JP4309775B2 - 椅子の肘掛け構造 - Google Patents

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本発明は、椅子の肘掛け構造に関するものである。
一般に、トイレ室での用便が困難な場合には、ポータブルトイレが使用される。このようなポータブルトイレは、中央に開口部が形成された天板および天板の周縁に垂設された周壁からなるトイレ本体を合成樹脂によって一体に成形したものであり、持ち運びできるように構成されている。そして、天板の開口部を通して内部に挿入された汚物ポットを天板に支持するようにしている。
このようなポータブルトイレにおいても、腰掛け動作や立ち上がり動作の負担を軽減したり、あるいは、背中を支持する必要性から、肘掛けや背当てが設けられることが好ましい。このため、座部の天板に肘掛けや背当てを設け、用便時以外には、椅子としても使用可能な家具調ポータブルトイレが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第2547479号公報
ところで、前述した家具調ポータブルトイレにおいては、肘掛けが固定されており、使用者が側方からポータブルトイレに移乗しようとしても、肘掛けが邪魔になって乗り移ることができないものである。例えば、ベッドなどからポータブルトイレに乗り移る場合、ベッドなどと平行にポータブルトイレを配置し、ポータブルトイレの側方から乗り移ることができれば、介助者の労力も少なく、また、使用者の負担も少なくなるが、肘掛けが固定されているため、側方からの移乗は不可能である。このため、使用者は、介助者の手助けによってポータブルトイレの前方にいったん回り込み、向きを変えて腰掛け動作をとらなければならず、使用者の負担が大きくなる。この場合、使用者の体力が低下しているために、全面的に介助者の手助けを必要とする場合には、介助者に大きな労力を強いるものとなる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、必要に応じて肘掛けを跳ね上げて側方を開放することのできる椅子の肘掛け構造を提供するものである。
本発明は、背当てを架設した左右一対の框を備えた椅子において、左右一対の框に略水平方向に突出した軸部を設けた取付金具をそれぞれ固定し、内部が中空の肘掛けのアーム前記取付金具軸部に回動自在に軸支し、肘掛けのアームを貫通するようにしてストッパピンを摺動自在に設け、ストッパピンに対応して取付金具に嵌合穴を形成し、前記肘掛けのアームにスプリングを内装してストッパピンを前記嵌合穴に嵌合する方向に付勢し、ストッパピンの直径方向に突出したロックピンを設けると共に該ロックピンが嵌入可能なガイド穴を肘掛けのアームに設け、ロックピンをガイド穴に嵌入して嵌合穴にストッパピンを嵌合した肘掛けのアームの回動を規制した状態と、ロックピンとガイド穴とをずらして嵌合穴からストッパピンを離脱した状態を保持し肘掛けのアームを回動可能とした状態と、を選択可能にしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、背当ての框を包囲して固定された取付金具に対して肘掛けを略水平状態に支持することができるとともに、略水平状態から跳ね上げて回動させることができる。このため、椅子の側方を開放することができ、開放された側方から座部に移乗することができる。しかも、ストッパピンのロックピンがガイド穴に嵌入されているとき、ストッパピンは、スプリングの付勢力によって取付金具の嵌合穴に嵌合する方向に付勢される。一方、ストッパピンをスプリングの付勢力に抗して取付金具の嵌合穴から引き出して、すなわち、ロックピンをガイド穴から引き出して設定角度回転させることにより、ロックピンを肘掛けのアーム外面に係止することができる。この際、ストッパピンは、嵌合穴から離脱していることにより、ストッパピンに煩わされることなく肘掛けを簡単に回動させることができる。
ここで、嵌合穴の形成位置としては、肘掛けが略水平となる位置および略垂直となる位置の2箇所が好ましい。
また本発明において、前記取付金具は框を包囲して固定され、各肘掛けのアームが取付金具に設けたストッパに略水平状態に支持されるようにすることが好ましい。そうすれば、肘掛けに作用する荷重を取付金具で支持することができ、框の一面に直接金具を取り付けた場合に比較して、金具の弛みや離脱が長期にわたって防止され、安定した回動操作を行うことができる。また、肘掛けに垂直荷重や水平荷重、ひねりなどが作用したとしても、肘掛けが框と直接触することがないため、框に凹凸が発生するのを防止することができる。
本発明において、前記ストッパが肘掛けのアームとの当接位置を調整自在であると、肘掛けが略水平位置に支持されるように調整することができる。
本発明において、前記背当ての左右の框にわたって複数本の補強材が配設されていると、肘掛けの一方に使用者の体重などの下向きの負荷によって左右の框間にひねりが発生したとしても、框のひねり変形およびひねり変形による破損を確実に防止することができる。
ここで、補強材としては、金属製のパイプや木製の棒が採用される。
本発明において、前記肘掛けのアームの後端部に、取付金具との間隔を保持する規制突起を設けると、一方の肘掛けに他方の肘掛けとの間隔を拡開するような横向きの力が作用したとしても、取付金具とアームの後端部との間隔は、取付金具と常時当接する規制突起によって一定に保持され、アームの開き出しが規制される。この結果、肘掛けのアームを介して取付金具の軸部に曲げ荷重が作用することがなく、曲げ荷重による軸部の損傷を防止することができる。
この場合、規制突起は、取付金具と常時当接することから、接触による金属音の発生を防止するため、樹脂製が好ましい。
本発明において、前記取付金具は取付高さ位置を調節可能とすることが好ましい。そうすれば、使用者の体格に合わせて、肘掛けのアームの高さ位置を調整することができる。
本発明によれば、必要に応じて肘掛けを跳ね上げて側方を開放することができ、開放された側方から座部に移乗させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の肘掛け構造を有するポータブルトイレ1の一実施形態が示されてい
る。
このポータブルトイレ1は、開口部が形成された座板21および座板21の周縁に垂設された周壁22を有する座部2と、座部2の周壁22に設けられた背当て3と、背当て3に固定された取付金具4と、取付金具4に回動自在に軸支された肘掛け5と、からなり、主に木材によって家具調に形成されている。
なお、詳細には図示しないが、座板21の開口部の周縁には、便座が配設される一方、座板21の開口部および便座を覆って座板21にシート6が載置され、また、便座の周縁には、図示しない汚物ポットが支持されている。
なお、周壁22には、支持脚23が固定されており、後方の支持脚23には、キャスター231が回転自在に設けられている。
背当て3は、座部2の周壁22に固定された左右一対の框31および左右の框31の上端部間にわたって固定された笠木32からなり、左右の框31にそれぞれ取付金具4が取り付けられている。また、左右の框31,31間には、笠木32との取付位置よりも下方で、かつ、取付金具4よりも上方に位置して、水平方向に間隔をおいて2本の補強材、例えば、金属製のパイプ(図示せず)が連結ボルト33(図3参照)によって固定されている。このため、一方の肘掛け5に使用者の体重などの下向きの負荷が作用することにより、左右の框31間にひねりが発生したとしても、框31のひねり変形およびひねり変形による破損を確実に防止することができる。
この場合、補強材としては、金属製パイプに代えて木製の棒を用いることもできる。
取付金具4は、図2に示すように、框31に嵌合可能な内面幅を有する断面U字状のベース41と、ベース41の対向する一対のフランジ部を挟み込む内面幅を有する断面U字状のブラケット42と、からなり、ベース41およびブラケット42によって框31の外周面を一定高さ範囲にわたって包囲するように設定されている。そして、ベース41には、框31の厚み方向に貫通して形成された3組計9個の貫通穴(図示せず)に対応して3組計9個の雌ねじ41aが形成されるとともに、取付穴41bが形成されており、ベース41は、框31の各貫通穴に各雌ねじ41aをそれぞれ一致させて、框31の内面側に取付穴41bを通してビス固定されている。
一方、ブラケット42には、1組計3個の取付穴42aが形成されており、框31の3組の貫通穴およびベース41の3組の雌ねじ41aのうちの選択された任意の1組計3個の貫通穴および雌ねじ41aに取付穴42aを合わせて、ブラケット42を框31の外面側に配置し、取付穴42aを通して連結ボルト43(図3参照)をベース41の雌ねじ41aにねじ込むことにより、ベース41に対してブラケット42を固定することができる。
このため、使用者の体格に合わせて、ベース41に対するブラケット42の取付高さ位置を3段階に調整することができる。しかも、ベース41の雌ねじ41aに連結ボルト43を介してブラケット42を固定することから、木製の框31に直接ネジ止めする場合に比較して、ブラケット42に荷重が繰り返して作用しても、ネジが弛んだり、離脱することが確実に防止される。また、肘掛け5の回動時、肘掛け5が直接框31と接触することがなく、肘掛け5との接触によって框31に凹凸が発生するのを防止できる。
また、ブラケット42には、図2に示すように、肘掛け5のアーム52を回動自在に軸支する軸部421がほぼ中心部に一体に設けられるとともに、その前方下部に位置してス
トッパ422が設けられている。このストッパ422は、ブラケット42に固定されたストッパ台423および該ストッパ台423に固定されたナット424からなり、ナット424に調整ボルト44(図5参照)をねじ込むことにより、ナット424に対する調整ボルト44の突出量を調節して、アーム52との当接位置を調整することができる。
なお、調整ボルト44の頭部には、樹脂製のボルトカバー45が装着されており、調整ボルト44に対するアーム52の当接をボルトカバー45によって緩衝し、両者が直接当接することに伴う金属音の発生や磨耗を防止している。
また、ブラケット42の軸部421には、雌ねじ421aが形成されており、軸部421にアーム52を軸支した際、軸部421にブッシュ46を装着するとともに、ボルト47を軸部421の雌ねじ421aにねじ込むことにより、軸部421からのアーム52の抜け出しが防止されている。
さらに、ブラケット42には、軸部421の中心から設定半径の円周と、軸部421の中心を通過する水平線とが交わる位置および該交差位置から90度の間隔をおいた位置にそれぞれ嵌合穴42bが形成されており、この嵌合穴42bに、後述するストッパピン53が嵌合可能となっている。
肘掛け5は、図3乃至図5に詳細に示すように、肘掛け本体51と、肘掛け本体51の下面に固定され、基端部に軸穴52aが形成された金属製のアーム52と、からなり、アーム52の軸穴52aがブラケット42の軸部421に軸支されている。そして、アーム52には、前述したブラケット42の嵌合穴42bに対応する位置において、リング531を有するストッパピン53がアーム52の厚み方向に摺動自在に嵌挿されている。このストッパピン53は、スプリング54によってアーム52の内面から一定長さ突出するように付勢されており、肘掛け5が水平位置にあるとき、あるいは、肘掛け5を跳ね上げて水平位置から90度回動させた垂直位置にあるとき、ブラケット42の嵌合穴42bにスプリング54の付勢力によって嵌合するように設定されている。
なお、肘掛け本体51は、適当な剛性を有する材料であって、例えば、寒冷時に使用者が触れても冷たく感じない程度に熱伝導率の低い、木材やプラスチックなどによって形成されることが好ましい。また、この肘掛け本体51の表面は、エラストマーやプラスチック発泡体、合成皮革等のクッション性を有する素材によって被覆されてもよい。
また、アーム52における軸穴52aの内面側周囲には、ブラケット42と直接接触するのを防止するため、樹脂製のスペーサ55が配設されており、両者が直接当接することに伴う金属音の発生や磨耗を防止している。
このように構成された肘掛け5を取り付けるには、まず、背当て3の框31に固定されているベース41に対して選択された1組の雌ねじ41aを選択し、框31の外面側からブラケット42をあてがい、その取付穴42aを通して連結ボルト43を挿入し、ベース41の雌ねじ41aにねじ込んでベース41にブラケット42を固定する。この際、ブラケット42のストッパ422のナット424に調整ボルト44をねじ込んでおく。
次いで、予め肘掛け本体51およびアーム52が一体に締結され、また、ストッパピン53が配設されるとともに、スペーサ55が装着された肘掛け5を把握し、アーム52の軸穴52aをブラケット42の軸部421に嵌挿する。この後、軸部421にブッシュ46を嵌め込み、軸部421の雌ねじ421aにボルト47をねじ込んで、肘掛け5が軸部421から離脱するのを防止する。
肘掛け5の取り付けが終了すれば、肘掛け5が水平となるように、ストッパ422のナット424に対する調整ボルト44の突出量を調整した後、調整ボルト44の頭部にボルトカバー45を装着する。この状態では、ストッパピン53の先端部がブラケット42の嵌合穴42bに嵌合されており、肘掛け5は、水平状態に保持されて、回動が阻止されている。
このため、水平位置に保持された肘掛け5を持ち上げることにより、ポータブルトイレ1を後方に傾けてキャスター231を接地させることができ、キャスター231を利用してポータブルトイレ1を軽快に移動させることができる。
一方、肘掛け5を跳ね上げて側方を開放するには、リング531によってストッパピン53をスプリング54の付勢力に抗して一定距離引き出して、ブラケット42の嵌合穴42bから離脱させた後、肘掛け5を上方に持ち上げればよい。そして、肘掛け5を上方に持ち上げて、90度回動させれば、ストッパピン53がブラケット42のもう一つの嵌合穴42bに嵌合することから、肘掛け5を水平位置から90度回動させた垂直位置に回動しないように保持することができる。この結果、肘掛け5は、軸部421回りに回動して、上方に跳ね上げられて保持されていることから、ポータブルトイレ1の側方を開放することができ、開放された側方から使用者を移乗させることができる。
この場合、ボルト47をねじ込むことにより、ブラケット42に対するスペーサ55の摩擦抵抗を調整することができる。すなわち、肘掛け5を水平状態から後方に向けて上方に跳ね上げた際、肘掛け5が自然落下することなく保持されるように、ブラケット42に対するスペーサー55の摩擦抵抗を調整することができ、一方、肘掛け5を跳ね上げた位置からスペーサー55の摩擦抵抗に抗して水平位置へと回動させることができる。
ところで、前述した実施形態においては、ストッパピン53は、スプリング54の付勢力によってブラケット42の嵌合穴42bに嵌合する方向に常時付勢されている。したがって、使用者が重度の要介護者の場合において、不測の事態が発生しないように、肘掛け5を水平位置あるいは垂直位置に保持することができる。一方、使用者が軽度の要介護者の場合には、必要に応じて簡単に肘掛け5を回動できることが好ましい。すなわち、肘掛け5を回動させるためには、ストッパピン53をスプリング54の付勢力に抗して一定距離引き出し、ブラケット42の嵌合穴42bから抜き出したり、ブラケット42と接触しないように抜き出す必要があり、操作が煩わしい。
このような観点から、図6乃至図8には、肘掛け5の変形例が示されている。
この肘掛け5の変形例を説明するに際しても、同一の部材には同一の符号を付すとともに、相違する点についてのみ説明するものとする。
この肘掛け5のストッパピン53には、その直径方向を貫通してロックピン56が設けられる一方、ストッパピン53に合わせてアーム52の外面に設けられた取付座金57には、前述のロックピン56が嵌入可能なガイド穴57aが水平方向に形成されている。
なお、取付座金57には、ガイド穴57aに直交して、ロックピン56が係止可能な係止溝57bが合わせて形成されている。
そして、ストッパピン53に設けたロックピン56が取付座金57のガイド穴57aに嵌入されるとき、ストッパピン53は、スプリング54の付勢力によりその先端部がブラケット42の嵌合穴42bに嵌合する方向に付勢されている(図7参照)。また、ストッパピン53の摘み532を把握し、ロックピン56が取付座金57のガイド穴57aから
抜け出すように引き出した後、90度回転させて、ロックピン56を取付座金57の係止溝57bに係止させるとき、スプリング54の付勢力に抗してストッパピン53の先端部は、ブラケット42の嵌合穴42bから離脱されている(図8参照)。
この結果、ストッパピン53を引き出して90度回転させ、ロックピン56を取付座金57の係止溝57bに係止させれば、ストッパピン53は、ブラケット42の嵌合穴42bから離脱され、その状態に保持される。したがって、肘掛け5をストッパピン53に関係なく簡単に回動させることができる。
肘掛け5の回動を再び規制する場合は、肘掛け5をボルトカバー45に当接するまで回動させた後、ストッパピン53の摘み532を把握して若干引き出して、ストッパピン53を90度回転させれば、ロックピン56は取付座金57のガイド穴57aに嵌入し、スプリング54の付勢力によってストッパピン53は、その先端部がブラケット42の嵌合穴42bに嵌合することから、以後、肘掛け5は、水平位置に保持されて、意図しない回動が規制される。
この肘掛け5の変形例では、アーム52の後端部内面に、ブラケット42との間隔を保持する樹脂製の規制突起58が設けられており、アーム52の回動範囲内において、アーム52の内面とブラケット42との間隔が一定に保持されている。このため、一方の肘掛け5に他方の肘掛け5との間隔を広げるような水平方向の力が作用したとしても、規制突起58がブラケット42と当接してアーム52の外方への開き出しが規制される。この結果、アーム52の開き出しによって軸部421に曲げ力が作用することが防止され、曲げによる軸部421の損傷を防止することができる。また、規制突起58は樹脂製であるため、ブラケット42と接触することに伴う金属音の発生が防止される。
なお、本発明の実施形態においては、家具調ポータブルトイレ1の肘掛け5に適用した場合を説明したが、ポータブルトイレに用いる肘掛けに限らず、家具としての椅子にも適用することができる。
また、椅子としては、座板21および座板21の周縁に垂設された周壁22によって座部2を形成し、この座部2に背当て3を設けて構成した場合を例示したが、側壁部と框部とを一体に有するように切り出された一対の板材間に、開口部を形成した座板、前壁、後壁および笠木を連結して椅子を構成してもよい。
以上説明したように、本発明の椅子の肘掛け構造によれば、必要に応じて肘掛けを跳ね上げて側方を開放することができるため、椅子の使用形態を拡大することが可能となる。
本発明の椅子の肘掛け構造をポータブルトイレに適用した実施形態を示す全体側面図である。 図1のポータブルトイレの取付金具を示す分解斜視図である。 図1の要部を拡大して示す側面図である。 図3に対応して図1の要部を拡大して示す平面図である。 図3のA−A線断面図である。 肘掛けの変形例を一部省略して示す斜視図である。 図6の肘掛けの要部を拡大して示す平面図である。 図6の肘掛けの要部を拡大して示す平面図である。
符号の説明
1 ポータブルトイレ
2 座部
3 背当て
31 框
32 笠木
4 取付金具
41 ベース
42 ブラケット
421 軸部
422 ストッパ
43 連結ボルト
44 調整ボルト
45 ボルトカバー
5 肘掛け
51 肘掛け本体
52 アーム
53 ストッパピン
54 スプリング
55 スペーサ
56 ロックピン
57 取付座金
58 規制突起

Claims (6)

  1. 背当てを架設した左右一対の框を備えた椅子において、左右一対の框に略水平方向に突出した軸部を設けた取付金具をそれぞれ固定し、内部が中空の肘掛けのアーム前記取付金具軸部に回動自在に軸支し、肘掛けのアームを貫通するようにしてストッパピンを摺動自在に設け、ストッパピンに対応して取付金具に嵌合穴を形成し、前記肘掛けのアームにスプリングを内装してストッパピンを前記嵌合穴に嵌合する方向に付勢し、ストッパピンの直径方向に突出したロックピンを設けると共に該ロックピンが嵌入可能なガイド穴を肘掛けのアームに設け、ロックピンをガイド穴に嵌入して嵌合穴にストッパピンを嵌合した肘掛けのアームの回動を規制した状態と、ロックピンとガイド穴とをずらして嵌合穴からストッパピンを離脱した状態を保持し肘掛けのアームを回動可能とした状態と、を選択可能にしたことを特徴とする椅子の肘掛け構造。
  2. 前記取付金具は框を包囲して固定され、各肘掛けのアームが取付金具に設けたストッパに略水平状態に支持されることを特徴とする請求項1に記載の椅子の肘掛け構造。
  3. 前記ストッパが肘掛けのアームとの当接位置を調整自在であることを特徴とする請求項請求項2に記載の椅子の肘掛け構造。
  4. 前記背当ての左右の框にわたって複数本の補強材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の椅子の肘掛け構造。
  5. 前記肘掛けのアームの後端部に、取付金具との間隔を保持する規制突起を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の椅子の肘掛け構造。
  6. 前記取付金具は、取付高さ位置を調節可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の椅子の肘掛け構造。
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