JP4285382B2 - 通信システム - Google Patents

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本発明は、車両とタイヤまたはホイールとの間の通信のための通信システム、およびタイヤまたはホイール取り付けられる車輪側無線通信装置に関するものであり、タイヤ空気圧警報システムおよびその車輪側送信機に用いて好適である。
従来、車体に取り付けられるタイヤの交換時期やタイヤ取り付け位置のローテーション時期については、ユーザ自身が管理する必要があった。
しかし、タイヤを中古で購入する場合、そのタイヤがこれまでにどれだけ走行したかを判断することができないため、交換、ローテーションの時期の管理が難しい。
本発明は上記点に鑑み、取り付けられる車体が変わるような場合においても、タイヤの走行距離の管理を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両の車体に配置された車体側無線通信装置と、前記車両のホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置と、を備えた通信システムであって、前記車体側無線通信装置は、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信する車体側送信手段を有し、前記車輪側無線通信装置は、車輪側メモリと、前記車体側送信手段が送信した前記走行距離情報を受信する車輪側受信手段と、前記受信手段が受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を前記車輪側メモリに記憶させる記憶制御手段と、前記記憶制御手段が前記車輪側メモリに記憶させた自タイヤの累積走行距離情報を無線送信する車輪側送信手段と、を有し、前記車体側無線通信装置は更に、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段を有し、前記車体側送信手段は更に、前記車体側受信手段が受信したタイヤの累積走行距離情報と自車体の走行距離とに基づいて更新されたタイヤの累積走行距離情報を、前記走行距離情報として、前記車輪側無線通信装置に送信することを特徴とする通信システムである。
このようになっていることで、車体側無線通信装置は、車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信し、車輪側無線通信装置はその走行距離情報を受信し、その受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を車輪側メモリに記憶させる。このようになっているので、ホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置は、当該タイヤの累積走行距離情報を有するようになる。そして車輪側無線通信装置は、この自タイヤの累積走行距離情報を無線送信するので、その無線送信を受信することで、タイヤ取り付けられる車体が変わるような場合においても、そのタイヤの累積走行距離の管理が容易になる。また、このようになっているので、車体側無線通信装置が、タイヤの走行距離情報として、累積走行距離情報を送信するので、車輪側無線通信装置における処理がより単純になる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の通信システムにおいて、前記車体側無線通信装置は、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段と、前記車体側受信手段が受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知のための処理を行う報知手段と、を有することを特徴とする。
このようになっているので、車体側無線通信装置は、車輪側無線通信装置から受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知を行うので、タイヤが取り付けられる車体が変わるような場合においても、そのタイヤの交換時期およびローテンション時期の判別が容易になる。
また、請求項3に記載の発明は、車両の車体に配置された車体側無線通信装置と、前記車両のホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置と、を備えた通信システムであって、前記車体側無線通信装置は、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信する車体側送信手段を有し、前記車輪側無線通信装置は、車輪側メモリと、前記車体側送信手段が送信した前記走行距離情報を受信する車輪側受信手段と、前記受信手段が受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を前記車輪側メモリに記憶させる記憶制御手段と、前記記憶制御手段が前記車輪側メモリに記憶させた自タイヤの累積走行距離情報を無線送信する車輪側送信手段と、を有し、前記車体側無線通信装置は更に、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段と、前記車体側受信手段が受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知を行う報知手段と、を有し、前記車体側送信手段は更に、前記車体側受信手段が受信したタイヤの累積走行距離情報と自車体の走行距離とに基づいて更新されたタイヤの累積走行距離情報を、前記走行距離情報として、前記車輪側無線通信装置に送信することを特徴とする通信システムである。
このようになっていることで、車体側無線通信装置は、車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信し、車輪側無線通信装置はその走行距離情報を受信し、その受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を車輪側メモリに記憶させる。このようになっているので、ホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置は、当該タイヤの累積走行距離情報を有するようになる。そして車輪側無線通信装置は、この自タイヤの累積走行距離情報を無線送信するので、その無線送信を受信することで、タイヤ取り付けられる車体が変わるような場合においても、そのタイヤの累積走行距離の管理が容易になる。また、このようになっているので、車体側無線通信装置は、車輪側無線通信装置から受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知を行うので、タイヤが取り付けられる車体が変わるような場合においても、そのタイヤの交換時期およびローテンション時期の判別が容易になる。そして、車体側無線通信装置が、タイヤの走行距離情報として、累積走行距離情報を送信するので、車輪側無線通信装置における処理がより単純になる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれか1つに記載の通信システムにおいて、前記車体側送信手段は、車両のエンジン停止に基づいて、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信することを特徴とする。
なお、ここでいうエンジンとは、車両を駆動する動力を生成する装置をいい。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、電気自動車のモータをも含む概念である。
また、請求項5に記載の発明は、車両の車体に配置された車体側無線通信装置と、前記車両のホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置と、を備えた通信システムであって、前記車体側無線通信装置は、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信する車体側送信手段を有し、前記車輪側無線通信装置は、車輪側メモリと、前記車体側送信手段が送信した前記走行距離情報を受信する車輪側受信手段と、前記受信手段が受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を前記車輪側メモリに記憶させる記憶制御手段と、前記記憶制御手段が前記車輪側メモリに記憶させた自タイヤの累積走行距離情報を無線送信する車輪側送信手段と、を有し、前記車体側送信手段は更に、車両のエンジン停止に基づいて、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信することを特徴とする通信システムである。また、請求項6に記載の発明は、前記車体側無線通信装置は、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段と、前記車体側受信手段が受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知のための処理を行う報知手段と、を有することを特徴とする請求項5に記載の通信システムである。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図8に基づいて説明する。図1は、本実施形態を示す車両の概略斜視図で、図2は本実施形態の通信システムの概略構成を示すブロック図である。図1および図2に示すように、本実施形態の通信システムは、車輪側通信装置11〜14、車体側通信モジュール21〜24、制御装置30、メータECU40、および表示装置60、を備えている。
車輪側通信装置11〜14は、タイヤとホイールから成る各車輪1〜4のホイール部分にそれぞれ設けられている。図3は、本実施形態の車輪側通信装置11〜14の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、車輪側通信装置11〜14は、センサ部11a〜14a、送信アンテナ11b〜14b、受信アンテナ11c〜14c、内蔵電池11d〜14d、車輪側制御部11e〜14e、車輪側メモリ11f〜14fを備えている。
センサ部11a〜14aは、タイヤ状態を検出するものであり、本実施形態ではタイヤ空気圧を検出する圧力センサを用いている。センサ部11a〜14aの検出信号は車輪側制御部11e〜14eに出力される。センサ部11a〜14aとしては、圧力センサに加えて、あるいは圧力センサに代えて、例えばタイヤ状態としてタイヤ温度を検出する温度センサを用いることもできる。
送信アンテナ11b〜14bは、センサ部11a〜14aにて検出したタイヤ空気圧情報や後述するタイヤ累積走行距離情報を、車体側通信モジュール21〜24に電波で送信するように構成されている。受信アンテナ11c〜14cは、それぞれ車体側通信モジュール21〜24からの電波を受信するように構成されている。内蔵電池11d〜14dは、車輪側通信装置11〜14の各構成要素に電源供給するものである。
車輪側制御部11e〜14eは、周知のマイクロコンピュータとして構成することができる。車輪側メモリ11f〜14fは、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ等から構成され、車輪側制御部11e〜14eで実行されるコンピュータプログラムおよび各種データを記憶する。各種データとしては、車輪側通信装置を個々に特定するための識別情報(例えば製造番号)、自タイヤの累積走行距離情報がある。
車体側通信モジュール21〜24は、車輪側通信装置11〜14に電波を送信する送信アンテナと、車輪側通信装置11〜14から送信される電波を受信する受信アンテナを備えており、各車輪1〜4にそれぞれ隣接した車体側部位に取り付けられる。より具体的には、車体側通信モジュール21〜24は、車体側の各ホイールハウス70内に1つずつ取り付けられている。そして、各車体側通信モジュール21〜24は、それぞれ信号線80で制御装置30と接続されている。また、各車体側通信モジュール21〜24は、各送信機11〜14から送信された電波を受信した場合、受信した電波に応じた電圧信号を制御装置30に送信する。なお、各車体側通信モジュール21〜24のそれぞれから制御装置30への信号の送信は、図2のような有線式に限らず、無線式とすることもできる。
制御装置30は、CPU、ROM、I/O等を備えた周知のマイクロコンピュータであり、ROM内に記憶されたプログラムに従って所定の処理を実行するようになっている。また、制御装置30は、RAM、フラッシュメモリ等から構成される車体側メモリ50を含んでいる。
制御装置30は、車輪側通信装置11〜14から送信されるタイヤ空気圧情報、累積走行距離情報等を、車体側通信モジュール21〜24を介して受け取る。また制御装置30は、車両の走行距離の検出を行うメータECU40から走行距離の情報を受け取る。また、制御装置30は、表示装置60の周辺に取り付けられた、4つのタイヤの個々を指定することのできる4つのタイヤ交換ボタンから、それぞれのボタンの押下信号を検出することができるようになっている。
また、制御装置30は、例えば、車載バッテリ(図示せず)により給電され、各車体側通信モジュール21〜24は制御装置30から給電される。
メータECU40は、図示しない車速センサから走行距離に応じたパルス信号の入力を受け、このパルス信号に基づいて車両の走行距離を演算するものである。
表示装置60は、車両の走行距離等を表示するものであり、例えば液晶パネルが用いられる。この表示装置60には、メータECU40により検出された走行距離データが制御装置30から入力され、この走行距離データに基づいて車両の走行距離が表示される。また、制御装置30から後述するタイヤの交換勧告、ローテーション勧告のための信号を受けた場合、それぞれ交換勧告、ローテーション勧告のためのマークの表示を行うようになっている。
以下、車輪側制御部11e〜14eおよび制御装置30の作動について詳細に説明する。図4は、車輪側制御部11e〜14eが繰り返し(例えば定期的に一分間隔で)実行する車輪側送信プログラム400のフローチャートである。また、図5は、車輪側制御部11e〜14eが常時実行している車輪側受信プログラム500のフローチャートである。また、図6は、制御装置30が常時実行する車体側受信プログラム600のフローチャートである。また、図7は、制御装置30が常時実行する車体側送信プログラム700のフローチャートである。また、図8は、制御装置30が、車輪1〜4のそれぞれ毎に常時並列的に実行する報知プログラム800のフローチャートである。
車輪側送信プログラム400の実行においては、車輪側制御部11e〜14eは、まずステップ410で、それぞれセンサ部11a〜14aを用いてタイヤ空気圧を検出し、続いてステップ420で自タイヤの累積走行距離情報をそれぞれ車輪側メモリ11f〜14fから読み出し、ステップ430でこれら空気圧情報、累積走行距離情報を、それぞれ車輪側メモリ11f〜14fから読み出した自車輪側通信装置の識別情報と共に、それぞれ送信アンテナ11b〜14bに送信させる。
ここで、車輪側メモリ11f〜14fに記憶されている累積走行距離情報は、車輪側受信プログラム500の実行によって、それぞれ車体側通信モジュール21〜24から累積走行距離情報の送信がある度に、更新される。すなわち、車輪側制御部11e〜14eは、車輪側受信プログラム500の実行において、ステップ510における、累積走行距離情報をそれぞれ受信アンテナ11c〜14cが受信したか否かの判定を、受信するまで繰り返し、受信すると続いてステップ520で、その受信した累積走行距離をそれぞれ車輪側メモリ11f〜14fに記憶させ、記憶させた後は再びステップ510で累積走行距離の受信を待つ。
また、制御装置30は、車体側受信プログラム600の実行において、まずタイヤ交換ボタンのいずれかからの押下信号を検出したか否かの判定を、検出するまで繰り返し、検出すると続いてステップ620で、車体側通信モジュール21〜24のうち、当該押下信号を受けたボタンの対象とするタイヤ位置に対応する車体側通信モジュールを介して、累積走行距離情報を受信するまで待ち、受信すると、続いてステップ630で、この受信したタイヤ累積走行距離を車体側メモリ50に記憶させ、その後再びステップ610でタイヤ交換ボタンの押下を待つ。
また、図示しないプログラムの実行により、制御装置30は、メータECU40が演算した走行距離を繰り返し取得し、その取得した車体の走行距離に変化があると、その変化分だけ、この車体側メモリ50中の各タイヤについてのタイヤ累積走行距離の値を増加させる。このようになっているので、車体側メモリ50中のタイヤ累積走行距離は、車体の走行距離の変化に基づいて、逐次最新の値に更新されることになる。
また、制御装置30は、車体側送信プログラム700の実行において、ステップ710で、図示しないイグニッション線からの信号に基づいて、車両のエンジンが停止したか否か、すなわちIGがオフになったか否かの判定を、エンジン停止があるまで繰り返し、エンジン停止があると、続いてステップ720で、各タイヤの累積走行距離を車体側メモリ50から読み出し、続いてステップ730で読み出した各タイヤの累積走行距離情報を、車体側通信モジュール21〜24のうち、それぞれのタイヤに対応する車体側通信モジュールに送信させ、その後ステップ710で再びエンジン停止を待つ。これによって、各車輪1〜4の車輪側通信装置11〜14は、エンジン停止の度に、自身のタイヤの最新の累積走行距離を受信して記憶することができる(図5の車輪側受信プログラム500参照)。
また、制御装置30は、各車輪1〜4毎の報知プログラム800の実行において、まずステップ810で、対象となるタイヤのタイヤ累積走行距離を、車体側メモリ50から読み出すことで、取得する。そして、ステップ820の、現在がそのタイヤのローテーション時期であるか否かの判定、およびステップ830の、現在がそのタイヤの交換時期であるか否かの判定の組み合わせにより、ローテーション時期である場合、続いてステップ840を実行し、タイヤ交換時期である場合、続いてステップ850を実行し、それらのどちらでもない場合、ステップ810の実行を繰り返す。なお、タイヤのローテーションとは、あるタイヤを同じ車体の別のタイヤ位置に取り付けることをいう。そして、これらステップ820および830の判定は、ステップ810で取得した当該タイヤの累積走行距離がそれぞれ所定のローテーション推奨距離および交換推奨距離を超えたか否かに基づいて行う。
そしてステップ840では、タイヤローテーション勧告のための処理を行う。具体的には、表示装置60に、当該タイヤのローテーションを勧める旨のマークを表示させる。またステップ850では、タイヤ交換勧告のための処理を行う。具体的には、表示装置60に、当該タイヤの交換を勧める旨のマークを表示させる。ステップ840および850の後、報知プログラム800の実行が終了する。
以上のような、車輪側制御部11e〜14eおよび制御装置30によるプログラム400〜800の実行によって、例えば車輪側メモリ中の累積走行距離がゼロとなっている車輪側通信装置に取り付けられた新品のホイールとタイヤを、上記のような構成要素を備えた車体に取り付け、そのタイヤ取り付け位置に相当するタイヤ交換ボタンを押下すると、車輪側通信装置の車輪側送信プログラム400に示した作動、および制御装置30の車体側受信プログラム600に示した作動により、当該タイヤについてのゼロを示す累積走行距離が車体側メモリ50に記憶され、その後、車体の走行に合わせて、この車体側メモリ50内の累積走行距離が増加していき、車両のエンジンが停止する度に、制御装置30の車体側送信プログラム700に示した作動および車輪側制御部11e〜14eの車輪側送信プログラム400に示した作動により、その最新のタイヤ累積走行距離が当該タイヤについての車輪側通信装置の車輪側メモリに記憶される。
そしてこのタイヤを、中古として、上記のような構成要素を備えた他の車体に取り付け、当該車体のそのタイヤ取り付け位置に相当するタイヤ交換ボタンを押下すると、車輪側通信装置の車輪側送信プログラム400に示した作動、および制御装置30の車体側受信プログラム600に示した作動により、当該タイヤについての現在の累積走行距離が車体側メモリ50に記憶され、その後、車体の走行に合わせて、この車体側メモリ50内の累積走行距離が増加していき、車両のエンジンが停止する度に、制御装置30の車体側送信プログラム700に示した作動および車輪側制御部11e〜14eの車輪側送信プログラム400に示した作動により、その最新のタイヤ累積走行距離が当該タイヤについての車輪側通信装置の車輪側メモリに記憶される。
そして、制御装置30の報知プログラム800に示した作動により、車体側メモリ50中で更新されていく各タイヤ累積走行距離が、タイヤローテーション時期およびタイヤ交換時期のいずれかに該当する距離になると、表示装置60にタイヤローテーションまたはタイヤ交換を勧めるマークが表される。
このように、制御装置30、車体側通信モジュール21〜24は、車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報に基づく最新のタイヤ累積走行距離を無線送信し、車輪側無線通信装置はその累積走行距離情報を受信し、それを車輪側メモリに記憶させる。このようになっているので、ホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置は、当該タイヤの累積走行距離情報を有するようになる。そして車輪側無線通信装置は、この自タイヤの累積走行距離情報を無線送信し、制御装置30、車体側通信モジュール21〜24は、車輪側無線通信装置から受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知を行うので、タイヤが取り付けられる車体が変わるような場合においても、そのタイヤの交換時期およびローテンション時期の判別が容易になる。
なお、上記の実施形態において、制御装置30および車体側通信モジュール21〜24が、車体側通信装置に相当する。
また、受信アンテナ11c〜14cが、車輪側受信手段に相当し、送信アンテナ11b〜14bが、車輪側送信手段に相当する。
また、制御装置30が、車体側送信プログラム700のステップ730を実行することで、車体側送信手段として機能し、また、車体側受信プログラム600のステップ620を実行することで、車体側受信手段として機能し、また、報知プログラム800のステップ840および850を実行することで、報知手段として機能する。
また、車輪側制御部11e〜14eが、車輪側受信プログラム500のステップ520を実行することで、記憶制御手段として機能する。
なお、上記の実施形態においては、車輪側通信機11〜14はホイールに配置されているが、例えば車輪側通信機11〜14が、無線で電力の供給を受けて作動する無線ICタグ程度の大きさのものであれば、タイヤ内に埋め込まれていてもよい。
また、上記の実施形態では、車輪側通信装置11〜14、制御装置30は、プログラムの実行によりその処理が実現されているが、必ずしもそのようになっている必要はなく、それぞれそのような処理を実現するための専用の回路構成を有していてもよい。
また、上記の実施形態では、制御装置30は、表示装置60にタイヤの交換時期またはローテーション時期が来たことを報知するための処理を行うようになっているが、例えば、これに代えて、タイヤの交換時期またはローテーション時期が来るまであと何キロ走行できるかを算出し、それを表示装置60に表示させるようになっていてもよい。
また、上記の実施形態では、制御装置30が、車輪側通信装置11〜14からのタイヤ累積走行距離情報を受信するようになっているが、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、車輪側通信装置11〜14が送信したタイヤ累積走行距離情報を受信して表示する可搬性のある無線通信装置を用いることで、各タイヤの走行距離やローテーション時期、交換時期を特定するようになっていてもよい。
また、制御装置30は、車輪側通信装置11〜14に対して、各タイヤの累積走行距離情報を送信しているが、必ずしもこのようになっている必要はない。例えば、制御装置30は、メータECU40からの走行距離情報の変化量だけ車輪側通信装置11〜14に送信し、車輪側通信装置11〜14が、その変化量を各車輪側メモリ11f〜14f中の累積走行距離情報に加算することで、この累積走行距離情報を逐次更新していくようになっていてもよい。すなわち、制御装置30は、車輪側通信装置11〜14に対して自車体の走行距離を含む情報を送信していれば足りる。
また、車輪側制御部11e〜14eが実行する報知プログラム800のステップ810では、タイヤ累積走行距離情報を車輪側通信装置11〜14から受信することで取得するようになっていてもよい。この場合、制御装置30は、このステップ810を実行することでも、車体側受信手段として機能する。
本発明の実施形態の通信システムを示す概略斜視図である。 本発明の実施形態における通信システムの概略構成を示すブロック図である。 車輪側通信機11〜14の概略構成を示すブロック図である。 車輪側送信プログラム400のフローチャートである。 車輪側受信プログラム500のフローチャートである。 車体側受信プログラム600のフローチャートである。 車体側送信プログラム700のフローチャートである。 報知プログラム800のフローチャートである。
符号の説明
1〜4…車輪、11〜14…車輪側通信装置、11a〜14a…センサ部、
11b〜14b…送信アンテナ、11c〜14c…受信アンテナ、
11d〜14d…電池、11e〜14e…車輪側制御部、
11f〜14f…車輪側メモリ、21〜24…車体側通信装置、30…制御装置、
40…メータECU、50…車体側メモリ、60…表示装置、
400…車輪側送信プログラム、500…車輪側受信プログラム、
600…車体側受信プログラム、700…車体側送信プログラム、
800…報知プログラム。

Claims (6)

  1. 車両の車体に配置された車体側無線通信装置と、前記車両のホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置と、を備えた通信システムであって、
    前記車体側無線通信装置は、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信する車体側送信手段を有し、
    前記車輪側無線通信装置は、車輪側メモリと、
    前記車体側送信手段が送信した前記走行距離情報を受信する車輪側受信手段と、
    前記受信手段が受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を前記車輪側メモリに記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段が前記車輪側メモリに記憶させた自タイヤの累積走行距離情報を無線送信する車輪側送信手段と、を有し、
    前記車体側無線通信装置は更に、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段を有し、
    前記車体側送信手段は更に、前記車体側受信手段が受信したタイヤの累積走行距離情報と自車体の走行距離とに基づいて更新されたタイヤの累積走行距離情報を、前記走行距離情報として、前記車輪側無線通信装置に送信することを特徴とする信システム。
  2. 前記車体側無線通信装置は、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段と、
    前記車体側受信手段が受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知のための処理を行う報知手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 車両の車体に配置された車体側無線通信装置と、前記車両のホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置と、を備えた通信システムであって、
    前記車体側無線通信装置は、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信する車体側送信手段を有し、
    前記車輪側無線通信装置は、車輪側メモリと、
    前記車体側送信手段が送信した前記走行距離情報を受信する車輪側受信手段と、
    前記受信手段が受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を前記車輪側メモリに記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段が前記車輪側メモリに記憶させた自タイヤの累積走行距離情報を無線送信する車輪側送信手段と、を有し、
    前記車体側無線通信装置は更に、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段と、前記車体側受信手段が受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知を行う報知手段と、を有し、
    前記車体側送信手段は更に、前記車体側受信手段が受信したタイヤの累積走行距離情報と自車体の走行距離とに基づいて更新されたタイヤの累積走行距離情報を、前記走行距離情報として、前記車輪側無線通信装置に送信することを特徴とする信システム。
  4. 前記車体側送信手段は、車両のエンジン停止に基づいて、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の通信システム。
  5. 車両の車体に配置された車体側無線通信装置と、前記車両のホイールまたはそのホイールに取り付けられたタイヤに配置された車輪側無線通信装置と、を備えた通信システムであって、
    前記車体側無線通信装置は、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信する車体側送信手段を有し、
    前記車輪側無線通信装置は、車輪側メモリと、
    前記車体側送信手段が送信した前記走行距離情報を受信する車輪側受信手段と、
    前記受信手段が受信した走行距離情報に基づいて、自タイヤの累積走行距離情報を前記車輪側メモリに記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段が前記車輪側メモリに記憶させた自タイヤの累積走行距離情報を無線送信する車輪側送信手段と、を有し、
    前記車体側送信手段は更に、車両のエンジン停止に基づいて、前記車輪側無線通信装置に自車体の走行距離情報を無線送信することを特徴とする信システム。
  6. 前記車体側無線通信装置は、前記車輪側送信手段が送信した累積走行距離情報を受信する車体側受信手段と、
    前記車体側受信手段が受信した累積走行距離情報に基づいて、車輪のローテーション時期または交換時期についての報知のための処理を行う報知手段と、を有することを特徴とする請求項に記載の通信システム。
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