JP4302588B2 - 金属リングの側縁検査方法 - Google Patents

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本発明は、自動車用無段変速機(CVT)等のベルトに使用される無端状の金属リングについて、その側縁に生じた擦り痕や打痕等を検査する方法に関する。
従来より、自動車等の無段変速機の動力伝達のために、複数の金属リングを積層して積層リングを形成し、該積層リングを所定形状のエレメントに組み付けて保持した無段変速機用ベルトが用いられている。前記金属リングは、製造工程や搬送工程、積層工程などでその側縁に擦り痕や打痕等が生じることがあるが、基準外の擦り痕や打痕があるものは使用することができない。
前記金属リングの側縁を検査するために、金属リングの側縁に光を当ててその側縁をカメラで撮像し、その画像によって金属リングの擦り痕や打痕等を検出する検査装置が提案されている。前記検査装置は、カメラで撮像された画像の形状が金属リング側縁の断面形状によって異なることを利用し、金属リングの擦り痕や打痕の判断を行っている(特許文献1参照)。
前記金属リングの擦り痕や打痕等としては、例えば、前記金属リングをバレル研磨する際に該金属リングとメディアとの接触により生じるメディア打痕等がある。前記メディア打痕は、小さな凹凸の集団からなるため、単独では基準外とならないような大きさであっても、小さな間隔でいくつかのメディア打痕が集まると、基準外となることがある。
しかしながら、前記の方法では、前記メディア打痕のような打痕に対して、その面積からだけでは基準外とするか否かの判定が難しいという不都合ある。
特開2004−77425号公報(明細書0012,0016、図3,4,5)
本発明は、前記不都合を解消するために、小さな凹凸の集団からなる打痕について、基準外とするべき打痕を確実に検出することができる金属リングの側縁検査方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、無端状に形成された金属リングの側縁を検査する方法であって、前記金属リングの側縁を照明手段により照明した状態で撮像手段により撮像する工程と、撮像された画像を2値化する工程と、2値化された画像内に検査対象部を設定する工程と、該検査対象部の面積を算出する工程と、該検査対象部の面積を所定の第1の基準値と比較して、該検査対象部の面積が第1の基準値より大きければ該検査対象部を基準外と判定し、該検査対象部の面積が第1の基準値以下であり、かつ第1の基準値より小さい所定の第2の基準値より大きければ該検査対象部を連続判定対象とする工程と、各連続判定対象について他の連続判定対象との間隔を所定の第3の基準値と比較して、該間隔が第3の基準値より小さければ、両連続判定対象は連続しているものと見なし、該連続判定対象が所定数以上の他の連続判定対象と連続しているものと見なされるときに基準外と判定する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の方法では、まず、前記金属リングの側縁を前記照明手段により照明し、このとき前記撮像手段により撮像された画像を2値化処理する。次に、2値化された画像内の明部像を検査対象部に設定し、該検査対象部の面積を算出する。
前記検査対象部の面積が算出されたならば、次いで、前記検査対象部の面積を所定の第1の基準値と比較する。前記第1の基準値は、例えば、前記検査対象部が単独では基準外とならない面積の最大値である。そして、前記検査対象部の面積が第1の基準値より大きければ該検査対象部を基準外と判定する。
一方、前記検査対象部の面積が第1の基準値以下であっても、該検査対象部の面積がある一定の大きさであれば、このような検査対象部が複数近接して集団をなしていることにより、基準外となることがある。
そこで、次に、前記検査対象部の面積が第1の基準値以下であり、かつ第1の基準値より小さい所定の第2の基準値より大きければ該検査対象部を連続判定対象とする。尚、「連続判定対象」とは、連続性を判定する対象を意味する。また、前記第2の基準値は、単独では基準外とならない前記検査対象部が複数近接して集団をなしても、尚基準外とはならない面積の最大値である。
次に、各連続判定対象について他の連続判定対象との間隔を所定の第3の基準値と比較する。前記第3の基準値は、2つの連続判定対象が不連続であると見なし得る間隔の最小値である。そこで、次に、各連続判定対象について他の連続判定対象との間隔が第3の基準値より小さければ、両連続判定対象は連続しているものと見なす。
前記連続判定対象は、その面積が第1の基準値以下であるので、他の連続判定対象と連続していると見なし得るとしても、連続していると見なす他の連続判定対象が少数であれば基準外とはならない。そこで次に、前記連続判定対象が何個の他の連続判定対象と連続していると見なされるかを求め、所定数より多くの他の連続判定対象と連続していると見なされるときに、基準外と判定する。
従って、本発明の検査方法によれば、単独では基準外とならないような大きさの検査対象部についても、他の検査対象部との関係から、基準外となるか否かを適切に判定することができ、基準外とするべき打痕等を確実に検出することができる。
次に、本発明の側縁検査方法の実施形態の一例について、図1乃至図7を参照して説明する。図1は本実施形態の検査方法に用いる検査装置の構成を示すシステム構成図、図2は図1に示す画像処理装置と回転テーブル制御装置との機能的構成を示すブロック図、図3は本実施形態の検査方法を示すフローチャートである。また、図4は積層リングの説明的断面図、図5は実施形態の検査方法で撮像された画像を示す説明図、図6は図5に示す画像の2値化画像を示す説明図であり、図7は図6の要部拡大図である。
本実施形態の検査方法に用いる検査装置1は、図1に示すように、回転テーブル2と、回転テーブル2の上方に設けられた照明装置3と、回転テーブル2及び照明装置3の上方に設けられたカメラ4と、カメラ4によって撮影された画像の処理を行う画像処理装置5と、回転テーブル2の回転を制御する回転テーブル制御装置6とを備えている。
回転テーブル2は、複数の金属リング7が積層された積層リング7aを積層状態で保持して当該積層リング7aを円周方向に回転させるものである。回転テーブル2には、積層リング7aの内周面に当接して積層リング7aを円形の状態で保持する保持部(図示せず)が設けられている。また、回転テーブル2の側方には、積層リング7aにメディア打痕等が検出された場合、メディア打痕等がある箇所にマーキングを行うマーキング装置8が設けられている。このマーキング装置8は、積層リング7aに向けて進退自在のマーカー8aを有している。
照明装置3は、2個のスポット照明9と、スポット照明9に装着された集光レンズ10と、スポット照明9を角度調節自在に固定する固定板11と、スポット照明9に光を送る光ファイバ12とを有しており、光ファイバ12は光源13に接続されている。照明装置3は、積層リング7aの撮像位置Pに対して積層リング7aの周方向両側から所定の角度(例えば、積層リング7aの側縁が形成する面に対して40°の俯角)で照明を行うようになっている。カメラ4は、一般に用いられているCMOSカメラであり、積層リング7aの軸方向と平行な方向に設けられ、ケーブル14によって画像処理装置5に接続されている。
画像処理装置5は、図2に示すように、機能的構成として、画像記憶手段15、2値化手段16、選択手段17、面積判定手段18、連続判定手段19、結果表示手段20及び位置通知手段21とを備え、2値化手段16、面積判定手段18、連続判定手段19はそれぞれ付属のメモリ16a,18a,19aを備えている。また、画像記憶手段15はカメラ4に接続され、結果表示手段20は画像処理装置5に内蔵されたモニタ22に接続され、位置通知手段21は回転テーブル制御装置6に接続されている。
回転テーブル制御装置6は、マーキング制御手段6aを内蔵している。マーキング制御手段6aはマーキング装置8に接続され、位置通知手段21から通知される基準外のメディア打痕の位置に関する信号を基にマーキング装置8によって積層リング7aにマーキングを行う。
次に、図3乃至図7を参照して本実施形態の検査方法について説明する。尚、本実施形態においては、単層の金属リング7ではなく、所定の標準周長を備え、相互に少しずつ周長の異なる複数枚の金属リング7が相互に積層された積層リング7aについて検査を行う場合について説明する。
まず、図3のSTEP1でカメラ4による積層リング7aの撮像が行われる。積層リング7aは、図4に示すように、複数枚(本実施形態では12枚)の金属リング7を積層したものである。各金属リング7は、前述のように所定の標準周長を備え、相互に少しずつ周長が異なっているので、それぞれ隣り合う金属リング7と僅かな隙間を存して積層されている。また、単層の金属リング7の側縁は、図4に示すように角部が面取りされた略円弧状となっている。
このような積層リング7aは、前工程で各金属リング7が積層された後、図示しない移送装置により回転テーブル2上に移送され、回転テーブル2の保持部により円形に保持されている。このとき、回転テーブル2は回転テーブル制御装置6によって所定の速度で回転しており、回転テーブル2と共に回転している積層リング7aの撮像位置Pをカメラ4によって連続的に撮像する。前記撮像は、例えば標準周長615mmの金属リング7が複数枚積層された積層リング7aの場合、積層リング7aの周長の6mmを1画像とし、各画像が1mmのラップ部を持つようにして、全周を123の分割画像とするようにして行う。
前記撮像は、積層リング7aの撮像位置Pが、照明装置3によって照明されている状態で行う。前記照明は、積層リング7aの周方向(本実施形態においては撮像位置Pにおける積層リング7aの接線方向)から撮像位置Pを挟む両側に配置されたスポット照明9により行われる。前記撮像により、例えば、図5にその一部として示すような画像23が得られる。
金属リング7は、前述のようにその側縁の角部が面取りされて断面視で略円弧状となっているため、前記照明により撮像すると、画像23のように、各金属リング7の厚さ方向の中心付近は反射によってカメラ4まで到達する光の量が多いため明るくなり、面取りされた部分は反射角度が大きくなって反射光がカメラ4に到達しないため暗くなる。また、各金属リング7にメディア打痕24a,24b等の凹部がある場合、該凹部も反射によってカメラ4まで到達する光の量が多いため明るくなる。
尚、前記スポット照明9は、集光レンズ10を装着することにより、一定方向の光軸を得ることができるため、金属リング側縁の必要な部分だけを照明することができ、傷だけを光らせることができる。また、2つのスポット照明9を用いることにより、前記略円弧状の断面を備える金属リング7の頂部のみならず、該頂部の側方まで照明することができ、検査範囲を拡げることができる。
このようにしてカメラ4により撮像された画像23は、ケーブル14を介して順次画像処理装置5に送られ、画像記憶手段15に記憶される。
次に、図3のSTEP2で、画像記憶手段15に記憶されている画像23が、2値化手段16により所定の閾値を用いて2値化される。この結果、2値化された画像の一部として、例えば、図6に示すような画像23aが得られる。画像23aは、前記閾値を適切に設定することにより、メディア打痕24a,24bのみが明部像25となり、他の部分は暗部像となる。尚、前記暗部像は黒となるが、添付の図面では便宜上、前記暗部像を黒ではなく網掛けで表している。また、2値化手段16は、得られた明部像25のそれぞれにラベリング処理を行い、2値化手段16に付属するメモリ16aに記憶する。
次に、図3のSTEP3で、選択手段17によりメモリ16aに記憶されている明部像25の選択が行われ、複数のメディア打痕24a,24bに係る明部像25の1つを検査画像として選択する。選択手段17により選択された明部像25は、次に、図3のSTEP4で、面積判定手段18により面積が算出される。面積判定手段18は、次いでSTEP5で、明部像25の面積を所定の第1の基準値と比較する。本実施形態では、第1の基準値は、明部像25が単独では基準外とならない面積の最大値に設定されている。
例えば、複数のメディア打痕が明らかに連続して1つの大きなメディア打痕24aを形成していて、メディア打痕24aの明部像25の面積が第1の基準値より大きいと判断されたときはSTEP23に進み、前記明部像25に係るメディア打痕24aを基準外として、検査を終了する。
一方、STEP5で、複数のメディア打痕24bが相互に間隔を存して存在していて、個々のメディア打痕24bに係る明部像25の面積が、第1の基準値より小さいと判断されたときはSTEP6に進み、さらに面積判定手段18により該明部像25の面積を第1の基準値より小さい所定の第2の基準値と比較する。本実施形態では、第2の基準値は、単独では基準外とならない明部像25が複数近接して集団をなしても尚、基準外とはならない面積の最大値に設定されている。
この結果、STEP6で面積判定手段18により、前記明部像25の面積が第2の基準値より大きいと判断されたときは、該明部像25に係るメディア打痕24bが他のメディア打痕24bと近接して集団を形成すると基準外となり得るものとして、STEP7で該明部像25を連続判定対象として面積判定手段18に付属するメモリ18aに記憶し、STEP8に進む。一方、STEP6で面積判定手段18により、前記明部像25の面積が第2の基準値より小さいと判断されたときは、該明部像25を連続判定対象とすることなく、直ちにSTEP8に進む。
STEP8では、画像23aにおける全てのメディア打痕24a,24bに係る明部像25について、第1の基準値、第2の基準値との比較が完了したか否かが確認される。そして、第1の基準値、第2の基準値との比較が行われていない明部像25が残っているときには、STEP3〜8の手順が繰り返される。
STEP8で、全ての明部像25について、第1の基準値、第2の基準値との比較が完了したことが確認されたならば、次にSTEP9で、連続判定手段19によりメモリ18aに記憶されている連続判定対象の有無が確認される。ここで、メモリ18aに記憶されている連続判定対象が無いときには、STEP24に進み、前記明部像25に係るメディア打痕24bを基準内として、検査を終了する。
一方、STEP9でメモリ18aに記憶されている連続判定対象が確認されたときは、連続判定手段19はSTEP10でメモリ18aに記憶されている前記連続判定対象の1つ(例えば連続判定対象aとする)を選択し、STEP11で該連続判定対象aの連続数を0にする。尚、「連続数」とは、連続判定対象aと連続していると見なされる他の連続判定対象の数であり、連続判定手段19に付属するメモリ19aに記憶される。
次に、連続判定手段19はSTEP12でメモリ18aに記憶されている前記連続判定対象の他の1つ(例えば連続判定対象bとする)を選択し、STEP13で連続判定対象aと連続判定対象bとの距離を第3の基準値と比較する。本実施形態では、第3の基準値は、2つの連続判定対象が不連続であると見なし得る間隔の最小値である。
前記連続判定対象aと連続判定対象bとの距離は、図7に画像23aの一部を拡大して示すように、両連続判定対象の明部像25が横方向に離間している場合は、両者の横方向の距離yを測定することにより行われる。或いは、両連続判定対象の明部像25の重心間距離dを測定することによって行ってもよい。さらに、図示しないが、両連続判定対象の明部像25が縦方向に離間している場合は、両者の縦方向の距離を測定することにより行ってもよい。
次に、STEP13で、連続判定対象aと連続判定対象bとの距離が第3の基準値よりも小さいと判断されたときは、連続判定手段19はSTEP14で連続判定対象aの連続数に1を加算して、STEP15に進む。一方、連続判定対象aと連続判定対象bとの距離が第3の基準値よりも大きいと判断されたときは、連続判定手段19は連続判定対象aの連続数に1を加算することなく、直ちにSTEP15に進む。
STEP15では、連続判定対象a以外の、メモリ18aに記憶されている他の連続判定対象の全てについて、連続判定対象aとの距離と第3の基準値との比較が完了したか否かが確認される。そして、連続判定対象aとの距離と第3の基準値との比較が行われていない連続判定対象が残っているときには、STEP12〜15の手順が繰り返され、これにより連続判定対象aの連続数が求められる。
STEP15で、他の連続判定対象の全てについて、連続判定対象aとの距離と第3の基準値との比較が完了したことが確認されたならば、次にSTEP16で、メモリ18aに記憶されている連続判定対象の全てについて、連続数が求められたか否かが確認される。そして、連続数が求められていない連続判定対象が残っているときには、STEP10〜16の手順が繰り返され、これにより全ての連続判定対象の連続数が求められる。
STEP16で、全ての連続判定対象について連続数が求められたことが確認されたならば、次に連続判定手段19はSTEP17で最大連続数を1にする。尚、「最大連続数」とは、メモリ19aに記憶されている連続数の最大値である。
次に、連続判定手段19はSTEP18で、メモリ19aに記憶されている各連続判定対象の連続数の1つ(例えば連続判定対象aの連続数)を選択し、STEP19で該連続数を前記最大連続数と比較する。そして、前記選択された連続数が前記最大連続数より大きければ、STEP20で該連続数を新たな最大連続数とし、STEP21に進む。一方、前記選択された連続数が前記最大連続数以下であるときは、該最大連続数を変更することなくSTEP21に進む。
STEP21では、メモリ19aに記憶されている全ての連続判定対象について、その連続数と前記最大連続数との比較が完了したか否かが確認される。そして、連続数と前記最大連続数との比較が行われていない連続判定対象が残っているときには、STEP17〜21の手順が繰り返され、これによりメモリ19aに記憶されている全ての連続判定対象の連続数のうちの最大値が前記最大連続数として求められる。
次に、連続判定手段19はSTEP22で、前記最大連続数を、連続していると見なされる他の連続判定対象の数が基準内と判定される最大値としての所定数と比較する。そして、STEP22で前記最大連続数が前記所定数よりも大きいと判断されれば、STEP23で該最大連続数に係る連続判定対象の集団を基準外と判定し、検査を終了する。一方、STEP22で前記最大連続数が前記所定数以下であると判断されれば、STEP24で該最大連続数に係る連続判定対象の集団を基準内と判定し、検査を終了する。
図3に示す検査により、基準外とされるメディア打痕24a,24bが発見されると、結果表示手段20から基準外のメディア打痕24a,24bがある旨が送信されてモニタ22に表示される。また、基準外とされるメディア打痕24a,24bが発見された場合は、位置通知手段21から回転テーブル制御装置6にメディア打痕24a,24bの位置に関する信号が送られる。回転テーブル制御装置6では、位置通知手段21からの信号により回転テーブル2を回転させて積層リング7aのメディア打痕24a,24bがある箇所をマーキング装置8の位置まで移動させ、マーキング制御手段6aによりマーカー8aを積層リング7aに向けて突出させてマーキングを行う。尚、本実施形態では、各金属リング7毎にはマーキングは行わず、基準外とされるメディア打痕24a,24bが発見された積層リング7aの外周面にマーキングを行っている。
そして、本実施形態の検査方法により側縁が検査された積層リング7aは、基準外とされるメディア打痕24a,24bがなければ良品として組み付け工程等の次の工程に払い出される。一方、基準外とされるメディア打痕24a,24bが発見された積層リング7aは再度検査員による検査に供され、基準外とされるメディア打痕24a,24bが発見された金属リング7を取り除く等の作業が行われる。
尚、前記実施形態においては、金属リング7が積層された積層リング7aについて検査を行っているが、回転テーブル2に単層の金属リング7をセットすることにより、単層の金属リング7の検査も行うことができる。
本発明の検査方法に用いる検査装置の構成を示すシステム構成図。 図1に示す画像処理装置と回転テーブル制御装置との機能的構成を示すブロック図。 本発明の検査方法の一実施形態を示すフローチャート。 積層リングの説明的断面図。 本発明の検査方法で撮像された画像を示す説明図。 図5に示す画像の2値化画像を示す説明図。 図6の要部拡大図。
符号の説明
3…照明手段、 4…撮像手段(カメラ)、 7…金属リング、 25…明部像。

Claims (1)

  1. 無端状に形成された金属リングの側縁を検査する方法であって、
    前記金属リングの側縁を照明手段により照明した状態で撮像手段により撮像する工程と、
    撮像された画像を2値化する工程と、
    2値化された画像内に検査対象部を設定する工程と、
    該検査対象部の面積を算出する工程と、
    該検査対象部の面積を所定の第1の基準値と比較して、該検査対象部の面積が第1の基準値より大きければ該検査対象部を基準外と判定し、該検査対象部の面積が第1の基準値以下であり、かつ第1の基準値より小さい所定の第2の基準値より大きければ該検査対象部を連続判定対象とする工程と、
    各連続判定対象について他の連続判定対象との間隔を所定の第3の基準値と比較して、該間隔が第3の基準値より小さければ、両連続判定対象は連続しているものと見なし、該連続判定対象が所定数以上の他の連続判定対象と連続しているものと見なされるときに基準外と判定する工程とを備えることを特徴とする金属リングの側縁の検査方法。
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