JP4285492B2 - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4285492B2
JP4285492B2 JP2006065463A JP2006065463A JP4285492B2 JP 4285492 B2 JP4285492 B2 JP 4285492B2 JP 2006065463 A JP2006065463 A JP 2006065463A JP 2006065463 A JP2006065463 A JP 2006065463A JP 4285492 B2 JP4285492 B2 JP 4285492B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
sound
unit
output
microphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006065463A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007243772A (ja
Inventor
高史 山川
隆雄 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2006065463A priority Critical patent/JP4285492B2/ja
Publication of JP2007243772A publication Critical patent/JP2007243772A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4285492B2 publication Critical patent/JP4285492B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

本発明は、ハウリングの発生を抑制する技術に関する。
マイクロホンから入力した音声を増幅してスピーカから出力する音響機器においては、スピーカから出力された音声がマイクロホンに再入力することによって閉ループが形成され、耳障りで不快なハウリングが発生する場合がある。このハウリングを抑制する装置としては、種々の装置が提案されているが、その中には、例えば特許文献1に開示されているように、スピーカアレイを使用してハウリングを抑制する装置がある。
特許文献1に開示されている装置は、マイクロホンに入力された音を増幅してスピーカアレイから出力するとともに、マイクロホンに入力された音の位相を反転させ、この反転させた音のビームがスピーカアレイからマイクロホンに向けて出力されるようにスピーカアレイの指向性を制御する。これにより、マイクロホンの位置では、マイクロホンに入力された音と、この音の位相を反転させた音が供給されるので、音がキャンセルされて閉ループのゲインが抑えられ、ハウリングの発生が抑制される。
特表2003−510924号公報
ところで、特許文献1に開示された装置によれば、位相を反転させた音はマイクロホンに向けてビーム状に出力されるため、スピーカアレイから出力された音はマイクロホンの位置だけではなく、この音のビームが通過する領域においてもキャンセルされることとなる。例えば、スピーカアレイのサービスエリア内において、音のビームが通過する領域に聴者がいた場合、この聴者の位置ではスピーカアレイから出力された音はキャンセルされてしまい、聴者は音を聞けなくなってしまうという問題が生じることとなる。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、その目的は、聴者に音が届かなくなるのを防ぎつつ、スピーカのサービスエリア内においてハウリングを発生させないようにすることにある。
発明は、少なくとも2以上のグループにグループ分けされた複数のスピーカユニットを備えるスピーカアレイへ音声信号を出力する信号処理装置であって、音声を表す音声信号が入力される信号入力手段と、前記信号入力手段に音声信号を入力するマイクロホンの位置を検出する位置検出手段と、前記信号入力手段に入力された音声信号の周波数分布を解析する解析手段と、前記解析手段により求められた周波数分布において、所定のレベル未満となっている周波数帯域の音声信号を抽出する第1抽出手段と、前記解析手段により求められた周波数分布において、所定のレベル以上となっている周波数帯域の音声信号を抽出する第2抽出手段と、第1抽出手段により抽出された音声信号を、前記グループの第1グループに属するスピーカユニットへ出力する信号出力手段と、前記第2抽出手段により抽出された音声信号を、前記グループの第2グループに属するスピーカユニットの数に対応させて分岐させる分岐手段と、前記分岐手段により分岐された各音声信号を加工して前記第2グループに属するスピーカユニットへ出力する手段であって、該第2グループに属するスピーカユニット群から出力される音響ビームの指向方向が前記位置検出手段で検出された位置の方向とならないように、前記分岐手段により分岐された各音声信号を加工して出力する信号加工手段とを備える信号処理装置を提供する。
本発明によれば、聴者に音が届かなくなるのを防ぎつつ、スピーカのサービスエリア内においてハウリングを発生させないようにすることができる。
[第1実施形態]
[実施形態の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係わるスピーカシステム1の全体構成を示した図である。図1に示したように、スピーカシステム1は、信号処理装置10と、スピーカアレイ20と、マイクロホン30とを備えている。
図2は、スピーカアレイ20の正面図である。図2に示したように、スピーカアレイ20においては、スピーカユニットSPを水平方向にn個並べたスピーカラインが垂直方向に2行並べられている。このスピーカアレイ20を構成するスピーカユニットSP(i,j)(i=1〜2、j=1〜n)は、例えば、コーン型スピーカなどの指向性の広いスピーカであり、各スピーカユニットSPは、その指向方向が平行となるようにスピーカアレイ20の筐体に取り付けられている。
マイクロホン30は、信号処理装置10に接続されており、マイクロホン30の周囲にいる人間P1〜P7が発する音声を収音し、収音した音声をアナログの音声信号に変換して信号処理装置10に出力する。信号処理装置10は、マイクロホン30から供給された音声信号を加工してスピーカアレイ20に出力する。これにより、マイクロホン30で収音された音声がスピーカアレイ20から出力される。
[信号処理装置10の構成]
図3は、信号処理装置10の具体的なハードウェア構成を示したブロック図である。マイクロホン30から出力された音声信号は、まず分配器100に入力される。分配器100は、入力された音声信号を分配するものであり、分配した音声信号の一方をアンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)へ出力し、分配したもう一方の音声信号をハウリング検出部110へ出力する。
ハウリング検出部110は、スピーカシステム1においてハウリングを生じさせる音の周波数帯域を検出するものである。ハウリング検出部110は、分配器100から入力された音声信号をフーリエ変換し、音声信号が表す音声の周波数スペクトラムを求める。この周波数スペクトラムにおいて、レベルの大きな周波数帯域がある場合、その周波数帯域に属する音声が閉ループを形成してハウリングが発生する可能性がある。ハウリング検出部110は、求めた周波数スペクトラムにおいて、予め定められた閾値th以上のレベルとなった周波数帯域を、ハウリングを生じさせている周波数帯域として検出する。そして、この検出した周波数帯域に属する音声信号のみをフィルタ処理により抽出してキャンセル音生成部120へ出力する。
キャンセル音生成部120は、ハウリング検出部110から出力された音声信号の位相を反転させた反転信号を生成する。そして、この生成した反転信号を遅延部DL1〜DLnへ出力する。
遅延部DL1〜遅延部DLnは、入力される反転信号を遅延させるものである。各遅延部DLにおいては予め遅延量が定められており、入力された反転信号を、この定められた遅延量の分だけ遅延させる。そして遅延させた反転信号をアンプ部AMP(2,1)〜アンプ部AMP(2,n)に出力する。
アンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)は、スピーカアレイ20の1行目のスピーカラインを構成するスピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)に接続され、アンプ部AMP(2,1)〜アンプ部AMP(2,n)は、スピーカアレイ20の2行目のスピーカラインを構成するスピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)に接続されている。アンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)は、分配器100から入力される音声信号を増幅してスピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニット(1,n)に出力する。また、アンプ部AMP(2,1)〜アンプ部AMP(2,n)は、遅延部DL1〜DLnから入力される反転信号を増幅してスピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニット(2,n)に出力する。各アンプ部AMPで増幅された信号が、接続されているスピーカユニットSPに出力されると音声が各スピーカユニットSPから出力される。
[実施形態の動作]
次に本実施形態の動作について説明する。例えば、図1に示した人間P1が発話すると、人間P1の音声がマイクロホン30により収音される。この収音された音声は、マイクロホン30によりアナログの音声信号に変換されて信号処理装置10の分配器100に入力される。そして、この音声信号は分配器100により分配され、アンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)と、ハウリング検出部110とに出力される。
このうち、アンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)に入力された音声信号は、各アンプ部AMPで増幅された後、各アンプ部AMPに接続されたスピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)に出力される。スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)に音声信号が入力されると、入力された音声信号に対応した音声がスピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)から出力される。これにより、マイクロホン30で収音された音声(人間P1の音声)が、図4に示したように領域A(点線で囲まれた領域)に出力される。
一方、分配器100から出力されてハウリング検出部110に入力された音声信号は、ハウリング検出部110においてフーリエ変換される。入力された音声信号がフーリエ変換されると、例えば図5に示したように、音声信号が表す音声の周波数スペクトラムが求められる。ここで、ハウリング検出部110は、この求めた周波数スペクトラムにおいて、予め定められた閾値th以上のレベルとなった周波数帯域f1を検出すると、この周波数帯域f1をハウリングを生じさせている周波数帯域と特定する。そして、この特定した周波数帯域f1に属する音声信号のみがフィルタ処理により抽出されてキャンセル音生成部120へ出力される。
キャンセル音生成部120は、周波数帯域f1に属する音声信号が入力されると、入力された音声信号の位相を反転させた反転信号を生成して遅延部DL1〜DLnへ出力する。既知のとおり、スピーカアレイにおいては、各スピーカユニットに供給する信号の遅延量を制御することにより、スピーカアレイから出力される音響ビームを制御することができる。
本実施形態においては、スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)から出力された音声と、反転信号が表す音声(周波数帯域f1に属する音声の位相を反転させた音声)とがマイクロホン30の位置で重なるようにするために、アンプ部AMP(2,1)〜アンプ部AMP(2,n)に入力される反転信号の遅延量が予め各遅延部DLに設定されている。各遅延部DLは入力された反転信号を、この設定されている遅延量の分だけ遅延させ、各遅延部DLは、遅延させた反転信号をアンプ部AMP(2,1)〜アンプ部AMP(2,n)に出力する。
アンプ部AMP(2,1)〜アンプ部AMP(2,n)に入力された反転信号は、各アンプ部AMPで増幅された後、各アンプ部AMPに接続されたスピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)に出力される。スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)は、反転信号が入力されると、入力された信号に対応した音を出力する。ここで、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)に入力される信号は、上述したように遅延されているため、スピーカユニットSP(2,1)ないしスピーカユニットSP(2,n)から出力される音は、その指向方向がマイクロホン30の方向になり、図4に示したようにマイクロホン30の位置を含む領域Bに出力される。
ここで、領域Bに出力される音は、周波数帯域f1に属する音声の位相を反転させた音であり、マイクロホン30の位置においては、スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)から出力された音声と、周波数帯域f1に属する音声の位相を反転させた音声とがマイクロホン30の位置で重なり、この周波数帯域f1に属する音声、即ち、ハウリングを生じさせる周波数帯域の音声がキャンセルされる。周波数帯域f1に属する音声がキャンセルされると、マイクロホン30の位置において、この周波数帯域f1に属する音のレベルが下がり、スピーカシステム1において閉ループのループゲインが抑えられ(ループゲインが減り)ハウリングの発生が抑制される。
以上説明したように本実施形態によれば、スピーカアレイ20のサービスエリア内において、ハウリングを発生させる周波数帯域に属する音のみがキャンセルされ、他の周波数帯域に属する音はキャンセルされないので、サービスエリア内にいる聴者が音を聞けなくなるといった問題が生じることがない。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態においては、信号処理装置の構成と、スピーカアレイおよびマイクロホンの構成が第1実施形態と異なる。
図6は、本実施形態に係わるスピーカアレイ20Aの正面図である。図6に示したように、このスピーカアレイ20Aには、センサSE1〜センサSE3が設けられている。センサSE1〜センサSE3は音波を検出するセンサであり、音波を検出すると音波を検出したことを示す信号を信号処理装置10Aに出力する。
図7は、本実施形態に係わるマイクロホン30Aのハードウェア構成を示したブロック図である。マイクユニット31は、収音した音声をアナログの音声信号に変換して出力する。音波出力部32は、信号処理装置10Aに接続されており、信号処理装置10Aから入力される指示信号S1に応じて音波を出力する。
図8は、本実施形態に係わる信号処理装置10Aの具体的なハードウェア構成を示したブロック図である。制御部130は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えたワンチップ型のマイクロコンピュータであり、ROMに記憶されているプログラムに従って動作し、遅延部DL1〜遅延部DLnを制御する。また、制御部130にはスピーカアレイ20AのセンサSE1〜センサSE3が接続されており、センサSE1〜センサSE3から出力された信号が入力される。また、制御部130にはマイクロホン30Aの音波出力部32が接続されており、制御部130は、音波の出力を指示する指示信号S1を音波出力部32に出力する。また、制御部130は、センサSE1からセンサSE2までの距離と、センサSE2からセンサSE3までの距離を予め記憶している。
[第2実施形態の動作]
次に本実施形態の動作について説明する。まず、制御部130は音波の出力を指示する指示信号S1を音波出力部32に出力する。また制御部130は、指示信号S1を出力してから経過した時間の計時を開始する。制御部130から出力された指示信号S1が音波出力部32に入力されると音波出力部32から音波が出力される。
音波出力部32から出力された音波は、センサSE1〜センサSE3に到達する。音波がセンサSE1〜センサSE3に到達すると、音波を検出したことを示す信号が各センサSEから出力される。ここで、マイクロホン30Aから各センサSEまでの距離は、マイクロホン30Aの位置に応じて異なるため、音波を検出したことを示す信号が各センサから出力されるタイミングはセンサ毎に異なることとなる。各センサから出力された信号が制御部130に入力されると、制御部130は、指示信号S1を出力してからセンサSE1からの信号が入力されるまでの時間t1、指示信号S1を出力してからセンサSE2からの信号が入力されるまでの時間t2、指示信号S1を出力してからセンサSE3からの信号が入力されるまでの時間t3を計時する。
次に制御部130は、時間t1に音速を乗じることにより音波出力部32からセンサSE1までの距離d1を求める。また制御部130は、これと同様にして、時間t2に音速を乗じることにより音波出力部32からセンサSE2までの距離d2を求め、時間t3に音速を乗じることにより音波出力部32からセンサSE3までの距離d3を求める。距離d1、d2およびd3とが得られると、各センサ間の距離は予め記憶しているため、制御部130は、三辺測量の原理により、スピーカアレイ20Aに対するマイクロホン30Aの位置(距離、方向)を得る。
制御部130は、マイクロホン30Aの位置を特定すると、スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)から出力された音声と、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)から出力された音声がマイクロホン30Aの位置で重なるように、遅延部DL1〜遅延部DLnの遅延量を制御する。遅延部DL1〜遅延部DLnの遅延量が制御されると、各遅延部DLにおいては、キャンセル音生成部120から出力される反転信号の遅延量が設定された遅延量となり、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)から出力される音の指向方向が、マイクロホン30Aの方向となる。例えば、図9に示した位置にマイクロホン30Aが位置する場合、スピーカユニットSP(2,1)ないしスピーカユニットSP(2,n)から出力される音は、その指向方向がマイクロホン30Aの方向になり、図9に示したようにマイクロホン30Aの位置を含む領域Bに出力される。なお、制御部130は、マイクロホン30Aの位置を検出するための上述した処理を所定の周期で行うことにより、マイクロホン30Aの位置を常時検知し、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)から出力される音の指向方向を、検知した方向に応じて制御する。
これにより、第1実施形態と同様にマイクロホン30Aの位置には、周波数帯域f1に属する音声の位相を反転させた音が出力され、ハウリングを生じさせる周波数帯域f1の音がキャンセルされる。周波数帯域f1に属する音声がキャンセルされると、マイクロホン30Aの位置において、この周波数帯域f1に属する音のレベルが下がり、スピーカシステム1において閉ループのループゲインが抑えられ、ハウリングの発生が抑制される。
本実施形態においては、マイクロホン30Aの位置を検出して、その位置に応じて、ハウリングの発生を抑制する音の指向性が制御されるので、マイクロホン30Aの位置が変化してもハウリングの発生を抑制することができる。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態においては、信号処理装置の構成とスピーカアレイの構成が第2実施形態と異なる。なお、他の部分の構成は、第2実施形態と同じになっている。
図10は、本実施形態に係わる信号処理装置10Bの具体的なハードウェア構成を示したブロック図である。信号処理装置10Bは、分配器100、ハウリング検出部110、キャンセル音生成部120を具備しておらず、代わりに遅延部DL(1,1)〜遅延部(1,n)と遅延部DL(2,1)〜遅延部(2,n)を具備している。各遅延部DLには、マイクロホン30Aから出力された音声信号が入力される。遅延部DL(1,1)〜遅延部(1,n)は、アンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)に接続されており、接続されているアンプ部AMPに出力する信号を制御部130により設定される遅延量に応じて遅延させる。また、遅延部DL(2,1)〜遅延部(2,n)は、アンプ部AMP(2,1)〜アンプ部AMP(2,n)に接続されており、接続されているアンプ部AMPに出力する信号を制御部130により設定される遅延量に応じて遅延させる。
また、本実施形態においては、図11に示したように、スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニット(1,n)は、スピーカアレイ20Bに向かって右半分側に配設されており、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニット(2,n)は、スピーカアレイ20Bに向かって左半分側に配設されている。
[第3実施形態の動作]
次に本実施形態の動作について説明する。まず制御部130は、音波の出力を指示する指示信号S1を音波出力部32に出力し、指示信号S1を出力してからセンサSE1〜センサSE3が出力した信号を検知するまでの時間を計時することにより、第2実施形態と同様にマイクロホン30Aの位置を得る。
制御部130は、マイクロホン30Aの位置を特定すると、スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)から出力される音が図12に示したように、スピーカアレイ20Bから見てマイクロホン30Aの左側の領域Cに出力されるように、遅延部DL(1,1)〜遅延部DL(1,n)の遅延量を制御する。遅延部DL(1,1)〜遅延部DL(1,n)の遅延量が制御されると、各遅延部DLにおいては、マイクロホン30Aから出力された音声信号の遅延量が設定された遅延量となり、スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)から出力される音が、図12に示したように領域Cに出力される。
また、制御部130は、マイクロホン30Aの位置を特定すると、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)から出力される音が図12に示したように、スピーカアレイ20Bから見てマイクロホン30Aの右側の領域Dに出力されるように、遅延部DL(2,1)〜遅延部DL(2,n)の遅延量を制御する。遅延部DL(2,1)〜遅延部DL(2,n)の遅延量が制御されると、各遅延部DLにおいては、マイクロホン30Aから出力された音声信号の遅延量が設定された遅延量となり、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,n)から出力される音が、図12に示したように領域Dに出力される。
これにより、マイクロホン30Aがある位置には、スピーカアレイ20Bから出力される音が到達しなくなる。スピーカアレイ20Bから出力された音がマイクロホン30Aに入力されないと閉ループは形成されないため、ハウリングの発生を抑えることができる。また、本実施形態によれば、スピーカアレイ20Bから出力される音の領域がマイクロホン30Aの位置に応じて変化するため、マイクロホン30Aの位置が変化してもハウリングの発生を抑えることができる。なお、本実施形態においてはマイクロホン30Aの位置を検知するようにしているが、マイクロホン30Aの位置を予め制御部130に記憶させておき、記憶させたマイクロホン30Aの位置を避けるように、スピーカアレイ20Bから音声を出力するようにしてもよい。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態においては信号処理装置の構成が第2実施形態と異なり、他の部分の構成は第2実施形態と同じになっている。
図13は、本実施形態に係わる信号処理装置10Cの具体的なハードウェア構成を示したブロック図である。信号処理装置10Cは、分配器100とキャンセル音生成部120を具備しておらず、代わりにハウリング検出部110Aを具備している。このハウリング検出部110Aは、第1実施形態に係わるハウリング検出部110と同様に、スピーカシステム1においてハウリングを生じさせる音の周波数帯域f1を検出し、この周波数帯域f1に属する音声信号を抽出して遅延部DL1〜遅延部DLnへ出力する。またハウリング検出部110Aは、周波数帯域f1以外の周波数帯域に属する音声信号を抽出してアンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)へ出力する。
[第4実施形態の動作]
次に本実施形態の動作について説明する。まず制御部130は、音波の出力を指示する指示信号S1を音波出力部32に出力し、指示信号S1を出力してからセンサSE1〜センサSE3が出力した信号を検知するまでの時間を計時することにより、第2実施形態と同様にマイクロホン30Aの位置を得る。
制御部130は、マイクロホン30Aの位置を特定すると、スピーカアレイ20Aにおいて2行目のスピーカラインを形成するスピーカユニットSPのうち、正面から見て中央部分より左側に位置するスピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,m)(m<n)から出力される音が、図14(a)に示したように、スピーカアレイ20Aから見てマイクロホン30Aの右側の領域Eに出力されるように、遅延部DL1〜遅延部DLmの遅延量を制御する。遅延部DL1〜遅延部DLmの遅延量が制御されると、各遅延部DLにおいては、ハウリング検出部110Aから出力された周波数帯域f1に属する音声信号の遅延量が設定された遅延量となり、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,m)から出力される音が、図14(a)に示したように領域Eに出力される。
また、制御部130は、マイクロホン30Aの位置を特定すると、スピーカアレイ20Aにおいて2行目のスピーカラインを形成するスピーカユニットSPのうち、正面から見て中央部分より左側に位置するスピーカユニットSP(2,m+1)〜スピーカユニットSP(2,n)から出力される音が図14(a)に示したように、スピーカアレイ20Aから見てマイクロホン30Aの左側の領域Fに出力されるように、遅延部DLm+1〜遅延部DLnの遅延量を制御する。遅延部DLm+1〜遅延部DLmの遅延量が制御されると、各遅延部DLにおいては、ハウリング検出部110Aから出力された周波数帯域f1に属する音声信号の遅延量が設定された遅延量となり、スピーカユニットSP(2,1)〜スピーカユニットSP(2,m)から出力される音が、図14(a)に示したように領域Fに出力される。
一方、ハウリング検出部110Aから出力された音声信号であって、周波数帯域f1以外の周波数帯域に属する音声信号は、アンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)に入力される。アンプ部AMP(1,1)〜アンプ部AMP(1,n)に入力された音声信号は、各アンプ部AMPで増幅された後、各アンプ部AMPに接続されたスピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)に出力される。スピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)に音声信号が入力されると、入力された音声信号に対応した音声がスピーカユニットSP(1,1)〜スピーカユニットSP(1,n)から出力される。これにより、マイクロホン30Aで収音された音声のうち、周波数帯域f1以外の周波数帯域に属する音が、図14(b)に示したように領域Gに出力される。
本実施形態によれば、ハウリングを発生させる周波数帯域f1に属する音がマイクロホン30Aの位置には出力されないので、ハウリングの発生を抑えることができる。また、本実施形態においては、スピーカアレイ20Aから出力される音をキャンセルする音が出力されないので、スピーカアレイ20Aのサービスエリア内においては、聴者が音を聞けなくなるエリアが発生するのを回避することができる。なお、本実施形態においてはマイクロホン30Aの位置を検知するようにしているが、マイクロホン30Aの位置を予め制御部130に記憶させておき、ハウリングを発生させる周波数帯域に属する音声がマイクロホン30Aの位置に出力されないようにしてもよい。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
上述した実施形態においては、ハウリングをキャンセルする音声のビームをスピーカアレイ20から複数出力し、複数ビームを重ね合わせることにより、ハウリングを発生させている周波数帯域f1に属する音声をキャンセルするようにしてもよい。また、図15に示したように、ハウリングをキャンセルする音声のビームを2つ出力してハウリングをキャンセルする場合、スピーカアレイに向かって右半分側のスピーカユニットから出力される第1ビームB1の音声のレベルおよびスピーカアレイに向かって左半分側のスピーカユニットから出力される第2ビームB2の音声のレベルの各々を、サービスエリアに出力される音(マイクロホン30で収音された音に対応した音)のレベルの半分のレベルとなるようにしてもよい。
本発明は、図16に示したような双方向の通信会議システムにも適用可能である。図16に示したように、部屋Aには、マイクロホン30−1と、スピーカアレイ20−1と、信号処理装置10−1と、通信装置40−1が設置されており、部屋Bには、マイクロホン30−2と、スピーカアレイ20−2と、信号処理装置10−2と、通信装置40−2が設置されている。図16において、通信装置40−1は、マイクロホン30−1から出力された音声信号を信号処理装置10−2へ送信する装置であり、通信装置40−2は、マイクロホン30−2から出力された音声信号を信号処理装置10−1へ送信する装置である。
信号処理装置10−2は、マイクロホン30−1で収音された音声がスピーカアレイ20−2から出力されるようにスピーカアレイ20−2を制御する。この際、信号処理装置10−2は、第1実施形態と同様にして音声を出力してもよいし、マイクロホン30−2の位置を検出し、第2〜4実施形態と同様にして音声を出力するようにしてもよい。また、信号処理装置10−1は、マイクロホン30−2で収音された音声がスピーカアレイ20−1から出力されるようにスピーカアレイ20−1を制御する。信号処理装置10−1においても、第1実施形態と同様にして音声を出力してもよいし、マイクロホン30−1の位置を検出し、第2〜4実施形態と同様にして音声を出力するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、スピーカアレイを構成するスピーカラインの行を1行とし、スピーカラインの中央より左側に位置するスピーカユニットSPからマイクロホン30で収音された音声を出力し、スピーカラインの中央より右側に位置するスピーカユニットSPからハウリングをキャンセルする音声を出力するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、スピーカアレイの1行目のスピーカラインと2行目のスピーカラインとで異なる音声を出力しているが、図11に示したようにスピーカアレイのスピーカラインを1行とし、1行のスピーカラインでマイクロホンに入力された音声の音響ビームと、周波数帯域f1に属する音声の位相を反転させた音声の音響ビームとを出力するようにしてもよい。この場合、図17に示したように、分配器100から出力されて遅延部DL1A〜DLnAで遅延された音声信号と、キャンセル音生成部120から出力されて遅延部DL1〜DLnで遅延された反転信号とを加算部ADD1〜ADDnで加算し、この加算部で加算された信号を増幅部AM1〜AMnで増幅して、各スピーカユニットSPに供給するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、スピーカアレイから出力される音響ビームの数は、2または2以上であってもよい。
また、上述した実施形態においては、スピーカアレイから出力される音響ビームの方向だけではなく、各アンプ部を制御して各スピーカユニットへ出力する信号のレベルの制御も行い、音響ビームの音のレベルも制御するようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るスピーカシステムの全体構成を示した図である。 第1実施形態に係わるスピーカアレイ20の正面図である。 第1実施形態に係わる信号処理装置10のハードウェア構成を示したブロック図である。 第1実施形態の動作を説明するための図である。 第1実施形態の動作を説明するための図である。 第2実施形態に係わるスピーカアレイ20Aの正面図である。 第2実施形態に係わるマイクロホン30Aのハードウェア構成を示したブロック図である。 第2実施形態に係わる信号処理装置10Aのハードウェア構成を示したブロック図である。 第2実施形態の動作を説明するための図である。 第3実施形態に係わる信号処理装置10Bのハードウェア構成を示したブロック図である。 第3実施形態に係わるスピーカアレイ20Bの正面図である。 第3実施形態の動作を説明するための図である。 第4実施形態に係わる信号処理装置10Cのハードウェア構成を示したブロック図である。 第4実施形態の動作を説明するための図である。 本発明の変形例の動作を説明するための図である。 本発明の変形例を説明するための図である。 本発明の変形例に係わる信号処理装置10Dのハードウェア構成を示したブロック図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C・・・信号処理装置、20,20A,20B・・・スピーカアレイ、30,30A・・・マイクロホン、31・・・マイクユニット、32・・・音波出力部、100・・・分配器、110・・・ハウリング検出部、120・・・キャンセル音生成部、130・・・制御部、SP・・・スピーカユニット、DL・・・遅延部、AMP・・・アンプ部

Claims (1)

  1. 少なくとも2以上のグループにグループ分けされた複数のスピーカユニットを備えるスピーカアレイへ音声信号を出力する信号処理装置であって、
    音声を表す音声信号が入力される信号入力手段と、
    前記信号入力手段に音声信号を入力するマイクロホンの位置を検出する位置検出手段と、
    前記信号入力手段に入力された音声信号の周波数分布を解析する解析手段と、
    前記解析手段により求められた周波数分布において、所定のレベル未満となっている周波数帯域の音声信号を抽出する第1抽出手段と、
    前記解析手段により求められた周波数分布において、所定のレベル以上となっている周波数帯域の音声信号を抽出する第2抽出手段と、
    第1抽出手段により抽出された音声信号を、前記グループの第1グループに属するスピーカユニットへ出力する信号出力手段と、
    前記第2抽出手段により抽出された音声信号を、前記グループの第2グループに属するスピーカユニットの数に対応させて分岐させる分岐手段と、
    前記分岐手段により分岐された各音声信号を加工して前記第2グループに属するスピーカユニットへ出力する手段であって、該第2グループに属するスピーカユニット群から出力される音響ビームの指向方向が前記位置検出手段で検出された位置の方向とならないように、前記分岐手段により分岐された各音声信号を加工して出力する信号加工手段と
    を備える信号処理装置。
JP2006065463A 2006-03-10 2006-03-10 信号処理装置 Expired - Fee Related JP4285492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006065463A JP4285492B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006065463A JP4285492B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007243772A JP2007243772A (ja) 2007-09-20
JP4285492B2 true JP4285492B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=38588823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006065463A Expired - Fee Related JP4285492B2 (ja) 2006-03-10 2006-03-10 信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4285492B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100889478B1 (ko) 2007-11-23 2009-03-19 정원섭 다중 음상을 갖는 음향 장치
KR100930835B1 (ko) 2008-01-29 2009-12-10 한국과학기술원 음향 재생 장치
KR100930834B1 (ko) * 2008-01-29 2009-12-10 한국과학기술원 음향 재생 장치
KR101071959B1 (ko) 2009-02-13 2011-10-10 한국과학기술원 음향어레이 시스템 및 이 시스템의 제어방법
JP6353700B2 (ja) * 2014-05-20 2018-07-04 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社 遠距離点間双方向コミュニケーションシステムおよび遠距離点間双方向コミュニケーション方法
US10390136B2 (en) * 2016-12-13 2019-08-20 Yamaha Corporation Howling suppression device and howling suppression method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007243772A (ja) 2007-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5401760B2 (ja) ヘッドフォン装置、音声再生システム、音声再生方法
JP4285492B2 (ja) 信号処理装置
JP4984683B2 (ja) 放収音装置
CN104106112B (zh) 消声装置
JP4372081B2 (ja) 音響信号再生装置
JP5050616B2 (ja) 放収音装置
US9521486B1 (en) Frequency based beamforming
ATE473603T1 (de) Akustische lokalisierung eines sprechers
BRPI0500614A (pt) Sistema e método para a formação de feixes utilizando um conjunto de microfones
Tamai et al. Three ring microphone array for 3d sound localization and separation for mobile robot audition
JP2008042754A (ja) 音声会議装置
KR101561843B1 (ko) 집음영역별 반향 제거를 위한 오디오 시스템
JP5644382B2 (ja) 音声処理装置
TW200644699A (en) Microphone system
GB2598870A8 (en) Flexible voice capture front-end for headsets
MX2021002976A (es) Matrices de microfonos.
WO2007138985A1 (ja) 放収音装置および放収音装置の制御方法
KR101721621B1 (ko) 마이크 스피커 일체형 오디오 증폭 장치
JP2007078545A (ja) 対象物検出装置及び音声会議装置
JP5728378B2 (ja) 騒音低減装置
JP2017097015A (ja) 能動消音システム、能動消音方法および能動消音プログラム
JP2001045592A (ja) 雑音キャンセル式マイクロホンアレイ
JP5082541B2 (ja) 拡声装置
JP2019144473A (ja) 騒音低減方法および騒音低減装置
CN112930565A (zh) 用于消除房间中噪声的方法和声音系统

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090316

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees