JP4294239B2 - レーザ加工装置および透過型の1/2波長板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光を用いて加工対象に穴を加工するレーザ加工装置に係り、特に、底面が平な小径の穴を加工するのに好適なレーザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来のレーザ加工装置の構成を示す図である。
【0003】
炭酸ガスレーザ発振器1の光路上には、ミラー2、アパーチャ5、スキャナ6のミラー8、fθレンズ9および加工対象10が配置されている。
【0004】
炭酸ガスレーザ発振器1は、断面が円形のレーザ光を図の下方に出力する。ミラー2は炭酸ガスレーザ発振器1から出力されるレーザ光に対して45度に配置されている。アパーチャ5には、加工しようとする形状と相似形の穴5aが形成されている。ミラー8はモータ7の出力軸に支持され、紙面に垂直な軸線の回りに位置決め自在である。加工対象10(ここでは、多層プリント基板)は、XYステージ11に固定されている。
【0005】
穴5aの像の加工対象10に対する位置は、ミラー8を回転させることによりX方向に、また、XYステージ11すなわち加工対象10をX、Y方向に移動させることにより、任意に選択することができる。
【0006】
以上の構成において、炭酸ガスレーザ発振器1から出力されたレーザ光は、ミラー2により反射されて穴5aにより外形を整形される。そして、穴5aを通過したレーザ光は、スキャナ6、fθレンズ9を通過し、加工対象10の表面に穴5aの像として結像され、加工対象10を加工する。
【0007】
次に、加工対象10の表面における穴5a像の光強度について説明する。
【0008】
図9は、従来の加工部における光強度の計算結果を示す図であり、縦軸は最大値を1として規格化した相対値、横軸は距離である。なお、計算に用いた値は以下の通りである。
【0009】
(1)穴5aの直径:1.65mm
(2)アパーチャ5からfθレンズ9までの距離:2000mm
(3)fθレンズ9の直径:30mm
同図に示すように、光強度は中央部が大きい山形で、1/e2直径(光強度が最大値の1/e2となる位置の直径)は100μmになる。
【0010】
このようなビームで、最上層を樹脂層とする銅箔と樹脂層を交互に重ねた多層プリント基板の加工を行うと、中央部のみが深く掘られた穴が形成され、表面の穴径に対して穴底の径が小さくなる。このため、例えば後工程においてこの穴に導電性のめっき処理をする場合、めっき処理の信頼性が低下する。この場合、加工エネルギを大きくすれば、穴底の径を大きくすることができるが、内層(下地)の銅箔を損傷してしまうので、適用できない。
【0011】
そこで、特開平10−118781号公報では、レーザ光に偏角に比例した位相差を与える位相シフト手段(以下、「移相板」という。)を設け、この移相板をレーザ光を集光する加工レンズの手前に配置している。このようにすると、レーザ光のビーム直径を小径にすることができ、しかもエネルギのピーク値を大きくすることができるので、穴明け切断等の加工を高速化することができた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術の場合、小径の穴を効率よく加工することはできるが、従来の場合と同様に、加工部における光強度分布が不均一であるため、穴底を平坦にすることはできない。
【0013】
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決し、底面が平坦でかつ底面の直径が入口の直径に近い小径の穴を加工することができるレーザ加工装置を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の手段は、レーザ光をアパーチャに照射し、アパーチャを透過した前記レーザ光を集光して加工対象を加工をするレーザ加工装置において、反射光または透過光の偏光面を入射光の偏光面に対して偏光させる偏光変換手段と、反射光または透過光の位相を入射光の位相に対して、偏角に応じて移相させる移相手段と、を設け、前記レーザ光の円形の中心部を前記偏光変換手段により偏光させると共に、前記レーザ光の前記中心部を除く外縁部を、前記移相手段により移相させ、前記偏光変換手段により偏光させた前記中心部のレーザ光と、前記移相手段により移相させた前記外縁部のレーザ光を、前記アパーチャに照射することを特徴とする。
【0015】
また、第2の手段は、透過型の1/2波長板を、板状で一方の表面側にグレーティングが形成された第1の透明部材と、前記グレーティングが形成された表面に接して配置される板状の第2の透明部材とにより構成し、前記グレーティングの深さおよびピッチが、グレーティングの上面で反射される反射光とグレーティングの下面で反射される反射光とが互いに打ち消し合い、かつ透過光の偏光面を入射光の偏光面に対して90度偏光させるように選択されていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0017】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す図であり、図8と同じものまたは同一機能のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0018】
炭酸ガスレーザ発振器1の光路上にはミラー2、移相板4、アパーチャ5、結像光学系15、ミラー8、fθレンズ9および加工対象10が配置されている。
【0019】
炭酸ガスレーザ発振器1は、断面が円形、かつ振動面(電場の振動面)が紙面に対して45度方向の直線偏光のレーザ光を図の下方に出力する。
【0020】
ミラー2の表面には、反射光の振動面を入射光の振動面に対して90度偏光させる薄膜状の偏光面回転手段3が配置されている。偏光面回転手段3は、例えば誘電体等を蒸着により形成したものであり、外形は、移相板4の後述するA部を投影した大きさである。
【0021】
結像光学系15は、2個のレンズ(ここでは、凸レンズ)16、17から構成されている。レンズ16とレンズ17は、両者の焦点距離の和だけ隔てて設置され、穴5aの像をレンズ16とレンズ17の焦点距離の比で縮小する機能を備えている。
【0022】
次に、移相板について説明する。
【0023】
図2は、第1の実施形態に係る移相板の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は偏角θが0度の位置における側面断面図である。移相板4の材質はZnSeであり、基部4aの表面には、輪帯部4bが基部4aと一体に形成されている。基部4aはOを中心とする半径R、板厚がHの円盤状である。また、輪帯部4bは内側の半径がr、外側の半径がRのリング状で、基部4aからの高さhは式1、2で定まる高さに形成されている。
【0024】
h=h1・θ/360・・・(式1)
h1=λ/n・・・(式2)
なお、θ、n、λは以下の通りである。
【0025】
θ:Oを原点とする極座標の偏角θ(ただし、0<θ≦360度)
n:ZnSeの屈折率
λ:レーザ光の波長
したがって、θ=360度(0度)の位置では、輪帯部4bにh1の段差が形成されている。また、輪帯部4bの基部4aからの高さhが偏角に比例することから、偏角が180度の位置における輪帯部4bの高さはh1/2である。以下、移相板4の輪帯部4bが形成されていない中心部を「A部」、移相板4のA部以外の部分(すなわち輪帯部4bと輪帯部4bが形成されている基部4a)を「B部」という。
【0026】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0027】
なお、説明を容易にするため、以下、炭酸ガスレーザ発振器1から出力されるレーザ光のうち、中心から半径rのレーザ光を「レーザ光LC」と、レーザ光LCの外側の環状のレーザ光を「レーザ光LO」という。
【0028】
炭酸ガスレーザ発振器1から出力されたレーザ光LCは、偏光面回転手段3により偏光面が紙面に対して−45度方向になって移相板4のA部に入射し、A部および穴5aを通過した後、結像光学系15により径を縮小され、スキャナ6、fθレンズ9を介して加工対象10の表面に導かれ、円形の像が結像される。一方、レーザ光LOはミラー2により反射されて移相板4のB部に入射し、入射した位置に応じて位相がずれる。そして、穴5aを通過した後、結像光学系15により径を縮小され、スキャナ6、fθレンズ9を介して加工対象10の表面に導か、リング状の像が結像される。そして、レーザ光LCとレーザ光LOにより、加工対象10の表面には穴5aの像が結像される。
【0029】
次に、加工対象10の表面における穴5aの像の光強度について説明する。
【0030】
図3は、本発明に係る加工部における光強度の計算結果を示す図であり、縦軸は図9に示した光強度に対する相対値、横軸は距離である。また、計算に用いた値は以下の通りである。
【0031】
(1)結像光学系の倍率:1/10倍
(2)穴5aの直径:18mm
(3)A部の直径:8.1mm
(4)アパーチャ5からfθレンズ9までの距離:2000mm
(5)fθレンズ9の直径:30mm
なお、穴5aの直径は、従来技術との比較を容易にするため、加工位置における1/e2直径が図9の場合と同じ100μmになるようにして、定めたものである。
【0032】
同図において、点線はレーザ光LCの寄与分、実線はレーザ光LOの寄与分である。そして、A部を透過したレーザ光LCとB部を透過したレーザ光LOは、偏光方向が互いに90度異なっているので、加算される。この結果、点線と実線の和である一点鎖線で示す強度が加工対象10の表面における穴5a像の光強度になる。そして、一点鎖線で示す曲線は、中央部が平坦化された台形であるから、底面が平坦でかつ底面の直径が入口の直径に近い小径の穴を加工することができる。
【0033】
ここで、中央付近の強度分布を平坦化するためには、A部の半径rとB部の半径(実質的には穴5aの半径)との比を、0.25〜0.6の間にすることが望ましい。
【0034】
この実施形態では、結像光学系15を設けることにより移相板4を光学的に縮小するようにしたので、移相板4の製作許容誤差を大きくすることができる。したがって、移相板4の製作が容易になる。
【0035】
なお、結像光学系15は穴5aの像を複数のレンズで縮小する機能を有するものであれば、図1に示す構成のものに限らず、例えば1枚の凹レンズと1枚の凸レンズとの組み合わせであってもよい。
【0036】
また、偏光面回転手段3がレーザ光を偏光する角度は90度でなくてもよい。
また、移相板4のA部の厚さをHにしたが、0(貫通穴)であってもよい。
【0037】
また、移相板4を精度よく製作することができる場合は、結像光学系15を省略することができる。
【0038】
さらに、ミラー2に入射光するレーザ光を直線偏光のレーザ光としたが、入射するレーザ光が円偏光のレーザ光の場合にも、適用することができる。これは、右回りの円偏光と左回りの円偏光は互いに干渉せず(広義の意味で直交している)、また、偏光面回転手段3は右回りの円偏光を左回りの円偏光に変換するからである。
【0039】
また、本発明は、炭酸ガスレーザに限らず、可視光、UV光のレーザに対しても適用することができる。
【0040】
次に、移相板の変形例について説明する。
【0041】
図4は、本発明に係る移相板の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は偏角θが0度の位置における側面断面図である。移相板40の材質はシリコン(Si)であり、基部40aの表面側には輪帯部40bが形成されている。基部40aはOを中心とする半径R、板厚がKの円盤である。また、輪帯部40bは内側の半径がr、外側の半径がRのリング状で、輪帯部40bの基部40aからの深さkは、Oを原点とする極座標の偏角θに対して順次等しい段差でNo1から階段状に変化するように形成され、B部のNojはA部と同一面であり、No1のA部表面からの高さ(深さ)はk1である。このように、輪帯部4bの高さ(深さ)を階段状に変化させても、高さを連続的に変化させた場合と同様の効果を得ることができる。
【0042】
この移相板40は例えば、シリコンの多段階エッチングにより容易に製作することができ、しかも微細な加工が可能であるので、結像光学系15を省くこともできる。
【0043】
なお、段数jは、整数(好ましくは5以上の整数)であればよい。
【0044】
ところで、上記第1の実施形態の場合、偏光面回転手段3と移相板4のA部を同軸に位置決めする作業が面倒である。そこで、A部に偏光面回転手段を設けるようにすると、偏光面回転手段3と移相板4の相対的な位置決め作業が容易になる。
【0045】
ここで、板状透明部材の表面にグレーティング(格子状の凹凸)を設けると、振動面がグレーティングの格子ベクトルに対して垂直な光と、振動面が格子ベクトルに対して平行な光の屈折率を変えることができることが知られている(例えば、Applied Optics Vol.34, No.14 Design considerations of form birefringent microstructures, I.Richter他。)。
【0046】
そして、グレーティングに垂直な振動面を持つ光に対する屈折率nsと、グレーティングに平行な振動面をもつ光に対する屈折率npは、それぞれ式3〜6により近似的に求めることができる。
【0047】
【数1】
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る移相板の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は偏角θが0度の位置における側面断面図である。なお、この場合の全体構成は上記図1において偏光面回転手段3を除いた構成であり、その他は同一であるので、図示を省略する。
【0048】
移相板55は、材質がシリコンであり、A部に加工された深さk3のグレーティング56を除き、上記図4に示した移相板40と同じ形状である。移相板55のグレーティング56が形成された面と反対側のw面には通常の無反射コーティングが施されている。
【0049】
材質がSiの平板状のカバー57は、移相板55に接するようにして、ミラー2側に配置される。カバー57の位相板55に接する面と反対側のu面には通常の無反射コーティングが施されている。カバー57は、後述するように、レーザ光のグレーティング56の上下面におけるレーザ光の反射を抑えるためのものである。
【0050】
この実施形態におけるグレーティング56は、A部に入射したレーザ光を90度偏光させることが目的であるので、深さk3は、A部が1/2波長板になるように、式7に基づいて定められる。
【0051】
また、グレーティング56の上下面で反射したレーザ光が移相板55内部で往復すると、そのまま透過するレーザ光と干渉して出力が不安定になったり、A部を透過したレーザ光の偏光方向が90度にならない等の問題が発生するおそれがある。
【0052】
そこで、この実施の形態では、深さk3が、移相板55が1/2波長板になる条件式である式7に加え、グレーティング56の上下面で反射したレーザ光が互いに弱め合うように、無反射の条件式である式8も満足するように選定する。
【0053】
k3=λ/2×r/(ns−np)・・・(式7)
k3=λ×s/2np ・・・(式8)
なお、
r:奇数
s:整数
次に、具体的な数値について述べる。
【0054】
なお、ここでは、レーザ光の波長λを9.4μm、グレーテイングのピッチΛをΛ=2μm、r=1、s=2とする。
【0055】
Siの屈折率nsiは約3.422であるから、duty比pを変化させながら式7、8を満足するk3とpの組み合わせを探す。すると、例えば、k3=4.55μm、p=0.27を得ることができる。なお、このとき、ns=3.08,np=2.04である。
【0056】
そこで、k3=4.55μm、p=0.27になるように、A部の表面をエッチングすると、形成されたグレーティング56により、A部に偏光面回転手段を形成できると共に、グレーティング上下面での反射を抑えることができる。
【0057】
なお、この実施形態では、ns、npを近次式を用いて求めたが、厳密な計算によるものや、実験的に求めたものを用いてもよい。また、移相板55の材質をシリコンとしたが、ゲルマニウムを用いても同様のことが可能である。
【0058】
なお、移相板55はグレーティング56の溝が紙面に垂直になるように設置する。
【0059】
(第3の実施形態)
図6は本発明の第3の実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す図であり、図1と同じもの又は同一機能のものは同一符号を付して説明を省略する。また、図7はこの実施形態に係る移相板の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)は偏角θが0度の位置における側面断面図である。
【0060】
反射型の移相板61の材質はシリコンであり、中央のA部と輪帯部のNojおよび表面Sは同じ高さである。そして、輪帯部のNo1〜Nojは順次等しい段差mで変化している。No1とNojの段差Mはレーザの波長をλ、nsiをシリコンの屈折率として、式9、10で表される。
【0061】
m=M/(j−1)・・・(式9)
M=λ/√2nsi ・・・(式10)
そして、移相板61のA部には薄膜からなる反射型の偏向面回転手段62が配置され、その他の部分には反射コーティングが施されている。
【0062】
この第3の実施形態では、上記第2の実施形態の場合と同様に、偏向面回転手段62を輪帯部に対して予め固定できるので、装置の組立てが容易になる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、レーザ光の円形の中心部を90度偏光させる偏光変換手段と、レーザ光の中心部に接する外縁部を、中心部の中心から計った偏角に応じて移相させる移相手段と、を設け、偏光変換手段により偏光させた中心部のレーザ光と、移相手段により移相させた外縁部のレーザ光をアパーチャに照射するので、結像位置におけるレーザ光の強度は中央部が平坦化された台形になる。したがって、底面が平坦でかつ底面の直径が入口の直径に近い小径の穴を加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態に係る移相板の構造を示す図である。
【図3】本発明に係る加工部における光強度の計算結果を示す図である。
【図4】本発明に係る移相板の変形例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る移相板の構造を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る移相板の構造を示す図である。
【図8】従来のレーザ加工装置の構成を示す図である。
【図9】従来の加工部における光強度の計算結果を示す図である。
【符号の説明】
3 偏光変換手段
4 移相手段
5 アパーチャ
Claims (7)
- レーザ光をアパーチャに照射し、アパーチャを透過した前記レーザ光を集光して加工するレーザ加工装置において、
反射光または透過光の偏光面を入射光の偏光面に対して偏光させる偏光変換手段と、
反射光または透過光の位相に入射光の位相に対する偏角に応じた位相差を与える移相手段と、を設け、
前記レーザ光の円形の中心部を前記偏光変換手段により偏光させると共に、
前記レーザ光の前記中心部を除く外縁部を、前記移相手段により移相させ、
前記偏光変換手段により偏光させた前記中心部のレーザ光と、前記移相手段により移相させた前記外縁部のレーザ光を、前記アパーチャに照射することを特徴とするレーザ加工装置。 - 前記移相手段は断面を円形環状、かつ移相に関与する部分の高さを、偏角が0度から360度の間で、偏角に比例して連続的に変化するように形成され、偏角が180度異なる位置における移相量の差を180度とすることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 前記移相手段は断面を円形環状、かつ移相に関与する部分の高さを、偏角が0度から360度の間で、偏角に略比例して段階的に変化するように形成され、偏角が180度異なる位置における移相量の差を略180度とすることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
- 前記偏光変換手段は、前記移相手段の内縁に配置されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記偏光変換手段は、透明部材の表面に形成したグレーティングであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記アパーチャと前記レーザ光を集光するレンズとの間に、前記アパーチャの像を光学的に縮小する結像光学系を配置することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 板状で一方の表面側にグレーティングが形成された第1の透明部材と、
前記グレーティングが形成された表面に接して配置される板状の第2の透明部材と、からなり、
前記グレーティングの深さおよびピッチが、グレーティングの上面で反射される反射光とグレーティングの下面で反射される反射光とが互いに打ち消し合い、かつ透過光の偏光面を入射光の偏光面に対して90度偏光させるように選択されていることを特徴とする透過型の1/2波長板。
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