JP4311146B2 - 印字装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動電源に充電池を使用し、印字ヘッドを介して用紙に印字を行う印字装置に関して、特に、充電池の電池寿命を判定することが可能である印字装置に関するものである。
従来より携帯用印字装置などに用いられてきたニッケル・カドミニウム電池などの充電池は、数百回充放電を繰り返すと容量低下が起こり、やがては電池寿命となり使用できなくなる。しかし、現在のところ、寿命の判断は、専らユーザの感覚によって決定しているといった状況であり、充電池の寿命まで適正に利用されているとはいえない。また、寿命以上に充電池を使用してしまうと、容量低下による電圧不足が起こる。このような電圧不足により、ユーザが必要なときに使用できないという予想外の事態に陥り、特に携帯用印字装置にとって重大な不都合が生じることがあった。そのため、ユーザは、不具合を防止するために充電池の管理に多大な労力を払わなければならないといった問題点があった。
このような問題点を解決するために、特開平7−307168号公報において、充電池が充電器に接続されたときに、電池内部に記憶したデータをもとに定期的に容量測定やリフレッシュ等の電池管理が行える充電池とその充電システムが記載されている。
特開平7−307168号公報における充電池は、充放電回数などの電池寿命に関する情報を記憶するための記憶手段と、記憶手段に対して情報を読み書きするための制御手段と、記憶手段に記憶されている電池寿命に関する情報を表示するための表示手段を備えている。また、充電器には、制御手段と交信手段を備えている。
この充電池の充電時には、充電器に搭載された制御手段、交信手段と、充電池の記憶手段の間で電池寿命に関する情報の授受を行うことによって、充電池の寿命管理を容易に行うことを可能とする技術である。
特開平7−307168号公報
しかしながら、前記特開平7−307168号公報記載の技術では、その充電池に、記憶手段、制御手段、表示手段が搭載されていなければならず、また、充電器にも、制御手段、交信手段が搭載されていなければならない。特に充電池においては、このような記憶手段、制御手段、表示手段を備えたものは、非常に特殊なものであり、汎用性に優れているとはいえない。
本発明では、一般的な充電池において、充電池の電池寿命をできるだけ容易に管理可能にした携帯用印刷装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る印字装置は、印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、前記電池の第1電圧を測定する第1測定手段と、前記第1測定手段により測定された第1電圧の値に基づき、前記印字手段を介して印字される印字パターンを選択する選択手段と、前記印字手段により前記選択手段を介して選択された印字パターンで印字媒体に印字を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、前記印字手段による印字パターンの印字が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る印字装置は、印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、前記電池の第1電圧を測定する第1測定手段と、前記第1測定手段により測定された第1電圧の値に基づき、前記駆動モータの駆動条件を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された駆動条件に従い前記駆動モータの駆動を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、前記駆動モータの駆動が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項3に係る印字装置は、印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、前記電池の第1電圧を測定する第1測定手段と、前記第1測定手段により測定された第1電圧の値に基づき、前記印字手段への通電時間を選択する選択手段と、前記印字手段への通電が開始された後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、前記選択手段によって選択された通電時間に基づく前記印字手段への通電が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る印字装置は、印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、印字装置の内部温度を測定する内部温度測定手段と、前記内部温度測定手段により測定された内部温度に基づき、前記印字手段を介して印字される印字パターンを選択する選択手段と、前記印字手段により前記選択手段を介して選択された印字パターンで印字媒体に印字を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、前記印字手段による印字パターンの印字が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
更に、請求項5に係る印字装置は、印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、印字装置の内部温度を測定する内部温度測定手段と、前記内部温度測定手段により測定された内部温度に基づき、前記駆動モータの駆動条件を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された駆動条件に従い前記駆動モータの駆動を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、前記駆動モータの駆動が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項6に係る印字装置は、印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、印字装置の内部温度を測定する内部温度測定手段と、前記内部温度測定手段により測定された内部温度に基づき、前記印字手段への通電時間を選択する選択手段と、前記印字手段への通電が開始された後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、前記選択手段によって選択された通電時間に基づく前記印字手段への通電が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
前記請求項1の印字装置では、前記第1測定手段により、充電可能な電池の電圧を測定する。この測定結果から、前記選択手段を介して現時点での充電可能な電池の電池電圧に対応した印字パターンを選択し、前記印字手段により、この印字パターンを印字実行する。印字後、前記第2測定手段、前記第3測定手段及び前記演算手段により算出される印字動作開始後と、印字動作終了前における充電可能な電池の電圧差に基づき、電池寿命判定手段を介して充電可能な電池の電池寿命が判定される。充電可能な電池の使用状態に対応した印字パターンを選択し、電池寿命を判定することで、精度の良い電池寿命が得られ、表示手段に判定結果を表示することで、充電可能な電池の更に適切な交換時期をユーザに報知することができる。
また、前記請求項2の印字装置では、前記第1測定手段により、充電可能な電池の電圧を測定する。この測定結果から、前記選択手段を介して現時点での充電可能な電池の電池電圧に対応した前記駆動モータの駆動条件を選択し、充電可能な電池の状態に対応した負荷をかける。前記第2測定手段、前記第3測定手段及び前記演算手段により算出される駆動モータ駆動開始後と、駆動モータ駆動終了前における充電可能な電池の電圧差を用いて、電池寿命判定手段より、さらに精度の良い電池寿命が判定される。この結果、印字を実行せずとも、電池寿命の判定が可能となるとともに、充電可能な電池の使用状態に対応した駆動モータの駆動条件を選択することで、精度の良い電池寿命を判定することができ、これを前記表示手段に表示することで、充電可能な電池の更に適切な交換時期をユーザに報知することができる。
更に、前記請求項3の印字装置では、前記第1測定手段により、充電可能な電池の電圧を測定する。この測定結果から、前記選択手段を介して現時点での充電可能な電池の電池電圧に対応した印字手段(例えばサーマルヘッド)の通電時間を選択し、充電可能な電池の状態に対応した負荷をかける。前記第2測定手段、前記第3測定手段及び前記演算手段により算出される印字手段の通電開始後と、印字手段の通電終了前における充電可能な電池の電圧差を用いて、電池寿命判定手段より、さらに精度の良い電池寿命が判定される。この結果、印字を実行せずとも、電池寿命の判定が可能となるとともに、充電可能な電池の使用状態に対応した印字手段の通電時間を選択することで、精度の良い電池寿命を判定することができ、これを前記表示手段に表示することで、充電可能な電池の更に適切な交換時期をユーザに報知することができる。
また、前記請求項4の印字装置では、前記第1測定手段により、印字装置の内部温度を測定する。この測定結果から、前記選択手段を介して現時点での印字装置の内部温度に対応した印字パターンを選択し、前記印字手段により、この印字パターンを印字実行する。印字後、前記第2測定手段、前記第3測定手段及び前記演算手段により算出される印字動作開始後と、印字動作終了前における充電可能な電池の電圧差に基づき、電池寿命判定手段を介して充電可能な電池の電池寿命が判定される。内部温度による電池の寿命変化に対応した印字パターンを選択し、電池寿命を判定することで、精度の良い電池寿命が得られ、表示手段に判定結果を表示することで、充電可能な電池の更に適切な交換時期をユーザに報知することができる。
また、前記請求項5の印字装置では、前記第1測定手段により、印字装置の内部温度を測定する。この測定結果から、前記選択手段を介して現時点での印字装置の内部温度に対応した前記駆動モータの駆動条件を選択し、印字装置の内部温度に対応した負荷をかける。前記第2測定手段、前記第3測定手段及び前記演算手段により算出される駆動モータ駆動開始後と、駆動モータ駆動終了前における充電可能な電池の電圧差を用いて、電池寿命判定手段より、さらに精度の良い電池寿命が判定される。この結果、印字を実行せずとも、電池寿命の判定が可能となるとともに、内部温度による電池の寿命変化に対応した駆動モータの駆動条件を選択することで、精度の良い電池寿命を判定することができ、これを前記表示手段に表示することで、充電可能な電池の更に適切な交換時期をユーザに報知することができる。
更に、前記請求項6の印字装置では、前記第1測定手段により、印字装置の内部温度を測定する。この測定結果から、前記選択手段を介して現時点での印字装置の内部温度に対応した印字手段(例えばサーマルヘッド)の通電時間を選択し、印字装置の内部温度に対応した負荷をかける。前記第2測定手段、前記第3測定手段及び前記演算手段により算出される印字手段の通電開始後と、印字手段の通電終了前における充電可能な電池の電圧差を用いて、電池寿命判定手段より、さらに精度の良い電池寿命が判定される。この結果、印字を実行せずとも、電池寿命の判定が可能となるとともに、内部温度による電池の寿命変化に対応した印字手段の通電時間を選択することで、精度の良い電池寿命を判定することができ、これを前記表示手段に表示することで、充電可能な電池の更に適切な交換時期をユーザに報知することができる。
以下、本発明に係る印字装置について、携帯用小型プリンタ装置1を実施例として、図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る携帯用小型プリンタ装置1の概略構造について、図1乃至図5に基づき説明する。携帯用小型プリンタ装置1は平面視A6サイズ又はA7サイズ程度の大きさで厚みが略1cm程度あるいはそれ以上の上面開放箱型の本体ケース2を有し、その上面の片側には、固定カバー3を有する。この固定カバー3の箇所を除く本体ケース2内にはカットシート状の被記録媒体としての感熱紙4を複数枚収納した用紙パッケージ5(図3参照)が収納できる用紙収容部6が形成されている。前記固定カバー3の下面側の近傍には、後に詳述する印刷機構部7としてのサーマルヘッド8、プラテンローラ9、ペーパーガイド10、及び用紙分離部としてのピックアップローラ11及び分離ブロック12等が配置されている。分離ブロック12には、ピックアップローラ11の用紙送り出し方向に対して傾斜した案内係止面39が形成されている。そして、前記用紙収容部6は、本体ケース2の側にて回動可能な蓋体13にて覆われる。
蓋体13の回動支点は、図5(a)のロック位置と、図5(b)のロック解除位置との間で本体ケース2の上面に沿ってスライド可能に設けられている。蓋体13は回動支点がロック解除位置にあるとき上下に回動可能である。
印字手段である前記サーマルヘッド8は、ラインヘッド型であり、プラテンローラ9との間に挟まれて搬送される感熱紙4の搬送方向に直行する方向に伸びるライン毎に文字や画像等を印刷することができる。1ライン印刷する際の印刷幅は感熱紙4の直行方向の用紙幅に略等しく設定されている。サーマルヘッド8及びプラテンローラ9は、A6サイズ又はA7サイズ程度の感熱紙4の短辺方向の長さを有している。サーマルヘッド8を印刷ヘッドとして用いるのは、被記録媒体として感熱紙4を用いることにより、インクやインクリボンの消耗品が不要であり、且つそのための機構を省略でき、携帯用小型プリンタ装置1をコンパクトにできるからである。
印字媒体である感熱紙4としては、サーマルヘッド8の加熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのものや、過熱により穿孔される穿孔層を基材上に積層した感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用できる。
前記用紙収容部6のうち、前記印刷機構部7に近い側には、ピックアップローラ11と分離ブロック12とが配置されている(図5(a)及び図5(b)参照)。前記用紙収容部6内に収容された用紙パッケージ5は、前記閉止した蓋体13の本体内面側に設けた板バネ等の付勢手段15を介して用紙収容部6の底板6aに向けて付勢される。用紙パッケージ5における積層した感熱紙4のうち、用紙パッケージ5外に露出した感熱紙4(最下層の用紙)がピックアップローラ11の上面に当接付勢される。このピックアップローラ11の回転駆動と分離ブロック12の案内係止面39との協働により、前記最下層の感熱紙4のみが分離ブロック12の下端とガイド板17との隙間を通過する。該分離ブロック12に隣接してプラテンローラ9が回動可能に設けられ、その外周面に押圧コイルバネ等の付勢手段16によりペーパーガイド10が付勢されている。ピックアップローラ11と案内係止面39により、用紙パッケージ5から1枚だけ分離搬送された感熱紙4はプラテンローラ9とペーパーガイド10との間に搬送される。ペーパーガイド10は、その断面がプラテンローラ9の外周面に沿うように断面横向き略U字状等の凹湾曲状の摺接面10aが形成されている。
前記ペーパーガイド10と、その上方に配置されて回動枢支部Pを中心にして回動可能に配置され、プラテンローラ9の上面の印字位置に接離可能なサーマルヘッド8の下面とにより、前記用紙収容部6から分離搬送された感熱紙4は横向きU字状に反転されて搬送され、プラテンローラ9の印字位置まで搬送される。サーマルヘッド8により感熱紙4の上面に印字され、前記分離ブロック12の上面と前記固定カバー3の端縁との隙間20から蓋体13の外側に排紙される構成である。(図5(a)参照)。前記サーマルヘッド8はその背面(上面側)にコイルスプリング(付勢手段)19のバネ掛け部が係止され、プラテンローラ9側に付勢され、サーマルヘッド8の印字部がプラテンローラ9の上面に当接する。
前記プラテンローラ9及びピックアップローラ11の駆動機構は、本体ケース2の長辺に沿う一方の内側面(実施形態では図2に示す感熱紙4の搬送方向の右側)に配置された駆動モータ22と歯車伝動機構(ギヤ列)23とからなる。プラテンローラ9の直径がピックアップローラ11の直径より大きく、プラテンローラ9の箇所の用紙搬送速度をピックアップローラ11箇所での用紙搬送速度より大きく設定してピックアップローラ11と分離ブロック12との箇所での用紙分離をゆっくり行いプラテンローラ9による用紙搬送、ひいては印字速度を高速化している。そのために、プラテンローラ9箇所での高速搬送に対してピックアップローラ11が連れ回り可能とするワンウェイクラッチ(図示せず)をギヤ列のプラテンローラ9より下流側に設けている。
次に、図5乃至図7を参照しながら、リリース連動機構(プラテンローラ9の外周に対するペーパーガイド10及びサーマルヘッド8の同時押圧及び同時押圧解除機構)について説明する。このリリース連動機構は、プラテンローラ9の外周部分で用紙詰まりが発生した場合に、当該感熱紙4を簡単に除去するためのものである。
ここで、リリース連動機構の部品は、本体ケース2に往復移動可能に配置され、且つ前記付勢手段16、19の付勢力に抗して前記プラテンローラ9に対して前記ペーパーガイド10及びサーマルヘッド8を離間させる離間位置と、前記付勢手段16、19の付勢力によりプラテンローラ9に対して前記ペーパーガイド10及びサーマルヘッド8を付勢する付勢位置との間を切り換えられる作動手段18であり、この作動手段18は、後述するカム手段としての第1カム36及び第2カム37を備えた連動リンク体40と、そのカム手段を切り換え移動させるための被作用部としての作動部材28とからなる。
本体ケース2の一対の長辺に沿う内面には、前記ペーパーガイド10からプラテンローラ9が配置されている方向に長手の案内支持ブロック24、24を固定する。この案内支持ブロック24、24、後述する作動部材28、連動リンク体40は、合成樹脂材にて対称形に形成されており、図6に示すのは、右側の案内支持ブロック24等の部品の斜視図である。
各案内支持ブロック24の内側面のうち長手方向の中途部には、前記蓋体13の自由端側の左右両側から下向きに突出するロック片25が上下方向に挿通できる内向き開放状の縦案内溝26が形成されている。また、前記各案内支持ブロック24の外側面には、上下方向の中途部に長手方向に沿う横案内溝27が凹み形成されており、この横案内溝27には作動部材28が前後方向(案内支持ブロック24の長手方向)に移動自在に嵌合している。
各作動部材28の外側には、その移動方向の一端寄り部位に、前記縦案内溝26の間隔を隔てて前後一対の規制ブロック29、30が横向き突出されており、前記案内支持ブロック24の内面には、前記一対の規制ブロック29、30が横向きに臨み、且つ所定距離だけ前記前後方向に移動可能とする抜き窓31が穿設されている。
さらに、上向き先端部32aが前記縦案内溝26に嵌まる樹脂バネ体32の基部32bは、案内支持ブロック24の外面に凹み形成された係合部33に嵌め入れられ、樹脂バネ体32の基部32bと上向き先端部32aとの連設部32cは案内支持ブロック24の下方に位置している。なお、蓋体13が後退位置で上方に回動して案内支持ブロック24の縦案内溝26から抜け出した状態(これを蓋体13の開き位置という)では、前記作動部材28における一対の規制ブロック29、30の間に前記縦案内溝26が位置するので、樹脂バネ体32の上向き先端部32aが前記一対の規制ブロック29、30の間に上向きに突出して、作動部材28の前後方向の移動を規制できる。従って、この樹脂バネ体32の上向き先端部32aが前記一対の規制ブロック29、30の間に嵌合することにより、前記蓋体13の開き位置でリリース連動機構が不用意に前移動しないようにロック状態に保持できるロック手段となる。
他方、前記一方(後側)の規制ブロック30の下面側には、後方に行くに従って上位置となる傾斜面30aが形成されている。従って、作動部材28を前方に移動させた状態(前記規制ブロック30が縦案内溝26の箇所まで移動した状態、これを蓋体13の閉止位置という)では、前記傾斜面30aに前記上向き先端部32aが当接して、作動部材28を前方移動方向に保持し、この構成により、リリース連動機構を不用意に後退させないようにロック位置に保持するロック手段となる。
前記作動部材28の前端側には、前記プラテンローラ9の回動軸9aに対して回動可能に被嵌する連動リンク体40がピン34及び縦長孔35を介して回動可能に連結されている。連動リンク体40に縦長孔35が形成され、作動部材28にピン34が形成されていても良い。
この連動リンク体40にはカム手段としての第1カム体36と第2カム体37とが一体的に形成されている。連動リンク体40の回動に応じて、第1カム体36が前記ペーパーガイド10の適宜前面に接離するとき同時に第2カム体37が前記サーマルヘッド8の適宜下面に接離するように構成されている。
この構成により、図5(b)に示すように、蓋体13を開き、本体ケース2の用紙収容部6内に、開封した用紙パッケージ5を感熱紙4の面を下向きにしてセットした後、蓋体13を下向き回動すると、当該蓋体13の下面の板バネ状の付勢手段15(図5(a)参照)により用紙パッケージ5を下向きに押圧するので、積層した感熱紙4の最下層面のうち先端側がピックアップローラ11の上に押圧される。
そして、蓋体13を不用意に開かないようにするための動作(蓋体13を下向き回動させて本体ケース2の開口面と平行状に図5(a)の状態まで前進移動)に連動して下記のようにプラテンローラ9の外周面にペーパーガイド10を押圧するとともにサーマルヘッド8も押圧状態とするものである。即ち、蓋体13の左右両側には、前記作動部材28を前記離間位置と付勢位置とに切り換えるべく係合可能な作用部としてのロック片25、25が前記案内支持ブロック24、24の縦案内溝26、26の上方から下向きに嵌合するように設けられている。図7(b)に示す位置、即ち、作動部材28の一対の規制ブロック29、30の間にロック片25が侵入するとき、ロック片25にて前記樹脂バネ体32の上向き先端部32aが縦案内溝26の下方退避領域に押され、作動部材28の前方向(図5(b)、図7(a)の方向)への移動を許容する。この状態(蓋体13の開き可能位置)で蓋体13を固定カバー体3方向に接近移動(前進)させると、前記ロック片25が前方の規制ブロック29を介して作動部材28を前方に押す。この動作により、前記ロック片25は縦案内溝26から前方に移動して案内支持ブロック24における抜き窓31の前寄り位置に来るので上向きに移動できず、蓋体13は開き回動不能となる(図7(a)参照)。即ち、蓋体13は閉止位置となるのである。そして、作動部材28の前進位置(蓋体13の閉止位置)では、後側の規制ブロック30における下面の傾斜面30aに前記樹脂バネ体32の上向き先端部32aが当接して、この樹脂バネ体32の付勢力により、作動部材28が不用意に後退移動するのを防止できるのである。
蓋体13の閉止状態(図5(a)及び図7(a)の状態で、蓋体13の回動支点がロック位置にある場合)では、ロック片25を介して前方の規制ブロック29を押すので、作動部材28は前進し、これに連結された連動リンク体40を図7(a)に示すように時計方向に回動させる。そうすると、連動リンク体40に設けられている第1カム体36はペーパーガイド10の前面から離れる方向に回動するので、当該ペーパーガイド10は裏面側の付勢手段16の付勢力にてプラテンローラ9の外周面に当接する方向に付勢移動する。また、これと同時に前記連動リンク体40に設けられた第2カム体37はサーマルヘッド8の下面から離れる方向に回動する。これにより、付勢手段19の付勢力にてサーマルヘッド8の発熱体部8aがプラテンローラ9の上面に押圧されるようになる。この状態を付勢位置とする。このため、第1カム体36、連動リンク体40、作動部材28は図7(a)の状態にロックされることになる。
そして、パソコン等の外部機器53からUSB端子等を介して印字指令及び画像データ(印刷データ)を、この状態にある携帯用小型プリンタ装置1に送ると、駆動モータ22(図2参照)が回転駆動し、ピックアップローラ11とプラテンローラ9は同時に回転し始める。ピックアップローラ11の回転により、前記積層された感熱紙4のうちで、最下層の感熱紙4の先端のみが、分離ブロック12に衝突する。これにより、最下層の感熱紙4のみが、分離されて、分離ブロック12の下面とガイド板17との間に搬送される。次いで、プラテンローラ9とペーパーガイド10との間に挟持された感熱紙4は、回転するプラテンローラ9とペーパーガイド10にて挟持搬送されてサーマルヘッド8方向に移動し、感熱紙4の表面に印字される。その後、固体カバー体3と前記分離ブロック12の背面との隙間20から、ユーザ所望の印字の行われた感熱紙4が携帯用小型プリンタ装置1外に排紙できるのである。
リリース連動機構は、本来、プラテンローラ9の外周部分で用紙詰まりが発生した場合に、当該感熱紙4を簡単に除去するためのものである。しかし、本実施例においては、駆動モータ22の駆動やサーマルヘッド8の通電が起こったとしても、感熱紙4に印刷を実行しない状態が求められる。ここで、リリース連動機構を利用することにより、感熱紙4に印字を実行しない状態をつくりだすことができる。
次に、リリース連動機構により、駆動モータ22の駆動やサーマルヘッド8の通電にかかわらず印刷を実行しない状態を如何にして実現するのか、図7(a)〜図7(c)を参照しながら説明する。本実施形態でのプラテンローラ9の外周に対するペーパーガイド10及びサーマルヘッド8の同時押圧及び同時押圧解除は、蓋体13の開き動作に連動するものである。まず、蓋体13の開放に際して、本体ケース2の上面と平行状の蓋体13を固定カバー体3から離れる方向に水平移動(後退)させ、蓋体13の回動支点をロック解除位置に移動させる。
図7(a)から図7(b)に示すように、蓋体13を後退させると、当該蓋体13の左右両側のロック片25、25が各作動部材28の前後一対の規制ブロック29、30の間に嵌まっているので、作動部材28を付勢手段16、19の付勢力に抗して強制的に後退させる。この時、樹脂バネ体32の付勢力にも抗して移動されるが、付勢手段16、19の付勢力の方が大きい。
作動部材28の後退位置では、縦案内溝26の下方後退領域に退避した樹脂バネ体32の上向き先端部32aが、弾性力により前記一対の規制ブロック29、30の間に下方から係合し、作動部材28の後退位置を保持することができる(図7(c)参照)。この状態で、サーマルヘッド8の通電を行っても、プラテンローラ9とサーマルヘッド8の間に空間が生じているため、感熱紙4がサーマルヘッド8に押圧されず、この結果、印刷されることはない。また、この後、蓋体13を上方に回動させると、用紙パッケージ5が板バネ等の付勢手段15より底板6a方向に受けていた不勢力がなくなり、用紙パッケージ5の下端が分離ブロック12の下端より上方に位置するため、駆動モータ22の駆動によりピックアップローラ11が回転したとしても、感熱紙4がサーマルヘッド8方向に進むことはなくなる。
このように、蓋体13を開けることにより、本実施例で要求する駆動モータ22の駆動やサーマルヘッド8の通電にかかわらず印刷を実行しない状態を実現することができる。
次に、図8は、携帯用小型プリンタ装置1のブロック図である。図8に示すように、携帯用小型プリンタ装置1では、CPU41に対し、ROM42、SRAM43、電源SW回路44、電池電圧検出回路45、モータ駆動回路46、サーマルヘッド制御回路47、液晶表示部48、USB I/F駆動回路49、操作部51が接続されている。さらに、モータ駆動回路46には、駆動モータ22が、サーマルヘッド制御回路47には、サーマルヘッド8が夫々接続されている。また、電池電圧検出回路45には、充電式電池50が接続されている。前記CPU41は、本実施例において、請求項1に於ける判断手段、請求項2、3においては、演算手段であり、請求項4、5では、選択手段かつ演算手段である。
ここで、ROM42には、後述する図9乃至図13に記載されたフローチャートを実行するためのプログラムが記憶されている。
また、SRAM43は、後述する電池寿命測定に用いるフローチャートをCPU41で実行する際に使用する数値テーブル52(図14参照)を記憶しているものである。本実施例におけるSRAM43は、寿命算出手段に相当し、請求項1においては、カウント手段としても機能している。
また、電池電圧検出回路45は、充電式電池50の電圧を検知するものである。これにより充電式電池50の電池電圧を検知することができ、充電式電池50の残量を判断することができる。また、本実施例においては、充電式電池50の電圧を測定することから、請求項2、3における第1測定手段、第2測定手段に相当し、請求項4、5では、第1測定手段、第2測定手段及び第3測定手段として機能する。
ここで、モータ駆動回路46は、駆動モータ22(図2及び図6参照)を制御するものであり、ヘッド制御回路47は、サーマルヘッド8の発熱体部制御をするものである。さらに、USB I/F駆動回路49は、携帯用小型プリンタ装置1へ印刷信号を発信する外部機器53とUSB規格に基づいた通信を行うためのインターフェース回路であり、外部機器53は、USBコネクタ49aを介してUSB I/F駆動回路49と接続している。また、電源SW回路44は、携帯用小型プリンタ装置1の電源のON/OFFを行う回路である。
また、本実施例に於ける表示手段である液晶表示部48は、後述する図9乃至図13記載のフローチャートを実行した際に、実行に伴うユーザへの指示事項や電池寿命測定結果を表示し、ユーザに対して報知するためのものである。なお、電池寿命測定結果を表示するためには、後述する図9乃至図13記載のフローチャートをCPU41で実行する必要がある。
次に、本実施例において、充電式電池50の電池寿命を算出するために実行されるフローチャートについて、図9乃至図13に基づいて順次説明する。まず、充電式電池50の電池寿命を所定印字パターンの印字枚数により判別する際に行われる処理について、図9のフローチャートに基づいて述べる。
まず、S100において、モード設定手段である操作部51において所定の操作を実行することにより、携帯用小型プリンタ装置1が、電池寿命測定モードに移行したか否かを判断する。ここで、電池寿命測定モードに移行していない場合(S100:NO)には、所定の操作が実行されるまで待機する。所定の操作が実行されて、電池寿命測定モードに移行した場合(S100:YES)には、S110へと進む。
S110では、充電式電池50が、満充電であるか否かを判断する。本実施例においては、電池電圧検出回路45により検出される充電式電池50の電池電圧が、8.4V以上の電圧を示すか否かにより判断される。ここで、満充電でない場合(S110:NO)には、本フローチャートを実行することができないので、液晶表示部48に、充電式電池50の充電を促す旨の表示を行い(S115)、ここで本処理を終了する。また、充電式電池50が満充電されている場合(S110:YES)には、S120に進む。
電池寿命を測定する前の充電式電池50の充電状態が不明であるが、S100〜S115の処理により、必ず満充電の状態という同一状態にて電池寿命が測定されるので、以下のステップにて実行される印字枚数のカウントのみで電池寿命を判定できる。
S120では、所定印字パターンを、感熱紙4に1枚印字し、S130へ移行する。S130では、S120での印字枚数1枚を、カウント手段であるSRAM43でカウントし、S120時点での印字枚数に1枚加算する。カウントされた印字枚数を、SRAM43に記憶し、S140に進む。
S140では、所定印字パターン1枚印字終了後の充電式電池50の電池電圧を測定し、この電圧が、印字動作を保証することのできる最低電圧であるカットオフ電圧値(本実施例の場合では、6.2V)以下であるか否かについて、判断手段であるCPU41において判断する。この判断に基づき、充電式電池50の電圧がカットオフ電圧値よりも大きければ(S140:NO)、S120へと戻る。つまり、充電式電池50の電池電圧が、カットオフ電圧値以下になるまで、S120〜S140の処理を続け、所定印字パターンの印字を繰り返すこととなる。一方、充電式電池50の電圧がカットオフ電圧値以下になった場合(S140:YES)には、S150に進む。
S150では、充電式電池50がカットオフ電圧値に至るまで要した所定印字パターンの印字枚数と、電池寿命判定テーブル(図14(a)参照)に基づき、寿命判定手段であるSRAM43より電池寿命を判定し、S160へ進む。
S160では、S150で判定された電池寿命を、請求項1における表示手段である液晶表示部48に表示し、ユーザに報知する。
ここで、本実施例に於ける所定印字パターン印字枚数と表示態様について例示する。本実施例において、カットオフ電圧値(6.2V)以下に低下するまでに、所定印字パターンを190枚以上印字した場合には、液晶表示部48に「OK:交換不要です」の表示を行い、110枚以上190枚未満印字した場合には、「OK:そろそろ交換です」の表示を行う。所定印字パターンが110枚未満しか印字できなかった場合には、「NG:交換してください」と液晶表示部48に表示する。液晶表示部48への電池寿命の表示後、本フローチャートを終了する。
次に、図10に基づき、所定印字パターンを1枚印字することで充電式電池50に負荷をかけ、所定印字パターンの印字開始直後と、印字終了直前の電圧降下量により電池寿命
を測定する際の処理について述べる。
まず、S200において、モード設定手段である操作部51において、所定の操作を実行することにより電池寿命測定モードに移行したか否かの判断を行う。電池寿命測定モードに移行していない場合(S200:NO)、所定の操作が実行されるまで待機する。所定の操作が実行されて、電池寿命測定モードに移行した場合(S200:YES)には、S210に進む。
電池寿命測定モードになっているときには、所定印字パターンの印字を開始し(S210)、所定印字パターンの印字開始直後に、第1測定手段である電池電圧検出回路45により充電式電池50の電池電圧を測定する(S220)。
ここで、本実施例に於ける所定印字パターンを1枚印字するのにかかる所要時間は、15秒である。また、所定印字パターンの印字開始直後の電池電圧の測定中も、所定印字パターンの印字は継続して行われている(S230)。
1枚の印字パターンの印字が終了する直前に、第2測定手段である電池電圧検出回路45により充電式電池50の電池電圧の測定を行う(S240)。この所定印字パターン印字の終了直前の充電式電池の電池電圧を測定した後に、S250に進む。
所定印字パターンの印字を終了し(S250)、S260で、S220で測定した所定印字パターンの印字開始直後の電池電圧と、S240において測定した所定印字パターンの印字終了直前の電池電圧より、充電可能な電池の電圧降下量を算出する。この電圧降下量と、SRAM43に内蔵されている電池寿命判定テーブル(図14(b)参照)に基づき、電池寿命の判定を行う。電池寿命判定後、S270に進む。
S270では、S260において判定された電池寿命を、液晶表示部48に表示する。ここで、所定印字パターンの印字による充電式電池50の電圧降下量に基づき類別される電池寿命の液晶表示部48への表示態様について例示する。電圧降下量が0.2V未満の場合(例えば、電圧降下量0.1Vの時)には、「OK:交換不要です」と表示し、電圧降下量0.2V以上且つ0.5V未満、の場合(例えば電圧降下量0.3Vの時)には、「OK:そろそろ交換です」の表示を行う。電圧降下量が0.5V以上の場合(例えば、電圧降下量0.5Vの時)には、「NG:交換してください」という表示を行う。このような表示を行い、所定時間経過後に本処理を終了する。
図11のフローチャートに基づき、充電式電池50にかける負荷を、印字パターンの印字ではなく、駆動モータ22の駆動や、サーマルヘッド8への通電といった所定印字パターン印字の代替作業に変更した場合の処理について述べる。ここで本実施例では、駆動モータ22を駆動する場合について詳細に述べる。まず、S300において、モード設定手段である操作部51の所定の操作により、電池寿命測定モードに移行したか否かについての判断を行う。電池寿命測定モードに移行していない場合(S300:NO)には、所定の操作が実行されるまで待機する。所定の操作が実行されて、電池寿命測定モードに移行した場合(S300:YES)には、S310に進む。
次に、S310では、液晶表示部48に、携帯用小型プリンタ装置1の蓋体13を開ける旨のメッセージを表示する。
用紙収容部6に感熱紙4及び用紙パッケージ5が収納されており、蓋体13が閉まっている状態で駆動モータ22を駆動すると、前述したように、ピックアップローラ11とプラテンローラ9とが回転し、感熱紙4を携帯用小型プリンタ装置1外部に排出してしまう。前述の状態での駆動モータ22の駆動の結果、排出した感熱紙4を再度セットすることや、感熱紙4を無駄にしてしまうこと等のユーザにとって不親切な状況が発生してしまう。しかし、前述のとおり、蓋体13を開けることにより、これらの問題点は解消することができる。
このような不具合を防止するために、液晶表示部48に携帯用小型プリンタ装置1の蓋体13を開ける旨のメッセージを表示する必要がある。
液晶表示部48への蓋体13を開ける旨のメッセージの表示から所定時間経過後、表示を終了し、S320に進む。
S320では、駆動モータ22の駆動を開始し、S330へと進む。S330では、駆動モータ22の駆動開始直後に、第1測定手段である電池電圧検出回路45により充電式電池50の電圧を測定し、S340へと移行する。駆動モータ22の駆動開始直後の充電式電池50の電圧測定中も、駆動モータ22は継続して駆動している(S340)。
S320より開始された駆動モータ22の駆動が終了する直前に、第2測定手段である電池電圧検出回路45により充電式電池50の電圧を測定し(S350)、S360へと進む。
ここで、本実施例における駆動モータ22の駆動終了は、テストパターン1枚の印刷に要する所要時間(本実施例においては、15秒)と同じ所要時間をもって終了とし(S360)、S370へと進む。
S370では、S330で得られた駆動モータ22の駆動開始直後の電圧と、S350で得られた駆動モータ22の駆動終了直前の電圧を用いて、演算手段であるCPU41を介して、駆動モータ22の駆動による電圧降下量を算出する。前記電圧降下量と、SRAM43に内蔵されている電池寿命判定テーブル(図14(c)参照)に基づき、電池寿命を判定し、S380に進む。
S380では、S370で判定された電池寿命を液晶表示部48に表示する。ここで、駆動モータ22の駆動による電圧降下量に基づき類別される電池寿命判定結果と、液晶表示部48への表示態様について例示する。電圧降下量が0.2V未満の場合には、「OK:交換不要です」と表示し、電圧降下量0.2V以上且つ0.5V未満の場合には、「OK:そろそろ交換です」の表示を行う。電圧降下量が0.5V以上になった場合には、「NG:交換してください」という表示を行う。これらの表示を行い、所定時間経過後に、本処理を終了する。
また、本実施例では、駆動モータ22の駆動をもって、所定印字パターンの印字の代替手段としたが、サーマルヘッド8への通電を代替手段としても、本処理に何等支障をきたすものではない(この場合のヘッド通電時間選択テーブルについては、図14(e)参照)。
また、サーマルヘッド8の通電を行う場合にも、S310の処理は必要となる。この場合、蓋体13が閉まっている状態でサーマルヘッドに通電すると、ゴム製のプラテンローラ9とサーマルヘッド8とが当接しているために、ゴム製であるプラテンローラ9が、サーマルヘッド8の発熱により品質劣化等の悪影響を受けることが想定される。
このような不具合を防止するために、液晶表示部48に携帯用小型プリンタ装置1の蓋体13を開ける旨のメッセージを表示する必要がある。このメッセージに従って、蓋体13が開けられると、プラテンローラ9とサーマルヘッド8とが離間するので、上記不具合が回避できる。
ここで、図12に基づき、前述した図10に基づく処理をもとに、携帯用小型プリンタ装置1の内部温度や、電池寿命測定モード時の充電式電池50の電池電圧といった使用条件による影響を考慮し、さらに信頼性の高い電池寿命を判別する際の処理について述べる。
まず、S400において、モード設定手段である操作部51の所定の操作により、電池寿命測定モードに移行したか否かの判断を行う。電池寿命測定モードに移行していない場合(S400:NO)には、所定の操作が実行されるまで待機する。所定の操作が実行され、電池寿命測定モードに移行した(S400:YES)ならば、S410に進む。
次に、S410では、充電式電池50の電池電圧の測定、または携帯用小型プリンタ装置1内部の温度測定を行う。本実施例では、充電式電池50の電池電圧を測定する場合について詳細に述べる。
電池寿命測定モードになり、S410へ移行すると、第1測定手段である電池電圧検出回路45において、充電式電池50の電池電圧を測定する。電池電圧の測定終了後、S420に進む。
S420では、充電式電池50の電池電圧の測定結果により、複数の印字パターンの中から、携帯用小型プリンタ装置1に接続されている充電式電池50の状態に、最も適した印字パターンを選択する。
ここで、印字パターンの選択について説明する。印字パターンの選択は、SRAM43に格納されている印字パターン選択テーブル(図14(c)参照)により選択される。S410での充電式電池50の測定電圧が高い場合(本実施例では、7.6V<電池電圧V<8.4V)には、ある程度大きな負荷をかけた方が信頼性の高い電池寿命を判定することが可能となるので、通常の印字パターンよりも印字濃度の濃い印字パターンを選択するように設定する。逆に、充電式電池50の電圧が低い場合(本実施例では、6.2V<電池電圧V<7.2V)には、通常の印字パターンで電池寿命を判定すると、負荷が電池寿命に及ぼす影響が大きくなり、信頼性の高い電池寿命を判定することが難しくなる。このため、電池電圧が低い場合には、通常の印字パターンよりも負荷の小さい、印字濃度の薄いテストパターンを選択するように設定した。
次に、S420において選択された印字パターン1枚の印字を開始する(S430)。印字パターンの印字開始直後に、第1測定手段である電池電圧検出回路45により、充電式電池50の印字パターン印字開始直後の電圧を測定する(S440)。また、開始直後の電池電圧の測定時も、印字パターンの印字は継続して行われている(S450)。
S430により開始された印字パターン1枚分の印字の終了直前に、前記電池電圧検出回路45により、印字パターンの印字終了直前の電池電圧の測定が行われる(S460)。印字パターンの印字終了直前の充電式電池50の電圧測定後、印字パターンの印字を終了し(S470)、S480に進む。
S480では、印字パターンの印字による電圧降下量と、SRAM43に内蔵された電池寿命判定テーブル(図14(b)参照)により、充電式電池50の電池寿命が判定され、S490へと進む。
S490では、S480において判定された電池寿命を、液晶表示部48に表示する。ここで、印字パターンの印字による充電式電池50の電圧降下量に基づき類別される液晶表示部48の表示態様について例示する。電圧降下量が0.2V未満の場合には、「OK:交換不要です」と表示し、電圧降下量0.2V以上且つ0.5V未満の場合には、「OK:そろそろ交換です」の表示を行う。電圧降下量が0.5V以上になった場合には、「NG:交換してください」という表示を行う。これらの表示から所定時間経過後に、本処理を終了する。
本実施例では、S410において、充電式電池50の電池電圧を電池電圧検出回路45によって測定した場合について詳細に述べた。しかし、携帯型小型プリンタ装置1内部の温度を携帯型小型プリンタ装置1内部に温度検出装置(図示せず)を搭載し、それにより測定した場合においても、電池寿命の信頼性を高めることが可能である(この場合の印字パターン選択テーブルは、図14(e)参照)。
具体的には、内部温度が高い場合、充電式電池50のエネルギ変換効率が良好なため、本来の電池寿命よりも長く判定されてしまう。このため、信頼性の高い電池寿命を判定するには、印字濃度の濃い印字パターンを選択する必要がある。また、内部温度が低い場合には、充電式電池50のエネルギ変換効率が低くなり、通常印字パターンでの印字のままで得られた電池寿命は、本来よりも、短く判定されてしまう。ここで、印字濃度が薄い印字パターンを選択することにより、信頼性の高い電池寿命を判定することができる。このように、内部温度を測定した場合においても、印字パターンを選択することにより、電池電圧を測定した場合と同様の効果を得ることができる。
最後に、図13記載のフローチャートについて、詳細に説明する。図12記載のフローチャートは、充電式電池50の電圧測定結果、または携帯用小型プリンタ装置1内部の温度測定結果に対応した印字パターンを1枚印字することで、より信頼性の高い電池寿命を判定していたが、図13記載のフローチャートでは、実際に印字パターンを印刷することの代替作業として、駆動モータ22の駆動又は、サーマルヘッド8への通電を行う電池寿命測定処理のフローチャートである。本実施例では、充電式電池50の電池電圧の測定結果により、駆動モータ22の回転数を選択し、信頼性の高い電池寿命を判定する場合について述べる。
まず、S500において、モード設定手段である操作部51の所定の操作により、携帯用小型プリンタ装置1が電池寿命測定モードになっているか否かについての判断を行う。電池寿命測定モードになっていない場合(S500:NO)には、操作部51の所定の操作実行されるまで、フローチャートの実行を待機する。電池寿命測定モードに移行した(S500:YES)場合には、S510へ進む。
S510では、液晶表示部48に、携帯用小型プリンタ装置1の蓋体13を開ける旨のメッセージを表示する。
用紙収容部6に感熱紙4が収納され、かつ蓋体13が閉まっている状態で、駆動モータ22を駆動すると、ピックアップローラ11とプラテンローラ9とが回転し、感熱紙4を1枚だけ携帯用小型プリンタ装置1から外部に排出してしまう。排出した感熱紙4を再度セットすることや、感熱紙4を無駄にしてしまうこと等のユーザにとって不親切な状況が発生してしまうため、蓋体13を開ける必要が生じる。
このような不具合を防止するために、前述のS310と同様に液晶表示部48に、携帯用小型プリンタ装置1の蓋体13を開ける旨のメッセージを表示する必要がある。
液晶表示部48への蓋体13を開ける旨のメッセージの表示から所定時間経過後、表示を終了し、S520に進む。
次に、S520では、充電式電池50の電池電圧測定、または携帯用小型プリンタ装置1内部の温度測定を行う。本実施例では、充電式電池50の電池電圧を測定する場合について詳細に述べる。
電池寿命測定モードになり、S520へ移行すると、第1測定手段である電池電圧検出回路45において、充電式電池50の電池電圧を測定する。電池電圧の測定終了後、S530に進む。
S530では、充電式電池50の電池電圧測定結果により、モータ駆動量選択テーブル(図14(d)参照)に基づき、複数パターンの駆動モータ22の駆動量の中から、携帯用小型プリンタ装置1に接続されている充電式電池50の状態に最も適した駆動モータ22の駆動量を選択する。
ここで、充電式電池50の電池電圧測定結果による駆動モータ22の駆動量の選択について述べる。S520での充電式電池50の測定電圧が高い場合(本実施例では、7.6V<電池電圧V<8.4V)には、ある程度大きな負荷をかけた方が信頼性の高い電池寿命を判定することが可能となるので、通常の駆動モータの駆動量(1000rpm)よりも駆動量の大きい、即ち回転数の多い設定(2000rpm)を選択するように設定する。逆に、充電式電池50の電圧が低い場合(本実施例では、6.2V<電池電圧V<7.2V)には、通常のステップモータ22の駆動量(1000rpm)で電池寿命を判定すると、負荷が電池寿命に及ぼす影響が大きくなり、信頼性の高い電池寿命を判定することが難しくなる。このため、電池電圧が低い場合には、通常の駆動モータ22の駆動量(1000rpm)よりも負荷の小さい、回転数の小さな設定(500rpm)を選択するように設定した。
S530において選択された駆動モータ22の駆動量で駆動モータ22の駆動を開始する(S540)。ここで、本実施例における駆動モータ22の駆動時間は、印字パターンを1枚印字するのに必要な時間(15秒)である。そして、駆動モータ22駆動開始直後に、第2測定手段である電池電圧検出回路45により、充電式電池50の駆動モータ22駆動開始直後の電圧を測定する(S550)。また、開始直後の充電式電池50の電池電圧の測定中も、駆動モータ22の駆動は継続して行われている(S560)。
S540により開始された駆動モータ22の駆動終了直前に、第3測定手段である電池電圧検出回路45により、駆動モータ22駆動終了直前の充電式電池50の電池電圧の測定が行われる(S570)。駆動モータ22駆動終了直前の充電式電池50の電池電圧測定後、駆動モータ22の駆動を終了し(S580)、S590に進む。
S590では、駆動モータ22の駆動による電圧降下量と、SRAM43に内蔵されている電池寿命判定テーブル(図14(b)参照)に基づき、充電式電池50の電池寿命を判定し、S600へと進む。
S600では、S590において判定された電池寿命を、液晶表示部48に表示する。ここで、駆動モータ22の駆動による電圧降下量に基づいて類別される液晶表示部48の表示態様について例示する。電圧降下量が0.2V未満の場合には、「OK:交換不要です」と表示し、電圧降下量0.2V以上且つ0.5V未満の場合には、「OK:そろそろ交換です」の表示を行う。電圧降下量が0.5V以上になった場合には、「NG:交換してください」という表示を行う。これらの表示から所定時間経過後に、本処理を終了する。
なお、本実施例においては、充電式電池50の電池電圧を測定した場合について詳細に述べたが、携帯型小型プリンタ装置1内部の温度を測定した場合(この場合のモータ駆動量選択テーブルは、図14(g)参照)についても、電池寿命の信頼性を高めることが可能である。
具体的には、内部温度が高い場合(本実施例においては、30℃<内部温度t<50℃)、充電式電池50のエネルギ変換効率がよいため、通常の回転数(1000rpm)で判定すると、電池寿命がより長く判定される。ここで、信頼性の高い電池寿命を判定するならば、通常より大きな負荷である回転数の多い設定(2000rpm)を選択すればよい。
逆に、内部温度が低い場合(0℃<内部温度t<20℃)、充電式電池50のエネルギ変換効率が悪いため、通常の回転数を用いて判定すると、電池寿命が短く判定される。この場合に信頼性の高い電池寿命を判定するならば、通常よりも回転数の小さな設定(500rpm)を選択すればよい。このように、内部温度に応じた駆動モータ22の駆動量を選択することにより、電池電圧を測定した場合と同様の効果に信頼性の高い電池寿命を得ることができる。
さらに、本実施例では、駆動モータ22の駆動をもって、印字パターンの印字の代替手段としたが、サーマルヘッド8への通電を代替手段としても、本処理に何等支障をきたすものではない。
ここで、サーマルヘッド8の通電により充電式電池50に負荷をかける場合にも、S510は必要となる。この場合、蓋体13が閉まっている状態でサーマルヘッド8に通電すると、ゴム製のプラテンローラ9とサーマルヘッド8とが当接しているために、ゴム製であるプラテンローラ9が、サーマルヘッド8の発熱により品質劣化等の悪影響を受けることが想定される。
このような不具合を防止するために、液晶表示部48に、携帯用小型プリンタ装置1の蓋体13を開ける旨のメッセージを表示する必要がある。
また、電池電圧または、内部温度の測定に基づいてサーマルヘッド8の通電時間の設定を選択する場合(電池電圧に基づく場合は、図14(e)、内部温度に基づく場合は、図14(h)参照)において、電池電圧、内部温度が高い場合は、通常のサーマルヘッド8の通電時間(本実施例では、15秒)よりも長時間通電する設定(本実施例においては、20秒)を選択する。逆に、電池電圧、内部温度が低い場合には、通常のサーマルヘッドの通電時間よりも短時間通電する設定(本実施例では、10秒)を選択することとなる。
以上、本発明はこのような実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置の概略外観斜視図である。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置本体ケースの概略平面図である。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置に装着される用紙パッケージの斜視図である。 本体ケースに於けるピックアップローラ部の斜視図である。 (a)は携帯用小型プリンタ装置の側断面図、(b)は外体を開いた状態の本体ケース左側部位の断面図である。 リリース連動機構の部品の展開斜視図である。 (a)は蓋体閉止状態でプラテンローラにペーパーガイド及びサーマルヘッドが押圧している状態の断面図、(b)は蓋体の交代位置でペーパーガイド及びサーマルヘッドのリリース状態を示す断面図、(c)は蓋体の回動可能状態を示す断面図である。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置のブロック図である。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置の電池寿命測定処理のフローチャートである。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置の電池寿命測定処理のフローチャートである。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置の電池寿命測定処理のフローチャートである。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置の電池寿命測定処理のフローチャートである。 本実施形態に係る携帯用小型プリンタ装置の電池寿命測定処理のフローチャートである。 本実施形態に係る電池寿命測定処理に用いる数値テーブルである。
1 携帯用小型プリンタ装置
2 本体ケース
4 感熱紙
8 サーマルヘッド
9 プラテンローラ
13 蓋体
22 駆動モータ
40 連動リンク体
41 CPU
42 ROM
43 SRAM
45 電池電圧検出回路
46 モータ駆動回路
47 サーマルヘッド制御回路
48 液晶表示部
50 充電式電池
51 操作部
52 数値テーブル

Claims (6)

  1. 印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、
    前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、
    前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、
    前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、前記電池の第1電圧を測定する第1測定手段と、
    前記第1測定手段により測定された第1電圧の値に基づき、前記印字手段を介して印字される印字パターンを選択する選択手段と、
    前記印字手段により前記選択手段を介して選択された印字パターンで印字媒体に印字を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、
    前記印字手段による印字パターンの印字が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、
    前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、
    前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  2. 印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、
    前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、
    前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、
    前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、前記電池の第1電圧を測定する第1測定手段と、
    前記第1測定手段により測定された第1電圧の値に基づき、前記駆動モータの駆動条件を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された駆動条件に従い前記駆動モータの駆動を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、
    前記駆動モータの駆動が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、
    前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、
    前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  3. 印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、
    前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、
    前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、
    前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、前記電池の第1電圧を測定する第1測定手段と、
    前記第1測定手段により測定された第1電圧の値に基づき、前記印字手段への通電時間を選択する選択手段と、
    前記印字手段への通電が開始された後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、
    前記選択手段によって選択された通電時間に基づく前記印字手段への通電が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、
    前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、
    前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  4. 印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、
    前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、
    前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、
    前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、印字装置の内部温度を測定する内部温度測定手段と、
    前記内部温度測定手段により測定された内部温度に基づき、前記印字手段を介して印字される印字パターンを選択する選択手段と、
    前記印字手段により前記選択手段を介して選択された印字パターンで印字媒体に印字を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、
    前記印字手段による印字パターンの印字が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、
    前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、
    前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  5. 印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、
    前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、
    前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、
    前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、印字装置の内部温度を測定する内部温度測定手段と、
    前記内部温度測定手段により測定された内部温度に基づき、前記駆動モータの駆動条件を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された駆動条件に従い前記駆動モータの駆動を開始した後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、
    前記駆動モータの駆動が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、
    前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、
    前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
  6. 印字媒体に文字等の印字を行う印字手段と、
    前記印字媒体の搬送手段を駆動する駆動モータと、
    前記印字手段及び駆動モータに電圧を供給する充電可能な電池と、
    前記電池の寿命を測定する寿命測定モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段を介して寿命測定モードが設定された場合、印字装置の内部温度を測定する内部温度測定手段と、
    前記内部温度測定手段により測定された内部温度に基づき、前記印字手段への通電時間を選択する選択手段と、
    前記印字手段への通電が開始された後に前記電池の第2電圧を測定する第2測定手段と、
    前記選択手段によって選択された通電時間に基づく前記印字手段への通電が終了する前に、前記電池の第3電圧を測定する第3測定手段と、
    前記第2測定手段により測定された第2電圧と第3測定手段により測定された第3電圧との電圧差を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された電圧差に基づき、電池の寿命を判定する寿命判定手段と、
    前記寿命判定手段により判定された電池の寿命を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする印字装置。
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