JP4296189B2 - 業務支援装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、業務支援装置、方法およびプログラムに関する。
医療事故への対策は重大な課題であり、各種の安全策が提案されている。特開2001-312566公報では、医療行為計画と医療行為とを照合して、医療行為に間違いがないかどうかチェックするシステムが提案されている。また、特開2004-94363公報では、実施時刻の前後で予告あるいは警告を出す装置が提案されている。また、バーコードを利用して、医療行為を実施する際に、実施する看護師、患者、薬剤等の照合を行っている病院も現実に存在する。また、センサーを使ってアクシデントが発生する前に警告を出力する技術が、特開2004-157614公報に記載されている。
特開2001-312566公報と特開2004-94363公報は、人間が医療行為の情報を入力することを前提としており、センサー情報の活用が考慮されていない。このため、入力情報等にエラーがあっても人間が気付かないこともあり、また忙しい等の理由で入力すべき情報を入力しないという問題もある。
特開2004-157614公報ではセンサー情報を活用しているが、アクシデント発生時の行動特徴とセンサー情報とが類似しているかどうかということにより問題を検出しようとしているため、技術的な難易度が非常に高く、小型のセンサーで業務に支障のないシステムを構築するためには、今後の技術進歩を待たなければならない。
さらに、現在までの取り組みでは、エラーの検出に重きをおいており、発生したエラーがどのような影響を及ぼすかについては考慮されていない。たとえば、忘れてもまったく問題のない投薬を忘れるエラーと、忘れると重大な後遺症を残すような投薬忘れを区別していない。このため、重大な問題が解決されにくい可能性がある。
また、従来のチェックは、医療行為実施時点において正しいかどうか確認するものであり、医療行為実施のための準備の段階でチェックはできない。
特開2001−312566公報 特開2004−94363公報 特開2004−157614公報
本発明は、業務プロセスをより効果的にチェックできる業務支援装置、方法およびプログラムを提供する。
本発明の一態様としての業務支援装置は、
業務プロセスにおける各タスクの実施順序に関する制約を定めた複数のプロセスマップと、
前記複数のプロセスマップの各々毎に各タスクについてのチェック項目を表した複数のタスクチェック情報と、
前記複数のプロセスマップの各々毎に各タスクの所要時間を表す複数のタスク時間情報と、
を記憶する情報記憶部と、
業務の実行を指示する実行指示情報を記憶する指示記憶部と、
前記実行指示情報に示される業務に対応するプロセスマップを検出するプロセスマップ検出部と、
検出された前記プロセスマップにおける各タスクに関連づけられたチェック項目をチェックするために必要なチェック情報を収集する情報収集部と、
前記検出されたプロセスマップにおける各前記タスクに関連づけられたチェック項目をチェックしてタスクエラーを検出するプロセス監視部と、
前記プロセス監視部によって検出されたタスクエラーの内容を表す情報を通知する通知制御部と、
危険度と、前記タスクエラーの内容を表す情報を通知する通知方法とを対応付けた対策一覧データを保持する保持装置と、を備え、
前記検出されたプロセスマップにおける少なくとも1つのタスクに対応するチェック項目は、前記検出されたプロセスマップにおいて前記少なくとも1つのタスクより早い順序をもつ早期タスクの実施が、前記少なくとも1つのタスクの開始または完了前に、開始または完了しているか否かに関するものであり、
前記情報収集部は、前記検出されたプロセスマップにおける各前記タスクについて、その実施開始または実施完了を表すタスク実施情報を収集し、
前記プロセス監視部は、前記少なくとも1つのタスクのタスク実施情報が取得されたとき、前記早期タスクについての前記タスク実施情報が取得済みか否かを判定し、取得済みでないときは、前記少なくとも1つのタスクについて前記タスクエラーを検出し、
各前記チェック項目には第1のリスク値が割り当てられており、
前記実行指示情報には第2のリスク値が記述されており、
前記通知制御部は、エラーが検出されたチェック項目に割り当てられた第1のリスク値と、前記第2のリスク値とに基づいて危険度を決定し、当該危険度に対応する通知方法を前記対策一覧データに基づき特定し、特定した前記通知方法によって前記情報の通知を行う
ことを特徴とする。
本発明により、業務プロセスをより効果的にチェックできる。
図1は、本発明の業務支援装置(インシデント・アクシデント検出装置)の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。
指示記憶部2には、図2に示すような、指示者(医師)が出した業務の指示内容を示す指示情報(実行指示情報)が蓄積される。指示情報は、たとえば情報端末11から入力され、指示記憶部2に記憶される。この指示情報に記述されたプロセスタイプは、実施する業務プロセスを示している。プロセスタイプ3は点滴プロセスであるとする。実施予定時刻は、実施が完了する予定の時刻(実施完了予定時刻)である。ただし、実施予定時刻を実施を開始する予定の時刻(実施開始予定時刻)としも本発明は実施可能である。指示リスク値は指示者が設定したリスク値であり詳細は後述する。
プロセス記憶部(情報記憶部)1には、プロセスマップとタスク情報とが記憶されている。プロセスタイプ3のプロセスマップの例を図3に示す。プロセスタイプ3のタスク情報の例を図4に示す。
プロセスマップには業務プロセスにおける各タスクの実施順序の制約が定められている。図3のプロセスマップの場合、タスク1、2、3、6、7、8、9を通る緊急時のパスと、タスク1、4、5、6、7、8、9を通る定時のパスとが存在する。
タスク情報は、プロセスマップにおける各タスクについて、タスク番号、タスク名、所要時間、故障モード、プロセスリスク値、チェックポイント、実施時刻ポイントが記述される。所要時間はタスクを実行するのに要する時間である。タスク番号またはタスク名と、タスクの所要時間とからなるデータはたとえばタスク時間情報に相当する。故障モードはそのタスクにおいて発生しうる失敗の様式を表す。各タスクにおいて、各々の故障モードが後述のようにしてチェックされる。プロセスリスク値、チェックポイント、実施時刻ポイントについては後述する。
スケジュール制約作成部3は、指示記憶部2に指示情報が格納されると、この指示情報のプロセスタイプに対応するプロセスマップおよびタスク情報を検出する。すなわち、スケジュール制約作成部3はプロセスマップ検出部を含む。スケジュール制約作成部3は、指示情報と、プロセスマップと、タスク情報とからスケジュール制約情報を作成し、作成したスケジュール制約情報をスケジュール制約記憶部(情報記憶部)5に記憶する。図5は、図2の指示情報と、図3のプロセスマップと、図4のタスク情報とから作成されたスケジュール制約情報の例を表している。より詳細にスケジュール制約情報は以下のようにして作成される。
まず、プロセスタイプ3のタスク情報(図4参照)において、チェックポイントとして、「1.指示確認」「3.薬剤緊急準備」「5.薬剤定時準備」「7.点滴開始」「9.点滴終了」が指定されている。チェックポイントは‘Y’マークによって示される。‘Y’マークはタスク指定情報に相当する。チェックポイントは、プロセスマップにおける各タスクのうち、故障モードをチェックすべきタスクを表す。Yマークの付された各タスクに関するスケジュール制約が図5のようにスケジュール制約情報に登録される。図5のスケジュール制約情報において条件タスクは事前に実施すべきタスクを表す。たとえば、図3のプロセスマップ(プロセスタイプ3)では、「3.薬剤緊急準備」の実施前に「1.指示確認」を実施すべきことが矢印の向きから読み取られ、タスク3の条件タスクとしてタスク1が登録される。他のタスクについても事前に実施すべきタスクがプロセスマップから読み取られ、事前に実施すべきタスクが条件タスクとして登録される。上述したように、Yマークの付されたタスクの故障モードがチェックされるが、これ以外にも、スケジュール制約情報の条件タスクに基づき、タスクの実施順序にエラー(インシデント・アクシデント)がないかどうかもチェックされる。ここで、タスク情報(図4参照)における実施時刻ポイントの列において、「7.点滴開始」に○がついているため、図2の指示情報に記述された実施予定時刻を、「7.点滴開始」の実施予定時刻としてスケジュール制約情報に登録する。この実施時刻ポイントの○は、実施予定時刻までに実施されたか否かをチェックするタスクを指定するものである。なお、「7.点滴開始」は点滴を開始する直前の準備処理(たとえば点滴針を患者に刺すまでの処理)に相当する。
図5に示されるスケジュール制約情報に基づいて、病院業務(ケア)が実施される例を以下に示す。
14:20に看護師(職員ID:123456とする)が「1.指示確認」タスクを実施し、情報端末11を用いて、このタスク1を行ったことを表すタスク情報(タスク1実施情報)を本装置に送信したとする。タスク1実施情報の例を図6に示す。タスク実施情報は、職員ID、タスク番号、プロセス番号、実施時刻等を含む。実施時刻はタスク1の実施を完了した時刻(実施完了時刻)を表す。ただし、実施時刻を、実施を開始する時刻(実施開始時刻)として扱っても本発明は実施可能である。情報端末11はPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯機器でもよいし、パーソナルコンピュータ等の据え置き型装置でもよい。このタスク1実施情報を情報収集部7が受けてプロセス監視部6に渡す。プロセス監視部6はこのタスク1実施情報を元に、スケジュール制約記憶部5に記憶されている図5のスケジュール制約情報に実施時刻を記録する。この結果、スケジュール制約情報は図7のように更新される。
この後、この看護師が「7.点滴開始」タスクの実施を完了し、情報端末11を用いて、図8に示すタスク7実施情報を情報収集部7に送信したとする。このタスク7実施情報は情報収集部7からプロセス監視部6に渡される。
プロセス監視部6は、スケジュール制約記憶部5に記憶されているスケジュール制約情報(図7参照)を確認する。タスク7(スケジュールID111359)の行には条件タスクとして、タスク3とタスク5とが指定されている。これは、タスク7の実施前に、タスク3またはタスク5が完了しているべきことを示す。タスク3とタスク5の実施時刻をスケジュール制約情報において確認すると、どちらも空欄であるため、プロセス監視部6は、タスク3、5のいずれもまだ実施されていないと判断する。そこで、プロセス監視部6は、エラー有りを表すエラー判別値1と、エラータスク3または5を表すエラータスク情報と、故障モードが「確認無し」(図4参照)であることを表す故障モード情報とを、エラーリスク評価部4に渡す。また、プロセス監視部6は、スケジュール制約情報に記述されたプロセス指示ID(00312256)についてもエラーリスク評価部4に渡す。
エラーリスク評価部4は、プロセス記憶部1に記憶されたプロセス3のタスク情報を参照し、タスク3とタスク5の故障モード「確認無し」のプロセスリスク値(第1のリスク値)を得る。エラーリスク評価部4は、両者のプロセスリスク値の大きい方を採用する。本例では、両者のプロセスリスク値はそれぞれ2であるためプロセスリスク値として2を採用する。
また、エラーリスク評価部4は、指示記憶部2に記憶されたプロセス指示ID:00312256 をもつ指示情報(図2参照)から指示リスク値(第2のリスク値)3を得る。
エラーリスク評価部4は、プロセスリスク値と指示リスク値とのうち小さい方の値をエラーリスク値として採用する。プロセスリスク値は2、指示リスク値は3であるため、エラーリスク値として2を採用する。エラーリスク評価部4は、採用したエラーリスク値を対策制御部(通知制御部)9に渡す。本例では、エラーリスク値2が対策制御部9に渡される。また、エラーリスク評価部4は、プロセス監視部6から受けたエラー判別値、エラータスク情報、および故障モード情報も対策制御部9に渡す。
ここで、指示リスク値、プロセスリスク値およびエラーリスク値について説明する。指示リスク値は、今回の指示自体が最大どの程度のリスクがあるかを示すものである。たとえば薬剤がビタミン剤などの場合には薬剤投与を忘れても大きな問題になることはない。したがって、同じプロセスでも、ビタミン剤の投与はリスク値を小さく、抗癌剤または麻薬などの投与はリスク値を大きくする。これに対して、プロセスリスク値は、タスク情報に記載されたタスクにエラーが発生した場合に想定される、プロセスの最悪のリスク値である。このようプロセスリスク値は、最悪の場合を想定したリスク値であるため、薬剤の種類等に拘わらず一律に高い値が設定される性質がある。一方、プロセスリスク値は、タスク毎に設定できるという利点がある。そこで、本実施形態では、指示リスク値とプロセスリスク値との両方を考慮したエラーリスク値を最終的なリスク値として採用する。
対策制御部9は、エラーリスク評価部4から渡されたエラーリスク値を危険度として用いて、図9に示す対策一覧にしたがって、危険度に応じた通知方法によって、エラー内容の通知を行う(通知制御を行う)。対策一覧には、危険度に応じた対策内容(通知方法)が記述されている。通知方法は、たとえば、通知先の装置を表す情報と、該装置におけるエラー内容の表示方法とを含む。対策一覧における「担当者」は、タスク実施情報(図6参照)に記述された職員IDをもつ者である。
インシデント・アクシデント記憶部10は、プロセス監視部6において得られたエラー判別値、エラータスク情報、および故障モード情報と、エラーリスク評価部4において得られたエラーリスク値と、をエラーリスク評価部4から受け取って、インシデント・アクシデントデータベースに記録する。
以上に示した病院業務(ケア)の例では、タスクの実施順序にエラーがないかどうかがスケジュール制約情報に基づきチェックされる場合を示したが、Yマークの付されたタスクについては、上述したように、各故障モードのチェックを行う。たとえばタスク3では、確認が行われたか、薬剤の間違いがなかったか、薬剤の分量間違いがなかったかがチェックされる。確認が行われていなければ故障モード「確認無し」が検出され、薬剤の間違いがあれば故障モード「薬剤間違い」が検出され、薬剤の分量間違いがあれば故障モード「分量間違い」が検出される。故障モードのチェックのため、看護師はタスク実施情報(図6参照)をタスクの実施直前または実施直後に情報端末11を用いて入力する。使用されるまたは使用された薬剤の種類および薬剤の分量は、たとえば薬剤の袋に貼られたバーコードまたは2次元コードからセンサー12により読み取られ、タスク実施情報の一部として入力される。薬剤は、業務で取り扱われる物品の一例である。センサー12は情報端末11に組み込まれても良い。
また、タスク情報の実施時刻ポイントの列において○の付けられたタスクについては実施予定時刻までに実施が完了したか否かのチェックが行われる。本例では、図5のスケジュール制約情報において、タスク7の実施予定時刻までに、タスク7の実施が完了したか否かのチェックを行う。看護師は、タスク7の実施が完了すると、タスク7実施情報を入力する。タスク7実施情報が実施予定時刻までに受信されなければ、実施予定時刻までにタスク7が完了されなかったと判断して、故障モード「開始遅れ」を検出する。
本実施形態において、タスクに関連づけられたチェック項目は、該タスクについてインシデント・アクシデントの発生をチェックすべき項目のことである。たとえば、タスク7のチェック項目は、実施予定時刻までに実施が完了したか否か(開始遅れが発生していないか否か)、タスク7の実施前にタスク3または5が実施されているか否かである。また、タスク3のチェック項目は、確認が行われたか否か、薬剤間違いがあるか否か、分量間違いがあるか否か、タスク3の実施前にタスク1が実施されたか否かである。他のタスクについても同様にしてチェック項目を特定できる。タスクが「所要時間+余裕時間」以上経過していないか否かをチェック項目として設けてもよい。各タスクとチェック項目との関連づけはタスクチェック情報に相当する。本実施形態において、タスクチェック情報は、タスク情報(例えば故障モード、実施時刻ポイントの○等)と、スケジュール制約情報(タスク条件等)とに含まれている。
図10は本発明の業務支援装置の他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1と同一名称の要素には同一の符号を付し、拡張された処理を除き重複する説明は省略する。
本実施形態では、プロセスマップとして上述した一実施形態で用いた図3のプロセスマップを用いる。また、タスク情報として図11に示すものを用いる。
故障モード毎にチェックポイント欄が用意されており、タスク1、タスク3、タスク5、タスク7、タスク8、タスク9のそれぞれの故障モードのチェックポイント欄がY*(*はタスク番号を表す)となっている。Y*は、タスク*のタスク実施情報が入力された時に、Y*と同一行の故障モードに対応づけられたプログラムを実行することを表す。
各故障モードに対応づけられたプログラムはチェックプログラム記憶部13に記憶されている。より詳細には、チェックプログラム記憶部13には、各故障モードのプログラム番号を表すチェックプログラム一覧と、各プログラム番号に対応したプログラムとが記憶されている。チェックプログラム一覧の例を図12に示す。
図11のタスク情報において、タスク7(点滴開始)の実施時刻ポイントが○となっているのは、上述した一実施形態と同様であるが、そのほかに、タスク1とタスク9が△になっている。実施予定時刻までに実施されたか否かをチェックするタスクを指定する点に関しては△と○とは同じであるが、△の場合は、タスクの実施予定時刻を自動生成してスケジュール制約情報に登録する点が異なる(○の場合は指示情報に記述された実施予定時刻をそのまま登録する)。△をもつタスクの実施予定時刻は、各タスクの所要時間を用いることで計算する。たとえば、タスク7が予定通り完了するためには、タスク1がいつ完了すればよいかを各タスクの所要時間を用いて計算することにより、タスク1の実施予定時刻を求める。
図13は、図2の指示情報と、図11のタスク情報とからスケジュール作成部3によって作成されたスケジュール制約情報を表す。
チェックポイント欄にY*をもつタスク1、3、5、7、8、9が登録されている。△をもつタスク1の実施予定時刻が自動生成され登録されている。タスク9の実施予定時刻の自動生成は、○のついているタスク7が完了した時点で行う。
タスク1の実施予定時刻(19:00)の自動生成について詳細に説明すると以下の通りである。
図2のプロセスマップにおいて、業務フローが緊急時のパスを通る場合、タスク1が完了した後タスク7が完了するまでの所要時間は40分(=2+30+3+5)である。これに、余裕率1.5倍を乗じると60分必要となる。そこで、タスク1の実施予定時刻はタスク7の実施予定時刻の60分前である19:00となる。
一方、業務フローが定時のパスを通る場合、図11のタスク情報から、10時30分にタスク4を完了させる必要がある。そこで、タスク4の所要時間2分に、余裕率を考慮して3分前にはタスク1を完了する必要がある。そこで、タスク1の実施予定時刻は10時27分となる。
両者の遅い方を取り、タスク1の実施予定時刻は図13に示すように19:00として登録する。
プロセス監視部6では、実施予定時刻が登録された各タスク1、7の実施を監視する監視プログラムを起動する。プロセス監視部6は、登録された実施予定時刻までにスケジュール制約情報の実施時刻欄に値が記載されない場合(看護師からタスク実施情報を受信しない場合)、後述するエラー確率を1.0(100%)として計算し、さらにエラータスクと故障モードとを特定する。本例では、タスク1に関して実施予定時刻までにタスク実施情報が入力されない場合は、エラータスク1、故障モード「開始遅れ」を特定する。タスク7の場合は、エラータスク7、故障モード「開始遅れ」を特定する。
プロセス監視部6は、計算したエラー確率を表す情報と、特定したエラータスクを表すエラータスク情報と、特定した故障モードを表す故障モード情報とをエラーリスク評価部4に渡す。
エラーリスク評価部4は、特定した故障モードに対応するプロセスリスク値と、指示情報に記述された指示リスク値と、図15に示すプロセスリスク値優先情報とからエラーリスク値を求める。プロセスリスク値優先情報には、各故障モードについて優先可否値として0または1が設定されている。エラーリスク評価部4は、特定した故障モードの優先可否値が0であれば、プロセスリスク値と指示リスク値とのうち小さい方の値をエラーリスク値とする。優先可否値が1であれば、プロセスリスク値をエラーリスク値とする。
エラーリスク評価部4は、求めたエラーリスク値を表す情報と、エラー確率を表す情報と、エラータスク情報と、故障モード情報とを危険度計算部8に渡す。
危険度計算部8は、エラーリスク評価部4から受けたエラーリスク値とエラー確率とをもとに危険度を計算する。ここでは、危険度計算部8は、エラーリスク値およびエラー確率がそれぞれ1つ入力されるため、これらの乗算(エラーリスク値×1.0)により危険度を計算する。危険度計算部8は、計算した危険度と、エラータスク情報と、故障モード情報とを対策制御部9に渡す。
対策制御部9は、危険度計算部8によって計算された危険度を元に、上述した一実施形態と同様に、図9の対策一覧にしたがって情報端末11をコントロールする。
インシデント・アクシデント記憶部10は、危険度、エラータスク、故障モード、エラー確率をインシデント・アクシデントデータベースに記録する。
以下、図13のスケジュール制約情報が作成された後における本実施形態の他の動作例を示す。
14:20に看護師(職員ID:123456)がタスク1の実施を完了し、情報端末11を用いて、図6に示したタスク1実施情報を本装置に送信する。このタスク1実施情報を、情報収集部7が受けてプロセス監視部6に渡す。
プロセス監視部6ではこのタスク1実施情報を元に、スケジュール制約記憶部(情報記憶部)5に記憶されている図13のスケジュール制約情報に実施時刻を記録し、この結果、スケジュール制約情報は図14のように更新される。このとき、プロセス監視部6はタスク情報(図11参照)を参照し、タスク1の故障モード「開始遅れ」のチェックポイントがY1であるため、チェックプログラム記憶部13を参照する。チェックプログラム記憶部13では、故障モード「開始遅れ」に対応けられたプログラム1005を起動する。この例ではプログラム1005は、既に起動している、タスク1に対する監視プログラムを停止させる。
この後、この看護師がタスク7(点滴開始)の実施を完了し、情報端末11を用いて図16に示すタスク7実施情報を情報収集部7に送信したとする。このタスク7実施情報は情報収集部7からプロセス監視部6に渡される。
プロセス監視部6は、図11のタスク情報を参照し、タスク7の故障モード「開始遅れ」のチェックポイント欄を確認すると、Y7である。
また、タスク7からプロセスマップ(図3参照)を矢印の逆方向にたどると、2つの経路があり、
第1の経路は、タスク6←タスク3←タスク2←タスク1
第2の経路は、タスク6←タスク5←タスク4←タスク1
である。それぞれの経路をみると、チェックポイント欄にY7と書かれた故障モードがそれぞれ1箇所発見される。つまり、タスク3の「確認無し」とタスク5の「確認無し」である。
またプロセスマップ上をタスク7から矢印の順方向にたどると、
タスク8→タスク9
である。この経路上で、タスク8の「始めの5分間状態確認無し」と「30分に1回確認無し」のチェックポイント欄がY7となっている。
以上より、プロセス監視部6は、チェックプログラム記憶部13に記憶されたチェックプログラム一覧を参照して必要なプログラムを起動する。すなわち、タスク7の故障モード「開始遅れ」に対応してプログラム1005を起動する。また、タスク3およびタスク5の各々の故障モード「確認無し」に対応してそれぞれプログラム1001を起動する。プログラム1001は、該当するタスクが実施済みか否かを確認する。また、タスク8の2つの故障モード「始めの5分間状態確認無し」「30分に1回確認無し」に対応して、プログラム1006とプログラム1007とを起動する。
本例では、タスク7の実施前に、タスク3およびタスク5のいずれもまだ実施されていないことが、タスク3およびタスク5に対応して起動されたプログラム1001によって検出される。すなわち、タスク3とタスク5とに対し故障モード「確認無し」のエラーが検出される。つまり、第1の経路、第2の経路とも正常でないことが検出される。このためプロセス監視部6では、エラー確率を表す情報、エラータスク情報、故障モード情報として、
エラー確率0.5、エラータスク3、「確認無し」
エラー確率0.5、エラータスク5、「確認無し」
を生成する。
タスク3とタスク5とにおける故障モード「確認無し」のプロセスリスク値はそれぞれ2であり(図11参照)、これらのプロセスリスク値がプロセス監視部6からエラーリスク評価部4に渡される。
エラーリスク評価部4は、指示記憶部2に記憶された指示情報(図2参照)を参照して指示リスク値3を得る。エラーリスク評価部4は、各タスク3、5の故障モード「確認無し」に基づきプロセスリスク値優先情報を参照する。「確認無し」の優先可否値は0であるため、プロセスリスク値2と指示リスク値3とのうち小さい方の値である2を、各タスク3、5のエラーリスク値として採用する。
エラーリスク評価部4は、
エラー確率0.5、エラータスク3、エラーリスク値2
エラー確率0.5、エラータスク5、エラーリスク値2
を危険度計算部8に渡す。エラーリスク評価部4は、さらに各タスクの故障モード情報を危険度計算部8に渡してもよい。
危険度計算部8は、エラーリスク評価部4から入力された値を元に危険度を計算する。この例ではエラーリスク値の期待値を危険度とすると、危険度は、(0.5×2)+(0.5×2)=2となる。
対策制御部9は、危険度計算部8によって計算された危険度2を元に、図9に示した対策一覧にしたがって、情報端末11をコントロールする。
インシデント・アクシデント記憶部10は、危険度、エラータスク、エラー確率、故障モードをインシデント・アクシデントデータベースに記録する。
対策制御部9により看護師の情報端末11に警告が出され、この看護師が、先ほど入力した図16のタスク7実施情報をキャンセルしたとする。この際、起動中のプログラム1005、1006、1007は終了する(プログラム1001はタスク3、5の実施有無を確認した後終了しているとする)。この後、看護師が必要な対策を講じて(ここでは、「2.緊急オーダー」「3.薬剤緊急準備」「患者の状態確認」を行ったとする)、タスク7(点滴開始)を完了し、再度タスク7実施情報を入力したとする。説明の簡単のため、先ほどと同じ図16のタスク実施情報を入力したとする。このとき、先ほどと同様に、タスク7の故障モード「開始遅れ」に対してプログラム1005、タスク3とタスク5の各々の故障モード「確認無し」に対してプログラム1001が起動される。さらに、タスク8の2つの故障モード「始めの5分間状態確認無し」「30分に1回確認無し」に対して、プログラム1006とプログラム1007が起動される。
今回は、タスク7の実施前にタスク3が実施され(タスク3実施情報が看護師から入力され、スケジュール制約情報に実施時刻が記入される)、またタスク7実施情報が実施予定時刻より前に入力されたため、エラーは検出されない。タスク7の故障モード「開始遅れ」に対して起動したプログラム1005は、タスク7の監視プログラムを停止した後、終了する。プログラム1001はタスク3、5の実施の有無を確認した段階で終了する。ただし、プログラム1006と1007はタスク8の故障モードをチェックするために、タスク7の完了後(タスク7実施情報が入力された後)も起動したままである。タスク7の完了直後にプログラム1006、1007を起動するようにしてもよい。
情報端末11から入力されたタスク7実施情報は、情報収集部7を経由してプロセス監視部6に渡される。このタスク7実施情報から、実施時刻ポイントが△であるタスク9の実施終了予定時刻が20:52であることが分かる。プロセス監視部6では余裕時間10分を追加して、スケジュール制約情報にタスク9に対し実施予定時刻21:02を登録する。現時点におけるスケジュール制約情報を図17に示す。プロセス監視部6は、タスク9の実施予定時刻を監視する監視プログラムを起動する。
タスク7の完了後、プログラム1006、1007はセンサー12からの情報を用いて、タスク8が正常に実行されているか否かをチェックする。すなわち故障モード「始めの5分間状態確認無し」「30分に1回確認無し」をチェックする。センサー12は、たとえばRFIDリーダー、バーコード読み取り器、2次元コード読み取り器等であり、ビデオカメラ等を含んでもよい。以下、幾つかのパターンに分けて、プログラム1006によるチェック例を示す。
(例1:エラーあり)
図18は、点滴開始を実施した看護師(職員ID:123456)の位置情報の一例を示す。看護師が保持する情報端末11またはIDカード等の装置にRFIDタグが埋め込まれており、センサー12がこのRFIDタグを読み取ることで看護師の位置情報を取得する。
図17のスケジュール制約情報からタスク7の完了は19:52であるが、図18の位置情報から、この看護師は19:52には病室Aにいたが、19:54には廊下に出てしまいさらにその後処置室に行ってしまっている。このことから、プログラム1006は、故障モード「始めの5分間状態確認無し」のエラーが確実に起こっていると認識し、エラー確率1.0を返す。よって、プロセス監視部6は、エラー確率1.0、エラータスク8、故障モード「始めの5分間状態確認無し」を出力する。
(例2:エラー可能性あり)
図19は、点滴開始を実施した看護師(職員ID:123456)の位置情報の他の例を示す。
この看護師は点滴開始を完了した後、病室Aに留まっているものの、点滴開始を完了した時の位置(12,3)からは大きく外れた位置で行動していることが分かる。プログラム1006は、果たして看護師が時々患者の状態を観察しながら別の仕事をしているのか、まったく患者の状態を観察していないのかをセンサー12の精度では判断できないと判断し、エラー確率0.5を返す。よって、プロセス監視部6は、エラー確率0.5、エラータスク8、故障モード「始めの5分間状態確認無し」を出力する。
(例3:エラーなし)
図20は、点滴開始を実施した看護師(職員ID:123456)の位置情報のさらに他の例を示す。
この看護師は点滴開始を完了した後5分以上同じ位置に止まっていることから、看護師は、患者の状態を問題なく観察していると推定できる。そこで、プログラム1006は、エラー確率0を返す。よって、プロセス監視部6は、エラー確率0、エラータスク8、故障モード「始めの5分間状態確認無し」を出力する。
(例4:別の看護師まで考慮する場合)
上記例1〜例3では、点滴開始を実施した看護師自身が、患者の状態を観察することを前提としている。患者の状態を観察する看護師が交代しても良いとすると、看護師(職員ID:123456)以外の看護師についても位置情報を確認する必要がある。別の看護師の位置情報の例を図21に示す。
点滴開始を完了した看護師123456は、点滴中の患者の傍にいないが、別の看護師が患者の傍にいることが分かる。そこで、プログラム1006は、概ね問題はないとして、エラー確率0.1を返す。よって、プロセス監視部6は、エラー確率0.1、エラータスク8、故障モード「始めの5分間状態確認無し」を出力する。
本実施形態におけるチェック項目の例を以下に示す。たとえばタスク7のチェック項目は、タスク7の実施前にタスク3または5が実施されているか否か、実施予定時刻までに実施が完了しているか否か(開始遅れが発生していないか否か)である。また、タスク3のチェック項目は、確認が行われたか否か、薬剤間違いがあるか否か、分量間違いがあるか否か、タスク3の実施前にタスク1が実施されたか否かである。また、タスク1のチェック項目は、実施予定時刻までに実施が完了しているか否か(開始遅れが発生していないか否か)、確認が行われたか否かである。他のタスクについても同様にしてチェック項目を特定できる。タスクとチェック項目との関連づけはタスクチェック情報に相当する。本実施形態において、タスクチェック情報は、タスク情報とスケジュール制約情報とに含まれている。
図22は、本発明の業務支援方法の一実施形態を説明するフローチャートである。このフローチャートに示される各ステップを実行する命令を記述したプログラムをコンピュータに実行させても良い。このプログラムはコンピュータ読み取り可能記録媒体に格納されてもよい。
指示入力部(図示せず)から業務の実行指示を表す実行指示情報が入力される(S11)。
業務の実行指示が入力される毎にスケジュール制約作成部3がスケジュール制約情報を作成する(S12)。
タスクを実施する毎に職員がタスク実施情報を送信し、情報収集部7がこのタスク実施情報を収集する(S13)。
プロセス監視部6は、情報収集部7によって収集されたタスク実施情報に基づき、スケジュール制約情報に実施時刻を記録する(S14)。
プロセス監視部6はタスク情報をもとにチェックプログラム記憶部13を参照して、故障モード別に用意されたチェックプログラムを起動する(S15)。
起動されたチェックプログラムはそれぞれ所定のチェックを実施し、問題がなければ終了し、問題があれば次に進む(S16)。
プロセス監視部6は、チェックプログラムによる問題発見時の情報を用いて、エラー確率、エラータスク、故障モード、プロセスリスク値を特定する(S17)。
エラーリスク評価部4は、実行指示情報を参照して、指示リスク値を取得し、さらにこの指示リスク値とプロセスリスク値とを用いて、エラーリスク値を算出する(S18)。
危険度計算部8は、エラーリスク値、エラー確率をもとに危険度を計算する(S19)。
インシデント・アクシデント記憶部10は、危険度、エラータスク、エラー確率、故障モードをインシデント・アクシデントデータベースに記録する(S20)。
対策制御部9は、危険度をもとに、予め作成された対策一覧を参照して対策を決定し、対策のための機器制御を行う(S21)。
以上のように、本発明の各実施形態によれば、医療行為の準備期間から実施に至る、業務プロセス内の各タスクをチェックし、問題が発生しても早い段階で、または問題の発生する前に、警告を出すことができ、問題解決を支援できる。さらに、エラーにより及ぼされる影響度をプロセスリスク値および指示リスク値などに基づき評価し、重大な影響を及ぼしうる問題に対しては集中的な対策をとることができる。また、センサー情報も簡便に利用できる。
本発明の業務支援装置の一実施形態の概略構成を示す図。 指示情報の例を示す図。 プロセスマップの例を示す図。 図1の実施形態に係わるタスク情報の例を示す図。 図1の実施形態に係わるスケジュール制約情報の例を示す図。 タスク1実施情報の例を示す図。 図5から更新されたスケジュール制約情報を示す図。 タスク7実施情報の例を示す図。 対策一覧の例を示す図。 本発明の業務支援装置の他の実施形態の概略構成を示す図。 図10の実施形態に係わるタスク情報の例を示す図。 チェックプログラム一覧の例を示す図。 図10の実施形態に係わるスケジュール制約情報の例を示す図。 図13から更新されたスケジュール制約情報を示す図。 プロセスリスク値優先情報の例を示す図。 タスク7実施情報の例を示す図。 図14から更新されたスケジュール制約情報を示す図。 点滴開始を実施した看護師の位置情報の一例を示す図。 点滴開始を実施した看護師の位置情報の他の例を示す図。 点滴開始を実施した看護師の位置情報のさらに他の例を示す図。 別の看護師の位置情報の例を示す図。 本発明の方法の一実施形態を説明するフローチャート。
符号の説明
1:プロセス記憶部(情報記憶部)
2:指示記憶部
3:スケジュール作成部
4:エラーリスク評価部
5:スケジュール制約記憶部(情報記憶部)
6:プロセス監視部
7:情報収集部
9:対策制御部
8:危険度計算部
9:対策制御部(通知制御部)
10:インシデント・アクシデント記憶部
11:情報端末
12:センサー
13:チェックプログラム記憶部

Claims (2)

  1. 業務プロセスにおける各タスクの実施順序に関する制約を定めた複数のプロセスマップと、
    前記複数のプロセスマップの各々毎に各タスクについてのチェック項目を表した複数のタスクチェック情報と、
    前記複数のプロセスマップの各々毎に各タスクの所要時間を表す複数のタスク時間情報と、
    を記憶する情報記憶部と、
    業務の実行を指示する実行指示情報を記憶する指示記憶部と、
    前記実行指示情報に示される業務に対応するプロセスマップを検出するプロセスマップ検出部と、
    検出された前記プロセスマップにおける各タスクに関連づけられたチェック項目をチェックするために必要なチェック情報を収集する情報収集部と、
    前記検出されたプロセスマップにおける各前記タスクに関連づけられたチェック項目をチェックしてタスクエラーを検出するプロセス監視部と、
    前記プロセス監視部によって検出されたタスクエラーの内容を表す情報を通知する通知制御部と、
    危険度と、前記タスクエラーの内容を表す情報を通知する通知方法とを対応付けた対策一覧データを保持する保持装置と、を備え、
    前記検出されたプロセスマップにおける少なくとも1つのタスクに対応するチェック項目は、前記検出されたプロセスマップにおいて前記少なくとも1つのタスクより早い順序をもつ早期タスクの実施が、前記少なくとも1つのタスクの開始または完了前に、開始または完了しているか否かに関するものであり、
    前記情報収集部は、前記検出されたプロセスマップにおける各前記タスクについて、その実施開始または実施完了を表すタスク実施情報を収集し、
    前記プロセス監視部は、前記少なくとも1つのタスクのタスク実施情報が取得されたとき、前記早期タスクについての前記タスク実施情報が取得済みか否かを判定し、取得済みでないときは、前記少なくとも1つのタスクについて前記タスクエラーを検出し、
    各前記チェック項目には第1のリスク値が割り当てられており、
    前記実行指示情報には第2のリスク値が記述されており、
    前記通知制御部は、エラーが検出されたチェック項目に割り当てられた第1のリスク値と、前記第2のリスク値とに基づいて危険度を決定し、当該危険度に対応する通知方法を前記対策一覧データに基づき特定し、特定した前記通知方法によって前記情報の通知を行う
    ことを特徴とする業務支援装置。
  2. 前記通知制御部は、前記通知方法として、通知先となる装置、または、該装置において前記情報を表示する方法、またはこれらの両方を決定することを特徴とする請求項1に記載の業務支援装置。
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