JP4243609B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、光ケーブル網の管理を支援する情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関する。
近年、情報技術の進歩と共にコンピュータ間で授受されるデータ量が増加し、より高速な通信回線を求める需要者が増加している。それに伴い、光ケーブル網の構築が急速に進められている。
またこのような光ケーブル網を管理するための様々な技術も開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−233629号公報
光ケーブル網は、多数の光ケーブルが広範囲な地域にわたって複雑に接続されて構成される。
このような光ケーブル網の管理は、正確かつ確実に行われなければならないが、近年光ケーブル網の利用者が急増し、また光ケーブルの敷設も急速に進められている。
このため、光ケーブル網の維持管理の負担が増大しており、作業負担を軽減する技術が求められている。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、光ケーブル網の維持管理を迅速かつ正確に行い、作業負担を軽減する情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、光ケーブル網を構成する光ケーブル及び中継設備の接続関係を所定地域毎に示す系統図毎に、系統図を特定する情報と、当該系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、当該系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて記憶する系統図管理データベースと、系統図を指定する情報の入力を受ける系統図指定入力部と、光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、前記指定された系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示すると共に、前記指定された系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブル、前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域内の中継設備、及び前記光ケーブルの他方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域外の中継設備の接続関係を表示する系統図表示部と、を備えることを特徴とする情報処理装置に関する。
このような態様により、系統図を表示する際に、各系統図の対象地域内の光ケーブルや中継設備の接続関係のみならず、隣接する地域に跨って敷設されている光ケーブルやその光ケーブルが取り込まれる隣接地域の中継設備の接続関係をも表示することが可能となる。このため、光ケーブル網における光ケーブルや中継設備の接続関係の理解を容易にすることができる。これにより、複雑かつ膨大な光ケーブル網の維持管理の作業ミスを防止することができ、作業効率を向上させることが可能となる。
また前記情報処理装置は、前記指定された系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブルの他方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域外の中継設備を指定する情報の入力を受けるリンク先中継設備指定入力部と、を備え、前記系統図表示部は、前記対象地域外の中継設備を指定する情報の入力を受けると、前記指定された中継設備を対象地域内に含む系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示すると共に、当該系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブル、前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域内の中継設備、及び前記光ケーブルの他方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域外の中継設備の接続関係を表示するようにすることもできる。
このような態様により、隣接する地域の系統図をすばやく表示させることが可能となる。光ケーブル網の維持管理作業において、ある系統図に表示されている光ケーブルを順にたどって行く際に、複数の系統図を跨ってたどって行くことが必要になる場合がある。この場合に、本態様によれば、作業者がいちいち隣接する地域の系統図を指定する入力を行わずとも系統図を表示させることができるので、作業時間を短縮させ、作業効率を向上させることが可能となる。
また前記情報処理装置は、前記指定された系統図の対象地域内におけるいずれかの光ケーブルを指定する情報の入力を受ける光ケーブル指定入力部と、前記指定された系統図を、前記指定された光ケーブルの一方の端部が取り込まれる第1の中継設備を含む地域を対象地域とする第1の系統図と、他方の端部が取り込まれる第2の中継設備を含む地域を対象地域とする第2の系統図と、に分割してなる前記第1の系統図について、前記第1の系統図を特定する情報と、前記第1の系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、前記第1の系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、前記第1の系統図の対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記第1の系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる前記第1の系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて前記系統図管理データベースに記憶し、前記第2の系統図について、前記第2の系統図を特定する情報と、前記第2の系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、前記第2の系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、前記第2の系統図の対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記第2の系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる前記第2の系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて前記系統図管理データベースに記憶する系統図管理データベース更新部と、を備えるようにすることもできる。
このような態様によって、一つの系統図を容易に複数の系統図に分割することが可能となる。これにより、例えば、ある系統図の対象地域内に含まれる光ケーブルや中継設備が増大し、一つの系統図内で管理することに支障が生じたような場合であっても、容易に対象地域を分割し、それぞれ別の系統図として管理することが可能となる。また本態様によれば、対象地域をどこで分割するかは、どの光ケーブルを指定するかに応じて自由に定めることができるので、作業者が管理しやすいように分割することができる。これにより、光ケーブル網の管理作業の容易化、効率化を図ることが可能となる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
光ケーブル網の維持管理を迅速かつ正確に行い、作業負担を軽減することができる。
===全体構成例===
本実施の形態にかかる光ケーブル心線管理サーバ200を含む光ケーブル心線管理システム900の全体構成を図1に示す。なお光ケーブル心線管理サーバ200は、特許請求の範囲に記載の情報処理装置に相当する。
<光ケーブル心線管理システム>
光ケーブル心線管理システム900は、光ケーブル心線管理サーバ200に、利用者端末100がネットワーク500を介して通信可能に接続されて構成される。
光ケーブル心線管理システム900は、光ケーブル網を構成する光ケーブルと、クロージャ等の中継設備との接続関係を所定地域毎に示す系統図をベースにした心線設計・管理用のシステムである。光ケーブル心線管理システム900においては、局やクロージャ、ドロップクロージャ、建物、CTF/IDF(Cable Terminating Frame/Intermediate Distribution Frame)、お客様の各情報と、これらを結ぶ光ケーブルの設備状況と運用状況、クロージャ、CTF/IDF内の心線接続状況及びその運用状況、心線に重畳する回線及びその運用状況を管理することができる。
また光ケーブル心線管理システム900は、次のような特徴がある。まず系統図全体のつながりを把握しながら複数ルートの検索結果から最適ルートを選択できる。また設備や心線接続の計画管理機能、及び心線に重畳する回線の予約管理機能を有する。さらにFTTH(Fiber To The Home)の迅速な設計をおこなうため、通信速度などにおけるレスポンス低下の影響を受けないように配慮されている。またマルチウインドウ環境により、画面上に複数の系統図や各種帳票を開きながら心線や回線の属性編集ができる。またダウンロード機能により、系統図や単線結線図などの図面やデータベース一覧をダウンロードでき、工事仕様書への添付資料などとして利用できる。またアップロード機能により、ケーブル区間毎の所有心線数の更新管理を効率的に行える。
<光ケーブル心線管理サーバ>
光ケーブル心線管理サーバ200は、光ケーブル網の管理を支援するためのコンピュータである。
光ケーブル網は、複数の光ケーブル内の心線同士を相互に接続して構成される。各光ケーブルには、通常、数十本から数千本もの心線が含まれる。光ケーブルの中には、各心線を所定数ごとにテープ等で束ねて心線束を構成するようにしたものもある。
また各光ケーブルは、通常数百メートルから数千メートルの長さを有する。そしてクロージャやCTF/IDF等の中継設備に取り込まれる。中継設備に取り込まれた光ケーブルは、他の光ケーブルと接続される場合もあるし、その中継設備を通過する場合もある。
顧客から光通信回線の利用申込があると、光ケーブル網の心線に、顧客用の回線を割り当てる。これにより、顧客はその心線を用いて光通信を行うことができるようになる。回線を設定可能な心線がない場合には、光ケーブルを新たに敷設することが必要になる。設定可能な心線がない場合とは、例えば全ての心線がすでに他の顧客用の回線に割当済みであり、空き心線がない場合や、そもそも光ケーブルの敷設がなされていない場合などである。
今日の光通信の急速な普及に伴い、光ケーブルの敷設工事や中継設備の設置工事が急ピッチで進められており、それにあわせて光ケーブル網を管理するための各種データも次々と更新されている。そのため、系統図に表示される光ケーブルや中継設備の接続関係も日に日に変更されている。
本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する仕組みにより、各系統図においてそれぞれの対象地域内の光ケーブルや中継設備の接続関係を表示する際に、隣接する地域に跨って敷設されている光ケーブルや中継設備も含めて表示するようにすることにより、光ケーブル網の管理作業の負担を軽減し、作業効率を向上させることを可能とする。
<利用者端末>
利用者端末100は、光ケーブル心線管理サーバ200と通信可能に接続され、上記系統図の閲覧等の光ケーブル網の管理作業を行う際に用いられるコンピュータである。なお、光ケーブル網の管理は、利用者端末100を用いずに行うことも可能である。この場合は、利用者端末100は無くてもよい。
===光ケーブル心線管理サーバ、利用者端末の構成===
次に、光ケーブル心線管理サーバ200、利用者端末100の構成について説明する。光ケーブル心線管理サーバ200、利用者端末100はいずれもコンピュータであり、ハードウェア構成は基本的に同様である。そのため、これらのハードウェア構成をひとつのブロック図にまとめて図2に示す。
<光ケーブル心線管理サーバ>
光ケーブル心線管理サーバ200は、CPU(Central Processing Unit)210、メモリ220、ポート230、記録媒体読取装置240、入力装置250、出力装置260、記憶装置280を備えたコンピュータである。
CPU210は光ケーブル心線管理サーバ200の全体の制御を司るもので、記憶装置280に記憶される本実施の形態に係る各種の動作を行うためのコードから構成される光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム(特許請求の範囲に記載のプログラムに相当する)710をメモリ220に読み出して実行することにより、光ケーブル心線管理サーバ200としての各種機能を実現する。
例えばCPU210により光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710が実行され、メモリ220やポート230、入力装置250、出力装置260、記憶装置280等のハードウェア機器と協働することにより、特許請求の範囲に記載の系統図管理データベース、系統図指定入力部、系統図表示部、リンク先中継設備指定入力部、光ケーブル指定入力部、系統図管理データベース更新部が実現される。メモリ220は例えば半導体記憶装置により構成することができる。
記録媒体読取装置240は、フレキシブルディスクや磁気テープ、コンパクトディスク等の記録媒体400に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。読み取られたプログラムやデータはメモリ220や記憶装置280に格納される。従って、例えば記録媒体400に記録された光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710を、記録媒体読取装置240を用いて上記記録媒体400から読み取って、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることができる。記録媒体読取装置240は光ケーブル心線管理サーバ200に内蔵されている形態とすることもできるし、外付されている形態とすることもできる。
記憶装置280は、例えばハードディスク装置や半導体記憶装置等とすることができる。記憶装置280には、図3に示すように、光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710やクロージャ管理データベース600、局管理データベース610、お客様管理データベース620、建物管理データベース630、CTF/IDF管理データベース640、ケーブル管理データベース650、心線管理データベース660、心線接続属性管理データベース670、系統図管理データベース680が記憶される。特許請求の範囲に記載の系統図管理データベースは、上記系統図管理データベース680に、クロージャ管理データベース600、局管理データベース610、お客様管理データベース620、建物管理データベース630、CTF/IDF管理データベース640、ケーブル管理データベース650の各データベースを連携させることにより、実現される。
クロージャ管理データベース600はクロージャを管理するためのデータベースである。クロージャは、光ケーブル網において各光ケーブルを取り込む中継設備の一つである。クロージャ管理データベース600を図5に示す。クロージャ管理データベース600の”クロージャ種別”欄には、クロージャの種類を示す情報が記載される。クロージャの種類としては「クロージャ」や「ドロップクロージャ」がある。”クロージャ名称”欄には、クロージャを特定する情報が記載される。”接続情報(ケーブル名称)”欄には、各クロージャに取り込まれる光ケーブルを特定する情報として光ケーブルの名称が記載される。また”接続情報(区間名称)”欄には、当該光ケーブルの両端部が取り込まれる中継設備を特定する情報が記載される。”運用状況”欄には、当該クロージャの運用状況が記載される。”系統図”欄には、当該クロージャを対象地域内に含む系統図を特定する情報が記載される。この情報により光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する系統図管理データベース680と連携した制御を行うことができる。
局管理データベース610は、局を管理するためのデータベースである。局は、光ケーブル網において各光ケーブルを取り込む中継設備の一つである。局管理データベース610を図6に示す。局管理データベース610の”局名称”欄には、局を特定する情報として局の名称が記載される。”建物名称”欄には、局の所在地を示す建物の名称が記載される。”系統図”欄には、当該局を対象地域内に含む系統図を特定する情報が記載される。この情報により光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する系統図管理データベース680と連携した制御を行うことができる。”遷移先系統図”欄には、当該局の内部における光ケーブルや中継設備の接続関係が詳細に記載された系統図を特定する情報が記載される。
お客様管理データベース620は、光ケーブル網を利用するお客様を管理するためのデータベースである。お客様管理データベース620を図7に示す。”お客様名称”欄にはお客様を特定する情報としてお客様の名称が記載される。”建物名称”欄には、お客様の所在地を示す建物の名称が記載される。”系統図”欄には、当該お客様を対象地域内に含む系統図を特定する情報が記載される。この情報により光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する系統図管理データベース680と連携した制御を行うことができる。
建物管理データベース630は、局やお客様の所在地を示す建物の情報を管理するためのデータベースである。建物は、光ケーブル網において各光ケーブルを取り込む中継設備の一つである。建物管理データベース630を図8に示す。”ラベル”欄には、建物を特定する情報として建物の名称が記載される。”遷移先系統図”欄には、その建物の内部における光ケーブルや中継設備の接続関係が詳細に記載された系統図を特定する情報が記載される。”系統図”欄には、当該建物を対象地域内に含む系統図を特定する情報が記載される。この情報により光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する系統図管理データベース680と連携した制御を行うことができる。
CTF/IDF管理データベース640は、局やお客様の建物内に設置されるCTF/IDFを管理するためのデータベースである。CTF/IDFは、光ケーブル網において各光ケーブルを取り込む中継設備の一つである。CTF/IDF管理データベース640を図9に示す。”CTF/IDF名称”欄には、CTF/IDFを特定する情報が記載される。”接続情報(ケーブル名称)”欄には、各CTF/IDFに取り込まれる光ケーブルを特定する情報が記載される。また”接続情報(区間名称)”欄には、当該光ケーブルの両端部が取り込まれる中継設備を特定する情報が記載される。”系統図”欄には、当該CTF/IDFを対象地域内に含む系統図を特定する情報が記載される。この情報により光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する系統図管理データベース680と連携した制御を行うことができる。
ケーブル管理データベース650は、光ケーブル網を構成する各光ケーブルを管理するためのデータベースである。ケーブル管理データベース650を図10に示す。”ケーブル名称”欄には、各光ケーブルを特定する情報が記載される。また”ケーブル区間名称”欄には、当該光ケーブルの両端部が取り込まれる中継設備をそれぞれ特定する情報が記載される。”テープ種別”欄には、光ケーブル内の各心線束内の心線数が記載される。テープ種別欄に「2」と記載されている場合には、各心線束には2本の心線が含まれることを示す。”ケーブル総心線数”欄には、光ケーブル内の心線の数が記載される。”ケーブル実長”欄には、光ケーブルの長さを示す情報が記載される。”系統図”欄には、当該光ケーブルを対象地域内に含む系統図を特定する情報が記載される。この情報により光ケーブル心線管理サーバ200は、後述する系統図管理データベース680と連携した制御を行うことができる。なお2つの系統図の対象地域を跨って敷設される光ケーブルの場合は、各系統図を特定する情報が記載される。
心線管理データベース660は、各光ケーブル内の各心線を管理するためのデータベースである。心線管理データベース660を図11に示す。”ケーブル名称”欄には、各心線を含む光ケーブルを特定する情報が記載される。”ケーブル区間名称”欄には、各光ケーブルの両端部が取り込まれる中継装置を特定する情報が記載される。”心線番号”欄には、各心線を特定する情報が記載される。”テープ番号”欄には、各心線束を特定する情報が記載される。”空き状態”欄には、各心線への回線の割当状況を示す情報が記載される。「使用中」と記載されている場合には、当該心線には回線が設定済みであることを示す。「空き」と記載されている場合には、当該心線には回線が設定済みでないことを示す。”心線状態”欄には、各心線の異常有無が記載される。「不良」と記載されている場合には、その心線は光通信を行うことができない状況であることを示す。”心線所有者”欄には、各心線の所有者を特定する情報が記載される。”運用状況”欄には、”空き状態”欄が「使用中」の各心線の運用状況が記載される。運用状況には「運用」と「確保」と「予約」とがある。「運用」と記載されている場合は、当該心線は運用中であることを示す。「確保」と記載されている場合には、当該心線は確保済みであることを示す。「予約」と記載されている場合は、当該心線は設定予約済みであることを示す。
心線接続属性管理データベース670は、中継設備毎に、中継設備を特定する情報と、中継設備に取り込まれる光ケーブルの本数を示す情報と、中継設備に取り込まれる各光ケーブルの各心線を特定する情報と、上記各心線とそれぞれ接続される相手方の各心線を特定する情報と、を対応付けて記憶するデータベースである。心線接続属性管理データベース670を図12に示す。”設備名称”欄には、クロージャやCTF/IDFの名称等の中継設備を特定する情報が記載される。”左側ケーブル区間名称”欄に記載される光ケーブルと、”右側ケーブル区間名称”欄に記載される光ケーブルとは、それぞれ中継設備に取り込まれ、互いの心線同士が接続されている光ケーブルであることを示す。そして、”左側ケーブル区間名称”欄、及び”右側ケーブル区間名称”欄に記載される光ケーブルの合計が、当該中継設備に取り込まれる光ケーブルの本数を表す。なお、他の光心線と接続されない光心線の場合または管理しない光ケーブル等と接続されている場合には、”接続・終端”欄には、「終端」と記載される。また”方式”欄には、光ケーブルの心線同士を接続する際の接続方法が記載される。接続方法としては、「融着」、「コネクタ接続」、「通過」、「カプラ接続」等がある。”ロス値”欄には、光の減衰量を示す情報が記載される。光の減衰量は、心線同士の接続方法に応じて定まる。図12に示す例では、「融着」の場合は0.4(dB)、「通過」の場合は0(dB)である。
系統図管理データベース680は、光ケーブル網を構成する光ケーブル及び中継設備の接続関係を所定地域毎に示す各系統図に関する情報を記憶するデータベースである。系統図管理データベース680を図13に示す。”系統図名称”欄には、各系統図の名称が各系統図を特定する情報として記載される。また”系統図番号”欄には、各系統図の識別番号が各系統図を特定する情報として記載される。”リンク系統図”欄には、互いの中継設備同士が光ケーブルで接続(リンク)される他の地域の系統図を特定する情報が記載される。”リンク元設備”欄には、他の地域の中継設備と光ケーブルで接続される当該地域の中継設備を特定する情報が記載される。”リンク先設備”欄には、上記リンク元の中継設備と光ケーブルで接続されるリンク先の中継設備を特定する情報が記載される。”リンク光ケーブル”欄には、上記リンク元の中継設備とリンク先の中継設備とを接続する光ケーブルを特定する情報が記載される。
なお、”リンク系統図”欄に記載される情報は、特許請求の範囲に記載の、対象地域外の中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報に相当する。また”リンク元設備”欄に記載される情報は、特許請求の範囲に記載の、対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブルの一方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報に相当する。また”リンク先設備”欄に記載される情報は、特許請求の範囲に記載の、他方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報に相当する。また”リンク光ケーブル”欄に記載される情報は、特許請求の範囲に記載の、当該系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報に相当する。
図2に戻って、入力装置250は光ケーブル心線管理サーバ200へのデータ入力等のために用いられる装置でありユーザインタフェースとして機能する。入力装置250としては例えばキーボードやマウス等を用いることができる。
出力装置260は情報を外部に出力するための装置でありユーザインタフェースとして機能する。出力装置260としては例えばディスプレイやプリンタ等を用いることができる。
ポート230は通信を行うための装置である。例えばネットワーク500を介して行われる、利用者端末100等の他のコンピュータとの通信は、ポート230を介して行われるようにすることができる。また例えば、光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム710をポート230を通じて他のコンピュータからネットワーク500を介して受信して、メモリ220や記憶装置280に記憶するようにすることもできる。
<利用者端末>
利用者端末100は、CPU110、メモリ120、ポート130、記録媒体読取装置140、入力装置150、出力装置160、記憶装置180を備える。
これらの各装置の機能は、上述した光ケーブル心線管理サーバ200が備える各装置と同様である。
また、利用者端末100の記憶装置180には、図4に示すように、利用者端末制御プログラム700が記憶され、CPU110によって実行されることにより、利用者端末100としての各種機能が実現される。例えば利用者端末制御プログラム700は、光ケーブル心線管理サーバ200との通信を制御し、ブラウザ機能を実現する。
===系統図の表示処理===
次に、本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバ200により実行される、系統図を表示するための処理について、図14乃至図21を参照しながら説明する。図21は、系統図を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
図14は、系統図が表示されている様子を示す図である。図14に示す系統図において、黒丸で示す図形はクロージャや局、建物等の中継設備を表し、黒丸間をつなぐ線画図形は、光ケーブルを表す。
光ケーブル心線管理サーバ200は、表示させる系統図を指定する情報の入力を受けると(S1000)、系統図管理データベース680、クロージャ管理データベース600、局管理データベース610、お客様管理データベース620、建物管理データベース630、CTF/IDF管理データベース640、ケーブル管理データベース650の各データベースを参照し(S1010)、光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、指定された系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示する(S1020)。また併せて、指定された系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブル、その光ケーブルの一方の端部が取り込まれる指定された系統図の対象地域内の中継設備、及びその光ケーブルの他方の端部が取り込まれる指定された系統図の対象地域外の中継設備の接続関係をも表示する。
その様子を図17及び図18に示す。
図17は、「A」、「B」、「C」、「D」で特定される中継設備が光ケーブルで接続されている場合に、「A」及び「B」が設置される地域を対象地域とする系統図(図17において実線枠で囲まれた系統図)と、「C」及び「D」が設置される地域を対象地域とする系統図(図17において破線枠で囲まれた系統図)との各系統図が表示される様子を示したものである。
図17に示すように、いずれの系統図においても、対象地域を跨って敷設される光ケーブル(「B」と「C」をつなぐ光ケーブル)が重複して表示されると共に、その光ケーブルが取り込まれる隣接する地域の中継設備も互いに重複して表示される。このようにすることにより各系統図の連携状態の把握が容易に行えるため、光ケーブル網の維持管理作業の効率を向上させることが可能となる。
また、各系統図において、隣接する地域の中継設備を示す図形をマウスでクリックすると、その中継設備を指定する情報が光ケーブル心線管理サーバ200に入力され、光ケーブル心線管理サーバ200は、その中継設備を対象地域内に含む系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示する。例えば、「A」及び「B」が設置される地域を対象地域とする系統図において、「C」の中継設備をクリックすると、光ケーブル心線管理サーバ200は、「C」及び「D」が設置される地域を対象地域とする系統図を表示する。
図18は、「A」、「B」、「C」、「D」で特定される中継設備が光ケーブルで接続されている場合に、「A」が設置される地域を対象地域とする系統図(図18において実線枠で囲まれた系統図)と、「B」及び「C」が設置される地域を対象地域とする系統図(図18において破線枠で囲まれた系統図)と、「D」が設置される地域を対象地域とする系統図(図18において実線枠で囲まれた系統図)との各系統図が表示される様子を示したものである。ここで、「A」は局であり、「D」は建物である。この場合、局や建物の内部には、さらに中継設備や光ケーブルが敷設されている。そして各系統図には、図17と同様に、対象地域を跨る光ケーブルの両端の中継設備が重複して表示される。そのため図18において矢印で示すように、「B」及び「C」が設置される地域を対象地域とする系統図において、「A」で示される図形をクリックすると、局の内部の中継設備や光ケーブルの接続関係を示す詳細な系統図が表示される。また「D」で示される図形をクリックすると、建物の内部の中継設備や光ケーブルの接続関係を示す詳細な系統図が表示される。そして局「A」の内部を対象地域とする系統図において、局の外部の中継設備である「B」を示す図形をクリックすることにより、「B」乃至「C」が設置される地域を対象地域とする元の系統図を表示することができる。同様に、建物「D」の内部を対象地域とする系統図において、建物の外部の中継設備である「C」を示す図形をクリックすることにより、「B」乃至「C」が設置される地域を対象地域とする元の系統図を表示することができる。なお、局や建物を対象としたリンクシンボルについては、系統状況に無関係にリンク先を設定することができる。
なお、図15及び図16は、系統図管理データベース680における各情報が図13に示すように記憶されている場合の系統図を図示したものである。
また本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバ200は、系統図の分割を行うことができる。その場合の光ケーブル心線管理サーバ200における処理を、図19及び図20を参照しながら説明する。図19は分割前の系統図Xを示す図である。系統図Xを分割する場合は、まず、系統図Xの対象地域内におけるいずれかの光ケーブルをクリックする。例えば、光ケーブルbをクリックしたとする。そうすると、この光ケーブルbを指定する情報が光ケーブル心線管理サーバ200に入力される。この光ケーブルbは、分割後の系統図X1及び系統図X2の各対象地域を跨る光ケーブルを指定する情報として、光ケーブル心線管理サーバ200に入力される。
そうすると光ケーブル心線管理サーバ200は、系統図Xを、光ケーブルbの一方の端部が取り込まれる第1の中継設備(図19における中継設備「B」)を含む地域を対象地域とする第1の系統図(系統図X1)と、他方の端部が取り込まれる第2の中継設備(中継設備「C」)を含む地域を対象地域とする第2の系統図(系統図X2)と、に分割してなる各系統図のうちの系統図X1について、系統図X1を特定する情報と、系統図X1の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、上記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、系統図X1の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブルの一方の端部が取り込まれる系統図X1の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる系統図X1の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて系統図管理データベース680や、クロージャ管理データベース600、局管理データベース610、お客様管理データベース620、建物管理データベース630、CTF/IDF管理データベース640、ケーブル管理データベース650の各データベースに記憶する。一方、系統図X2についても、系統図X2を特定する情報と、系統図X2の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、上記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、系統図X2の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブルの一方の端部が取り込まれる系統図X2の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる系統図X2の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて上記各データベースに記憶する。
そして、光ケーブル心線管理サーバ200は、分割後の系統図X1と系統図X2とを図20のように表示する。ここで、系統図X1において表示されている「C」がクリックされると、光ケーブル心線管理サーバ200は、系統図X2を表示する。また、系統図X2において表示されている「B」がクリックされると、光ケーブル心線管理サーバ200は、系統図X1を表示する。
このように、本実施の形態においては、容易に系統図を分割し、それぞれ別の系統図として管理することが可能となる。
以上、本実施の形態について説明したが、本実施の形態によれば、光ケーブル網の維持管理を迅速かつ正確に行い、作業負担を軽減することが可能となる。特に、系統図を表示する際に、各系統図の対象地域内の光ケーブルや中継設備の接続関係のみならず、隣接する地域に跨って敷設されている光ケーブルやその光ケーブルが取り込まれる隣接地域の中継設備の接続関係をも表示することが可能となるため、光ケーブル網における光ケーブルや中継設備の接続関係の理解が容易になる。これにより、系統図を用いた光ケーブル網の維持管理作業の効率を向上させることが可能となる。また、複雑かつ膨大な光ケーブル網における光ケーブルや中継設備の接続関係の理解が容易になるため、作業ミスの減少にも貢献することができる。
なお上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施の形態に係る光ケーブル心線管理システムの全体構成を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバ、利用者端末の構成を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブル心線管理サーバの記憶装置の構成を示す図である。 本実施の形態に係る利用者端末の記憶装置の構成を示す図である。 本実施の形態に係るクロージャ管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係る局管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係るお客様管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係る建物管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係るCTF/IDF管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係るケーブル管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係る心線管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係る心線接続属性管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係る系統図管理データベースを示す図である。 本実施の形態に係る系統図が表示されている様子を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブルが2つの系統図に跨って敷設される場合の各系統図の表示を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブルが2つの系統図に跨って敷設される場合の各系統図の表示を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブルが2つの系統図に跨って敷設される場合の各系統図の表示を示す図である。 本実施の形態に係る光ケーブルが2つの系統図に跨って敷設される場合の各系統図の表示を示す図である。 本実施の形態に係る分割前の系統図を示す図である。 本実施の形態に係る分割後の系統図を示す図である。 本実施の形態に係る系統図を表示する処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 利用者端末
200 光ケーブル心線管理サーバ
400 記録媒体
500 ネットワーク
600 クロージャ管理データベース
610 局管理データベース
620 お客様管理データベース
630 建物管理データベース
640 CTF/IDF管理データベース
650 ケーブル管理データベース
660 心線管理データベース
670 心線接続属性管理データベース
680 系統図管理データベース
700 利用者端末制御プログラム
710 光ケーブル心線管理サーバ制御プログラム
900 光ケーブル心線管理システム

Claims (5)

  1. 光ケーブル網を構成する光ケーブル及び中継設備の接続関係を所定地域毎に示す系統図毎に、系統図を特定する情報と、当該系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、当該系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて記憶する系統図管理データベースと、
    系統図を指定する情報の入力を受ける系統図指定入力部と、
    光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、前記指定された系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示すると共に、前記指定された系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブル、前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域内の中継設備、及び前記光ケーブルの他方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域外の中継設備の接続関係を表示する系統図表示部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記指定された系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブルの他方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域外の中継設備を指定する情報の入力を受けるリンク先中継設備指定入力部と、
    を備え、
    前記系統図表示部は、
    前記対象地域外の中継設備を指定する情報の入力を受けると、前記指定された中継設備を対象地域内に含む系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示すると共に、当該系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブル、前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域内の中継設備、及び前記光ケーブルの他方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域外の中継設備の接続関係を表示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記指定された系統図の対象地域内におけるいずれかの光ケーブルを指定する情報の入力を受ける光ケーブル指定入力部と、
    前記指定された系統図を、前記指定された光ケーブルの一方の端部が取り込まれる第1の中継設備を含む地域を対象地域とする第1の系統図と、他方の端部が取り込まれる第2の中継設備を含む地域を対象地域とする第2の系統図と、に分割してなる前記第1の系統図について、
    前記第1の系統図を特定する情報と、前記第1の系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、前記第1の系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、前記第1の系統図の対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記第1の系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる前記第1の系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて前記系統図管理データベースに記憶し、
    前記第2の系統図について、
    前記第2の系統図を特定する情報と、前記第2の系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、前記第2の系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、前記第2の系統図の対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記第2の系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる前記第2の系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて前記系統図管理データベースに記憶する
    系統図管理データベース更新部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 光ケーブル網を構成する光ケーブル及び中継設備の接続関係を所定地域毎に示す系統図毎に、系統図を特定する情報と、当該系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、当該系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて記憶する系統図管理データベースを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置が、系統図を指定する情報の入力を受け、
    前記情報処理装置が、光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、前記指定された系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示すると共に、前記指定された系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブル、前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域内の中継設備、及び前記光ケーブルの他方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域外の中継設備の接続関係を表示する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  5. 光ケーブル網を構成する光ケーブル及び中継設備の接続関係を所定地域毎に示す系統図毎に、系統図を特定する情報と、当該系統図の対象地域内に敷設される各光ケーブルを特定する情報と、前記各光ケーブルの両端部がそれぞれ取り込まれる中継設備を特定する情報と、当該系統図の対象地域の境界を越えて敷設される光ケーブルを特定する情報と、対象地域の境界を超えて敷設される前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域内の中継設備を特定する情報と、他方の端部が取り込まれる当該系統図の対象地域外の中継設備を特定する情報と、対象地域外の前記中継設備が設置される地域の系統図を特定する情報と、を対応付けて記憶する系統図管理データベースを備える情報処理装置に、
    系統図を指定する情報の入力を受ける手順と、
    光ケーブルを示す線画図形及び中継設備を示す図形により、前記指定された系統図の対象地域内の各光ケーブル及び各中継設備の接続関係を表示すると共に、前記指定された系統図の対象地域の境界を超えて敷設される光ケーブル、前記光ケーブルの一方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域内の中継設備、及び前記光ケーブルの他方の端部が取り込まれる前記指定された系統図の対象地域外の中継設備の接続関係を表示する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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