JP4310307B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、光ケーブル網の管理を支援する情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関する。
近年、情報技術の進歩と共にコンピュータ間で授受されるデータ量が増加し、より高速な通信回線を求める需要者が増加している。それに伴い、光ケーブル網の構築が急速に進められている。
またこのような光ケーブル網を管理するための様々な技術も開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−233629号公報
光ケーブル網は、多数の光ケーブルが広範囲な地域にわたって複雑に接続されて構成される。
このような光ケーブル網の管理は、正確かつ確実に行われなければならないが、近年光ケーブル網の利用者が急増し、また光ケーブルの敷設も急速に進められている。
このため、光ケーブル網の維持管理の負担が増大しており、作業負担を軽減する技術が求められている。また光ケーブル網において障害が発生した場合には、その位置を迅速に特定し、対応を行うことが求められる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、光ケーブル網における障害発生位置を迅速に特定することを可能とする情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、光ケーブル網において発生した障害の位置を示す情報を出力する情報処理装置であって、光ケーブル網を構成する光ケーブル毎に、光ケーブルを特定する情報と、光ケーブルの長さを示す情報と、光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報とを、対応付けて記憶する光ケーブル管理データベースと、障害発生地点までの光ケーブル長を測定する起点となる中継設備を指定する情報の入力を受ける中継設備入力部と、前記中継設備から測定した前記障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受ける光ケーブル長入力部と、前記中継設備から前記障害発生地点に至る経路に沿って敷設されている各光ケーブルのそれぞれの長さを、順次、前記光ケーブル長を超えるまで足し合わせる光ケーブル長足し合わせ部と、最後に足し合わせた光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報を出力する障害区間出力部と、光ケーブル網を構成する各光ケーブル及び各中継設備が敷設される位置にあわせて、地図上に、各光ケーブルを示す線画図形及び各中継設備を示す図形を表示した画像を記憶する地図データベースと、前記指定された中継設備から前記障害発生地点までの光ケーブル長と、前記中継設備から前記障害発生地点に至る光ケーブル網における経路上の各光ケーブルのそれぞれの長さの和との差分を、前記地図の縮尺に合わせて縮小し、前記特定された各中継設備の前記地図上における位置と前記差分とから、前記障害発生地点の前記地図上における位置を特定する障害位置特定部と、を備えることを特徴とする情報処理装置に関する。
このような態様により、障害が発生した光ケーブルの両端部の中継設備を特定する情報が出力されるため、光ケーブル網における障害発生部位を迅速に特定することが可能となる。そして光ケーブル網に発生した障害を速やかに取り除くことが可能となる。これにより、光ケーブル網の信頼性や可用性を向上させると共に、光ケーブル網の維持管理負担を軽減することが可能となる。また、障害発生地点を地図上に示すことができるので、障害発生地点の正確な特定が可能となる。そして、修理等のために迅速に現地へ向かうことが可能となり、光ケーブル網の信頼性や可用性を向上させることが可能となる。そして光ケーブル網の維持管理作業負担をさらに軽減することが可能となる。
また前記情報処理装置は、光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、前記経路上の各光ケーブルの接続関係を示す画像を出力し、その際に、前記最後に足し合わせた光ケーブルを示す線画図形については他の光ケーブルを示す線画図形とは異なる描画方法で示す障害区間画像表示部と、を備えるようにすることもできる。
このような態様により、障害発生部位を特定する情報を視覚的に出力することが可能となる。これにより、光ケーブル網を構成する膨大な数の光ケーブルの中から、障害が発生した光ケーブルをよりわかりやすく特定することが可能となり、光ケーブル網の維持管理負担をより一層軽減することが可能となる。
また前記情報処理装置は、前記指定された中継設備において光ケーブルの心線に光パルスを入力し、その散乱光を検出するまでの時間に基づいて、前記中継設備から前記障害発生地点までの光ケーブル長を測定する光ケーブル長測定装置と通信可能に接続され、前記光ケーブル長入力部は、前記光ケーブル長測定装置から前記測定した光ケーブル長を示す情報を受信することにより、前記障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受けるようにすることができる。
このような態様により、障害発生地点までの光ケーブル長を、光ケーブル長測定装置から受信することができるため、障害発生部位特定のための作業負担を軽減することが可能となる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
光ケーブル網における障害発生位置を迅速に特定することが可能となる。
===全体構成例===
本実施の形態にかかる光ケーブル心線管理サーバ200を含む光ケーブル心線管理システム900の全体構成を図1に示す。なお光ケーブル心線管理サーバ200は、特許請求の範囲に記載の情報処理装置に相当する。
<光ケーブル心線管理システム>
光ケーブル心線管理システム900は、光ケーブル心線管理サーバ200に、利用者端末100及び光ケーブル長測定装置300がネットワーク500を介して通信可能に接続されてなる。なお後述するように、光ケーブル心線管理システム900は、利用者端末100及び光ケーブル長測定装置300を設けない構成とすることもできる。
光ケーブル心線管理システム900は、光ケーブル網における各光ケーブルが、クロージャ等の中継設備で接続されている様子を示す系統図をベースにした心線設計・管理用のシステムである。光ケーブル心線管理システム900においては、局やクロージャ、ドロップクロージャ、建物、CTF/IDF(Cable Terminating Frame/Intermediate Distribution Frame)、お客様の各情報と、これらを結ぶ光ケーブルの設備状況と運用状況、クロージャ、CTF/IDF内の心線接続状況及びその運用状況、心線に重畳する回線及びその運用状況を管理することができる。
また光ケーブル心線管理システム900は、次のような特徴がある。まず系統図全体のつながりを把握しながら複数ルートの検索結果から最適ルートを選択できる。また設備や心線接続の計画管理機能、及び心線に重畳する回線の予約管理機能を有する。さらにFTTH(Fiber To The Home)の迅速な設計をおこなうため、通信速度などにおけるレスポンス低下の影響を受けないように配慮されている。またマルチウインドウ環境により、画面上に複数の系統図や各種帳票を開きながら心線や回線の属性編集ができる。またダウンロード機能により、系統図や単線結線図などの図面やデータベース一覧をダウンロードでき、工事仕様書への添付資料などとして利用できる。またアップロード機能により、ケーブル区間毎の所有心線数の更新管理を効率的に行える。
光ケーブル心線管理サーバ200は、光ケーブル網において発生した障害の位置を示す情報を出力し、光ケーブル網の管理を支援するためのコンピュータである。
光ケーブル網は、複数の光ケーブル内の心線同士を相互に接続して構成される。また各光ケーブルは、通常数百メートルから数千メートルの長さを有する。そしてクロージャや局等の各中継設備に取り込まれる。中継設備に取り込まれた光ケーブルは、他の光ケーブルと接続される場合もあるし、その中継設備を通過する場合もある。
光ケーブルは、通常、電柱間に架空で架線されたり地中に埋設されたりして敷設される。そして光ケーブルは、台風や地震等の影響により、心線が断線したり強く屈曲したりすることがある。この場合、その心線を使用する光通信に支障が生じることになる。光ケーブル網は広範な地域にわたって構築されているため、障害が発生した部位を特定するには多大な時間と労力を要する。
ここで、障害発生部位を特定するために、光ケーブル長測定装置を用いることがある。光ケーブル長測定装置は、光ケーブルの心線に光パルスを入力し、その散乱光を検出するまでの時間に基づいて、障害発生地点までの光ケーブル長を算出するコンピュータである。光ケーブルの心線内に光パルスを入力すると、その光パルスは散乱することなく心線内を光速で進んでゆくが、断線や強い屈曲等の障害が発生している場合には、その場所で光が散乱する。このようにして光ケーブル長を測定する方法は、OTDR(Optical Time Domain Reflectmeter)法とも呼ばれている。
このようにして、障害発生地点までの光ケーブル長を測定することは可能であるが、それが光ケーブル網の広い敷設エリアの中のどこなのかということを特定することは、大きな労力を要する。本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する仕組みにより、光ケーブル網における障害の位置を示す情報を出力することができる。そしてこれにより、光ケーブル網の維持管理の作業負担を軽減することが可能となる。
利用者端末100は、光ケーブル心線管理サーバ200と通信可能に接続され、上記障害発生部位の特定等の光ケーブル網の管理を行う際に用いられるコンピュータである。なお、光ケーブル網の管理は、利用者端末100を用いずに行うことも可能である。この場合は、利用者端末100は無くてもよい。
===光ケーブル心線管理サーバ、利用者端末の構成===
次に、光ケーブル心線管理サーバ200、利用者端末100の構成について説明する。光ケーブル心線管理サーバ200、利用者端末100はいずれもコンピュータであり、ハードウェア構成は基本的に同様である。そのため、これらのハードウェア構成をひとつのブロック図にまとめて図2に示す。
<光ケーブル心線管理サーバ>
光ケーブル心線管理サーバ200は、CPU(Central Processing Unit)210、メモリ220、ポート230、記録媒体読取装置240、入力装置250、出力装置260、記憶装置280を備えたコンピュータである。
CPU210は光ケーブル心線管理サーバ200の全体の制御を司るもので、記憶装置280に記憶される本実施の形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成される光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム(特許請求の範囲に記載のプログラムに相当する)710をメモリ220に読み出して実行することにより、光ケーブル心線管理サーバ200としての各種機能を実現する。
例えばCPU210により光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710が実行され、メモリ220やポート230、入力装置250、出力装置260、記憶装置280等のハードウェア機器と協働することにより、特許請求の範囲に記載の光ケーブル管理データベース、中継設備入力部、光ケーブル長入力部、光ケーブル長足し合わせ部、障害区間出力部、障害区間画像表示部、地図データベース、障害位置特定部、障害位置表示部が実現される。メモリ220は例えば半導体記憶装置により構成することができる。
記録媒体読取装置240は、フレキシブルディスクや磁気テープ、コンパクトディスク等の記録媒体400に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。読み取られたプログラムやデータはメモリ220や記憶装置280に格納される。従って、例えば記録媒体400に記録された光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710を、記録媒体読取装置240を用いて上記記録媒体400から読み取って、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることができる。記録媒体読取装置240は光ケーブル心線管理サーバ200に内蔵されている形態とすることもできるし、外付されている形態とすることもできる。
記憶装置280は、例えばハードディスク装置や半導体記憶装置等とすることができる。記憶装置280には、図3に示すように、光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710やクロージャ管理データベース600、ケーブル管理データベース650、地図データベース680が記憶される。このうち、ケーブル管理データベース650は、特許請求の範囲に記載の光ケーブル管理データベースに相当する。
クロージャ管理データベース600はクロージャを管理するためのデータベースである。クロージャは、光ケーブル網において各光ケーブルを取り込む中継設備の一つである。クロージャ管理データベース600を図5に示す。クロージャ管理データベース600の”クロージャ種別”欄には、クロージャの種類を示す情報が記載される。クロージャの種類としては「クロージャ」や「ドロップクロージャ」がある。”クロージャ名称”欄には、クロージャを特定する情報が記載される。”接続情報(ケーブル名称)”欄には、各クロージャに取り込まれる光ケーブルを特定する情報として光ケーブルの名称が記載される。また”接続情報(区間名称)”欄には、当該光ケーブルの両端部が取り込まれる中継設備を特定する情報が記載される。”運用状況”欄には、当該クロージャの運用状況が記載される。
ケーブル管理データベース650は、光ケーブル網を構成する各光ケーブルを管理するためのデータベースである。ケーブル管理データベース650を図6に示す。”ケーブル名称”欄には、各光ケーブルを特定する情報が記載される。また”ケーブル区間名称”欄には、当該光ケーブルの両端部が取り込まれる中継設備をそれぞれ特定する情報が記載される。”ケーブル総心線数”欄には、光ケーブル内の心線の数が記載される。”ケーブル実長”欄には、光ケーブルの長さを示す情報が記載される。
入力装置250は光ケーブル心線管理サーバ200へのデータ入力等のために用いられる装置でありユーザインタフェースとして機能する。入力装置250としては例えばキーボードやマウス等を用いることができる。
出力装置260は情報を外部に出力するための装置でありユーザインタフェースとして機能する。出力装置260としては例えばディスプレイやプリンタ等を用いることができる。
ポート230は通信を行うための装置である。例えばネットワーク500を介して行われる、利用者端末100や光ケーブル長測定装置300等の他のコンピュータとの通信は、ポート230を介して行われるようにすることができる。また例えば、光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710をポート230を通じて他のコンピュータからネットワーク500を介して受信して、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることもできる。
<利用者端末>
利用者端末100は、CPU110、メモリ120、ポート130、記録媒体読取装置140、入力装置150、出力装置160、記憶装置180を備える。
これらの各装置の機能は、上述した光ケーブル心線管理サーバ200が備える各装置と同様である。
また、利用者端末100の記憶装置180には、図4に示すように、利用者端末制御プログラム700が記憶され、CPU110によって実行されることにより、利用者端末100としての各種機能が実現される。例えば利用者端末制御プログラム700は、光ケーブル心線管理サーバ200との通信を制御し、ブラウザ機能を実現する。
===障害発生部位特定処理===
次に、本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバ200により、光ケーブル網において発生した障害の部位を特定し、出力する処理について、図7乃至図12を参照しながら説明する。図12は、障害発生部位特定処理の流れを示すフローチャートである。
光ケーブル網における各光ケーブルが、クロージャ等の中継設備で接続されている様子を示す心線単線結線図を図7に示す。心線単線結線図は、光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、光ケーブルの接続関係を示したものである。ここで図7に示す心線単線結線図は、利用者端末100の出力装置160であるディスプレイに表示されているものとするが、もちろん光ケーブル心線管理サーバ200の出力装置260であるディスプレイに表示されている場合であっても良い。
図7に示す心線単線結線図の画面において、中継設備は丸印で表され、光ケーブルは線画図形で表される。そして光ケーブルを表す各線画図形の近傍には、光ケーブルの長さが表示されている。例えば、「C」の中継設備と「D」の中継設備の間をつなぐ光ケーブルは、430mであることが示される。これらの情報は、ケーブル管理データベース650を参照することにより得ることができる。
ここで、マウスのカーソルを、障害発生地点までの光ケーブル長を測定する起点となる中継設備を示すアイコン(図7に示す例では「A」で示されるアイコン)に重ねてクリックすると、光ケーブル心線管理サーバ200は、その中継設備を指定する情報の入力を受け付ける(S1000)。
そして光ケーブル心線管理サーバ200は、図8に示すような光ケーブル長入力画面を表示する。この画面では、上記指定した中継設備から、光ケーブル長測定装置300を用いて測定した障害発生部位までの距離データ(光ケーブル長を示す情報)の入力を行う。図8において、例えば測定データとして、700mを入力して「実行」欄にマウスのカーソルを重ねてクリックすると、光ケーブル心線管理サーバ200は、中継設備から測定した障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受け付ける(S1010)。なお、中継設備から測定した障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報は、光ケーブル長測定装置300からネットワーク500を介して受信するようにしても良い。このようにして、障害発生地点までの光ケーブル長の入力処理を、光ケーブル長測定装置300と連動させることにより、障害部位特定の作業効率の向上を図ることが可能となる。
中継設備から測定した障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受け付けると、光ケーブル心線管理サーバ200は、上記中継設備から障害発生地点に至る光ケーブル網における経路に沿って敷設されている各光ケーブルのそれぞれの長さを、順次、障害発生地点までの光ケーブル長を超えるまで足し合わせる(S1020、S1030)。中継設備から障害発生地点に至る光ケーブル網における経路は、ケーブル管理データベース650のケーブル名称欄に記憶されている光ケーブルを特定する情報と、ケーブル区間名称欄に記憶されているその光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報とに基づいて、求めることができる。なおその際、上記中継設備を起点として接続される光ケーブルの経路が複数ある場合には、各経路上の各光ケーブルの長さをそれぞれ、順次、経路毎に、障害発生地点までの光ケーブル長を超えるまで足し合わせる。
そして光ケーブル心線管理サーバ200は、図9に示すように、最後に足し合わせた光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報を出力する(S1040)。図9に示す画面は、上記中継設備を起点として接続される光ケーブルの経路が一つである場合の例であるが、経路が複数ある場合には、各経路毎に、最後に足し合わせた光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報を出力する。
このようにして、光ケーブル網において発生した障害の位置は、「D」と「E」との間であることが直ちにわかる。また、図9において括弧内に表示されているように、各中継設備を特定する情報と共に、障害発生地点までの光ケーブル長を測定する起点となる中継設備から各中継設備までの距離を表示するようにすることにより、光ケーブルにおける障害の位置をより詳細に特定することが可能となる。すなわち、図8において入力したように、障害発生地点までの光ケーブル長は700mであるから、障害発生位置は、「D」から45mの地点であることがすぐにわかるのである。
また本実施の形態にかかる光ケーブル心線管理サーバ200は、図10に示すように、心線単線結線図において、「D」と「E」との間をつなぐ光ケーブルを示す線画図形を、他の光ケーブルを示す線画図形とは異なる描画方法で示すようにすることもできる。このようにすることにより、障害が発生した光ケーブルを視覚的に把握することが可能となる。
さらに本実施の形態にかかる光ケーブル心線管理サーバ200は、図11に示すように、地図上に障害発生地点を示すようにすることもできる。
この場合、光ケーブル心線管理サーバ200は、図3に示すように、地図データベース680を記憶装置280に備える。地図データベース680は、光ケーブル網を構成する各光ケーブル及び各中継設備が敷設される位置にあわせて、地図上に、各光ケーブルを示す線画図形及び各中継設備を示す図形を表示した画像を記憶するデータベースである。
そして光ケーブル心線管理サーバ200は、障害発生地点までの光ケーブル長を測定する起点となる中継設備を特定する情報と、その中継設備から障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報と、上記中継設備から障害発生地点に至る光ケーブル網における経路上の各光ケーブルのそれぞれの長さを示す情報と、に基づいて、障害発生地点の地図上における位置を特定する。この際、光ケーブル心線管理サーバ200は、上記中継設備から障害発生地点までの光ケーブル長と、上記中継設備から障害発生地点に至る光ケーブル網における経路上の各光ケーブルのそれぞれの長さの和との差分を、地図の縮尺に合わせて縮小し、そして障害が発生した光ケーブルの両端部が取り込まれる各中継設備の地図上における位置と上記差分とから、障害発生地点の地図上における位置を特定する。
そして光ケーブル心線管理サーバ200は、その特定された位置に、障害発生地点を示す図形を重ねて表示した画像を表示する。図11に示す例では、×印で示される位置が障害発生地点を示す。
このようにすることにより、広大な光ケーブル網敷設エリアの中から、障害が発生した位置を一目で特定することが可能となる。そして迅速に修理等を開始することが可能となり、光ケーブル網の信頼性や可用性を向上させることが可能となる。
以上、本実施の形態について説明したが、本実施の形態によれば、光ケーブル網における障害発生位置を迅速に特定することを可能となる。そして光ケーブル網に発生した障害を速やかに取り除くことが可能となる。これにより、光ケーブル網の信頼性や可用性を向上させると共に、光ケーブル網の維持管理負担を軽減することが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施の形態に係る光ケーブル心線管理システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバ、利用者端末の構成を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバの記憶装置の構成を示す図である。 本実施の形態に係る利用者端末の記憶装置の構成を示す図である。 本実施の形態に係るクロージャ管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係るケーブル管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係る心線単線結線図を示す図である。 本実施の形態に係る障害発生地点までの光ケーブル長を入力する画面例を示す図である。 本実施の形態に係る障害発生地点を特定する情報を表示する画面例を示す図である。 本実施の形態に係る心線単線結線図において障害発生地点を特定する情報が表示される様子を示す図である。 本実施の形態に係る障害発生地点を地図上に表示する場合の例を示す図である。 本実施の形態に係る障害発生部位特定処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 利用者端末
200 光ケーブル心線管理サーバ
300 光ケーブル長測定装置
400 記録媒体
500 ネットワーク
600 クロージャ管理データベース
650 ケーブル管理データベース
680 地図データベース
700 利用者端末制御プログラム
710 光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム
900 光ケーブル心線管理システム

Claims (5)

  1. 光ケーブル網において発生した障害の位置を示す情報を出力する情報処理装置であって、
    光ケーブル網を構成する光ケーブル毎に、光ケーブルを特定する情報と、光ケーブルの長さを示す情報と、光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報とを、対応付けて記憶する光ケーブル管理データベースと、
    障害発生地点までの光ケーブル長を測定する起点となる中継設備を指定する情報の入力を受ける中継設備入力部と、
    前記中継設備から測定した前記障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受ける光ケーブル長入力部と、
    前記中継設備から前記障害発生地点に至る経路に沿って敷設されている各光ケーブルのそれぞれの長さを、順次、前記光ケーブル長を超えるまで足し合わせる光ケーブル長足し合わせ部と、
    最後に足し合わせた光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報を出力する障害区間出力部と、
    光ケーブル網を構成する各光ケーブル及び各中継設備が敷設される位置にあわせて、地図上に、各光ケーブルを示す線画図形及び各中継設備を示す図形を表示した画像を記憶する地図データベースと、
    前記指定された中継設備から前記障害発生地点までの光ケーブル長と、前記中継設備から前記障害発生地点に至る光ケーブル網における経路上の各光ケーブルのそれぞれの長さの和との差分を、前記地図の縮尺に合わせて縮小し、前記特定された各中継設備の前記地図上における位置と前記差分とから、前記障害発生地点の前記地図上における位置を特定する障害位置特定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、前記経路上の各光ケーブルの接続関係を示す画像を出力し、その際に、前記最後に足し合わせた光ケーブルを示す線画図形については他の光ケーブルを示す線画図形とは異なる描画方法で示す障害区間画像表示部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記指定された中継設備において光ケーブルの心線に光パルスを入力し、その散乱光を検出するまでの時間に基づいて、前記中継設備から前記障害発生地点までの光ケーブル長を測定する光ケーブル長測定装置と通信可能に接続され、
    前記光ケーブル長入力部は、前記光ケーブル長測定装置から前記測定した光ケーブル長を示す情報を受信することにより、前記障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 光ケーブル網を構成する光ケーブル毎に、光ケーブルを特定する情報と、光ケーブルの長さを示す情報と、光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報とを、対応付けて記憶し、光ケーブル網において発生した障害の位置を示す情報を出力する情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置が、障害発生地点までの光ケーブル長を測定する起点となる中継設備を指定する情報の入力を受け、
    前記情報処理装置が、前記中継設備から測定した前記障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受け、
    前記情報処理装置が、前記中継設備から前記障害発生地点に至る経路に沿って敷設されている各光ケーブルのそれぞれの長さを、順次、前記光ケーブル長を超えるまで足し合わせ、
    前記情報処理装置が、最後に足し合わせた光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定し、
    光ケーブル網を構成する各光ケーブル及び各中継設備が敷設される位置にあわせて、地図上に、各光ケーブルを示す線画図形及び各中継設備を示す図形を表示した画像を記憶し、
    前記指定された中継設備から前記障害発生地点までの光ケーブル長と、前記中継設備から前記障害発生地点に至る光ケーブル網における経路上の各光ケーブルのそれぞれの長さの和との差分を、前記地図の縮尺に合わせて縮小し、前記特定された各中継設備の前記地図上における位置と前記差分とから、前記障害発生地点の前記地図上における位置を特定する、
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. 光ケーブル網を構成する光ケーブル毎に、光ケーブルを特定する情報と、光ケーブルの長さを示す情報と、光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報とを、対応付けて記憶し、光ケーブル網において発生した障害の位置を示す情報を出力する情報処理装置に、
    障害発生地点までの光ケーブル長を測定する起点となる中継設備を指定する情報の入力を受ける手順と、
    前記中継設備から測定した前記障害発生地点までの光ケーブル長を示す情報の入力を受ける手順と、
    前記中継設備から前記障害発生地点に至る経路に沿って敷設されている各光ケーブルのそれぞれの長さを、順次、前記光ケーブル長を超えるまで足し合わせる手順と、
    最後に足し合わせた光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する手順と、
    光ケーブル網を構成する各光ケーブル及び各中継設備が敷設される位置にあわせて、地図上に、各光ケーブルを示す線画図形及び各中継設備を示す図形を表示した画像を記憶する手順と、
    前記指定された中継設備から前記障害発生地点までの光ケーブル長と、前記中継設備から前記障害発生地点に至る光ケーブル網における経路上の各光ケーブルのそれぞれの長さの和との差分を、前記地図の縮尺に合わせて縮小し、前記特定された各中継設備の前記地図上における位置と前記差分とから、前記障害発生地点の前記地図上における位置を特定する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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