JP4282614B2 - 増幅装置、通信端末装置及び音量調節方法 - Google Patents

増幅装置、通信端末装置及び音量調節方法 Download PDF

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Description

本発明は、増幅装置、通信端末装置及び音量調節方法に係り、特に、AGC(Automatic Gain Control、自動利得制御)機能を含む音量調節処理に関する。
移動通信端末装置を始めとして、固定電話装置、音楽再生装置などの音声を出力する装置が用いられている。これらの装置が出力する音声の音量は、使用者の操作によって大小が調整され、更に、AGC機能によって入力音声の音量に従った調整が行われることが知られている。
例えば、移動通信端末装置は、通話を行う場所が静かな室内であったり、騒音が大きい、例えば、駅構内であったりするため、受話音量を適切に調整することが特に必要である。そこで、通話中にスイッチ操作で増幅器の利得を大小2段階に変更し、また、AGC機能を動作させるか否かを変更する処理が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−168046号公報(第11頁、図3)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている手法では、一連の操作によって増幅器の利得を複数段階に変更することとAGC機能を動作させるか否かとを制御し、かつ、使用者が違和感を感じることがない音量調整処理がなされていない問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、一連の操作によって増幅器の利得を複数段階に変更することとAGC機能を動作させるか否かとを制御し、かつ、使用者が違和感を感じることがない増幅装置、通信端末装置及び音量調節方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の増幅装置は、音声信号にその音声信号の音量に依存した利得の増幅または減衰を施す自動利得制御手段と、複数の段階の利得の中のいずれか1つの利得が指定され、前記音声信号に対してその指定された利得の増幅を施す複数段階増幅手段と、前記複数段階増幅手段に前記複数の段階の利得の中のいずれか1つの利得の指定をしてその指定された利得の増幅を前記音声信号に対して施させ、または、前記自動利得制御手段に前記利得の増幅または減衰を前記音声信号に施させて、前記自動利得制御手段によって前記利得の増幅または減衰が施された音声信号に対して前記複数段階増幅手段に前記複数の段階の利得の中の最大の利得の増幅を施させる音量制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、一連の操作によって増幅器の利得を複数段階に変更することとAGC機能を動作させるか否かとを制御し、かつ、使用者が違和感を感じることがない増幅装置、通信端末装置及び音量調節方法を提供することができる。
以下に、本発明による増幅装置、通信端末装置及び音量調節方法の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る増幅装置、通信端末装置及び音量調節方法が適用された折畳み型移動通信端末装置の、上下筐体の折畳みを開いた時の正面の外観を示す。この移動通信端末装置は、上筐体1と下筐体2とが、ヒンジ部3によって回動自在に連結されてなる。
上筐体1の内面には、受話に用いられるスピーカ14aと、使用者に操作を促す表示や、使用者が操作した内容の表示や、カーソル位置や、制御された音量の段階や、装置の動作状態の表示などに用いられるバックライト付きのLCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部15とが設置されている。
また、下筐体2の内面には、送話に用いられるマイクロフォン14bが設置されている。下筐体2の内面と側面には、キースイッチからなる入力装置16が設けられている。また、下筐体2の外面には、電波の送受に用いられるアンテナ(図示せず)が設置されている。
入力装置16は、下筐体2の内面に設置され、各機能での確定や選択を指示するために用いられるワープ中央キー16aと、ワープ中央キー16aに隣接してワープ中央キー16aを取り囲んで設置され、表示部15上のカーソル位置の移動指示や、音量の調整などに用いられる、上、下、左、右向きの4つの矢印キーであるワープ十字キー16bとを含む。
更に、入力装置16は、英数字や文字、記号の入力などに用いられる数字キーと、移動通信端末装置の電源の投入及び切断などの動作指示の入力に用いられる複数の機能キーと、更に、下筐体2の側面に設置された複数の側面キー16cとを含んでいる。
図2は、この移動通信端末装置の構成を示すブロック図である。この移動通信端末装置は、装置全体の制御を行う制御部11と、基地局(図示せず)との間で電波の送受信を行うアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、スピーカ14aと、マイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16とからなる。
図3は、通話部14cの詳細な構成を示すブロック図である。通話部14cは、送受信部13と接続される音声復号部14dと、制御部11と接続されるAGC部14eと、DA変換器14fと、制御部11及びスピーカ14aと接続される増幅器14gと、マイクロフォン14bと接続される増幅器14hと、AD変換器14iと、送受信部13と接続される音声符号部14jとからなる。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の各部の動作を、図2〜図6を参照して説明する。まず、通信部12bは、アンテナ12aが受信した高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力される高周波信号をアンテナ12aより送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得られたディジタル音声信号を通話部14cへ、また、制御信号を制御部11に送る。更には、通話部14cから出力されるディジタル音声信号、及び制御部11から出力される制御信号を変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送る。
次に、通話部14cの動作を、図3を参照して説明する。まず、音声復号部14dは、送受信部13から出力されたディジタル音声信号を復号する。AGC部14eは、音声復号部14dによって復号されたディジタル音声信号の音量を調節する。AGC部14eの動作の詳細は、後述する。DA変換器14fは、AGC部14eによって音量の調整がされたディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。
増幅器14gは、DA変換器14fによって変換されたアナログ音声信号を、制御部11から送信された利得の段階の指示に従って増幅する。ここで、指示される利得(単位dB。)の段階が1段階異なる毎に、増幅器14gが増幅する利得の差は、一定値Y0である。そして、増幅された信号はスピーカ14aに出力されて音声を発生させる。
また、増幅器14hは、マイクロフォン14bから出力されたアナログ音声信号を増幅する。AD変換器14iは、増幅器14hによって増幅されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換する。音声符号部14jは、AD変換器14iによって変換されたディジタル音声信号を符号化する。符号化されたディジタル音声信号は、送受信部13に出力される。
次に、表示部15の動作を説明する。表示部15は、制御部11に制御されることで、文字・数字や画像データの表示動作を行い、表示されているデータは、入力装置16からの入力操作や着信信号に応答して制御部11からの指示を受けることで切換わる。
入力装置16は、通信相手の電話番号などを指定するための数字キーと複数の機能キーを含むキーからなる。そして、入力装置16のキーが操作されると、そのキーの識別子が制御部11に通知され、制御部11によって、表示部15に文字として表示され、または、制御が行われる。
次に、AGC部14eの動作を図4を参照して説明する。AGC部14eの動作は、制御部11によってAGC機能の非動作設定が指示された場合と、AGC機能の動作設定が指示された場合とで異なる。まず、AGC機能の非動作設定がされた場合、AGC部14eは、入力されたディジタル音声信号を、音量(単位はdB。)を変更することなく出力する。
即ち、AGC部14eによって出力されるディジタル音声信号は、入力されたディジタル音声信号に等しい。ただし、入力されたディジタル音声信号の音量(X)が所定の値(X1)を超えると、出力されるディジタル音声信号に歪が生じて、出力されるディジタル音声信号の音量(Y)は、飽和しつつ所定の値Y1に漸近する。
一方、AGC機能の動作設定がされた場合、AGC部14eは、入力されたディジタル音声信号の音量(X)に一定値(Y2)の利得を加えた増幅をして出力する。ただし、その利得を加えたディジタル音声信号の音量が上記Y1を超える場合(X+Y2>Y1。なお、X2=Y1−Y2<X1である。)、AGC部14eは、出力されるディジタル音声信号の音量(Y)をY1とする。
即ち、入力されたディジタル音声信号の音量(X)がX2とY2を加えた値以下である場合(X≦X2+Y2。)、入力されたディジタル音声信号の音量(X)に利得を加える増幅をし、一方、入力されたディジタル音声信号の音量(X)がX2とY2を加えた値を超える場合(X>X2+Y2。)、入力されたディジタル音声信号の音量(X)に利得を減ずる減衰をして出力する。
この動作によって、AGC部14eによって出力されるディジタル音声信号の音量(Y)は、入力されたディジタル音声信号の音量(X)の1次関数と定数との組合せとなり、出力されるディジタル音声信号に歪が生じることはない。なお、上記一定の利得値Y2は、指示される利得が1段階異なる毎に増幅器14gが増幅する利得の差であるY0より大きい(Y2>Y0)。
次に、移動通信端末装置が通話中の、制御部11の受話音声の調整制御動作を説明する。図5は、制御部11の受話音声の調整制御動作のフローチャートを示す。制御部11の受話音声の調整制御動作は、通話中に、制御部11が、入力装置16から送信された、音量を上げる調整を指示するワープ十字キー16bの上向きキー、または、音量を下げる調整を指示するワープ十字キー16bの下向きキーが操作されたことを示す識別子を受信することによって動作を開始する(ステップS11a)。そして、制御部11は、表示部15に調整された音量を示す音量調整表示を表示する(ステップS11b)。
図6は、音量調整表示の一例を示す。音量調整表示15aは、音量レベル15bと、音量バー15cと、操作ガイド15dとからなる。音量レベル15bは、上から下へ、「でか」、「5」、「4」、「3」、「2」及び「1」の各文字列が表示されてなる。この表示によって、受話音声の音量は6段階あり、上に表示された音量レベル15bが大きい音量を示す音量レベル15bであり、下に表示された音量レベル15bが小さい音量を示す音量レベル15bであることが容易に識別される。なお、この例では、音量レベル15bは6段階であるとしたが、これに限るものではない。3段階以上であれば、任意の段階で良い。
音量バー15cは、音量レベル15bの6つの文字列の表示の右に、その音量レベル15bと対応して表示された矩形であり、その矩形の縦方向の長さは一定であり、横方向の長さは音量レベル15bに対応する音量が大なる程より長く、その音量が小なる程より短い。そして、音量バー15cは、設定されている音量レベル15bが識別されるように表示される。例えば、設定されている音量レベル15bと対応して表示された矩形と、その下に表示された矩形とは、それら以外の矩形とは異なる表示がされる。
即ち、音量レベル15b「1」に対応する音量の段階が設定されていれば、「1」の音量レベル15bに対応する音量バー15cのみが他の音量バー15cとは異なる表示がされる。また、音量レベル15b「3」に対応する音量の段階が設定されていれば、図6に示すように、「1」、「2」及び「3」の音量レベル15bに対応する音量バー15cが、それら以外の音量バー15cとは異なる表示がされる。
異なる表示とは、例えば、異なる色による表示であるが、これに限るものではない。例えば、点滅の有無、点滅の間隔の相違、ハッチングの有無などであっても良い。また、矩形の周囲の表示を異なるものとしても良い。例えば、矩形の周囲の表示を点滅させるなどであっても良い。
また、この異なる表示は、設定されている音量の段階が音量レベル15bがいずれに対応するかが認識できるものであれば良く、例えば、設定されている音量の段階に対応する音量レベル15bに対応して表示された矩形と、その上に表示された矩形とが、それら以外の矩形とは異なる表示がされても良い。また、設定されている音量の段階に対応する音量レベル15bと対応して表示された矩形のみが、それ以外の矩形とは異なる表示がされても良い。
操作ガイド15dは、音量バー15cの上部に「△ VOL +」なる文字列が表示され、また、音量バー15cの下部に「▽ VOL −」なる文字列が表示されてなる。これらの操作ガイド15dの表示により、より上部に表示された音量レベル15bと、その音量レベル15bに対応する音量バー15cとはより大きい音量を示し、より下部に表示された音量レベル15bと、その音量レベル15bに対応する音量バー15cとはより小さい音量を示すことが容易に識別される。
更に、これらの操作ガイド15dの表示により、後述するように、上方向のキー操作または上部に配列されたキーの操作によって音量はより大きくなり、下方向のキー操作または下部に配列されたキーの操作によって音量はより小さくなることが容易に識別される。
図5に示すフローチャートを参照した制御部11の受話音声の調整制御動作の説明に戻る。続いて、制御部11は、入力装置16から送信された、音量の調整を指示するワープ十字キー16bの上向きキーまたは下向きキーが操作されたことを示す識別子を受信し(ステップS11c)、操作されたキーが上向きキーであって、音量上げを指示するものか、下向きキーであって、音量下げを指示するものかを調べる(ステップS11d)。
なお、以上の動作では、入力装置16から送信された音量の調整を指示するワープ十字キー16bの上向きキーまたは下向きキーが操作されたことを示す識別子は、制御部11の受話音声の調整制御動作が開始される契機となり、上記調整制御動作を開始させ、更に、音量調整表示15aを表示させるとしたが、この識別子によって音量の調整は行われないとした。しかし、これに限るものではなく、この識別子によって、以下に示す音量の調整が行われても良い。
操作されたキーが音量上げを指示するキーである場合、制御部11は、以下に説明するように音量を上げる制御を行う。即ち、まず、制御部11内に記憶された現在設定されている音量の段階を調べる(ステップS11e)。そして、現在設定されている音量の段階が音量レベル15b「でか」に対応する場合、現在設定されている音量の段階は最高であって、音量を上げることができないので、ステップS11cの音量の調整を指示するキーが操作されたことを示す識別子を受信する動作に移る。
一方、現在設定されている音量の段階が音量レベル15b「5」に対応する場合、制御部11は、音量の段階を音量レベル15b「でか」に対応させる変更をするため、AGC部14eにAGC機能動作の指示を送信する(ステップS11f)。そして、変更された音量の段階が設定されていることを示す音量調整表示15aを表示部15に表示して(ステップS11g)、ステップS11cの音量の調整を指示するキーが操作されたことを示す識別子を受信する動作に移る。
ステップS11eで、現在設定されている音量の段階が音量レベル15b「1」〜「4」に対応する場合、音量の段階を1段階上げる変更をするため、増幅器14gに利得を1段階上げた増幅の指示を送信する(ステップS11h)。そして、ステップS11gの変更された音量の段階が設定されていることを示す音量調整表示15aを表示部15に表示する以降の動作を行う。
ステップS11dで、操作されたキーが音量下げを指示するキーである場合、制御部11は、以下に説明するように音量を下げる制御を行う。即ち、まず、制御部11内に記憶された現在設定されている音量の段階を調べる(ステップS11i)。そして、現在設定されている音量の段階が音量レベル15b「1」に対応する場合、現在設定されている音量の段階は最低であって、音量を下げることができないので、ステップS11cの音量の調整を指示するキーが操作されたことを示す識別子を受信する動作に移る。
一方、現在設定されている音量の段階が音量レベル15b「2」〜「5」に対応する場合、制御部11は、音量の段階を1段階下げる変更をするため、増幅器14gに利得を1段階下げた増幅の指示を送信する(ステップS11j)。そして、ステップS11gの変更された音量の段階が設定されていることを示す音量調整表示15aを表示部15に表示する以降の動作を行う。
ステップS11iで、現在設定されている音量の段階が音量レベル15b「でか」に対応する場合、制御部11は、音量の段階を1段階下げる変更をするため、AGC部14eにAGC機能非動作の指示を送信する(ステップS11k)。そして、ステップS11gの変更された音量の段階が設定されていることを示す音量調整表示15aを表示部15に表示する以降の動作を行う。
上記の制御部11の受話音声の調整制御動作によって、新たに設定された音量の段階が音量レベル15b「でか」に対応する場合、AGC部14eはAGC機能を動作し、その音量の段階が音量レベル15b「1」〜「5」に対応する場合、AGC部14eはAGC機能を非動作とする。また、新たに設定された音量の段階が音量レベル15b「1」〜「5」に対応する場合、その段階が上がるに従って、増幅器14gは大きな利得の増幅を行う。また、その音量の段階が音量レベル15b「でか」に対応する場合、増幅器14gは音量の段階が音量レベル15b「5」に対応する場合と同じ利得の増幅を行う。
これらの処理によって、制御部11は、増幅器14gが増幅する利得の段階数に1を加えた段階の数の音量の段階を定め、音量の調整を指示するワープ十字キー16bの上向きキーまたは下向きキーが操作されるに従って、受話音声の音量は上がりまたは下がることになり、使い易い受話音声の調整が可能となる。
制御部11の受話音声の調整制御動作は、ステップS11cで、所定時間経過まで音量の調整を指示するワープ十字キー16bの上向きキーまたは下向きキーが操作されたことを示す識別子を受信されない場合、動作を終了する(図示せず)。
以上の説明では、音量の調整を指示するキーは、音量を上げる調整にはワープ十字キー16bの上向きキーであり、音量を下げる調整にはワープ十字キー16bの下向きキーであるとしたが、これに限るものではない。例えば、音量を上げる調整をするキーは側面キー16cの1つであり、音量を下げる調整をするキーは側面キー16cの1つであって、上下筐体1、2が開状態にある時に、上記音量を上げる調整をするキーの下部に位置するキーとしても良い。
また、上記説明したキーの操作によって1段階づつ音量を調整することなく、入力装置16の数字キーを操作することによって、離れた段階に音量を調整しても良い。例えば、図6に例示した音量調整表示15aが表示されている場合、数字キー「1」〜「5」が操作されることによって音量レベル15b「1」〜「5」に対応する音量の段階が選択され、数字キー「6」〜「9」が操作されることによって音量レベル15b「でか」に対応する音量の段階が選択されても良い。このように、離れた段階に音量を調整する際、制御部11の受話音声の調整制御動作は、操作されたキーに依存して、AGC部14e及び/または増幅器14gに指示を送信する。
また、以上の説明では、設定された音量の段階は、表示部15に音量調整表示15aが表示されることによって利用者に識別可能であるとしたが、これに限るものではない。例えば、音量レベル15bをなす文字列の中で、設定された音量の段階に対応する文字列に対応する音声がスピーカ14aから出力されるとしても良い。また、所定の音声が設定された音量の段階が大きい音量に対応する場合、大なる音量で、また、その段階が小さい音量に対応する場合、小なる音量でスピーカ14aから出力されても良い。
更に、以上の説明では、設定された音量の段階が音量レベル15bが最大に対応する場合、AGC部14eはAGC機能を動作して、増幅器14gは最大の利得の増幅を行う。また、その段階が音量レベル15bが最高に対応しない場合、AGC部14eはAGC機能を非動作として、増幅器14gは、設定された音量の段階に応じた利得の増幅を行うとしたが、これに限るものではない。
例えば、設定された音量の段階が音量レベル15bが最小に対応する場合、AGC部14eはAGC機能を動作させず、増幅器14gは最小の利得の増幅を行う。また、設定された音量の段階が音量レベル15bが最低に対応しない場合、AGC部14eはAGC機能を動作して、増幅器14gは、設定された音量の段階に応じた利得の増幅を行うとしても良い。これによって、音量の調整を指示するワープ十字キー16bの上向きキーまたは下向きキーが操作されるに従って、音量は上がりまたは下がることになり、使い易い受話音声の調整が可能となる。
また、以上の説明では、増幅器14gが行う増幅の利得の段階(図6に示す例では、5段階。)の中で、最大の利得の段階の場合(図6に示す例では、音量レベル15b「5」に対応する。)に対してのみ、AGC部14eを動作させることとして、移動通信端末装置の受話音声の音量の段階の数は、上記増幅器14gが行う増幅の利得の段階の数に1を加えたものとなるとしたが、これに限るものではない。
例えば、AGC部14eの動作設定がされた場合、AGC部14eが入力された音声信号の音量が小さい場合に加える一定の利得(図4に示す「Y2」。)が、指示される利得の段階が1段階異なる毎に増幅器14gが増幅する利得の差であるY0より小さい場合(Y2<Y0)、増幅器14gが行う増幅の利得の段階の全てに対してAGC部14eを動作させ、また、動作させないことにより、移動通信端末装置の受話音声の音量の段階の数は、上記増幅器14gが行う増幅の利得の段階の数の2倍であるとしても良い。これによって、音量の調整を指示するワープ十字キー16bの上向きキーまたは下向きキーが操作されるに従って、音量は上がりまたは下がることになり、使い易い受話音声の調整が可能となる。
また、以上の説明では、制御部11の受話音声の調整制御動作は、スピーカ14aから発生される受話音声に対して行われるとしたが、これに限るものではない。例えば、上下筐体1、2の背面に設置された第2のスピーカ(図示せず)から発生される受話音声に対して行われても良く、また、イヤホンマイク接続部(図示せず)を介して接続されたイヤホン(図示せず)から発生される受話音声に対して行われても良い。
更に、以上の説明では、AGC部14eが利得を制御する音声信号はディジタル音声信号であるとしたが、これに限るものではない。DA変換器14fによってDA変換されたアナログ音声信号の利得を制御するとしても良い。また、以上の説明では、増幅器14gは、AGC部14eによって利得制御された音声信号を増幅するとしたが、これに限るものではない。AGC部14eは、増幅器14gによって増幅された音声信号の利得制御を行うとしても良い。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の実施形態に係る折畳み型移動通信端末装置の上下筐体を開いた際の正面図。 本発明の実施形態に係る折畳み型移動通信端末装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る通話部の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るAGC部の特性の一例をグラフ形式で示す図。 本発明の実施形態に係る制御部の受話音声の調整制御動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の表示部に表示される音量調整表示の一例を示す図。
符号の説明
11 制御部
13 送受信部
14a スピーカ
14b マイクロフォン
14c 通話部
14d 音声復号部
14e AGC部
14f DA変換器
14g、14h 増幅器
14i AD変換器
14j 音声符号部
15 表示部
15a 音量調整表示
15b 音量レベル
15c 音量バー
15d 操作ガイド
16 入力装置
16a ワープ十字キー
16b ワープ中央キー
16c 側面キー

Claims (6)

  1. 音声信号にその音声信号の音量に依存した利得の増幅または減衰を施す自動利得制御手段と、
    複数の段階の利得の中のいずれか1つの利得が指定され、前記音声信号に対してその指定された利得の増幅を施す複数段階増幅手段と、
    前記複数段階増幅手段に前記複数の段階の利得の中のいずれか1つの利得の指定をしてその指定された利得の増幅を前記音声信号に対して施させ、または、前記自動利得制御手段に前記利得の増幅または減衰を前記音声信号に施させて、前記自動利得制御手段によって前記利得の増幅または減衰が施された音声信号に対して前記複数段階増幅手段に前記複数の段階の利得の中の最大の利得の増幅を施させる音量制御手段と
    を有することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記自動利得制御手段は、前記音声信号の音量が所定値以下の場合、その音声信号に所定の利得の増幅を施し、前記音声信号の音量がその所定値以上の場合、前記入力音声信号にその所定値に前記所定の利得を加えた音量となる増幅または減衰を施す
    ことを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 文字及び/または図形を表示する表示装置を更に有し、
    前記音量制御手段は、選択された前記複数の段階の利得の段階数に1を加えた段階数の段階の中の1つの段階を識別する情報を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  4. マイクロフォンから出力されたアナログ音声信号を増幅する送話音声増幅手段と、
    前記送話音声増幅手段によって増幅されたアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換するディジタル変換手段と、
    前記ディジタル変換手段によって変換されたディジタル音声信号を符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段によって符号化されたディジタル音声信号を送信する送信手段と、
    号化されたディジタル音声信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたディジタル音声信号を復号する復号手段と、
    前記復号手段によって復号されたディジタル音声信号にその信号の音量に依存した音量の増加または削減を施す自動利得制御手段と、
    前記自動利得制御手段によって音量の増加または削減が施されたディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するアナログ変換手段と、
    複数の段階の利得の中のいずれか1つの利得が指定され、前記アナログ変換手段によって変換されたアナログ音声信号にその指定された利得の増幅を施す受話音声増幅手段と、
    前記受話音声増幅手段によって増幅が施されたアナログ音声信号から音声を発生するスピーカと、
    前記スピーカから発生される音声の音量を制御する制御手段と、
    少なくとも2個のキースイッチとからなり、操作されたキースイッチの識別子を送信する入力手段と、
    文字及び/または図形を表示する表示手段と
    を具備し、
    前記制御手段は、前記自動利得制御手段に前記利得の増幅または減衰を施させず、前記受話音声増幅手段に前記複数の段階の利得の中のいずれか1つの利得の指定をしてその指定された利得の増幅を施させ、または、前記自動利得制御手段に前記利得の増幅または減衰を施させ、前記受話音声増幅手段に前記複数の段階の利得の中の最大の利得の増幅を施させることによって前記複数の段階の利得の段階数に1を加えた段階数の音量レベルを定め、前記入力手段から送信された第1のキースイッチの識別子を受信すると上の前記音量レベルを選択し、前記入力手段から送信された第2のキースイッチの識別子を受信すると下の前記音量レベルを選択し、その選択された音量レベルを識別する文字及び/または図形を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  5. 前記第1のキースイッチは上向き矢印キースイッチであり、前記第2のキースイッチは下向き矢印キースイッチである
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信端末装置。
  6. 第1の識別子を受信すると上の音量レベルに変更し、第2の識別子を受信すると下の前記音量レベルに変更する音量調節方法であって、
    前記音量レベルを最大の音量レベルに変更した場合、音量の自動利得制御を行い、かつ、最大の利得で増幅し、前記音量レベルを前記最大の音量レベル以外に変更した場合、前記音量の自動利得制御を行わず、かつ、前記変更された音量レベルに対応する利得で増幅する
    ことを特徴とする音量調節方法。
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