JP4297485B2 - システムキッチン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、システムキッチンに関し、特にアイランド型のシステムキッチンや対面型のシステムキッチンにおけるシンク周りの空間の有効利用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、壁に接することなく設置されるアイランド型のシステムキッチンや、端面だけが壁に接した状態で設置される対面型のシステムキッチンが知られている。これらのタイプのシステムキッチンでは、シンクの後方に設けられたバックガードの上端にカウンタが形成され、このカウンタにシステムキッチンの前側および後側の双方からアプローチすることのできる構成が用いられることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術では、バックガードの奥行きとカウンタの奥行きとがほぼ同じに設定され、バックガードの前面とカウンタの前端面とがほぼ一致する形態が通常である。この場合、シンクの後方の奥行き空間が非常に狭く、ひいてはシンク周りの空間を有効利用することができないという不都合があった。
【0004】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたものであり、シンク後方の奥行き空間が比較的大きく確保され、ひいてはシンク周りの空間を有効利用することのできるシステムキッチンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明では、シンクと、該シンクの後方に設けられたバックガードと、該バックガードの上端に設けられたカウンタとを備えたシステムキッチンにおいて、
前記カウンタは、前記バックガードから所定距離だけ前方へ突出するように構成され、
前記シンクの近傍には前記シンクに対して斜めから対面する立上り部が設けられ、前記立上り部には包丁の刃を挿入するための孔が形成されていることを特徴とするシステムキッチンを提供する。
【0006】
本発明の好ましい態様によれば、前記カウンタの前端には、布巾掛けのための1つまたは複数の棒状部材が横方向に沿って延びるように取り付けられている。また、前記カウンタの下側面には、前記シンクまたはその近傍を照明するための照明具が取り付けられていることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のシステムキッチンでは、シンク後方のバックガードの上端に設けられたカウンタがバックガードから所定距離だけ前方へ突出するように構成されている。また、シンクの近傍にはシンクに対して斜めから対面する立上り部が設けられ、この立上り部には包丁の刃を挿入するための孔が形成されている。したがって、本発明では、カウンタの下側面とバックガードの前面とシンクの後方面とで規定される空間を比較的大きく確保することができる。
【0008】
また、シンクに対して斜めから対面する立上り部では孔に刃を挿入した状態で包丁が収納されるので、シンクに正対した姿勢のまま、立上り部から包丁を抜き出したり立上り部へ包丁を戻したりする動作を円滑に行うことができる。こうして、本発明では、シンク後方の奥行き空間が比較的大きく確保され、ひいてはシンク周りの空間を有効利用することのできるシステムキッチンを実現することができる。
【0009】
なお、本発明において、カウンタの前端には、布巾掛けのための1つまたは複数の棒状部材が横方向に沿って延びるように取り付けられていることが好ましい。この構成により、シンクに正対した姿勢のまま、棒状部材に掛かっている布巾を容易に取り外して使用したり、使用後の布巾を棒状部材に容易に掛け戻したりすることができ、ひいてはシンク周りで布巾を使用する作業の効率を向上させることができる。
【0010】
また、本発明において、カウンタの下側面には、シンクまたはその近傍を照明するための照明具が取り付けられていることが好ましい。この構成により、シンクまたはその近傍で作業をする際に手元を適時明るく照明することができ、ひいてはシンク周りの作業効率を向上させることができる。
【0011】
本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかるシステムキッチンの構成を概略的に示す図である。また、図2は、図1(b)の線A−Aに沿った断面図である。また、図3は、シンクに対して斜めから対面する立上り部に包丁が収納される様子を示す図である。なお、本実施形態では、アイランド型や対面型のシステムキッチンに本発明を適用している。
【0012】
図1を参照すると、本実施形態のシステムキッチンは、床の上に載置されたベースキャビネット1を備えている。ベースキャビネット1の上部には、システムキッチンに向かって左側からガスコンロや電気コンロが設けられた加熱調理部2と、シンク3とが設けられている。なお、シンク3に隣接して、たとえば湯水混合型の水栓(不図示)が設けられている。
【0013】
また、シンク3の後方にはバックガード4が設けられ、バックガード4の上端にはカウンタ5が設けられている。ここで、カウンタ5は、図2に示すように、バックガード4から前方へ所定距離だけ前方へ突出するように、オーバーハングの形態にしたがって構成されている。このカウンタ5には、システムキッチンの前側および後側の双方からアプローチすることができる。
【0014】
また、シンク3の近傍には、図1(a)においてカウンタ5の一部を仮想的に破断して示すように、シンク3に対して斜めから対面する立上り部6が設けられている。そして、この立上り部6には、包丁の刃を挿入するための複数(図1では3つ)の孔6aが鉛直方向に延びるように間隔を隔てて形成されている。立上り部6では、図3に示すように、孔6aを介して包丁10の刃10aを収納部6bの中へ挿入した状態で包丁10が安定的に収納される。
【0015】
また、本実施形態では、図1に示すように、カウンタ5の右側の前端に、布巾掛けのための複数(図1では2つ)の棒状部材7が横方向に沿って延びるように間隔を隔てて取り付けられている。さらに、図1および図2に示すように、カウンタ5の下側面5aには、シンク3またはその近傍を照明するための照明具8が取り付けられている。
【0016】
以上のように、本実施形態では、カウンタ5がバックガード4から所定距離だけ前方へ突出するようにオーバーハング状に構成されている。その結果、カウンタ5の下側面5aとバックガード4の前面4aとシンク3の後方面3aとで規定される空間11を比較的大きく確保することができる。また、シンク3の近傍にはシンク3に対して斜めから対面する立上り部6が設けられ、この立上り部6には包丁10の刃10aを挿入するための孔6aが形成されている。
【0017】
その結果、立上り部6において、孔6aを介して収納部6bの中へ刃10aを挿入した状態で包丁10が安定的に収納される。また、シンク3に正対した姿勢のまま、立上り部6から包丁10を抜き出したり立上り部6へ包丁10を戻したりする動作を円滑に行うことができる。換言すれば、本実施形態のシステムキッチンでは、シンク後方の奥行き空間が比較的大きく確保され、ひいてはシンク周りの空間を有効利用することができる。
【0018】
また、本実施形態では、カウンタ5の前端に、布巾掛け用の一対の棒状部材7が横方向に延びるように取り付けられている。その結果、シンク3に正対した姿勢のまま、棒状部材7に掛かっている布巾を容易に取り外して使用したり、使用後の布巾を棒状部材7に容易に掛け戻したりすることができ、ひいてはシンク周りで布巾を使用する作業の効率を向上させることができる。
【0019】
また、本実施形態では、カウンタ5の下側面5aに、シンク3またはその近傍を照明するための照明具8が取り付けられている。その結果、シンク3またはその近傍で作業をする際に手元を適時明るく照明することができ、ひいてはシンク周りの作業効率を向上させることができる。
【0020】
なお、上述の実施形態では、立上り部6に挿入孔6aが3つ形成され、布巾掛け用の一対の棒状部材7がカウンタ5の右側に設けられ、照明具8が棒状部材7よりも中央側に設けられている。しかしながら、これに限定されることなく、立上り部、布巾掛け用の棒状部材および手元照明具の具体的な構成および配置などについては本発明の範囲内において様々な変形例が可能である。
【0021】
また、上述の実施形態では、アイランド型や対面型のシステムキッチンに本発明を適用している。しかしながら、これに限定されることなく、シンクとその後方に設けられたバックガードとその上端に設けられたカウンタとを備えたシステムキッチンに対して本発明を適用することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、カウンタがバックガードから前方へ突出するように構成されているので、カウンタの下側面とバックガードの前面とシンクの後方面とで規定される空間を比較的大きく確保することができる。また、シンクの近傍にはシンクに対して斜めから対面する立上り部が設けられ、この立上り部には包丁の刃を挿入するための孔が形成されているので、シンクに正対した姿勢のまま、立上り部から包丁を抜き出したり立上り部へ包丁を戻したりする動作を円滑に行うことができる。
【0023】
なお、本発明では、カウンタの前端に布巾掛け用の棒状部材を横方向に沿って延びるように取り付けることにより、シンクに正対した姿勢のまま、棒状部材に掛かっている布巾を容易に取り外して使用したり、使用後の布巾を棒状部材に容易に掛け戻したりすることができ、ひいてはシンク周りで布巾を使用する作業の効率を向上させることができる。
【0024】
また、本発明では、カウンタの下側面にシンクまたはその近傍を照明するための照明具を取り付けることにより、シンクまたはその近傍で作業をする際に手元を適時明るく照明することができ、ひいてはシンク周りの作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるシステムキッチンの構成を概略的に示す図である。
【図2】図1(b)の線A−Aに沿った断面図である。
【図3】シンクに対して斜めから対面する立上り部に包丁が収納される様子を示す図である。
【符号の説明】
1 ベースキャビネット
2 加熱調理部
3 シンク
4 バックガード
5 カウンタ
6 立上り部
7 布巾掛け用の棒状部材
8 照明具
10 包丁
Claims (3)
- シンクと、該シンクの後方に設けられたバックガードと、該バックガードの上端に設けられたカウンタとを備えたシステムキッチンにおいて、
前記カウンタは、前記バックガードから所定距離だけ前方へ突出するように構成され、
前記シンクの近傍には前記シンクに対して斜めから対面する立上り部が設けられ、前記立上り部には包丁の刃を挿入するための孔が形成されていることを特徴とするシステムキッチン。 - 前記カウンタの前端には、布巾掛けのための1つまたは複数の棒状部材が横方向に沿って延びるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシステムキッチン。
- 前記カウンタの下側面には、前記シンクまたはその近傍を照明するための照明具が取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のシステムキッチン。
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JP2003094538A JP4297485B2 (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | システムキッチン |
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