JP4309163B2 - 財務帳表記録装置およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子帳表の保存技術に関し、特に、会計事務所から顧問先(顧客)に渡す帳表の電子化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、会計事務所ではその顧問先(会計事務所との契約により会計処理又は会計処理にかかわる指導を委託した個人又は企業をいう)に対する会計処理や指導を行なっている。また、会計事務所と顧問先は財務入力結果を会計ファイルの形式で保存し、会計ファイルを所定期間毎(例えば、毎月)に相互に渡している。
【0003】
一方、会計ファイルを会計事務所の会計処理装置と顧問先の会計処理装置間で通信ネットワークを介して会計ファイルを授受できるようにした、いわゆる「インターネット会計」がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、企業の財務諸帳表を電子化するものとして、センターが企業の財務諸帳票データの電子化を受託して行うものであって、委託先の企業の財務諸帳票データをセンターで帳表形式でCD−Rに書き込んで企業に渡し、企業側で専用の検索装置等を用いて検索、調査、記入を行うことを可能とした電子帳票システム受託サービスがある(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
また、企業向けの電子帳票ソフトウエア(パッケージソフト)として、社内の文書データ(帳票データを含む)をLANを介してサーバで保管し、各部署(各担当者)の端末で検索できるようにすると共に、サーバからCD書込み装置を介してCDーRに書き込み、専用検索装置でCDーRを検索可能にしたものがある(例えば、非特許文献2、非特許文献3参照)。
【0006】
また、電子帳票を扱う際には不正アクセス防止やデータの改竄防止が必要となる。よく知られた方法としては、電子媒体へのアクセス時にパスワード等を用いる方法があるが、このほかに、アクセス制御パラメータに対し暗号化した署名を付加することによりデータの改竄検出を行うもの(例えば、特許文献2参照)や、記憶媒体のハード的な特性を利用してデータの改竄検出を行うもの(特許文献3)や、電子媒体が原本か否かを読み出し時に検出し、不正コピーされた電子媒体の場合はデータ読取動作を停止させるものがある(例えば、特許文献4参照)
【特許文献1】
特開2001−056838公報
【特許文献2】
特開2000−306026公報
【特許文献3】
特開2003−6981
【特許文献4】
特開2001−236655
【非特許文献1】
富士フイルム社、”SERCHIVIEW 受託サービスのご案内”、2002年、マイクロソフト社、[平成15年3月5日検索]、インターネット<URL:http://www.mksoft.co.jp/zaimu01.html>
【非特許文献2】
プレスリリース、”大幅にTCOを削減する電子帳票ソフトウエアの最新版”、2002年7月1日、日本IMB、[平成15年3月5日検索]、インターネット<URL:http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.enf/2002/07011>
【非特許文献3】
株式会社 ポッカコーポレーション、”WPM Web版導入例”、2002年7月1日、日本IBM、[平成15年3月5日検索]、インターネット<URL:http://www-6.ibm.com/jp/printer/solution/wpmjirei.html>
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
会計事務所や顧問先が財務入力結果を会計ファイルの形式で保存し、会計ファイルを記憶した記憶媒体を相互に渡す方式では会計事務所のコンピュータの機種と顧問先のコンピュータの機種が異なったり、機種が同じでもOS(オペレーティングシステム)のバージョンが異なっている場合や顧問先が会計事務所と異なる財務入力プログラムパッケージを使用している場合などがあり、財務入力プログラムが必ずしも一致しないという現状がある。
【0008】
従って、そのまま会計ファイル(つまり、会計ファイルを記憶したフロッピー(R)ディスクやCD等の記憶媒体)を相互に渡しても、相手先が会計ファイルにアクセスできないといった問題があった。このため、会計ファイルをCSVファイルという中間ファイルの形式に変換して相手先に渡し、相手先のコンピュータでそのコンピュータにインストールされている財務入力プログラムに固有の会計ファイル形式に変換したり、或いは、相手先の会計ファイル形式に直接変換するコンバートプログラムを使用することで相互の財務入力結果を交換していた。
【0009】
しかしながら、上記のような方法では、会計ファイルから財務諸表を作成するプログラムをいちいち起動したり、元帳作成プログラムを起動したりする必要があるので操作が煩雑になり、特に顧問先では、必要としている財務諸表の閲覧や元帳閲覧等をスムースに行なうことができないといった問題点があった。
【0010】
また、上記特許文献1に記載の通信ネットワークを介して会計ファイルを会計事務所と顧問先で授受する「インターネット会計」は有用な方法であるが、顧問先の規模や業態によっては「インターネット会計」を採用しないところがあったり、全ての顧問先が「インターネット会計」を採用しているわけではなく、また、「インターネット会計」を採用している顧問先でも財務帳表の保管スペース上の理由により、財務帳表を記憶した記憶媒体を必要とする場合もあった。
【0011】
また、上記非特許文献1記載のセンターによる企業の財務諸帳票の電子化受託による帳票電子化システムでは、作成済みの財務諸表や文書を電子帳票化して委託先企業に渡すことができる。これは企業側で過去に作成した財務諸表や会計資料の電子化を行うために印刷帳表形式にフォーマットされた財務帳表データを専用の装置及び当該装置に専用ソフトを用いてCD−Rに書き込むものであるが、主に個人企業や規模の小さな会社からなる各顧問先で、単に、財務諸表の電子化のためにセンターに委託したり、CD−R書き込み用の専用装置や専用ソフトを備えることは現実的ではない。
【0012】
また、上記非特許文献2及び非特許文献3に記載のパッケージソフトは、文書や帳表をサーバに保管し、閲覧可能とすることにより、文書や帳表の保管スペースや紙等の節約や、文書回覧の効率化を図るものであり、会計事務所と顧問先企業間の財務帳表のやり取りに係わるものではない。また、同パッケージソフトではサーバから社内の各部署の端末に文書や帳表(データ)を送信し、端末側でCD−Rに書き込こむこともできるが、主に個人企業や規模の小さな会社からなる各顧問先で、単に、財務諸表の電子化のために社内LAN用のソフトウエアパッケージを購入し、このような電子化システムを導入することは現実的ではない。
【0013】
なお、上記非特許文献2及び非特許文献3に記載のように通信ネットワークを介して会計事務所から財務帳表データ等を送り、顧問先で記憶媒体に書き込むようにすれば、会計事務所から顧問先へ記憶媒体を郵送等により渡す手間が省け、また、日数もかからないので顧問先で電子帳表化することが望ましいが、この場合、記憶媒体の記録内容を会計事務所や顧問先側で改竄するようなことがあると、違法であり、会計処理の正当性を失い、ひいては電子化システム自体の信頼性を失うこととなる。
【0014】
そこで、記憶媒体に記憶された財務入力データ及び財務データの改竄防止を行うことが必要となるが、上記特許文献2に記載の技術は記憶媒体が書き換え可能な記憶媒体である場合に改竄を検出する技術であり、記憶媒体への書き込み時には何ら改竄防止のための制限をしていないので、改竄防止そのものはできないという問題点がある。つまり、顧問先側で改竄を検出することはできるが、顧問先が改竄している場合は改竄を検出しても意味がないこととなる。
【0015】
また、上記特許文献3記載の技術は追加記録型の記憶媒体の改竄検出技術であり、記録媒体の原本性確認ができるが、特許文献2と同様、記憶媒体への書き込み時には何ら改竄防止のための制限をしていないので、改竄防止そのものはできないという問題点がある。
【0016】
また、上記特許文献3記載の技術では、書き込み後に改竄があれば読み出しを禁止するものであり、特許文献2と同様、記憶媒体への書き込み時には何ら改竄防止のための制限をしていないので、改竄防止そのものはできないという問題点がある。
【0017】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、財務入力データや財務帳表データをユーザが利用しやすい形式で、改竄不能で且つ追記可能な電子帳表として記憶媒体に記憶する、電子帳表記憶装置およびプログラムの提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、顧客別にそれぞれ作成された複数の財務帳表ファイルを顧客別に記録したメモリと、表示部と、表示部に表示される顧客ファイル名を選択指示者による選択指示に基づいて選択するための顧客ファイル選択用デバイスと、追加記憶型記録媒体にデータファイルを書き込む記録装置と、記録装置に装着されている記録媒体が追加記憶型記録媒体か否かを判定し、該記録媒体が追加記憶型記録媒体の場合にのみ、メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に表示部に一覧表示し、選択指示者による選択用デバイスの選択操作に基づいて財務帳表ファイルを選択し、選択された顧客の財務帳表ファイルを該メモリから順次読み出し、読み出した各財務帳表ファイルをそれぞれ第2のファイル形式とは異なる第1のファイル形式の財務帳表ファイルとブラウザで閲覧可能な第2のファイル形式の財務帳表ファイルに変換し、変換された第1のファイル形式の財務帳表ファイルおよび第2のファイル形式の財務帳表ファイルと、該第2のファイル形式の財務帳表ファイルを表示する際に用いるブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを追加記憶型記録媒体に書き込むように記録装置を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする財務帳表記録装置を提供する。
【0019】
また、請求項2に記載の発明では、更に、通信ネットワークを介してデータを該通信ネットワークに接続する会計処理装置に送信する送信部と、メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に表示部に一覧表示し、選択指示者による選択用デバイスの選択操作に基づいて顧客の財務帳表ファイルを選択し、選択された顧客の財務帳表ファイルを該メモリから順次読み出し、該メモリから読み出した各財務帳表ファイルをそれぞれ第2のファイル形式とは異なる第1のファイル形式の財務帳表ファイルとブラウザで閲覧可能な第2のファイル形式の財務帳表ファイルに変換し、変換された第1のファイル形式の財務帳表ファイルおよび第2のファイル形式の財務帳表ファイルと、該第2のファイル形式の財務帳表ファイルを表示する際に用いるブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを選択された顧客の会計処理装置に送信するよう送信部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の財務帳表記録装置を提供する。
【0021】
また、請求項3に記載の発明では、顧客別にそれぞれ作成された複数の財務帳表ファイルを顧客別に記録したメモリと、 表示部と、表示部に表示される選択情報を選択指示者による選択指示に基づいて選択するための選択用デバイスと、追加記憶型記録媒体にデータファイルを書き込む記録装置を有するコンピュータを、記録装置に装着されている記録媒体が追加記憶型記録媒体か否かを判定する記録媒体判定手段、記録媒体が追加記憶型記録媒体と判定された場合にのみ、メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に表示部に一覧表示し、選択指示者による選択用デバイスの選択操作に基づいて財務帳表ファイルを選択するファイル選択手段、メモリに記憶されている顧客別の各財務帳表ファイルのうち、顧客ファイル選択手段により選択された顧客の財務帳表ファイルを該メモリから読み出し、読み出した財務帳表ファイルをCSV形式の財務帳表ファイルとHTML形式の財務帳表ファイルにそれぞれ変換するファイル形式変換手段、変換されたCSV形式の財務帳表ファイルとHTML形式の財務帳表ファイル、およびHTML形式の財務帳表ファイルを表示する際にブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを追加記憶型記録媒体に書き込む記録手段、として機能させるためのプログラムを提供する。
【0022】
また、請求項4に記載の発明では、更に、通信ネットワークを介してデータを該通信ネットワークに接続する会計処理装置に送信する送信部を有するコンピュータを、メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に表示部に一覧表示し、選択指示者による選択用デバイスの選択操作に基づいて財務帳表ファイルを選択するファイル選択手段、メモリに記憶されている顧客別の各財務帳表ファイルのうち、ファイル選択手段により選択された財務帳表ファイルを該メモリから読み出し、読み出した財務帳表ファイルをCSV形式の財務帳表ファイルとHTML形式の財務帳表ファイルにそれぞれ変換するファイル形式変換手段、変換されたCSV形式の財務帳表ファイルとHTML形式の財務帳表ファイル、およびHTML形式の財務帳表ファイルを表示する際にブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを選択された顧客の会計処理装置に送信する送信手段、として機能させるための請求項3に記載のプログラムを提供する。
【0038】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>
図1は電子帳表作成システムの概要説明図であり、電子帳表作成システム100は会計事務所の電子帳表作成装置1を備え、電子帳表作成装置1は入力又は記憶している各顧問先の財務入力データ及び財務会計ファイルを基に顧問先別に複数の財務帳表ファイルを作成し、顧問先毎に作成した複数の財務帳表ファイル及び帳表作成ファイルを顧問先毎に各1枚のCD−R(CD-Recordable;追加記録型−CD)4に記録する。なお、各財務帳表ファイルの記憶媒体への記録に先立ちその記憶媒体がCD−Rか否かを調べ、記憶媒体がCD−Rの場合にのみ記各財務帳表ファイルと帳表出力用プログラムを記録する。記録済みのCD−R4は図示のように顧問先に郵送等の方法によって渡される。CD−R4の記憶内容については後述する。
【0039】
電子帳表作成装置1は各顧問先の財務入力データ及び財務会計ファイルや帳表出力用プログラムを記憶したメモリとCDにデータやプログラムを記録、再生するCDアクセス装置(例えば、CD−R装置)を備えている。なお、電子帳表作成装置は専用の装置でもよいが、CDアクセス装置を備えた監査用会計処理装置(図2)として兼用してもよい。
【0040】
顧問先では受け取った当該顧問先用のCD−Rを端末2に設けられたCDアクセス装置に装着して、財務帳表5の表示、財務帳表6の印刷出力、及びCD−Rへの書き込み(追加記録)を行なったり、保管用としたりすることができる。端末2はCDアクセス装置を備えた会計処理装置(図3)でよく、この場合は受け取ったCD−Rに書きこまれている財務帳表ファイルを保存メモリに記憶しておくこともできる。
【0041】
上記構成により、電子帳表作成時には記憶媒体への記録に先立ってその記録媒体が追加記憶型記憶媒体を調べ、CD−R等の追加記憶型記憶媒体のみに記録するようにできるので、一旦記録した財務会計ファイルを会計事務所側や顧問先で改竄することはできない。
【0042】
なお、CD−Rは追加記録型記憶媒体の一実施例であって、例えばDVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)などであってもよい。同様に、CDアクセス装置は、追加記録型記憶媒体に対する読み出し/書込み機能を有する装置全般をいい、例えば、DVD−R装置や、DVD−RW装置やDVDマルチ装置(1台のドライブでDVD−R、DVD−RAM、DVD−RWに対する読み出し/書込みが可能な装置)であってもよい(以下同様)。
【0043】
(電子帳表作成装置)
図2は会計事務所の電子帳表作成装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、監査用会計処理装置と兼用した例である。
【0044】
図2は、会計事務所の監査用会計処理装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、会計処理装置1は、データ入力部10、制御部12、作業メモリ13、表示部14、CDアクセス装置16、保存メモリ18および印刷出力部(プリンタ)19を備えている。なお、データ入力部10の一部機能(指示(ポイント)機能)を代わって実行するポインティングデバイス(例えば、マウス)11を備えるようにしてもよい。また、会計データを光学的に読み取って電気信号に変換し、文字認識して文字コードを得るOCR(光学的文字読取装置(図示せず))を備えるようにしてもよい。なお、送受信部17は後述する実施の形態2において必須の構成である。
【0045】
データ入力部10は財務データ入力(会計データや訂正データ入力或いは監査データ入力)、削除指示入力又はメール作成時のメッセージ入力等を行なう。
【0046】
制御部12はCPU、プログラム格納メモリ、RAM及びクロック等の周辺回路からなるプロセッサ構成をなし、会計処理装置1全体の動作を制御すると共に、プログラム格納メモリに格納されているOSに基づき記憶媒体チェックプログラムを含む電子帳表作成プログラムや監査用アプリケーションプログラム(財務データ入力処理を含む)の実行制御を行う。また、プログラム格納メモリは各種プログラムのほか表示用フォーマットデータやアイコンデータ等を格納することができる(表示用フォーマットデータやアイコンデータ等を格納する格納メモリを別に設けてもよい)。
【0047】
また、制御部12は保存メモリ18に記憶されている顧問先別の財務入力データ及び財務会計ファイル等を読み出し、各顧問先別に各種財務帳表ファイルを作成する。また、電子帳表作成時に財務帳表ファイルの記録に先立って、CDアクセス装置16に装着された記憶媒体がCD−Rか否かを記憶媒体チェックプログラムによって調べ、CD−Rの場合にのみ作成した各種財務帳表ファイルのうち、所定の財務帳表ファイルと帳表出力用プログラムを顧客別に各一枚のCD−Rに記憶する。なお、CD−Rに記憶する各種財務帳表ファイルはCSV形式のファイル及びHTML形式のファイルにそれぞれ変換されて記録される。また、CD−Rに記録する帳表出力用プログラムは財務帳表ファイルを基に財務帳表を表示する帳表表示プログラムと財務帳表ファイルを基に財務帳表を印刷出力する帳表出力プログラムを含んでいる。
【0048】
CDアクセス装置16はレーザー光によって光磁気材料のディスクにデータを再生記録する外部記憶装置であり、電子帳表作成時には光磁気材料のディスクに各種ファイル及びプログラムを記録する。また、光磁気材料のディスクに書き込まれたデータを読み取って再生することができる。
【0049】
保存メモリ18は磁気ディスクや光ディスク、又はフラッシュメモリ等の書き換え可能な保存メモリからなり、各仕訳ファイル等の財務入力データファイルをはじめ総勘定元帳ファイルや補助元帳ファイル等のような財務会計処理用の各種ファイルや基礎ファイルからなる複数の財務会計ファイルを顧問先別に記憶する会計ファイル領域181及び各顧問先別の財務入力データ及び財務会計ファイルを基に作成される顧問先別の財務帳表ファイルを格納する帳表ファイル領域182や履歴データを格納する履歴データ領域183及び各種財務帳表を表示又は印刷する帳表出力用プログラム群を格納した電子帳表用プログラム領域184等を備えている。保存メモリに代えて、監査用会計処理装置に外付けするデータベースを設けるようにしてもよい。
【0050】
(顧問先の端末)
図3は、顧問先の端末の一実施例の構成を示すブロック図であり、会計処理装置と兼用した例である。
会計処理装置2は、データ入力部20、制御部22、作業メモリ23、表示部24、CDアクセス装置26、保存メモリ28および印刷出力部29を備えている。なお、データ入力部20の一部機能(指示(ポイント)機能)を代わって実行するポインティングデバイス(例えば、マウス)21を備えるようにしてもよい。また、会計データを光学的に読み取って電気信号に変換し、文字認識して文字コードを得るOCR(光学的文字読取装置(図示せず))を備えるようにしてもよい。また、送受信部27は後述する実施の形態2において必須の構成である。
なお、CDアクセス装置26はCDまたはCD−Rからデータを読み出す装置であり、同様の機能を持つCD−R装置、CD−RW装置、DVDマルチ装置などであってもよい。
【0051】
データ入力部20は財務データ入力(会計データや訂正データ入力或いは監査データ入力)、削除指示入力又はメール作成時のメッセージ入力等を行なう。
【0052】
制御部22はCPU、プログラム格納メモリ、RAM及びクロック等の周辺回路からなるプロセッサ構成をなし、会計処理装置2全体の動作を制御すると共に、プログラム格納メモリに格納されているOSに監査用アプリケーションプログラム(財務データ入力処理を含む)の実行制御を行うほか、CDアクセス装置26にCD−R4が装着されると、帳表表示プログラム及び帳表印刷プログラムを取り込み、ユーザから表示指示があると、取り込んだ帳表表示プログラムを起動してCD−R4に記録されているCSV形式の財務帳表ファイルを基に指定された財務帳表を表示部24の画面上に表示させる。また、ユーザから印刷指示があると、取り込んだ帳表印刷プログラムを起動してCD−R4に記録されているCSV形式の財務帳表ファイルを基に指定された財務帳表をプリンタ29で印刷出力させる。
【0053】
CDアクセス装置26はレーザー光によって光磁気材料のディスクにデータを再生記録する外部記憶装置であり、光磁気材料のディスクに書き込まれたデータを読み取って再生することができる。
【0054】
保存メモリ28は磁気ディスクや光ディスク、又はフラッシュメモリ等の書き換え可能な保存メモリからなり、各仕訳ファイル等の財務入力データファイルをはじめ総勘定元帳ファイルや補助元帳ファイル等のような財務会計処理用の各種ファイルや基礎ファイルからなる複数の財務会計ファイルを顧問先別に記憶する会計ファイル領域281及び各顧問先別の財務入力データ及び財務会計ファイルを基に作成される顧問先別の財務帳表ファイルを格納する帳表ファイル領域282や履歴データを格納する履歴データ領域283及びラベルに印刷するイメージデータを記憶した領域等を備えている。
【0055】
(記憶媒体の記憶内容)
図4は電子帳表を記憶した記憶媒体のデータ構成の一実施例の説明図であり、記憶媒体として追加記憶媒体の一種であるCD−Rを例としているが、CD−Rに限定されない。
【0056】
図4で、CD−R4は、所定のプログラムが記憶されたプログラム記録領域41と、CSV形式のファイルに変換された各種財務帳表ファイルを記録するCSVファイル記憶領域42と、HTML形式のファイルに変換された各種財務帳表ファイルを記録するHTMLファイル記憶領域43と、記憶媒体に添付するラベルのイメージデータを記憶するイメージデータ記憶領域44とからなる。
【0057】
プログラム記録領域41には、CSV形式のファイルに変換された各種財務帳表ファイルから指定された財務帳表ファイルを取り出して表示する電子帳表表示プログラムと、CSV形式のファイルに変換された各種財務帳表ファイルから指定された財務帳表ファイルを取り出して印刷出力する電子帳表印刷プログラムと、HTML形式の財務帳表ファイルを表示する場合に、ブラウザを起動するブラウザ起動プログラムと、CSVデータ取り出しプログラムが記録されている。
【0058】
また、CSVファイル記憶領域42には、CSV形式のファイルであって、少なくとも、勘定式決算書ファイル、報告式決算書ファイル、総勘定元帳ファイル、補助元帳ファイル、電子保存履歴データ等が記録されている。
【0059】
また、HTMLファイル記憶領域42には、HTML形式のファイルであって、少なくとも、勘定式決算書ファイル、報告式決算書ファイル、総勘定元帳ファイル、補助元帳ファイル、電子保存履歴データ等が記録されている。
【0060】
上記CD−Rのデータ構成に示すように財務帳表データをCSVファイルとHTMLファイルに変換して記録してあるので、通常、表示や印刷の際は帳表表示プログラムはCSVファイルを用いて表示を行うが、顧問先の端末のOSのバージョンによってはプログラムが動作しないような場合でもブラウザを起動することによりHTMLファイルが用いられ、財務帳表ファイルの閲覧ができる。つまり、顧問先の端末の機種やOSが会計事務所の監査用会計処理装置と異なっていても、CD−Rの内容を表示することができる。
なお、CSV形式のファイルおよびHTML形式のファイルは2種類以上のファイル形式の一実施例であり、その他XML形式のファイル、XBRL形式のファイルを含んでいてもよい。
【0061】
(電子帳表作成装置の動作)
図5は電子帳表作成時の電子帳表作成装置(この例では監査用会計処理装置1)の動作例を示すフローチャートであり、電子帳表作成プログラムの動作に相当する。なお、本実施例の説明では元帳ファイル、財務諸表ファイル及び履歴データファイルは財務帳表ファイルとして一括して説明している。
【0062】
まず、財務帳表ファイル作成のために監査用会計処理装置1による顧問先別財務帳表ファイル作成処理ルーチン(プログラム)に分岐し、財務入力データを基とした顧問先別の会計ファイルの作成/会計ファイル更新、顧問先毎の会計ファイルを基とした顧問先別の元帳(総勘定元帳、補助元帳等)ファイル作成及び保存メモリ18の帳表ファイル領域182への上書き記憶、財務諸表(勘定式決算書、報告式決算書等)ファイル作成及び保存メモリ18の帳表ファイル領域182への上書き記憶、電子保存履歴データの更新等を行う(ステップS0)。
【0063】
次に、CDアクセス装置に装着された記憶媒体(この場合は、CD)が追加記憶型記憶媒体であるCD−Rか否かをチェックし、CD−Rの場合はステップS2に進み、そうでない場合は媒体エラーを意味するメッセージを表示部14に表示して処理を終了する(ステップS1)。
【0064】
制御部12は、必須の財務帳表ファイル名と選択可能な財務帳表ファイル名を表示部14に一覧表示し、選択可能な財務帳表ファイルの選択を促す(ステップS2)。
【0065】
担当者が選択可能な財務帳表ファイルを選択するか選択終了操作を行うと、制御部12は、保存メモリ18の電子帳表用プログラム領域184に記憶されているプログラムのうち、ブラウザを起動するブラウザ起動プログラム、CSVデータ取り出しプログラム、及び必須の財務帳表の出力用プログラムと上記ステップS2で選択された財務帳表ファイルの出力用プログラムを取り出して、CD−Rのプログラム記録領域41に書き込む。ここで、担当者が選択可能な財務帳表ファイルを選択せず、直ちに選択終了操作を行なう場合は必須の財務帳表だけが書き込まれる(ステップS3)。
【0066】
次に、上記ステップS0で保存メモリ18に記憶された各財務帳表ファイル(元帳ファイル及び財務諸表ファイル)のうち、必須の財務帳表ファイルと上記ステップS2で選択された財務帳表ファイルを取り出し、それぞれSVCファイル及びHTMLファイルに変換し(ステップS4)、CD−R4のCSVファイル記録領域42及びHTMLファイル記録領域43に書き込む(ステップS5)。
【0067】
ユーザが記録済みのCD−RをCDアクセス装置26から取り外すと、制御部12はCD−Rを作成すべき顧問先がまだある場合は新たなCD−Rの装着を促すメッセージを表示するので、ユーザが新たなCD−Rを装着するとステップS1に戻る。また、CD−Rを作成すべき顧問先について全てCD−Rを作成し終えた場合か、ユーザが終了操作を行った場合は、電子帳表作成処理を終了する(ステップS6)。
【0068】
上記図5のフローチャートの動作により、記憶媒体がCD−Rの場合のみ財務帳表ファイルが記録されるので、会計事務所側や顧問先デCD−Rの記録内容を改竄することはできない(なお、追記は可能であるが、その履歴が残ることにより、後から追記したことが分かるため事実上改竄ができない)。
【0069】
つまり、CD−Rを利用する側(例えば顧問先)でCDアクセス装置としてCD−RW装置を用いた場合、光学的磁気媒体(CD)に記録でき、CD−RWを記憶媒体として使用できるが 、上書き書き換え可能なCDであるCD−RWを記憶媒体として故意又は過失によりCD−RW装置に装着しても装着された媒体のチェックを行うので財務帳表ファイルを記録することはできない。
【0070】
また、CD−RW装置などの上書き可能なCDアクセス装置が接続されている場合は上書き可能な記録媒体であるCD−RWを利用して上書き処理ができる。しかし、CDーR装置が接続されている場合は上書き可能な記録媒体であるCD−RWに対し書込みができない。このため、上記フローチャートの処理において、CD−Rが装着されているか否かの判断の代わりにCDーR装置が接続されているか否かを判断して、記録媒体への書込み可否の処理をしてもよい。
【0071】
<実施の形態2>
(電子帳表作成システム)
図6は電子帳表作成システムの概要説明図であり、電子帳表作成システム200は、会計事務所の電子帳表作成装置1’と通信ネットワーク3を介して接続する顧問先の端末2’からなり、会計事務所の電子帳表作成装置1から送信される電子帳表データを端末2’で受信する。
【0072】
顧問先では当該顧問先の財務帳表データ及びプログラムを含む電子帳表データを受信すると、CD−Rを端末2’に設けられたCDアクセス装置に装着して、財務帳表ファイル及びプログラムを記録する。記録後、財務帳表5の表示、財務帳表6の印刷出力及びCD−Rへの書き込み(追加記録)を行なったり、保管用にしたりすることができる。
【0073】
また、端末2’は電子帳表データ受信時にダウンロードする記憶媒体チェックプログラムにより、電子帳表作成時に財務帳表ファイルの記録に先立ってCDアクセス装置(例えば、CD−R装置またはCD−RW装置)に装着された記憶媒体がCD−Rか否かを記憶媒体チェックプログラムによって調べ、CD−Rの場合にのみ図4に示したようなデータ構成のCD−R4を作成する。
【0074】
なお、会計事務所の電子帳表作成装置1’はCDアクセス装置を備えた監査用会計処理装置1(図1)に通信ネットワークを介して顧問先の端末2’との間でデータを授受する送受信部17を付加した構成でよい。
【0075】
端末2’はCDアクセス装置26を備えた会計処理装置2(図3)に通信ネットワークを介して電子帳表作成装置1’との間でデータを授受する送受信部27を付加した構成でよい。会計処理装置を端末2’とした場合は受け取った電子帳表データに含まれている財務帳表ファイルを保存メモリ28に記憶しておくこともできる。
【0076】
上記構成により、電子帳表作成時には記憶媒体への記録に先立ってその記録媒体が追加記憶型記憶媒体を調べ、CD−R等の追加記憶型記憶媒体のみに記録するようにできるので、一旦記録した財務会計ファイルを顧問先で改竄することはできない。つまり、仮にデータを修正しても履歴が分かるので事実上改竄ができないことになる。
【0077】
電子帳表作成時に財務帳表ファイルの記録に先立って。CDアクセス装置26に装着された記憶媒体がCD−Rか否かを記憶媒体チェックプログラムによって調べ、CD−Rの場合にのみ作成した各種財務帳表ファイルのうち、所定の財務帳表ファイルと帳表出力用プログラムをCD−Rに記憶する。なお、CD−Rに記憶する各種財務帳表ファイルはCSV形式のファイル及びHTML形式のファイルにそれぞれ変換されて記録される。また、CD−Rに記録する帳表出力用プログラムは財務帳表ファイルを基に財務帳表を表示する帳表表示プログラムと財務帳表ファイルを基に財務帳表を印刷出力する帳表出力プログラムを含んでいる。
【0078】
(電子帳表作成時の動作)
図7は電子帳表作成時の電子帳表作成装置(この例では監査用会計処理装置1’)及び端末(この例では会計処理装置2’)の動作例を示すフローチャートであり、電子帳表作成プログラムの動作に相当する。なお、本実施例の説明では元帳ファイル、財務諸表ファイル及び履歴データファイルは財務帳表ファイルとして一括して説明している。
【0079】
まず、財務帳表ファイル作成のために監査用会計処理装置1による顧問先別財務帳表ファイル作成処理ルーチン(プログラム)に分岐し、財務入力データを基とした顧問先別の会計ファイルの作成/会計ファイル更新、顧問先毎の会計ファイルを基とした顧問先別の元帳(総勘定元帳、補助元帳等)ファイル作成及び保存メモリ18の帳表ファイル領域182への上書き記憶、財務諸表(勘定式決算書、報告式決算書等)ファイル作成及び保存メモリ18の帳表ファイル領域182への上書き記憶、電子保存履歴データの更新等を行う(ステップT0)。
【0080】
次に、制御部12は、顧問先の名称や住所、決算期等を表示部14に一覧表示して顧問先の選択を促し(ステップT1)、担当者が顧問先を選択するとステップT3に進み、終了操作をすると電子帳表作成処理を終了する(ステップT2)。
【0081】
次に、制御部12は、電子帳表作成プログラムと、保存メモリ18の電子帳表用プログラム領域184に記憶されているプログラムのうち、ブラウザを起動するブラウザ起動プログラム、CSVデータ取り出しプログラム、及び必須の財務帳表の出力用プログラムと上記ステップS2で選択された顧問先が必要とする財務帳表ファイルの出力用プログラムとを取り出して作業用メモリ13に保持する(ステップT3)。
【0082】
次に、上記ステップT0で保存メモリ18に記憶された各財務帳表ファイルのうち、必須の財務帳表ファイルと上記ステップT2で選択された顧問先が必要とする財務帳表ファイルを取り出し、それぞれCSVファイル及びHTMLファイルに変換する(ステップT4)。
【0083】
次に、制御部12は、上記ステップT3で作業用メモリに保持したプログラムと上記ステップT4で作成したCSVファイル及びHTMLファイルを電子帳表データとし、送受信部17を制御して顧問先の端末2’宛て送信する(ステップT5)。
【0084】
顧問先の端末2’は、会計事務所の電子帳表作成装置1’から電子帳表データを受信すると、電子帳表データに含まれている電子帳表作成プログラムをダウンロードして起動し、受信の旨のメッセージとCD−Rの装着を促すメッセージを表示する(ステップT6)。
【0085】
CDアクセス装置26に記憶媒体が装着されるとそれが追加記憶型記憶媒体であるCD−Rか否かをチェックし、CD−Rの場合はステップT8に進み、そうでない場合は媒体エラーを意味するメッセージを表示部24に表示して処理を終了する(ステップT7)。
【0086】
CD−Rが装着されている場合は、受信した電子帳表データに含まれている各プログラム(財務帳表ファイルの出力用プログラム等)を取り出して、CD−R4のプログラム記録領域41に書き込み(ステップT8)、次に、受信した電子帳表データに含まれている各CSVファイル及びHTMLファイルをCD−R4のCSVファイル記録領域42及びHTMLファイル記録領域43に書き込んで処理を終了する(ステップT9)。
【0087】
上記図7のフローチャートの動作により、記憶媒体がCD−Rの場合のみ財務帳表ファイルが記録されるので、顧問先でCD−Rの記録内容を改竄することはできない。
【0088】
なお、CSV形式のファイルおよびHTML形式のファイルは2種類以上のファイル形式の一実施例であり、その他XML形式のファイル、XBRL形式のファイルを含んでいてもよい。
【0089】
(ラベルの印刷)
図8は、電子帳票を記録済みの追加記憶型記憶媒体に貼付するラベルの一実施例を示す図である。
電子帳表作成装置1,1’には、ラベルイメージとして、顧問先会社の商号などが記載された電子帳票データを示すマーク(図8)がJPEG,GIF形式の等のイメージデータとして、図2の保存メモリ18に記録されている。
当該イメージデータは、制御部12によって作業メモリ13に一時待避される。その後、制御部12の処理によってCD−R4のイメージデータ記録領域に書き込まれる。この書込み処理は、図5のステップ5による財務帳表ファイルのCD−R4への書込み処理と同時に行なってもよい。
また、当該イメージデータは、CD−Rに対するラベル印刷機能を持ったプリンタで印刷され、その会社固有の電子帳票データを示す表示として機能し、会計事務所側で管理する際に役に立つことになる。つまり、間違って他社に渡すことがないような防止機能として作用することになる。また、各期を示す表示も含むため、各企業での電子帳票データの管理にも寄与することになる。
【0090】
以上、本発明の一実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明によれば記憶媒体が追加記憶型の記憶媒体(追加記録型記録媒体)の場合のみ財務帳表ファイル等を記録できるので、担当者による故意又は過失によって記憶媒体を書き込み可能な記憶媒体にしてデータを記録するようなことを防止できる。つまり、改竄ができないので、電子帳表システムの信頼性を保持できる。また、追記ができるのでメモ等の書き込みができ、使いやすい。
また、追加記憶型記録媒体に、財務帳表ファイルをCSVファイルとHTMLファイルに変換してそれぞれ記録してあるので、通常、表示や印刷の際は帳表出力プログラムは第1のファイル形式の財務帳表ファイルを用いて出力を行うが、財務帳表ファイルが記憶された追加記憶型記録媒体の納入(送信)先の会計処理装置のOSのバージョンによってはプログラムが動作しないような場合でも、一般にコンピュータに搭載されている汎用ブラウザプログラムによりブラウザを起動して第2のファイル形式の財務帳表ファイルの閲覧ができる。つまり、財務帳表ファイルが記憶された追加記憶型記憶媒体の納入(送信)先の会計処理装置の機種やOSが財務帳表記録装置の機種やOSと異なっていても、追加記憶型記憶媒体に記憶されている財務帳表ファイルの内容を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子帳表作成システムの概要説明図である。
【図2】会計事務所の電子帳表作成装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】顧問先の端末の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】電子帳表を記憶した記憶媒体のデータ構成の一実施例の説明図である。
【図5】電子帳表作成時の電子帳表作成装置の動作例を示すフローチャートである。
【図6】電子帳表作成システムの概要説明図である。
【図7】電子帳表作成時の電子帳表作成装置及び端末の動作例を示すフローチャートである。
【図8】電子帳票を記録済みの追加記憶型記憶媒体に貼付するラベルの一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1,1’ 電子帳表作成装置(電子帳表作成装置、査用会計処理装置)
2,2’ 端末(端末、会計処理装置)
3 通信ネットワーク
4 CD−R(記憶媒体、追加記憶型記憶媒体)
100、200 電子帳表作成システム
Claims (4)
- 顧客別にそれぞれ作成された複数の財務帳表ファイルを顧客別に記録したメモリと、 表示部と、前記表示部に表示される顧客ファイル名を選択指示者による選択指示に基づいて選択するための顧客ファイル選択用デバイスと、追加記憶型記録媒体にデータファイルを書き込む記録装置と、
前記記録装置に装着されている記録媒体が追加記憶型記録媒体か否かを判定し、該記録媒体が追加記憶型記録媒体の場合にのみ、前記メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に前記表示部に一覧表示し、選択指示者による前記選択用デバイスの選択操作に基づいて財務帳表ファイルを選択し、選択された顧客の財務帳表ファイルを該メモリから順次読み出し、読み出した各財務帳表ファイルをそれぞれ第2のファイル形式とは異なる第1のファイル形式の財務帳表ファイルとブラウザで閲覧可能な第2のファイル形式の財務帳表ファイルに変換し、変換された第1のファイル形式の財務帳表ファイルおよび第2のファイル形式の財務帳表ファイルと、該第2のファイル形式の財務帳表ファイルを表示する際に用いるブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを前記追加記憶型記録媒体に書き込むように前記記録装置を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする財務帳表記録装置。 - 更に、通信ネットワークを介してデータを該通信ネットワークに接続する会計処理装置に送信する送信部と、
メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に前記表示部に一覧表示し、選択指示者による前記選択用デバイスの選択操作に基づいて顧客の財務帳表ファイルを選択し、選択された顧客の財務帳表ファイルを該メモリから順次読み出し、該メモリから読み出した各財務帳表ファイルをそれぞれ第2のファイル形式とは異なる第1のファイル形式の財務帳表ファイルとブラウザで閲覧可能な第2のファイル形式の財務帳表ファイルに変換し、変換された第1のファイル形式の財務帳表ファイルおよび第2のファイル形式の財務帳表ファイルと、該第2のファイル形式の財務帳表ファイルを表示する際に用いるブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを前記選択された顧客の会計処理装置に送信するよう前記送信部を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の財務帳表記録装置。 - 顧客別にそれぞれ作成された複数の財務帳表ファイルを顧客別に記録したメモリと、 表示部と、前記表示部に表示される選択情報を選択指示者による選択指示に基づいて選択するための選択用デバイスと、追加記憶型記録媒体にデータファイルを書き込む記録装置を有するコンピュータを、
前記記録装置に装着されている記録媒体が追加記憶型記録媒体か否かを判定する記録媒体判定手段、
前記記録媒体が追加記憶型記録媒体と判定された場合にのみ、前記メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に前記表示部に一覧表示し、選択指示者による前記選択用デバイスの選択操作に基づいて財務帳表ファイルを選択するファイル選択手段、
前記メモリに記憶されている顧客別の各財務帳表ファイルのうち、前記顧客ファイル選択手段により選択された顧客の財務帳表ファイルを該メモリから読み出し、読み出した財務帳表ファイルをCSV形式の財務帳表ファイルとHTML形式の財務帳表ファイルにそれぞれ変換するファイル形式変換手段、
変換された前記CSV形式の財務帳表ファイルと前記HTML形式の財務帳表ファイル、およびHTML形式の財務帳表ファイルを表示する際にブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを前記追加記憶型記録媒体に書き込む記録手段、
として機能させるためのプログラム。 - 更に、通信ネットワークを介してデータを該通信ネットワークに接続する会計処理装置に送信する送信部を有する前記コンピュータを、
前記メモリに記憶されている各財務帳表ファイルのファイル名を顧客別に前記表示部に一覧表示し、選択指示者による前記選択用デバイスの選択操作に基づいて財務帳表ファイルを選択するファイル選択手段、
前記メモリに記憶されている顧客別の各財務帳表ファイルのうち、前記ファイル選択手段により選択された財務帳表ファイルを該メモリから読み出し、読み出した財務帳表ファイルをCSV形式の財務帳表ファイルとHTML形式の財務帳表ファイルにそれぞれ変換するファイル形式変換手段、
変換された前記CSV形式の財務帳表ファイルとHTML形式の財務帳表ファイル、およびHTML形式の財務帳表ファイルを表示する際にブラウザを起動するためのブラウザ起動プログラムとを前記選択された顧客の会計処理装置に送信する送信手段、
として機能させるための請求項3に記載のプログラム。
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