JP4311661B2 - 繊維供給装置 - Google Patents

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本発明は、繊維供給装置に関するものである。
法面の保護や緑化を目的として、法面の地山にモルタルやコンクリート、又は緑化を促進させるための生育基盤材等の各種吹付材料を吹付ける法面吹付工法において、長繊維や短繊維等の繊維を混入させるノンラス化工法が知られている。このノンラス化工法は、地山にメタルラスや植生ネットなどを予め敷設することなく、ラス材の代わりに繊維を用い、各種吹付材料の地山への付着性等を維持しつつ、作業の省力化や工期短縮を図るものである。
このノンラス工法に用いられる装置のうち、連続ミキシング方式等の全自動のプラントにおいて各種吹付材料に繊維を供給する繊維供給装置には先行技術がある(例えば、特許文献1参照)。この装置は、図15乃至17に示すように、繊維Fを収納するタンク100と、このタンク100内下部に並列して設けられ、モータ101により回動し、上部に収納された繊維Fを下方に押し付ける押し付け羽根102,102と、これら押し付け羽根102,102の下方に位置するスリット103と、このスリット103の下方に位置し、スリットに溜まった繊維Fの塊を下方のシュート部分104に掻き落とす複数枚の掻き出し羽根105,105,…と、を備えている。そして、タンク100に供給された繊維Fは、互いに反対方向に回動する押し付け羽根102,102によって、スリット103上面に押し付けられ、スリット103上面に押し付けられた繊維Fの塊は、掻き出し羽根105,105,…の回動によって掻き出され、下方のシュート部分104より繊維を排出するものである。
特開2003−102266号公報(6頁、図21乃至図24)
しかしながら、押し付け羽根102,102によって、スリット103上面に押し付けられた繊維Fは塊状であり、繊維Fの塊のうち掻き出し羽根105,105,…で掻き出した部分が溝状になり、掻き出し羽根105,105,…が空回りすることが多く、定量的に繊維Fを排出することが出来ないという問題点があった。また、排出された繊維群は密度分布にバラつきが生じやすく、品質管理上も問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、定量排出性を向上させると共に、繊維の密度分布の均一性を高めた繊維供給装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は、次のとおりである。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、上下に開口を有する壁体で囲まれ、繊維を貯留する貯留部と、 該貯留部の下部に連結し、前記繊維を移送する移送部と、該移送部の移送方向先端側に連結された排出部と、を備えた繊維供給装置であって、前記貯留部には、繊維を上部から下方に押圧すると共に、該繊維に振動を与える振動押圧手段が設けられ、前記移送部は、管状部材と、該管状部材内に配設された回動自在なスクリューコンベヤーと、を備え、前記排出部は、繊維を排出するシュート部材を備えた、ことを特徴とする繊維供給装置である。
(作用効果)
貯留部に、繊維を上部から下方に押圧すると共に、該繊維に振動を与える振動押圧手段が設けられていることにより、塊状の繊維に対して振動を与えつつ、移送部のスクリューコンベヤーに押し付けることができるので、スクリューコンベヤーの隣接する相互の螺旋部分との間に繊維が落とし込まれやすくなり、スクリューが空回りすることがなく、排出部へ移送することができるため、定量排出性が高まる。また、スクリューコンベヤーを介して排出部へ移送するので繊維を適度な密度分布のまま排出することができる。
なお、本発明にいう繊維は、素材としてケナフ、綿、麻、絹、椰子などの天然繊維並びにレーヨン、アセテート、キュプラ等の生分解性繊維や、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、アクリル、ポリプロピレン、ガラス、カーボン及びセラミック等の非生分解性繊維等が含まれる。また、繊維形態として長繊維(約10cm以上の長さを有するもの)や、カットファイバーとよばれる短繊維(5〜6cm程度の長さを有するもの)等を含むものとする(以下同様)。
<請求項2記載の発明>
請求項2記載の発明は、前記振動押圧手段は、繊維全体に上部から下方に押圧する押圧板と、該押圧板に取付けられた振動機と、を備えた請求項1記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
振動押圧手段は、繊維全体に上部から下方に押圧する押圧板と、該押圧板に取付けられた振動機と、を備えた構成とすることにより、押圧力と振動とによる振動加重を繊維上部全体に対して加えることができるので、スクリューコンベヤーの隣接する相互の螺旋部分との間に繊維が落とし込まれやすくなり、スクリューが空回りをより効果的に防止することができる。
<請求項3記載の発明>
請求項3記載の発明は、前記貯留部の壁体が、開口横断面において、下方に向って、この開口横断面積が同等以上の開口面積となるように構成された、請求項1又は2記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
貯留部の壁体が、開口横断面において、下方に向って、この開口横断面積が同等以上の開口面積となるように構成されていることにより、下方に向って絞り込まれた形状の貯留タンクに比べて、塊状の繊維が下方に落下しやすくなり、壁体の中間で繊維が溜まってしまうことがない。
<請求項4記載の発明>
請求項4記載の発明は、前記貯留部の壁体は、ステンレス、鉄、アルミニウム又はプラスチックで形成されると共に、その内壁は梨地仕上げ、磨き仕上げ、ヘアライン仕上げ、サテン仕上げ又は樹脂コーティングで表面処理された、請求項1乃至3のいずれか1項記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
内壁は梨地仕上げ、磨き仕上げ、ヘアライン仕上げ、サテン仕上げ又は樹脂コーティングで表面処理されていることにより、繊維との接触が内壁面に形成された凹凸の点接触となり、鏡面仕上げ等に比べて接触面積が少なく、また静電気も発生し難いので、内壁に繊維が接触しても繊維が下方に落下しやすい。
<請求項5記載の発明>
請求項5記載の発明は、前記移送部のスクリューコンベヤーの螺旋部分には、繊維を引掛ける引掛け部分が形成された、請求項1乃至4のいずれか1項記載の繊維供給装置である。
<請求項6記載の発明>
請求項6記載の発明は、前記引掛け部分は、前記スクリューコンベヤーの螺旋部分を略鋸歯状に成形することにより構成された、請求項5記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
請求項5又は6記載の発明では、移送部のスクリューコンベヤーの螺旋部分には、繊維を引掛ける引掛け部分が形成されているので、スクリューコンベヤーの螺旋部分に繊維が引っ掛かりやすくなり、スクリューの空回りをより効果的に防止することができる。また引掛け部分を、略鋸歯状に成形すれば、繊維の塊を噛み易くなる。
<請求項7記載の発明>
請求項7記載の発明は、前記移送部の管状部材は断面略円筒形であり、該管状部材の軸心を中心として前記スクリューコンベヤーが回動させられ、該管状部材の内壁に、繊維の供回りを防止する条状の供回り防止部材が備えられた、請求項1乃至6のいずれか1項記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
管状部材の内壁に、繊維の供回りを防止する条状の供回り防止部材が備えられていることにより、繊維の塊の同一円周を回転するのみで、排出部の方に移動しないという供回りが防止され、繊維を排出部に確実に移送することができる。そのため、結果として、定量排出性を高めることができる。
<請求項8記載の発明>
請求項8記載の発明は、前記移送部の管状部材は断面略円筒形であり、該管状部材が少なくとも2以上並設され、該管状部材それぞれの内部に該管状部材の軸心を中心として回動するスクリューコンベヤーが設けられている、請求項1乃至7のいずれか1項記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
前記移送部の管状部材は断面略円筒形であり、該管状部材が少なくとも2以上並設され、該管状部材それぞれの内部に該管状部材の軸心を中心として回動するスクリューコンベヤーが設けられていることにより、排出する繊維量を増大させることができる。
<請求項9記載の発明>
請求項9記載の発明は、前記管状部材の移送方向側先端部分は、前記貯留部との連結位置よりも突出した構成とされた、請求項1乃至8のいずれか1項記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
管状部材の移送方向側先端部分を、貯留部との連結位置よりも突出した構成とすることにより、貯留部に溜められた繊維がいちどきに排出部から排出されてしまうことを防ぐことができるので、所定量が溜まってから排出する等の排出量調整がしやすくなり、定量排出性を高めることができる。
<請求項10記載の発明>
請求項10記載の発明は、前記管状部材の移送方向側先端部分には、この管状部材の移送方向側先端と前記スクリューコンベヤーの移送方向側先端部分との間に、前記繊維を圧密する圧密空間が形成された、請求項9記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
この圧密空間で、排出量調整を行うと共に、圧密をすることで繊維の塊の密度のバラつきを是正し、密度分布が均一化した繊維の塊を形成することができる。
<請求項11記載の発明>
請求項11記載の発明は、前記管状部材の移送方向側先端に、前記繊維の圧密を促進すると共に、前記排出部への移送を制限する、閉塞部材が形成された、請求項10記載の繊維供給装置である。
<請求項12記載の発明>
請求項12記載の発明は、前記閉塞部材は、前記管状部材の移送方向側先端に形成された開口の上端部及び下端部を覆うものである、請求項11記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
請求項11又は12記載の発明では、管状部材の移送方向側先端に閉塞部材を形成することで、圧密が促進されると共に、この閉塞部材が、管状部材の移送方向側先端に形成された開口のうち、その上端部、下端部、左端部、右端部の少なくとも1以上を覆うように構成されれば、より密度分布を一定にすることができ、また定量排出性にも優れる。
<請求項13記載の発明>
請求項13記載の発明は、排出部の前記シュート部材内には、前記スクリューコンベヤーの軸心と水平方向に直交する回動軸心を有する円筒状又は多角筒状の回転体と、回転体の外周に、繊維を掻き落とす複数の掻き落とし部材と、を有する掻き落とし回転体が内設された、請求項1乃至12のいずれか1項記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
スクリューコンベヤーの軸心と水平方向に直交する回動軸心を有する円筒状又は多角筒状の回転体の存在により、スクリューコンベヤーによって押し出された繊維の塊がいちどきに排出されることがない。また、スクリューコンベヤーから押し出された繊維の塊は、回転体の外周面に押し付けられて圧密され、繊維の塊の密度のバラつきを一層是正し均一化することができる。
回転体の外周に、繊維を掻き落とす複数の掻き落とし部材が形成されているので、繊維を密度分布が均一のまま、繊維の塊をほぐして適度に分散させて、排出部のシュート部材から排出させることができる。
<請求項14記載の発明>
請求項14記載の発明は、前記掻き落とし回転体の掻き落とし部材は、三角板又はピン状である、請求項13記載の繊維供給装置である。
(作用効果)
掻き落とし部材を、三角板又はピン状とすれば、より効率よく繊維を掻き落とすことができる。
本発明によれば、繊維を供給する際に、定量排出性を向上させると共に、繊維の密度分布の均一性を高めることができる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
<繊維供給装置の基本構成>
繊維供給装置の基本構成について、図1乃至図4に基づき説明する。なお、図1は、本発明に係る繊維供給装置の平面図であり、図2はその右側面図であり、図3は繊維供給装置のA−A断面図であり、図4は繊維供給装置のB−B断面図である。
本発明に係る繊維供給装置は、上下に開口12,13を有する壁体11,11,…で囲まれ、繊維Fを貯留する貯留部1と、この貯留部1の下部に連結し、繊維Fを移送する移送部2と、この移送部2の移送方向先端側に連結された排出部3と、を備えており、ベースフレーム4によって一体化されている。
ベースフレーム4は、主枠材41,41,…によって組まれた立体格子架で形成されている。また、主枠材41,41,…には、補助枠材が適宜取付けられており、ベースフレーム4の補強、後述する第1の減速機付モータ5や第2の減速機付モータ6等の各種装置・部材の取付箇所として機能している。そして、図示はしないが、主枠材41,41,…には、スチール等のパネルがビス等により取付けられるようになっている。ベースフレーム4の上部には、図1に示すように、X軸方向に延在し、それぞれ対向する主枠材41,41を連結するように、略溝型のレール部材42,42が平行的に設けられている。このレール部材42,42は、貯留部1の上部と連結しており、構造的に貯留部1を吊っているかたちとなっている。また、後述するように、レール部材42,42のフランジ部分は、貯留部1の上部開口12を開閉自在に覆う蓋体14の水平移動のためのレールとして機能している。
<貯留部の構成>
主に図2、図3、図5及び図6に基づき、貯留部1について説明する。なお、図5は本発明に係る繊維供給装置における繊維の貯留状況を説明するための説明図であり、図6は比較例の装置の繊維の貯留状況を説明するための説明図である。
貯留部1は、前述したように、上下に上部開口及び下部開口12,13を有する壁体11,11,…と、繊維を上部から下方に押圧すると共に、繊維に振動を与える振動押圧手段を有する蓋体14と、を備えており、上部開口12は、蓋体14によって覆われることが可能となっていると共に、下部開口13は、後述する移送部2の円筒列状体21の上部に連結されている。ここで、図7に示すように、壁体11,11,…が、開口横断面において、下方に向って、この開口横断面積が同等以上の開口面積となるように構成されている(壁体11,11,…が筒状、又はスカート状に下方に向って末広がりになるように構成されている)ことにより、上部開口12より供給された繊維Fが塊状(ファイバーボール)であっても、壁体11,11,…の内壁の中間部分(上部開口12と下部開口13との中間)で詰まってしまうことなく、確実に移送部2に繊維Fを落とし込むことができる。そのため、貯留部1内への繊維Fの供給作業の際に、必要量の繊維Fを供給するために作業員が繊維Fを下方に押し込みながら供給しなければならない等のわずらわしさが軽減される。また、壁体11,11,…の素材としては、ステンレス、鉄、アルミニウム又はプラスチック等が考えられるが、繊維Fの落下をスムーズに行うために(滑りやすくする)、長期間使用していても錆の発生の虞が少ないステンレス、アルミニウム又はプラスチック等の材料が好ましく、さらに、その壁体11,11,…の内壁は、静電気が発生し難くし、また繊維との接触面積を少なくして繊維Fが下方に落下しやすくするために、梨地仕上げ、磨き仕上げ、ヘアライン仕上げ、サテン仕上げ又は樹脂コーティング(例えば、フッ素樹脂コーティング)の塗布等で表面処理されることがより好ましい。
蓋体14は、四周を取り囲む立ち上がり壁14A,14A,…と、これら立ち上がり壁14A,14A,…の上端に連結し、実質的に貯留部1の上部開口12を覆う上面板14Bと、を備えており、縦断面として下方に開口を有する略凹形状になっている。Y軸方向に延在する立ち上がり壁14A,14Aには、それぞれ、前述したレール部材42,42のフランジ部分の上面を回動可能な縦ガイドローラ14C,14Cと、フランジ部分の上面側端部を回動可能な横ガイドローラ14D,14Dと、蓋体14の水平移動の際の脱輪防止のためのガイド部材14E,14Eと、を備えている。これら縦ガイドローラ14C,14C,…及び横ガイドローラ14B,14B,…によって、蓋体14の水平移動が可能となり、蓋体14が貯留部1の上部開口12を開閉自在に覆うことができるようになっている。ここで、立ち上がり壁14A,14A,…を設け、蓋体14の縦断面形状を略凹状にしたのは、後述する振動押圧機構7の押圧板71を上方に持ち上げて蓋体14内に収納し、蓋体14の水平移動の邪魔にならないようにするためである。
蓋体14は、前述したように、振動押圧手段としての振動押圧機構7を有しており、この振動押圧機構7は、繊維全体を下方に押圧する押圧板71と、この押圧板71に連結され、押圧板71を上下移動させるラック部材72と、このラック部材72を噛み合うピニオン(図示せず)を有し、外部から手動で押圧板71の上下移動を可能とした回動自在なハンドル73と、を備えている。繊維全体を下方に押圧するのは、主として静的荷重としての押圧板71であり、ラック部材72やハンドル73は押圧板71を上方に持ち上げるためのものである。また、押圧板71の上部には振動機74(バイブレータ)が取付けられており、押圧力と振動とによる振動荷重を繊維上部全体に対して加えることができる。図6のように、押圧板71の静的荷重のみで繊維Fを押圧しても、後述するスクリューコンベヤー22の螺旋部分22B,22B,…の外周で高止まりしてしまって、なかなか軸体22Aの外周の方まで繊維Fが入らず、繊維Fの塊が空回りするだけであるが、図5に示すように、振動機74による振動を伴う振動荷重によりスクリューコンベヤー22の軸体22Aと、隣接する相互の螺旋部分22B,22B,…との間に繊維Fが落とし込まれやすくなり、スクリューが空回りすることがなく、排出部3へ移送することができるため、定量排出性が高まる。
<移送部の構成>
主に図7乃至9、及び図12乃至図14に基づき、移送部2について説明する。なお、図7は円筒列状体及びスクリューコンベヤーの正面図であり、図8は円筒列状体の断面図であり、図9は円筒体及びスクリューコンベヤーの拡大正面図であり、図12は円筒列状体の移送方向側先端のフランジ部の正面図であり、図13は本発明に係る圧密空間を説明するための説明図であり、図14は閉塞部材のない比較例の説明図である。
移送部2は、管状部材として断面略円筒形の円筒体21A,21B,21Cを並列してなる円筒列状体21と、この円筒列状体21の内部に設けられ、円筒体21A,21B,21Cの軸心を中心として回動する3つのスクリューコンベヤー22、すなわち第1、第2及び第3スクリューコンベヤー22a,22b,22cと、を備えている。第1の減速機付モータ5に近接する第1スクリューコンベヤー22a(図2では右側のスクリューコンベヤー22)の基端部には、スプロケット22Dとギア(図示せず)が取付けられており、また、中間位置の第2スクリューコンベヤー22bの基端部,及び第3スクリューコンベヤー22cの基端部にはギア22Eが取付けられている。第1の減速機付モータ5の駆動力がチェーン51を介してスプロケット22Dに伝達され、第1スクリューコンベヤー22aが回動し、ギア(図示せず)の回動が中間位置の第2スクリューコンベヤー22bのギア22Eを回転させ、第2スクリューコンベヤー22bを回動させると共に、隣接するギア22Eを介して第3スクリューコンベヤー22cを回動させるようになっている。
スクリューコンベヤー22は、前述したように、軸体22Aと、螺旋部分22B,22B,…と、を備えており、この螺旋部分22B,22B,…は繊維Fを引掛ける引掛け部分が形成されている。この引掛け部分により、スクリューコンベヤー22の螺旋部分22B,22B,…に繊維Fが引っ掛かりやすくなり、スクリューの空回りをより効果的に防止することができる。引掛け部分の形状としては、略鋸歯状に成形すれば、繊維Fの塊を噛み易くなるので好適である。また、本実施例では、スクリューコンベヤー22は、その軸心に平行して、第1、第2及び第3スクリューコンベヤー22a,22b,22cと3つ配設されている。なお、スクリューコンベヤー22の設置数や螺旋部分の外径の大きさについては、単位時間当たりの繊維供給量(排出部3から排出される量)に応じて決めればよく、本発明は図示した実施例に限定されるものではない。例えば、第1、第2及び第3スクリューコンベヤー22a,22b,22cと3つ設ける代わりに、螺旋部分22B,22B,…の外径を大きくすることにより(その際、同時に円筒体の外径も大きくなり、容量が大きくなる)、スクリューコンベヤー22を2つにすることができる。ただし、スクリューコンベヤー22の単位時間当たりの回転数を上げても、顕著に供給量は増加するものではないため、スクリューコンベヤー22の設置数や螺旋部分22B,22B,…の外径の大きさで調整する必要がある。
円筒列状体21は、前述したように、管状部材として断面略円筒形の円筒体21A,21B,21Cを並設してなるものであり、それぞれ前述した第1、第2及び第3スクリューコンベヤー22a,22b,22cが内設されている。円筒列状体21の上部の一部は、貯留部1の下部開口13で壁体11,11,…と連結されており、貯留部1から落された繊維Fがここから円筒列状体21内に投入されるようになっており、この部分(貯留部2の下部開口13が形成される範囲)では、隣接する円筒体21A,21B,21Cの相互間内を繊維Fが移動できる。そして、壁体11との連結位置よりも移送方向側では、円筒体21A,21B,21Cの内部空間は個別化されており、それぞれの円筒体21A,21B,21Cの内部から繊維Fが排出部3に移送される。ここで、管状部材として断面略円筒形の円筒体21A,21B,21C並設された円筒列状体21の移送方向側先端部分を、図8に示すように、貯留部1の壁体11との連結位置よりも突出した構成とすることにより、貯留部1に溜められた繊維Fがいちどきに排出部3から排出されてしまうことを防ぐことができるので、所定量が溜まってから排出する等の排出量調整がしやすくなり、定量排出性を高めることができる。なお、この突出部分は、スクリューコンベヤー22の螺旋部分22B,22B,…のピッチ間隔の1.5倍以上を突出させることが好適である。
また、図8に示すように、上述した、突出部分のうち円筒列状体21の移送方向側先端部分には、この円筒列状体21の移送方向側先端とスクリューコンベヤー21の移送方向側先端部分との間に、繊維Fを圧密する圧密空間Pが形成されている。この圧密空間Pは、スクリューコンベヤー21により移送方向(排出部3方向)へ押し出された繊維Fを圧密するための空間であり、後述する円筒列状体21の移送方向側先端に取付けられた閉塞部材24や、排出部3の回転体32A、複数の掻き落とし部材32Bを繊維Fの移送阻止の障壁として機能させ、圧密するものである。この圧密空間Pでは、繊維Fの排出量調整が行なわれると共に、繊維Fを圧密することで繊維Fの塊の密度のバラつきを是正し、密度分布が均一化した繊維Fの塊を形成することができるものである。
前述した閉塞部材24は、図12及び図13に示すように、円筒列状体21の移送方向側先端のフランジ部21bに取付けられており、円筒体21A,21B,21Cの開口の上端部及び下端部を覆っている。この閉塞部材24は、前述した圧密空間Pにおける密度分布を一定にする障壁として機能すると共に、排出部3から排出される繊維Fの量を調整している。繊維量の調整は、円筒体21A,21B,21Cの開口面積を絞ることで、図14に示す比較例のように大きな繊維Fの塊のまま排出されることを防ぐものである。すなわち、図14のように閉塞部材24が取付けられていない場合には、円筒体21A,21B,21Cの開口断面積と略同等の断面積を持つ大きな繊維Fの塊が複数の掻き落とし部材32Bに引っ掛かりやすくなり、そのままの大きさで排出されてしまう虞があるが、図13のように閉塞部材24を取付け、繊維Fの塊の断面積を絞ることにより、掻き落とし部材32Bに引っ掛かる割合が少なくなり、繊維Fの塊が分散しやすくなるものである。なお、本実施の形態では、繊維Fの塊が分散しやすさ等の観点から、閉塞部材24が、円筒体21A,21B,21Cの開口の上端部及び下端部を覆う構成となっているが、この構成に代えて、円筒体21A,21B,21Cの開口の上端部の一方のみを覆うようにしたり、下端部の一方のみを覆うようにすることもできる。このことは、円筒体21A,21B,21Cの開口の左端部、右端部についてもいえることであるので、結果として、円筒体21A,21B,21Cの開口の上端部、下端部、左端部、右端部の少なくとも1以上を覆うように構成すればよい。
円筒体21A,21B,21Cの内壁における開口断面とスクリューコンベヤー22との隙間は、繊維以外、例えば粉粒体等を移送するスクリューコンベヤーに比べて、図7乃至9に示すように、間隔を広く取ることが望ましい。これは、あまりにも間隔が狭すぎると、円筒体21A,21B,21Cの内壁とスクリューコンベヤー22との隙間に繊維Fが挟まり、スクリューコンベヤー22の回動が止まってしまう虞があるからである。
円筒体21A,21B,21Cには、図9に示すように、繊維Fの供回りを防止する条状の供回り防止部材23,23,…が設けられている。この供回り防止部材23,23,…により、繊維Fの塊の同一円周を回転するのみで、排出部3の方に移動しないという供回り現象が防止され、繊維Fを排出部3に確実に移送することができる。そのため、結果として、定量排出性を高めることができる。この供回り防止部材23,23,…は、図9に示すように、一つの円筒体につき3箇所設けることが好適であるが、少なくとも1箇所以上であればよい。また、繊維Fの供回りを防止するという観点から、供回り防止部材23,23,…に代えて、供回り防止凹部(図示せず)を円筒体21A,21B,21Cの内壁に形成し、この凹部により繊維Fを引っ掛かりやすくして繊維Fの供回りを阻止することも考えられる。なお、円筒体21A,21B,21Cの内壁とスクリューコンベヤー22とを壁体11,11,…の内壁と同様に、材質としてステンレス、鉄、アルミニウム又はプラスチック等が考えられるが、ステンレス、アルミニウム又はプラスチック等で錆びにくくし、かつ梨地仕上げ、磨き仕上げ、ヘアライン仕上げ、サテン仕上げ又は樹脂コーティング(例えば、フッ素樹脂コーティング)の塗布等で表面処理することが好ましい。
<排出部の構成>
主に図10及び図11に基づき、排出部3について説明する。なお、図10は排出部の側面断面図であり、図11は排出部の正面断面図である。
排出部3は、繊維Fを排出するシュート部材31と、このシュート部材31内に内設された掻き落とし回転体32と、この掻き落とし回転体32を回動させる第2の減速機付モータと、を備えている。シュート部材31は、その入口側が閉塞部材24を介して移送部2の円筒列状体21に取付けられており、出口側には、その下方に各種吹付材料等が供給されるミキサー(図示せず)や連続ミキシング方式のスクリュー(図示せず)が配置され、これらに繊維Fを供給するようになっている。
掻き落とし回転体32は、スクリューコンベヤー22の軸心と水平方向に直交する回動軸心を有する円筒状の回転体32Aと、回転体32Aの外周に、繊維Fを掻き落とす複数の掻き落とし部材32B,32B,…と、を備えている。
スクリューコンベヤー22の軸心と水平方向に直交する回動軸心を有する円筒状(ドラム状)の回転体32Aの存在により、スクリューコンベヤー22によって押し出された繊維Fの塊がいちどきに排出されることがない。すなわち、単に回転体がロッド状であれば、掻き落とされる量が多くなり、移送された繊維Fの塊のままの大きさで下方に排出されてしまうが、円筒状(ドラム状)としていることにより、移送される繊維Fの移送障壁となって、繊維Fの塊の掻き落とし量を制限することができる。また、スクリューコンベヤー22から押し出された繊維Fの塊は、回転体32Aの外周面に押し付けられて圧密され、繊維Fの塊の密度のバラつきを一層是正し、均一化することができる。また、掻き落とし回転体32を円筒状(ドラム状)とすることに代えて、三角形、四角形、五角形、六角形…等の多角筒状としてもよい。
また、回転体32Aの外周に、繊維Fを掻き落とす複数の掻き落とし部材32B,32B,…が形成されているので、繊維Fを密度分布が均一のまま、繊維Fの塊をほぐして適度に分散させて、排出部3のシュート部材31の出口側から排出させることができる。掻き落とし部材32B,32B,…の形状としては、三角板又はピン状であれば、より効率よく繊維Fを掻き落とすことができる。
なお、シュート部材31と掻き落とし回転体32の材質として、ステンレス、鉄、アルミニウム又はプラスチック等が考えられるが、ステンレス、アルミニウム又はプラスチック等で錆びにくくし、かつ梨地仕上げ、磨き仕上げ、ヘアライン仕上げ、サテン仕上げ又は樹脂コーティング(例えば、フッ素樹脂コーティング)の塗布等で表面処理することが好ましい。
本発明に係る繊維供給装置の平面図である。 その右側面図である。 繊維供給装置のA−A断面図である。 繊維供給装置のB−B断面図である。 本発明に係る繊維供給装置における繊維の貯留状況を説明するための説明図である。 比較例の装置の繊維の貯留状況を説明するための説明図である。 円筒列状体及びスクリューコンベヤーの正面図である。 円筒列状体の断面図である。 円筒体及びスクリューコンベヤーの拡大正面図である。 排出部の側面断面図である。 排出部の正面断面図である。 円筒列状体の移送方向側先端のフランジ部の正面図である。 本発明に係る圧密空間を説明するための説明図である。 閉塞部材のない比較例の説明図である。 従来例の繊維供給装置の平面図である。 そのA−A断面図である。 そのB−B断面図である。
1…貯留部、2…移送部、3…排出部、4…ベースフレーム、5…第1の減速機付モータ、6…第2の減速機付モータ、7…振動押圧機構、11…壁体、12…上部開口、13…下部開口、14…蓋体、14A…立ち上がり片、14B…上面板、14C…縦ガイドローラ、14D…横ガイドローラ、14E…ガイド部材、21…円筒列状体、21A,21B,21C…円筒体、21b…フランジ部、22…スクリューコンベヤー、22a…第1スクリューコンベヤー、22b…第2スクリューコンベヤー、22c…第3スクリューコンベヤー、22A…軸体、22B…螺旋部分、22D…スプロケット、22E…ギア、23…供回り防止部材、24…閉塞部材、31…シュート部材、32…掻き落とし回転体、32A…回転体、32B…掻き落とし部材、41…主枠材、42…レール部材、51…チェーン、71…押圧板、72…ラック部材、73…ハンドル、74…振動機、F…繊維。

Claims (14)

  1. 上下に開口を有する壁体で囲まれ、繊維を貯留する貯留部と、
    該貯留部の下部に連結し、前記繊維を移送する移送部と、
    該移送部の移送方向先端側に連結された排出部と、を備えた繊維供給装置であって、
    前記貯留部には、繊維を上部から下方に押圧すると共に、該繊維に振動を与える振動押圧手段が設けられ、
    前記移送部は、管状部材と、該管状部材内に配設された回動自在なスクリューコンベヤーと、を備え、
    前記排出部は、繊維を排出するシュート部材を備えた、
    ことを特徴とする繊維供給装置。
  2. 前記振動押圧手段は、繊維全体に上部から下方に押圧する押圧板と、該押圧板に取付けられた振動機と、を備えた請求項1記載の繊維供給装置。
  3. 前記貯留部の壁体が、開口横断面において、下方に向って、この開口横断面積が同等以上の開口面積となるように構成された、請求項1又は2記載の繊維供給装置。
  4. 前記貯留部の壁体は、ステンレス、鉄、アルミニウム又はプラスチックで形成されると共に、その内壁は梨地仕上げ、磨き仕上げ、ヘアライン仕上げ、サテン仕上げ又は樹脂コーティングで表面処理された、請求項1乃至3のいずれか1項記載の繊維供給装置。
  5. 前記移送部のスクリューコンベヤーの螺旋部分には、繊維を引掛ける引掛け部分が形成された、請求項1乃至4のいずれか1項記載の繊維供給装置。
  6. 前記引掛け部分は、前記スクリューコンベヤーの螺旋部分を略鋸歯状に成形することにより構成された、請求項5記載の繊維供給装置。
  7. 前記移送部の管状部材は断面略円筒形であり、該管状部材の軸心を中心として前記スクリューコンベヤーが回動させられ、
    該管状部材の内壁に、繊維の供回りを防止する条状の供回り防止部材が備えられた、請求項1乃至6のいずれか1項記載の繊維供給装置。
  8. 前記移送部の管状部材は断面略円筒形であり、該管状部材が少なくとも2以上並設され、該管状部材それぞれの内部に該管状部材の軸心を中心として回動するスクリューコンベヤーが設けられている、請求項1乃至7のいずれか1項記載の繊維供給装置。
  9. 前記管状部材の移送方向側先端部分は、前記貯留部との連結位置よりも突出した構成とされた、請求項1乃至8のいずれか1項記載の繊維供給装置。
  10. 前記管状部材の移送方向側先端部分には、この管状部材の移送方向側先端と前記スクリューコンベヤーの移送方向側先端部分との間に、前記繊維を圧密する圧密空間が形成された、請求項9記載の繊維供給装置。
  11. 前記管状部材の移送方向側先端に、前記繊維の圧密を促進すると共に、前記排出部への移送を制限する、閉塞部材が形成された、請求項10記載の繊維供給装置。
  12. 前記閉塞部材は、前記管状部材の移送方向側先端に形成された開口のうち、その上端部、下端部、左端部、右端部の少なくとも1以上を覆うものである、請求項11記載の繊維供給装置。
  13. 排出部の前記シュート部材内には、前記スクリューコンベヤーの軸心と水平方向に直交する回動軸心を有する円筒状又は多角筒状の回転体と、回転体の外周に、繊維を掻き落とす複数の掻き落とし部材と、を有する掻き落とし回転体が内設された、請求項1乃至12のいずれか1項記載の繊維供給装置。
  14. 前記掻き落とし回転体の掻き落とし部材は、三角板又はピン状である、請求項13記載の繊維供給装置。
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