JP4297512B2 - ボルト破断跡処理方法とボルト破断跡処理装置 - Google Patents
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Description
ホルダーにはその内部を外から確認可能な確認窓又は/及び処理具による研磨処理時に生ずる除去物をホルダー外部へ排出可能な排気口を形成することもできる。請求項8記載のように、ホルダーは研磨処理時に変形可能又は傾斜可能又は伸縮可能とすることもできる。請求項9記載のように、ホルダーに磁石を取り付けるか又は金属製のホルダーにコイルを巻き、このコイルへの通電によりホルダーが磁化されて電磁石となり、コイルへの通電が停止されると磁化が解除されるようにすることもできる。
(1)ボルトに締付けられたナットの外周にボルト破断跡の後方からホルダーを被せるだけで、ホルダー内の処理具がボルト破断跡に接触されるため、ホルダー内で回転する処理具でボルト破断跡を容易且つ確実に研磨処理することができる。
(2)処理具がホルダー内で回転するので、処理具が作業者に接触する危険がなく、処理作業が安全である。
(3)処理具に砥石、刃物、ヤスリ、超硬バー、紙ヤスリ、布ヤスリ、ブラシ、ワイヤブラシ、スポンジ研磨材、不織布表面処理材、特殊樹脂ブラシといった研磨処理可能なものを使用するので、ボルト破断跡を塗装し易い状態に研磨処理することができる。
(4)研磨、研削、切削、錆落とし、目あらし、素地調整、ケレンといった研磨処理のいずれか一又は二以上の研磨処理を行うので、ボルト破断跡の塗装がより一層容易になる。
(5)研磨処理時に処理具が回転しても、ホルダーは回転しないか又はナットの外周を空転するようにしてあるので、回転する処理具で破断跡を処理してもボルトに締付けたナットが緩むことがない。
(1)ボルトに締付けたナットの外周に被せることのできるホルダーと、ホルダーの内側で回転して前記破断跡を研磨処理する処理具を備えているので、ホルダーをナットの外周に被せることにより処理具をボルト破断跡の後方に容易に位置決めでき、破断跡を確実に研磨処理することができる。
(2)ホルダーの先端側をナット外周に被せると処理具がボルトの破断跡に接触するので、破断跡を確実に研磨処理することができる。
(3)ホルダーに、その内部を外から確認可能な確認窓を設けたときは、研磨処理の進捗状況を外部から確認でき、塗料に適切な研磨処理ができる。
(4)ホルダーに、研磨処理時に生ずる除去物をホルダー外部へ排出可能な排気口を設けたときは、除去物がホルダー内に溜まって研磨処理の邪魔になることがない。
(5)ホルダーが、研磨処理時に変形可能又は傾斜可能又は伸縮可能であるため、破断跡の外周縁部に発生したバリも確実に研磨処理して除去することができるため、破断跡全般に塗料が付着し易くなり、塗料厚が均一になり、破断跡が錆発生の一因とならない。
(6)ホルダーに電磁石を取り付ければ、通電により電磁石をONにして研磨処理中に発生する除去物を吸着することができ、OFFにするだけで吸着した除去物を手軽に廃棄処分することができる。
(7)ホルダーを金属製とし、そのホルダーにコイルを巻き、ホルダーがコイルに通電すると磁化されて電磁石となり通電が停止されると磁化が解除されるようにしたので、コイルに通電するだけで、研磨処理中に発生する除去物が吸着され、通電を停止するだけで吸着した除去物を手軽に廃棄処分することができる。
本発明のボルト破断跡処理方法とボルト破断跡処理装置は、ボルトの種類、形態を問わず対応可能であるが、この実施形態ではボルトがトルシア形高力ボルトであり、破断跡がトルシア形高力ボルトのピンテール破断跡の場合である。以下の説明における研磨処理とは研磨、研削、切削、錆落とし、目あらし、素地調整、ケレン、その他、破断跡への塗装のために必要な処理の全てを含み、処理具とはそれら研磨処理が可能な治具、工具、材料といった全てのものを含む。前記素地調整とは塗装面(破断面)の錆、水、油、塵芥、化学物質といったあらゆる異物を除去して、塗料の付着性を良くするための調整(処理)であり、場合によってはそれら異物除去後に塗装面(破断面)を塗料の付着性が良くなるように粗面化することまでも含む。ケレンとは鋼材の錆落とし、清掃作業などをいう。前記処理具としては、例えば、砥石、刃物、ヤスリ、超硬バー、紙ヤスリ、布ヤスリ、ブラシ、ワイヤブラシ、スポンジ研磨材、不織布表面処理材、特殊樹脂ブラシ、その他の後加工可能なものである。
前記処理装置を既存のハンドグラインダやハンドドリル等の回転駆動体11に装着して破断跡7を研磨する場合の一例を次に説明する。
(1)処理具8の回転軸10をホルダー9の内側からホルダー9のガイド部14の貫通孔15に差込んでガイド部14の外側まで突出させる。
(2)前記突出した回転軸10を回転駆動体11の装着部11aの先端の装着孔11bに差し込んで固定する。
(3)前記ホルダー9をトルシア形高力ボルト1に締付けたナット6の外周に被せて、ホルダー9内の処理具8をトルシア形高力ボルト1の破断跡7の後方(図1a中上方)に位置決めする。
(4)回転駆動体11を前方(図1a中下方)に押して処理具8の先端面30を破断跡7に宛がう(図1a中破線部)。
(5)その状態で回転駆動体11を回転させて回転軸10及び処理具8を回転させ、回転駆動体11を前方移動させて処理具8を破断跡7に押付けながら破断跡7を研磨処理する。このときホルダー9は回転せずにナット6の外周に被せたままの状態に保持される。
(6)研磨終了後は回転駆動体11の回転を停止させて研磨処理を終了し、ホルダー9をナット6から取り外す。
図2に示す処理装置は、ホルダー9の後端側13に差込口16を開口し、その差込口16に回転駆動体11の装着部11a側を差込んでセット可能としてある。本実施形態では、図2に示すように、処理具8の径を差込口16より小さくして、回転駆動体11に処理具8を取付けたままホルダー9を着脱できるようにしてある。ホルダー9の長さは差込口16に回転駆動体11の装着部11a側を差込んだ状態で処理具8を破断跡7に突き当ててもホルダー9の先端部30がナット6の外周に被さるがワッシャ17や金属部材2aには当たらない長さにしてある。図2の処理具8は図1の処理具8と同様に回転軸10を備えており、その回転軸10をホルダー9の内側から回転駆動体11の装着部11aの装着孔11bに脱着可能としてある。
図2に示す処理装置を用いてトルシア形高力ボルト1の破断跡7を研磨処理するには次のようにする。
(1)処理具8の回転軸10をホルダー9の内側から回転駆動体11の装着部11aの装着孔11bに差込んで固定する。
(2)回転駆動体11の装着部11a側をホルダー9の差込口16に差込んでセットする。
(3)前記ホルダー9をトルシア形高力ボルト1に締付けたナット6の外周に被せ、ホルダー9内の処理具8の先端面(研磨面)30をトルシア形高力ボルト1の破断跡7に押し当てる。このときホルダー9の先端面はワッシャ17から離れている。
(4)前記状態で回転駆動体11を回転させて回転軸10及び処理具8を回転させ、回転駆動体11及び処理具8を前方移動させて破断跡7を研磨する。このときホルダー9は回転せずにナット6の外周に被せたままの状態に保持される。
(5)研磨終了後は回転駆動体11の回転を停止させて研磨を終了し、ホルダー9をナット6から取り外す。
図3(a)、(b)に示す処理装置は、ホルダー9の先端側12に補助ホルダー9aをスライド可能に設け、ホルダー9の長さを短めにして、補助ホルダー9aの先端部をナット6の外周に被せ、更に、処理具8を破断跡7に突き当ててもホルダー9の先端面がワッシャ17に突き当たらないようにしてある。図3(a)、(b)では補助ホルダー9aをホルダー9の先端部内側に配置してあるが補助ホルダー9aはホルダー9の先端部外側に配置することもできる。ホルダー9と補助ホルダー9aは分離できるようにしてもよく、スライドはできるが分離はしないように連結具で連結しておくこともできる。
図3(a)、(b)に示す処理装置を用いてトルシア形高力ボルト1の破断跡7を研磨するには次のようにする。
(1)処理具8の回転軸10をホルダー9の内側から回転駆動体11の装着部11aの装着孔11bに差込む。
(2)回転駆動体11の装着部11a側をホルダー9の差込口16に差込んでセットする。
(3)補助ホルダー9aをトルシア形高力ボルト1に締付けたナット6の外周に被せ、ホルダー9内の処理具8の先端面(研磨面)30をトルシア形高力ボルト1の破断跡7に押し当てる。このときホルダー9は補助ホルダー9aに沿って前進するが、その先端面はワッシャ17から離れている。
(4)前記状態で回転駆動体11を回転させて回転軸10及び処理具8を回転させ、回転駆動体11及び処理具8を前方移動させて破断跡7に押し付けながら研磨する。このとき補助ホルダー9aは回転せずにナット6の外周に被さったままの状態に保持される。研磨の進行につれてホルダー9が前進すると図3(b)に示すようにホルダー9は補助ホルダー9aに沿って前進する。前進してもホルダー9の先端はワッシャ17に突き当たらない。
(5)研磨終了後は回転駆動体11の回転を停止させて研磨処理を終了し、補助ホルダー9aをナット6から取り外す。
本発明の処理装置は、図4(a)、(b)に示すように、補助ホルダー9bを回転駆動体11の装着部11aの外側に被せることができるようにし、その外側にホルダー9をスライド可能に設けたものとすることもできる。補助ホルダー9bには差込口16が開口され、回転駆動体11の装着部11aを差し込み可能としてある。この場合も、ホルダー9と補助ホルダー9bとは分離できるようにしてもよく、スライドはできるが分離はできないように連結具で連結しておくこともできる。
図4(a)、(b)に示す処理装置を用いてトルシア形高力ボルト1の破断跡7を研磨するには次のようにする。
(1)処理具8の回転軸10をホルダー9の内側から回転駆動体11の装着部11aの装着孔11bに差込む。
(2)回転駆動体11の装着部11a側を補助ホルダー9bの差込口16に差込んでセットする。
(3)ホルダー9をトルシア形高力ボルト1に締付けたナット6の外周に被せ、ホルダー9内の処理具8の先端面(研磨面)30をトルシア形高力ボルト1の破断跡7に押し当てる。このとき補助ホルダー9bはホルダー9内に向けて前進する。
(4)前記状態で回転駆動体11を回転させて回転軸10及び処理具8を回転させ、回転駆動体11及び処理具8を前方移動させて破断跡7に押し付けながら研磨処理する。このとき、研磨処理の進行につれて、図4bに示すように補助ホルダー9bはホルダー9内に前進する。
(5)研磨終了後は回転駆動体11の回転を停止させて研磨処理を終了し、ホルダー9をナット6から取り外す。
実施形態2〜4記載の処理装置のホルダー9は、図5に示すように、縦方向に二分割された半割り構造としておき、左右のホルダー部品90、91を回転装着部11a(図2〜4参照)の両側に挟むようにして被せ、両ホルダー部品90、91をベルトやパッチン錠といった任意の固定手段で連結して円筒状のホルダー9を完成させて回転駆動体11に取付けることができる構造とすることもできる。このように二分割にすれば、処理具8が、左右のホルダー部品90、91を組合せて形成される差込口16の内径より外径が大きくてもその外側に被せることができる。
本発明の処理装置は図6(a)、(b)に示すものであってもよい。この処理装置は回転軸10にストッパー20を取付けてから回転軸10をホルダー9のガイド部14の貫通孔15に差込んでストッパー20をホルダー9の内側に配置したものであり、ホルダー9が処理具8側に移動しても或いは回転軸10がそのホルダー9側に移動しても、それらの移動がストッパー20で規制されてホルダー9が処理具8に接触しないようにしてある。この処理装置では処理具8による破断跡7の研磨処理時は処理具8がホルダー9から離れる方向に移動するためストッパー20は研磨処理の邪魔にならない。また、処理具8を回転させたままホルダー9をナット6の外周に被せたり取外したりしてもホルダー9が処理具8に接触せず安全である。ストッパー20は回転軸10に固定であっても脱着式であってもよい。
図7に示す処理具8は、先端面(研磨面)30の中央部を円弧状に凹ませて研磨面30が破断跡7の中心部から特に鋭利なバリが出易い外周縁7aまでの全般に確実に接触してそれらバリを研磨できるようにしたものである。このようにすれば破断跡7の外周縁7aまで滑らかにされるので、その部分にも塗料を厚く塗ることができる。
図8(a)に示す処理具8は、先端面(研磨面)30の中央部を門型にしてその研磨面30が破断跡7のうち特に鋭利なバリが出易い外周縁7aに確実に接触してそれらバリを研磨処理できるようにしたものである。この場合、門型の研磨面30の幅(厚さ)は図8(b)に示すように図8(a)の場合よりも薄くすることもできる。ちなみに図8(a)のように肉厚の場合は研磨が進行するとバリ以外の余分な箇所をも研磨処理してしまう虞があるが図8(b)のように薄くすると研磨面30が鋭利なバリが出易い外周縁だけをより確実に研磨処理することができ、厚い場合のような不具合はない。処理具8は門型ではなく円筒状にしてその外周先端面を研磨面としてもよく、この場合も門型の場合と同様の効果が得られる。
本発明の処理装置におけるホルダー9は図9に示すように円筒状の外周壁の一部に確認窓40を開口して、その確認窓40を通して外部から処理具8、破断跡7、研磨状況等を目視で確認できるようにすることができる。確認窓40の形成箇所、形状、大きさ、数等は任意に設計することができる。確認窓40には透明材を張って破断跡7の研磨時に発生する研磨粉等が確認窓40からホルダー9の外に飛散しないようにすることもできる。確認窓40を設けずにホルダー9全体を透明材で形成して内部を外部から確認できるようにすることもできる。
本発明の処理装置におけるホルダー9には図10に示すように円筒の先端側12に排気口50を設け、破断跡7を処理具8で研磨することにより発生する研磨粉(除去物)が排気口50から外部に排出されるようにすることもできる。排気口50に排気用ホースを連結し、それを通して外部の集塵機や吸引機等で吸引排気することもできる。このようにすれば、削り粉(除去物)がホルダー内に溜まらないため研磨粉がトルシア形高力ボルト1の他の箇所やトルシア形高力ボルト1で締付けた金属部材2a、2b(例えば鋼材など)に付着しにくくなるため、研磨粉を除去するための掃除をする必要がない。また、研磨粉の上から塗料を塗ると塗りにくいとか、塗った後に塗料が剥がれ易くなるといったこともなく、塗料が剥がれた部分から発錆し易くなることもない。
本発明の処理装置におけるホルダー9は、図11のようにガイド部14の貫通孔15内にベアリング式の軸受60を設け、その中に回転軸10を差し込むことができるようにしてあり、回転駆動体11の回転で回転軸10及び処理具8がスムースに回転するようにすることができる。
本発明の処理装置におけるホルダー9には図12(a)のように、電磁石21を取り付けることができる。この場合、ホルダー9の開口部内壁面22を肉薄し、その奥を肉厚にして停止縁23を設けて、ホルダー9が停止縁23までしか被さらないようし、その停止縁23の奥にリング状の電磁石21を取り付けてある。この電磁石21には図示されていないリード線が配線されており、そのリード線に通電することにより電磁石21がON、電通を停止することにより電磁石21がOFFになるようにしてある。
本発明の処理装置におけるホルダー9は、金属製にし、その外周面にコイル24を巻き、そのコイル24に通電することによりホルダー9が励磁されて磁石となり、電通を停止することにより励磁が解除されるようにしてある。
前記した各処理装置の各使用例はあくまでも一例であり、破断跡7を研磨処理できれば他の手順によることもできる。
2a、2b 金属
3 ボルト軸
4 破断溝
5 ピンテール
6 ナット
7 破断跡
7a 外周縁
8 処理具
9 ホルダー
9a 補助ホルダー
10 回転軸
11 回転駆動体
11a 装着部
11b 装着孔
12 先端側
13 後端側
14 ガイド部
15 貫通孔
16 差込口
17 ワッシャ
20 ストッパー
21 電磁石
22 ホルダーの開口部内壁面
23 停止縁
24 コイル
30 先端面(研磨面)
40 確認窓
50 排気口
60 軸受
Claims (9)
- 研磨、研削、切削、錆落とし、目あらし、素地調整、ケレンといった研磨処理が可能な処理具が内部にセットされたホルダーを、ボルトに締付けられたナットの外周にボルト破断跡の後方から被せ、このホルダーの先端部をワッシャや前記ボルトで締付けた金属部材に突き当てることなく、ホルダー内の前記処理具を前記ボルト破断跡に突き当て、この突き当て状態で処理具を回転駆動体によりホルダー内で回転させてボルト破断跡を処理することを特徴とするボルト破断跡処理方法。
- ボルトに締付けられたナットの外周にその後方から被せることのできる前方開放のホルダーと、
前記ホルダー内にセットされてボルト破断跡を研磨、研削、切削、錆落とし、目あらし、素地調整、ケレンといった研磨処理が可能な処理具を備え、
前記ホルダーの長さはホルダーを回転駆動体に取り付けた状態でナットの外周に被せて前記処理具を破断跡に突き当てても前記ホルダーの先端部がワッシャや前記ボルトで締付けた金属部材には当たらない長さであり、
前記ホルダー及び前記処理具は前記回転駆動体に脱着可能であることを特徴とするボルト破断跡処理装置。 - 請求項2記載のボルトの破断跡処理装置において、
ホルダーの後端側の差込口を回転駆動体の装着部に差し込むことでホルダーを回転駆動体に脱着可能であり、
処理具はその回転軸を装着孔に差し込むことで回転駆動体に脱着可能であることを特徴とするボルト破断跡処理装置。 - 請求項2記載のボルトの破断跡処理装置において、
ホルダーの後端側にガイド部が形成され、ガイド部に処理具の回転軸を前後移動可能に貫通できる貫通孔が形成され、
ホルダー内の処理具はその回転軸が前記貫通孔を貫通して回転駆動体の装着部の装着孔に差し込んで取付け可能であり、回転駆動体の前後移動に伴って回転軸が同方向に前後移動してホルダー内を前後移動可能であることを特徴とするボルト破断跡処理装置。 - 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のボルト破断跡処理装置において、
処理具に、砥石、刃物、ヤスリ、超硬バー、紙ヤスリ、布ヤスリ、ブラシ、ワイヤブラシ、スポンジ研磨材、不織布表面処理材、特殊樹脂ブラシといった研磨処理が可能なものが使用されたことを特徴とするボルト破断跡処理装置。 - 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のボルト破断跡処理装置において、
ホルダーの先端側に補助ホルダーがスライド可能に取り付けられたことを特徴とするボルト破断跡処理装置。 - 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載のボルト破断跡処理装置において、
ホルダーにその内部を外から確認可能な確認窓又は/及び研磨処理時に生ずる除去物をホルダー外部へ排出可能な排気口が形成されたことを特徴とするボルト破断跡処理装置。 - 請求項2乃至請求項7のいずれかに記載のボルト破断跡処理装置において、
ホルダーが研磨処理時に変形可能又は傾斜可能又は伸縮可能であることを特徴とするボルト破断跡処理装置。 - 請求項2乃至請求項8のいずれかに記載のボルト破断跡処理装置において、
ホルダーに磁石を取り付けるか又は金属製のホルダーにコイルを巻き、このコイルへの通電によりホルダーが磁化されて電磁石となり、コイルへの通電が停止されると磁化が解除されるようにしたことを特徴とするボルト破断跡処理装置。
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