JP4310950B2 - 回路しゃ断器 - Google Patents

回路しゃ断器 Download PDF

Info

Publication number
JP4310950B2
JP4310950B2 JP2001288270A JP2001288270A JP4310950B2 JP 4310950 B2 JP4310950 B2 JP 4310950B2 JP 2001288270 A JP2001288270 A JP 2001288270A JP 2001288270 A JP2001288270 A JP 2001288270A JP 4310950 B2 JP4310950 B2 JP 4310950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bimetal
holder
circuit breaker
spacer
assembly unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001288270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003100195A (ja
Inventor
永廣  勇
勝典 久保山
龍典 高橋
淳 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority to JP2001288270A priority Critical patent/JP4310950B2/ja
Priority to DE2002143597 priority patent/DE10243597B4/de
Priority to FR0211679A priority patent/FR2830121B1/fr
Publication of JP2003100195A publication Critical patent/JP2003100195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4310950B2 publication Critical patent/JP4310950B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/02Housings; Casings; Bases; Mountings
    • H01H71/0207Mounting or assembling the different parts of the circuit breaker
    • H01H71/0214Housing or casing lateral walls containing guiding grooves or special mounting facilities
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H71/12Automatic release mechanisms with or without manual release
    • H01H71/14Electrothermal mechanisms
    • H01H71/16Electrothermal mechanisms with bimetal element
    • H01H71/162Electrothermal mechanisms with bimetal element with compensation for ambient temperature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H83/00Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current
    • H01H83/20Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition
    • H01H83/22Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition the other condition being imbalance of two or more currents or voltages
    • H01H83/223Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition the other condition being imbalance of two or more currents or voltages with bimetal elements

Landscapes

  • Breakers (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動機の給電回路に適用するオートブレーカなどを対象とした回路しゃ断器に関し、詳しくはその開閉機構部と組合せてしゃ断器ケースに組み込んだ熱動形過負荷・欠相引外し装置の温度補償バイメタル組立ユニットの支持構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】
まず、頭記したオートブレーカを例に、本発明の実施対象となる回路しゃ断器の従来における組立構造を図11〜図17で説明する。まず、図11(a),(b) において、1は上部ケース1a,中間ケース1b,下部ケース1cの三分割構造になるしゃ断器ケース(樹脂ケース)、2は下部ケース1cに組み込んだ主回路接点のしゃ断部、3は上部ケース1aに装着したロータリー式操作ハンドル、4は操作ハンドル3と連動して主回路接点を開閉する開閉機構部、5は操作ハンドル3と開閉機構部4との間を連結する歯車機構、6は過負荷・欠相引外し装置、7は主回路端子であり、これらは中間ケース1bに組み込まれている。
【0003】
ここで、開閉機構部4は図12,図13に示すように、フレーム(金属製の組立枠)4aにトグルリンク機構,開閉レバー,ラッチ機構などの部品を組付けた構造になり、歯車機構5を介してロータリー式操作ハンドル3に連繋している。また、過負荷・欠相引外し装置6は、よく知られているように主回路の各相に対応する熱動素子としての主バイメタル6a、各相の主バイメタル6aに跨がって相互連繋した差動式のシフタ機構6b、およびシフタ機構6bの機械的出力を前記開閉機構部4のラッチ機構に伝達して回路しゃ断器をトリップ動作するように、両者の間に跨がって設置した引外しレバー兼用の温度補償バイメタル9とからなる。また、温度補償バイメタル9はバイメタルホルダ10に支持した上で、ユニットホルダ11および調整ダイヤル12と組合せた組立ユニット8(組立ユニット8の詳細構造については次記する)を開閉機構部4のフレーム4aの一角に切欠き形成した凹所4b(図13参照)に組付けて搭載するようにしており、その組立ユニット8の詳細構造を図14,図15に示す。
【0004】
すなわち、温度補償バイメタル9は、その後端に開閉機構部のラッチ機構に連繋させる操作アーム9aを設け、バイメタルの中間部位を動作支点Aとしてバイメタルホルダ10に軸支されている。なお、9bは慣性モーメント補正用のバランスウエイトである。
バイメタルホルダ(樹脂成形品)10は、前記支点Aと偏芯して下方に突き出した軸部10aを回動支点Bとして次記のユニットホルダ11の上に片持ち式に軸支されている。
【0005】
ユニットホルダ(樹脂成形品)11は、下方に突き出したクリップ部11a、上面に開口して前記バイメタルホルダ10の支軸10aを嵌入する縦向の軸受穴11bを形成し、図15で示すように軸受穴11bにバイメタルホルダ10の軸部10aを嵌入した上で、前記クリップ部11aを介して開閉機構部4のフレーム4a(図13参照)に取付けるようにしている。また、ユニットホルダ11にはその上部側に取付けた調整ダイヤル12と連動する調整カム機構(図示せず)を備えており、該カム機構を介して調整ダイヤル12とバイメタルホルダ10との間を連繋し、ダイヤルの調整操作によりバイメタルホルダ10を支点Bの回りに回動させて温度補償バイメタル9の動作支点Aを変更するようにしている。
【0006】
なお、かかる構成になる温度補償バイメタルの組立ユニット,およびその動作については、本発明と同一出願人より先に出願した特願2000−68979号の明細書で詳しく述べられている。
次に、在来の回路しゃ断器における開閉機構部4,および温度補償バイメタル組立ユニット8のケース内での支持構造を図16に示す。すなわち、開閉機構部4はフレーム4aの下端側に左右に張出す一対のねじ座4a-1を設け、締結ねじ13により中間ケース1bの底面上の定位置にねじ止め固定している。また、温度補償バイメタルの組立ユニット8は、そのユニットホルダ11から側方に突き出る取付座8c-1を設け、該取付座8c-1を開閉機構部4のフレーム4aの一角に形成したねじ座4a-2の上に重ね合わせてねじ13で締結している。
【0007】
ところで、前記のように開閉機構部4,および温度補償バイメタル組立ユニット8を締結ねじ13で工程する組立構造では、開閉機構部4から左右側方にねじ座4a-1,4a-2が張出すために、その分だけ開閉機構部4の占有スペースが増大して回路しゃ断器の小型,コンパクト化が困難となるほか、組立工程でもねじ締め操作に手間が掛かるなどの問題点がある。
【0008】
そこで、前記の締結ねじ13の代わりに楔状のスペーサを用い、このスペーサをしゃ断器ケースの内側に圧入して開閉機構部4,および温度補償バイメタル組立ユニット8をしゃ断器ケース内で定位置に固定するようにした組立構造が本発明と同一出願人より特願2000−329931号として先に提案されており、その組立構造を図17に示す。
【0009】
図17において、しゃ断器の中間ケース1bにはその底面から起立して開閉機構部4のフレーム4aを左右から挟持する支持アーム1b-1を一体成形し、さらに前記支持アーム1b-1と中間ケース1bの左右側壁との間に楔状のスペーサ14,15を上方から圧入して開閉機構部4をケース内の定位置にくさび止めするようにしている。そして、回路しゃ断器の組立工程では、まず開閉機構部4をケース内に直立する左右の支持アーム1b-1の間に嵌挿し、次に温度補償バイメタルの組立ユニット8を上方から挿入して開閉機構部4のフレーム4aに搭載した組立状態で、支持アーム1b-1と中間ケース1bの側壁その間に上方からスペーサ14,15を圧入すると、多少の撓み性を有する支持アーム1b-1がスペーサ14,15に押されて開閉機構部4のフレーム4aを左右か挟持する。また、開閉機構部4のフレーム4aに搭載した温度補償バイメタル組立ユニット8に対しても、前記スペーサ14の上半部に形成した撓み性の片持ち梁部14aがユニットホルダ11の側面を押圧して定位置から動かないように固定する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した温度補償バイメタル組立ユニット8の支持構造では、回路しゃ断器の引外し動作特性面で次記のような問題点がある。
すなわち、従来の温度補償バイメタル組立ユニット8では、図15で示すようにバイメタルホルダ10から下方に突き出た軸部10aをユニットホルダ11の上面に開口する軸受穴11bに嵌入して直立するように片持ち式に支持している。このために、過負荷・欠相引外し装置6(図12参照)の出力(主バイメタル6aの変位出力)を温度補償バイメタル9を介して開閉機構部4のラッチ機構に伝達する際に、開閉機構部4の引外し荷重の反力により温度補償バイメタル8の支持部材であるバイメタルホルダ10の軸部(樹脂材)10aにモーメント荷重が加わって軸が撓む、あるいは軸部10aとユニットホルダ11の軸受穴11bとの間の遊び隙間(ガタ)によりバイメタルホルダ10の姿勢が外側に傾き、これに伴い温度補償バイメタル9の軸支支点Aが定位置から変位する。その結果、トリップ動作点が変動して回路しゃ断器の引外し特性が不安定となる。
【0011】
そこで、バイメタルホルダ10の撓みに起因する温度補償バイメタル9の支点変位を補償するように、主バイメタル6aの湾曲量を大きくして十分な駆動力を確保するなどの対策を試みたが、この方法では主バイメタル6aの長さ,厚さが増して大形化するなどの問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、図17に示したスペーサ14によるくさび止め方式を基本として、スペーサの圧入により開閉機構部および温度補償バイメタルの組立ユニットをしゃ断器ケース内で定位置に安定,かつ強固に保持できるように改良して、過負荷・欠相引外し動作特性の安定化を図った回路しゃ断器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、主回路のしゃ断部、操作ハンドルと連繋して主回路接点を開閉する開閉機構部、熱動形過負荷・欠相引外し装置、および該引外し装置の機械的出力を開閉機構部のラッチ機構に伝達する引外しレバーを兼ねた温度補償バイメタルを装備した回路しゃ断器であり、前記温度補償バイメタル,およびそのバイメタルホルダ,調整ダイヤルをユニットホルダ上で合体させた組立ユニットを開閉機構部のフレームの一角に搭載した上で、開閉機構部とともにしゃ断器ケースに組み込んだものにおいて、
温度補償バイメタルの組立ユニットを開閉機構部のフレームに組付けてしゃ断器ケース内に内装した状態で、前記組立ユニットとこれに対峙するしゃ断器ケースの側壁との間に樹脂成形品のスペーサを圧入して開閉機構部および温度補償バイメタルの組立ユニットをケース内の定位置にくさび止めするとともに、前記スペーサの頂部に、その圧入位置で前記バイメタルホルダの軸部上端を保持するホルダ軸受部を設け、回路しゃ断器の組立状態でバイメタルホルダの軸部を上下二箇所で安定よく支持するようにする(請求項1)。
【0013】
また、本発明では、前記スペーサを活用して温度補償バイメタル組立ユニットの支持をより一層安定,強化するために、次記のような態様で構成することができる。
(1) スペーサに、その圧入位置で温度補償バイメタル組立ユニットのユニットホルダに係止して該ホルダを上方から押さえ込むストッパを設け、外部から加わる振動等によって組立ユニットが定位置から浮き上がるのを確実に阻止するようにする(請求項2)。
【0014】
(2) スペーサに、その圧入位置でしゃ断器ケースの側壁内面に圧接するテーパーリブを設け、スペーサをしゃ断器ケースに圧入した状態で、十分なくさび止め効果を発揮できるようにする(請求項3)。
(3) スペーサに、その圧入位置で該ケースの側壁上面に形成した位置決め用係合突起に圧入する嵌め合い嵌合部を設け、組立工程での位置決めと併せて組立作業の簡便化を図るようにする(請求項4)。
【0015】
(4) 温度補償バイメタル組立ユニットに対して、そのユニットホルダの上部に曲げ剛性の高い金属製の支軸ピンを植設し、該支軸ピンにバイメタルホルダを嵌挿保持した上で、支軸ピンの上端をスペーサのホルダ軸受部で保持する(請求項5)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図10に示す実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図12〜図17に対応する部材には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、図示実施例における開閉機構部4,およびそのフレーム4aの一角に搭載した温度補償バイメタル組立ユニット8の構造、並びにしゃ断器ケース1bにスペーサ14を圧入して開閉機構部4を定位置にくさび止めする支持構造は基本的に図17に示した特開2000−329931号の組立構造と同様であるが、本発明の実施例では温度補償バイメタルの組立ユニット8,およびスペーサ14が次記のように構成されている。
【0017】
まず、スペーサ14の詳細構造を図4(a) 〜(c) に示す。樹脂成形品で作られたスペーサ14には、その頂部から内側に向け張り出したアーム状のホルダ軸受部14b、側方に張り出したアーム状の位置決め嵌合部14c、スペーサの中段箇所から内側に向けて突き出た角状のストッパ部14d、しゃ断器ケース側壁との対面側に形成したテーパーリブ14eが形成されており、前記のホルダ軸受部14bには後記のようにバイメタルホルダ10の軸部上端に嵌入する軸受穴14b-1が、また位置決め嵌合部14cには後記のようにしゃ断器ケースの側壁上面に設けた嵌合突起に嵌まり合う嵌合穴14c-1が開口している。
【0018】
一方、図5(a) 〜(c) で示すように、温度補償バイメタル組立ユニットのユニットホルダ11には、図14で述べた二股状のクリップ部11a,軸受穴11bに加えて、ホルダの上面には図4のスペーサ14に形成したストッパ部14dが嵌入する凹所11cが形成されている。そして、図6(a) のようにユニットホルダ11に添わせて上方からスペーサ14を押し込むと、図6(b) のようにスペーサ14のストッパ部14dが前記凹所11cに嵌まり込んでユニットホルダ11を上方から押さえ込む。
【0019】
また、図7および図8(a),(b) で表すように、温度補償バイメタル9,バイメタルホルダ10,ユニットホルダ11,および調整ダイヤル12を合体した組立ユニット8にスペーサ14を組合せた状態では、バイメタルホルダ10の上面側に突き出た軸部10aの上端10a-1にホルダ軸受部14bの軸受穴14b-1(図4参照)が上方から嵌合して軸部10aの上端を軸支保持する。これにより、バイメタルホルダ10はその軸部10aが上下から支持されることになる。
【0020】
さらに、開閉機構部4および温度補償バイメタル組立ユニット8をしゃ断器ケース内に組み込んだ状態で、スペーサ14を上方からしゃ断器ケースの側壁内側に圧入すると、図1(b) で示すようにスペーサ14の側面に形成したテーパーリブ14eが中間ケース1bの側壁面に圧接する。同時に、図2,図3で示すように中間ケース1bの側壁上面に形成した嵌合突起1b-2にスペーサ14に形成した嵌合部14cの嵌合穴が圧入され、これによりスペーサ14が定位置からずれたり,抜け出ないように強固に固定される。
【0021】
上記の説明から判るように、開閉機構部4および温度補償バイメタル組立ユニット8をしゃ断器ケース内に組み込んだ状態で、スペーサ14を上方から圧入することにより、開閉機構部4の挟持固定と同時に、スペーサ14が温度補償バイメタル組立ユニット8を上方から押さえ込んでユニットホルダ11の浮き上がりを阻止するとともに、バイメタルホルダ10の軸部上端を支持する。また、スペーサ自身も定位置からずれたり,抜け出ることがないように定位置に強固に固定される。これにより、過負荷,欠相引外し装置6の動作時に、バイメタルホルダ10の軸支姿勢が傾いて温度補償バイメタル9の動作支点が変位するおそれがなくなり、回路しゃ断器の引外し動作特性が安定する。
【0022】
次に、本発明の応用実施例を図9(a),(b) および図10に示す。この実施例では、ユニットホルダ11の上面側に植設した金属製の支軸ピン16をバイメタルホルダ10の回動支点Bとして、バイメタルホルダ10に穿孔した軸穴を前記支軸ピン16に嵌入して軸支保持するようにし、さらにバイメタルホルダ10の上面側に突き出た支軸ピン16の上端を先記実施例で述べたスペーサ14のホルダ軸受部14bに嵌入し、これで支軸ピン16を上下から両持ち支持するようにしている。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の構成によれば、しゃ断器ケースに開閉機構部および温度補償バイメタル組立ユニットを組み込んだ状態で、しゃ断器ケースの側壁との間に圧入したスペーサにより、開閉機構部の挟持固定と同時に、スペーサ自身が温度補償バイメタル組立ユニットを上方から押さえ込んでユニットホルダの浮き上がりを阻止するとともに、バイメタルホルダの回動支点となる支軸の上端を保持することができる。
【0024】
これにより、熱動形過負荷,欠相引外し装置の動作時に、従来構造(バイメタルホルダの軸部を片持ち支持)のように、軸部の撓み変形によりバイメタルホルダの軸支姿勢が傾いて温度補償バイメタルの動作支点が変位するおそれがなくなり、これにより回路しゃ断器の引外し動作特性が安定する。
また、スペーサ自身にホルダ軸受部,位置決め嵌合部,ストッパ部,およびテーパーリブを設けたことにより、回路しゃ断器の組立工程でしゃ断器ケースにスペーサを圧入するだけの簡易な作業で、ケース内に組み込んだ開閉機構部,温度補償バイメタル組立ユニットの各部品,およびスペーサ自身を一括して定位置に強固に固定することかできて組立作業性の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による回路しゃ断器の構成図であり、(a) は内部構造を表す平面図、(b) は要部の縦断側面図
【図2】図1におけるしゃ断器ケース,温度補償バイメタル組立ユニット,およびスペーサの相対的な組立位置関係を表す正面図
【図3】図2に対応する組立後の状態を表す要部の拡大平面図
【図4】図1におけるスペーサの詳細構造図であり、(a),(b),(c) はそれぞれ平面図、正面図、および(a) の矢視X−X断面図
【図5】図1におけるユニットホルダの詳細構造図であり、(a),(b),(c) はそれぞれ平面図、正面図、および(a) の矢視X−X断面図
【図6】図4のスペーサと図5のユニットホルダとの相対的な組立位置関係を表す図であり、(a),(b) はそれぞれスペーサの圧入前,後の状態を表す縦断面図
【図7】図1における温度補償バイメタル組立ユニットとスペーサとの相対的な組立位置関係を表す図
【図8】図7に対応する組立後の状態を表す図であり、(a),(b) はそれぞれ平面図および正面図
【図9】本発明の応用実施例による温度補償バイメタル組立ユニットの構成図であり、(a) はユニットホルダ単独の正面図、(b) は(a) のユニットホルダにバイメタルホルダを組付ける前の状態を表す組立ユニットの分解図
【図10】図9に対応する組立ユニットの組立後の状態を表す図であり、(a),(b) はそれぞれ平面図および正面図
【図11】本発明の実施対象となる回路しゃ断器の構成概要図であり、(a),(b) はそれぞれ平面図および正面図
【図12】従来における回路しゃ断器の内部構造を表す平面図
【図13】図12における開閉機構部をハンドル,歯車機構とともに表した外形斜視図
【図14】図12における温度補償バイメタル組立ユニットの組立構造を表す図であり、(a),(b) はそれぞれ平面図および正面図
【図15】図13の温度補償バイメタル組立ユニットの分解正面図
【図16】しゃ断器ケース内で開閉機構部,温度補償バイメタル組立ユニットをねじ締結した従来の組立構造を表す断面側視図
【図17】しゃ断器ケース内で開閉機構部,温度補償バイメタル組立ユニットをスペーサを介してくさび止めした従来の組立構造を表す断面側視図
【符号の説明】
1 しゃ断器ケース
1b 中間ケース
1b-2 嵌合突起
4 開閉機構部
4a フレーム
6 熱動形過負荷・欠相引外し装置
6a 主バイメタル
6b シフタ機構
8 温度補償バイメタル組立ユニット
9 温度補償バイメタル
10 バイメタルホルダ
10a 軸部
10a-1 軸部上端
11 ユニットホルダ
11a クリップ部
11b 軸受孔
11c 凹所
12 調整ダイヤル
14 スペーサ
14b ホルダ軸受部
14c 位置決め嵌合部
14d ストッパ部
14e テーパーリブ
16 金属製の支軸ピン

Claims (5)

  1. 主回路のしゃ断部、操作ハンドルと連繋して主回路接点を開閉する開閉機構部、熱動形過負荷・欠相引外し装置、および該引外し装置の機械的出力を開閉機構部のラッチ機構に伝達する引外しレバーを兼ねた温度補償バイメタルを装備した回路しゃ断器であり、前記温度補償バイメタル,およびそのバイメタルホルダ,調整ダイヤルをユニットホルダ上で合体させた組立ユニットを開閉機構部のフレームの一角に搭載した上で、開閉機構部とともにしゃ断器ケースに組み込んだものにおいて、
    温度補償バイメタルの組立ユニットを開閉機構部のフレームに組付けてしゃ断器ケース内に内装した状態で、前記組立ユニットとこれに対峙するしゃ断器ケースの側壁との間に樹脂成形品のスペーサを圧入して開閉機構部および温度補償バイメタルの組立ユニットをケース内の定位置にくさび止めするとともに、前記スペーサに、その圧入位置で前記バイメタルホルダの軸部上端を保持するホルダ軸受部を設けたことを特徴とする回路しゃ断器。
  2. 請求項1記載の回路しゃ断器において、スペーサに、その圧入位置で温度補償バイメタル組立ユニットのユニットホルダに係止して該ホルダを上方から押さえ込むストッパを設けたことを特徴とする回路しゃ断器。
  3. 請求項1または2記載の回路しゃ断器において、スペーサに、その圧入位置でしゃ断器ケースの側壁内面に圧接するテーパーリブを設けたことを特徴とする回路しゃ断器。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の回路しゃ断器において、スペーサに、その圧入位置で該ケースの側壁上面に形成した位置決め用係合突起に圧入する嵌合部を設けたことを特徴とする回路しゃ断器。
  5. 請求項1記載の回路しゃ断器において、組立ユニットのユニットホルダの上部に金属製の支軸ピンを植設し、該支軸ピンにバイメタルホルダを嵌挿保持した上で、支軸ピンの上端をスペーサのホルダ軸受部で保持したことを特徴とする回路しゃ断器。
JP2001288270A 2001-09-21 2001-09-21 回路しゃ断器 Expired - Fee Related JP4310950B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288270A JP4310950B2 (ja) 2001-09-21 2001-09-21 回路しゃ断器
DE2002143597 DE10243597B4 (de) 2001-09-21 2002-09-19 Leistungsschalter
FR0211679A FR2830121B1 (fr) 2001-09-21 2002-09-20 Disjoncteur automatique

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001288270A JP4310950B2 (ja) 2001-09-21 2001-09-21 回路しゃ断器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003100195A JP2003100195A (ja) 2003-04-04
JP4310950B2 true JP4310950B2 (ja) 2009-08-12

Family

ID=19110947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001288270A Expired - Fee Related JP4310950B2 (ja) 2001-09-21 2001-09-21 回路しゃ断器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4310950B2 (ja)
DE (1) DE10243597B4 (ja)
FR (1) FR2830121B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4924374B2 (ja) * 2007-11-15 2012-04-25 富士電機機器制御株式会社 回路遮断器
CN107221870B (zh) * 2017-07-04 2023-04-07 兴机电器有限公司 一种具有位置指示功能的断路器底盘车

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4675641A (en) * 1986-06-20 1987-06-23 General Electric Company Rating plug for molded case circuit breakers
US4740768A (en) * 1987-06-29 1988-04-26 General Electric Company Manual trip operator for molded case circuit breaker
US4982173A (en) * 1990-03-01 1991-01-01 General Electric Company Rotatable trip test assembly for molded case circuit breakers
US5680081A (en) * 1994-01-13 1997-10-21 Square D Company Circuit breaker having double break mechanism
JP3985418B2 (ja) * 2000-03-13 2007-10-03 富士電機機器制御株式会社 回路しゃ断器の過負荷・欠相引外し装置
JP4126865B2 (ja) * 2000-10-30 2008-07-30 富士電機機器制御株式会社 回路しゃ断器
JP4186415B2 (ja) * 2000-11-30 2008-11-26 富士電機機器制御株式会社 回路しゃ断器の過負荷引外し装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE10243597B4 (de) 2014-05-15
FR2830121B1 (fr) 2005-10-28
DE10243597A1 (de) 2003-04-10
JP2003100195A (ja) 2003-04-04
FR2830121A1 (fr) 2003-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4186415B2 (ja) 回路しゃ断器の過負荷引外し装置
JP4310950B2 (ja) 回路しゃ断器
JP4126865B2 (ja) 回路しゃ断器
KR20100061316A (ko) 회로 차단기의 과전류 트립 장치
KR980011563A (ko) 회로차단기
KR101172979B1 (ko) 회로차단기
JP2010251278A (ja) 熱動形過負荷継電器
AU771377B2 (en) Circuit interrupter with improved trip bar assembly
JP3985418B2 (ja) 回路しゃ断器の過負荷・欠相引外し装置
JPH04280027A (ja) 回路遮断器の電磁引外し装置
KR100400779B1 (ko) 열동형 과부하 계전기의 오동작 방지구조
JPH0743915Y2 (ja) 回路しや断器
JP2567003B2 (ja) 回路遮断器
JP3029554U (ja) サ−マルリレ−
EP1388158A1 (en) Circuit breaker mechanism for a rotary contact system
CN115565817A (zh) 热动型过载继电器
CN117832028A (zh) 电路断路器
JPH0624119Y2 (ja) 回路しゃ断器
JP2583800B2 (ja) 回路遮断器
JP2009129869A (ja) 熱動形過負荷継電器
JP2010287428A (ja) 熱動形過負荷継電器
JP2533953Y2 (ja) 熱形過負荷継電器の動作電流調整機構
JP3786220B2 (ja) 回路遮断器
JP2943893B2 (ja) 回路遮断器
JPH04212233A (ja) 回路遮断器における開閉機構支持フレームの取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060703

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061212

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20081117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081215

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090421

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090504

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4310950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120522

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130522

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140522

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees