JP4293925B2 - ディスク装置 - Google Patents

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本発明は、異なる波長の2つの光源を有し、それぞれの光源から発せられる光の中心軸間にスキュー角が設けられたディスク装置に係り、前記スキュー角を有することに起因する情報の読み取り機能の低下を防止したディスク装置に関する。
図8は、異なる2種類のディスクであるDVD系ディスクとCD系ディスクの双方が装填されるディスク装置の構造の概略を説明する説明図である。
この種のディスクDは、回転駆動部材であるターンテーブルに設置される表面1を有し、この表面1から厚さ方向に距離を空けた内方に記録面が存在している。図8では、DVD系ディスクとCD系ディスクとを重ねて図示している。
図8に示すように、DVD系ディスクは、記録面2が前記表面1から0.6m内方に位置し、表面1と記録面2との間が、厚み0.6mmの透明樹脂層となっている。CD系ディスクは、記録面3が前記表面1から1.2mm内方に位置し、表面1と記録面3との間が、厚みが1.2mmの透明樹脂層となっている。
前記ディスクDに対向する光ピックアップには、DVD系用の光源4と、CD系用の光源5とが近接して設けられている。前記DVD系用の光源4から発せられる光の波長は635〜650nmであり、前記CD系用の光源5から発せられる光の波長が780nmである。前記両光源4,5と前記ディスクDとの間には対物レンズ8が設けられている。
図8に示す例では、DVD系用の光源4と対物レンズ8の光心とを結ぶ中心軸6aが、DVD系ディスクの記録面2に対して垂直に向けられており、前記CD系用の光源5と対物レンズ8の光心とを結ぶ中心軸7aが、前記中心軸6aに対してスキュー角θだけ傾いている。したがって、前記中心軸7aはDVD系ディスクの記録面2に対し垂直ではなく斜めに対向している。
前記対物レンズ8は、2波長レンズであり、DVD系用の光源4から発せられる光の波長に対しては開口数が大きくなり、CD系用の光源5から発せられる光の波長に対しては開口数が小さくなる。
前記光ピックアップには、前記対物レンズ8をその光軸方向へ微動作させるフォーカス補正装置が設けられている。このフォーカス補正装置は、前記対物レンズ8を弾性支持する弾性部材と、前記対物レンズ8を動作させる磁気駆動部とを有している。図8では、前記フォーカス補正装置によってDVD系ディスクの記録面2に対し光源4から発せられる光束6の焦点が合わせられたときの対物レンズ8を実線で示し、CD系ディスクの記録面3に対し光源5から発せられる光束7の焦点が合わせられたときの対物レンズ8を破線で示している。
図8に示す例では、DVD系用の光源4から発せられる光束6の中心軸6aが、DVD系ディスクの記録面2に対して垂直またはほぼ垂直に照射されるのに対し、CD系用の光源5から発せられる光束7の中心軸7aは、対物レンズ8の光軸に対して斜めに入射する。
したがって、CD系用の光源5から発せられた光束7が記録面3に形成する集光スポットにコマ収差が発生し、CD系ディスクの記録面3から読み出されたデータにジッタ−(時間軸方向の変動)が生じやすくなる。
図9に示すグラフは、図8に示すように、DVD用の光源4とCD用の光源5とを120μmの間隔で設置した状態で、対物レンズ8の光軸を傾けたときのジッター量のシミュレーション結果を示している。
横軸は、対物レンズ8の光軸がディスクDの記録面へ垂線に向けられているときをゼロとし、対物レンズ8の光軸を、前記垂直状態から一方向(+方向)および他方向(−方向)へ倒したときの倒れ角βを示している。また、縦軸は、ジッター量(あるいはジッタ−の割合)を示している。
図9に示すグラフのうちの(◆)印のプロットは、DVD用の光源4から発せられる光束6がDVD系ディスクの記録面2に合焦しているときの、DVD系ディスクからのデータ再生出力のジッター量を示し、(□)印のプロットは、CD用の光源5から発せられる光束7がCD系ディスクの記録面3に合焦しているときの、CD系ディスクからのデータ再生出力のジッター量を示している。
図9に示すように、前記対物レンズの光軸と、前記中心軸6aまたは7aとの倒れ角βが大きくなるにしたがって、ジッター量が増加する。また、図9に示すように、ディスクDの透明樹脂層の厚みが大きい方がジッター量は大きくなり、透明樹脂層の厚みが0.6mmのDVD系ディスクからのデータの再生よりも、透明樹脂層の厚みが1.2mmであるCD系ディスクからのデータの再生の方がジッター量が大きくなる。
また、DVD系用の光源4とCD系用の光源5とが離れている結果、DVD系ディスクからの再生出力のジッター量が最小となるときの対物レンズ8の傾き角β、すなわち(◆)印のプロットが最小値となる傾き角βと、CD系ディスクからの再生出力のジッター量が最小となるときの対物レンズ8の傾き角β、すなわち(□)印のプロットが最小値となる傾き角βとが相違することになる。したがって、ディスク装置を組立てる際に、DVD系ディスクかCD系ディスクのいずれかのジッターが最小になることを基準として光ピックアップの姿勢を調整すると、他方のディスクの再生出力におけるジッター量が増大するという問題が生じる。
そこで、以下の特許文献1には、対物レンズ駆動手段によって対物レンズの光軸を倒れるように動作させることが可能な光ピックアップ装置に関する発明が開示されている。同文献の特許請求の範囲には、対物レンズの傾き軸線と、選択された光源から出射して対物レンズへ向う光束における傾き軸線とを平行にすることを可能とすることが記載されている。
また、以下の特許文献2にも、対物レンズの角度を可変するレンズアクチュエータを備えた光ディスク装置が開示されている。同文献に記載の発明は、透明層の厚みの相違するディスクに対して対物レンズの対向角度を最適に設定するというものである。
特開2002−352455号公報 特開2002−373445号公報
前記特許文献1では、請求項1に、対物レンズの傾き軸線と、選択された光源から出射して対物レンズへ向う光束における傾き軸線とを平行にすることが記載されているが、明細書の記載によると、透明層の厚いディスクからデータを読み出すときには、対物レンズに向う光束の光軸と、対物レンズの光軸とを、光ディスクの面における垂線に対して互いに逆向きに傾かせると説明されている。
しかし、CD系のように透明層の厚いディスクに対応する際に、対物レンズに向う光束の光軸と、対物レンズの光軸とを、光ディスクの面における垂線に対して互いに逆向きに傾かせてしまうと、光ディスクの記録面に前記光束のスポットが形成される際に、さらにコマ収差が増大してしまい、ジッターを増加させる結果となる。
また、前記特許文献2に記載の発明は、透明層の厚みが相違するディスクに対応させる対物レンズの光軸の傾き量を調整するものであり、異なる波長の光を発する光源が距離を空けて対向している場合のジッターの増大に対応するものではない。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、異なる波長の光を発する光源が距離を空けて配置されている場合において、第1の光源を使用しているときと第2の光源を使用しているときの双方においてジッターを最小にできる光ディスク装置を提供することを目的としている。
本発明は、ディスクの表面を支持してこのディスクを回転させる回転駆動部材と、発光波長が相違する第1の光源および第2の光源と、前記第1の光源から発せられる光と前記第2の光源から発せられる光の双方を前記ディスクに向けて集光させる対物レンズと、前記対物レンズをその光軸方向に動作させるフォーカス補正装置とが設けられ、前記表面から記録面までの高さが互いに相違する第1のディスクと第2のディスクとが装填可能なディスク装置において、
前記第1の光源と前記第2の光源は、前記記録面に沿う方向に間隔を空けて配置されて、前記第1の光源と前記対物レンズの光心を結ぶ中心軸と、前記第2の光源と前記対物レンズの光心を結ぶ中心軸との間にスキュー角θが形成され、前記第1の光源と前記対物レンズの光心を結ぶ中心軸が第1のディスクの記録面に垂直またはほぼ垂直に向けられており、
前記フォーカス補正装置により、前記対物レンズを、前記第1のディスクの記録面に合焦する第1の合焦位置と、前記第2のディスクの記録面に合焦する第2の合焦位置とに設定可能であり、
前記対物レンズが前記第1の合焦位置にあるときに、対物レンズの光軸が前記第1の光源の前記中心軸と同じまたはほぼ同じ向きとなり、前記第1の合焦位置から前記第2の合焦位置に変化する際に、対物レンズの光軸が前記スキュー角θの方向へ向けて角度αだけ傾くように設定されており、前記角度αと前記スキュー角θとの関係が、0度<α<θであることを特徴とするものである。
本発明のディスク装置は、対物レンズが第1の合焦位置から第2の合焦位置に変化する際に、対物レンズの光軸が、スキュー角θが設定されている方向に向けて傾く。この傾きを設定することにより、第1の光源を使用しているときと第2の光源を使用しているときの双方において、対物レンズの光軸と光源からの光の中心線との傾きに起因するコマ収差を最小にすることができる。
また第1の合焦位置から第2の合焦位置に向けて対物レンズの光軸を傾かせる角度αを、前記スキュー角θ未満とすることにより、第2の光源と対物レンズの光心とを結ぶ中心軸がディスクの記録面に斜めに入射することに起因する収差、すなわち記録面での光スポットの歪みを矯正することができる。そのため、いずれのディスクを使用しているときでもジッターを最小にすることができる。
本発明は、前記角度αは、(1/4)・θ以上で(3/4)・θ以下に設定するのが好ましく、前記角度αの設定値が(1/2)・θであることがさらに好ましい。
例えば、前記第1のディスクがDVD系で、前記第2のディスクがCD系であり、前記第1の光源がDVD系用で、前記第2の光源がCD系用であり、前記対物レンズは、第2の合焦位置が、第1の合焦位置よりもディスクに近い位置となる。
また、前記第1のディスクがCD系で、前記第2のディスクがDVD系であり、前記第1の光源がCD系用で、前記第2の光源がDVD系用であり、前記対物レンズは、第2の合焦位置が、第1の合焦位置よりもディスクから離れた位置となる。
さらに本発明では、前記スキュー角θは、前記対物レンズの光軸がディスクの半径方向に向けて倒れる向きであり、この場合に、前記第1の合焦位置にある対物レンズの主平面と、前記第2の合焦位置にある対物レンズの主平面との間の前記角度αの向きは、この角度の開き側がディスクの外周に向くように設定されることが好ましい。
角度αの開き方向が前記向きであると、ディスクに反りが有った場合において、前記角度αを設定することによって、さらにコマ収差が増大するといった現象を防止できるようになる。
前記本発明では、第1の光源と第2の光源が間隔を空けて配置されているものにおいて、異なるディスクのいずれを装填したときであっても、ジッターを最小に抑制できるようになる。
図1は本発明の第1の実施の形態のディスク装置の動作を示す概略説明図、図2は前記ディスク装置に使用されている光ピックアップを示す斜視図である。
図1に示すディスク装置10は、DVD系ディスクとCD系ディスクの双方が装填される。図1では、DVD系ディスクとCD系ディスクを重ねて図示し、両ディスクを総称して符号Dを付して説明する。
ディスク装置10には回転駆動部材11が設けられている。この回転駆動部材11は、モータで回転駆動されるスピンドル12と、このスピンドル12に固定されたテーブル13と、前記テーブル13の中心部において一体に突出形成された凸部14とを有している。ディスクDの中心穴Daは、前記凸部14に嵌着され、ディスクDの下に向く表面1が前記テーブル13上に支持される。したがって、前記ディスクDがDVD系ディスクである場合と、CD系ディスクである場合のいずれであっても表面1はテーブル13の上面に一致する。
DVD系ディスクは、記録面2が前記表面1から0.6m内方に位置し、表面1と記録面2との間が、厚み0.6mmの透明樹脂層となっている。CD系ディスクは、記録面3が前記表面1から1.2mm内方に位置し、表面1と記録面3との間が、厚みが1.2mmの透明樹脂層となっている。
前記ディスク装置10には、光ピックアップ20が設けられている。図2は、光ピックアップ20の具体的な構造を示し、図1は、前記光ピックアップ20の光学系の概略のみを示している。図1では、光ピックアップ20における光の経路をディスクDと直交する向きで直列的に示しているが、図2に示す実際の光ピックアップ20では、光の経路が直角に曲がるように構成されている。
図2において、矢印「Rad」は、ディスクDの半径方向、矢印「Tan」はディスクDの記録面に記録されている記録トラックの接線方向、矢印「F」は、ディスクDの記録面に対する垂線方向を示している。
光ピックアップ20は、ディスクDの半径方向「Rad」へ移動する移動ベース(図示せず)に搭載されている。光ピックアップ20は前記移動ベースに固定されるピックアップベース21を有している。ピックアップベース21には支持体21aが設けられており、この支持体21aから半径方向へ延びる4本の弾性支持部材22が設けられている。この弾性支持部材22によってレンズホルダ23が、半径方向(Rad)と垂線方向(F)へ自由に動けるように支持されている。
前記レンズホルダ23には、フォーカシングコイル25とトラッキングコイル26が搭載されており、前記ピックアップベース21には、前記両コイルに対向するマグネット27が搭載されている。前記フォーカシングコイル25において半径方向(Rad)に流れる電流とマグネット27の磁界とによってレンズホルダ23が垂直方向(F)へ補正駆動され、前記トラッキングコイル26において垂直方向(F)に流れる電流とマグネット27の磁界とによって、レンズホルダ23が半径方向(Rad)へ補正駆動される。
前記フォーカシングコイル25とマグネット27とでフォーカス補正装置が構成され、前記トラッキングコイル26とマグネット27とでトラッキング補正装置が構成されている。
図1に示すように、この光ピックアップ20では、第1の光源としてDVD系用の光源4が搭載され、第2の光源としてCD系用の光源5が搭載されている。光源4と光源5は、図2に示すように支持体21aの背面に配置された回路基板28に実装されている。または、支持体21aに対しレンズホルダ23を挟んで対向する側(図2の図示左側)において、図示しない別の回路基板に実装されている。図1では光路の概略図を示しているが、光源4の発光点と光源5の発光点は、半径方向(Rad)へ距離δだけ間隔を空けて配置されている。前記距離δは、50〜300μmの範囲である。
前記レンズホルダ23には対物レンズ8が搭載されている。前記光源4または光源5から発せられる光束は接線方向(Tan)へ向けられ、ピックアップベース21に設けられた傾斜反射面によって前記光束が対物レンズ8に向けられるが、図1では前記傾斜反射面の図示を省略している。また、図2に示す回路基板28、または前述した図示しない別の回路基板には、ディスクの記録面から反射された光を検出する受光素子が設けられている。
前記DVD系用の光源4から発せられる光の波長は635〜650nmであり、前記CD系用の光源5から発せられる光の波長が780nmである。前記対物レンズ8は、2波長レンズであり、DVD系用の光源4から発せられる光の波長に対しては開口数が大きくなり、CD系用の光源5から発せられる光の波長に対しては開口数が小さくなる。
図1は、光源4から発せられた光束6と光源5から発せられた光束7の光路を示しており、図3は光源5から発せられた光束7の光路と対物レンズ8との関係をさらに拡大して示している。
ディスク装置10には、制御回路が設けられている。この制御回路は、受光素子で受光された反射光のパターン形状にしたがって前記フォーカスコイル25へ供給する電流を制御し、対物レンズ8を合焦位置に設定するように機能する。
図1では、光源4からの光束6が、DVD系ディスクの記録面2に集光されて記録面2に合焦したときの対物レンズ8を実線で示している。この実線の位置が第1の合焦位置(i)である。一方、光源5からの光束7が、CD系ディスクの記録面3に集光されて合焦したときの対物レンズ8を破線で示している。この破線の位置が第2の合焦位置(ii)である。図1では、DVD系ディスクの記録面2に光束6が収束したスポット形成位置をFaで示し、CD系ディスクに光束7が収束したスポット形成位置をFbで示している。
対物レンズ8の第2の合焦位置(ii)は、第1の合焦位置(i)よりもディスクDに接近した位置である。
DVD系ディスクが装填され、DVD系用の光源4から光が発せられたとき、第1の合焦位置(i)にある対物レンズ8の光心8aと光源4の発光点とを結ぶ中心軸6aが、対物レンズ8を通過する光束6の中心軸となる。この中心軸6aは、DVD系ディスクの記録面2に垂直に当たるように設定されている。
CD系ディスクが装填され、CD系用の光源5から光が発せられたとき、第2の合焦位置(ii)にある対物レンズ8の光心8bと光源5の発光点とを結ぶ中心軸7aが、対物レンズ8を通過する光束7の中心軸となる。光源4と光源5とが半径方向(Rad)に距離δを空けて配置されている結果、前記中心軸7aは、前記中心軸6aに対してスキュー角θを有する。このスキュー角θの開き方向は半径方向(Rad)である。
前記対物レンズ8が第1の合焦位置(i)にあるとき、対物レンズ8の光軸8sは、DVD系ディスクの記録面2に垂直に向けられている。よって、第1の合焦位置(i)にあるときの対物レンズ8の光軸8sと、前記中心軸6aとが一致している。また第1の合焦位置(i)にあるときの対物レンズ8の主平面の向きHaは、前記記録面2と平行である。
前記対物レンズ8の姿勢が、第1の合焦位置(i)から第2の合焦位置(ii)に変化するとき、対物レンズ8はディスクDに接近するとともに、その光軸8sが、記録面3への垂線に対して倒れるように制御される。このときの対物レンズ8の光軸の倒れ方向は、ディスクDの半径方向(Rad)であり、第1の合焦位置(i)から第2の合焦位置(ii)に変化する際の、対物レンズ8の光軸8sの傾き角度はαである。図1では、第2の合焦位置(ii)となった対物レンズ8の主平面の向きをHbで示している。前記主平面の向きHaと前記主平面の向きHbとのなす角度は前記傾き角度αである。
図3には、第2の合焦位置(ii)にある対物レンズ8の光心8bの位置、第2の合焦位置(ii)にある対物レンズ8の主平面の向きHbおよび対物レンズ8の光軸8sの向きを示している。また対物レンズ8が第1の合焦位置(i)にあるときの中心軸6aおよび主平面の向きHaも一緒に図示している。
この実施の形態では、図3に示すように、対物レンズ8が第1合焦位置(i)から第2の合焦位置(ii)に変化するときの、対物レンズ8の光軸8sおよび主平面の傾き角度αは、前記スキュー角θ未満に設定されている。すなわち0<α<θである。好ましくは、角度αは(1/4)・θ以上で(3/4)・θ以下である。さらに好ましくは、前記角度αが(1/2)・θとなるように設計される。傾き角度αを前記のように設定することにより、前記スキュー角θを有してディスクの記録面に斜めに光が与えられることに起因する光スポットの変形や収差を最小にでき、再生出力のジッターを低減できる。
対物レンズ8を第1の合焦位置(i)から第2の合焦位置(ii)に変位させる際に、その光軸8sを傾けさせるための具体的な手法は、図2に示す光ピックアップ20において、レンズホルダ23の一方の側部を支持している弾性支持部材22の剛性を、他方の側部を支持している弾性支持部材22の剛性よりも高くすることで実現できる。図1に示す実施の形態では、レンズホルダ23のディスク中心側を支持する弾性支持部材22の剛性を高めることにより、フォーカシング補正装置によってレンズホルダ23が垂直方向(F)へ移動させられるときに、光軸が倒れる動作を行うようになる。なお、前記弾性支持部材22の剛性は、その線径や自由長を変化させることによって設定または選定可能である。
あるいは、フォーカシングコイル25を半径方向(Rad)に距離を空けて2箇所に設け、ディスクの外周側に位置するフォーカシングコイルへ与える電流量をディスク中心側に位置するフォーカシングコイルへの電流量よりも多くすることによっても、対物レンズ8がディスクに接近する方向へ移動するときに前記傾きαを設定できるようになる。
次に、図4は本発明の第2の実施の形態のディスク装置10Aを示す概略説明図である。
前記第1の実施の形態では、DVD系用ディスクが第1のディスク、CD系用ディスクが第2のディスクであり、第1の光源がDVD系用の光源4で第2の光源がCD系用の光源5であったが、第2の実施の形態のディスク装置10Aでは、CD系用のディスクが第1のディスクでDVD系用のディスクが第2のディスクである。また光ピックアップ20Aでは、第1の光源がCD系用の光源5であり、第2の光源がDVD系用の光源4である。
図4に示すディスク装置10Aでは、光源5からの光束7がCD系ディスクの記録面3に収束し合焦しているときの、対物レンズ8の第1の合焦位置(i)を実線で示している。このときの記録面3でのスポット形成位置をFdで示している。第1の合焦位置(i)にある対物レンズ8の光心8dと、光源5の発光点とを結ぶ中心軸7bは、CD系ディスクの記録面3に垂直に向けられており、第1の合焦位置(i)にあるときの対物レンズ8の光軸8sの向きも記録面3に垂直である。
光ピックアップ20Aでは、DVD系用の光源4がCD系用の光源5よりもディスク中心側に位置しており、光源4の発光点と光源5の発光点は、ディスクDの半径方向へ向けて距離δ空けて配置されている。したがって、DVD系ディスクの記録面2に、光源4からの光束が集光したときに、第2の合焦位置(ii)にある対物レンズ8の光心8eと光源4の発光点とを結ぶ中心線6bが、前記中心線7bに対してスキュー角θを持つようになる。また、DVD系ディスクの記録面2に対する光束6の集光スポットの形成位置をFeで示している。
第2の実施の形態では、第1の合焦位置(i)にあるときの対物レンズ8の光軸8sが記録面3に垂直であり、主平面の向きHdは記録面3に平行である。第2の合焦位置(ii)のときの対物レンズ8は、前記第1の合焦位置(i)よりもディスクから離れる位置にあり、第2の合焦位置(ii)のときの対物レンズ8の主平面の向きHeは、第1の合焦位置(i)での主面の向きHdよりもディスク外周側が下がるように傾斜している。
対物レンズ8が第1の合焦位置(i)から第2の合焦位置(ii)に向けて変化するときの光軸8sおよび主平面が傾斜する角度αは、スキュー角θ未満であり、角度αの好ましい範囲は、前記第1の実施の形態と同じである。
図5は、前記角度αとスキュー角θとの関係の最適値を求める実験結果を示している。
この実験では、DVD系用の光源4(波長が665nm)を用い、この光源4の発光点と対物レンズ8の光心8aとを結ぶ中心軸6aを、ディスクDの記録面への垂線に対して傾斜させながら、ディスクの記録面に形成される集光スポットの透過波面収差を測定した。図5の横軸は、ディスクの記録面への垂線に対する前記中心軸6aの傾き角度(スキュー角θ)を示しており、縦軸はそれぞれのスキュー角θのときの透過波面収差を示している。
図5において(●)印のプロットは、対物レンズ8の光軸8sをディスクの記録面に垂直に向けて固定した状態で、前記スキュー角θを変化させたときの測定値である。(■)は、前記スキュー角θの変化に追従させて、対物レンズ8の光軸8sを垂線に対してαだけ倒し、前記角度αを(1/2)・θに設定したとき、すなわち、中心軸6aと垂線との角度θに対し、対物レンズ8の光軸8sの向きを前記垂線と前記中心軸6aの双方に対して(1/2)・θに設定したときの測定値である。(◆)印のプロットは、前記角度αを(1/4)・θに設定したとき、(△)印のプロットは、前記角度αを(3/4)・θに設定したときの測定値である。
前記実験結果で明らかなように、光源の発光点と対物レンズの光心とを結ぶ中心軸が、ディスクの垂線に対してスキュー角θを有するときに、対物レンズの光軸と垂線との角度αを、前記スキュー角θの値未満に設定することにより、スキュー角θがどのように設定されていようとも、波面収差を低減できジッターを最小にすることができる。その理由は、以下のように予測される。
図6(A)は、ディスクの記録面2に対して、対物レンズ8の光軸8sを垂直な向きに固定した状態で、前記中心軸6aと光軸8sとの間にスキュー角θを設定した状態を示している。対物レンズ8は厚みがあり、光心8a付近と外周面とでは、表面の曲率が相違し入射光に対する屈折率が相違する。したがって、中心軸6aと光軸8sとの間にスキュー角θが存在していると、光心8a付近の光束は、ほぼ前記中心軸6aの延長上に集光点P2を形成するが、外周領域の光束は、前記中心軸6aから離れた位置の集光点P1を形成する。
フォーカシング補正での合焦制御によって、前記集光点P1で合焦するように対物レンズ8の位置が設定されると、図6(B)に示すように、集光点P1において比較的明るいスポットが形成され、さらに前記集光点P2に向けて、輪郭が徐々に拡大するコマ収差が発生する。
次に、図7(A)は、ディスクへの垂線に対して中心軸6aがスキュー角θだけ傾いたときに、対物レンズ8の光軸8sを垂線に対して同じ角度だけ傾けて、光軸8sと中心軸6aとを一致させた状態を示している。対物レンズ8の光軸8sを、光束6の中心軸6aに一致させることにより、図6に示すようなコマ収差が発生しにくくなる。
しかしながら、図7(A)では、光束6の中心軸6aがディスクの記録面2に対する垂線に対して斜めの角度θを有して入射している。そのため、図7(B)に示すように、記録面には中心軸6a上の集光点P3において比較的明るいスポットが形成されるが、この集光点P3から図示左方向へ向けてスポットが長く歪む形状となる。
前記対物レンズ8の光軸8sを図6(A)と図7(A)との間に位置するように前記角度αを設定すると、図6(B)に示すコマ収差と、図7(B)に示すスポットの歪みが互いに打ち消され、その結果、透過波面収差を小さくでき、ジッターを低減できるようになると予想される。
なお、図1と図4に示す実施の形態では、第1の合焦位置(i)にあるときの対物レンズ8の主平面の向きHa,Hdと、第2の合焦位置(ii)にあるときの対物レンズの主平面の向きHb,Heとの間に角度αが設けられている。そして図1と図4では、いずれもαの角度の開き側がディスクDの外周側に向けられている。
ここで、DVDやCDには反りを有するものが存在するが、その反り方向は、ディスクの外周がγ方向へ持ち上がる変形となるのが一般的である。図1と図2に示すように、対物レンズ8が第1の合焦位置(i)と第2の合焦位置(ii)との間で変化するときに、レンズの主平面の変化の角度αの開き側がディスクの外周方向へ向けられていると、主平面の傾きの変化がディスクの反りの変化に追従するようになる。
したがって、主平面の角度変化の向きを前記のように設定しておくことにより、ディスクに反りが発生したときに、ジッターがさらに悪化するのを防止できる。
本発明の第1の実施の形態のディスク装置の動作を示す概略説明図、 前記ディスク装置に搭載される光ピックアップの斜視図、 光束の中心軸と、対物レンズの光軸の倒れ角度の関係を説明する拡大説明図、 本発明の第2の実施の形態のディスク装置の動作を示す概略説明図、 本発明と従来例でのスキュー角と収差との関係を示すグラフ、 (A)は、対物レンズの光軸がディスクの垂線に向いているときに、光が前記垂線に対して斜めに入射する状態を示す説明図、(B)はそのときの記録面のスポット形状の説明図、 (A)は、対物レンズの光軸および光の中心軸が、ディスクの垂線に対して斜めに入射する状態を示す説明図、(B)はそのときの記録面のスポット形状の説明図、 従来のディスク装置の動作の概略説明図、 従来の問題点を説明するグラフ、
符号の説明
D ディスク
1 表面
2 DVD系ディスクの記録面
3 CD系ディスクの記録面
4 DVD系用の光源
5 CD系用の光源
6a,6b 中心軸
7a,7b 中心軸
8 対物レンズ
8a,8b,8d,8e 光心
10,10A ディスク装置
11 回転駆動部材
20,20A 光ピックアップ

Claims (7)

  1. ディスクの表面を支持してこのディスクを回転させる回転駆動部材と、発光波長が相違する第1の光源および第2の光源と、前記第1の光源から発せられる光と前記第2の光源から発せられる光の双方を前記ディスクに向けて集光させる対物レンズと、前記対物レンズをその光軸方向に動作させるフォーカス補正装置とが設けられ、前記表面から記録面までの高さが互いに相違する第1のディスクと第2のディスクとが装填可能なディスク装置において、
    前記第1の光源と前記第2の光源は、前記記録面に沿う方向に間隔を空けて配置されて、前記第1の光源と前記対物レンズの光心を結ぶ中心軸と、前記第2の光源と前記対物レンズの光心を結ぶ中心軸との間にスキュー角θが形成され、前記第1の光源と前記対物レンズの光心を結ぶ中心軸が第1のディスクの記録面に垂直またはほぼ垂直に向けられており、
    前記フォーカス補正装置により、前記対物レンズを、前記第1のディスクの記録面に合焦する第1の合焦位置と、前記第2のディスクの記録面に合焦する第2の合焦位置とに設定可能であり、
    前記対物レンズが前記第1の合焦位置にあるときに、対物レンズの光軸が前記第1の光源の前記中心軸と同じまたはほぼ同じ向きとなり、前記第1の合焦位置から前記第2の合焦位置に変化する際に、対物レンズの光軸が前記スキュー角θの方向へ向けて角度αだけ傾くように設定されており、前記角度αと前記スキュー角θとの関係が、0度<α<θであることを特徴とするディスク装置。
  2. 前記角度αは、(1/4)・θ以上で(3/4)・θ以下である請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記角度αの設定値が(1/2)・θである請求項2記載のディスク装置。
  4. 前記第1のディスクがDVD系で、前記第2のディスクがCD系であり、前記第1の光源がDVD系用で、前記第2の光源がCD系用であり、前記対物レンズは、第2の合焦位置が、第1の合焦位置よりもディスクに近い位置となる請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
  5. 前記第1のディスクがCD系で、前記第2のディスクがDVD系であり、前記第1の光源がCD系用で、前記第2の光源がDVD系用であり、前記対物レンズは、第2の合焦位置が、第1の合焦位置よりもディスクから離れた位置となる請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
  6. 前記スキュー角θは、前記対物レンズの光軸がディスクの半径方向に向けて倒れる向きである請求項1ないし5のいずれかに記載のディスク装置。
  7. 前記第1の合焦位置にある対物レンズの主平面と、前記第2の合焦位置にある対物レンズの主平面との間の前記角度αの向きは、この角度の開き側がディスクの外周に向くように設定される請求項6記載のディスク装置。
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