JP4295603B2 - 耳鼻科用の診療補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主として耳鼻科の医院で使用され、高齢の医師であっても適切な耳鼻科治療が可能となる診療補助装置に関する。
高齢化社会に移行するにつれ、高齢の医師も、それまでの貴重な経験を生かしつつ現役医師として活躍し続けることが望まれる。しかし、医師といえども、年齢と共に会話にやや不自由が生じることがあり、患者に対する問診や症状の説明が患者に聞き取りにくい場合が生じる。また、耳鼻科医院では、聴覚系に支障が生じている患者も多く含まれており、特に、聴覚機能が劣化しつつある高齢者にとっては、上記の弊害は深刻であり、医師の質問を聞き違えたのでは患者が適切な回答をすることができず、医師の判断を誤まらせることにもなりかねない。
本発明は、この問題点に着目してなされたものであって、高齢の医師であっても適切な耳鼻科治療が可能となる診療補助装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る診療補助装置は、耳鼻科治療中の医師が装着する携帯型のマイクロフォンと、前記マイクロフォンからの音声信号を増幅する増幅装置と、患者の座る椅子の背面側に装着されるスピーカボックスとを備えて、医師から患者への一方向通話に使用される診療補助装置であって、前記増幅装置から前記スピーカボックスに伝送された音声信号が、スピーカボックスのスピーカか、或いは、患者の耳を塞ぐことなく装着される骨振動型のイヤホンに選択的に出力されるよう切換え可能に構成され、前記増幅装置の出力側には、同一特性のツェナーダイオードZD1,ZD2を逆方向に直列接続することで、過大な音声信号を抑制する抑制回路が搭載されている。
上記した本発明によれば、高齢の医師であっても適切な耳鼻科治療が可能となる。
以下、本発明の実施例に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、実施例に係る診療補助装置EQUの全体構成を図示した概略構成図であり、図2は、使用状態を示す概略図である。
図1(a)に示すように、この診療補助装置EQUは、医師が頭部に装着する携帯型マイクロフォン1と、マイクロフォン1からの音声信号を増幅する増幅装置2と、増幅装置2の出力であるスピーカ信号とイヤホン信号を伝送する接続ケーブル3と、接続ケーブル3からのスピーカ信号を受けて医師の声を出力するスピーカボックス4と、スピーカボックス4の出力端子(ピンジャック)4bに接続されるイヤホン5とで構成されている。
ここで、スピーカボックス4は、入力ピンジャック(入力端子)4aと、スピーカSPと、出力ピンジャック(出力端子)4bと、装着フランジ6とを備えて構成されている。そして、このスピーカボックス4は、装着フランジ6の貫通穴7を通過して固定ネジをネジ込むことで、患者が座る椅子CHの背面側に固定されている。なお、入力ピンジャック4aには、接続ケーブル3の終端部に取り付けられたピン部材(ピンプラグ)3aが挿入され、出力ピンジャック4bには、イヤホン5からの接続ケーブル8の終端部に取り付けられたピン部材(ピンプラグ)8aが挿入される。
図1(a)に示すように、増幅装置2は、マイクロフォン1からの信号を増幅するプリアンプ9と、プリアンプ9の出力を更に増幅するメインアンプ10と、メインアンプ10の出力信号の振幅を制限する第1リミッタ回路11と、プリアンプ9の出力信号の振幅を制限する第2リミッタ回路12と、リミッタ回路11,12の出力側に設けられた切換えスイッチSWとで構成されている。なお、メインアンプ10には、外部音響装置からのBGM信号も入力可能に構成されている。
本装置では第1リミット回路11から、スピーカSPに供給されるスピーカ信号S1が出力され、第2リミット回路12からは、イヤホン5に供給されるイヤホン信号S2が出力される。そして、このようなリミット回路11,12の出力信号は、切換えスイッチSWの接点位置に応じてON/OFF制御されるようになっている。すなわち、図示の状態では、リミッタ回路11の出力であるスピーカ信号S1のみがスピーカボックス4に供給される。一方、図示の状態からスイッチSWを押すとリミッタ回路12の出力であるイヤホン信号S2のみがスピーカボックス4に供給される。なお、切換えスイッチSWを、もう一度スイッチを押すと図示の状態に戻るようになっている。
第1と第2のリミッタ回路11,12は、高齢の医師が、突然、咳きを発したり、或いは、喉に絡んだ痰に関連した音を発しても、過大な音量が患者に伝わらないようにするための回路である。耳の治療を受けにきた患者にとって、過大な音量は禁物であり、このリミッタ回路11,12の必要性は高い。
リミッタ回路は、図3(a)の回路構成からなり、同一特性のツェナーダイオードZD1,ZD2を逆方向に直列接続すると共に、電流制限抵抗Rsを接続して構成される。ツェナーダイオードZD1,ZD2の降伏電圧Ezは、リミッタ回路11,12から出力することが許容される電圧最大振幅に基づいて決定され、したがって、リミッタ回路11とリミッタ回路12とで異なる部品が選択される。
いずれにしても、リミッタ回路11,12の出力電圧は、ツェナーダイオードの降伏電圧Ezを超えることができないので、出力される音声信号は、図4(b)のように歪んだ波形となる可能性がある。図4(a)は、正常な入力レベルの音声信号eiを受けた場合の出力信号eoの波形を示しており、図4(b)は、入力信号のレベルが上がった場合の出力信号eoの波形を示している。なお、ツェナーダイオードの降伏電圧Ezとし、順方向電圧降下をαとすると、リミッタ回路の出力信号eoは、±(Ez+α)の範囲内である。
音響信号としては、図4(b)のような波形の音質では大いに問題であるが、本装置EQUでは、医師の発言を伝えることができれば足りるので、図4(b)の波形でも何の問題も生じない。なお、図4(b)の波形が更に歪んでも、人間の脳の推理機能によって、何の問題もなく発言内容を理解できることを確認している。
図3(b)は、別のリミッタ回路11,12を例示したものである。この回路では、入力信号eiのレベルが正常値であれば、オペアンプOPからは、入力信号をR2/R1倍に増幅した信号eoが出力される。一方、入力信号eiのレベルが限界値より増加した場合には、その出力信号は、2つのチェナーダイオードで制限されるので、±(Ez+α)の振幅に制限される。
図1(b)に示すイヤホン5は、患者の好みに応じて使用される部材であり、スピーカSPと選択的に使用される。すなわち、医師からの質問は、スピーカSPを通して伝えられるが、この場合には、他人に聞かれたくない質問でも、比較的大きな声で周りの患者に聞こえてしまう。そこで、このような事態を望まない患者は、スピーカ出力を切る代わりにイヤホン5を装着してもらうことになる。なお、イヤホン5を使用する場合には、看護婦などが切換えスイッチSWを押して、スピーカ信号S1の出力を切断し、代わりにイヤホン信号S2を出力させることになる。
図1(b)に示すように、イヤホン5は、顔の両側を挟着する装着バー13,13と、後頭部を経由して左右の装着バー13,13を接続する湾曲バー14と、骨振動部15とで構成される。そして、骨振動部15は、耳の穴を塞ぐことなく患者の顔の両側に押し当てられる。すなわち、このイヤホン5は、骨振動を利用するものであり、耳を塞ぐことなく、医師の質問が聞き取れるようになっている。なお、イヤホン5を使用する場合には、患者は、Yes/Noの回答のみで足りるよう、医師の質問内容にもプライバシー面の適切な配慮がされている。
ところで、人間が音を聴く仕組みを説明すると、以下の通りである。音声振動は外耳道を通して鼓膜に伝えられる。すると、鼓膜の振動が耳小骨に伝わり、耳小骨はこの振動を蝸牛に伝え、蝸牛内の内耳液が振動し、これが電気信号に変換され聴神経を通って脳に伝わる。
上記のルートのいずれかの器官に障害がある場合は難聴となるが、聴神経などに障害がある感音性難聴以外であれば、上記した骨振動用イヤホンによって医師の声を聞くことができるので、医療行為に支障をきたすことがない。しかも、外耳道は常に開放状態であるので、看護婦などによる補助行為にも何の支障も与えない。
以上の診療補助装置EQUによれば、会話にやや不自由が生じた医師であっても、何の支障もなく医療活動をすることができる。なお、本装置EQUによれば、増幅装置2からBGMを出力することができ、そのBGMは患者の背後から優しく聞こえるので、患者をリラックスさせることもできる。しかも、従来の医院のように天井や壁からBGMが流れることがなく、患者の直ぐ近くで静かに音楽が流れているだけなので、診察室は静かな環境が保証され、医師の指示を看護婦が聞き漏らすおそれもない。
以上、本発明の実施例について具体的に説明したが、具体的な記載内容は何ら本発明を限定する趣旨ではない。例えば、実施例では、説明の便宜上、スピーカボックスが単一の例を説明したが、中央の増幅装置とN個のスピーカボックスとを接続し、特定の患者には医師の質問を伝えるが、他の患者にはBGMを伝えるようにしても良い。この場合には、図5に示すように増幅装置の出力側に切換えボックスを設けて、看護婦などの操作によって特定の患者との通話路が選択されることになる。
また、実施例では、スピーカ信号S1とイヤホン信号S2とを増幅装置2に設けた切換えスイッチSWで切り換えたが、この構成に代えて、スピーカボックスに切換えスイッチSWを設けても良い。この場合、切換えスイッチSWは、スピーカ信号S1をON/OFFするスイッチで足り、イヤホン信号S2は常に出力しておくので良い。
実施例に係る診療補助装置の全体構成を示すブロック図である。 実施例に係る診療補助装置の使用状態を示す図面である。 リミッタ回路を示す回路図である。 増幅装置からの出力波形を図示したものである。 診療補助装置の変形例を図示したものである。
符号の説明
1 マイクロフォン
2 増幅装置
4 スピーカボックス
SP スピーカ
EQU 診療補助装置

Claims (1)

  1. 耳鼻科治療中の医師が装着する携帯型のマイクロフォンと、前記マイクロフォンからの音声信号を増幅する増幅装置と、患者の座る椅子の背面側に装着されるスピーカボックスとを備えて、医師から患者への一方向通話に使用される診療補助装置であって、
    前記増幅装置から前記スピーカボックスに伝送された音声信号が、スピーカボックスのスピーカか、或いは、患者の耳を塞ぐことなく装着される骨振動型のイヤホンに選択的に出力されるよう切換え可能に構成され、
    前記増幅装置の出力側には、同一特性のツェナーダイオードZD1,ZD2を逆方向に直列接続することで、過大な音声信号を抑制する抑制回路が搭載されている診療補助装置。
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