JP4293285B2 - ガス圧式電気回路遮断器 - Google Patents

ガス圧式電気回路遮断器 Download PDF

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Description

本発明は、ガス発生剤の反応(例えば火薬の燃焼)により発生した高圧ガスを利用して電気回路を遮断するガス圧式電気回路遮断器に関するものである。
従来より、例えば自動車等の車両の電気回路を非常時に遮断する電気回路遮断器が知られている。この電気回路遮断器として、特許文献1には、図10(A)に示すように、それぞれを導体で形成したソケット部材(10)とプラグ部材(20)を通常は嵌合状態に維持して電気的な導通状態を保つ一方で、車両の衝突時などにはガス発生剤(25)の反応(火薬の燃焼)により発生した高圧ガスでソケット部材(10)とプラグ部材(10)を分離させ、電気的な導通状態を遮断するようにしている。このガス圧式電気回路遮断器(1)は、ヒューズやコネクタなどに用いられている。
特開2000−76973号公報
しかし、上記高圧ガスは高温であるため、イオン化している場合が多い。また、火薬の燃焼直後には、ヒューズが遮断された部分やコネクタが分離した部分を高圧ガスが覆うことが殆どである。したがって、ヒューズやコネクタが上記回路遮断器によって機械的には切断されるものの、イオン化ガスによって覆われることにより電気的に導通してしまい、回路遮断器の所期の目的が達成されないおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ガス発生剤の反応で発生する高圧ガスでソケット部材とプラグ部材を分離させて電気回路を遮断するガス圧式電気回路遮断器において、両部材の分離後の高圧ガスによる電気的導通を防止し、電気回路を確実に遮断できるようにすることである。
第1の発明は、互いに嵌合する導通位置において導通部同士が電気的に導通するソケット部材(10)及びプラグ部材(20)と、両部材(10,20)の間のソケット空間に配置されたガス発生器(25)と、該ガス発生器(25)に含まれるガス発生剤の反応で発生する高圧ガスの圧力によりソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れる方向へ駆動する駆動部材(30)とを備え、上記ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れる遮断位置において電気回路の電気的接続が遮断されるガス圧式電気回路遮断器を前提としている。
そして、このガス圧式電気回路遮断器は、上記ガス発生剤の反応により発生する高圧ガスを上記ソケット空間に保持する遮蔽部材(35)を有することを特徴としている。
この第1の発明では、非常時にガス発生器(25)に含まれるガス発生剤の反応により高圧ガスが発生すると、駆動部材(30)によりプラグ部材(20)がソケット部材(10)に対してソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れる方向へ移動して、遮断位置に変化する。このとき、発生した高圧ガスは、遮蔽部材(35)によってソケット空間に保持される。したがって、イオン化した高圧ガスがプラグ部材(20)には触れないので、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)とは電気的に導通しない。
第2の発明は、第1の発明において、上記駆動部材(30)が、シリンダ(13)としてのソケット部材(10)に対して、上記ソケット空間の反開口端部側の後端部から開口端部側の先端部まで軸方向へ可動のピストン(31)により構成され、上記遮蔽部材(35)がピストン(31)とシリンダ(13)との間をシールするシール部材(32)により構成されていることを特徴としている。この場合、シリンダ(13)の内部がソケット空間となる。
この第2の発明では、ガス発生剤の反応により発生した高圧ガスは、ピストン(31)とシリンダ(13)との間にシール部材(32)が設けられているので、ソケット部材(10)から漏れ出すことはない。そのため、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れたときに、イオン化した高圧ガスがプラグ部材(20)には触れないので、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)とは電気的に導通しない。
第3の発明は、第2の発明において、上記ソケット部材(10)の内面の後端から先端までが上記導通部として構成され、上記遮断位置において上記ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出し、該ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が分離するように構成されていることを特徴としている。
この第3の発明では、遮断位置において上記ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出してソケット部材(10)とプラグ部材(20)が分離するので、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)の電気的導通が確実に遮断される。
本発明によれば、非常時にガス発生器(25)に含まれるガス発生剤の反応により高圧ガスが発生すると、駆動部材(30)によりプラグ部材(20)がソケット部材(10)から離れる方向へ移動して、遮断位置に変化する。そして、このとき、発生した高圧ガスが遮蔽部材(35)によってソケット空間に保持されるので、イオン化した高圧ガスがプラグ部材(20)に触れることはない。したがって、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)とが電気的に導通しないから、電気回路を確実に遮断できる。
また、高圧ガスがプラグ部材(20)に触れてしまうと、応急措置でソケット部材(10)とプラグ部材(20)をつなぐときに接触不良を起こすおそれがあるが、この発明ではプラグ部材(20)に高圧ガスが触れないので、応急措置をするときに接触不良が生じるのを防止できる。
さらに、ガス発生器(25)から出る燃え残りやゴミは電気を流す物質の場合があるので、ガスが噴き出ると絶縁不良の原因になるが、本発明では、絶縁不良が起こりにくいうえ、ガス発生剤から出る燃え残りやゴミが電気を流さないようにガス発生剤の種類を選ぶ必要もない。
上記第2の発明によれば、ガス発生剤の反応により発生した高圧ガスは、ピストン(31)とシリンダ(13)との間にシール部材(32)が設けられていて、ソケット部材(10)から漏れ出さないため、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れたときに、イオン化した高圧ガスがプラグ部材(20)に触れることはない。したがって、分離したソケット部材(10)とプラグ部材(20)とが電気的に導通しないから、電気回路を確実に遮断できる。
上記第3の発明によれば、遮断位置において上記ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出してソケット部材(10)とプラグ部材(20)が分離する。ここで、ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出していないと、プラグ部材(20)がソケット部材(10)から外れた際に、プラグ部材(20)につながったコードの弾性によりプラグ部材(20)が動いて、場合によってはプラグ部材(20)とソケット部材(10)の導通部同士が接することが考えられるが、この第3の発明では、導通部同士が接触するのを確実に防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1について説明する。
この実施形態1は、例えば自動車等の車両の電気回路を非常時に遮断するガス圧式電気回路遮断器(1)に関するものである。図1は、このガス圧式電気回路遮断器(1)の概略構成を示す断面図であり、図1(A)が電気的導通状態(この状態を導通位置という)、図1(B)が遮断状態(この状態を遮断位置という)を示している。このガス圧式電気回路遮断器(1)は、ヒューズやコネクタに用いられている。
このガス圧式電気回路遮断器(1)は、円筒状のソケット部材(10)と、このソケット部材(10)に嵌合する円柱状のプラグ部材(20)とを有している。ソケット部材(10)とプラグ部材(20)は、いずれも全体が金属などの導体で形成されていて、ソケット部材(10)にプラグ部材(20)が嵌合した状態で両部材(10,20)が電気的に導通するようになっている。つまり、両部材(10,20)は、どちらも全体が導通部として構成されている。ソケット部材(10)は、基部(11)とシリンダ部(12)とが一体的に形成されたものであって、シリンダ部(12)とプラグ部材(20)とが嵌合するようになっている。
ソケット部材(10)には、シリンダ部(12)の中の空間(ソケット空間)に、基部(11)の端面(11a)と接触する状態でガス発生器(25)が固定されている。ガス発生器(25)は、密閉容器の中にガス発生剤として火薬が充填されたものである。このガス発生器(25)には、図示していないが、火薬を発火させるための導線の一端が接続され、導線の他端はソケット部材(10)の外部に引き出されて電気回路(図示せず)に接続されている。
このガス圧式電気回路遮断器(1)は、ガス発生器(25)に含まれる火薬の燃焼(ガス発生剤の反応)に伴って発生する高圧ガスの圧力によりプラグ部材(20)をソケット部材(10)から分離する方向へ(ソケット部材(10)とプラグ部材(20)の導通部同士が離れる方向へ)駆動する駆動部材(30)を備えている。この駆動部材(30)は、シリンダ(13)としてのソケット部材(10)に対して、上記ソケット空間の反開口端部側の後端部から開口端部側の先端部まで軸方向へ可動に構成されたピストン(31)により構成されている。このピストン(31)の外周面にはシールリング(シール部材)(32)が装着されている。ソケット部材(10)の先端部には、プラグ部材(20)が抜けてもピストン(31)は抜けないようにするストッパ(図示せず)を設けるとよい。
シールリング(32)は、ピストン(31)とシリンダ(13)の間をシールするものであって、火薬の燃焼により発生する高圧ガスがソケット部材(10)から漏れないように、ソケット部材(10)の内部を密閉空間としてその中に閉じこめる遮蔽部材(35)を構成している。火薬の燃焼により発生した高圧ガスでピストン(31)がソケット部材(10)の先端部まで移動すると、プラグ部材(20)がソケット部材(10)から抜けて導通部同士が離れ、電気回路の電気的接続が遮断される。
−遮断器(1)の動作−
車両の衝突時などの非常時には、図1(A)の導通位置の状態で電気回路からの信号により火薬が燃焼する。火薬が燃焼すると、シリンダ(13)とピストン(31)の間の密閉空間に高圧ガスが充満する。そうすると、この高圧ガスの圧力がピストン(31)の表面に作用して、ピストン(31)がシリンダ(13)(ソケット部材(10))の先端へ向かって押し出される。このとき、ピストン(31)に押されてプラグ部材(20)もソケット部材(10)の先端方向へ移動する。そして、ピストン(31)がソケット部材(10)の先端まで移動すると、プラグ部材(20)がソケット部材(10)から抜けて、両部材(10,20)が分離する。つまり、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れて、図1(A)の導通位置から図1(B)の遮断位置へ変化した状態となる。
本実施形態では、プラグ部材(20)がソケット部材(10)から抜けた状態において、ピストン(31)はソケット部材(10)の先端に留まっている。そして、ピストン(31)にはシールリング(32)が装着されていてシリンダ(13)の内面とのシール状態を維持している。したがって、高圧ガスはシリンダ(13)とピストン(31)の間の密閉空間(ソケット空間)に閉じこめられた状態に維持される。
本実施形態では、このように高圧ガスがソケット空間内に保持されてソケット部材(10)から漏れないため、イオン化した高圧ガスを介してソケット部材(10)とプラグ部材(20)が導通することはなく、電気回路が確実に切断された状態となる。
−実施形態1の効果−
本実施形態によれば、ガス発生剤の反応(火薬の燃焼)により発生した高圧ガスでソケット部材(10)とプラグ部材(20)が分離して導通部同士が離れたときに、イオン化した高圧ガスをソケット部材(10)の中に閉じこめるようにしているので、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が電気的に導通しない。したがって、ヒューズやコネクタが電気的に切断され、電気回路遮断器(1)の所期の目的を確実に達成することができる。
また、高圧ガスがプラグ部材(20)に触れてしまうと、故障車両を修理工場へ搬送する場合などの応急措置でソケット部材(10)とプラグ部材(20)を一時的につなぐときに接触不良を起こすおそれがあるが、この実施形態ではプラグ部材(20)に高圧ガスが触れないので、応急措置をするときに接触不良が生じるのを防止できる。
さらに、ガス発生器から出る燃え残りやゴミは電気を流す物質の場合があるので、ガスが噴き出ると絶縁不良の原因になるが、本実施形態では、絶縁不良が起こりにくいうえ、ガス発生剤から出る燃え残りやゴミが電気を流さないようにガス発生剤の種類を選ぶ必要もない。
−実施形態1の変形例−
(変形例1)
図1の例では、ガス発生器(25)をソケット部材(10)に固定した例を説明したが、ガス発生器(25)はピストン(31)における図1の右側の面に固定してもよい。このようにしても火薬を燃焼させて高圧ガスを発生させたときに、高圧ガスがソケット部材(10)から漏れないので、遮断時の誤動作を確実に防止できる。
(変形例2)
ガス圧式電気回路遮断器(1)は、図2に示すように構成してもよい。
このガス圧式電気回路遮断器(1)では、上記ソケット部材(10)の内面の後端から先端まで(具体的には全体)が上記導通部として構成されている。そして、図2(B)に示す遮断位置において、上記ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出して、該ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が分離するように構成されている。
この変形例では、遮断位置において上記ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出してソケット部材(10)とプラグ部材(20)が確実に分離する。つまり、導通部同士が離れてソケット部材(10)とプラグ部材(20)の電気的導通が遮断された状態となる。ここで、ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出していない場合は、プラグ部材(20)がソケット部材(10)から外れた際に、場合によってはプラグ部材(20)につながったコード(図示せず)の弾性によりプラグ部材(20)が動いてプラグ部材(20)とソケット部材(10)の導通部同士が接することが考えられるが、この変形例では、導通部同士が接触するのを確実に防止できる。
(変形例3)
ガス圧式電気回路遮断器(1)は、図3に示すように構成してもよい。
このガス圧式電気回路遮断器(1)では、実施形態1の構成において、さらに上記ソケット部材(10)に、上記高圧ガスを上記ソケット空間から逃がすためのガス抜き孔(14)が設けられている。このガス抜き孔(14)は、上記ソケット空間の内部から外部に向かって傾斜して形成され、その傾斜方向が、上記ソケット部材(10)の先端側から後端側へ向かう方向になっている。上記ガス抜き孔(14)は、プラグ部材(20)が導通位置から遮断位置へ移動するときにソケット空間の高圧圧力が低下しない程度の微細な孔であるが、プラグ部材(20)が遮断位置へ移動した後は高圧ガスがソケット空間から徐々に抜けて、ソケット空間を大気圧と均圧するものである。
この変形例3では、ガス発生器(25)に含まれるガス発生剤の反応で高圧ガスが発生するときは、ガス抜き孔(14)が小さいために高圧ガスがソケット部材(10)から一気に抜けることはなく、ソケット空間が高圧になってプラグ部材(20)が図3(B)の遮断位置へ移動する。プラグ部材(20)が遮断位置へ移動した後は、ソケット空間内の高圧ガスがガス抜き孔(14)から徐々に抜けて、ソケット空間が大気圧に戻る。したがって、故障車両を修理工場へ搬送するために応急措置でソケット部材(10)とプラグ部材(20)を電気的に接続する必要のある場合などに、プラグ部材(20)を容易に導通位置へ戻すことができる。一方、ガス抜き孔(14)は微細な孔であるため、ソケット空間から抜けるガスは微量であり、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)がガスにより導通してしまうことは防止できる。
また、上記ガス抜き孔(14)が、上記ソケット空間の内部から外部に向かって傾斜して形成され、その傾斜方向が、上記ソケット部材(10)の先端側から後端側へ向かう方向になっているため、ソケット空間の高圧ガスが、プラグ部材(20)から離れる方向へ抜けて行く。そのため、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が分離した状態であっても、ガスがプラグ部材(20)に接触しにくくなる。したがって、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)がガスにより導通してしまうことを確実に防止できる。
なお、図3の例では、ガス抜き孔(14)をシリンダ部(12)における基部(11)寄りの位置(後端側の位置)に形成しているが、仮想線で示すように、シリンダ部(12)の先端側で、遮断位置になったときのピストン(31)よりも後方の位置に形成してもよい。このようにすると、ガス発生剤の反応の初期にはプラグ部材(20)が導通位置にあってガス抜き孔(14)が塞がれるため、ソケット空間の圧力上昇を保証できる。一方、遮断位置になったときはプラグ部材(20)がガス抜き孔(14)から離れるため、ソケット空間の圧力が徐々に低下する。
また、ガス抜き孔(14)は必ずしも後ろ向きに傾斜させなくてもよく、軸直角方向に形成してもよい。そうすると加工が容易になる。
《発明の参考技術1
本発明の参考技術1について説明する。
参考技術1に係るガス圧式電気回路遮断器(1)は、図4に示すように、駆動部材(30)と遮蔽部材(35)の構成を実施形態1とは異なるようにした例であり、駆動部材(30)と遮蔽部材(35)を一体化している。
具体的には、この参考技術1では駆動部材(30)と遮蔽部材(35)を、ガス発生器(25)を覆うとともにソケット部材(10)の軸方向(プラグ部材(20)の移動方向)へ伸縮可能な蛇腹部材(36)により構成し、蛇腹部材(36)の中を密閉空間(ソケット空間)にしている。蛇腹部材(36)は、一端がソケット部材(10)の基部(11)の端面(11a)に固定され、他端がプラグ部材(20)の基端面(20a)に固定されている。また、ソケット部材(10)の基部(11)側には、実施形態1と同様に、ケース内に火薬が充填されたガス発生器(25)が固定されている。
この参考技術1において、車両の衝突時などの非常時には、電気回路からの信号で火薬が燃焼すると、蛇腹部材(36)の中に高圧ガスが充満し、該蛇腹部材(36)が伸長する。このことにより、プラグ部材(20)がソケット部材(10)の先端方向へ移動して、さらにはソケット部材(10)から抜けてソケット部材(10)から分離する。
このとき、高圧ガスは蛇腹部材(36)の中の密閉空間に充満していて、ソケット部材(10)の外には漏れないので、イオン化した高圧ガスを介してソケット部材(10)とプラグ部材(20)が導通することはない。したがって、実施形態1と同様に、ヒューズやコネクタが電気的に切断されるため、遮断器(1)の所期の目的を確実に達成することができる。
《発明の参考技術2
参考技術2に係るガス圧式電気回路遮断器(1)は、図5に示すように、ソケット部材(10)がソケット側導通部材(16)とソケットカバー(17)とから構成され、プラグ部材(20)がプラグ側導通部材(21)とプラグカバー(22)とから構成されている。ソケット側導通部材(16)とプラグ側導通部材(21)は導電性の金属材料により形成され、ソケットカバー(17)とプラグカバー(22)は絶縁性の樹脂材料により形成されている。
シリンダ部(12)の内面は、先端部分がソケットカバー(17)により構成され、この先端部よりも後方の部分がソケット側導通部材(16)により構成されている。こうすることにより、ソケット部材(10)の内面の先端側には非導通部(18)が形成され、非導通部(18)の後端からソケット部材(10)の内面の後端までが導通部になっている。
そして、図5(B)の遮断位置において、上記ピストン(31)の先端がソケット部材(10)の先端より奥まって位置し、該ソケット部材(10)の非導通部(18)に上記プラグ部材(20)が嵌合状態で保持されるように構成されている。
この参考技術2では、遮断位置においてソケット部材(10)の非導通部(18)に上記プラグ部材(20)が嵌合状態で保持される。ここで、プラグ部材(20)がソケット部材(10)の非導通部(18)に保持されていないと、プラグ部材(20)につながったコードの弾性によりプラグ部材(20)が動いて、プラグ部材(20)とソケット部材(10)の導通部同士が接するおそれがあるが、この参考技術2では、導通部同士が接触するのを確実に防止できる。
また、この参考技術2では、遮断位置においてプラグ部材(20)がソケット部材(10)から抜けないので、応急措置で導通部同士をつなぐときにプラグ部材(20)をソケット部材(10)に差し込む操作を簡単に行うことができる。
参考技術2の変形例−
(変形例1)
参考技術2のガス圧式電気回路遮断器(1)は、図6に示すように構成してもよい。
この変形例では、ソケット部材(10)におけるシリンダ部(12)の先端部分に非導通部(18)は形成されているものの、この非導通部(18)の軸方向長さが図5のものより短くなっている。具体的には、図6(B)に示す遮断位置において、上記ピストン(31)の先端面がソケット部材(10)の先端面とほぼ同一平面上に位置するように形成されている。このため、遮断位置においてプラグ部材(20)はソケット部材(10)の非導通部(18)に保持されず、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)は分離する。
一方、ソケットカバー(17)とプラグカバー(22)の間には、蛇腹カバー(40)が設けられている。蛇腹カバー(40)は、導通位置では収縮した状態となり、遮断位置では伸長した状態となる。そして、導通位置と遮断位置のいずれでも、蛇腹カバー(40)はプラグ部材(20)を覆っている。
この変形例においても、遮断位置においてピストン(31)はソケット部材(10)の先端に位置するようになっている。したがって、非常時等のガス発生剤の反応により発生した高圧ガスは、シリンダ(13)とピストン(31)の間のソケット空間に保持され、ソケット空間から漏れ出すことはない。そのため、遮断位置におけるソケット部材(10)とプラグ部材(20)の電気的導通を確実に防止できる。
(変形例2)
参考技術2のガス圧式電気回路遮断器(1)は、図7に示すように構成してもよい。
この変形例2では、ソケット部材(10)におけるシリンダ部(12)の先端部分に非導通部を形成せず、シリンダ部(12)の先端がソケットカバー(17)の先端と同一面上に位置している。つまり、ソケット側導通部材(16)の内面の後端から先端までが上記導通部として構成されている。
一方、プラグ部材(20)におけるプラグ側導通部材(21)には、ピストン(31)側の端部に非導通部材(非導通部)(23)が一体的に設けられている。そして、図7(B)に示す上記遮断位置において、上記プラグ部材(20)の非導通部材(23)の後端がソケット部材(10)の先端より奥まって位置し、該ソケット部材(10)の先端部に上記プラグ部材(20)の非導通部が嵌合状態で保持されるように構成されている。
この変形例2においても、遮断位置においてピストン(31)はソケット部材(10)の先端に位置し、ソケット側導通部材(16)の先端部にプラグ部材(20)の非導通部材(23)が嵌合状態で保持されるようになっている。したがって、非常時等のガス発生剤の反応により発生した高圧ガスは、シリンダ(13)とピストン(31)の間のソケット空間に保持され、ソケット空間から漏れ出すことはない。そのため、遮断位置におけるソケット部材(10)とプラグ部材(20)の電気的導通を確実に防止できる。
(変形例3)
参考技術2のガス圧式電気回路遮断器(1)は、図8に示すように構成してもよい。
この変形例3では、図5の例と同様、ソケット部材(10)におけるシリンダ部(12)の先端部分に非導通部(18)が形成されている。一方、ピストン(31)は、図8(A)の遮断位置において、ソケットカバー(17)の非導通部(18)内に位置するようになっている。また、上記ピストン(31)とプラグ部材(20)のプラグ側導通部材(21)は、端面同士が接触する状態で一体的に構成されている。そして、図8(A)の遮断位置において、プラグ側導通部材(21)の後端部とピストン(31)がソケットカバー(17)の非導通部(18)に嵌合状態で保持されるように構成されている。
この変形例3においても、遮断位置においてピストン(31)はソケット部材(10)の先端に位置し、ソケットカバー(17)の非導通部(18)にプラグ側導通部材(21)が嵌合状態で保持されるようになっている。したがって、非常時等のガス発生剤の反応により発生した高圧ガスは、シリンダ(13)とピストン(31)の間のソケット空間に保持され、ソケット空間から漏れ出すことはない。そのため、遮断位置におけるソケット部材(10)とプラグ部材(20)の電気的導通を確実に防止できる。
(変形例4)
参考技術2のガス圧式電気回路遮断器(1)は、図9に示すように構成してもよい。
この変形例4では、変形例2と同様にソケット部材(10)におけるシリンダ部(12)の先端部分に非導通部を形成せず、シリンダ部(12)の先端がソケットカバー(17)の先端と同一面上に位置している。つまり、ソケット側導通部材(16)の内面の後端から先端までが上記導通部として構成されている。
一方、ピストン(31)は、図9(B)の遮断位置において、図2の例と同様にソケット側導通部材(16)の先端から突出するように構成されている。また、上記ピストン(31)とプラグ部材(20)のプラグ側導通部材(21)は、端面同士が接触する状態で一体的に構成されている。そして、図9(B)の遮断位置において、ピストン(31)がソケット側導通部材(16)の先端部に嵌合状態で保持されるように構成されている。ピストン(31)は非導通部材であるため、ソケット部材(10)とプラグ部材(20)は導通しない。
したがって、非常時等のガス発生剤の反応により発生した高圧ガスは、シリンダ(13)とピストン(31)の間のソケット空間に保持され、ソケット空間から漏れ出すことはない。そのため、遮断位置におけるソケット部材(10)とプラグ部材(20)の電気的導通を確実に防止できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記各実施形態及び参考技術では、ガス発生剤の反応時に高圧ガスがソケット部材(10)から漏れるのを防止するために、ピストン(31)や蛇腹部材(36)を用いているが、高圧ガスがソケット部材(10)から漏れない構造になっている限りは、具体構造を変更して他のガスもれ防止構造を採用してもよい。
また、上記実施形態ではガス圧式電気回路遮断器(1)を自動車の非常時に作動するものとして説明したが、適用対象は自動車の電気回路に限定されるものではない。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、ガス発生剤の反応(例えば火薬の燃焼)に伴って発生する高圧ガスを利用して電気回路を遮断するガス圧式電気回路遮断器にについて有用である。
本発明の実施形態1に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図1(A)が電気的導通状態、図1(B)が遮断状態を示している。 実施形態1の変形例2に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図2(A)が電気的導通状態、図2(B)が遮断状態を示している。 実施形態1の変形例3に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図3(A)が電気的導通状態、図3(B)が遮断状態を示している。 本発明の参考技術1に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図4(A)が電気的導通状態、図4(B)が遮断状態を示している。 本発明の参考技術2に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図5(A)が電気的導通状態、図5(B)が遮断状態を示している。 参考技術2の変形例1に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図6(A)が電気的導通状態、図6(B)が遮断状態を示している。 参考技術2の変形例2に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図7(A)が電気的導通状態、図7(B)が遮断状態を示している。 参考技術2の変形例3に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図8(A)が電気的導通状態、図8(B)が遮断状態を示している。 参考技術2の変形例4に係るガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図9(A)が電気的導通状態、図9(B)が遮断状態を示している。 従来のガス圧式電気回路遮断器の概略構成を示す断面図であり、図10(A)が電気的導通状態、図10(B)が遮断状態を示している。
1 ガス圧式電気回路遮断器
10 ソケット部材
13 シリンダ
14 ガス抜き孔
20 プラグ部材
25 ガス発生器
30 駆動部材
31 ピストン
32 シール部材
35 遮蔽部材
36 蛇腹部材

Claims (3)

  1. 互いに嵌合する導通位置において導通部同士が電気的に導通するソケット部材(10)及びプラグ部材(20)と、両部材(10,20)の間のソケット空間に配置されたガス発生器(25)と、該ガス発生器(25)に含まれるガス発生剤の反応で発生する高圧ガスの圧力によりソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れる方向へ駆動する駆動部材(30)とを備え、上記ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が離れる遮断位置において電気回路の電気的接続が遮断されるガス圧式電気回路遮断器であって、
    上記ガス発生剤の反応により発生する高圧ガスを上記ソケット空間に保持する遮蔽部材(35)を有することを特徴とするガス圧式電気回路遮断器。
  2. 請求項1において、
    上記駆動部材(30)が、シリンダ(13)としてのソケット部材(10)に対して、上記ソケット空間の反開口端部側の後端部から開口端部側の先端部まで軸方向へ可動のピストン(31)により構成され、
    上記遮蔽部材(35)がピストン(31)とシリンダ(13)との間をシールするシール部材(32)により構成されていることを特徴とするガス圧式電気回路遮断器。
  3. 請求項2において、
    上記ソケット部材(10)の内面の後端から先端までが上記導通部として構成され、
    上記遮断位置において、上記ピストン(31)の先端がソケット部材(10)から突出し、該ソケット部材(10)とプラグ部材(20)が分離するように構成されていることを特徴とするガス圧式電気回路遮断器。
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