の怪我等の防止、また可動部材の破損が防止される。
(3)前記負荷装置は、前記周辺部材に近接して配置される操作パネル部であることを特徴とする。
この構成においては、センサによって周辺部材又は周辺部材を固定する部材の位置の変化が検出されるので、周辺部材が原稿読取部に装着されるべき位置にあるか否か又は周辺部材を固定する部材が周辺部材を固定する位置にあるか否かが検出される。周辺部材が原稿読取部に装着されるべき位置にない状態は、周辺部材が原稿読取部から取り外されている状態である。また、周辺部材を固定する部材が周辺部材を固定する位置にない状態は、周辺部材が原稿読取部に完全に装着されていない、周辺部材が原稿読取装置に対して着脱可能な状態である。
したがって、周辺部材が原稿読取部に装着されるべき位置にない状態又は周辺部材を固定する部材が周辺部材を固定する位置にない状態において可動部材の駆動が禁止される。これにより、センサによって直接的に周辺部材又は周辺部材を固定する部材の変位が検出される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)周辺部材が原稿読取部から取り外された状態で可動部材の駆動を禁止することによって、可動部材に対する作業を行う作業者が、駆動された可動部材に接触して手等を怪我等することを防止できるので、可動部材に対する作業者の安全性を確保することができる。また作業者が、駆動された可動部材に接触して可動部材を破損させることを防止できる。
(2)可動部材に対向するプラテンガラスが原稿読取部から取り外された状態で可動部材の駆動を禁止することによって、プラテンガラスは可動部材に対向しているので原稿読取部から取り外すと可動部材が露出して作業者が可動部材に対する作業を行い易く、プラテンガラスが原稿読取部から取り外された際は可動部材に対して作業が行われる可能性が高いので、他の周辺部材の検出を行うよりも適切に作業者の怪我等の防止、また可動部材の破損の防止を行うことができる。
(3)センサを用いて周辺部材又は周辺部材を固定する部材の位置の変化を検出することによって、センサによって直接的に周辺部材又は周辺部材を固定する部材の変位が検出されるので、容易な構成で周辺部材が原稿読取部から取り外されたか否かを検出できる。
(4)接離機構を用いて電源装置と負荷装置とを接続するコネクタを周辺部材の着脱状態に応じて接続又は切断し、負荷装置の通電状態を検出することによって、本体装置に備えられるべきコネクタ、負荷装置及び電源装置を利用して周辺部材の原稿読取部に対する着脱状態を検出できるので、センサ等を設ける必要がなく、コストアップを抑制できる。
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の構成を示す断面図である。この発明の本体装置である画像形成装置100は、用紙(OHP等の記録媒体を含む。)に画像を形成する画像形成モードとしてコピアモード、プリンタモード、FAXモードを有し、各モードはユーザによって選択され、また両面印字が可能である。
また、画像形成装置100は、原稿読取部10、給紙部20、画像形成部30、排紙部40、図示しない操作パネル部及び制御部等から構成される。この発明の原稿読取装置である原稿読取部10は、装置本体の上部に配置され、プラテンガラス11、自動原稿搬送装置12、第1走査体13、第2走査体14、読取光学部15等から構成される。また、原稿読取部10は、プラテンガラス11上に載置された原稿の原稿面を走査して画像情報を読み取る。自動原稿搬送装置12の下方に配置されたプラテンガラス11は、透明ガラスで構成され、上面に原稿面が対向するように原稿が載置される。自動原稿搬送装置12は、原稿セットトレイ12a上に収納された原稿を自動的にプラテンガラス11上に給送する。原稿セットトレイ12aに複数枚の原稿が載置されている場合は、1枚ずつプラテンガラス11上に給送する。
第1走査体13は、露光ランプ13a及び第1反射ミラー13b等から構成されている。露光ランプ13aは、プラテンガラス11上に載置された原稿又は自動原稿搬送装置12によってプラテンガラス11上に給送された原稿の原稿面を露光する。第1反射ミラー13bは、原稿面において反射した画像光を後述する第2反射ミラーに入射させる。
第2走査体14は、第2反射ミラー14a及び第3反射ミラー14b等から構成されている。第2反射ミラー14aは、第1反射ミラー13bから入射する画像光を反射して第3反射ミラー14bに入射させる。第3反射ミラー14bは、第2反射ミラー14aから入射する画像光を反射して読取光学部15を構成する結像レンズ15aに入射させる。読取光学部15は、結像レンズ15a及びCCD(Charge Coupled Device )15b等から構成され、原稿面からの画像光を読み取る。結像レンズ15aは、第3反射ミラー14bから入射された画像光をCCD15b上に結像する。CCD15bは、受光した画像光を光電変換する。
また、プラテンガラス11上に載置された原稿の原稿面を読み取る際、第1走査体13は、図示しない駆動手段によってプラテンガラス11の面方向に沿って所定の移動速度Vで移動し、露光ランプ13aが原稿面を露光する。この時、第2走査体14は、第1走査体13の移動に連動してプラテンガラス11の面方向に沿って移動速度V/2で移動しつつ第1走査体13から入射される原稿面の画像光を結像レンズ15aに入射させる。第1走査体13の移動速度Vに対して第2走査体14の移動速度をV/2としたのは、原稿面からCCD15bまでの光路Mの光路長を一定に保って正確に画像光を受光するためである。
また、第1走査体13及び第2走査体14は、図2に示すようにこの発明の駆動部であるモータ61の駆動により動作する。モータ61は、ドライバ62を介して制御部60に接続され、制御部60によって駆動が制御されている。制御部60は、この発明の制御手段であり、上記の画像形成装置100の全体の動作を制御する。詳細は後述する。
一方、自動原稿搬送装置12の原稿載置トレイ12aに収納されている原稿を読み取る際、第1走査体13は、図1に示す所定の読取位置Sに静止した状態で、原稿搬送路R上を経由して第1走査体13に対向するプラテンガラス11上に給送されてきた原稿の原稿面を露光する。露光された原稿は排紙トレイ12bに載置される。この時、第2走査体14も同様に読取位置Tに静止した状態で第1走査体からの画像光を結像レンズ15aに入射させる。
給紙部20は、装置本体の下部に配置され、給紙トレイ21、手差トレイ22及び給紙ローラ23、捌き部材24等から構成される。給紙トレイ21及び手差トレイ22は、画像形成時に用紙搬送路Sに給紙される用紙を載置する。給紙ローラ23は、回転して捌き部材24に給紙トレイ21等に収納されている用紙を搬送する。捌き部材24は、給紙ローラ23によって搬送されてきた用紙が複数枚に重なって搬送されてきた際に1枚ずつ用紙搬送路Sに搬送する。
画像形成部30は、原稿読取部10の下方の手差トレイ22側に配置され、レーザスキャニングユニット(以下、LSUと言う。)37、この発明の像担持体である感光体31及び定着装置36を有し、感光体31の周囲に、帯電器32、現像装置33、転写装置34及びクリーニングユニット35を感光体31の回転方向である矢印Y方向に沿ってこの順に配置して構成されている。
排紙部40は、給紙トレイ21の上方に配置され、排紙ローラ41及び排紙トレイ42等から構成される。排紙ローラ41は、用紙搬送路S上を搬送されてきた用紙を排紙トレイ42に排出する。さらに、排紙ローラ41は可逆回転が可能であり、用紙の両面に画像形成を行う際、用紙搬送路S上を搬送されてきた表面の画像形成が終了した用紙をチャックした後、上記用紙を排出する回転方向とは逆方向に回転して用紙搬送路S′に搬送する。これにより、用紙の表裏面を反転させて裏面が感光体31に対向し、裏面に画像形成が行われる。排紙トレイ42は、排紙ローラ41から排出された画像形成の終了した用紙を収納する。
コピアモードにおいて原稿の画像を用紙にコピーする際、原稿読取部10のプラテンガラス11又は原稿載置トレイ12aにコピーしたい原稿を載置した後、操作パネル部に設けられた各入力キーを押下して印字枚数、印字倍率等の設定入力を行い、図示しないスタートキーを押下してコピー動作を開始する。
プラテンガラス11等に載置された原稿は、原稿面の画像情報が原稿読取部10によって読み取られる。読み取られた画像情報は、入力キー等を用いて入力された条件で画像処理が施された後、LSU37にプリントデータとして送信される。LSU37は、帯電器32によって所定の電位に帯電された感光体31の外周部に、図示しないポリゴンミラー及び各種レンズを介して上記画像情報に基づいたレーザ光を照射して静電潜像を形成する。その後、現像装置33に設けられたMGローラ33a表面に付着しているトナーが、感光体31の外周部の電位ギャップに応じて感光体31の外周部に引き寄せられて付着し、静電潜像が顕像化される。
また、スタートキーが押下されると、画像形成装置100は、給紙ローラ23が回転して用紙搬送路Sに用紙が給紙される。給紙された用紙は、用紙搬送路S上に設けられたレジストローラ51に搬送される。
用紙における搬送方向の先端部は、レジストローラ51の軸方向と平行になるようにレジストローラ51にチャックされる。
その後、用紙は、レジストローラ51によって感光体31の外周部に形成されたトナー画像との位置が合うように感光体31と転写装置34との間に再搬送される。次に、転写装置34に設けられた図示しない転写ローラを用いて感光体31の外周部のトナー画像を上記用紙に転写する。トナー画像の転写が終了した用紙は、定着装置36を通過する際に熱と圧力が加えられてトナー画像が溶融・固着され、排紙ローラ41によって排紙トレイ42に排出される。
トナー像を用紙に転写後の感光体31の外周部に付着している残留トナー及び紙粉等は、クリーニングユニット35によって回収される。
図2は、この発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられる原稿読取部の一部を拡大した断面図である。図2に示すように、プラテンガラス11は、ガラス押え板16a及びガラス支持板16bに挟持されて原稿読取部10の装置外装10aに取り付けられている。また、ガラス支持板16bの開口部に、シェーディング補正板18が配置されている。シェーディング補正板18は、公知のシェーディング補正を行う際に用いられる。
また、ガラス支持板16bは、図3に示すようにプラテンガラス11に対向する凹部にセンサ17を備えている。センサ17は、制御部60に接続され、プラテンガラス11の原稿読取部10に対する着脱状態についてのプラテンガラス11の変位を検出した結果を制御部60に出力する。図3(a)に示すように、プラテンガラス11が装置外装10aに取り付けられている状態では、センサ17は制御部60にON信号を出力する。また、図3(b)に示すように、プラテンガラス11が装置外装10aに取り付けられていない状態では、センサ17は制御部60にOFF信号を出力する。
図4は、この発明の実施形態に係る画像形成装置に備えられる制御部の通電中の処理の一部を示すフローチャートである。主電源装置をONして本体装置を起動させた後、制御部60は、プラテンガラス11が原稿読取部10に装着されているか否かをセンサ17から受信した信号に基づいて判断する(S1)。S1において、プラテンガラス11が原稿読取部10から取り外されていると判断した場合は、操作パネル部の表示部にプラテンガラス11が取り外されていることを表示してユーザ等に警告を行う(S2)。
その後、プラテンガラス11が原稿読取部10に装着されたか否かをセンサ17から受信した信号を用いて判断し(S3)、所定の時間が経過する(S4)まで、S2,S3の処理を繰り返し実行し、S3において所定の時間が経過するまでにプラテンガラス11が原稿読取部10に装着されたと判断した場合は、S6の処理に移行する。また、S3においてプラテンガラス11が原稿読取部10に装着されたと判断されずに所定の時間が経過した場合は、主電源装置をOFFして装置本体の動作を停止する(S5)。
一方、S1において、プラテンガラス11が原稿読取部10に装着されていると判断した場合は、原稿読取部10に備えられる第1走査体13及び第2走査体14の現在の位置が所定位置(ホームポジション)であるか否かを判断する(S6)。S6において、第1走査体13及び第2走査体14の現在の位置が所定位置ではないと判断した場合は、各走査体13,14を所定位置に移動させ(S7)、再びS6に戻る。また、S6において、第1走査体13及び第2走査体14の現在の位置が所定位置であると判断した場合は、露光ランプ13aへの電力の供給を開始し(S8)、露光ランプ13aの光量が所定の光量に到達したか否かを判断する(S9)。
S9において、露光ランプ13aの光量が所定の光量に到達しないと判断した場合は、所定の光量に到達するまでS9の判断を繰り返す。S9において、露光ランプ13aの光量が所定の光量に到達したと判断した場合は、第1走査体13をシェーディング補正板18に対向する位置に移動させ、また第2走査体14を第1走査体13に連動した位置に移動させた後にシェーディング補正を行う(S10)。次に、画像形成要求があるか否かを判断する(S11)。
S11において、画像形成要求があると判断した場合は、画像形成部30等の各部の初期化が完了しているか否かを判断し(S12)、初期化が完了していないと判断した場合は、初期化が完了するまでS12の判断を繰り返す。S12において、初期化が完了したと判断したと場合は、第1走査体13等を動作させて原稿の画像情報の読取処理を行い(S13)、読み取った画像情報に画像処理を施した後に用紙に画像を形成する画像形成処理を実行する(S14)。さらに、続けて画像形成を行うか否かを判断し(S15)、画像形成を行う場合はS13の処理に移行し、画像形成を行う必要がなければS16の処理に移行する。
一方、S11において、画像形成要求がないと判断した場合は、再度プラテンガラス11が原稿読取部10に装着されているか否かを判断し(S16)、装着されていないと判断した場合はS2の処理に移行する。また、S16において、プラテンガラス11が原稿読取部10に装着されていると判断した場合は、待機モード移行時間が経過したか否かを判断し(S17)、経過していないと判断した場合はS11の処理に戻って待機モード移行時間が経過するまでS11〜S17の処理を繰り返し行う。ここで、再度プラテンガラス11が原稿読取部10に装着されているか否かの判断を行うのは、主電源装置がONされていた状態である装置本体の起動中にプラテンガラス11が原稿読取部10から取り外される場合もあるからである。
なお、待機モード移行時間は、本体装置が画像形成要求を受信した際はリセットされ、画像形成処理終了S14時に再計測が開始される。
またS17において、待機モード移行時間が経過したと判断した場合は、待機モードの処理を実行する(S18)。なお、待機モードは主電源装置がOFFされた状態であり、待機モードを用いることで本体装置に備えられた副電源装置から必要最低限の負荷装置にのみ電力を供給し、省電力化を図っている。待機モード中は、ユーザによって又は画像形成要求信号の受信によって主電源装置がONされるまでは待機モード処理が継続される。
また、待機モードにおいてプラテンガラス11が取り外された場合は、S2〜S5のような作業者に警告を行う処理及び主電源装置をOFFする等の処理は行わない。つまり、待機モード中は、必要最低限の負荷装置にしか電力が供給されていないため、第1走査体13等の原稿読取時に動作する箇所には電力が供給されておらず、第1走査体13等が動作することはないからである。また、待機モード中にプラテンガラス11が原稿読取部10から取り外されている状態で主電源装置がONされれば図4に示すS1の処理においてS2の作業者に警告を行う処理に移行するため問題ない。
上記の構成によって、この発明の可動部材である第1走査体13及び第2走査体14に対向するプラテンガラス11を原稿読取部10から取り外した際、主電源装置がOFFされて第1走査体13及び第2走査体14の駆動が禁止される。したがって、第1走査体13及び第2走査体14に対する修理等の作業を行う作業者が、動作した第1走査体13及び第2走査体14に接触して手等を怪我することを防止できるので、第1走査体13及び第2走査体14に対する作業者の安全を確保できる。また作業者が、動作した第1走査体13及び第2走査体14に接触して第1走査体13及び第2走査体14を歪ませる等して破損させることを防止できる。
一方、プラテンガラス11は第1走査体13及び第2走査体14に対向しているので、原稿読取部10から取り外すと第1走査体13及び第2走査体14が露出し、作業者が第1走査体13及び第2走査体14に対する作業を行い易い。そのため、プラテンガラス11が原稿読取部10から取り外された際は、第1走査体13及び第2走査体14に対して作業が行われる可能性が高いので、第1走査体13及び第2走査体14に対向するプラテンガラス11が原稿読取部10から取り外された際に第1走査体13及び第2走査体14の駆動を禁止することで、第1走査体13及び第2走査体14の周辺の他の周辺部材の着脱状態の検出を行うよりも適切に作業者の怪我等の防止、また第1走査体13及び第2走査体14の破損の防止を行ことができる。
また、センサ17によって直接的にプラテンガラス11の原稿読取部10に対する着脱状態についてのプラテンガラス11の変位を検出できるので、容易な構成でプラテンガラス11が原稿読取部10から取り外されたか否かを検出できる。
なお、この発明の実施形態では、センサ17を用いてプラテンガラス11の原稿読取部10に対する着脱状態を検出しているが、特にこれに限定されるものではない。センサを用いてプラテンガラス11を固定する部材の変位、つまりプラテンガラス11を固定する部材がプラテンガラス11を固定する位置にあるか否かを検出することによっても上記と同様の効果を得ることができる。例えば、図5及び図6に示すように原稿読取部10の装置外装10aにおける正面側の操作パネル部70側に、この発明の周辺部材を固定する部材であるガラス位置固定部材65を配置する。ガラス位置固定部材65は、図6(a)に示すようにガラス押え部65b及びガラス支持部65cで挟持することでプラテンガラス11を支持する。
また、ガラス位置固定部材65は、回転軸65aを中心に図6(b)に示すプラテンガラス11を挟持した状態から図6(c)に示すプラテンガラス11を挟持しない位置まで揺動する。図6(c)に示す状態は、プラテンガラス11を原稿読取部10から着脱可能な状態である。また、図5及び図6に示すように、プラテンガラス11を挟持しない位置におけるガラス位置固定部材65に対向するようにセンサ66が装置外装10aに配置されている。
センサ66は、図6(b)に示すプラテンガラス11が固定された状態であるガラス位置固定部材65がプラテンガラス11を固定する位置にある状態では制御部60にON信号を出力し、また図6(c)に示すプラテンガラス11が原稿読取部10から着脱可能な状態であるガラス位置固定部材65がプラテンガラス11を固定する位置にない状態では制御部60にOFF信号を出力する。なお、図6(b),(c)は、操作パネル部70が配置されている装置外装10aを除いた状態を表している。
制御部60は、上記信号に基づいてプラテンガラス11が原稿読取部10に対して着脱可能な状態であると判断した場合は主電源装置をOFFし、またプラテンガラス11が原稿読取部10に完全に装着されていると判断した場合は通常の動作を継続する。なお、上述の例では2つのガラス位置固定部材65を用いているが特にこれに限定されることはない。
図7は、この発明の別の実施形態に係る画像形成装置の原稿読取部の一部を拡大した断面図である。図7に示すように、本体装置に備えられた主電源装置75は、この発明の負荷装置である操作パネル部70に接続され、電力を供給する。また、主電源装置75は、本体装置を構成するその他の負荷装置にも接続され、電力をその他の負荷装置にも供給する。また、図7に示すように、操作パネル部70と主電源装置75とはコネクタ80によって接続されている。
コネクタ80は、オス型コネクタ端子80a及びメス型コネクタ端子80bから構成されている。オス型コネクタ端子80aは、本体装置に固定支持され、操作パネル部80に接続ライン76aを介して接続されている。メス型コネクタ端子80bは、ガイド86によってオス型コネクタ端子との接続方向である矢印Z方向に摺動自在に支持され、主電源装置75に接続ライン76bを介して接続される。また、コネクタ80には、接離機構85が備えられている。
接離機構85は、ガイド86、押圧部材87及びバネ88、89等から構成され、プラテンガラス11が原稿読取部10に装着されている場合にのみコネクタ80を接続する。ガイド86は、メス型コネクタ端子80b及び押圧部材87を矢印Z方向に摺動自在に支持する。押圧部材87は、図示しない開口部を有し、メス型コネクタ端子80bの主電源装置75への接続ライン76bが挿通されている。バネ88は、一端がメス型コネクタ端子80bに、他端が押圧部材87に固定されている。バネ89は、図7(b)に示すように、一端がオス型コネクタ端子80aに、他端がメス型コネクタ端子80bに接続されている。また、接続ライン76aの電源供給ラインに制御部60が接続されている。
一方、図7(b)に示すように、コネクタ80の図7(b)の紙面下方には装置外装10a、押圧規制部90及びガラス支持部91が備えられている。押圧規制部90は、押圧部材82の摺動位置を規制し、またプラテンガラス11をガラス支持部91とともに挟持、固定する。ガラス支持部材91は、プラテンガラス11を支持する。
上述の構成から、図7(b)に示すように、プラテンガラス11が押圧規制部90及びガラス支持部91に挟持されていない状態では、矢印Z方向のバネ89の弾性力によってメス型コネクタ端子80bがオス型コネクタ端子80aから離間させられるので、オス型コネクタ端子80aとメス型コネクタ端子とが接続されず、主電源装置75から操作パネル部70に電力が供給されない。
一方、図7(c)に示すように、プラテンガラス11が押圧規制部90及びガラス支持部91に挟持される場合は、プラテンガラス11が押圧部材87を矢印Z方向に押すので、押圧部材87はガイド81に沿って矢印Z方向に移動する。そのため、メス型コネクタ端子80bにバネ88の矢印Z方向の弾性力が加えられるので、メス型コネクタ端子80bが矢印Z方向に移動してオス型コネクタ端子80aに接続される。これにより、主電源装置75から操作パネル部70に電力が供給される。
したがって、プラテンガラス11の原稿読取部10に対する着脱状態に応じて操作パネル部70に電力が供給されるか否かが切り換えられるので、接続ライン76aの電源供給ラインに制御部60を接続することによって、制御部60が操作パネル部70の通電状態を検出してプラテンガラス11の原稿読取部10に対する着脱状態を判断でき、主電源装置75のON、OFFを切り換えることができる。つまり、上述の例の構成では、制御部60がこの発明の検出手段にも相当する。
これによって、上述の実施形態のようにセンサ17及び66を用いてプラテンガラス11の原稿読取部10に対する着脱状態及び着脱可能な状態を検出する必要がなく、センサ17及び66を用いない構成であっても上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本体装置に備えられるべきコネクタ80、操作パネル部70及び主電源装置75を利用してプラテンガラス11の原稿読取部に対する着脱状態を検出できるので、コストアップを抑制できる。
なお、この発明の実施形態では、プラテンガラス11が原稿読取部に装着されていない場合は、主電源装置75をOFFにして第1走査体13及び第2走査体14の動作を停止しているが、第1走査体13及び第2走査体14の駆動を禁止できれば特にこれに限定されるものではない。
この発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の構成を示す断面図である。 同画像形成装置に備えられる原稿読取部の一部を拡大した断面図である。 同画像形成装置に備えられる原稿読取部の一部を拡大した断面図である。 同画像形成装置に備えられる原稿読取部の制御部の通電中の処理の一部を示すフローチャートである。 同画像形成装置に備えられる原稿読取部の一部を示す外観図である。 同画像形成装置に備えられる原稿読取部の一部を拡大した図である。 この発明の別の実施形態に係る画像形成装置に備えられる原稿読取部の一部を拡大した断面図である。
符号の説明
10−原稿読取部
11−プラテンガラス
13−第1走査体
14−第2走査体
17−センサ
60−制御部
65−ガラス位置固定部材
66−センサ
70−操作パネル部
75−電源装置
80−コネクタ
80a−オス型コネクタ端子
80b−メス型コネクタ端子
81−ガイド
82−押圧部材
83−ばね
84−ばね
90−押圧規制部
91−ガラス支持部
100−画像形成装置

Claims (3)

  1. 駆動部の駆動により可動部材を動作させて原稿を読み取る原稿読取部と、
    電源装置と負荷装置との間を選択的に接続又は切断するコネクタと、
    前記原稿読取部における前記可動部材の周辺に着脱自在に配置された周辺部材と、
    前記周辺部材が装着されていない状態で前記コネクタを切断する接離機構と、
    前記電源装置から前記負荷装置に電源が供給されていないときに前記可動部材の駆動を禁止する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記周辺部材は、前記可動部材に対向するプラテンガラスであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記負荷装置は、前記周辺部材に近接して配置される操作パネル部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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