JP4291246B2 - 車両用制御ユニット及びそれを備えた遠隔制御装置 - Google Patents

車両用制御ユニット及びそれを備えた遠隔制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、配線の接続状態を示すチェックモードを備えた車両用制御ユニット及びそれを備えた遠隔制御装置に関するものである。
従来、ユーザに所持される携帯機を操作することにより、離間して駐車された車両のエンジンを始動させて暖気運転を開始させるようにしたリモートエンジンスタータシステムが提案されている。このリモートエンジンスタータシステムにおける携帯機は無線信号を発し、この無線信号は車両側に取り付けられたアンテナを介して制御装置に送られる。そして、この制御装置は、前記アンテナが前記携帯機からの無線信号を受け、且つ安全等の条件が満たされた場合にのみ始動指令信号を出力して、エンジンを始動させる。即ち、エンジンの始動を遠隔操作する際、安全等の条件が満たされないと、エンジンは始動しないように設定されている。この安全等の条件とは、例えば、(1)ドアが開いていないか、(2)パーキングブレーキが作動していないか、(3)シフトレバーがパーキングポジションになっていないか、(4)ボンネットが開いていないか等である。そこで、前記(1)〜(4)を検知するために、車両には、ドア、パーキングブレーキ、シフトレバー及びボンネットそれぞれの状態を検知する検知センサが配設されており、前記各種検知センサは前記制御装置にそれぞれ配線によって接続されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3236089号公報
近年、上記のようなリモートエンジンスタータシステムは、自動車販売店(ディーラー)や部品販売店で取り付けられたり、あるいはユーザ自身が取り付けたりする場合も少なくない。特にユーザ自身が取り付ける場合においては、配線ミスが発生する可能性が高い。このため、配線が正常に接続されているか否かを確認することが必要となる。この配線の接続状態は、例えばテスタを使用して配線の導通チェックを行うことにより確認される。しかし、この方法では前記テスタ等の測定器を別途用意する必要がある。また、テスタを使用して何本もある配線の導通チェックを行うことは繁雑である。
そのような現状において、配線が正常に接続されているか否かのチェック機能を持たせるようにしたリモートエンジンスタータシステムが、従来、提案されている。このリモートエンジンスタータシステムの制御装置は、前記ドア、パーキングブレーキ、シフトレバー及びボンネットにそれぞれ配設された検知センサと、該制御装置との間における配線の接続状態をその導通状態に基づいて診断し、該配線の接続状態が正常である場合には、その旨を、ホーンを鳴らすことにより示すようになっている。このため、ユーザはホーンの音を聞くことにより配線の接続状態が正常である旨の診断結果を知ることができる。
ところが、上記のような制御装置による診断方法では、ホーンによる報知態様が1パターンであったため、前記ドア、パーキングブレーキ、シフトレバー及びボンネットのうち、どの配線の接続状態が正常であり、またどの配線の接続状態が異常であるのかを判断することは困難であった。このため、容易に配線の接続状態を診断することが出来ず、利便性がよいものとは言えなかった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、容易に配線の接続状態を診断することができる車両用制御ユニット及びそれを備えた遠隔制御装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両の状態変化を検知する複数種の検知手段とそれぞれ配線によって接続されると共に、該複数種の検知手段から前記配線を介して入力される検知信号に基づいて制御対象の作動を可能とする作動可能条件が成立しているか否かを判断して該条件が成立していると判断した場合に前記制御対象を作動可能とする通常モードと、前記車両の状態変化があったときに入力される前記検知信号に基づき前記配線の導通状態を示すチェックモードとを有する制御手段と、前記通常モードと前記チェックモードとを切換えるモード切換手段と、前記制御手段から出力される報知信号に基づいてチェックモード時における該制御手段の判定結果を報知する報知手段とを備えた車両用制御ユニットであって、前記制御手段は前記検知手段のそれぞれに対応して設定された信号パターンを有する複数種の報知信号を出力可能とし、前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、前記検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に入力された場合に該検知手段と制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて前記制御手段は該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力するようにした車両用制御ユニットと、前記車両用制御ユニットの制御対象の作動を指示する無線信号を送信する携帯機とを備え、前記携帯機からの無線信号を受信する受信手段を前記車両用制御ユニットに備え、前記モード切換手段により通常モードに切換えられた状態において、前記受信手段により前記無線信号が受信された場合、前記制御対象の作動可能条件が成立しているときに、前記制御手段は前記制御対象を作動させるようにしたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、車両の状態変化を検知する複数種の検知手段とそれぞれ配線によって接続されると共に、該複数種の検知手段から前記配線を介して入力される検知信号に基づいて制御対象の作動を可能とする作動可能条件が成立しているか否かを判断して該条件が成立していると判断した場合に前記制御対象を作動可能とする通常モードと、前記車両の状態変化があったときに入力される前記検知信号に基づき前記配線の導通状態を示すチェックモードとを有する制御手段と、前記通常モードと前記チェックモードとを切換えるモード切換手段と、前記制御手段から出力される報知信号に基づいてチェックモード時における該制御手段の判定結果を報知する報知手段とを備えた車両用制御ユニットであって、前記制御手段は前記検知手段のそれぞれに対応して設定された信号パターンを有する複数種の報知信号を出力可能とし、前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、前記検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に入力された場合に該検知手段と制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて前記制御手段は該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力するようにし、前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、各種検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に且つ予め設定された時間内に予め設定された回数だけ入力された場合に、前記制御手段はチェックモード機能を有効とするようにしたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、車両の状態変化を検知する複数種の検知手段とそれぞれ配線によって接続されると共に、該複数種の検知手段から前記配線を介して入力される検知信号に基づいて制御対象の作動を可能とする作動可能条件が成立しているか否かを判断して該条件が成立していると判断した場合に前記制御対象を作動可能とする通常モードと、前記車両の状態変化があったときに入力される前記検知信号に基づき前記配線の導通状態を示すチェックモードとを有する制御手段と、前記通常モードと前記チェックモードとを切換えるモード切換手段と、前記制御手段から出力される報知信号に基づいてチェックモード時における該制御手段の判定結果を報知する報知手段とを備えた車両用制御ユニットであって、前記制御手段は前記検知手段のそれぞれに対応して設定された信号パターンを有する複数種の報知信号を出力可能とし、前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、前記検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に入力された場合に該検知手段と制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて前記制御手段は該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力するようにし、各種検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に且つ予め設定された時間内に予め設定された回数だけ入力された場合に、制御手段は、前記モード切換手段により通常モードからチェックモードへ又はチェックモードから通常モードへ切換えられることなく、通常モードからチェックモードへ又はチェックモードから通常モードへ切り換わるようにしたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の車両用制御ユニットにおいて、前記制御手段、モード切換手段及び報知手段はそれぞれ同一のケースに設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両用制御ユニットと、前記車両用制御ユニットの制御対象の作動を指示する無線信号を送信する携帯機とを備え、前記携帯機からの無線信号を受信する受信手段を前記車両用制御ユニットに備え、前記モード切換手段により通常モードに切換えられた状態において、前記受信手段により前記無線信号が受信された場合、前記制御対象の作動可能条件が成立しているときに、前記制御手段は前記制御対象を作動させるようにしたことを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、車両用制御ユニットを備えたことにより、チェックモード時において、複数種の検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が選択的に入力された場合に、制御手段は検知手段と当該制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて当該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力する。報知手段は入力された報知信号の信号パターン毎に異なる報知態様で配線の導通状態を報知するので、車両のどの部位との導通状態の確認を行っているのかを容易に認識することができる。このため、遠隔制御装置を構築するために車両用制御ユニットを車両に後付けするような場合には特に有効である。
請求項2又は請求項3に記載の発明によれば、チェックモード時において、複数種の検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が選択的に入力された場合に、制御手段は検知手段と当該制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて当該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力する。報知手段は入力された報知信号の信号パターン毎に異なる報知態様で配線の導通状態を報知するので、車両のどの部位との導通状態の確認を行っているのかを容易に認識することができる。
請求項に記載の発明によれば、モード切換手段をチェックモードに切換えて、さらに、予め設定された時間内に予め設定された回数だけ制御手段に対して検知信号を入力することによりチェックモード機能が有効となる。このため、通常モードとチェックモードとの誤切換えが抑制される。
請求項に記載の発明によれば、通常モードからチェックモードへ又はチェックモードから通常モードへ切換えのいずれかを、予め設定された時間内に予め設定された回数だけ制御手段に対して検知信号を入力することにより行うことができる。このため、モード切換手段を操作することなく前記両モードを切換えることができる。従って、容易に前記両モードの切換作業をすることができ、利便性が向上する。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の作用に加えて、ケースを車両に取り付けるだけなので、車両用制御ユニットの車両への取付け作業効率が向上する。例えば報知手段として車両に標準装備されているホーンを利用することも考えられる。しかしこの場合、ホーンと制御手段との接続作業が必要となり、この際に、配線の接続を間違えるおそれもある。
請求項5に記載の発明によれば、請求項〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両用制御ユニットを備えたことにより、車両のどの部位との導通状態の確認を行っているのかを容易に認識することができる。このため、遠隔制御装置を構築するために車両用制御ユニットを車両に後付けするような場合には特に有効である。
本発明によれば、容易に配線の接続状態を診断することができる。
以下、本発明を、離間して駐車された車両のエンジンを遠隔操作により始動させて暖気運転を開始させるリモートエンジンスタータシステムに具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、リモートエンジンスタータシステム1はユーザによって所持される携帯機11と、車両2に配置される車両用制御ユニットとしてのコントローラ21とを備えている。携帯機11は携帯機側IDコード及びエンジン始動の指示情報等を含んだ無線信号を送信可能とされており、この無線信号はコントローラ21により受信可能とされている。
図1に示すように、車両2は、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51、及びキースイッチ61を備えている。ドアカーテシスイッチ31は、ドア3の開閉状態を検出するスイッチであり、ボンネットスイッチ41は、ボンネット4の開閉状態を検出するスイッチである。また、シフトポジションスイッチ51は、シフトレバー5がパーキングポジションにあるか否かを検出するスイッチであり、キースイッチ61は、メカキーが挿入されるキーシリンダ6にメカキーが挿入されているか否かを検出するスイッチである。これらドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61は、第1配線コネクタ7により一箇所に集約されており、この第1配線コネクタ7を介してコントローラ21と電気的に接続されている。即ち、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61から出力される検出信号は、コントローラ21に入力される。なお、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61は、それぞれ検知手段を構成する。
図1に示すように、コントローラ21は、箱状のケース22を備えており、このケース22内には、受信手段としての受信部26、制御手段としての制御装置27、報知手段としてのブザー28が配置されている。これら受信部26及びブザー28はそれぞれ制御装置27と電気的に接続されている。前記受信部26には前記携帯機11から出力される無線信号を受信するアンテナ26aが接続されており、このアンテナ26aを介して無線信号は受信部26に受信される。受信部26は受信した無線信号に含まれる携帯機側IDコード及びエンジン始動の指示情報等の各種情報を取り出し、それらを制御装置27へ送る。制御装置27は、受信部26から送られてきた携帯機側IDコードと制御装置27に予め設定された車両側IDコードとを照合し、この照合結果が一致したとき、該制御装置27は前記無線信号が車両2に対応する携帯機11から出力されたものであると判断する。さらに制御装置27は、前記ドア3、ボンネット4、シフトレバー5及びキーシリンダ6の状態を確認する。具体的には、(A)ドア3は全て閉じられているか、(B)ボンネット4は閉じられているか、(C)シフトレバー5はパーキングポジションにあるか、(D)メカキーがキーシリンダ6に挿入されていないかを前記検知手段(ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61)を介して確認する。これら(A)〜(D)の条件が揃っている場合において、前記制御装置27は制御対象としてのエンジン81の始動を指令するエンジン始動指令信号をエンジン制御部82へ出力する。このエンジン制御部82はエンジン始動指令信号が入力されることによりエンジン81を始動させる。
図1及び図2(a),(b)に示すように、ケース22の外周面には、入力端子23及び出力端子24が設けられている。入力端子23は、前記第1配線コネクタ7と連結される。また、出力端子24は、エンジン81の始動を制御するエンジン制御部82に接続された第2配線コネクタ8と連結される。また、ケース22の外周面には、モード切換手段としてのディップスイッチ25が設けられており、その操作面は外部に露出している。このディップスイッチ25は、それぞれ1〜10の番号が割り当てられた10個の切換スイッチ101〜110を備えている。各切換スイッチ101〜110はそれぞれスライド操作することによりオン/オフに切換え可能となっている。本実施形態では、第1切換スイッチ101〜第4切換スイッチ104、及び第10切換スイッチ110を使用している。
具体的には、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61は、それぞれ第1切換スイッチ101〜第4切換スイッチ104を介して且つ配線により制御装置27に接続されている。そして、第1切換スイッチ101〜第4切換スイッチ104をオン/オフすることにより、制御装置27と、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61との間をそれぞれ開路又は閉路可能となっている。第10切換スイッチ110は、前記携帯機11を操作してエンジン81を始動させる通常モードと、前記検知手段との配線の接続状態が正常か否かを診断するチェックモードとを切換えるものである。第10切換スイッチ110が、オフの位置にある場合には通常モードが有効となり、オンの位置にある場合にはチェックモードが有効となる。
前記通常モードにおいて、第1切換スイッチ101〜第4切換スイッチ104のそれぞれを切換えることにより、エンジン81を始動させるときに行う作動可能条件を選択できるようになっている。即ち、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61に基づき、どの車両各部(ドア3,ボンネット4、シフトレバー5,キーシリンダ6)を確認するかを選択することができる。例えば、エンジン81を携帯機11により遠隔制御するとき、メカキーがキーシリンダ6に挿入されているか否かにかかわらずエンジン81を始動させたい場合には、キースイッチ61に対応する第4切換スイッチ104をオフ(図2(b)に示す上方)側に移動させる。こうすることにより、メカキーがキーシリンダ6に挿入されているか否にかかわらず、遠隔制御によりエンジン81の始動が行われる。
また、前記チェックモードにおいて、第1切換スイッチ101〜第4切換スイッチ104のそれぞれを切換えることにより、配線の接続状態を診断する対象を選択できるようになっている。即ち、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61のうち、どの接続状態を確認するかを選択することができる。例えば、第1切換スイッチ101がオンであって、第2切換スイッチ102〜第4切換スイッチ104がオフである場合、ドアカーテシスイッチ31と制御装置27との接続状態のみ診断可能となる。なお、本実施形態における第1切換スイッチ101〜第4切換スイッチ104及び第10切換スイッチ110は、すべてオンに保持されている。この状態において車両各部(ドア3,ボンネット4、シフトレバー5,キーシリンダ6)の操作が行われると、複数種の検知手段(ドアカーテシスイッチ31,ボンネットスイッチ41,シフトポジションスイッチ51、キースイッチ61)は、車両各部に対する状態変化を検知して、その旨を示す検知信号を出力する。具体的には、ドアカーテシスイッチ31からはドア検知信号、ボンネットスイッチ41からはボンネット検知信号、シフトポジションスイッチ51からはシフトレバー検知信号、キースイッチ61からはキー検知信号がディップスイッチ25に対して出力される。
制御装置27は、前記複数種の検知手段が接続された切換スイッチ(第1切換スイッチ101,第2切換スイッチ102,第3切換スイッチ103,第4切換スイッチ104)に割り当てられた番号(1〜4)でもって、どの検知手段からの信号かを判断可能となっている。また、制御装置27は、該制御装置27に予め格納された制御プログラムに基づいて、前記車両各部、即ち各検知手段(ドアカーテシスイッチ31,ボンネットスイッチ41,シフトポジションスイッチ51、キースイッチ61)にそれぞれ対応して設定された信号パターンを有する複数種類の報知信号を出力可能となっている。
制御装置27は、ドアカーテシスイッチ31からのドア検知信号が第1切換スイッチ101を介して入力されると、ブザー28に対してドア信号パターン(図3A参照)を有する報知信号をブザー28に出力する。即ち、制御装置27はブザー28に対して例えば0.15秒の通電を所定の時間間隔毎に3回繰り返した後に0.5秒の通電を1回行う。その結果、ブザー28は「ピッ、ピッ、ピッ、ピー」というブザー音を発する。
制御装置27は、ボンネットスイッチ41からのボンネット検知信号が第2切換スイッチ102を介して入力されると、ブザー28に対してボンネット信号パターン(図3B参照)を有する報知信号をブザー28に出力する。即ち、制御装置27はブザー28に対して例えば0.15秒の通電を1回行った後、所定の時間間隔をおいて0.5秒の通電を1回行う。ブザー28は「ピッ、ピー」というブザー音を発する。
制御装置27は、シフトポジションスイッチ51からのシフトレバー検知信号が第3切換スイッチ103を介して入力されると、ブザー28に対してシフトレバー信号パターン(図3C参照)を有する報知信号をブザー28に出力する。即ち、制御装置27はブザー28に対して例えば0.15秒の通電を所定の時間間隔毎に4回行った後、所定の時間間隔をおいて0.5秒の通電を1回行う。ブザー28は「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピー」というブザー音を発する。
制御装置27は、キースイッチ61からのキー検知信号が第4切換スイッチ104を介して入力されると、ブザー28に対してキー信号パターン(図3D参照)を有する報知信号をブザー28に出力する。即ち、制御装置27はブザー28に対して例えば0.15秒の通電を所定の時間間隔毎に2回行った後、所定の時間間隔をおいて0.5秒の通電を1回行う。ブザー28は「ピッ、ピッ、ピー」というブザー音を発する。
(実施形態の作用)
次に、上記実施形態のように構成されたリモートエンジンスタータシステム1の作用について説明する。
(チェックモード)
車両2にリモートエンジンスタータシステム1を構築する際、コントローラ21は、自動車販売店(ディーラー)や部品販売店で取り付けられたり、あるいはユーザ自身が取り付けたりする。コントローラ21の車両2に取り付けた際には、配線の接続状態が正常であるか否かを診断する必要がある。その際にはコントローラ21の動作モードをチェックモードに切換える。以下、チェックモード時における配線接続状態の確認作業について説明する。
図1及び図2(b)に示すように、まず、作業者は第10切換スイッチ110をマイナスドライバや指等によりオン(図2(b)に示す下方)の位置に移動させる。こうすることにより、検知手段(ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61)と制御装置27との間の配線の接続状態を診断することができるチェックモード機能を有効とするスタンバイ状態となる。
ドアカーテシスイッチ31と制御装置27との配線の接続状態を診断する場合、ユーザはドア3の開閉作業を行う。この開閉作業に伴うドア3の状態変化(開→閉,閉→開)は前記ドアカーテシスイッチ31により検知され、該ドアカーテシスイッチ31はドア検知信号をディップスイッチ25に対して出力する。このドア検知信号が第1切換スイッチ101を介して制御装置27に入力された場合、制御装置27は前記ドア信号パターンを有する報知信号をブザー28に対して出力する。すると、ブザー28は、「ピッ、ピッ、ピッ、ピー」というブザー音を発する。作業者は、このブザー音を聞き、このブザー28の吹鳴パターンがドア3に対応するものであることを取扱説明書等により確認することにより、ドアカーテシスイッチ31と制御装置27との間の配線の接続状態が正常であることを判断することができる。
一方、誤配線に起因して、ドア検知信号が例えば第2切換スイッチ102を介して制御装置27に入力された場合、制御装置27は前記ボンネット信号パターンをブザー28に対して出力する。すると、ブザー28は、「ピッ、ピー」というブザー音を発する。このため、作業者は、このブザー音を聞き、このブザー28の吹鳴パターンがドア信号パターンではないことを前記取扱説明書等により確認することにより、ドアカーテシスイッチ31と制御装置27との間の配線の接続状態が正常でないことを判断することができる。この場合、作業者は、ドアカーテシスイッチ31と第1配線コネクタ7との間の配線接続が間違っていることを認識することができる。さらに、ドア3の開閉作業を行っているにもかかわらず、ブザー音が発せられない場合、作業者は、ドアカーテシスイッチ31と制御装置27との間の配線が断線していることを認識することができる。
ボンネット4に配置されたボンネットスイッチ41と制御装置27との配線の接続状態を診断する場合、作業者はボンネット4の開閉作業を行う。この開閉作業に伴う状態変化は前記ボンネットスイッチ41により検知され、該ボンネットスイッチ41はボンネット検知信号をディップスイッチ25に対して出力する。そして、このボンネット検知信号が第2切換スイッチ102を介して制御装置27に入力された場合、制御装置27は前記ボンネット信号パターンを有する報知信号をブザー28に対して出力する。すると、ブザー28は、「ピッ、ピー」というブザー音を発する。作業者は、このブザー音を聞き、このブザー28の吹鳴パターンがボンネット4に対応するものであることを取扱説明書等により確認することにより、ボンネットスイッチ41と制御装置27と間の配線の接続状態が正常であることを判断することができる。なお、配線の接続間違い、断線についても上記ドアカーテシスイッチ31の診断のときと同様に認識することができるため、詳細な説明は割愛する。
シフトレバー5に配置されたシフトポジションスイッチ51と制御装置27との配線の接続状態を診断する場合、ユーザはシフトレバー5をパーキングポジションから他のポジション(例えば、ニュートラルのポジション)へ、もしくは他のポジションからパーキングポジションへ移動させる。この移動による状態変化は前記シフトポジションスイッチ51により検知され、該シフトポジションスイッチ51はシフトレバー検知信号をディップスイッチ25に対して出力する。そして、このシフトレバー検知信号が第3切換スイッチ103を介して制御装置27に入力された場合、制御装置27は前記シフトレバー信号パターンを有する報知信号をブザー28に対して出力する。すると、ブザー28は、「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピー」というブザー音を発する。作業者は、このブザー音を聞き、このブザー28の吹鳴パターンがシフトレバー5に対応するものであることを取扱説明書等により確認することにより、シフトポジションスイッチ51と制御装置27と間の配線の接続状態が正常であることを判断することができる。なお、配線の接続間違い、断線についても上記ドアカーテシスイッチ31の診断のときと同様に認識することができるため、詳細な説明は割愛する。
キーシリンダ6に配置されたキースイッチ61と制御装置27との配線の接続状態を診断する場合、ユーザはメカキーをキーシリンダ6に挿入する。このメカキーの挿入に伴うキーシリンダ6の状態変化は前記キースイッチ61により検知され、該キースイッチ61はキー検知信号をディップスイッチ25に対して出力する。そして、このキー検知信号が第4切換スイッチ104を介して制御装置27に入力された場合、制御装置27は前記キー信号パターンを有する報知信号をブザー28に対して出力する。そして、ブザー28は、「ピッ、ピッ、ピー」というブザー音を発する。作業者は、このブザー音を聞き、このブザー28の吹鳴パターンがキーシリンダ6に対応するものであることを取扱説明書等により確認することにより、キースイッチ61と制御装置27と間の配線の接続状態が正常であることを判断することができる。なお、配線の接続間違い、断線についても上記ドアカーテシスイッチ31の診断のときと同様に認識することができるため、詳細な説明は割愛する。
以上で、コントローラ21の車両2への取付け時における配線チェック作業は完了となる。その後、作業者は、第10切換スイッチ110をオンからオフへ切換えることにより、コントローラ21の動作モードをチェックモードから通常モードへ切換える。
(通常モード)
次に、車両2の通常使用時におけるリモートエンジンスタータシステム1の動作を説明する。リモートエンジンスタータシステム1のコントローラ21は、車両2への取付け完了後には通常モードに設定され、エンジン81の遠隔制御を行うことができるスタンバイ状態になっている。
図1及び図2(b)に示すように、ユーザは車両2のエンジン81を遠隔操作により始動させようとする場合には携帯機11を操作する。携帯機11は、ユーザにより操作されると、携帯機側IDコードを含む無線信号を送信する。そして、この無線信号がアンテナ26aを介して受信部26によって受信されると、該受信部26は受信した無線信号に含まれる携帯機側IDコード及びエンジン始動の指示情報等の各種情報を取り出し、それらを制御装置27へ送る。すると、受信部26から送られてきた携帯機側IDコードと制御装置27に予め設定された車両側IDコードとを照合し、この照合結果が一致したとき、該制御装置27は前記無線信号が車両2に対応する携帯機11から出力されたものであると判断する。次に、制御装置27は、前記(A)〜(D)のエンジン81の作動可能条件が満たされているか否かを確認する。これら(A)〜(D)の条件が満たされている場合、前記制御装置27はエンジン81の始動を指令するエンジン始動指令信号をエンジン制御部82へと出力する。その結果、エンジン81が始動される。
(実施形態の効果)
上記実施形態のリモートエンジンスタータシステム1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)チェックモード時において、ドア3に配置されたドアカーテシスイッチ31と制御装置27との配線の接続状態を診断する場合、ユーザはドア3の開閉作業を行う。このとき、ドアカーテシスイッチ31と制御装置27との間の配線の接続が正常の場合、ブザー28から前記「ピッ、ピッ、ピッ、ピー」のブザー音が発せられる。また、ボンネット4に配置されたボンネットスイッチ41と制御装置27との配線の接続状態を診断する場合、ユーザはボンネット4の開閉作業を行う。ボンネットスイッチ41と制御装置27との間の配線が正常の場合、ブザー28から前記「ピッ、ピー」のブザー音が発せられる。一方、ボンネットスイッチ41と制御装置27との間の配線の接続状態が正常ではない場合、例えば、配線が断線している場合には、前記ブザー音は発せられない。また、ボンネット4の開閉作業を行っているにもかかわらず、ブザー28からドア信号パターンである「ピッ、ピッ、ピッ、ピー」のブザー音が報知された場合には、制御装置27とボンネットスイッチ41との間の配線が間違っていることをユーザは認識することができる。このように、ブザー28は、入力された報知信号の信号パターン毎に異なる吹鳴パターン(報知態様)で配線の接続状態を報知するので、作業者は車両各部のどの部位との接続状態の確認を行っているのかを、ブザー28の吹鳴パターンにより容易に認識することができる。また、コントローラ21に配線接続のチェック機能を持たせるようにしたので、例えばテスタ等の測定器を別途用意する必要はなく、配線チェック作業も簡単になる。このため、検知手段(ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61)と制御装置27との間の配線うち、どの配線の接続状態が正常か否かを容易に診断することができる。
(2)ケース22内には、受信部26、制御装置27、ブザー28が配置されている。このため、例えば報知手段として車両に標準装備されているホーン91(図1参照)を利用することなく、外部に報知することができる。従ってコントローラ21を車両に接続するときの接続作業が簡素化され、作業効率が向上する。
(3)また、ケース22外周には、前記第1配線コネクタ7と連結される入力端子23と、エンジン81と接続された第2配線コネクタ8と連結される出力端子24とが備えられている。このため、車両2側の第1配線コネクタ7及び第2配線コネクタ8をケース22(コントローラ21)の入力端子23及び出力端子24にワンタッチで取り付けることができ、作業効率が一層向上する。
(別例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、チェックモード及び通常モードの切換えを、ディップスイッチ25(正確には第10切換スイッチ110)を用いて行ったが、次のような特殊操作によりモードの切換えを行ってもよい。即ち、第10切換スイッチ110をオンの位置にある状態において、所定時間内にドア3の開閉作業を複数回(例えば5回)行う。こうすることにより、チェックモードに切換えるようにしてもよい。また、第10切換スイッチ110をオンの位置まで移動させて、さらに所定時間内にドア3の開閉作業を連続5回行うことによりチェックモードから通常モードへ切換えるようにしてもよい。また、コントローラ21の動作モードの切換え時に、切換えたことを確認できるように、その旨をブザー音により報知するようにしてもよいし、音声により報知するようにしてもよい。このような構成にした場合、誤切換えが抑制される。
・上記実施形態では、チェックモード及び通常モードの切換えを、ディップスイッチ25を用いて行ったが、次のような特殊操作によりモードの切換えを行ってもよい。即ち、第10切換スイッチ110がオフの位置ある状態において、所定時間内にドア3の開閉作業を複数回行う。こうすることにより、チェックモードに切換えるようにしてもよい。即ち、第10切換スイッチ110をオフ(通常モード)の位置にした状態で例えば所定時間内にドア3の開閉作業を連続5回行うことによりチェックモードに切換える。このため、第10切換スイッチ110を操作しなくてもチェックモードに切換えることができ、利便性が向上する。なお、前記特殊操作は、ドア3の開閉作業に限らず、ボンネット4等の開閉作業によるものであってもよい。
・上記実施形態では遠隔制御装置としてリモートエンジンスタータシステム1を用いたが、遠隔制御装置はこれに限定するものではない。即ち、後付けされ得るシステムの車両用制御ユニットに本発明を具体化すればよい。例えば、電子カードを携帯して運転席に近づくと自動的に解錠し、離れると自動的に施錠するキーフリーシステムのコントローラや、このキーフリーシステムに連動して自動的に盗難警報システムをオン/オフするオートアラームシステムのコントローラ等に配線チェック機能を付与するようにしてもよい。キーフリーシステムの構成の場合、ドア3の施錠を検知するドアロックセンサと制御装置27との配線の接続状態を容易に診断することができる。また、オートアラームは、不正にドア3が開けられたときに警報システムが作動するシステムである。このため、ドア3に配置されたドアカーテシスイッチ31と制御装置27との間に配線が接続されており、この配線の接続状態を容易に診断することができる。なお、この場合、前記両システムのコントローラはそれぞれ本発明の車両用制御ユニットに相当する。
・上記実施形態では、車両用制御ユニットとしてのコントローラ21と携帯機11とを備えた遠隔制御装置としてリモートエンジンスタータシステム1を用いたが、車両用制御ユニット単独で使用してもよい。例えば、カーナビゲーション(以下、「カーナビ」という。)の制御装置27に配線の接続状態をチェックするチェックモードを備えてもよい。近年、安全性向上のため、カーナビを運転時に操作できないようになっており、例えばパーキングブレーキが作動している状態のみカーナビの操作を行うことができるようになっている。パーキングブレーキの状態を検知するパーキングスイッチとカーナビの制御装置27との間は配線によって接続されている。このため、上記構成によればこのカーナビを車両2に後付けしたときの配線の接続状態を容易に診断することができる。
・上記実施形態では、配線の接続状態が正常か否かをブザー音により報知するようにしたが、予め音声パターンを登録しておき、この音声パターンを診断時に出力するようにしてもよい。例えば、ドアカーテシスイッチ31と制御装置27との間の配線が正常に接続されている場合、「ドアの配線は正常に接続されています。」等のような音声を出力する。このような構成にした場合、複雑なパターン信号を覚えたり、取扱説明書を参照しながら診断したりしなくてもよく、どの部分の配線の接続が正常か否かを容易に確認することができる。
・また、上記実施形態において、制御装置27からブザー28へ出力される報知信号の信号パターンは任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、報知手段としてブザー28を用いたが、車両2に標準装備されるホーン91(図1参照)を用いてもよい。このような構成にした場合にも、前記(1),(2)と同様な効果を満たすことができる。
・上記実施形態では、第1切換スイッチ101〜第4切換スイッチ104を使用して、制御装置27と、ドアカーテシスイッチ31、ボンネットスイッチ41、シフトポジションスイッチ51及びキースイッチ61との間の配線の接続状態を診断するようにしたが、次のようにしてもよい。即ち、ディップスイッチ25の第5切換スイッチ105を(図2(b)参照)を使用してもよい。第5切換スイッチをオンすることにより、キーシリンダ6に挿入されたメカキーの回転を検知するチャージスイッチ71(図1参照)と制御装置27との配線の接続状態を診断することができる。ちなみに、チャージスイッチ71がオン状態になると、カーオーディオ等の操作が可能となる。制御装置27は、チャージスイッチ71からの検知信号が第5切換スイッチ105を介して入力されると、ブザー28に対してチャージ信号パターン(図3E参照)を有する報知信号をブザー28に出力する。即ち、制御装置27はブザー28に対して例えば、0.15秒の通電を所定の時間間隔毎に5回行う。ブザー28は「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」というブザー音を発する。
・チェックモード時において、車両各部(ドア3,ボンネット4,シフトレバー5及びキーシリンダ6)の操作を同時に行った際に車両用制御ユニットの制御装置27が混乱しないようにするために、制御装置27にラッチ回路(図示略)を備えるようにしてもよい。このような構成にした場合、例えばドア3の開閉作業とボンネット4の開閉作業を同時に行った場合においても、どちらか一方からの信号を保持する、即ち、他方の信号に基づくブザー音を報知したあとに、一方の信号に基づくブザー音を報知する。このため、制御装置27は混乱することなくスムーズにブザー28を制御することができる。
本実施形態のリモートエンジンスタータシステムを示すブロック図。 (a)は本実施形態のコントローラを示す斜視図、(b)は本実施形態のディップスイッチを示す平面図。 本実施形態のブザーのパターン信号を示す概念図。
符号の説明
1…遠隔制御装置としてのリモートエンジンスタータシステム、2…車両、11…携帯機、21…車両制御ユニットとしてのコントローラ、22…ケース、25…ディップスイッチ、26…受信手段としての受信部、27…制御手段としての制御装置、28…報知手段としてのブザー、31…検知手段としてのドアカーテシスイッチ、41…検知手段としてのボンネットスイッチ、51…検知手段としてのシフトポジションセンサ、61検知手段としてのキースイッチ、81…制御対象としてのエンジン、110…モード切換手段としての第10切換スイッチ。

Claims (5)

  1. 車両の状態変化を検知する複数種の検知手段とそれぞれ配線によって接続されると共に、該複数種の検知手段から前記配線を介して入力される検知信号に基づいて制御対象の作動を可能とする作動可能条件が成立しているか否かを判断して該条件が成立していると判断した場合に前記制御対象を作動可能とする通常モードと、前記車両の状態変化があったときに入力される前記検知信号に基づき前記配線の導通状態を示すチェックモードとを有する制御手段と、前記通常モードと前記チェックモードとを切換えるモード切換手段と、前記制御手段から出力される報知信号に基づいてチェックモード時における該制御手段の判定結果を報知する報知手段とを備えた車両用制御ユニットであって、前記制御手段は前記検知手段のそれぞれに対応して設定された信号パターンを有する複数種の報知信号を出力可能とし、前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、前記検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に入力された場合に該検知手段と制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて前記制御手段は該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力するようにした車両用制御ユニットと、
    前記車両用制御ユニットの制御対象の作動を指示する無線信号を送信する携帯機とを備え、
    前記携帯機からの無線信号を受信する受信手段を前記車両用制御ユニットに備え、前記モード切換手段により通常モードに切換えられた状態において、前記受信手段により前記無線信号が受信された場合、前記制御対象の作動可能条件が成立しているときに、前記制御手段は前記制御対象を作動させるようにした遠隔制御装置。
  2. 車両の状態変化を検知する複数種の検知手段とそれぞれ配線によって接続されると共に、該複数種の検知手段から前記配線を介して入力される検知信号に基づいて制御対象の作動を可能とする作動可能条件が成立しているか否かを判断して該条件が成立していると判断した場合に前記制御対象を作動可能とする通常モードと、前記車両の状態変化があったときに入力される前記検知信号に基づき前記配線の導通状態を示すチェックモードとを有する制御手段と、前記通常モードと前記チェックモードとを切換えるモード切換手段と、前記制御手段から出力される報知信号に基づいてチェックモード時における該制御手段の判定結果を報知する報知手段とを備えた車両用制御ユニットであって、
    前記制御手段は前記検知手段のそれぞれに対応して設定された信号パターンを有する複数種の報知信号を出力可能とし、前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、前記検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に入力された場合に該検知手段と制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて前記制御手段は該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力するようにし、
    前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、各種検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に且つ予め設定された時間内に予め設定された回数だけ入力された場合に、前記制御手段はチェックモード機能を有効とするようにした車両用制御ユニット。
  3. 車両の状態変化を検知する複数種の検知手段とそれぞれ配線によって接続されると共に、該複数種の検知手段から前記配線を介して入力される検知信号に基づいて制御対象の作動を可能とする作動可能条件が成立しているか否かを判断して該条件が成立していると判断した場合に前記制御対象を作動可能とする通常モードと、前記車両の状態変化があったときに入力される前記検知信号に基づき前記配線の導通状態を示すチェックモードとを有する制御手段と、前記通常モードと前記チェックモードとを切換えるモード切換手段と、前記制御手段から出力される報知信号に基づいてチェックモード時における該制御手段の判定結果を報知する報知手段とを備えた車両用制御ユニットであって、
    前記制御手段は前記検知手段のそれぞれに対応して設定された信号パターンを有する複数種の報知信号を出力可能とし、前記モード切換手段によりチェックモードに切換えられた状態において、前記検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に入力された場合に該検知手段と制御手段とを接続する配線の導通状態に基づいて前記制御手段は該検知手段に対応して設定された信号パターンを有する報知信号を前記報知手段へ出力するようにし、
    各種検知手段のうちいずれか一つからの検知信号が前記制御手段に対して選択的に且つ予め設定された時間内に予め設定された回数だけ入力された場合に、制御手段は、前記モード切換手段により通常モードからチェックモードへ又はチェックモードから通常モードへ切換えられることなく、通常モードからチェックモードへ又はチェックモードから通常モードへ切り換わるようにした車両用制御ユニット。
  4. 前記制御手段、モード切換手段及び報知手段はそれぞれ同一のケースに設けられている請求項2又は請求項3に記載の車両用制御ユニット。
  5. 請求項〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両用制御ユニットと、
    前記車両用制御ユニットの制御対象の作動を指示する無線信号を送信する携帯機とを備え、
    前記携帯機からの無線信号を受信する受信手段を前記車両用制御ユニットに備え、前記モード切換手段により通常モードに切換えられた状態において、前記受信手段により前記無線信号が受信された場合、前記制御対象の作動可能条件が成立しているときに、前記制御手段は前記制御対象を作動させるようにした遠隔制御装置。
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