JP4284194B2 - Edg5遺伝子多形v286aと二型糖尿病および静脈血栓症/肺塞栓症との関連性、並びに、その利用 - Google Patents

Edg5遺伝子多形v286aと二型糖尿病および静脈血栓症/肺塞栓症との関連性、並びに、その利用 Download PDF

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Description

EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換の有無をプローブの中で測定している、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症に対するリスクの増加を同定し、これらの治療または予防のための医薬をスクリーニングし、そのための医薬の投与量を決定するため、などの方法に関する。
内皮分化遺伝子(EDG)受容体は、リゾホスホリピド・リゾホスファチジン酸およびスフィンゴシン−1−ホスフェートに関する新規な8個のGタンパク質共役受容体のファミリーである。リゾスフィンゴリピドスフィンゴシン−1−ホスフェート(S1P)は細胞増殖、アポトーシス、運動性、および神経突起の退縮を制御している(PyneおよびPyne, (2000年) Biochem J 349巻: 385-402頁; MacLennan et al., (2001年), J. of Neurosci. 14巻: 203-209頁)。その作用は、細胞内では第二メッセンジャーとして、および細胞外では受容体のリガンドとしてその両方に関わることができる。S1Pおよび構造的に関連するリゾリピドメディエーターであるリゾホスファチジン酸(LPA)は、EDG受容体として知られている一組のGタンパク質共役受容体を経由してシグナルを伝える。EDG5(内皮分化遺伝子5;ARG16/H218ともよばれる)は、S1Pに関する機能的な受容体である。EDG5タンパク質の大きさは353アミノ酸であり、該EDG5遺伝子は染色体の19P13.2に位置している。
哺乳類のEDG−5受容体の相同体はWO99/33972に記載されている。
ゼブラフィッシュの発育に関する研究により、EDG5様受容体Miles Apartを経由するS1Pのシグナル伝達が、心臓の発育に必須であることが示されている。ゼブラフィッシュの発育におけるEDG5相同体の推定される機能および心臓での発現は、それが心血管系の発育および/または機能において非常に重要な役割を果たしていることを示唆している(Kupperman等, (2000年), Nature 406巻: 192-195頁)。
ヒトでのEDG5遺伝子多形の潜在的効果を解析するために、心血管系転帰の多い臨床患者集団のEDG5遺伝子についてV286A遺伝子多形(EDG5タンパク質の286位のアミノ酸であるバリンがアラニンに変換している)を研究した。現時点まで、ヒトでのEDG5変異体の臨床的効果について利用できるデータはない。(EDG5タンパク質配列のNCBI受入番号:NP004221、および、EDG5のヌクレオチド配列のNCBI受入番号:AF034780)。
本発明は、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症に対するリスクの増加を同定する方法に関連しており、ここではEDG5タンパク質の286位のバリン(Val)からアラニン(Ala)へのアミノ酸の変換の有無をプローブの中で測定している。
本発明は、さらに、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症に対するリスクの増加を同定する方法に関連しており、ここではEDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5遺伝子のヌクレオチド配列の変異の有無をプローブの中で測定している。
本発明は、さらに、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症に対するリスクの増加を同定する方法に関連しており、ここではEDG−286−VA(EDG5遺伝子の一つの対立遺伝子におけるヌクレオチドの多形により、タンパク質の286位がAlaであるEDG5タンパク質の変異体)の有無をプローブの中で測定している。
好ましくは、プローブは細胞または体液であり、それは例えば、ヒトまたは動物の身体から分離された血液または動物もしくはヒトの細胞である。この細胞は、また、植物細胞または動物から分離された細胞であってもいい。
本発明は、さらに、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症を治療および/または予防するために有用な医薬をスクリーニングする方法にも関連しており、ここでは、
a)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換、
b)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5遺伝子のヌクレオチド配列の変異、または
c)EDG5−286−AA
を伴ったEDG5を含有している細胞または細胞抽出物が用いられる。
本発明は、さらに、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症を治療および/または予防するために有用な医薬の投与量を適合させる方法にも関連しており、ここでは、
a)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換、
b)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5遺伝子のヌクレオチド配列の変異、または
c)EDG5−286−AA
を伴ったEDG5の有無について、ヒト細胞が調べられる。
本発明は、さらに、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症の医薬に応答する患者の選別方法にも関連しており、ここでは、
a)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換、
b)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5遺伝子のヌクレオチド配列の変異、または
c)EDG5−286−AA
を伴ったEDG5の有無について、それぞれの患者のプローブが調べられる。
本発明は、さらに、
a)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換、
b)EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5遺伝子のヌクレオチド配列の変異、または
c)EDG5−286−AA
の存在を試験するための、試験用キットにも関連している。
EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5のヌクレオチド配列の遺伝子多形の同定は、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症の増大したまたは正常域のリスクを予測するために使用することができる。これは、例えば、
1)関心のあるヌクレオチド領域のシークエンシングに基づく方法(例:ピロシークエンシング法、放射性標識ヌクレオチドまたは蛍光色素で標識したヌクレオチドを用いたシークエンシング法、質量分析法による配列断片の解析法);
2)関心のある領域に対するヌクレオチド配列のハイブリダイゼーションに基づく方法(例:DNAマイクロアレイ法);
3)関心のあるヌクレオチド領域の増幅生成物の解析に基づく方法(例:Taq Ma
n解析法);
において、用いることができる。
EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換を含むEDG5のタンパク質配列の多形の同定は、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症の増大したまたは正常域のリスクを予測するために使用することができる。これは、例えば、
1)関心のあるタンパク質領域のシークエンシングに基づく方法(例:標準的なタンパク質分解法、質量分析法によるタンパク質配列断片の解析法);
2)関心のある領域に対する抗EDG5抗体に基づく方法(例:ELISA法);
3)ヒト、動物、細菌または酵母細胞等を用いたインビトロアッセイによるEDG5の機能的活性の解析に基づく方法;
において、用いることができる。
EDG5遺伝子、とりわけEDG5−286−VA(EDG5遺伝子の一つの対立遺伝子におけるヌクレオチドの多形により、タンパク質の286位がAlaであるEDG5タンパク質の変異体)における遺伝子多形の検出、および、ヒトDNA解析の結果得られるタンパク質またはEDG5タンパク質は、(a) 二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症の予防措置のための遺伝子マーカーとして、(b) 医薬品投与量を適合させるための遺伝子マーカーとして、(c) 医薬品のスクリーニングの立上げに適合させるための遺伝子マーカーとして、および (d) 相/臨床試験での患者の選別のための遺伝子マーカーとして、用いることができる。
EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5遺伝子のヌクレオチド配列の遺伝子多形の同定は、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症の増大したまたは正常域のリスクを予測するために使用することができる。これは、例えば、
1)関心のあるヌクレオチド領域のシークエンシングに基づく方法(例:ピロシークエンシング法、放射性標識ヌクレオチドまたは蛍光色素で標識したヌクレオチドを用いたシークエンシング法、質量分析法による配列断片の解析法);
2)関心のある領域に対するヌクレオチド配列のハイブリダイゼーションに基づく方法(例:DNAマイクロアレイ法);
3)関心のあるヌクレオチド領域の増幅生成物の解析に基づく方法(例:TaqMan解析法);
において、用いることができる。
286位のValからAlaへのアミノ酸の変換を含むEDG5のタンパク質配列の多形の同定は、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症の増大したまたは正常域のリスクを予測するために使用することができる。これは、例えば、
1)関心のあるタンパク質領域のシークエンシングに基づく方法(例:標準的なタンパク質分解法、質量分析法によるタンパク質配列断片の解析法);
2)関心のある領域に対する抗EDG5抗体に基づく方法(例:ELISA法);
3)ヒト、動物、細菌または酵母細胞等を用いたインビトロアッセイによるEDG5の機能的活性の解析に基づく方法;
において、用いることができる。
EDG5遺伝子、とりわけEDG5−286−VA(EDG5遺伝子の一つの対立遺伝子におけるヌクレオチドの多形により、タンパク質の286位がAlaであるEDG5タンパク質の変異体)における遺伝子多形の検出、および、ヒトDNA解析の結果得られるタンパク質またはEDG5タンパク質は、(a) 二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症を予防する予防措置のための遺伝子マーカーとして、(b) 医薬品投与量を適合
させるための遺伝子マーカーとして、(c) 医薬品のスクリーニングの立上げに適合させるための遺伝子マーカーとして、および (d) 相/臨床試験での患者の選別のための遺伝子マーカーとして、用いることができる。
公知のEDGタンパク質の286位における多形(タンパク質配列に関するNCBI受入番号;NP004221(表1A);ヌクレオチド配列に関するNCBI受入番号:AF034780(表1B))を、心血管系の発症(events)または帰結(endpoints)を
伴うまたは伴わない患者集団について解析した。
実施例1:試験の被験者(試験集団)
EDG5−V286Aタンパク質変異体をもたらすEDG5遺伝子におけるSNPsについて1140人の患者の遺伝子DNAをスクリーニングした。この患者集団の表現型は以前に記載されている(Winkelmann等 (2001年) Pharmacogenomics, 2巻、1-73頁)。
包括的(inclusion)クライテリアは:ドイツ人の祖先を持つコーカシアンで安定した臨床的症状(急性冠動脈症候群(ACS)は除く)および冠動脈血管造影、である。
排他的(exclusion)クライテリアは:ACS以外の急性疾患、慢性非心臓系疾患(すなわち、慢性関節リューマチ)および過去5年以内に悪性疾患の病歴、である。この患者集団の基本的な特性は表2に要点を記載している
実施例2:シークエンシングおよび解析によるSNPの検出
実施例2.1:関心のある多形を有する遺伝子領域の増幅
増幅用プライマー:
1.EDG5遺伝子配列の286位のバリンをアラニンに変換するヌクレオチドの検出用
順向プライマー:5'−TCCACTGTCCTGCCTCTCTAC-3' (配列番号1)
逆向プライマー:5'−TCTCCATGAACCCCTCTGCC-3' (配列番号2)
増幅用PCRプロトコール
全ての試薬は、Applied Biosystems社(Foster City, USA)より入手した:遺伝子DNA20ng;TaqGoldポリメラーゼ1単位;1×Taqポリメラーゼ緩衝液;dNTP500μM;MgCl2 2.5mM;それぞれの増幅用プライマー対(配列は、上記の増幅用プライマー対1を参照)200nM;H2Oを加えて5μLにする。
PCR/遺伝型識別のための増幅プログラム:
95℃×10分 ×1サイクル

95℃×30秒
70℃×30秒 ×2サイクル;

95℃×30秒
65℃×30秒 ×2サイクル;

95℃×30秒
60℃×30秒 ×2サイクル;

95℃×30秒
56℃×30秒
72℃×30秒 ×40サイクル;

72℃×10分
4℃×30秒 ×1サイクル;
実施例2.2:関心のある多形の同定
小規模シークエンシングと多形の検出のためのプロトコール:
全ての試薬は、Applied Biosystems社(Foster City, USA)より入手した:精製したPCR生成物2μL;BigDyeターミネーターキット1.5μL;一つのシークエンシング用プライマー(配列は、上記の順向または逆向増幅用プライマー1を参照)200nM;H2Oを加えて5μLとする。
シークエンシングのための増幅プログラム
96℃×2分 ×1サイクル;

96℃×10秒
55℃×10秒
65℃×4分 ×30サイクル;

72℃×7分
4℃×30秒 ×1サイクル;
シークエンシング生成物の解析:
配列は最初に生データ抽出のためのシークエンシング解析(Applied Biosystems社, Foster City, USA)により、次いで、Phred(塩基コーラ(base caller))、Phrap(アセンブラ)、Polyphred(SNPコーラ(SNP Caller))、およびConsed(結果ビューア(results viewer))により処理した。Phred、Phrap、PolyphredおよびConsedは、Washington大学でPhil Greenによって設計されたソフトウエアである(http://www.genome.washington.edu)。
実施例2.3:遺伝型/表現型の相関性のための統計学的アプローチ
全ての解析はSAS統計的パッケージ(6.12版、SAS Institute GmbH, Heidelberg/Germany)を用いて実施した。遺伝的多形と膨大な数の臨床的関連パラメーターの間の関連性を検出するために、記述統計的に計算し(中央値、四分位数)、そしてWilcoxon順位和検定を実施した。Wilcoxon順位和検定は、二つの独立したサンプルを比較するために用いた。検定用統計の算出はプールされたサンプル中の順位を基にしている。
SNPsと危険因子と疾患の間の関連性の探求は、同様な方法で実施した。カイ自乗検定が行われ、データを記載するために数と百分率が計算された。このカイ自乗検定は二つの変数の相関関係を計算するための統計的検定である。これらの変数の相関性を解析するために、分割表(contingency table)を用いた。この表は、最初の変数の具現化数と同数の行と、第二の変数の具現化数と同数の列を含んでいる。全てのセルは、特定の患者の特性を含んでいる。検定用統計を構築するために、計算値と観察値の差異を算出した。
結果を検討してから、関連する変数を選択した。交絡共変数(confounding co-variables)を確認するために、ロジスティック回帰を用いて結果を確認した。このロジスティック回帰法は、特定の反応変数(response variable)に対するいくつかの説明変数(explanatory variables)の影響を解析するために用いられる。この相関性統計検定(associated statistical test)はp値を与える。このp値の解釈は、相関性説明変数の有意な影響の存在を示している。
二元変数(binary variable)に関して、オッズ比が算出された。このオッズ比は、一つのグループで発生するであろう事象の確率の、他のグループで発生するであろう事象の確率の比をいう。
実施例2.4:解析法
以下の略語が用いられている:
EDG5−286−VVは、両方のEDG5対立遺伝子がEDG5遺伝子の286位がバリン(Val)であるようなEDG5遺伝子変異体をコードしている個人のグループを定義しており、このグループはEDG5遺伝子の286位におけるこのEDG5遺伝子多形に関して同系接合的(homozygous)である。
EDG5−286−VAは、一つのEDG5対立遺伝子がEDG5遺伝子の286位がバリン(Val)であるようなEDG5遺伝子変異体をコードしており、もう一方のEDG5対立遺伝子がEDG5遺伝子の286位がアラニン(Ala)であるようなEDG5遺伝子変異体をコードしている個人のグループを定義しており、このグループはEDG5遺伝子の286位におけるこのEDG5遺伝子多形に関して異系接合的(heterozygous)である。
EDG5−286−AAは、両方のEDG5対立遺伝子がEDG5遺伝子の286位がアラニン(Ala)であるようなEDG5遺伝子変異体をコードしている個人のグループを定義しており、このグループはEDG5遺伝子の286位におけるこのEDG5遺伝子多形に関して同系接合的(homozygous)である。
1140人の個人におけるEDG5−286変異体の分布を表3に示した。EDG5−286−AA変異体はこの患者集団では全く見られなかった。全患者のうち2.1%がEDG5−286−VAのキャリアであり、97.8%の患者がEDG5−286−VVのキャリアであった。
EDG5−286−VAのキャリアである患者では、EDG5−286−VVの患者と比較して、二型糖尿病(DM TypeII)および静脈血栓症/肺塞栓症(VT/PE)に関して増大する相関性が見られた。統計的有意性は、観察された相関性のカイ自乗検定により算出され、DM TypeIIとの相関性はp値=0.001であり、VT/PEとの相関性はp値=0.026であった(表4Aおよび5A)。心筋梗塞および高血圧のような交絡因子(confounding factors)の影響を解析するロジシティック回帰モデルによれば、EDG5−286−VAとDM TypeIIの相関性に関してはp値=0.0022、および、EDG5−286−VAとVT/PEの相関性に関してはp値=0.0315であった(表4Bおよび5B)。
EDG5−286−VA変異体のキャリアである個人では、EDG5−286−VV変異体の個人と比較して、DM TypeIIでは3.801、および、VT/PEでは3.095のオッズ比であった(表4Cおよび5C)。
それゆえに、EDG5−286−VA対立遺伝子は、DM TypeIIおよび静脈血栓症/肺塞栓症の減少したリスクを見積もるための強力な遺伝子マーカーである。
表1:
EDG5(内皮分化遺伝子5)のタンパク質配列。EDG5のタンパク質配列受入番号(NCBIタンパク質データベース)はNP004221(A)、ヌクレオチド配列受入番号(NCBIヌクレオチドデータベース)はAF034780(B)、および、OMIM(Online Mendelian Inheritance in ManTM)におけるEDG5情報の受入番号は605111であった。
Figure 0004284194
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Claims (5)

  1. EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換の有無をプローブの中で測定する、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症に対するリスクの増加を同定する方法。
  2. EDG5タンパク質の286位のValからAlaへのアミノ酸の変換をもたらすEDG5遺伝子のヌクレオチド配列の変異の有無をプローブの中で測定する、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症に対するリスクの増加を同定する方法。
  3. EDG5−286−VA(EDG5遺伝子の一つの対立遺伝子におけるヌクレオチドの多形により、タンパク質の286位がAlaであるEDG5タンパク質の変異体)の有無をプローブの中で測定する、二型糖尿病および/または静脈血栓症/肺塞栓症に対するリスクの増加を同定する方法。
  4. プローブが細胞である、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 細胞がヒトの身体から単離したヒト細胞である、請求項4に記載の方法。
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