JP4301762B2 - 面光源装置,画像表示装置及び導光体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯型電話機,携帯型電子端末装置,電子手帳,カーナビゲーション装置,デジタルカメラ,VTR装置等において、液晶表示パネル(被照明部材)を面状に照明するバックライト等として使用される面光源装置及びこの面光源装置を備えた画像表示装置に関するものであり、また、これら面光源装置及び画像表示装置に使用される導光板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、携帯型電話機や携帯型電子端末装置等は、持ち運ぶために小型化・軽量化されており、電源となる電池容量も限られたものとなる。したがって、これら携帯型電話機や携帯型電子端末装置等の液晶表示パネル(被照明部材)を照明する面光源装置の消費電力を可能な限り少なくすることが望まれている。
【0003】
そこで、例えば、特開2001−35225号公報に開示されたように、消費電力が大きな蛍光ランプに替えて、消費電力が小さなLED(点光源)を使用した面光源装置が案出された。この面光源装置50は、図13に示すように、導光板51の入射面52に対向するように光路変換板53を配置し、この光路変換板53に対向するように棒状の導光体54を配置して、この導光体54の端部に配置したLED55からの光を導光体54及び光路変換板53を介して導光板51の入射面52から導光板51の内部に取り入れた後、そのLED55からの光を導光板51の出射面56から出射し、その出射光で液晶表示パネル等の被照明物を面状に照明するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような面光源装置50は、導光体54の反射面(光路変換板53に対向する面と反対側の面)57にプリズム溝58を形成し、光路変換板53の導光体54に対向する面にプリズム列60を形成して、LED55からの光の進行方向を制御するようになっているが、LED55と導光板51との間に介在する部品数が多いため、光量ロスが生じやすいという問題を有していた。
【0005】
また、図14のように、光路変換板を省略した面光源装置61が開発されたが、導光体62内を伝播する光が導光体62の導光板63に対向する面64で反射されやすく、導光体62から導光板63にLED65の光を導光板の幅方向に均等に採り入れることが困難であった。その結果、導光板63の幅方向に対して直交する方向に延びる光のスジ66が、導光板63の出射面67側から明暗の差として視認されやすく、照明品質を低下させてしまうという問題を有していた。
【0006】
そこで、本発明は、部品点数を削減し、LEDからの光を効率的に導光板に取り入れ、高輝度で均一の面照明を可能にする技術の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、導光板の少なくとも一側面に対向するように略棒状の導光体を配置し、この導光体の少なくとも一端に点光源を配置し、この点光源からの光を前記導光体を介して前記導光板の前記一側面から導光板の内部へ導き、この導光板の内部に導いた光を出射面から面状に出射するようになっている面光源装置に関するものである。この面光源装置において、前記導光体は、(1)この導光体の内部を伝播する前記点光源からの光を前記導光板の前記一側面に対向する面側に反射する反射面と、(2)前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源から前記反射面に向かう光を多くする第1の面と、(3)前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源からの光を前記導光体の前記一端近傍に導く第2の面と、(4)前記導光体の内部を伝播する光のうちで、前記反射面で反射することなく伝播する光を前記導光板の前記一側面側へ出射すると共に、前記反射面で一回反射された光を前記導光板の前記一側面側へ出射するように、前記一側面に対向する面に多数形成された出射側プリズム突起と、を備えている。そして、前記多数の出射側プリズムは、少なくとも、前記反射面で反射された光のみを出射させる面が形成された前記出射側プリズムと、前記反射面で反射されることなく前記導光体内を伝播する光のみを出射させる面が形成された前記出射側プリズムとで構成されている。また、前記第1の出射側プリズムの部分と前記第2の出射側プリズムの部分は、それぞれの部分において、それぞれの前記出射側プリズムの出射面と前記導光板の前記一側面に直交する方向とのなす角が前記点光源に近づくにしたがって漸増するようになっている。また、前記導光板の前記一側面には、前記導光体の前記出射側プリズム突起を介して出射した前記点光源からの光を前記一側面に略直交する方向へ伝播する光として入射させる入射側プリズム突起が形成されたことを特徴としている。ここで、前記一側面とは、入射側プリズム突起を形成しない状態の仮想平面をいう。また、前記一側面に対向する面とは、出射側プリズム突起を形成しない状態の仮想平面をいう。
【0008】
請求項2の発明は、上記請求項1の発明に係る面光源装置と、この面光源装置からの面状の出射光で照明される被照明部材と、を備えたことを特徴とする画像表示装置に関するものである。
【0009】
請求項3の発明は、導光板の入射面に対向するように配置され、点光源からの光を前記導光板の入射面側に出射する導光体に関するものである。この導光体は、(1)前記点光源からの光を前記導光板の前記入射面に対向する面側に反射する反射面と、(2)前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源から前記反射面に向かう光を多くする第1の面と、(3)前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源からの光を前記導光体の前記一端近傍に導く第2の面と、(4)前記反射面で一回反射された光を前記導光板の前記入射面側に出射すると共に、前記反射面で反射されずに前記入射面に対向する面に到達した光を前記導光板の前記入射面側に出射する多数の出射側プリズム突起と、を備えている。そして、前記多数の出射側プリズムは、少なくとも、前記反射面で反射された光のみを出射させる面が形成された前記出射側プリズムと、前記反射面で反射されることなく前記導光体内を伝播する光のみを出射させる面が形成された前記出射側プリズムとで構成されている。また、前記第1の出射側プリズムの部分と前記第2の出射側プリズムの部分は、それぞれの部分において、それぞれの前記出射側プリズムの出射面と前記導光板の前記入射面に直交する方向とのなす角が前記点光源に近づくにしたがって漸増するようになっていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0011】
[第1の実施の形態]
(面光源装置及び画像表示装置の概略構成)
図1〜図3は、本発明の実施の形態に係る面光源装置1を示すものである。このうち、図1は面光源装置1の斜視図であり、図2は面光源装置1の一部を拡大して示す平面図である。また、図3は、図1のA−A線に沿って切断して示す断面図である。これらの図に示すように、本実施の形態の面光源装置1は、導光板2の一方の側面(二次入射面)3に対向するように略棒状の導光体4が配置され、この導光体4の両端部にそれぞれ点光源としてのLED5,5が配置されている。そして、この面光源装置1を構成する導光板2の二次出射面6に重ねるように液晶表示パネル(被照明部材)7が配置され、携帯型電話機等に広く使用される画像表示装置8が構成される。ここで、一方の側面3とは、後述する入射側プリズム突起16を形成しない場合の仮想平面であり、実際の二次入射面となるのは入射側プリズム突起16のプリズム面である。
【0012】
(導光体)
導光体4は、PMMA(ポリメタクリル酸メチル),PC(ポリカーボネート),シクロオレフィン系樹脂材料等の光透過性に優れた材料を使用して形成されており、導光板2の幅方向中心位置CLを基準とした対称形状になっている。そして、この導光体4は、対向する両端面(一次入射面)10,10から入射したLED5からの光H1を導光板2の二次入射面3に対向する側面(一次出射面)11側へ反射する反射面12が形成されると共に、この反射面12で一回反射された光H1及び反射面12で反射されずに直接到達した光H2を効率的に導光板2の二次入射面3側へ出射する出射側プリズム突起13が一次出射面11に多数形成されている。ここで、二次入射面3に対向する側面11とは、出射側プリズム突起13を形成しない場合の仮想平面であり、実際の一次出射面となるのは出射側プリズム突起13のプリズム面である。
【0013】
この出射側プリズム突起13は、反射面で一回反射された光H1を効率的に出射させる面を形成した部分と、反射面で反射されずに一次出射面11側に到達した光を効率的に出射させる面を形成した部分とからなっている。そして、この出射側プリズム突起13は、図2に詳細を示すように、略鋸刃形状を呈しており、それぞれの部分において、その刃の傾斜角度θが幅方向中心位置CLから幅方向に離れるにしたがって徐々に大きくなるように形成されている。
【0014】
導光体4の平面形状は、図2に示すように、両端面10,10の幅寸法(W1)が幅方向中心位置CLの幅寸法(W2)よりも大きく、両端面10,10から幅方向中心位置CLに向かうに従って幅寸法が漸減するように滑らかな曲面で反射面12が形成されている。
【0015】
ここで、導光体4の端部には、LED5から反射面12に向かう光H1を多くするように形成された傾斜面14と、LED5からの光H2を導光体4の端部近傍に導く幅方向面15とが切り欠くように形成されている。また、導光体4の長さは、導光板2の幅方向両端部から僅かに出っ張る程度の長さ寸法に形成されており、導光板2の二次出射面6の有効利用面積をどの程度にするか等によって適宜最適な寸法が設定される。
【0016】
(導光板)
導光板2は、PMMA(ポリメタクリル酸メチル),PC(ポリカーボネート),シクロオレフィン系樹脂材料等の光透過性に優れた材料を使用して形成されており、平面形状が略矩形形状の薄板状部材である。そして、この導光板2の二次入射面3には、導光体4の出射側プリズム突起13から出射された光H1,H2を二次入射面3に対して略直交する方向へ向けて入射させる入射側プリズム突起16が形成されている。尚、この入射側プリズム突起16は、図2に示すように、平面形状が略三角形状を呈している。そして、入射側プリズム突起16の頂角は、出射側プリズム突起13から出射された光を幅方向に対して略直交する方向へ効率的に進ませるような角度に設定されている。
【0017】
また、この導光板2の二次出射面6に対向する裏面17側には、二次出射面6からの光の出射を促すように光を反射する出射促進手段としての突起18が多数形成されている。ここで、出射促進手段としての突起18は、図4〜図6に示すように、略四角錐形状を呈しており、導光板2の内部を伝播する光のうちで、裏面17に対して僅かに傾いた状態で伝播する光Ha,Hbが突起18を形成する斜面20,21で反射された後、更に斜面21,20で反射され、進行方向を3次元的に変換され、二次出射面6に向かう光が生じる。また、斜面22,23で反射された光が、更に斜面21,20と斜面20,21で反射されて方向変換され、二次出射面6に向かう光が生じることがある。
【0018】
ここで、斜面20,21の方位と配光を調整することにより、二次出射面6からの光の出射方向を特定方向へ向けるようにすることができ、例えば、二次出射面6の全体からの光の出射方向を二次出射面6のほぼ法線方向にすることができ、また、二次出射面6から離れた一点を目指すような収束性のある光束を生じさせることも可能である。尚、本実施の形態では、斜面20,21の方位と配向を調整することにより、二次出射面6のほぼ法線方向に光を出射するようになっている。ここで、斜面20,21の方位とは、斜面20,21の法線の3次元的傾斜角度をいい、斜面20,21の配向とは、斜面20,21の稜線24の延在方向をいう。
【0019】
尚、導光板2の裏面17に形成される突起18は、微小な突起であり、裏面17から被照明箇所を観察することを何等妨げるものではない。また、本実施の形態において示した突起18は、出射促進手段としての一例を示すものであり、本実施の形態の形状に限定されるものでなく、上述の突起18と同様の機能を発揮し得るものであればよい。
【0020】
例えば、図7に示すような、三角柱状の空間が形成される第1の出射促進溝25や、図8に示すような、円柱を中心線に沿って半分に切断したような略半円柱状の第2の出射促進溝26でもよい。これらの第1の出射促進溝25や第2の出射促進溝26は、導光板2の二次入射面3から入射して導光板2内を伝播する光Hcを傾斜面25aや円弧状面26aで反射し、光Hcを二次出射面6の略法線方向へ出射させるようになっている。尚、第1の出射促進溝25や第2の出射促進溝26は、導光板の射出成形金型のキャビティ内に形成した略三角柱状の突起27や略半円柱状の突起28を導光板2の裏面17に転写することにより形成される。
【0021】
以上のように構成された本実施の形態の面光源装置1において、LED5,5から発せられた光は、導光体4の端面(一次入射面)10,10から導光体2内部に進入し、導光体2内部を伝播する。導光体2内部を伝播する光のうちで、反射面12で一回反射されて導光体4の一次出射面11に到達した光H1及び反射面12で反射されることなく導光体4の一次出射面11に直接到達した光H2が出射側プリズム突起13の働きによって導光板2の二次入射面3側へ向けて出射される。この出射側プリズム突起13から出射される光H1,H2は、その光量が導光板2の幅方向にほぼ均等になるように出射される。
【0022】
導光体4から出射して導光板2の二次入射面3に到達した光は、導光板2の二次入射面3の入射側プリズム突起16によって導光板2の内部に均等に且つ効率的に採り入れられる。この導光板2の内部を伝播する光は、導光体2の出射側プリズム突起13と導光板2の入射側プリズム突起16の相乗作用によって導光板2の幅方向に対して略直交する方向へ伝播する。この際、導光板2の内部を伝播する光は、導光板2の幅方向にほぼ均等に進行するため、光のスジが明暗の差として現れにくい。そして、導光板2の内部を伝播する光のうち、導光板2の裏面17に到達した光は、出射促進手段としての突起18で反射されて進行方向が変換され、導光板2の二次出射面6からその略法線方向へ向かって出射し、導光板2に対面するように配置された液晶表示パネル7を照明する。
【0023】
このような構成の本実施の形態によれば、導光体4と導光板2の間に他の光学部品を配置せず、導光体4の導光板2に対向する側面(一次出射面)11側に出射側プリズム突起13を形成する一方、導光板2の導光体4に対向する側面(二次入射面)3側に入射側プリズム突起16を形成し、この出射側プリズム突起13と入射側プリズム突起16とで導光体4の両端部に配置したLED5,5からの光を効率的に導光板2内に採り入れることができ、光の利用ロスを減少させて、高輝度の面照明を可能にする。
【0024】
また、本実施の形態によれば、導光体4の出射側プリズム突起13から出射した光が導光板2の入射側プリズム突起16から導光板2の幅方向に均等に入射するため、導光板2内を伝播する光がスジ状の明暗の差として視認されるようなことがなく、照明品質が向上する。
【0025】
また、本実施の形態によれば、図2に示すように、LED5,5からの光は、導光体4の出射側プリズム突起13と導光板2の入射側プリズム突起16の相乗作用により、導光板2の幅方向に対して略直交する方向へ進行する平行光線として採り入れられる。したがって、本実施の形態によれば、図4(a)の突起18,図7(a)の第1の出射促進溝25及び図8(a)の第2の出射促進溝26が、図4(b)に示す突起18のように光の伝播方向に応じて向きを変える必要がなく、一定方向に向けて配置できるため、導光板2の生産が容易になる。
【0026】
更に、上記のような出射促進手段は、その出射機能が光の伝播方向に大きく依存するため、導光板の入射面に直接LEDを配置した場合に、当該LEDから放射状に広がる光の伝播方向に応じて向きを変えなければならず、光の利用ロスも大きい。しかし、本実施の形態によれば、導光板2の幅方向に対して略直交する方向へ進行する平行光線として採り入れたLED5,5からの光を出射促進手段で理想的に反射することができるため、光の利用ロスを少なくすることができ、出射光の高輝度化を図ることができる。
【0027】
[第2の実施の形態]
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る面光源装置1を示すものであり、面光源装置1の一部拡大平面図である。尚、本実施の形態の面光源装置1において、前記第1の実施の形態の面光源装置1と同一の構成については同一符号を付し、重複した説明を省略する。
【0028】
すなわち、本実施の形態の面光源装置1は、導光体30の形状が前記第1の実施の形態の導光体4と相違する。すなわち、本実施の形態の導光体30は、その端面31が導光板2の側面32とほぼ平行に形成されており、出射側プリズム突起33が導光板2の入射側プリズム突起16に沿って形成されている。また、導光体30の反射面34は、導光体30の端面31から幅方向中心位置CLに向けて幅寸法を漸減するように、平面状部34aとこの平面状部34aに滑らかに接続する曲面状部34bとで構成されている。
【0029】
導光体30の出射側プリズム突起33は、反射面34に一回反射された光H1を入射側プリズム突起16側へ向けて出射する部分と、反射面34に一回反射された光H1及び反射面34に反射されずに直接到達した光H2を入射側プリズム突起16側へ向けて出射する部分と、反射面34に反射されずに直接到達した光H2のみを入射側プリズム突起16側へ向けて出射する部分と、からなっている。
【0030】
このような構成の本実施の形態に係る面光源装置1は、前記第1の実施の形態の面光源装置1と同様の効果を奏するようになっている。
【0031】
[第3の実施の形態]
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る面光源装置1を示すものであり、面光源装置1の一部拡大平面図である。尚、本実施の形態の面光源装置1において、前記第1の実施の形態の面光源装置1と同一の構成については同一符号を付し、重複した説明を省略する。
【0032】
すなわち、本実施の形態の面光源装置1は、導光体35の形状が前記第1及び第2の実施の形態の導光体4,30と相違する。すなわち、本実施の形態の導光体35は、その反射面36が導光板2の入射側プリズム突起16の形成方向(幅方向)とほぼ平行に形成された平面であり、出射側プリズム突起37が端面38から幅方向中心位置CLに向かうに従って入射側プリズム突起16から遠ざかるように形成されている。そして、導光体35の端面38が、導光体35の出射側プリズム突起37の形成方向に対して略直交するように形成されている。
【0033】
導光体35の出射側プリズム突起37は、前記第2の実施の形態の導光体30と同様に、反射面36に一回反射された光H1を入射側プリズム突起16側へ向けて出射する部分と、反射面36に一回反射された光H1及び反射面36に反射されずに直接到達した光H2を入射側プリズム突起16側へ向けて出射する部分と、反射面36に反射されずに直接到達した光H2のみを入射側プリズム突起16側へ向けて出射する部分と、からなっている。
【0034】
このような構成の面光源装置1は、一方の端面38側のLED5からの光であって、且つ導光体35の出射側プリズム突起37から出射した光のうちで幅方向中心位置CL側から出射した光が、幅方向中心位置CLを越えた位置まで進み、入射側プリズム突起16から導光板2の内部に進入する。
【0035】
本実施の形態の面光源装置1は、前記第1及び第2の実施の形態の面光源装置1と同様の効果を奏するようになっている。
【0036】
[第4の実施の形態]
図11は、本発明の第4の実施の形態に係る面光源装置1を示すものであり、面光源装置1の一部拡大平面図である。尚、本実施の形態の面光源装置1において、前記第1の実施の形態の面光源装置1と同一の構成については同一符号を付し、重複した説明を省略する。
【0037】
すなわち、本実施の形態の面光源装置1は、前記第2の実施の形態の導光体30と導光板2を複数のブリッジ部40で部分的に一体化したものであり、導光体30と導光板2を一体として射出成形してなるものである。そして、導光体30の導光板2に対向する部分に出射側プリズム突起33が形成され、導光板2の導光体30に対向する部分に入射側プリズム突起16が形成されている。
【0038】
このような構成の本実施の形態の面光源装置1は、導光体30と導光板2の幅方向位置にズレを生じることがないため、出射側プリズム突起33と入射側プリズム突起16との相乗作用による光路変換作用がより効率的に発揮される。
【0039】
[その他の実施の形態]
尚、上記各実施の形態の面光源装置1は、透過型の液晶表示パネル7を裏面側から面状に照明するバックライトとして使用されるものとして例示したが、これに限られず、反射型の液晶表示パネルをフロント側から面状に照明するフロントライトして使用するようにしてもよい。
【0040】
また、本発明は、上記各実施の形態に係る面光源装置1の導光体4,30,35の形状に限定されるものでなく、例えば、図12に示すように構成してもよい。すなわち、面光源装置の導光体は、前記第1の実施の形態に係る導光体4の幅方向中心位置CLから右側の部分を切り落としたような構造とし、導光体4の端面10に点光源としてのLED5を単数配置するようにしてもよい。
【0041】
また、導光板2に形成する出射促進手段としては、前述したものに限らず、導光板2の二次入射面3に直交する方向の断面が、例えば階段状になるように導光板2を形成する等することもできる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、導光体と導光板の間に他の光学部品を配置せず、導光体の導光板に対向する面側に出射側プリズム突起を形成する一方、導光板の導光体に対向する面側に入射側プリズム突起を形成し、この出射側プリズム突起と入射側プリズム突起とで導光体の少なくとも一端に配置した点光源からの光を効率的に導光板内に採り入れることができ、光の利用ロスを減少させて、高輝度の面照明を可能にする。
【0043】
また、本発明によれば、導光体の出射側プリズム突起から出射した光が導光板の入射側プリズム突起から導光板の幅方向に均等に入射するため、導光板内を伝播する光がスジ状の明暗の差として視認されるようなことがなく、照明品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る面光源装置の外観斜視図である。
【図2】同面光源装置の一部を拡大して示す平面図である。
【図3】図1のA−A線に沿って切断して示す断面図である。
【図4】図4(a)は第1の実施の形態に係る導光板の裏面の一部を拡大して示す図(図3のY方向から見た図)であり、図4(b)は第1の実施の形態に係る導光体を使用しない場合の導光板の裏面の一部を拡大して示す図である。
【図5】導光板の一部裏面図であり、裏面の突起形状を説明する図である。
【図6】導光板の裏面の突起の作用を説明する図である。
【図7】図7(a)は出射促進手段としての第1の出射促進溝を形成した導光板の裏面図であり、図7(b)は図7(a)のB−B線に沿って切断して示す断面図であり、図7(c)は第1の出射促進溝を形成するために射出成形金型に形成される突起の斜視図である。
【図8】図8(a)は出射促進手段としての第2の出射促進溝を形成した導光板の裏面図であり、図8(b)は図8(a)のC−C線に沿って切断して示す断面図であり、図8(c)は第2の出射促進溝を形成するために射出成形金型に形成される突起の斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る面光源装置の一部拡大平面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る面光源装置の一部拡大平面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る面光源装置の一部拡大平面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態に係る面光源装置の一部拡大平面図である。
【図13】第1の従来例に係る面光源装置の一部平面図である。
【図14】第2の従来例に係る面光源装置の一部平面図である。
【符号の説明】
1……面光源装置、2……導光板、3……二次入射面(一側面)、4,30,35……導光体、5……LED(点光源)、6……二次出射面(出射面)、7……液晶表示パネル(被照明部材)、8……画像表示装置、12,34,36……反射面、13,33,37……出射側プリズム突起、16……入射側プリズム突起
Claims (3)
- 導光板の少なくとも一側面に対向するように略棒状の導光体を配置し、この導光体の少なくとも一端に点光源を配置し、この点光源からの光を前記導光体を介して前記導光板の前記一側面から導光板の内部へ導き、この導光板の内部に導いた光を出射面から面状に出射するようになっている面光源装置において、
前記導光体は、
この導光体の内部を伝播する前記点光源からの光を前記導光板の前記一側面に対向する面側に反射する反射面と、
前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源から前記反射面に向かう光を多くする第1の面と、
前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源からの光を前記導光体の前記一端近傍に導く第2の面と、
前記導光体の内部を伝播する光のうちで、前記反射面で反射することなく伝播する光を前記導光板の前記一側面側へ出射すると共に、前記反射面で一回反射された光を前記導光板の前記一側面側へ出射するように、前記一側面に対向する面に多数形成された出射側プリズム突起と、を備え、
前記多数の出射側プリズムは、少なくとも、前記反射面で反射された光を効率的に出射させる面が形成された第1の出射側プリズムの部分と、前記反射面で反射されることなく前記導光体内を伝播する光を効率的に出射させる面が形成された第2の出射側プリズムの部分とで構成され、
前記第1の出射側プリズムの部分と前記第2の出射側プリズムの部分は、それぞれの部分において、それぞれの前記出射側プリズムの出射面と前記導光板の前記一側面に直交する方向とのなす角が前記点光源に近づくにしたがって漸増するようになっており、
前記導光板の前記一側面には、前記導光体の前記出射側プリズム突起を介して出射した前記点光源からの光を前記一側面に略直交する方向へ伝播する光として入射させる入射側プリズム突起が形成された、
ことを特徴とする面光源装置。 - 前記請求項1に記載の面光源装置と、この面光源装置からの面状の出射光で照明される被照明部材と、を備えたことを特徴とする画像表示装置。
- 導光板の入射面に対向するように配置され、点光源からの光を前記導光板の入射面側に出射する導光体において、
前記点光源からの光を前記導光板の前記入射面に対向する面側に反射する反射面と、
前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源から前記反射面に向かう光を多くする第1の面と、
前記点光源が配置される前記導光体の前記一端を切り欠くように形成され、前記光源からの光を前記導光体の前記一端近傍に導く第2の面と、
前記反射面で一回反射された光を前記導光板の前記入射面側に出射すると共に、前記反射面で反射されずに前記入射面に対向する面に到達した光を前記導光板の前記入射面側に出射する多数の出射側プリズム突起と、を備え、
前記多数の出射側プリズムは、少なくとも、前記反射面で反射された光を効率的に出射させる面が形成された第1の出射側プリズムの部分と、前記反射面で反射されることなく前記導光体内を伝播する光のみを出射させる面が形成された第2の出射側プリズムの部分とで構成され、
前記第1の出射側プリズムの部分と前記第2の出射側プリズムの部分は、それぞれの部分において、それぞれの前記出射側プリズムの出射面と前記導光板の前記入射面に直交する方向とのなす角が前記点光源に近づくにしたがって漸増するようになっている、
ことを特徴とする導光体。
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