JP4304305B2 - 移動通信システム、無線基地局装置、無線基地局制御装置、および輻輳制御方法 - Google Patents

移動通信システム、無線基地局装置、無線基地局制御装置、および輻輳制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の無線基地局装置と、この複数の無線基地局装置を制御するための無線基地局制御装置とを備えた移動通信システムに関し、特に、無線基地局装置からの輻輳状態に関する情報に基づいて無線基地局制御装置が輻輳制御(Congestion Control)の開始および解除を制御する輻輳制御方法に関する。
複数の無線基地局装置と、この複数の無線基地局装置を制御するための無線基地局制御装置とから構成される移動通信システムでは、携帯端末は無線基地局装置の各セルを自由に移動するため、ある無線基地局装置のトラヒック量のみが増大して輻輳状態となってしまう場合がある。このような輻輳状態が発生すると伝送遅延、品質劣化、回線断等の問題が発生してしまうことになる。
そのため、輻輳状態が発生した場合には新規呼を制限する等の制御を行うことにより輻輳状態を解消させるようにする各種の輻輳制御方法が提案されている。
このような輻輳制御方法の1つとし、無線基地局装置が、無線区間のトラヒック量を測定し輻輳状態であると判定した場合には、携帯端末に対して一定の時間発信規制を行う輻輳制御を行う移動通信システムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、無線基地局制御装置が交換局との間の通信が輻輳状態であると判定した場合に、無線基地局制御装置では、一定の報告制限時間が経過するまでは移動端末の所在エリア情報を交換局に送信しないようにすることにより輻輳状態の緩和を図る移動通信システムも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、これらいずれの従来の移動通信システムにおいても、一定時間の経過後に自動的に輻輳状態を解除してしまうため、輻輳状態が継続して発生している場合には、輻輳状態となっているにもかかわらず発信規制の解除や所在エリア情報の送信を行ってしまうという問題点がある。
一方、第三世代移動通信システム(W-CDMA)の国際規格を検討している標準化プロジェクト3GPP(third generation partnership project)では、輻輳制御処理は3GPP: TS25.401の第7章に記載されている。この輻輳制御処理を行う移動通信システムの構成を図10に示す。
この移動通信システムは、図10に示すように、無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)400と、無線基地局装置(Node B)410、420と、携帯端末10、11とから構成されている。ここでは、説明を簡単にするために、無線基地局装置の数を2、携帯端末の数を2、無線基地局制御装置の数が1つの場合を用いて説明しているが、実際の移動通信システムでは、もっと多数の無線基地局装置、携帯端末、無線基地局制御装置により構成されている。
無線基地局装置410は、セル111〜113を形成している。また、無線基地局装置420は、セル421〜423を形成している。ここでセルとは、無線基地局装置からの電波が届く範囲のことを示している。
無線基地局装置410、420は、配下の各セルが輻輳状態となったものと判定すると輻輳発生通知(Report A)20を無線基地局制御装置100に送信し、輻輳状態であったセルが安定状態になったものと判定すると輻輳解消通知(Report B)30を無線基地局制御400に送信する。
輻輳発生通知20とは、無線基地局装置410、420から無線基地局制御装置400に対して、配下のセルが輻輳状態となっている旨を伝達するための通知である。また、輻輳解消通知30とは、無線基地局装置410、420から無線基地局制御装置400に対して、配下のセルの輻輳状態が解消された旨を伝達するための通知である。
無線基地局制御装置400は、無線基地局装置410、420から送信されてくる輻輳発生通知20を受信すると当該セルに対する輻輳制御を開始し、無線基地局装置410、420から送信されてくる輻輳解消通知30を受信することにより、行っていた輻輳制御を解除する。
無線基地局制御装置400は各無線基地局装置410、420配下の各セル411〜413、421〜423において、無線状況がどのように変化しているか、直接知ることができない。そのため、無線基地局装置410、420に各セル411〜413、421〜423の無線状況を測定させ、その結果を無線基地局制御装置400に報告させることによって、無線基地局制御装置400は輻輳状態が発生しているかどうかを判断することができる。無線基地局装置410、420より無線基地局制御装置400に対して周期的に測定量を送信して、輻輳状態が発生しているかどうかを無線基地局制御装置400側で判断することも可能であるが、このような方法では無線基地局制御装置400に処理が集中してしまう可能性がある。そのため、負荷を分散させるために、輻輳条件を満たした場合のみ無線基地局装置410、420より測定量を送信させるようにしている。
ここで、セル412が輻輳状態となった場合の動作について図10を参照して説明する。
先ずセル412が輻輳状態となると、無線基地局装置410はセル412が安定状態から輻輳状態へ遷移したことを検知する。すると、無線基地局装置410は、輻輳発生通知20を用いてセル412が輻輳状態となったことを無線基地局制御装置400に通知する。無線基地局装置410からの輻輳発生通知20を受けた無線基地局制御装置400では、セル412に対する輻輳制御を開始する。
次に、輻輳状態となっていたセル422が安定状態に繊維した場合の動作について図10を参照して説明する。
輻輳状態となっていたセル422が輻輳状態から安定状態となったことを無線基地局装置420が検知すると、無線基地局装置420は、輻輳解消通知30を用いてセル422が安定状態となったことを無線基地局装置400に通知する。無線基地局装置420からの輻輳解消通知30を受けた無線基地局制御装置400では、セル422に対する輻輳制御を解除する。
このように、無線基地局装置400は、無線基地局装置410、420からの輻輳発生通知20、輻輳解消通知30に基づいて輻輳制御の開始および解消を行っている。
次に、無線基地局装置410、420からの輻輳解消30が無線基地基地局制御装置400に正常に到達した場合と、到達しなかった場合の動作を図11、図12を参照して説明する。
無線基地局装置410、420は、各セル411〜413、421〜423における輻輳状態に関する測定量(Measured Entity)と、第1の閾値th1および第2の閾値th2とを比較することにより、輻輳状態の発生と解消とを検出して輻輳発生通知20および輻輳解消通知30を無線基地局制御装置(RNC)400に送信する。
ここで、第1の閾値Th1は輻輳制御の開始を要求する測定量の閾値を表す。ここで測定量とは、総鑑賞電力量、受信電力量、雑音、ユーザ数、チャネルカード数等のを全て考慮して計算し、その算出後の測定結果を示している。また、第2の閾値Th2は輻輳制御の停止を要求する測定量の閾値を表す。
無線基地局装置410、420は、測定量が第1の閾値Th1を越えた状態が連続してヒステリシスタイム以上継続した場合に輻輳発生通知20を無線基地局制御装置400に送信し、測定量が第2の閾値Th2を下回った状態が連続してヒステリシスタイム以上継続した場合に輻輳解消通知30を無線基地局制御装置400に送信する。
このような従来の輻輳制御方法によっても、図11に示すように、無線基地局装置410からの輻輳解消通知30が無線基地局制御装置400に正常に到達した場合には、問題なく輻輳制御が行われる。
図11では、無線基地局制御装置400は輻輳状態になったことを無線基地局装置410から送信される輻輳発生通知20を受信することによって判断することができる。その後、無線基地局制御装置400は、輻輳状態を解除するために、無線基地局装置410から送信される輻輳解消通知30の受信を期待する。しかしこの従来の輻輳制御方法では、無線基地局制御装置400は、輻輳解消通知30の受信により輻輳制御を解除しているため下記のような課題がある。
無線基地局制御装置400、無線基地局装置、または無線基地局装置と無線基地局制御装置との間のインターフェースであるIubの物理回線等の障害を理由に、図12のように無線基地局制御装置400が輻輳解消通知30を受信できない場合がある。その結果、無線基地局制御装置400は輻輳状態を解除できないため、ずっと輻輳制御状態を継続させることになる。その間、既に輻輳状態は既に解消されているにも関わらず、無線基地局制御装置400は、輻輳制御を解除せずに新規呼の要求等を規制してしまう結果に陥ってしまう。
特開平10−13949号公報 特開2003−23658号公報
上述した従来の輻輳制御方法では、無線基地局制御装置が無線基地局装置からの輻輳解消通知を正常に受信することができない場合には、輻輳制御が解除されず、輻輳状態が既に解消されているにも関わらず輻輳制御が継続して行われてしまうという問題点があった。
本発明の目的は、無線基地局制御装置が無線基地局装置からの輻輳解消通知を受信する
ことができなかった場合でも、輻輳制御を解除することできる移動通信システム、無線基地局装置、無線基地局制御装置、および輻輳制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の移動通信システムは、
配下のセルが輻輳状態となったことを示す輻輳発生通知および前記輻輳状態が解消されたことを示す輻輳解消通知を送信する無線基地局装置と、
前記輻輳発生通知に基づき当該セルに対する輻輳制御を開始し、前記輻輳解消通知に基づき前記輻輳制御の解除を行う無線基地局制御装置と、
有し
前記無線基地局装置は、前記輻輳発生通知を送信してから前記輻輳解消通知を送信するまでの間に輻輳状態通知を所定の間隔で前記無線基地局制御装置に送信し、
前記無線基地局制御装置は、前記輻輳状態通知を受信しなかったことに基づいて前記輻輳制御を解除する
ことを特徴とする。
線基地局装置は、輻輳発生通知の送信後から輻輳解消通知を送信するまでの間輻輳状態通知を所定の間隔で無線基地局制御装置に送信する。無線基地局制御装置では、無線基地局装置からの輻輳状態通知を受信することができなくなると、無線基地局装置や伝送路等で問題が発生したと判断し、輻輳制御を強制的に解除する。これにより、何等かの障害等により無線基地局制御装置が無線基地局装置からの輻輳解消通知を受信できない状況になっても輻輳状態を解除することができる。
また、本発明の実施態様によれば、移動通信システムは、
無線基地局制御装置が、起動してから一定時間経過後に満了するタイマを有し、
無線基地局制御装置は、輻輳状態通知を受信しなかった場合にタイマを起動し、さらに輻輳状態通知を受信した場合にタイマをリセットし、
無線基地局制御装置は、タイマが満了した場合に輻輳制御を解除する
ことを特徴とする。
輻輳状態通知を受信しなくなってからタイマに設定した時間が経過すると、輻輳制御を強制的に解除する。
本発明のさらに他の実施態様によれば、移動通信システムは、
無線基地局制御装置が、起動してから一定時間経過後に満了するタイマを有し、
無線基地局制御装置は、輻輳発生通知を受信した場合にタイマを起動し、さらに輻輳状態通知を受信した場合にタイマをリセットし、
無線基地局制御装置は、タイマが満了した場合に輻輳制御を解除する
ことを特徴とする。
輻輳発生通知を受信してからタイマに設定した時間経過するまでに輻輳状態通知を受信しなかった場合、輻輳制御を強制的に解除する。
以上説明したように、本発明によれば、無線基地局制御装置では、無線基地局装置からの周期報告を受信する時間間隔を管理するため、周期報告が受信できなくなったことにより、無線基地局装置や伝送路等で問題が発生したと判断することが可能になるため、何等かの障害等により無線基地局制御装置が無線基地局装置からの輻輳解消通知を受信できない状況になっても輻輳状態を解除する事ができるという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の移動通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、図10中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
本実施形態の移動通信システムは、図10に示した移動通信システムに対して、無線基地局制御装置400を無線基地局制御装置100に置き換え、無線基地局装置410、420を無線基地局装置110、120に置き換えた構成となっている。
本実施形態における無線基地局制御装置100は、図10に示した従来の無線基地局装置400と異なり、内部に輻輳回避タイマ40を有している。
図2に無線基地局制御装置100と無線基地局装置110間の測定結果の送受信処理を行う共通測定通知(Common Measurement Report (Event E))の概要図を示している。共通測定通知では、図10に示した従来の移動通信システムと同様に、第1の閾値Th1を超過したことを示す輻輳発生通知(Report A)20と、第2の閾値Th2を下回ったことを示す輻輳解消通知(Report B)30が使用される。さらに、本実施形態では、無線基地局装置110、120は、輻輳発生通知20、輻輳解消通知30だけでなく、輻輳発生通知20の送信後から輻輳解消通知30を送信するまでの間に、予め定められた一定間隔で輻輳制御を行うための条件が満たされていることを通知する周期報告50を無線基地局制御装置100に送信する。
輻輳回避タイマ40は、周期報告50が受信できなくなって一定時間経過すると無線基地局制御装置100が輻輳制御を自発的に強制解除するためのタイマであり、起動されてから一定時間後に満了するように設定されている。
無線基地局制御装置100は、輻輳回避タイマ40を有し、無線基地局装置110、120からの周期報告50を受信できなかった場合、輻輳回避タイマ40を起動させ、起動させた輻輳回避タイマ40が満了した場合、輻輳制御を強制的に解除する。
次に、図3、図4、図5を参照して、本実施形態の全体の動作について詳細に説明する。
先ず、無線基地局制御装置100は、無線基地局装置110、120に共通測定通知を要求するために、事前に必要なパラメータを指示する必要がある。そのため、図3のシーケンス図に示すように、無線基地局制御装置100は、共通測定開始要求(common measurement initiation request)を無線基地局装置110、120に送信して、第1および第2の閾値Th1、Th2の値や、ヒステリシスタイムT1、周期報告50の周期間隔等の輻輳状態の判定に必要なパラメータを事前に指示する(ステップ501)。この共通測定開始要求を受信した無線基地局装置110、120は、無線基地局制御装置100より通知された条件で動作することが可能であれば、必要なパラメータを受信した旨を示す共通測定開始応答(common measurement initiation response)を無線基地局制御装置100に送信して、輻輳状態の判定を開始する(ステップ502)。
このような条件の設定がされた後の無線基地局装置110および無線基地局制御装置(RNC)100の動作を図4、図5に示す。
図4のように実際に輻輳条件を満たした場合、無線基地局装置110から無線基地局制御装置100に対して輻輳発生通知20が通知される。その後、無線基地局制御装置100は無線基地局装置110より通知される周期報告50及び輻輳解消通知30が正しく無線基地局制御装置100に報告されているかどうかを監視する。仮に障害等が発生して無線基地局装置からの報告を受信できなかった場合、無線基地局制御装置100は監視している周期報告50を受信できなかった時刻から輻輳回避タイマ40を起動させる。そして、無線基地局制御装置100は輻輳回避タイマ40の満了に伴い、輻輳解消通知30を受信しなくても輻輳状態を強制的に解除する。また、図5に示すように輻輳回避タイマ40満了前に輻輳解消通知30が報告された場合においては、無線基地局制御装置100は、輻輳回避タイマを停止し、通常動作と同様に輻輳解消通知30の受信を契機に輻輳状態を解除する。
上記のような処理が行われることにより、本実施形態の輻輳制御方法によれば、無線基地局制御装置100で無線基地局装置110、120により周期的行われる周期報告50の時間間隔を管理するため、周期報告50が受信できなくなった時点で、無線基地局装置110、120や伝送路等で問題が発生したと判断することが可能となる。そのため、無線基地局制御装置100は、何等かの障害等によって無線基地局装置110、120からの輻輳解消通知30を受信できない状況になっても輻輳制御を解除する事ができるようになる。そして、必要の無い輻輳制御が行われなくなることにより、新規呼等の規制時間の誤りを減らすことができるようになる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の移動通信システムについて説明する。
本発明の第2の実施形態の移動通信システムにおいて行われる輻輳制御方法は、上記の第1の実施形態における輻輳制御方法と比較して、無線基地局制御装置100における輻輳制御の解除条件が異なっている。
図1に示した上記第1の実施形態の輻輳制御方法では、無線基地局制御装置100は、無線基地局装置110、120からの周期報告50が受信できなくなってから輻輳回避タイマ40に設定されている時間経過の後に輻輳制御を解除していいた。しかし、本実施形態の輻輳制御方法では、障害等が発生して無線基地局装置110、120からの周期報告50を受信できなくなった場合、すぐに輻輳状態を強制解除する。そして、無線基地局制御装置100は、周期報告50が再開された場合、再度輻輳制御を開始する。
次に、本実施形態の輻輳制御方法を図6を参照して説明する。無線基地局制御装置100が無線基地局装置110からの輻輳発生通知20を受信すると、無線基地局制御装置100では輻輳制御を開始する(時刻t1)。その後何らかの障害が発生し、受信されるべき周期報告50が無線基地局制御装置100により受信されなかった場合、無線基地局制御装置100は、輻輳制御を解除する(時刻t2)。そして、その後障害が復旧し無線基地局装置110からの周期報告50が無線基地局制御装置100に到達するようになると、無線基地局制御装置100は、輻輳制御を開始する(時刻t3)。そして、再度受信されるべき周期報告50が無線基地局制御装置100により受信されなかった場合、無線基地局制御装置100は、輻輳制御を解除する(時刻t4)。
尚、図7のように輻輳解消通知30が無線基地局制御装置100に正常に報告された場合においては通常動作と同様に輻輳解消通知30の受信を契機に輻輳状態は完全に解除される(時刻t5)。
このように、本実施形態では無線基地局制御装置100が内部タイマを所持していない場合でも、周期報告50が受信されなくなると輻輳制御を解消するため、輻輳解消通知30が受信できなくても輻輳制御を解消する事ができるという効果が得られる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の移動通信システムについて説明する。
本発明の第3の実施形態の移動通信システムにおいて行われる輻輳制御方法は、上記の第1の実施形態における輻輳制御方法と比較して、無線基地局制御装置100における輻輳回避タイマ40の起動条件が異なっている。
図1に示した第1の実施形態における輻輳制御方法では、輻輳回避タイマ40は、無線基地局制御装置100が、無線基地局装置110、120からの周期報告50が受信できなくなると起動された。しかし、本実施形態における輻輳制御方法では、無線基地局制御装置100は、無線基地局装置110、120からの輻輳開始通知20を受信すると輻輳回避タイマ40を起動させ、無線基地局装置110、120からの周期報告50を受信すると輻輳回避タイマ40をリセットする。そして、無線基地局制御装置100は、起動させた輻輳回避タイマ40が満了した場合、輻輳制御を強制的に解除する。
次に、本実施形態の輻輳制御方法を図8を参照して説明する。図8に示されるように、本実施形態における無線基地局制御装置(RNC)100は、輻輳発生通知20の受信の時点で輻輳回避タイマ40を起動し、この輻輳回避タイマ40は周期報告50を受信するたびにリセットされて再起動される。そして、無線基地局制御装置100は、周期報告50が受信されず輻輳回避タイマ40が満了すると強制的に輻輳制御を解除する。
尚、図9のように輻輳回避タイマ40満了前に輻輳解消通知30が報告された場合においては、無線基地局制御装置100は、輻輳回避タイマ40を停止し、通常動作と同様に輻輳解消通知30の受信を契機に輻輳制御を解除する。
このように、本実施形態では無線基地局制御装置100が輻輳回避タイマ40という内部タイマを所持しているので、輻輳解消通知30が受信できなくても輻輳制御を解除することができる。
本発明の第1の実施形態の輻輳制御方法を行うための移動通信システムの構成を示すブロック図である。 無線基地局制御装置100と無線基地局装置110間の測定結果の送受信処理を行う共通測定通知(Common Measurement Report (Event E))の概要を示す図である。 無線基地局制御装置100と無線基地局装置110、120との間で行われる共通測定開始要求(common measurement initiation request)、共通測定開始応答(common measurement initiation response)の送受信を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態において、無線基地局装置110からの周期報告50が到達しない場合の輻輳制御を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態において、無線基地局装置110からの周期報告50が到達しなくなるが、タイマ満了前に輻輳解消通知30が到達する場合の輻輳制御を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態において、無線基地局装置110からの周期報告50が到達しない場合の輻輳制御を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態において、無線基地局装置110からの周期報告50が到達しなくなるが、その後輻輳解消通知30が到達する場合の輻輳制御を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態において、無線基地局装置110からの周期報告50が到達しない場合の輻輳制御を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態において、無線基地局装置110からの周期報告50が到達しなくなるが、タイマ満了前に輻輳解消通知30が到達する場合の輻輳制御を説明するための図である。 従来の輻輳制御方法を行うための移動通信システムの構成を示すブロック図である。 図10中の無線基地局装置410からの輻輳解消通知30が正常に到達する場合の輻輳制御を説明するための図である。 図10中の無線基地局装置410からの輻輳解消通知30が正常に到達しない場合の輻輳制御を説明するための図である。
符号の説明
10、11 携帯端末
20 輻輳発生通知
30 輻輳解消通知
40 輻輳回避タイマ
50 周期報告
100 無線基地局制御装置
110 無線基地局装置
111〜113 セル
120 無線基地局装置
121〜123 セル
400 無線基地局制御装置
410 無線基地局装置
411〜413 セル
420 無線基地局装置
421〜423 セル
501、502 ステップ

Claims (10)

  1. 移動通信システムであって、
    配下のセルが輻輳状態となったことを示す輻輳発生通知および前記輻輳状態が解消されたことを示す輻輳解消通知を送信する無線基地局装置と、
    記輻輳発生通知に基づき当該セルに対する輻輳制御を開始し、前記輻輳解消通知に基づき前記輻輳制御の解除を行う無線基地局制御装置と、
    有し
    前記無線基地局装置は、前記輻輳発生通知を送信してから前記輻輳解消通知を送信するまでの間に輻輳状態通知を所定の間隔で前記無線基地局制御装置に送信し、
    前記無線基地局制御装置は、前記輻輳状態通知を受信しなかったことに基づいて前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記無線基地局制御装置は、起動してから一定時間経過後に満了するタイマを有し、
    前記無線基地局制御装置は、前記輻輳状態通知を受信しなかった場合に前記タイマを起動し、さらに前記輻輳状態通知を受信した場合に前記タイマをリセットし、
    前記無線基地局制御装置は、前記タイマが満了した場合に前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記無線基地局制御装置は、起動してから一定時間経過後に満了するタイマを有し、
    前記無線基地局制御装置は、前記輻輳発生通知を受信した場合に前記タイマを起動し、さらに前記輻輳状態通知を受信した場合に前記タイマをリセットし、
    前記無線基地局制御装置は、前記タイマが満了した場合に前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の移動通信システム。
  4. 無線基地局装置であって、
    配下のセルが輻輳状態となったことを示す輻輳発生通知および前記輻輳状態が解消されたことを示す輻輳解消通知を送信し、
    前記輻輳発生通知を送信してから前記輻輳解消通知を送信するまでの間に輻輳状態通知を所定の間隔で無線基地局制御装置に送信する
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  5. 無線基地局制御装置であって、
    無線基地局装置からの輻輳発生通知に基づきセルに対する輻輳制御を開始し、前記無線基地局装置からの輻輳解消通知に基づき前記輻輳制御の解除を行い、
    前記無線基地局装置が前記輻輳発生通知を送信してから前記輻輳解消通知を送信するまでの間に所定の間隔で送信する輻輳状態通知を受信しなかったことに基づいて前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする無線基地局制御装置。
  6. 起動してから一定時間経過後に満了するタイマを有し、
    前記輻輳状態通知を受信しなかった場合に前記タイマを起動し、さらに前記輻輳状態通知を受信した場合に前記タイマをリセットし、
    前記タイマが満了した場合に前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする、請求項5に記載の無線基地局制御装置。
  7. 起動してから一定時間経過後に満了するタイマを有し、
    前記輻輳発生通知を受信した場合に前記タイマを起動し、さらに前記輻輳状態通知を受信した場合に前記タイマをリセットし、
    前記タイマが満了した場合に前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする、請求項5に記載の無線基地局制御装置。
  8. 移動通信システムにおける輻輳制御方法であって
    無線基地局装置は、配下のセルが輻輳状態となったことを示す輻輳発生通知を送信し、前記輻輳状態が解消されたことを示す輻輳解消通知を無線基地局制御装置に送信し、
    記無線基地局装置、前記輻輳発生通知を送信してから前記輻輳解消通知を送信するまでの間に輻輳状態通知を所定の間隔で前記無線基地局制御装置に送信し、
    前記無線基地局制御装置前記輻輳発生通知に基づき当該セルに対する輻輳制御を開始し、前記輻輳解消通知に基づき前記輻輳制御の解除を行い、
    前記無線基地局制御装置は、前記輻輳状態通知を受信しなかったことに基づいて前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする輻輳制御方法。
  9. 前記無線基地局制御装置は、前記輻輳状態通知を受信しなかった場合に、起動してから一定時間経過後に満了するタイマを起動し、さらに前記輻輳状態通知を受信した場合に前記タイマをリセットし、
    前記無線基地局制御装置は、前記タイマが満了した場合に前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする、請求項8に記載の輻輳制御方法。
  10. 前記無線基地局制御装置は、前記輻輳発生通知を受信した場合に、起動してから一定時間経過後に満了するタイマを起動し、さらに前記輻輳状態通知を受信した場合に前記タイマをリセットし、
    前記無線基地局制御装置は、前記タイマが満了した場合に前記輻輳制御を解除する
    ことを特徴とする、請求項8に記載の輻輳制御方法。
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