JP4295743B2 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

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本発明は、レーザ加工装置及び加工方法に関し、特にレーザビームを走査して加工対象物の所望の位置にレーザビームを入射させ、レーザビームの入射位置の加工を行うレーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
プリント基板、パッケージ基板、及びグリーンシート等にレーザビームを入射させて穴開け加工を行う技術が注目されている。レーザビームをガルバノスキャナ等の走査光学系で走査し、走査されたレーザビームをfθレンズ等で対象物の表面に集束させることにより、複数の穴を形成することができる。
電子回路素子の実装の高密度化にともない、形成すべき穴の小径化が望まれている。穴径が小さくなると、穴の位置に高い精度が要求される。また、一秒あたりに加工できる穴の数、すなわち加工速度の向上も望まれている。
下記の特許文献1に、走査光学系と加工対象物との間にマスクを配置し、位置精度を向上させるレーザ加工装置および加工方法が開示されている。
特許第3522717号公報
特許文献1に開示された方法では、位置精度の向上が図られているが、加工速度については改善されていない。
本発明の目的は、加工速度の向上を図ることが可能なレーザ加工装置及び加工方法を提供することである。
本発明の一観点によると、レーザビームを出射するレーザ光源と、反射鏡の姿勢を変化させることにより、前記レーザ光源から出射したレーザビームを走査し、該反射鏡の姿勢が目標とする許容範囲内に収まっていることを通知する信号を出力する走査器と、前記走査器によって走査されたレーザビームの経路を横切るように配置され、レーザビームを遮光する遮光領域内に、レーザビームを透過させる複数の透過領域が分布したマスクと、加工対象物を保持するステージと、前記マスクの透過領域を透過したレーザビームを、前記ステージに保持された加工対象物の表面上に集束させるレンズと、前記レーザ光源と前記走査器との間に配置されており、前記マスクが配置された位置におけるビーム断面内の光強度分布を均一に近づけ、かつ該マスクが配置された位置におけるビームスポットが、前記マスクに設けられた透過領域の各々を内包する大きさになるようにビーム断面を整形する均一化光学系と、前記レーザ光源から出射したレーザビームが、前記マスクに設けられた透過領域のうち1つの透過領域を透過するように前記走査器の反射鏡の姿勢を制御するとともに、前記ビーム走査器から、前記反射鏡の姿勢が許容範囲内に収まっていることを通知する信号を受信すると、該反射鏡の姿勢が安定状態に達するまでの待ち時間を待たずに、前記レーザ光源からレーザビームを出射させる制御装置とを有するレーザ加工装置が提供される。
本発明の他の観点によると、レーザビームを出射するレーザ光源と、反射鏡の姿勢を変化させることにより、前記レーザ光源から出射したレーザビームを走査する走査器と、前記走査器によって走査されたレーザビームの経路を横切るように配置され、レーザビームを遮光する遮光領域内に、レーザビームを透過させる複数の透過領域が分布したマスクと、
加工対象物を保持するステージと、前記マスクの透過領域を透過したレーザビームを、前記ステージに保持された加工対象物の表面上に集束させるレンズと、前記レーザ光源と前記走査器との間に配置されており、前記マスクが配置された位置におけるビーム断面内の光強度分布を均一に近づけ、かつ該マスクが配置された位置におけるビームスポットが、前記マスクに設けられた透過領域の各々を内包する大きさになるようにビーム断面を整形する均一化光学系とを有するレーザ加工装置を用い、前記走査器によって走査されたレーザビームが、前記マスクに設けられた透過領域のうち1つの透過領域を透過するように該走査器の反射鏡の姿勢を制御するとともに、該反射鏡の姿勢が許容範囲内に収まると、該反射鏡の姿勢が安定状態に達するまでの待ち時間を待たずに、前記レーザ光源からレーザビームを出射させるレーザ加工方法が提供される。
マスクの透過領域を透過したレーザビームにより加工対象物の加工が行われる。従来の加工方法では、レーザビームを走査する走査器内の反射鏡の姿勢が、目標とする許容範囲に一旦収まってもオーバシュートしてしまい、ビームスポットの中心位置がマスクの透過領域の中心位置からずれてしまう場合がある。このため、反射鏡の姿勢が整定されるまで、レーザビームの出射を待つ必要があった。本発明では、均一化光学系を入れたことにより、透過領域がビームスポット内に収まっていれば、必ずしも両者の中心位置が一致していなくても良好な加工を行うことができる。このため、両者の中心位置が一致するまでの過渡的な状態にあっても、それが収まるまでの待ち時間をとることなくレーザを出射することが可能となった。
図1に、本発明の第1の実施例によるレーザ加工装置の概略図を示す。
レーザ光源1がパルスレーザビームを出射する。レーザ光源1は、例えばCOガスレーザ発振器であり、赤外領域のレーザビームを出射する。なお、レーザ光源1として、Nd:YAGレーザの高調波を出射するレーザ光源等を用いてもよい。レーザ光源1は、制御装置15により制御される。
レーザ光源1から出射したレーザビームが、均一化光学系2に入射する。均一化光学系2は、ビーム断面内の光強度分布を均一に近づける。均一化光学系2は、一例として2枚の非球面レンズで構成することができる。均一化光学系2に入射するレーザビームの光強度分布は、例えばガウス分布に近似される。1枚目の非球面レンズは、レーザビームの中央近傍の光線束を発散させ、周辺部の光線束を集束させる。2枚目の非球面レンズは、1枚目の非球面レンズを透過したレーザビームを平行光線束に戻す。
均一化光学系2から出射したレーザビームが、折り返しミラー3、およびリレーレンズ4を介して走査器16に入射する。走査器16はX用ガルバノミラー5、Y用ガルバノミラー6およびそれらを駆動する駆動系からなる。走査器16は、制御装置15により制御される。X用ガルバノミラー5は、レーザビームを1次元方向に走査する。X用ガルバノミラー5で走査されたレーザビームが、Y用ガルバノミラー6に入射する。Y用ガルバノミラー6は、X用ガルバノミラー5による走査方向と直交する方向にレーザビームを走査する。なお、図1は、X用ガルバノミラー5の走査方向が紙面に平行になり、Y用ガルバノミラー6の走査方向が紙面に垂直になる場合を示している。
Y用ガルバノミラー6で走査されたレーザビームが集束レンズ7に入射する。集束レンズ7は、例えばfθレンズで構成されており、走査されたレーザビームを集束させる。
集束レンズ7によって集束されたレーザビームの経路を横切るようにマスク8が配置されている。マスク8は、レーザビームを遮光する遮光領域内に、レーザビームを透過させる複数の透過領域8Aが分布した板状構造物である。COレーザを用いる場合、遮光領域は、例えばベリリウム板、ベリリウム銅合金板、ステンレス板等で形成され、透過領域8Aは貫通孔により構成される。マスク8の配置された位置におけるレーザビームのビームスポット内に1つの透過領域8Aが内包され、透過領域8Aの各々はその位置におけるビームスポットより小さい。
第1の実施例においては、透過領域8Aの各々は円形である。なお、透過領域8Aの形状は、円形以外にしてもよい。例えば、四角形等でもよい。
透過領域8Aを透過したレーザビームが、集束レンズ9で集束され、ステージ10の上に保持された加工対象物20に入射する。レーザビームの入射した位置に穴が形成される。
集束レンズ9は、マスク8の透過領域8Aを加工対象物20の表面上に結像させる。加工対象物の被加工点(レーザビームを入射させるべき点)とマスク8の透過領域8Aとが共役の関係になるように透過領域8Aがマスク8内に分布している。
走査器16は、X用ガルバノミラー5及びY用ガルバノミラー6(以下両者を「反射鏡」と呼ぶ。)を揺動させてレーザビームを走査することにより、マスク8の所望の透過領域8Aにレーザビームを入射させることができる。
制御装置15に、予め加工対象物20の被加工点の位置情報が記憶されている。制御装置15は、走査器16で走査されたレーザビームが、透過領域8Aのうち1つの透過領域を透過するように反射鏡の姿勢を制御するとともに、反射鏡の姿勢が許容範囲内に収まると、待ち時間を待たずに、レーザ光源1からレーザビームを出射させる。
図2に、マスク8が配置された位置におけるビーム断面内の光強度分布を、比較例の光強度分布と比較して示す。図2の曲線Aは、比較例として、従来方式におけるマスク8が配置された位置でのビーム断面内の光強度分布を示しており、図2の曲線Bは、第1の実施例におけるマスク8が配置された位置でのビーム断面内の光強度分布を示している。比較例では曲線Aで示すように、ビーム断面内の光強度は正規分布をとるが、第1の実施例において均一化光学系2を通過したレーザビームは曲線Bで示すように、径方向に対してトップフラットに近い光強度分布を持つようになる。
第1の実施例の場合に、光強度がピーク値からピーク値の例えば90%までの範囲で良好な加工を行うことができるとする。ピーク値の90%の光強度をIthとし、光強度Ithでのスポット半径をaとする。また、曲線Aにおける光強度がピーク値からIthまでの範囲で良好な加工を行うことができるとし、光強度Ithでのスポット半径をaとする。曲線Aで示した正規分布の場合、ビームスポットの中心では過剰なエネルギーが導入されるが、ここでは、過剰なエネルギーの導入は加工品質に悪影響を与えないと仮定する。
図3に、透過領域8Aとビームスポットとの関係を示す。図3(A)に、理想的な状態、図3(B)に良好な加工が行える状態、図3(C)に従来例では加工不良が生じるが第1の実施例では良好な加工が行える状態を示す。第1の実施例におけるビームスポットB及び従来例におけるビームスポットBのスポット半径は、それぞれ図2で定義したa、aである。まず、従来例について述べると、理想的な状態ではビームスポットBの中心と透過領域8Aの中心が一致している。この場合、レーザ光源からレーザビームを出射して、良好な加工を行うことができる。また、図3(B)に示すように、透過領域8AがビームスポットBに内包される状態であれば、良好な加工を行うことが可能である。このとき、ビームスポットBの中心と透過領域8Aの中心がLだけずれている。透過領域8Aの半径をrとすると、透過領域8AがビームスポットBに内包されているとき、ずれ量Lは以下の式を満足している。
0≦L≦a−r −(1)
図3(C)に示すように、透過領域8AがビームスポットBに内包されないような場合は加工不良が生じる。このときのずれ量Lは以下の式を満足している。
−r<L −(2)
次に、第1の実施例について説明する。図3(A)に示すように、ビームスポットBの中心と透過領域8Aの中心が一致している場合、良好な加工が行える。また、図3(B)に示すように、透過領域8AがビームスポットBに内包されている状態であれば、良好な加工が行える。さらに、ビームスポットBのスポット半径aはビームスポットBのスポット半径aよりも大きいため、図3(C)に示すように、従来例では透過領域8AがビームスポットBから外れており良好な加工が行えないが、第1の実施例ではビームスポットBに透過領域が内包されており、良好な加工が行える状態がある。このような状態はずれ量Lが以下の式を満足する場合である。
−r<L≦a−r −(3)
このように、第1の実施例では、均一化光学系2によりレーザビームのビームスポットサイズが従来よりも大きくなり、スポットサイズの拡大した分だけ良好な加工が行える許容範囲が大きくなった。
なお、透過領域8Aの形状が円でない場合には、透過領域8Aを内包する最小の円の中心とビームスポットの中心とのずれをLとすれば同様の説明ができる。
次に、図4を参照して、実施例によるレーザ加工方法について、従来の加工方法と比較しながら説明する。
図4の最下段に、反射鏡の姿勢の時間変動を示す。横軸は経過時間を表し、縦軸は反射鏡の姿勢を示す。反射鏡の姿勢は、例えば、ある基準姿勢からの角度の変位量で表すことができる。制御装置15は、角度の変位量がPの姿勢を保持してパルスレーザビームを出射させる。これにより、パルスレーザビームが、マスクの1つの透過領域を透過し、穴が形成される。パルスレーザビームの出射が終了すると、制御装置15は、時刻tに、次に加工すべき穴に対応する透過領域にビームスポットを移動させるための指令信号を、走査器16に送出する。
指令信号で指令された反射鏡の角度の変位量がPであるとする。走査器16が指令信号を受信すると、反射鏡の角度の変位量がPになるように、反射鏡の姿勢を変化させる。時刻tに、反射鏡の姿勢が許容範囲内に収まり、角度の変位量が一旦Pになる。その後、反射鏡の変位量が反対側に振れ、振動しながら目標の変位量Pに近づく。
以下、従来の加工方法で用いられるレーザ出射のタイミング制御について説明する。従来の加工方法において、透過領域8Aとビームスポットとの位置ずれが許容値a−r以下の状態が、反射鏡の姿勢の許容範囲Aに対応する。
反射鏡の姿勢と、レーザを出射させる制御信号との関係は次のように説明される。
まず、反射鏡が角度の変位量Pの姿勢から角度の変位量Pの姿勢に近づいてくる。時刻tにおいて反射鏡の姿勢が許容範囲Aに入る。反射鏡は慣性等の原因で時刻tにおいて許容範囲Aから外れてしまう。図4の領域Xで示される期間、すなわちtからtの間、反射鏡は許容範囲Aを外れている。時刻tになり、反射鏡は再び許容範囲Aに入り、時刻t以降、許容範囲Aに収まっている。
図4の下から2段目に、反射鏡の位置が許容範囲Aに収まっていることを制御装置15に通知する通知信号のタイミングチャートを示す。時刻tにおいて、通知信号が出力される。時刻tにおいて反射鏡の姿勢が許容範囲Aを外れると出力を停止させる。時刻tにおいて反射鏡の姿勢が許容範囲A内に戻ると再び通知信号を出力する。
図4の下から3段目に、レーザ光源1からレーザを出射させる制御装置15の制御信号を示す。従来の加工方法においては、反射鏡が一旦許容範囲Aに収まっても、短時間で許容範囲Aから外れてしまう場合があり、反射鏡の姿勢が整定されるのを確認するまでの時間Sをとる必要がある。したがって制御装置15によるレーザ光源1からのレーザの出射は、通知信号を受信してから一定時間Sが経過するまで許容範囲Aに収まっていたことを確認した後である。時刻tからtの間、反射鏡16が許容範囲Aに入っていても十分な待ち時間Sを経過しておらず、この間レーザは出射しない。時刻tから一定時間S経過した時刻tにおいてレーザを出射する。
次に、本発明の実施例による加工方法で用いられるレーザ出射のタイミング制御について説明する。
ビームスポットのずれが許容値a−r以下の状態が、許容範囲Aに対応する。図4の上から2段目に、反射鏡が許容範囲Aに入ったことを制御装置15に通知する通知信号を示し、図4の最上段にレーザ光源1からレーザを出射させる制御装置15の制御信号を示す。時刻tにおいて、反射鏡が許容範囲Aに入る。反射鏡が静止するまでの過渡状態においても反射鏡の姿勢が許容範囲A内に収まっている。したがって、従来の実施例のように反射鏡の姿勢の過渡的な状態が収まったことを確認するまでの待ち時間Sをとる必要がない。レーザ光源1からレーザを出射させる制御信号は、通知信号が時刻tで立ち上がると同時に立ち上がっている。
このように、従来の加工方法と本発明とを比較した場合、レーザ1回の出射につきt−tの時間が短縮され、加工速度を速めることができる。
上記第1の実施例では、反射鏡の姿勢の過渡的状態が収まったことを確認するための待ち時間を待たずにレーザビームを出射したが、従来のように、待ち時間を待つようにしてもよい。この場合、図4において時刻tから待ち時間Sだけ経過した時点からレーザビームを出射して加工を行うことができる。従来の加工開始時刻tよりも早い時点から加工が開始される。
1つの穴の加工が終わると、次に加工すべき穴に対応する透過領域にビームスポットが移動するように走査器を制御する。その後第1の実施例で説明した方法によりレーザビームの出射を開始する。このようにレーザビームが複数の透過領域を順番に透過するように走査器を制御することにより、穴を形成すべき全ての位置に、レーザビームを入射させることができる。
図5に、第2の実施例によるレーザ加工装置の一部の断面図を示す。図1に示した第1の実施例では、マスク8と加工対象物20との間に集束レンズ9が配置されていたが、第2の実施例では、マスク8が加工対象物20の表面に密着している。マスク8は、マスク固定部材11により、ステージ10の上に固定される。加工対象物20は図1に示したマスクが配置された位置に配置される。その他の構成は、第1の実施例のものと同様である。
第2の実施例の場合にも、第1の実施例の場合と同様に、従来の加工方法と比べ時間が短縮され、加工速度を速めることができる。
いずれの実施例の場合でも、均一化光学系2を入れたことによりレーザビームのビームスポットが従来よりも大きくなり、かつ光強度分布をトップフラットに近づけたたことで、加工速度を速くすることができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
本発明の第1の実施例によるレーザ加工装置の概略図である。 実施例におけるマスクが配置された位置でのレーザビーム断面の光強度分布である。 実施例における透過領域とビームスポットとの位置関係を示した図である。 実施例における反射鏡の姿勢とレーザを出射させる制御信号との関係を示した図である。 第2の実施例におけるレーザ加工装置の部分概略図である。
符号の説明
1 レーザ光源
2 均一化光学系
3 折り返しミラー
4 リレーレンズ
5 X用ガルバノミラー
6 Y用ガルバノミラー
7,9 集束レンズ
8 マスク
8A 透過領域
10 ステージ
11 マスク固定部材
15 制御装置
16 走査器
20 加工対象物

Claims (5)

  1. レーザビームを出射するレーザ光源と、
    反射鏡の姿勢を変化させることにより、前記レーザ光源から出射したレーザビームを走査し、該反射鏡の姿勢が目標とする許容範囲内に収まっていることを通知する第1の信号を出力する走査器と、
    前記走査器によって走査されたレーザビームの経路を横切るように配置され、レーザビームを遮光する遮光領域内に、レーザビームを透過させる複数の透過領域が分布したマスクと、
    加工対象物を保持するステージと、
    前記マスクの透過領域を透過したレーザビームを、前記ステージに保持された加工対象物の表面上に集束させるレンズと、
    前記レーザ光源と前記走査器との間に配置されており、前記マスクが配置された位置におけるビーム断面内の光強度分布を均一に近づけ、かつ該マスクが配置された位置におけるビームスポットが、前記マスクに設けられた透過領域の各々を内包する大きさになるようにビーム断面を整形する均一化光学系と、
    前記レーザ光源から出射したレーザビームが、前記マスクに設けられた透過領域のうち1つの透過領域を透過するように前記走査器の反射鏡の姿勢を制御するとともに、前記ビーム走査器から、前記第1の信号を受信すると、該反射鏡の姿勢の過渡的状態が収まるまでの待ち時間を待たずに、前記レーザ光源からレーザビームを出射させる制御装置と
    を有するレーザ加工装置。
  2. 前記レンズは、前記マスクに形成された透過領域を前記ステージに保持された加工対象物の表面上に結像させる請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記マスクの配置された位置におけるビームスポットは、前記反射鏡が許容範囲内に収まった後、安定状態に至るまでの過渡的な状態の期間に、該反射鏡の姿勢の変動に起因してビームスポットの位置が変動しても、ビームスポット内に前記マスクの1つの透過領域が内包される状態が維持されるような大きさである請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. レーザビームを出射するレーザ光源と、
    反射鏡の姿勢を変化させることにより、前記レーザ光源から出射したレーザビームを走査する走査器と、
    前記走査器によって走査されたレーザビームの経路を横切るように配置され、レーザビームを遮光する遮光領域内に、レーザビームを透過させる複数の透過領域が分布したマスクと、
    加工対象物を保持するステージと、
    前記マスクの透過領域を透過したレーザビームを、前記ステージに保持された加工対象物の表面上に集束させるレンズと、
    前記レーザ光源と前記走査器との間に配置されており、前記マスクが配置された位置におけるビーム断面内の光強度分布を均一に近づけ、かつ該マスクが配置された位置におけるビームスポットが、前記マスクに設けられた透過領域の各々を内包する大きさになるようにビーム断面を整形する均一化光学系とを有するレーザ加工装置を用い、
    前記走査器によって走査されたレーザビームが、前記マスクに設けられた透過領域のうち1つの透過領域を透過するように該走査器の反射鏡の姿勢を制御するとともに、該反射鏡の姿勢が許容範囲内に収まると、該反射鏡の姿勢の過渡的状態が収まるまでの待ち時間を待たずに、前記レーザ光源からレーザビームを出射させるレーザ加工方法。
  5. 前記マスクの配置された位置におけるビームスポットは、前記反射鏡が許容範囲内に収まった後、安定状態に至るまでの過渡的な状態の期間に、該反射鏡の姿勢の変動に起因してビームスポットの位置が変動しても、ビームスポット内に前記マスクの1つの透過領域が内包される状態が維持されるような大きさである請求項4に記載のレーザ加工方法。
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