JP4306761B2 - 二色成形ヒンジ - Google Patents

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Description

本発明はクリーンルーム等に使用するのに適した、使用による摩耗等を原因とする粉塵の発生を防止するプラスチック製ヒンジに関する。
扉を開閉自在に支持するヒンジは、第1の羽根と第2の羽根を、それぞれの側端部に設けた軸筒部を交互に組み合わせ、各軸筒部の軸孔にシャフトを挿通して構成されているが、扉の重量は相当接する軸筒部の端面が受けることになる。
従って、扉の開閉に伴って第1の羽根または第2の羽根が揺動する時、軸筒部の各端面には扉の重量が荷重としてかかり、使用時間の経過と共に接触面が摩耗して、軸筒部を構成した金属やプラスチックが粉塵となってその周囲に付着堆積し、外部に飛散することになる。
クリーンルームなどの扉用ヒンジにおいてこのような事態が生ずると、クリーンルームの清浄度を急速に低下させることになる。そこで、ヒンジの上記摺動部分の摩耗を少なくし粉塵の発生を押さえる手段が種々開発された。
これまで開発されたクリーンルーム用ヒンジとしては、相当接する軸筒部の端面同志が当接しないように双方の軸筒部の端部に樹脂製ブッシュを嵌合して、ブッシュ同志が接触するようにしたもの(特許文献1参照)、軸筒部端面においてシャフトに挿通された磁石ベアリングを設けたもの(特許文献2及び特許文献3参照)などがある。
しかしながら、現状のクリーンルーム用ヒンジでは、アルミニウムやステンレス製の羽根に樹脂製ブッシュを組み込んでいるため、製造コストが高価なものとなっており、また、摺動部が羽根の軸筒部間にあるため、粉塵が発生した場合、粉塵がクリーンルーム内に飛散し易い構造になっている。
特開2004−183321号公報 特開2002−89120号公報 特開2006−226011号公報
本発明の課題は、羽根とシャフトを異種材質で二色成形することによって、羽根とシャフト間のクリアランスを必要最小限にして良好な作動性が得られるとともに、羽根とシャフトの摺動を羽根の中で行なうことによって低発塵性を得られるようにした二色成形ヒンジを提供することである。
本発明の二色成形ヒンジは、側端部に突出した軸受筒部2に軸孔3を形成した第1の羽根1と、
側端部に突出した軸受筒部5に軸孔6を形成してあり、前記軸孔6が大径孔部6aと小径孔部6bとから成る第2の羽根4と、
第1の羽根1の前記軸孔3及び第2の羽根4の前記軸孔6の大径孔部6aに受容される大径軸部7aと、第2の羽根4の前記軸孔6の小径孔部6bに受容される小径軸部7bとから成るシャフト7とで構成されており、
第1の羽根1の軸筒部2と第2の翼板4の軸筒部5の端面間にギャップGを設けてある一方、前記シャフト7の大径軸部7aと小径軸部7b間の環状肩面9が、第2の羽根4の軸孔6の大径孔部6aと小径孔部6b間の環状段差面8に当接しており、
第1の翼板1及び第2の翼板4と前記シャフト7とが異種材質のエンジニアリングプラスチックによって二色成形され、シャフト7を形成するエンジニアリングプラスチックの収縮率を、第1の翼板1及び第2の翼板4を形成するエンジニアリングプラスチックの収縮率よりも大きくして、第1の翼板1及び第2の翼板4と前記シャフト7との間に所要のクリアランスを設けたものである。
本発明の二色成形ヒンジでは、第1の翼板1及び第2の翼板4とシャフト7とが異種材質のエンジニアリングプラスチックによって二色成形され、シャフト7を形成するエンジニアリングプラスチックの収縮率を、第1の翼板1及び第2の翼板4を形成するエンジニアリングプラスチックの収縮率よりも大きくすることによって、第1の翼板1及び第2の翼板4とシャフト7との間に相対的回転を許容するクリアランスを設けるものであるから、第1の翼板1及び第2の翼板4を形成するエンジニアリングプラスチックとシャフト7を形成するエンジニアリングプラスチックを選択することによって、羽根とシャフト間のクリアランスを必要最小限にして良好な作動性を得ることができる。
また、第1の羽根1の軸筒部2と第2の翼板4の軸筒部5の端面間にギャップGを設けてある一方、シャフト7の大径軸部7aと小径軸部7b間の環状肩面9が、第2の羽根4の軸孔6の大径孔部6aと小径孔部6b間の環状段差面8に当接しており、第1の羽根1及び第2の羽根4とシャフト7との摺動を第2の羽根4の中で行なっているので、低発塵性が得られるとともに、微少であって粉塵が発生しても、該粉塵は外部に出難いため、クリーンルームの清浄度がいたずらに低下する危険性がない。
さらにまた、本発明の二色成形ヒンジは、第1の羽根1、第2の羽根4及びシャフト3という最少の部品によって構成されており、これら部品が一連の二色成形の工程によって同時の成形されるため、個別に成形または製作した構成部品を順次組立ている従来のヒンジと比べて、組立工程が存在しない分だけコストダウンを図ることができる。
図示の実施例では、第1の羽根1と第2の羽根4がPBT(ポリブチレンテレフタレート)で形成され、シャフト7がポリアセタール(POM)で形成される。
二色成形に当っては、公知の二色成形技術にしたがって、例えばシャフト7を成形した後、そのシャフト7を内蔵するようにして第1の羽根1と第2の羽根4が成形される。PBTの収縮率が5〜13/1000であるのに対して、POMの収縮率が20/1000であるから、シャフト7が第1の羽根1及び第2の羽根4よりも小さくなり、シャフト7と羽根1,4が相対回転するための、すなわち二色成形ヒンジがヒンジとして作動するためのクリアランスが得られる。
図示の実施例では、シャフト7の小径軸部7bはシャフト7の長さ方向の中間部に形成され、該小径軸部7bの上下に大径軸部7aが形成されている。これら大径軸部7aの上下端部の側面には、側方に突出した断面三角形状の位置決め突起10が形成されている。
第2の羽根4の軸筒部5は、羽根4の側端部中央に1個形成されている。第1の羽根1の軸筒部2は、羽根1の側端部の上下に2個形成されている。上下の軸筒部2には、軸孔3の内周面の一部を片側に膨らませた断面三角形状の位置決め凹部11が形成されている。これら位置決め凹部11に位置決め突起10が受容されているため、シャフト7は第1の羽根1に対して回転不能に固定され、シャフト7の抜脱が阻止されている。
第2の羽根4の軸筒部5の軸孔6は、小径孔部6bが中央部に形成され、大径孔部6aは小径孔部6bの上下に形成されている。
本発明の一実施例に係る二色成形ヒンジの正面図である。 図1の二色成形ヒンジの底面図である。 図1の二色成形ヒンジの拡大縦断面図である。 図1の二色成形ヒンジのシャフトの正面図である。 図4のシャフトの平面図である。 図1の二色成形ヒンジの第1の羽根の正面図である。 図1の二色成形ヒンジの第2の羽根の正面図である。
符号の説明
1 第1の羽根
2 第1の羽根の軸筒部
3 第1の羽根の軸孔
4 第2の羽根
5 第2の羽根の軸筒部
6 第2の羽根の軸孔
6a 第2の羽根の軸孔の大径孔部
6b 第2の羽根の軸孔の小径孔部
7 シャフト
7a シャフトの大径軸部
7b シャフトの小径軸部
8 第2の羽根の軸孔の大径孔部と小径孔部間の環状段差面
9 シャフトの大径軸部と小径軸部間の環状肩面
10 シャフトの大径軸部の位置決め突起
11 第1の羽根の軸筒部の位置決め凹部
G 第1の羽根と第2の羽根の軸筒部間のギャップ

Claims (1)

  1. 側端部に突出した軸受筒部2に軸孔3を形成した第1の羽根1と、
    側端部に突出した軸受筒部5に軸孔6を形成してあり、前記軸孔6が大径孔部6aと小径孔部6bとから成る第2の羽根4と、
    第1の羽根1の前記軸孔3及び第2の羽根4の前記軸孔6の大径孔部6aに受容される大径軸部7aと、第2の羽根4の前記軸孔6の小径孔部6bに受容される小径軸部7bとから成るシャフト7とで構成されており、
    第1の羽根1の軸筒部2と第2の翼板4の軸筒部5の端面間にギャップGを設けてある一方、前記シャフト7の大径軸部7aと小径軸部7b間の環状肩面9が、第2の羽根4の軸孔6の大径孔部6aと小径孔部6b間の環状段差面8に当接しており、
    第1の翼板1及び第2の翼板4と前記シャフト7とが異種材質のエンジニアリングプラスチックによって二色成形され、シャフト7を形成するエンジニアリングプラスチックの収縮率を、第1の翼板1及び第2の翼板4を形成するエンジニアリングプラスチックの収縮率よりも大きくして、第1の翼板1及び第2の翼板4と前記シャフト7との間に所要のクリアランスを設けた二色成形ヒンジ。
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