しかしながら、上記テレビジョン受像装置では、子供等が視聴できる番組を有効に制限することはできるものの、親等が、視聴制限の対象となっている番組の視聴をする場合には、上記の操作を行って視聴制限を解除する必要がある。また、一旦、視聴制限を解除した場合に、視聴制限を有効とするためには、再度、上記の操作を行って視聴制限を行う必要がある。従って、上記テレビジョン受像装置では、親等が、視聴制限の対象となっている番組の視聴をする際に、必要な操作が煩雑である場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、利便性良好に視聴制限を解除することの可能な放送受信装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載の放送受信装置は、テレビジョン放送を受信し、外部から視認可能にモニタに出力可能に構成されると共に、複数のキーが配設されたリモートコントローラと通信可能に接続された放送受信装置であって、受信可能な番組毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報である番組制限情報を格納する番組制限記憶手段と、受信可能なチャンネル毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報であるチャンネル制限情報を格納するチャンネル制限記憶手段と、前記リモートコントローラを介して操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、受信するチャンネルを設定するチャンネル設定手段と、前記チャンネル設定手段によって1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組に対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを、前記番組制限記憶手段に格納された番組制限情報に基づいて判定する番組制限判定手段と、前記チャンネル設定手段によって1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを、前記チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報に基づいて判定するチャンネル制限判定手段と、前記番組制限判定手段によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、前記チャンネル設定手段によって設定された1のチャンネルに対応する番組の視聴をブロックする番組制限実行手段と、前記チャンネル制限判定手段によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、前記チャンネル設定手段によって設定された1のチャンネルの視聴をブロックするチャンネル制限実行手段と、前記番組制限判定手段及びチャンネル制限判定手段の少なくとも一方によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、前記リモートコントローラから、前記複数のキーの内、予め設定された特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かを判定し、特定のキーに対応する操作信号を受け付けたと判定された場合に、暗証番号情報を受け付け、受け付けられた暗証番号情報が、予め設定された暗証番号情報と一致するか否かを判定するユーザ判定手段と、前記ユーザ判定手段によって一致すると判定された場合に、前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作を禁止する禁止手段と、前記禁止手段によって前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている場合に、前記リモートコントローラから、前記特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かを判定する禁止解除受付手段と、前記禁止手段によって前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている場合に、前記チャンネル設定手段によって他のチャンネルが設定されたか否かを判定するチャンネル変更判定手段と、番組毎に、開始時刻情報及び終了時刻情報を格納する番組情報記憶手段と、前記禁止手段によって前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている場合に、前記番組情報記憶手段に基づいて、前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したか否かを判定する番組判定手段と、を備え、前記禁止手段が、前記禁止解除受付手段によって前記特定のキーに対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合、前記チャンネル変更判定手段によって他のチャンネルが設定されたと判定された場合、又は、前記番組判定手段によって番組の終了時刻に到達したと判定された場合に、前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作の禁止を解除することを特徴としている。
請求項2に記載の放送受信装置は、テレビジョン放送を受信し、外部から視認可能にモニタに出力可能に構成された放送受信装置であって、受信可能な番組毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報である番組制限情報を格納する番組制限記憶手段と、受信可能なチャンネル毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報であるチャンネル制限情報を格納するチャンネル制限記憶手段と、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいて、受信するチャンネルを設定するチャンネル設定手段と、前記チャンネル設定手段によって1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組に対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを、前記番組制限記憶手段に格納された番組制限情報に基づいて判定する番組制限判定手段と、前記チャンネル設定手段によって1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを、前記チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報に基づいて判定するチャンネル制限判定手段と、前記番組制限判定手段によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、前記チャンネル設定手段によって設定された1のチャンネルに対応する番組の視聴をブロックする番組制限実行手段と、前記チャンネル制限判定手段によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、前記チャンネル設定手段によって設定された1のチャンネルの視聴をブロックするチャンネル制限実行手段と、前記番組制限判定手段及び前記チャンネル制限判定手段の少なくとも一方によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報を受け付けて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かを判定するユーザ判定手段と、前記ユーザ判定手段によって一致すると判定された場合に、前記番組制限実行手段及び前記チャンネル制限実行手段の動作を禁止する禁止手段と、前記禁止手段によって前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている場合に、前記チャンネル設定手段によって他のチャンネルが設定されたか否かを判定するチャンネル変更判定手段と、を備え、前記禁止手段は、前記チャンネル変更判定手段によって他のチャンネルが設定されたと判定された場合に、前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作の禁止を解除する特徴としている。
請求項3に記載の放送受信装置は、請求項2に記載の放送受信装置であって、番組毎に、開始時刻情報及び終了時刻情報を格納する番組情報記憶手段と、前記禁止手段によって前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている場合に、前記番組情報記憶手段に基づいて、前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したか否かを判定する番組判定手段と、を備え、前記禁止手段が、前記番組判定手段によって番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作の禁止を解除することを特徴としている。
請求項4に記載の放送受信装置は、請求項3に記載の放送受信装置であって、前記ユーザ判定手段が、個人識別情報として暗証番号情報を用いることを特徴としている。
請求項5に記載の放送受信装置は、請求項4に記載の放送受信装置であって、複数のキーが配設されたリモートコントローラと通信可能に接続され、前記ユーザ判定手段が、前記リモートコントローラから、前記複数のキーの内、予め設定された特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かを判定し、特定のキーに対応する操作信号を受け付けたと判定された場合に、前記暗証番号情報を受け付けることを特徴としている。
請求項6に記載の放送受信装置は、請求項5に記載の放送受信装置であって、前記禁止手段によって前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作が禁止されている場合に、前記リモートコントローラから、前記特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かを判定する禁止解除受付手段を備え、前記禁止手段が、前記禁止解除受付手段によって前記特定のキーに対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合に、前記番組制限実行手段及びチャンネル制限実行手段の動作の禁止を解除することを特徴としている。
本発明に係る放送受信装置によれば、受信可能な番組毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報である番組制限情報が番組制限記憶手段に格納されており、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、受信するチャンネルが設定され、1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組に対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが、番組制限記憶手段に格納された番組制限情報に基づいて判定される。そして、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組の視聴がブロックされると共に、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、番組制限記憶手段に格納された番組制限情報を変更することなく番組の視聴をブロックする動作が禁止される(=番組を視聴することができる)ので、利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
また、受信可能なチャンネル毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報であるチャンネル制限情報がチャンネル制限記憶手段に格納されており、外部からの操作入力を受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、受信するチャンネルが設定され、1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが、チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報に基づいて判定される。そして、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、設定された1のチャンネルの視聴がブロックされると共に、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報を変更することなく番組の視聴をブロックする動作が禁止される(=番組を視聴することができる)ので、利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
更に、個人識別情報として暗証番号情報が用いられるため、予め設定された個人識別情報と一致するか否かの判定を容易に行うことができるので、更に利便性良好に視聴制限を解除することができる。
加えて、リモートコントローラから、複数のキーの内、予め設定された特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かが判定され、特定のキーに対応する操作信号を受け付けたと判定された場合に、暗証番号情報が受け付けられるため、更に利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、視聴制限を解除する場合には、リモートコントローラに配設された特定のキーを押下した後、暗証番号を入力すればよいため、更に利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
また、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、リモートコントローラから、特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かが判定され、特定のキーに対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、解除された視聴制限を動作させる場合には、リモートコントローラに配設された特定のキーを押下すればよいため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。例えば、視聴制限の対象である番組を視聴中に、子供等が該放送受信装置の配設されている部屋に入ってきた場合に、簡単な操作(=特定のキーを押下する操作)で解除された視聴制限を動作させることができるのである。
更に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、他のチャンネルが設定されたか否かが判定され、他のチャンネルが設定されたと判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、1のチャンネルで受信されている番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、他のチャンネルが設定された場合(=チャンネルが変更された場合)に、1のチャンネルで受信されている番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
例えば、視聴制限の対象である番組を視聴中に、子供等が該放送受信装置の配設されている部屋に入ってきた場合に、簡単な操作(=チャンネルを変更する操作)で解除された視聴制限を動作させることができるのである。
加えて、番組毎に、開始時刻情報及び終了時刻情報が番組情報記憶手段に格納されており、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、番組情報記憶手段に基づいて、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したか否かが判定される。そして、番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、何らかの事情により、視聴者が解除された視聴制限を動作させる操作を行わなかった場合であっても、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
例えば、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている状態で、親等の視聴者が急用で外出した場合であっても、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
本発明に係る放送受信装置によれば、受信可能な番組毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報である番組制限情報が番組制限記憶手段に格納されており、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、受信するチャンネルが設定され、1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組に対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが、番組制限記憶手段に格納された番組制限情報に基づいて判定される。そして、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組の視聴がブロックされると共に、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、番組制限記憶手段に格納された番組制限情報を変更することなく番組の視聴をブロックする動作が禁止される(=番組を視聴することができる)ので、利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
本発明に係る放送受信装置によれば、受信可能なチャンネル毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報であるチャンネル制限情報がチャンネル制限記憶手段に格納されており、外部からの操作入力を受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、受信するチャンネルが設定され、1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが、チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報に基づいて判定される。そして、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、設定された1のチャンネルの視聴がブロックされると共に、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報を変更することなく番組の視聴をブロックする動作が禁止される(=番組を視聴することができる)ので、利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
本発明に係る放送受信装置によれば、個人識別情報として暗証番号情報が用いられるため、予め設定された個人識別情報と一致するか否かの判定を容易に行うことができるので、更に利便性良好に視聴制限を解除することができる。
本発明に係る放送受信装置によれば、リモートコントローラから、複数のキーの内、予め設定された特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かが判定され、特定のキーに対応する操作信号を受け付けたと判定された場合に、暗証番号情報が受け付けられるため、更に利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、視聴制限を解除する場合には、リモートコントローラに配設された特定のキーを押下した後、暗証番号を入力すればよいため、更に利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
本発明に係る放送受信装置によれば、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、リモートコントローラから、特定のキーに対応する操作信号を受け付けたか否かが判定され、特定のキーに対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、解除された視聴制限を動作させる場合には、リモートコントローラに配設された特定のキーを押下すればよいため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。例えば、視聴制限の対象である番組を視聴中に、子供等が該放送受信装置の配設されている部屋に入ってきた場合に、簡単な操作(=特定のキーを押下する操作)で解除された視聴制限を動作させることができるのである。
本発明に係る放送受信装置によれば、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、他のチャンネルが設定されたか否かが判定され、他のチャンネルが設定されたと判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、1のチャンネルで受信されている番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、他のチャンネルが設定された場合(=チャンネルが変更された場合)に、1のチャンネルで受信されている番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
例えば、視聴制限の対象である番組を視聴中に、子供等が該放送受信装置の配設されている部屋に入ってきた場合に、簡単な操作(=チャンネルを変更する操作)で解除された視聴制限を動作させることができるのである。
本発明に係る放送受信装置によれば、番組毎に、開始時刻情報及び終了時刻情報が番組情報記憶手段に格納されており、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、番組情報記憶手段に基づいて、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したか否かが判定される。そして、番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、何らかの事情により、視聴者が解除された視聴制限を動作させる操作を行わなかった場合であっても、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
例えば、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている状態で、親等の視聴者が急用で外出した場合であっても、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
本発明に係る放送受信装置によれば、受信可能なチャンネル毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報であるチャンネル制限情報がチャンネル制限記憶手段に格納されており、外部からの操作入力が受け付けられて、受け付けられた操作入力に基づいて、受信するチャンネルが設定され、設定された1のチャンネルに対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが、チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報に基づいて判定される。そして、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、設定された1のチャンネルの視聴がブロックされると共に、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、外部からのユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、チャンネル制限記憶手段に格納されたチャンネル制限情報を変更することなく番組の視聴をブロックする動作が禁止される(=番組を視聴することができる)ので、利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明に係るデジタル放送受信機1の構成の一例を示すブロック図である。デジタル放送受信機1(放送受信装置に相当する)は、図2に示すリモートコントローラ(=Remotecontroller:以下、「リモコン」という)2と赤外線通信を介して通信可能に接続されている。
デジタル放送受信機1は、リモコン2を介してユーザからの操作入力を受け付けて、テレビジョン放送を受信し、後述するディスプレイ183に出力するものであって、MPU11、RAM12、ROM13、操作部14、受信部15、音声出力部16、MPEG2デコード部17、画像出力部18、及び、赤外線通信部19を備えている。
MPU(Micro Processing Unit)11は、デジタル放送受信機1全体の動作を制御するものである。RAM(Random Access Memory)12は、音声情報、動画像情報等の情報を読み書き自在に格納するものである。ROM(Read Only Memory)13は、MPU11を動作させる制御プログラム等を格納するものである。
操作部14は、電源のON、OFF操作、選局等の各種操作を受け付けるものである。受信部15は、テレビジョン放送を受信して復調するものであって、アンテナ部151、チューナ部152、A/D変換部153、復調部154、及び、TSデマルチプレクサ155を備えている。
アンテナ部151は、テレビジョン放送波を受信するものである。チューナ部152は、アンテナ部151で受信されたテレビジョン放送波から、予め設定されたチャンネルの放送を選局するものである。A/D変換部153は、チューナ部152からの出力信号(=アナログ信号)をデジタル情報に変換するものである。復調部154は、A/D変換部153からの出力情報を復調するものである。TS(Transport Stream)デマルチプレクサ155は、復調部154によって復調された出力情報を種別毎に分離して出力するものである。
音声出力部16は、受信部15によって受信されたテレビジョン放送に対応する音声を出力するものであって、D/A変換部161、音声信号出力部162、及び、スピーカ163を備えている。D/A変換部161は、TSデマルチプレクサ155から出力された音声情報(=デジタル情報)をアナログ信号に変換するものである。音声信号出力部162は、D/A変換部161によってアナログ信号に変換された音声信号を出力するものである。スピーカ163は、音声信号出力部162から出力された音声信号に対応する音声を出力するものである。
MPEG(Motion Picture Experts Group)2デコード部17は、TSデマルチプレクサ155から出力された動画像情報を圧縮前の動画像情報に復号化するものである。
画像出力部18は、MPEG2デコード部17によって復号化された動画像情報を出力するものであって、NTSCエンコード部181、映像信号出力部182、及び、ディスプレイ183を備えている。NTSC(National Television Standards Committee)エンコード部181は、MPEG2デコード部17によって復号化された動画像情報をNTSC方式のテレビジョン信号に変換するものである。映像信号出力部182は、NTSCエンコード部181から出力されたNTSC方式のテレビジョン信号をディスプレイ183に対して出力するものである。ディスプレイ183(モニタに相当する)は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等からなり、映像信号出力部182から出力されたテレビジョン信号に対応する動画像を表示するものである。
赤外線通信部19は、リモコン2からの電源のON、OFF操作、選局、デジタル放送受信機1の各種設定(視聴制限設定等)等の各種操作を受け付けるものである。
次に、デジタル放送受信機1が放送を受信する場合の動作について説明する。まず、送信されてきたデジタル放送波がアンテナ部151で受信される。操作部14を介して選局操作が受け付けられた場合には、チューナ部152によって受信するトランスポンダ(Transponder)の切換が行われる。受信されたデジタル放送波は、A/D変換部153によりデジタル情報に変換され、復調部154によって復調される。
なお、デジタル放送波は、送信側(送信局)からTS(Transport Stream)パケットとして送信される。このTSパケットは、動画像情報、音声情報、視聴制限テーブル情報等を含む制御情報からなり、これらの情報がTSデマルチプレクサ155によって、分離して出力され、RAM12に格納される。そして、RAM12から読み出された音声情報がD/A変換部161によってアナログ信号に変換され、音声信号出力部162を介してスピーカ163から音声が出力される。
また、RAM12から読み出された動画像情報がMPEG2デコード部17によって圧縮前の動画像情報に復号化され、NTSCエンコード部181によってNTSC方式のテレビジョン信号に変換されて、映像信号出力部182を介してディスプレイ183に動画像が表示される。
図2は、リモコン2の外観の一例を示す図である。リモコン2は、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作入力に対応する赤外線信号を生成して、デジタル放送受信機1に対して出力するものであって、赤外線信号出力部21、パワーキー22、テンキー23、解除キー24、及び、チャンネルキー25を備えている。赤外線信号出力部21は、ユーザによって押下されたキーに対応する操作信号を生成し、赤外線信号に変換してデジタル放送受信機1に対して送信するものである。
パワーキー22(禁止解除受付手段の一部に相当する)は、デジタル放送受信機1の電源を投入(=ON)又は遮断(=OFF)する場合に押下されるキーである。また、パワーキー22は、解除された視聴制限を動作させる場合(=初期状態に戻す)に押下されるキーである。テンキー23(チャンネル設定手段の一部、ユーザ判定手段の一部に相当する)は、「0」〜「9」の数字に対応するキーを備え、チャンネル番号、暗証番号等を入力する場合に押下されるキーである。解除キー24(特定のキーに相当する、ユーザ判定手段の一部、禁止解除受付手段の一部に相当する)は、視聴制限を解除する場合、又は、解除された視聴制限を動作させる場合に押下されるキーである。チャンネルキー25(チャンネル設定手段の一部に相当する)は、予め設定された順序でチャンネルを変更する場合に押下されるキーである。
図3は、本発明に係るデジタル放送受信機1における主要部の構成の一例を示すブロック図である。デジタル放送受信機1のMPU11は、機能的に、チャンネル設定部110、番組制限判定部111、番組制限実行部112、チャンネル制限判定部113、チャンネル制限実行部114、ユーザ判定部115、禁止部116、禁止解除受付部117、チャンネル変更判定部118、及び、番組判定部119を備えている。また、RAM12は、機能的に、番組制限記憶部121、チャンネル制限記憶部122、及び、番組情報記憶部123を備えている。
ここでは、MPU11が、図1に示すROM13等に予め格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、チャンネル設定部110、番組制限判定部111、番組制限実行部112、チャンネル制限判定部113、チャンネル制限実行部114、ユーザ判定部115、禁止部116、禁止解除受付部117、チャンネル変更判定部118、番組判定部119等の機能部として機能すると共に、RAM12を、番組制限記憶部121、チャンネル制限記憶部122、番組情報記憶部123等の機能部として機能させるものである。
また、図1に示すRAM12、ROM13に格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、半導体メモリ等である。
番組制限記憶部121(番組制限記憶手段に相当する)は、受信可能な番組毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報である番組制限情報を格納するものである。具体的には、例えば、下記の方法によって予め番組制限情報が設定され、後述する番組情報テーブル(=EIT)に含まれる番組識別情報と対応付けて番組制限記憶部121に格納されているものである。
図1に示す受信部15を介して、放送中に送信されるRRT(Rating Region Table)を取得して、取得されたRRTに基づいて列方向の位置及び行方向の位置に応じて予め設定された視聴制限条件が規定されたテーブルである視聴制限テーブル(=以下、「レイティングテーブル」という)をRAM13等に格納する。
また、番組毎の視聴制限条件を規定する番組視聴制限情報は、番組情報テーブル(Event Information Table、以下「EIT」という)内に含まれる情報であって、レイティングテーブルの列方向の位置を示す列番号情報及び行方向の位置を示す行番号情報として視聴制限条件を規定するCAD(Content Advisory Descriptor)として図1に示す受信部15を介して取得される。
そして、CADによって規定される番組視聴制限を実行するか否か(=視聴をブロックするか否か)否かの設定を、ユーザがリモコン2を介して、レイティングテーブルを参照して行うことによって、番組の視聴をブロックするか否かを示す設定情報である番組制限情報が生成されるのである。
図4は、レイティングテーブルの一例を示す図表である。図4に示すように、レイティングテーブルは、例えば、第1列は、レイティング項目名称が「TV−AA」に設定されたオーダータイプの視聴制限条件であって、ここでは、MPAA(Motion Picture Association of America)規格のレイティングである。第1列の第1行から順に、X、NC−17、R、PG−13、PG、G、NRの各文字列で規定された視聴制限条件を示している。
第1行のXは、NC−17の古い規格であることを示している。第2行のNC−17(No children under 17)は、18歳未満(17歳以下)の視聴を禁止したものであることを示している。第3行のR(Restricted)は、17歳未満(16歳以下)の鑑賞は保護者同伴が要求されることを示している。第4行のPG−13(Parents strongly cautioned)は、13歳未満(12歳以下)の子供の観賞については、保護者の厳重な注意が必要であることを示している。
第5行のPG(Parental Guidance suggested)は、子供に見せる前に保護者が内容を検討することを提案したものであることを示している。第6行のG(General audiences)は、全年齢に適していることを示している。第7行のNR(Not Rated)は、視聴制限がないことを示している。
再び、図3を用いて、デジタル放送受信機1における主要部の構成について説明する。チャンネル制限記憶部122(チャンネル制限記憶手段に相当する)は、受信可能なチャンネル毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報であるチャンネル制限情報を格納するものである。具体的には、例えば、予め受信可能なチャンネル毎に、ユーザがリモコン2を介して、視聴制限を行うか否かの設定を行うことによって、チャンネル制限情報が生成され、チャンネルを識別する情報であるチャンネル識別情報(例えば、チャンネル番号情報)と対応付けてチャンネル制限記憶部122に格納されているものである。
番組情報記憶部123(番組情報記憶手段に相当する)は、番組毎に、開始時刻情報及び終了時刻情報を格納するものである。ここで、番組毎の開始時刻情報及び終了時刻情報は、例えば、番組情報テーブル(=EIT)内に含まれるものであって、予め、図1に示す受信部15を介して番組情報テーブルが取得され、番組情報テーブルに含まれる開始時刻情報及び終了時刻情報が、番組情報テーブルに含まれる番組を識別する情報である番組識別情報と対応付けて番組情報記憶部123に格納されているものである。
チャンネル設定部110(チャンネル設定手段の一部に相当する)は、リモコン2に配設されたテンキー23又はチャンネルキー25(図2参照)に対応する操作信号が受け付けられた場合に、受け付けられた操作信号に基づいて、受信するチャンネルを設定又は変更する(=図1に示す受信部15のチューナ部152によって受信するトランスポンダの切換が行われる)ものである。
番組制限判定部111(番組制限判定手段に相当する)は、チャンネル設定部110によって1のチャンネルが設定(又は変更)された場合に、設定(又は変更)された1のチャンネルに対応する番組に対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを、番組制限記憶部121に格納された番組制限情報に基づいて判定するものである。
具体的には、番組制限判定部111は、チャンネル設定部110によって設定されたチャンネルで受信中の番組の番組識別情報を番組情報テーブル(=EIT)から取得し、取得された番組識別情報に対応する番組制限情報を読み出して、読み出された番組制限情報に基づいて視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを判定するものである。また、番組制限判定部111は、チャンネル設定部110によって設定されたチャンネルで受信中の番組の番組終了時刻情報を番組情報テーブル(=EIT)から取得し、受信中の番組の番組終了時刻に到達したか否かを判定し、番組終了時刻に到達したと判定された場合には、チャンネル設定部110によって設定されたチャンネルで受信中の番組の番組識別情報を番組情報テーブル(=EIT)から取得し、取得された番組識別情報に対応する番組制限情報を読み出して、読み出された番組制限情報に基づいて視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを判定するものである。
番組制限実行部112(番組制限実行手段に相当する)は、番組制限判定部111によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、チャンネル設定部110によって設定された1のチャンネルに対応する番組(=チャンネルで受信中の番組)の視聴をブロックすると共に、ディスプレイ183(図1参照)に視聴をブロックする旨の表示(例えば、「視聴制限されています」との文字情報の表示:図10参照)をOSD等で行うものである。
チャンネル制限判定部113(チャンネル制限判定手段に相当する)は、チャンネル設定部110によって1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを、チャンネル制限記憶部122に格納されたチャンネル制限情報に基づいて判定するものである。
具体的には、チャンネル制限判定部113は、チャンネル設定部110によって設定された1のチャンネルのチャンネル識別情報に対応するチャンネル制限情報をチャンネル制限記憶部122から読み出して、読み出されたチャンネル制限情報に基づいて視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを判定するものである。
チャンネル制限実行部114(チャンネル制限実行手段に相当する)は、チャンネル制限判定部113によって視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、チャンネル設定部110によって設定された1のチャンネルの視聴をブロックすると共に、ディスプレイ183(図1参照)に視聴をブロックする旨の表示(例えば、「視聴制限されています」との文字情報の表示:図10参照)を予め設定された所定期間(例えば、10秒間)だけOSD等で行うものである。
ユーザ判定部115(ユーザ判定手段の一部に相当する)は、番組制限判定部111及びチャンネル制限判定部113の少なくとも一方によって視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かを判定し、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、リモコン2に配設された解除キー24に対応する操作信号が受け付けられたか否かを判定するものである。また、ユーザ判定部115は、解除キー24に対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合に、リモコン2に配設されたテンキー23を介して暗証番号情報を受け付け、受け付けられた暗証番号情報が、予め設定された暗証番号情報と一致するか否かを判定するものである。暗証番号としては、例えば、4桁の数字が予め設定されている。
禁止部116(禁止手段に相当する)は、ユーザ判定部115によって一致すると判定された場合に、番組制限実行部112 及びチャンネル制限実行部114の動作を禁止する(=視聴をブロックする動作を禁止する=視聴可能とする)と共に、ディスプレイ183(図1参照)に視聴をブロックする動作が禁止された旨の表示(例えば、「視聴制限が一時解除されました」との文字情報の表示:図10参照)を予め設定された所定期間(例えば、10秒間)だけOSD等で行うものである。
また、禁止部116は、禁止解除受付部117によって解除キー24又はパワーキー22(図2参照)に対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合、チャンネル変更判定部118によって他のチャンネルが設定されたと判定された場合、又は、番組判定部119によって番組の終了時刻に到達したと判定された場合に、番組制限実行部112及びチャンネル制限実行部114の動作の禁止を解除する(=番組制限実行部112及びチャンネル制限実行部114による視聴をブロックする動作を可能とする)と共に、ディスプレイ183(図1参照)に視聴をブロックする旨の表示(例えば、「視聴制限されています」との文字情報の表示:図10参照)を予め設定された所定期間(例えば、10秒間)だけOSD等で行うものである。
禁止解除受付部117(禁止解除受付手段の一部に相当する)は、禁止部116によって番組制限実行部112及びチャンネル制限実行部114の動作が禁止されている場合に、リモコン2に配設された解除キー24(又は、リモコン2に配設されたパワーキー22)に対応する操作信号が受け付けられたか否かを判定するものである。
チャンネル変更判定部118(チャンネル変更判定手段に相当する)は、禁止部116によって番組制限実行部112及びチャンネル制限実行部114の動作が禁止されている場合に、チャンネル設定部110によって他のチャンネルが設定されたか否か(=チャンネルが変更されたか否か)を判定するものである。
番組判定部119(番組判定手段に相当する)は、禁止部116によって番組制限実行部112及びチャンネル制限実行部114の動作が禁止されている場合に、番組情報記憶部123に基づいて、番組制限実行部112及びチャンネル制限実行部114の動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したか否かを判定するものである。
具体的には、番組制限実行部112によって番組の視聴がブロックされている場合には、番組判定部119は、番組制限判定部111によって番組情報テーブル(=EIT)から取得された番組識別情報に対応する終了時刻情報を番組情報記憶部123から読み出して、読み出された終了時刻に到達したか否かを判定するものである。
また、チャンネル制限実行部114によって番組の視聴がブロックされている場合には、番組判定部119は、チャンネル制限判定部113によって視聴制限を実行すると判定された1のチャンネルで受信中の番組の番組識別情報を、図1に示す受信部15を介して番組情報テーブル(=EIT)から取得し、取得された番組識別情報に対応する終了時刻情報を番組情報記憶部123から読み出して、読み出された終了時刻に到達したか否かを判定するものである。
図5は、デジタル放送受信機1(主にMPU11)の動作の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、便宜上、予め番組制限情報が設定されて番組制限記憶部121に格納されると共に、予めチャンネル制限情報が設定されてチャンネル制限記憶部122に格納されている場合について説明する。
まず、ユーザ判定部115によって、番組制限判定部111及びチャンネル制限判定部113の少なくとも一方によって視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かの判定が行われる(S101)。視聴制限を実行する旨の設定がされていないと判定された場合(S101でNO)には、図5に示す視聴制限設定処理が実行され(S103)、処理がステップS107に進められる。視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合(S101でYES)には、図7に示す視聴制限解除処理が実行され(S105)、処理がステップS107に進められる。
ステップS103又はステップS105の処理が終了した場合には、禁止部116によって、番組制限実行部112 及びチャンネル制限実行部114の動作が禁止されているか否かの判定が行われる(S107)。ここで、禁止部116によって、番組制限実行部112 及びチャンネル制限実行部114の動作が禁止されている状態を、便宜上、「一時解除中である」という。一時解除中ではないと判定された場合(S107でNO)には、図8に示す一時解除実行処理が実行され(S109)、処理がステップS101に戻されて、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。一時解除中であると判定された場合(S107でYES)、図9に示す一時解除終了処理が実行され(S111)、処理がステップS101に戻されて、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。
図6は、図5に示すフローチャートのステップS103で実行される視聴制限設定処理の一例を示す詳細フローチャートである。まず、チャンネル設定部110によって受信するチャンネルが変更されたか否かの判定が行われる(S201)。チャンネルが変更されたと判定された場合(S201でYES)には、処理がステップS205に進められる。チャンネルが変更されていないと判定された場合(S201でNO)には、番組制限判定部111によって、受信中の番組が終了したか否かの判定が行われる(S203)。受信中の番組が終了していないと判定された場合(S203でNO)には、処理がリターンされる。
ステップS201でYESの場合又はステップS203でYESの場合には、チャンネル制限判定部113によって、ステップS201で設定された1のチャンネルに対して視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが判定される(S205)。視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合(S205でYES)には、処理がステップS209に進められる。視聴制限を実行する旨の設定がされていないと判定された場合(S205でNO)には、番組制限判定部111によって、受信中の番組に対して視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かの判定が行われる(S207)。視聴制限を実行する旨の設定がされていないと判定された場合(S207でNO)には、処理がリターンされる。視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合(S207でYES)、又は、ステップS205でYESの場合には、番組制限実行部112又はチャンネル制限実行部114によって、視聴制限が実行され(=番組の視聴がブロックされ)(S209)、処理がリターンされる。
図7は、図5に示すフローチャートのステップS105で実行される視聴制限解除処理の一例を示す詳細フローチャートである。まず、チャンネル設定部110によって受信するチャンネルが変更されたか否かの判定が行われる(S301)。チャンネルが変更されたと判定された場合(S301でYES)には、処理がステップS305に進められる。チャンネルが変更されていないと判定された場合(S301でNO)には、番組制限判定部111によって、受信中の番組が終了したか否かの判定が行われる(S303)。受信中の番組が終了していないと判定された場合(S303でNO)には、処理がリターンされる。
ステップS301でYESの場合又はステップS303でYESの場合には、チャンネル制限判定部113によって、ステップS301で設定された1のチャンネルに対して視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが判定される(S305)。視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合(S305でYES)には、処理がリターンされる。視聴制限を実行する旨の設定がされていないと判定された場合(S305でNO)には、番組制限判定部111によって、受信中の番組に対して視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かの判定が行われる(S307)。視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合(S307でYES)には、処理がリターンされる。視聴制限を実行する旨の設定がされていないと判定された場合(S307でNO)には、チャンネル制限実行部114及び番組制限実行部112によって視聴制限が解除され(番組の視聴のブロックが解除され)(S309)、処理がリターンされる。
図8は、図5に示すフローチャートのステップS109で実行される一時解除実行処理の一例を示す詳細フローチャートである。まず、ユーザ判定部115によって、解除キー24に対応する操作信号が受け付けられたか否かが判定される(S401)。解除キー24に対応する操作信号が受け付けられていないと判定された場合(S401でNO)には、処理がリターンされる。解除キー24に対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合(S401でYES)には、ユーザ判定部115によって、テンキー23を介して暗証番号情報が受け付けられる(S403)。そして、ユーザ判定部115によって、ステップS403において受け付けられた暗証番号が予め設定された暗証番号情報と一致するか否かが判定される(S405)。一致しないと判定された場合(S405でNO)には、処理がリターンされる。一致すると判定された場合(S405でYES)には、禁止部116によって、番組制限実行部112 及びチャンネル制限実行部114の動作が禁止され(=視聴制限が一時解除され)(S407)、処理がリターンされる。
図9は、図5に示すフローチャートのステップS111で実行される一時解除終了処理の一例を示す詳細フローチャートである。まず、禁止解除受付部117によって、解除キー24に対応する操作信号が受け付けられたか否かが判定される(S501)。解除キー24に対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合(S501でYES)には、処理がステップS509に進められる。解除キー24に対応する操作信号が受け付けられていないと判定された場合(S501でNO)には、禁止解除受付部117によって、パワーキー22に対応する操作信号が受け付けられたか否かが判定される(S503)。
パワーキー22に対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合(S503でYES)には、処理がステップS509に進められる。パワーキー22に対応する操作信号が受け付けられていないと判定された場合(S503でNO)には、チャンネル変更判定部118によって、チャンネル設定部110によりチャンネルが変更されたか否かが判定される(S505)。チャンネルが変更されたと判定された場合(S505でYES)には、処理がステップS509に進められる。チャンネルが変更されていないと判定された場合(S505でYES)には、番組判定部119によって、番組の終了時刻に到達したか否かが判定される(S507)。番組の終了時刻に到達していないと判定された場合(S507でNO)には、処理がリターンされる。ステップS501でYES、ステップS503でYES、ステップS505でYES、又は、番組の終了時刻に到達したと判定された場合(S507でYES)には、禁止部116によって、番組制限実行部112及びチャンネル制限実行部114の動作の禁止が解除され(=視聴をブロックする動作が可能とされ)(S509)、処理がリターンされる。
図10は、番組制限実行部112、チャンネル制限実行部114及び禁止部116によってディスプレイ183に表示される画面の一例を示す画面図である。(a)は、図6に示すフローチャートのステップS209、図9に示すフローチャートのステップS509において、視聴制限を実行する(又は再開する)場合に表示される視聴制限画面の画面図であり、(b)は、図8に示すフローチャートのステップS407において視聴制限を一時解除する場合に表示される一時解除画面の画面図である。
(a)に示す視聴制限画面300には、ガイダンス表示部301が表示され、ガイダンス表示部301には、視聴をブロックする動作が実行されている旨のガイダンス情報(ここでは、「視聴制限されています」との文字情報)が表示されている。(b)に示す一時解除画面310には、ガイダンス表示部311が表示され、ガイダンス表示部311には、視聴をブロックする動作が禁止された旨のガイダンス情報(ここでは、「視聴制限が一時解除されました」との文字情報)が表示されている。
このようにして、受信可能な番組毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報である番組制限情報が番組制限記憶部121に格納されており、リモコン2に配設されたテンキー23又はチャンネルキー25(図2参照)に対応する操作信号が受け付けられた場合に、受け付けられた操作信号に基づいて受信するチャンネルが設定され、1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組に対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが、番組制限記憶部121に格納された番組制限情報に基づいて判定される。そして、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、設定された1のチャンネルに対応する番組の視聴がブロックされると共に、リモコン2に配設されたテンキー23(図2参照)を介して、ユーザを識別する情報である個人識別情報(ここでは、暗証番号情報)が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、リモコン2に配設されたテンキー23を介して、ユーザを識別する情報である個人識別情報が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、番組制限記憶部121に格納された番組制限情報を変更することなく番組の視聴をブロックする動作が禁止される(=番組を視聴することができる)ので、利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
また、受信可能なチャンネル毎に、視聴制限を行うか否かの設定情報であるチャンネル制限情報がチャンネル制限記憶部122に格納されており、リモコン2に配設されたテンキー23又はチャンネルキー25(図2参照)に対応する操作信号が受け付けられた場合に、受信するチャンネルが設定され、1のチャンネルが設定された場合に、設定された1のチャンネルに対して、視聴制限を実行する旨の設定がされているか否かが、チャンネル制限記憶部122に格納されたチャンネル制限情報に基づいて判定される。そして、視聴制限を実行する旨の設定がされていると判定された場合に、設定された1のチャンネルの視聴がブロックされると共に、リモコン2に配設されたテンキー23(図2参照)を介して、ユーザを識別する情報である個人識別情報(ここでは、暗証番号情報)が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、リモコン2に配設されたテンキー23(図2参照)を介して、ユーザを識別する情報である個人識別情報(ここでは、暗証番号情報)が受け付けられて、受け付けられた個人識別情報が、予め設定された個人識別情報と一致するか否かが判定され、一致すると判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されるため、チャンネル制限記憶部122に格納されたチャンネル制限情報を変更することなく番組の視聴をブロックする動作が禁止される(=番組を視聴することができる)ので、利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
更に、個人識別情報として暗証番号情報が用いられるため、予め設定された個人識別情報と一致するか否かの判定を容易に行うことができるので、更に利便性良好に視聴制限を解除することができる。
加えて、リモコン2から、複数のキーの内、予め設定された特定のキー(ここでは、解除キー24:図2参照)に対応する操作信号を受け付けたか否かが判定され、特定のキーに対応する操作信号を受け付けたと判定された場合に、暗証番号情報が受け付けられるため、更に利便性良好に視聴制限を解除することができる。
すなわち、視聴制限を解除する場合には、リモコン2に配設された特定のキー(ここでは、解除キー24:図2参照)を押下した後、暗証番号を入力すればよいため、更に利便性良好に視聴制限を解除することができるのである。
また、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、リモコン2に配設された特定のキー(ここでは、解除キー24:図2参照)に対応する操作信号を受け付けたか否かが判定され、特定のキーに対応する操作信号が受け付けられたと判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、解除された視聴制限を動作させる場合には、リモコン2に配設された特定のキー(ここでは、解除キー24:図2参照)を押下すればよいため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。例えば、視聴制限の対象である番組を視聴中に、子供等がデジタル放送受信機1の配設されている部屋に入ってきた場合に、簡単な操作(=特定のキーを押下する操作)で解除された視聴制限を動作させることができるのである。
更に、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、他のチャンネルが設定されたか否かが判定され、他のチャンネルが設定されたと判定された場合に、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、1のチャンネルで受信されている番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、他のチャンネルが設定された場合(=チャンネルが変更された場合)に、1のチャンネルで受信されている番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除される(=番組の視聴がブロックされる)ため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
例えば、視聴制限の対象である番組を視聴中に、子供等がデジタル放送受信機1の配設されている部屋に入ってきた場合に、簡単な操作(=チャンネルを変更する操作)で解除された視聴制限を動作させることができるのである。
加えて、番組毎に、開始時刻情報及び終了時刻情報が番組情報記憶部123に格納されており、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている場合に、番組情報記憶部123に基づいて、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したか否かが判定される。そして、番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができる。
すなわち、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、何らかの事情により、視聴者が解除された視聴制限を動作させる操作を行わなかった場合であっても、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
例えば、番組の視聴をブロックする動作が禁止されている状態で、親等の視聴者が急用で外出した場合であっても、視聴をブロックする動作が禁止されている番組の終了時刻に到達したと判定された場合には、番組の視聴をブロックする動作の禁止が解除されるため、利便性良好に解除された視聴制限を動作させることができるのである。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、放送受信装置が、デジタル放送受信機1である場合について説明したが、放送受信装置が、テレビジョン放送を受信し、外部から視認可能にディスプレイ183に出力するであればよい。例えば、放送受信装置が、アナログ放送を受信する形態でもよいし、アナログ放送及びデジタル放送を受信する形態でもよい。ただし、CADに相当する番組視聴制限情報、及び、RRTに相当する視聴制限テーブル情報が取得可能な形態である必要がある。
(B)本実施形態では、モニタが、デジタル放送受信機1に配設されたディスプレイ183である場合について説明したが、モニタが、デジタル放送受信機1とは別の装置として構成されている形態でもよい。例えば、モニタが、パーソナルコンピュータ等に配設されたモニタである形態でもよい。
(C)本実施形態では、チャンネル設定部110、ユーザ判定部115、及び、禁止解除受付部117が、リモコン2を介してユーザからの操作入力を受け付ける場合について説明したが、チャンネル設定部110、ユーザ判定部115、及び、禁止解除受付部117の内、少なくとも1の機能部が、操作部14を介してユーザからの操作入力を受け付ける形態でもよい。
(D)本実施形態では、ユーザ判定部115が、個人識別情報として暗証番号情報を用いる場合について説明したが、その他の個人識別情報を用いる形態でもよい。例えば、ユーザ判定部115が、個人識別情報として指紋情報、静脈情報、網膜情報等の生体認証情報を用いる形態でもよい。この場合には、更に確実に個人認証を行うことができる。
(E)本実施形態では、ユーザ判定部115が、リモコン2に配設された解除キー24に対応する操作信号が受け付けられた際に、リモコン2に配設されたテンキー23を介して暗証番号情報を受け付ける場合について説明したが、番組制限判定部111及びチャンネル制限判定部113の少なくとも一方によって視聴制限を実行する旨の設定がされた(=視聴制限が開始された)時点から所定期間(例えば、10秒間)だけ、ユーザ判定部115が、リモコン2に配設されたテンキー23を介して暗証番号情報を受け付ける形態でもよい。この場合には、一時解除を行う場合に、リモコン2に配設された解除キー24を押下する必要がないため、利便性を更に向上することができる。