JP4281721B2 - データ処理装置、データ処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、被再生データをデコードするデータ処理装置、データ処理方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式で符号化された被再生データをデコードして再生する再生装置がある。
このような再生装置は、例えば、被再生データを構成するI,P,Bのピクチャデータ(ピクチャデータ)を、GOPを単位として、各GOPのなかからピクチャデータの参照関係および再生速度に応じて選択したピクチャデータをデコードするタイミングおよび順序を決定するデコードスケジューリングを行い、当該デコードスケジューリングの結果に従って、ピクチャデータのデコード、並びにデコード結果の再生出力処理を行っている。
当該再生装置では、例えば、再生速度の変更指示を受けると、再生中のGOPの次のGOPのデコードスケジュールで当該変更後の再生速度に対応して上記デコードスケジュールの結果を生成している。
特開2003−101967号公報
しかしながら、上述した従来の再生装置では、再生速度の変更指示を受けると、再生中のGOPの次のGOPのデコードスケジュールで当該変更後の再生速度に対応した上記デコードスケジュールの結果を生成しているため、変更指示を受けたときにデコードおよび再生出力しているGOPの次のGOPにおいて変更後の再生速度に対応した再生出力が初めて得られる。
従って、再生速度の変更指示を受けてから変更後の再生速度に対応した再生出力を得るまでに長時間を要し、応答性が悪いという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために、複数のピクチャデータを順にデコードして再生する場合に、再生速度の変更指示を受けてから変更後の再生速度に対応した再生出力を得るまでの時間を従来に比べて短縮できる再生装置、データ処理システム、再生方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し上述した目的を達成するために、第1の観点の発明のデータ処理装置は、被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデータ処理装置であって、前記ピクチャデータをデコードするデコーダと、予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として、当該ピクチャデータを前記デコーダでデコードさせる順序を決定するデコードスケジュールを行い、当該デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する更新手段と、前記更新手段により更新されたピクチャ属性データに基づいて、前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードを制御する制御手段と、を有する。
第2の観点の発明の再生方法は、被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデコーダ及び前記デコーダを制御するコンピュータを有する再生装置によるデータ処理方法であって、前記コンピュータが下記の制御工程、すなわち、予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として当該ピクチャデータをデコードする順序を決定するデコードスケジュールを行う第1の工程と、前記第1の工程で行った前記デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する第2の工程と、前記第2の工程で選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する第3の工程と、前記第3の工程により更新されたピクチャ属性データに基づい前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードの制御をする第4の工程と、を行う
第3の観点の発明のプログラムは、被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードする被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデコーダ及び前記デコーダを制御するコンピュータを有するデータ処理装置の前記コンピュータが実行するプログラムであって、予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として当該ピクチャデータをデコードする順序を決定するデコードスケジュールを行う第1の手順と、前記第1の手順で行った前記デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する第2の手順と、前記第2の手順で選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する第3の手順と、前記第3の手順により更新されたピクチャ属性データに基づい前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードの制御をする第4の手順と、を前記コンピュータに実行させる
第4の観点の発明の記録媒体は、被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデコーダ及び前記デコーダを制御するコンピュータを有するデータ処理装置の前記コンピュータが実行するプログラムを記録する記録媒体であって、前記記録媒体は、予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として当該ピクチャデータをデコードする順序を決定するデコードスケジュールを行う第1の手順と、前記第1の手順で行った前記デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する第2の手順と、前記第2の手順で選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する第3の手順と、前記第3の手順により更新されたピクチャ属性データに基づい前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードの制御をする第4の手順と、を前記コンピュータに実行させるプログラムを記録している
本発明によれば、複数のピクチャデータデコードして再生する場合に、再生速度の変更指示を受けてから変更後の再生速度に対応した再生出力を得るまでの時間を従来に比べて短縮できるデータ処理装置、データ処理方法、プログラムおよび記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わるデータ処理システムについて説明する。
<第1実施形態>
当該実施形態では、再生装置が複数のデコーダを備えている場合を例示する。
先ず、本実施形態の構成要素と、本発明の構成要素との対応関係を説明する。
コンピュータ2が本発明のデータ処理装置に対応し、再生装置4が本発明の再生装置に対応している。また、再生用メモリ36_1〜36_3が本発明の再生用メモリに対応し、デコーダ34_1,34_2,34_3が本発明のデコーダに対応し、CPU42が本発明の処理回路に対応している。
また、入力用メモリ32が本発明の入力用メモリに対応している。また、本実施形態の速度変更指示が、本発明の再生速度の変更指示に対応している。また、被再生データENCが本発明の被再生データに対応している。また、本実施形態のピクチャデータが、本発明のピクチャデータに対応している。また、ピクチャデータが本発明のピクチャデータに対応し、GOPが本発明のピクチャデータ群に対応している。また、I,Pピクチャデータが本発明の第1の種類のピクチャデータに対応し、Bピクチャデータが本発明の第2の種類のピクチャデータに対応している。
図1は、本発明の実施形態に係わるデータ処理システム1の全体構成図である。
図1に示すように、データ処理システム1は、例えば、コンピュータ2および再生装置4を有する。
[コンピュータ2]
図1に示すように、コンピュータ2は、HDD12、ブリッジ14、メモリ16、ブリッジ18、操作部19およびCPU20を有する。
HDD12は、例えば、MPEGで符号化された被再生データENCを記憶する。
被再生データENCは、図2に示すように、再生装置4において連続して順にデコード処理される複数のGOP(Group Of Picture)で構成されている。
図2に示す例では、GOP(N−1),(N),(N+1),(N+2),(N+3)の順でデコード処理される。
各GOPは、I,P,Bの3種類のピクチャデータ(フレームデータ)で構成される。
また、各GOP内には1つのIピクチャデータが含まれている。
本実施形態では、例えば、GOP内のピクチャデータの数が比較的多い、いわゆるlongGOPが用いられる。
なお、本願の図面において、GOP(N−1)に属するピクチャデータには左上に記号を付さず、GOP(N)に属するピクチャデータには左上に「*」を付し、GOP(N+1)に属するピクチャデータには左上に「+」を付し、GOP(N+2)に属するピクチャデータには左上に「−」を付し、GOP(N+3)に属するピクチャデータには左上に「/」を付す。
また、各図において、「I」,「P」,「B」の右あるは下に付された数字は、当該ピクチャデータのデコード結果が再生出力される順番を示している。
Iピクチャデータは、イントラ(画面内)符号化された画面のピクチャデータであり、他のピクチャデータとは独立してデコードされる。
また、Pピクチャデータは、前方向予測符号化された画面のピクチャデータであり、時間的に過去に位置する(表示順が前の)IまたはPピクチャデータを参照してデコードされる。
なお、I,Pピクチャデータは、アンカーピクチャデータとも呼ばれる。
また、Bピクチャデータは、両方向予測符号化された画面のピクチャデータであり、時間的に前後に位置する(表示順が前および後の)IまたはPピクチャデータを参照してデコードされる。
なお、HDD12の読み出しレートは、再生装置4の最大再生レートに比べて遅い。
ブリッジ14は、ブリッジ18の拡張機能を備え、PCI拡張スロットやIDE(Integrated Drive Electronics)スロットなどを備えている。
ブリッジ14は、基本的にブリッジ18と同じ機能を有しているが、ブリッジ18に比べてハンド幅が狭く、ブリッジ18に接続されるデバイスに比べて低速アクセスのデバイスが接続される。
メモリ16は、例えば、半導体メモリであり、CPU20の処理に用いられるプログラムおよびデータを記憶する。
操作部19は、キーボードやマウスなどの操作手段であり、ユーザの操作に応じた操作信号をCPU20に出力する。
操作部19は、図示しない操作画面に基づいたユーザの操作に応じて被再生データENCの再生ポイントの指定操作、当該指定した再生ポイントの再生開始指示操作、(再生)速度変更指示操作、並びにトランジェント指示操作を受け、それを示す操作信号をCPU20に出力する。
ブリッジ18は、ブリッジ14、メモリ16、PCIバス6およびCPU20と接続され、CPU20のアドレスバスおよびデータバスを介した伝送に伴うデータ変換を行う。
CPU20は、例えば、メモリ16から読み出したプログラムを実行してコンピュータ2の動作を統括的に制御する。
CPU20は、操作部19から再生ポイントの指定操作を示す操作信号を入力すると、当該指定された再生ポイントのピクチャデータを含むGOPをHDD12から読み出して、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
また、CPU20は、操作部19から再生開始指示操作を示す操作信号を入力すると、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に再生ポイントを指定した再生開始指示を出力する。
また、CPU20は、操作部19から速度変更指示操作を示す操作信号を入力すると、速度変更指示を、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
また、CPU20は、操作部19からトランジェント指示操作を示す操作信号を入力すると、トランジェント指示を、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
また、CPU20は、被再生データENC内のGOPのうち、再生装置4において再生ポイントのピクチャデータを含むGOPに対して表示順が1つ前のGOPと表示順が1つ後のGOPとが再生装置4の入力用メモリ32に記憶されるように、GOPを再生装置4に出力する。
[再生装置4]
図1に示すように、再生装置4は、例えば、PCIブリッジ30、入力用メモリ32、デコーダ34_1〜34_3、再生用メモリ36_1〜36_3、セレクタ38、制御用メモリ40、CPU42および制御バス46を有する。
なお、制御用メモリ40は、所定のプログラム(本発明のプログラム)を記憶し、CPU42は当該プログラムを読み出して実行し、以下の処理を行う。
上記所定のプログラムは、半導体メモリなどの制御用メモリ40に記憶されていても良いし、その他、HDDや光ディスクなどのその他の記録媒体に記録されていてもよい。
PCIブリッジ30は、PCIバス6を介してコンピュータ2から入力するGOPおよび指示(コマンド)をバッファリングするメモリを備えている。また、ブリッジ18は、DMA(Dynamic Memory Access)転送機能を備えている。
「入力用メモリ32」:
入力用メモリ32は、SDRAM等の半導体メモリであり、PCIブリッジ30を介して入力されたGOPを一時的に記憶する。
「デコーダ34_1,34_2,34_3」
デコーダ34_1は、CPU42から入力したデコードコマンド(CPU42の制御)に従ってPCIブリッジ30を介して入力用メモリ32から読み出された被再生データENCを入力し、これをMPEG方式でデコードして再生用メモリ36_1に書き込む。
具体的には、デコーダ34_1は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたIピクチャデータを、他のピクチャデータのデコード結果を参照しないでデコードする。
また、デコーダ34_1は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたPピクチャデータを、時間的に過去に位置し且つ既にデコード結果が再生用メモリ36_1に記憶されたIまたはPピクチャデータのデコード結果を参照してデコードする。
また、デコーダ34_1は、CPU42の制御に従って入力用メモリ32から読み出されたBピクチャデータを、時間的に前後に位置し且つ既にデコード結果が再生用メモリ36_1に記憶されたIまたはPピクチャデータのデコード結果を参照してデコードする。
図3および図4は、被再生データENCを1倍速でフォアード方向に再生した場合のデコーダ34_1,34_2,34_3のデコード処理、再生用メモリ36_1〜36_3の記憶状態、並びに再生出力を示す図である。
図3、図4、並びに後述する対応する図面において、デコーダ34_1に対応付けて示されたバンク領域「0」〜「7」は再生用メモリ36_1内に規定されたバンク領域であり、デコーダ34_2に対応付けて示されたバンク領域「0」〜「7」は再生用メモリ36_2内に規定されたバンク領域であり、デコーダ34_3に対応付けて示されたバンク領域「0」〜「7」は再生用メモリ36_3内に規定されたバンク領域である。
また、「out0」,「out1」,「out2」は、それぞれデコーダ34_1,34_2,34_3からセレクタ38に出力されるデコード結果を示す。
また、最下段の「再生出力」は、セレクタ38から出力される再生出力を示す。
また、図3、図4、並びに後述する対応する図面において、太枠で囲った部分はデコーダ34_1,34_2,34_3によるデコード処理を示している。
図3および図4に示すように、デコード回路34_1は、CPU42からのデコードコマンドに従って、CPU42から指定された再生方向の再生を続けた場合再生出力に用いられなくなったI,Pピクチャデータのデコード結果の記憶を再生用メモリ36_1に保持する。
例えば、デコーダ34_1は、I2,P5,P8,P11,P14,I2のデコード結果を、GOP(N−1)の再生出力処理を終了した後も保持する。
これにより、後述するように速度変更指示が発生した場合に、速度変更直後の再生出力を、再生用メモリ36_1に記憶保持されたデコード結果を用いて1ピクチャ処理時間内に行うことができる。
すなわち、デコーダ34_1は、速度変更指示が発生した場合に、当該速度変更指示発生前に再生用メモリ36_1に既に記憶したI,Pピクチャデータのデコード結果を再生出力に用いることができる。
具体的には、デコード回路34_1は、速度変更指示後に、CPU42からの表示コマンドに従って、I,Pピクチャデータについては、再生用メモリ36_1に既に記憶した当該I,Pピクチャデータのデコード結果を読み出して再生出力する。
また、デコード回路34_1は、速度変更指示後に、Bピクチャデータについては、CPU42からのデコードコマンドに従って、再生用メモリ36_1に既に記憶した当該BピクチャデータのアンカーピクチャデータとなるI,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードを行い、CPU42からの表示コマンドに従って、そのデコード結果を再生出力する。
また、デコード回路34_1は、図3に示すように、CPU42からのデコードコマンドに従って、デコード対象のGOP内のI,Pピクチャデータを、Bピクチャデータに先立ってデコードし、そのデコード結果を再生用メモリ36_1に書き込む。
デコーダ34_2,34_3は、デコーダ34_1と同じ構成を有し、PCIブリッジ30を介して入力した画像データをMPEG方式でデコードしてそれぞれ再生用メモリ36_2,36_3に書き込む。
以下、デコーダ34_1,34_2,34_3による再生用メモリ36_1,36_2,36_3へのデコード結果の書き込み方法について説明する。
図3および図4に示すように、再生用メモリ36_1,36_2,36_3の各々は、8個のバンク領域「0」〜「7」を有する。
本実施形態では、図3および図4に示すように、再生用メモリ36_1,36_2,36_3の各々が備える8個のバンク領域のうち、6個のバンク領域「0」〜「5」をI,Pピクチャデータのデコード結果を専用して記憶する記憶領域として固定的に用い、2個のバンク領域「6」,「7」をBピクチャデータのデコード結果を記憶する記憶領域として固定的に用いる。
すなわち、再生用メモリ36_1〜36_3の各々にデコーダ34_1,34_2,34_3でデコードするGOP内の全てのI,Pピクチャデータのデコード結果を同時に記憶し、当該記憶を当該デコーダが次にデコードするGOPのI,Pピクチャデータのデコード結果を書き込むまで保持する。
図2に示す被再生データENCをデコードする場合には、デコーダ34_1は、例えば、図3に示すように、GOP(N−1)内のI2,P5,P8,P11,P14ピクチャデータと、GOP(N)内のI2ピクチャデータとをそれぞれ再生用メモリ36_1内のバンク領域「0」〜「5」に書き込む。
また、デコーダ34_2は、例えば、図3および図4に示すように、GOP(N)内のI2,P5,P8,P11,P14ピクチャデータと、GOP(N+1)内のI2ピクチャデータとをそれぞれ再生用メモリ36_2内のバンク領域「0」〜「5」に書き込む。
また、デコーダ34_3は、例えば、図4に示すように、GOP(N+1)内のI2,P5,P8,P11,P14ピクチャデータと、GOP(N+2)内のI2ピクチャデータとをそれぞれ再生用メモリ36_3内のバンク領域「0」〜「5」に書き込む。
また、デコーダ34_1は、GOP(N−1)内のBピクチャデータをデコードする際に、再生用メモリ36_1のバンク領域「0」〜「5」に記憶されているI,Pピクチャデータのデコード結果を参照する。
また、デコーダ34_2は、GOP(N)内のBピクチャデータをデコードする際に、再生用メモリ36_2のバンク領域「0」〜「5」に記憶されているI,Pピクチャデータのデコード結果を参照する。
また、デコーダ34_3は、GOP(N+1)内のBピクチャデータをデコードする際に、再生用メモリ36_3のバンク領域「0」〜「5」に記憶されているI,Pピクチャデータのデコード結果を参照する。
なお、デコーダ34_1,34_2,34_3は、再生用メモリ36_1〜36_3のバンク「6」,「7」が記憶するBピクチャデータのデコード結果を、例えば、当該Bピクチャデータの3ピクチャ後のBピクチャデータのデコード結果で順に上書きする。
これにより、1GOP内の全てのBピクチャデータに対応したバンク領域を備える必要が無く、再生用メモリ36_1〜36_3を小規模にできる。
「セレクタ38」:
セレクタ38は、CPU42からの制御に従って、再生用メモリ36_1,36_2,36_3から読み出されたデコード結果を切り換えて選択して再生出力する。
「CPU42」:
CPU42は、制御用メモリ40に記憶されたプログラム、並びにデータを基に以下に示す処理を行い、再生装置4の動作を統括的に制御する。
CPU42は、コンピュータ2から入力したGOP(被再生データENC)を入力用メモリ32に書き込む。
CPU42は、入力用メモリ32に記憶された各GOPについて、当該GOPに含まれるピクチャデータを指定された再生速度に対応してデコードさせるデコードスケジュール処理をGOP単位で行う。
具体的には、CPU42は、指定された再生速度において、当該GOPに含まれるピクチャデータのうちデコードするピクチャデータを選択し、当該選択したピクチャデータのうち先頭のピクチャデータ(例えば、Iピクチャデータ)をデコードするタイミング、並びに選択したピクチャデータをデコードする順序等を決定し、その結果を示すデコードスケジュール結果を生成する。
CPU42は、上記デコードスケジュール結果と指定された再生速度とに基づいてピクチャデータを単位として、各ピクチャデータをデコードするか否かを決定し、デコードすると決定した場合には当該ピクチャデータのデコードコマンドを発行し、以下に示すデコード処理をデコーダ34_1,34_2,34_3に実行させる。
また、CPU42は、上記デコードスケジュール結果と指定された再生速度とに基づいてピクチャデータを単位として、各ピクチャデータを再生出力するか否かを決定し、再生出力すると決定した場合には当該ピクチャデータの表示コマンドを発行する。
なお、本実施形態では、CPU42は、何れの再生速度が指定されている場合でも、各GOP内のI,PピクチャデータをBピクチャデータに優先させて先にデコードさせる。
従って、速度変更指示を受けた後に、速度変更後の再生出力が、I,P、Bピクチャデータの何れであっても、1ピクチャデータのデコード時間内に、そのデコード結果を得ることができ、速度変更後の再生出力を短時間で開始することができる。
CPU42は、同じGOPに属するI,Pピクチャデータと、当該I,Pピクチャデータのデコード結果を参照するBピクチャデータとが同じデコーダ34_1,34_2,34_3でデコードされるように、入力用メモリ32からピクチャデータを読み出してデコーダ34_1,34_2,34_3に出力する。
CPU42は、例えば、GOP(N−1)内のI,Pピクチャデータと、当該I,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるGOP(N)内のBピクチャデータとを、PCIブリッジ30を介して入力用メモリ32から読み出してデコーダ34_1に出力する。
ここで、本実施形態では、Bピクチャデータが異なるGOPのI,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるオープンGOPを参照している。
具体的には、例えば、図2に示すGOP(N)内のB0,B1ピクチャデータが、GOP(N−1)内のI,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされる。
従って、CPU42は、GOP(N)内のB0,B1ピクチャデータをデコーダ34_1に出力する。
また、CPU42は、例えば、GOP(N)内のI,Pピクチャデータと、当該I,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるGOP(N+1)内のBピクチャデータとを、PCIブリッジ30を介して入力用メモリ32から読み出してデコーダ34_2に出力する。
また、CPU42は、例えば、GOP(N+1)内のI,Pピクチャデータと、当該I,Pピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるGOP(N+2)内のBピクチャデータとを、PCIブリッジ30を介して入力用メモリ32から読み出してデコーダ34_3に出力する。
CPU42は、例えば、コンピュータ2のCPU20から再生開始指示を入力すると、再生ポイントを含む複数GOPのデコード処理をデコーダ34_1,34_2,34_3に行わせる。
このとき、CPU42は、当該再生ポイントから指定された方向に指定されたスピードで再生出力が行われるように、デコーダ34_1,34_2,34_3によるBピクチャデータのデコード処理、再生用メモリ36_1,36_2,36_3からセレクタ38への読み出し動作、並びにセレクタ38の選択動作を制御する。
以下、図1に示すデータ処理システム1の動作例を説明する。
[第1の動作例]
以下、コンピュータ2において再生対象の画像データを指定してから、再生装置4において再生出力が行われるまでの動作例を説明する。
図5および図6は、当該動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
コンピュータ2のCPU20は、操作部19から被再生データENC内の再生ポイントの指定操作を示す操作信号を入力したか否かを判断し、指定したと判断するとステップST2に進み、そうでない場合にはステップST1の処理を繰り返す。
ステップST2:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST1で指定された再生ポイントのピクチャデータを含むGOPと、その前後のGOPとの合計3個(複数)のGOPをHDD12から読み出す。
ステップST3:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST2で読み出した複数のGOPを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
再生装置4のCPU42は、コンピュータ2からPCIブリッジ30を介して入力したGOPを入力用メモリ32に書き込む。
ステップST4:
コンピュータ2のCPU20が、転送完了通知を再生装置4のCPU42に出力する。
当該転送完了通知は、ステップST3でコンピュータ2から再生装置4に出力(転送)したGOPの識別データ、当該GOPを書き込んだ入力用メモリ32内のアドレス、並びに当該GOPのデータサイズを示している。
また、当該転送完了通知は、上記出力したGOP内の各ピクチャデータの識別データ、当該ピクチャデータを書き込んだ入力用メモリ32内のアドレス、並びに当該ピクチャデータのデータサイズを示している。
CPU42は、当該転送完了通知を制御用メモリ40に書き込む。
ステップST5:
再生装置4のCPU42は、ステップST4の処理終了後に、準備完了通知をコンピュータ2のCPU20に出力する。
ステップST6:
コンピュータ2のCPU20は、操作部19から再生ポイントを指定した再生開始指示操作を示す操作信号を入力したか否かを判断し、入力したと判断するとステップST7に進み、そうでない場合にはステップST6の処理を繰り返す。
当該再生開始指示では、例えば、再生速度が指定される。
ステップST7:
コンピュータ2のCPU20は、入力したと判断すると再生ポイントを指定した再生開始コマンドを再生装置4のCPU42に出力する。
ステップST8:
再生装置4のCPU42は、ステップST7で入力した再生開始コマンドが示す再生ポイントのピクチャデータを含む入力用メモリ32に記憶された1GOP内のピクチャデータをデコードする順序とタイミングとをピクチャデータ間の参照関係、再生速度および再生方向を基に決定するデコードスケジュールを行う。
ステップST9:
再生装置4のCPU42は、ステップST8のデコードスケジュール結果を基に、処理対象のピクチャデータを順に特定する。
スケジュール10:
再生装置4のCPU42は、指定された再生速度が1倍速以上であるか否かを判断し、1倍速以上であると判断するとステップST11に進み、そうでない場合にはステップST12に進む。
スケジュール11:
再生装置4のCPU42は、スケジュール10で特定したピクチャデータをデコードするか否かを、指定された再生速度を基に決定する。
ステップST12:
再生装置4のCPU42は、再生出力の更新タイミングであるか否かを、指定された再生速度を基に決定する。
ステップST13:
再生装置4のCPU42は、ステップST12で更新タイミングであると判断するとステップST14に進む。
ステップST14:
再生装置4のCPU42は、ステップST11でデコードすると決定した場合、あるいはステップST13で更新タイミングであると判断した場合に、ステップST9で特定したピクチャデータのデコードコマンドをデコーダ34_1,34_2,34_3の何れかに出力する。
なお、CPU42は、ステップST9で特定したピクチャデータのデコード結果が再生用メモリ36_1,36_2,36_3に既に記憶されている場合には、デコードコマンドを出力しない。
ステップST15:
再生装置4のデコーダ34_1,34_2,34_3は、ステップST14で入力したデコードコマンドが示すピクチャデータを入力用メモリ32から読み出してデコードし、そのデコード結果をそれぞれ再生用メモリ36_1〜36_3に書き込む。
ステップST16:
再生装置4のCPU42は、ステップST9で特定したピクチャデータのデコード結果を再生出力するか否かを、指定された再生速度を基に決定する。
ステップST17:
再生装置4のCPU42は、ステップST16で再生出力すると決定した場合には、当該ピクチャデータを指定した表示コマンドを、対応したデコーダ34_1,34_2,34_3に出力する。
ステップST18:
再生装置4のデコーダ34_1,34_2,34_3は、ステップST17で入力した表示コマンドを基に、当該表示コマンドで指定されたピクチャデータのデコード結果を再生用メモリ36_1,36_2,36_3から読み出し、これをセレクタ38に出力する。
これにより、当該指定されたピクチャデータのデコード結果が再生出力される。
ステップST19:
コンピュータ2のCPU20は、トランジェント指示操作を示す操作信号を操作部19から入力したと判断するとステップST20に進み、そうでない場合にはステップST21に進む。
ステップST20:
コンピュータ2のCPU20は、再生装置4のCPU42にトランジェント指示(再生方向切換指示)を出力する。
当該トランジェント指示が発生した後は、CPU20およびCPU42は、切換え後の再生方向を基に処理を行う。
再生装置4は上述したステップST10〜ST19の処理をピクチャデータ単位で行う。
ステップST21:
CPU20およびCPU42は、上記ステップST10〜ST19の処理を行ったピクチャデータが、GOP内の最後のピクチャデータであるか否かを判断し、最後のピクチャデータであると判断するとステップST22に進み、そうでない場合にはステップST9に戻って次のピクチャデータについての処理を行う。
ステップST22:
CPU20およびCPU42は、上記処理を行ったピクチャデータが属するGOPが被再生データENC内の最後のGOPであるか否かを判断し、最後のGOPであると判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST23に進む。
ステップST23:
コンピュータ2のCPU20は、再生方向に応じて次の1GOPをHDD12から読み出す。
ステップST24:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST23で読み出した複数のGOPを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4に出力する。
再生装置4のCPU42は、コンピュータ2からPCIブリッジ30を介して入力したGOPを入力用メモリ32に書き込む。
ステップST25:
コンピュータ2のCPU20が、ステップST24で出力したGOPの転送完了通知を再生装置4のCPU42に出力する。
CPU42は、当該転送完了通知を制御用メモリ40に書き込む。
ステップST26:
再生装置4のCPU42は、ステップST25の処理終了後に、準備完了通知をコンピュータ2のCPU20に出力する。
ステップST27:
再生装置4のCPU42は、例えば、再生方向に応じて次に再生ポイントのピクチャデータを含むGOPのスケジューリング処理が完了したか否か(すなわち、スケジューリング処理を要するか否か)を判断し、スケジューリング処理を完了していないと判断するとステップST8に進み、そうでない場合にはステップST9に進む。
[第2の動作例]
当該動作例では、図6に示すステップST15のデコード処理を詳細に説明する。
再生装置4のCPU42は、上記スケジューリング処理の結果を基に、例えば、図3および図4を用いて前述したように、入力用メモリ32に記憶されたGOPに含まれるピクチャデータを読み出してデコーダ34_1,34_2,34_3に出力する。
そして、デコーダ34_1,34_2,34_3は、前述したようにデコード処理を行い、デコード結果を再生用メモリ36_1,36_2,36_3に書き込む。
再生装置4は、図3および図4に示すように、デコーダ34_1,34_2,34_3において各GOPのI,PピクチャデータをBピクチャデータに先立ってデコード処理し、その結果を再生用メモリ36_1,36_2,36_3内の固定のバンク領域に書き込むことで、当該書き込み後に1ピクチャ(1フレーム)分のデータをデコード処理する時間があれば、処理対象のGOP内の任意のピクチャデータを再生出力できる。
すなわち、後述するようにGOP内の各ピクチャデータをデコードおよび再生出力している最中に再生速度の変更指示が発生した場合に、図6および図7に示すステップST9〜ST18の処理より、速度変更指示後、1ピクチャデータのデコード処理時間内に、変更後の再生速度でピクチャデータを再生出力できる。
例えば、図3に示すGOP(N−1)内のB9ピクチャデータをデコードして再生出力する場合には、GOP(N−1)内のP8,P11ピクチャデータのデコード結果を必要とする。
また、P8ピクチャデータをデコードするためにはP5ピクチャデータのデコード結果が必要であり、P5ピクチャデータをデコードするためにはI2ピクチャデータのデコード結果が必要である。
従って、上記B9ピクチャデータをデコードするには、I2,P5,P8,P11ピクチャデータのデコード結果を必要とする。
再生装置4によれば、図3に示すように、再生用メモリ36_1にI,Pピクチャデータを記憶することで、デコーダ34_1がGOP(N−1)のB9ピクチャデータを入力すれば、デコーダ34_1は、既に再生用メモリ36_1のバンク領域「2」,「3」に記憶されているP8,P11ピクチャデータを用いて、GOP(N−1)内のB9ピクチャデータをデコードして再生出力する処理を即座に行うことができる。
これにより、タイムラグのない再生速度変更を行うことができる。
[第3の動作例]
以下、図3および図4に示すフォアワード(FWD)の1倍速再生を行っているときに、1.5倍速再生、3倍速再生および1倍速再生の順で再生速度が変更された場合の再生装置4の動作例を説明する。
図8および図9は、当該動作例を説明するための図である。
図8に示すように、デコーダ34_2がGOP(N)のB1ピクチャデータのデコード結果を再生出力中に、1.5倍速への速度変更指示を再生装置4のCPU42が受けると、CPU42は、図6および図7に示すステップST9〜ST18により、GOP(N)のデコードおよび再生出力を完了する前に、1.5倍速に対応したデコードおよび再生出力を行う。
これにより、GOP(N)のB4ピクチャデータの再生出力から1.5倍速の再生出力に移行できる。
すなわち、再生装置4では、1倍速再生としてデコードされたデコードスケジュール結果のなかでB0,B3,B6,B9ピクチャデータを再生出力しなければ1.5倍速を実現できるので、1.5倍速への速度変更指示が有効になるタイミングから、上記再生出力しないピクチャデータを無効化して時間的に詰めることで1.5倍速を簡単に実現できる。
このとき、再生装置4は、アンカーピクチャデータであるI,Pピクチャデータは、1倍速再生と同様にデコードして再生用メモリ36_1,36_2,36_3に書き込み、上述したように無効化を行って時間的に詰められたBピクチャデータをデコーダ34_1,34_2,34_3でデコードする。
その後、図9に示すように、デコーダ34_3がGOP(N+1)のP8ピクチャデータのデコード結果を再生出力中に、3倍速への速度変更指示を再生装置4のCPU42が受けると、CPU42は、図6および図7に示すステップST9〜ST18により、GOP(N+1)のデコードおよび再生出力を完了する前に、3倍速に対応したデコードおよび再生出力を行う。
これにより、GOP(N+1)のP11ピクチャデータの再生出力から3倍速の再生出力に移行できる。
その後、図9に示すように、デコーダ34_2がGOP(N+2)のP14ピクチャデータのデコード結果を再生出力中に、1倍速への速度変更指示を再生装置4のCPU42が受けると、CPU42は、図6および図7に示すステップST9〜ST18により、GOP(N+3)のP5ピクチャデータから、1倍速に対応したデコードおよび再生出力を行う。
このとき、GOP(N+3)のI,Pピクチャデータのデコード結果は再生用メモリ36_3に記憶されるため、3倍速再生から1倍速再生に短時間で移行できる。
このように再生装置4では、例えば、1倍速再生におけるデコード順をデコードスケジュールで予め決定し、再生速度が指定(変更)されたときに、デコードスケジュールにデコード順が示されるピクチャデータの有効性を判断し、有効と判断したピクチャデータのみをデコードすることで可変速再生を応答性良く行うことができる。
以上説明したように、データ処理システム1では、図6および図7を用いて説明したように、GOPを単位としてデコードスケジュールを行い、当該GOPを構成するピクチャデータを実際にデコードおよび再生出力するタイミングで、上記デコードスケジュールの結果と再生速度とを基に、デコードスケジュールされたピクチャデータを、ピクチャデータを単位としてデコードおよび再生出力するか否かを決定する。
そのため、データ処理システム1によれば、GOPの再生処理中に再生速度の変更指示が生じた場合に、当該GOPの再生処理を完了する前に、ピクチャデータ単位で、変更後の再生速度に対応したデコードおよび再生出力を行うことができる。その結果、再生装置4が再生速度の変更指示を受けてから、当該変更後の再生速度に対応した再生出力が実際に行われるまでの時間を従来に比べて短縮できる。
また、データ処理システム1では、再生装置4において、I,Pピクチャデータのデコード結果をBピクチャデータに先行して再生用メモリ36_1〜36_3の固定バンク領域に書き込み、これを継続して保持する。そのため、再生装置4では、Bピクチャデータをデコード処理する時間内に処理対処のGOP内の全てのピクチャデータを再生出力できる。
また、再生装置4において、Bピクチャデータのデコード結果は再生用メモリ36_1,36_2,36_3内の固定バンクに順次上書きする。
これにより、再生用メモリ36_1〜36_3の記憶容量を大幅に増やすことなく、変更後の再生速度に対応した再生出力を短時間で行うことができる。
上述した効果は、ピクチャデータがHD(High Definition)画像などデータ量が大きい場合や、通常のGOPに比べて1GOP内のピクチャデータ数が多いlongGOPを採用する場合に特に顕著である。
<第2実施形態>
当該実施形態では、再生装置が単数のデコーダを備えている場合を例示する。
図10は、本発明の実施形態に係わるデータ処理システム1aの全体構成図である。
図10に示すように、データ処理システム1aは、例えば、コンピュータ2および再生装置4aを有する。
図10に示すコンピュータ2は、第1実施形態のコンピュータ2と同じである。
図10に示すように、再生装置4aは、例えば、PCIブリッジ30、入力用メモリ32、デコーダ34、再生用メモリ36、制御用メモリ40、CPU42aおよび制御バス46を有する。
図10に示す再生装置4aの構成のうち図1と同じ符号を付した構成要素は第1実施形態と同様である。
再生装置4aは、単数のデコーダ34および再生用メモリ36を有し、それに応じてCPU42aはピクチャデータのデコード処理および再生出力処理を制御する。
なお、再生装置4aの処理は、単数のデコーダ34のデコードおよび再生出力を制御するという点を除いて、図5〜図7の第1実施形態の再生装置4の処理と同じである。
以下、データ処理システム1aが1倍速のリバース(REV)再生を行う場合を説明する。
図11および図12は、図10に示すデータ処理システム1aが、被再生データENCをリバース(REV)方向に再生した動作を説明するための図である。
図11および図12に示すように、デコーダ34は、先ず、リバース再生を行う場合には、GOP(N+3)のI,PピクチャデータとGOP(N+2)のI2ピクチャデータとをデコードし、そのデコード結果をデコーダ34のバンク領域「0」〜「5」に書き込む。
その後、デコーダ34は、GOP(N+3)のB13,B12ピクチャデータと、GOP(N+2)のP5ピクチャデータと、GOP(N+3)のB10,B9ピクチャデータと、GOP(N+2)のP8ピクチャデータとを順にデコードする。
そして、デコーダ34は、GOP(N+3)のP14,B13,B12,P11,P10、B9,....のデコード結果を順に再生出力する。
以下、図11に示す1倍速リバース再生から、1.5倍速リバース再生、3倍速リバース再生および1倍速リバース再生に順に再生速度を変更する場合を説明する。
図13および図14は、当該動作例を説明するための図である。
図13に示すように、デコーダ34がGOP(N+3)のP5ピクチャデータのデコード結果を1倍速リバース再生で再生出力中に、1.5倍速リバース再生への速度変更指示を再生装置4のCPU42が受けると、CPU42は、図6および図7に示すステップST9〜ST18により、GOP(N+3)のデコードおよび再生出力を完了する前に、1.5倍速に対応したデコードおよび再生出力を行う。
これにより、GOP(N+3)のB4ピクチャデータの再生出力から1.5倍速リバース再生の再生出力に移行できる。
その後、図14に示すように、デコーダ34がGOP(N+1)のP11ピクチャデータのデコード結果を再生出力中に、3倍速リバース再生への速度変更指示を再生装置4のCPU42が受けると、CPU42は、図6および図7に示すステップST9〜ST18により、GOP(N+1)のデコードおよび再生出力を完了する前に、3倍速リバース再生に対応したデコードおよび再生出力を行う。
これにより、GOP(N+1)のP8ピクチャデータの再生出力から3倍速リバース再生の再生出力に移行できる。
その後、図14に示すように、デコーダ34がGOP(N)のI2ピクチャデータのデコード結果を再生出力中に、1倍速リバース再生への速度変更指示を再生装置4のCPU42が受けると、CPU42は、図6および図7に示すステップST9〜ST18により、GOP(N−1)のB13ピクチャデータから、1倍速リバース再生に対応したデコードおよび再生出力を行う。
このとき、GOP(N+3)のI,Pピクチャデータのデコード結果は再生用メモリ36に記憶されるため、3倍速リバース再生から1倍速リバース再生に短時間で移行できる。
このように再生装置4aでは、例えば、1倍速リバース再生におけるデコード順をデコードスケジュールで予め決定し、リバース再生速度が指定(変更)されたときに、デコードスケジュールにデコード順が示されるピクチャデータの有効性を判断し、有効と判断したピクチャデータのみをデコードすることでリバース再生においても可変速再生を応答性良く行うことができる。
データ処理システム1aによっても、第1実施形態のデータ処理システム1と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
当該実施形態では、第1実施形態で説明したシステムにおいて、各ピクチャデータをデコードするか否かを示すピクチャ属性データPPをスケジュールバッファにスケジュールして記憶させ、それを基にデコードを行う場合を説明する。
図15は、本発明の実施形態に係わるデータ処理システム1bの全体構成図である。
図15に示すように、データ処理システム1bは、例えば、コンピュータ2および再生装置4bを有する。
図15に示すコンピュータ2は、第1実施形態のコンピュータ2と同じである。
図15に示すように、再生装置4bは、例えば、PCIブリッジ30、入力用メモリ32、デコーダ34、再生用メモリ36、制御用メモリ40、CPU42b、スケジュールバッファ45および制御バス46を有する。
図15に示す再生装置4bの構成のうち図1と同じ符号を付した構成要素は第1実施形態と同様である。
図16は、図15に示すスケジュールバッファ45を説明するための図である。
図16に示すように、スケジュールバッファ45は、スケジュールバッファ45_1〜45_3を有する。
スケジュールバッファ45_1は、図15に示すデコーダ34_1にデコードさせるピクチャデータを管理するために用いられ、1倍速再生においてデコーダ34_1にスケジューリングされるピクチャデータのピクチャ属性データPPがデコード順に読み出し可能に記憶される。
スケジュールバッファ45_2は、図15に示すデコーダ34_2にデコードさせるピクチャデータを管理するために用いられ、1倍速再生においてデコーダ34_2にスケジューリングされるピクチャデータのピクチャ属性データPPがデコード順に読み出し可能に記憶される。
スケジュールバッファ45_3は、図15に示すデコーダ34_3にデコードさせるピクチャデータを管理するために用いられ、1倍速再生においてデコーダ34_3にスケジューリングされるピクチャデータのピクチャ属性データPPがデコード順に読み出し可能に記憶される。
図17は、ピクチャ属性データPPのフォーマットを説明するための図である。
図17に示すように、ピクチャ属性データPPは、それに対応するピクチャデータのデコード結果を書き込む再生用メモリ36_1〜36_3のバンクへのポインタデータ(cur_p)、そのデコードに用いる前方向予測画像(ピクチャデータ)が記憶された再生用メモリ36_1〜36_3のバンクへのポインタデータ(fore_p)、そのデコードに用いる後方向予測画像(ピクチャデータ)が記憶された再生用メモリ36_1〜36_3のバンクへのポインタデータ(back_p)、デコード対象のGOPの番号、デコード(再生)を開始する時間(time)、並びにデコードの有無示す有効性フラグデータ(valid)を有する。
図18は、1倍速再生から、2倍速変更指示および3倍速変更指示を順に出した場合のスケジュールバッファ45_1の状態変化を説明するための図である。
図18(A)に示すように、再生装置4bのCPU42bは、初期設定で、スケジュールバッファ45_1に記憶する全てのピクチャ属性データの有効性フラグデータvalidを有効に設定する
その後、CPU42bは、ユーザの操作に応じて2倍速変更指示を入力すると、図18(B)に示すように、再生中のピクチャデータのピクチャ属性データPP以降にスケジュールされたピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを、1つおきに無効に設定する。
その後、CPU42bは、ユーザの操作に応じて3倍速変更指示を入力すると、図18(C)に示すように、再生中のピクチャデータのピクチャ属性データPP以降にスケジュールされたピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを、2つおきに無効に設定する。
図19は、3倍速再生から、2倍速変更指示および1倍速変更指示を順に出した場合のスケジュールバッファ45_1の状態変化を説明するための図である。
図19(A)に示すように、3倍速再生では、スケジュールバッファ45_1に記憶されたピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidは、2つおきの有効を示す。
その後、CPU42bは、ユーザの操作に応じて2倍速変更指示を入力すると、図19(B)に示すように、再生中のピクチャデータのピクチャ属性データPP以降にスケジュールされたピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを、1つおきに有効を示すように設定する。
その後、CPU42bは、ユーザの操作に応じて1倍速変更指示を入力すると、図19(C)に示すように、再生中のピクチャデータのピクチャ属性データPP以降にスケジュールされたピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを全て有効に設定する。
以下、図15に示すデータ処理システム1bの動作例を説明する。
図20〜図23は、図15に示すデータ処理システム1bの動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST51:
コンピュータ2のCPU20は、操作部19から被再生データENC内の再生ポイントの指定操作を示す操作信号を入力したか否かを判断し、指定したと判断するとステップST52に進み、そうでない場合にはステップST51の処理を繰り返す。
ステップST52:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST51で指定された再生ポイントのピクチャデータを含むGOPと、その前後のGOPとの合計3個(複数)のGOPをHDD12から読み出す。
ステップST53:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST52で読み出した複数のGOPを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4bに出力する。
再生装置4bのCPU42bは、コンピュータ2からPCIブリッジ30を介して入力したGOPを入力用メモリ32に書き込む。
ステップST54:
コンピュータ2のCPU20が、転送完了通知を再生装置4bのCPU42bに出力する。
当該転送完了通知は、ステップST53でコンピュータ2から再生装置4bに出力(転送)したGOPの識別データ、当該GOPを書き込んだ入力用メモリ32内のアドレス、並びに当該GOPのデータサイズを示している。
また、当該転送完了通知は、上記出力したGOP内の各ピクチャデータの識別データ、当該ピクチャデータを書き込んだ入力用メモリ32内のアドレス、並びに当該ピクチャデータのデータサイズを示している。
CPU42bは、当該転送完了通知を制御用メモリ40に書き込む。
ステップST55:
再生装置4bのCPU42bは、ステップST54の処理終了後に、準備完了通知をコンピュータ2のCPU20に出力する。
ステップST56:
コンピュータ2のCPU20は、操作部19から再生ポイントを指定した再生開始指示操作を示す操作信号を入力したか否かを判断し、入力したと判断するとステップST57に進み、そうでない場合にはステップST56の処理を繰り返す。
ステップST57:
コンピュータ2のCPU20は、入力したと判断すると再生ポイントを指定した再生開始コマンドを再生装置4bのCPU42bに出力する。
ステップST58:
再生装置4bのCPU42bは、新たに1GOP分のピクチャデータのデコード順をスケジューリングし、当該スケジュールした順序で図16に示すスケジュールバッファ45_1〜45_3にピクチャデータのピクチャ属性データPPを書き込む。
そして、CPU42bは、図18(A)に示すように、スケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されている全てのピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを有効に設定する。
ステップST59:
再生装置4bのCPU42bは、スケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されているピクチャ属性データPPのうち、その有効性フラグデータvalidが有効を示すピクチャ属性データの再生(デコード)開始時間を決定し、これをピクチャ属性データPPの再生開始時間timeに設定する。
ステップST60:
再生装置4bのCPU42bは、指定されている再生速度が1倍速以上であるか否かを判断し、1倍速以上であると判断するとステップST61に進み、そうでない場合にはステップST63に進む。
ステップST61:
再生装置4bのCPU42bは、必要に応じて(速度変更指示があった場合など)、指定された再生速度に基づいて、スケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されているピクチャ属性データPPうち、直前に再生されたピクチャデータ以降の全てのピクチャデータのピクチャ属性データの有効性フラグデータvalidを有効にする。
ステップST62:
再生装置4bのCPU42bは、1倍速未満の再生(スロー再生)時における表示中のピクチャデータの次の更新タイミングを計算する。
ステップST63:
再生装置4bのCPU42bは、再生装置4bが備えた図示しないタイマが示す時刻が、ステップST62で計算した更新タイミングになったと判断するとステップST66に進み、そうでない場合にはステップST73に進む。
ステップST64:
再生装置4bのCPU42bは、再生速度変更指示を入力したと判断するとステップST65に進み、そうでない場合にはステップST67に進む。
ステップST65:
再生装置4bのCPU42bは、再生速度変更指示に応じた変更後の再生速度に応じて、スケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されているピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを有効化あるいは無効化する。すなわち、CPU42bは、スケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されたピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを再設定する。
CPU42bは、例えば、図18および図19を用いて前述したようにして当該処理を行う。
ステップST66:
再生装置4bのCPU42bは、スケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されているピクチャ属性データPPのうち、その有効性フラグデータvalidが有効を示すピクチャ属性データの再生(デコード)開始時間を再度決定し、これをピクチャ属性データPPの再生開始時間timeに設定する。
すなわち、CPU42bは、ステップST65の結果に基づいて、ピクチャ属性データPPの再生開始時刻timeを再設定する。
なお、再設定後の再生開始時刻timeは、例えば、直前の再生開始時刻に「1」を加算して算出される。
再生装置4bでは、ピクチャデータデータ単位でのデコード処理において、再生速度変更指示が出されると即座にステップST65,ST66を実行してスケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されているピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを再設定する。これにより、再生装置4bによれば、GOP全体の再生処理を完了する前に、ピクチャデータ単位で、変更後の再生速度に対応したデコードおよび再生出力を行うことができる。その結果、再生装置4が再生速度の変更指示を受けてから、当該変更後の再生速度に対応した再生出力が実際に行われるまでの時間を従来に比べて短縮できる。
ステップST67:
再生装置4bのCPU42bは、スケジュールバッファ45_1〜45_3のうち処理対象として選択したスケジュールバッファに記憶されたピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを順に読み出す。
そして、CPU42bは、当該読み出したピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidが有効を示すことを条件に、それに対応したピクチャデータのデコードコマンドをデコーダ34_1〜34_3に出力する。
ステップST68:
デコーダ34_1,34_2,34_3は、ステップST67で入力したデコードコマンドが示すピクチャデータを入力用メモリ32から読み出してデコードし、そのデコード結果をそれぞれ再生用メモリ36_1〜36_3に書き込む。
ステップST69:
再生装置4bのCPU42bは、指定された再生方向と上記スケジューリング結果とに基づいて次に再生出力するデコード結果を特定し、当該デコード結果を示す表示コマンド、並びに所望の再生出力を行うためのセレクタ38の切換コマンドとを生成し、これを制御用メモリ40に書き込む。
ステップST70:
再生装置4bのCPU42bは、ステップST68で生成した表示コマンドをデコーダ34_1,34_2,34_3に出力し、切換コマンドをセレクタ38に出力する。
ステップST71:
デコーダ34_1,34_2,34_3は、入力した表示コマンドが示すデコード結果を再生用メモリ36_1〜36_3から読み出してセレクタ38に出力する。
また、セレクタ38は、ステップST12で入力した切換コマンドに基づいてデコーダ34_1,34_2,34_3から入力したデコード結果を切り換えて選択して再生出力する。
ステップST72:
再生装置4bのCPU42bは、処理対象のスケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されたピクチャ属性データPPのうち、ステップST71でデコードしたピクチャデータに対応したピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを無効に設定する。
ステップST73:
CPU20およびCPU42bは、上記処理を行ったピクチャデータが、GOP内の最後のピクチャデータであるか否かを判断し、最後のピクチャデータであると判断するとステップST74に進み、そうでない場合にはステップST60に進み次のピクチャデータについての処理を行う。
ステップST74:
CPU20およびCPU42bは、上記処理を行ったピクチャデータが属するGOPが被再生データENC内の最後のGOPであるか否かを判断し、最後のGOPであると判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST75に進む。
ステップST75:
コンピュータ2のCPU20は、再生方向に応じて次の1GOPをHDD12から読み出す。
ステップST76:
コンピュータ2のCPU20は、ステップST75で読み出したGOPを、ブリッジ18およびPCIバス6を介して再生装置4bに出力する。
再生装置4bのCPU42bは、コンピュータ2からPCIブリッジ30を介して入力したGOPを入力用メモリ32に書き込む。
ステップST77:
コンピュータ2のCPU20が、GOPの転送完了通知を再生装置4bのCPU42bに出力する。
CPU42bは、当該転送完了通知を制御用メモリ40に書き込む。
ステップST78:
再生装置4bのCPU42bは、準備完了通知をコンピュータ2のCPU20に出力する。
ステップST79:
再生装置4bのCPU42bは、例えば、再生方向に応じて次に再生ポイントのピクチャデータを含むGOPのスケジューリング処理が完了しているか否か(すなわち、スケジューリング処理を要するか否か)を判断し、スケジューリング処理を完了していないと判断するとステップST58に進み、そうでない場合にはステップST60に進む。
以上説明したように、データ処理システム1bでは、第1実施形態のデータ処理システム1と同様に、GOPを単位としてデコードスケジュールを行い、当該GOPを構成するピクチャデータを実際にデコードおよび再生出力するタイミングで、上記デコードスケジュールの結果と再生速度とを基に、デコードスケジュールされたピクチャデータを、ピクチャデータを単位としてデコードおよび再生出力するか否かを決定する。
そのため、データ処理システム1bによれば、GOPの再生処理中に再生速度の変更指示が生じた場合に、当該GOPの再生処理を完了する前に、ピクチャデータ単位で、変更後の再生速度に対応したデコードおよび再生出力を行うことができる。その結果、再生装置4bが再生速度の変更指示を受けてから、当該変更後の再生速度に対応した再生出力が実際に行われるまでの時間を従来に比べて短縮できる。
また、データ処理システム1bでは、スケジュールバッファ45_1〜45_3に記憶されているピクチャ属性データPPの有効性フラグデータvalidを設定する(書き換える)だけで、再生速度変更に対応する。すなわち、ピクチャ属性データPPの並べ替えなど処理負担が大きな処理を行う必要がない。そのため、データ処理システム1bによれば、速度変更に対して小さい処理負担で、しかも短時間で対応できる。
このような効果は、longGOPを採用した場合など、スケジュール対象のピクチャデータの数が多い場合に特に顕著である。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
上述した実施形態では、複数のピクチャデータとして、MPEGのピクチャデータを例示したが、本発明は順にデコードされるものであれば、オーディオのピクチャデータであってもよい。
また、上述した実施形態では、符号化方式としてMPEGを例示したが、H.264/AVC(Advanced Video Coding)などのように、デコード結果が他のピクチャデータのデコードで参照される第1の種類のピクチャデータと、デコード結果が他のジュールデータのデコードで参照されない第2の種類のピクチャデータとを構成要素として構成されデータをデコードする場合にも同様に適用可能である。
また、上述した実施形態は、デコードスケジューリングにおいてGOP内の全てのピクチャデータをスケジューリングした結果と、当該全てのピクチャデータのうち再生速度に応じて有効および無効の何れに設定するかをピクチャデータ毎に規定する属性データ(フラグデータ)とを生成し、ピクチャデータのデコードおよび再生処理において、そのときに指定されている再生速度に応じて上記属性データを更新してもよい。そして、ピクチャデータのデコードおよび再生処理では、当該更新された属性データを基に、ピクチャデータのデコードおよび再生出力を行う。
上述の実施の形態においては、圧縮映像のデータがHDD12に記憶されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、入出力インタフェース等を介して、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気ディスク等の種々の記録媒体に適用することもできる。さらに、その接続形態は、ケーブル等を介して接続するに限らず、例えば外部から有線または無線で接続されるように、その他種々の接続形態で接続するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、一連の処理をそれぞれの機能を有するハードウェアにより実行させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ソフトウェアにより実行させるようにしても良い。このとき、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータに対して、各種プログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能となり、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに例えば記録媒体からインストールされる。そしてこの記録媒体は、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気ディスク等の種々の記録媒体を含むことは言うまでもない。また例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに例えばインターネット等のネットワークを介してダウンロードすることによって、各種プログラムをインストールするようにしても良い。
また、上述の実施の形態においては、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、上述の実施の形態においては、再生速度は特に限定されず、任意の可変速再生動作時における再生装置の具体的処理について広く適用することができる。
また、本実施形態のブロック構成は一例であり、図示したものには限定されない。
さらに、HDD12に記録されている圧縮符号化データに対して、HDD12から読み出すデータとして有効であるか否かを示す読み出し用のフラグ群、デコードのスケジューリングにおいて有効であるか否かを示すデコード用のフラグ群、デコードされたデータを表示するスケジューリングにおいて有効であるか否かを示す表示用のフラグ群等をメタデータとして適宜設け、一連のフラグ群を再生速度・方向に応じて自動的に更新することによりスケジューリングを管理することも可能である。
このとき、過去の可変速再生処理に用いた一連のスケジューリング、フラグ群の更新情報を、別途スケジューリングのメタデータ(履歴情報)として管理することも可能であり、必要に応じて、圧縮符号化データ中にシンタックスとして記述したり、記録媒体であるHDD12等に別途記録したりしても良い。
また、デコーダ数、バンク数。デコーダID等をメタデータ(構成履歴情報)として管理することも可能である。さらに、再生速度、再生方向等をメタデータ(再生履歴情報)として管理することも可能である。このとき、これらメタデータを、必要に応じて圧縮符号化データ中にシンタックスとして記述したり、記録媒体であるHDD12等に別途記録したりしても良い。
このようなメタデータ(履歴情報)を参照ることにより、過去の行われたスケジューリング処理を・再利用することができ、更に正確に高速に実行することが可能となる。
なお、このようなメタデータは、例えばデータベースとして外部装置で管理するような構成にしてもよい。
なお、上述の実施の形態においては、デコーダ34_1〜34_3が、HDD12に記録されている圧縮符号化データを、完全にデコードしない(中途段階までデコードする)場合においても、本発明は適用可能である。
具体的には、例えば、デコーダ34_1〜34_3が、可変長符号に対する復号および逆量子化のみを行い、逆DCT変換を実行しない場合や、逆量子化を行うが可変長符号に対する復号を行わない場合などにおいても、本発明を適用することができる。このような場合、例えば、デコーダ34_1〜34_3は、例えば符号化処理および復号処理においてどの段階(例えば逆量子化の段階)まで処理が行われたかを示す履歴情報を必要に応じて生成し、不完全に復号されたデータに対応付けて出力することができるようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態においては、HDD12に、不完全に符号化されたデータ(例えば、DCT変換および量子化が行われているが、可変長符号化処理が行われていないデータなど)と、必要に応じて、符号化処理および復号処理の履歴情報が記憶されており、デコーダ34_1〜34_3が、CPU20の制御に基づいて、供給された不完全に符号化されたデータをデコードし、ベースバンド信号に変換することができるような場合においても、本発明は適用可能である。
具体的には、デコーダ34_1〜34_3が、例えば、DCT変換および量子化が行われているが、可変長符号化処理が行われていない不完全に符号化されたデータに対して、逆DCT変換および逆量子化のみを行い、可変長符号に対する復号は実行しない場合などにおいても、本発明を適用することができる。
また、このような場合、例えば、CPU20は、不完全に符号化されたデータに対応付けられてHDD12に記憶されている符号化処理および復号処理の履歴情報を取得し、これらの情報に基づいて、デコーダ34_1〜34_3によるデコードのスケジューリングを行うことができるようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態においては、HDD12に、不完全に符号化されたデータと、必要に応じて、符号化処理および復号処理の履歴情報が記憶されており、デコーダ34_1〜34_3が、CPU20の制御に基づいて、供給された不完全に符号化されたデータを完全にデコードしない(中途段階までデコードする)場合においても、本発明は適用可能である。
また、このような場合も、例えば、CPU20は、不完全に符号化されたデータに対応付けられてHDD12に記憶されている符号化処理および復号処理の履歴情報を取得し、これらの情報に基づいて、デコーダ34_1〜34_3によるデコードのスケジューリングを行うことができるようにしても良い。更に、この場合においても、デコーダ34_1〜34_3は、符号化処理および復号処理の履歴情報を必要に応じて生成し、不完全に復号されたデータに対応付けて出力することができるようにしても良い。
換言すれば、デコーダ34_1〜34_3が、CPU20の制御に基づいて、部分的な復号を行う(復号処理の工程のうちの一部を実行する)場合においても、本発明は適用可能であり、CPU20は、不完全に符号化されたデータに対応付けてHDD12に記憶されている符号化処理および復号処理の履歴情報を取得し、これらの情報に基づいて、デコーダ34_1〜34_3によるデコードのスケジューリングを行うことができ、デコーダ34_1〜34_3は、符号化および復号の履歴情報を必要に応じて生成し、不完全に復号されたデータに対応付けて出力することができるようにしても良い。
更に、HDD12には、圧縮符号化されたストリームデータに対応付けて、更に、符号化お処理よび復号処理の履歴情報を記録するようにしても良く、CPU20は、圧縮符号化されたストリームデータのデコードのスケジューリングを、符号化処理および復号処理の履歴情報に基づいて行うようにしても良い。さらに、デコーダ34_1〜34_3が、CPU20の制御に基づいて、圧縮符号化されたストリームデータをデコードして、ベースバンド信号に変換することができるような場合においても、符号化および復号の履歴情報を必要に応じて生成し、ベースバンド信号に対応付けて出力することができるようにしても良い。
なお、上述の実施の形態においては、再生装置4が、それぞれ、複数のデコーダを有しているものとして説明したが、デコーダが、それぞれ、独立した装置として構成されている場合においても、本発明は適用可能である。
このとき、独立した装置として構成されているデコーダは、圧縮符号化データの供給を受けてこれを復号し、表示または出力するのみならず、上述した場合と同様にして、圧縮符号化データの供給を受け、中途段階まで部分的に復号して、符号化および復号の履歴情報とともに外部に出力したり、部分的に符号化されたデータの供給を受け、復号処理を行い、ベースバンド信号に変換して外部に出力したり、部分的に符号化されたデータの供給を受け、中途段階まで部分的に復号して、符号化および復号の履歴情報とともに外部に出力するようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態においては、CPU20およびCPU42がそれぞれ別の形態で構成されているが、CPUの構成は、これに限らず、例えば、CPU20およびCPU42を、再生装置4全体を制御する1つのCPUとして構成する形態も考えられる。また、CPU20およびCPU42がそれぞれ独立して構成されている場合であっても、CPU20およびCPU42を1つのチップとして構成するようにしてもよい。
更に、CPU20およびCPU42がそれぞれ独立して構成されている場合、上述の実施の形態においてCPU20が実行した処理の少なくとも一部を、例えば、時分割で、CPU42が実行することができるようにしたり、CPU42が実行した処理の少なくとも一部を、例えば、時分割で、CPU20が実行することができるようにしてもよい。すなわち、CPU20およびCPU42には、分散処理が可能なプロセッサを用いるようにしても良い。
また、例えば、再生装置4をネットワークに接続可能な構成とし、上述の実施の形態において、CPU20またはCPU42が実行した処理の少なくとも一部を、ネットワークを介して接続されている他の装置のCPUにおいて実行させることができるようにしても良い。
同様に、上述の実施の形態においては、メモリ32,40等がそれぞれ別の形態で構成されているが、これに限らず、これらのメモリを再生装置4において1つのメモリとして構成する形態も考えられる。
さらに、上述の実施の形態においては、HDD12、デコーダ34_1〜34_3、および、セレクタ38を、それぞれ、ブリッジおよびバスを介して接続し、再生装置として一体化されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、これらの構成要素のうちの一部が、外部から有線または無線で接続される場合や、これらの構成要素が、この他、種々の接続形態で相互に接続される場合にも適用することができる。
さらに、上述の実施の形態においては、圧縮されたストリームデータがHDDに記憶されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ、磁気ディスク等の種々の記録媒体に記録されたストリームデータに対して再生処理を行う場合にも適用することができる。
さらに、上述の実施の形態においては、CPU42、メモリ32、メモリ40、デコーダ34_1〜34_3、および、セレクタ38を、同一の拡張カード(例えば、PCIカード、PCI−Expressカード)に搭載する形態に限らず、例えばPCI−Expressなどの技術によりカード間の転送速度が高い場合には、これらの構成要素を、それぞれ別の拡張カードに搭載するようにしてもよい。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かを問わない。
本発明は、被再生データを再生するシステムに適用可能である。
図1は、本発明の第1実施形態に係わるデータ処理システムの全体構成図である。 図2は、図1に示すデータ処理システムでデコード対象となる被再生データENCを説明するための図である。 図3は、図2に示す被再生データENCをフォアード方向に再生した場合のデコーダ34_1,34_2,34_3のデコード処理、再生用メモリ36_1〜36_3の記憶状態、並びに再生出力を示す図である。 図4は、図2に示す被再生データENCをフォアード方向に再生した場合のデコーダ34_1,34_2,34_3のデコード処理、再生用メモリ36_1〜36_3の記憶状態、並びに再生出力を示す図3の続きの図である。 図5は、図1に示すデータ処理システムの全体動作例を説明するためのフローチャートである。 図6は、図1に示すデータ処理システムの全体動作例を説明するための図6の続きのフローチャートである。 図7は、図1に示すデータ処理システムの全体動作例を説明するための図6の続きのフローチャートである。 図8は、図3および図4に示すフォアワード(FWD)の1倍速再生を行っているときに、1.5倍速再生、3倍速再生および1倍速再生の順で再生速度が変更された場合の再生装置の動作例を説明するための図である。 図9は、図3および図4に示すフォアワード(FWD)の1倍速再生を行っているときに、1.5倍速再生、3倍速再生および1倍速再生の順で再生速度が変更された場合の再生装置の動作例を説明するための図8の続きの図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係わるデータ処理システムの全体構成図である。 図11は、図10に示すデータ処理システムが、被再生データENCをリバース(REV)方向に再生した動作を説明するための図である。 図12は、図10に示すデータ処理システムが、被再生データENCをリバース(REV)方向に再生した動作を説明するための図11の続きの図である。 図13は、図10に示すデータ処理システムにおいて、図11に示す1倍速リバース再生から、1.5倍速リバース再生、3倍速リバース再生および1倍速リバース再生順に再生速度を変更する場合を説明するための図である。 図14は、図10に示すデータ処理システムにおいて、図11に示す1倍速リバース再生から、1.5倍速リバース再生、3倍速リバース再生および1倍速リバース再生順に再生速度を変更する場合を説明するための図13の続きの図である。 図15は、本発明の第3実施形態に係わるデータ処理システムの全体構成図である。 図16は、図15に示すスケジュールバッファを説明するための図である。 図17は、ピクチャ属性データPPのフォーマットを説明するための図である。 図18は、図15に示す再生装置において、1倍速再生から、2倍速変更指示および3倍速変更指示を順に出した場合のスケジュールバッファ45_1の状態変化を説明するための図である。 図19は、図15に示す再生装置において、3倍速再生から、2倍速変更指示および1倍速変更指示を順に出した場合のスケジュールバッファ45_1の状態変化を説明するための図である。 図20は、図15に示すデータ処理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 図21は、図15に示すデータ処理システムの動作例を説明するための図20の続きのフローチャートである。 図22は、図15に示すデータ処理システムの動作例を説明するための図21の続きのフローチャートである。 図23は、図15に示すデータ処理システムの動作例を説明するための図22の続きのフローチャートである。
符号の説明
1,1a,1b…データ処理システム、2…コンピュータ、4,4a,4b…再生装置、12…HDD、14…ブリッジ、16…メモリ、18…ブリッジ、19…操作部、20…CPU、30…PCIブリッジ、32…入力用メモリ、34,34_1,34_2,34_3…デコーダ、36,36_1,36_2,36_3…再生用メモリ、38…セレクタ、40…制御用メモリ、42,42a,42b…CPU

Claims (19)

  1. 被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデータ処理装置であって、
    前記ピクチャデータをデコードするデコーダと、
    予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として、当該ピクチャデータを前記デコーダでデコードさせる順序を決定するデコードスケジュールを行い、当該デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する更新手段と、
    前記更新手段により更新されたピクチャ属性データに基づいて、前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードを制御する制御手段と、
    を有するデータ処理装置。
  2. 前記デコーダは、前記ピクチャ属性データを更新する度に、デコードすることを示す前記ピクチャ属性データに対応した前記ピクチャデータの再生時刻を更新する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記ピクチャ属性データを記憶する制御記憶手段を更に有する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記デコーダによりデコードされて得られたデコード結果を記憶する再生記憶手段を更に有し、
    前記デコーダは、前記再生記憶手段から読み出したデコード結果を再生する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記被再生データを構成する複数のピクチャデータを出力するデータ処理装置から出力された前記ピクチャデータを記憶する入力メモリを更に備える
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記被再生データを構成する複数のピクチャデータを記録する記録媒体と、
    前記記録媒体から前記ピクチャデータを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段が読み出した前記ピクチャデータを記憶する入力メモリと、
    を更に備える
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記指定された再生速度が1倍速以上であることを条件に前記決定を行う
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  8. 前記制御手段は、単数の前記ピクチャデータを単位として、前記決定に基づいて当該ピクチャデータの前記デコードを制御する
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  9. 前記デコーダは、
    前記デコード結果が他の前記ピクチャデータのデコードで参照される第1の種類の前記ピクチャデータと、デコード結果が他の前記ピクチャデータのデコードで参照されない第2の種類の前記ピクチャデータとを構成要素として構成される被再生データを、前記ピクチャデータを単位としてデコードし、
    前記再生記憶手段内の前記第1の種類の前記ピクチャデータの前記デコード結果の記憶を保持し、
    前記再生記憶手段に既に記憶された前記第1の種類のピクチャデータのデコード結果を参照して、前記第2の種類のピクチャデータをデコードして再生出力する
    請求項4に記載のデータ処理装置。
  10. 前記デコーダは、前記被再生データを構成する複数の前記ピクチャデータのうち前記第1の種類のピクチャデータを、当該第1の種類のピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされる前記第2の種類のピクチャデータに先立ってデコードする
    請求項9に記載のデータ処理装置。
  11. 前記第1の種類のピクチャデータとして、他のピクチャデータのデコード結果を参照しないでデコードされるIピクチャデータと、他のピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるPピクチャデータとを有し、
    前記第2の種類のピクチャデータは、他のピクチャデータのデコード結果を参照してデコードされるBピクチャデータであり、
    前記デコーダは、デコード結果が前記メモリに記憶されている第1の前記Iピクチャデータと、複数の前記Iピクチャデータのうち前記第1のIピクチャデータに対して再生方向で次に位置する第2の前記Iピクチャデータとの間に位置する前記Pピクチャデータのデコード結果と、前記第1のIピクチャデータのデコード結果とを前記再生記憶手段内の第1の記憶領域内に同時に記憶保持させる
    請求項10に記載のデータ処理装置。
  12. 前記再生記憶手段は、前記第1の記憶領域とは別に、前記Bピクチャデータを記憶する第2の記憶領域を有し、
    前記デコーダは、再生出力した前記Bピクチャデータのデコード結果を、前記第1のIピクチャデータと前記第2のIピクチャデータとの間に位置する全ての前記Bピクチャデータのデコードを完了する前に順に、他の前記Bピクチャデータのデコード結果で上書きする
    請求項11に記載のデータ処理装置。
  13. 前記被再生データを並列に処理する複数の前記デコーダと、
    前記複数のデコーダの各々に対応して設けられた複数の前記再生記憶手段と、
    同じ前記第1の種類のピクチャデータのデコード結果を参照する前記第2の種類のピクチャデータが同じ前記デコーダでデコードされ、且つ同じピクチャデータ群に含まれる前記第1の種類のピクチャデータが同じ前記デコーダでデコードされるように、前記ピクチャデータを前記デコーダにデコードさせる処理回路と
    を有する請求項9に記載のデータ処理装置。
  14. 前記処理回路は、前記複数のデコーダに、連続して再生出力する複数の前記ピクチャデータで各々が構成され順に再生出力される複数のピクチャデータ群を異なる前記デコーダにデコードさせる
    請求項13に記載のデータ処理装置。
  15. 前記デコーダは、第1の前記ピクチャデータ群の前記第1の種類のピクチャデータのデコード結果を、前記再生記憶手段に記憶されている前記第1のピクチャデータ群の直前に当該デコーダによってデコードされた第2のピクチャデータ群の前記第1の種類のピクチャデータのデコード結果に上書きする
    請求項14に記載のデータ処理装置。
  16. 被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデコーダ及び前記デコーダを制御するコンピュータを有する再生装置によるデータ処理方法であって、
    前記コンピュータが下記の制御工程、すなわち、
    予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として当該ピクチャデータをデコードする順序を決定するデコードスケジュールを行う第1の工程と、
    前記第1の工程で行った前記デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する第2の工程と、
    前記第2の工程で選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する第3の工程と、
    前記第3の工程により更新されたピクチャ属性データに基づい前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードの制御をする第4の工程と、
    行う
    データ処理方法。
  17. 被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデコーダ及び前記デコーダを制御するコンピュータを有するデータ処理装置の前記コンピュータが実行するプログラムであって、
    予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として当該ピクチャデータをデコードする順序を決定するデコードスケジュールを行う第1の手順と、
    前記第1の手順で行った前記デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する第2の手順と、
    前記第2の手順で選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する第3の手順と、
    前記第3の手順により更新されたピクチャ属性データに基づい前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードの制御をする第4の手順と、
    前記コンピュータに実行させる
    プログラム。
  18. 被再生データを構成する複数のピクチャデータをデコードするデコーダ及び前記デコーダを制御するコンピュータを有するデータ処理装置の前記コンピュータが実行するプログラムを記録する記録媒体であって、
    前記記録媒体は、
    予め規定された複数の前記ピクチャデータを単位として当該ピクチャデータをデコードする順序を決定するデコードスケジュールを行う第1の手順と、
    前記第1の手順で行った前記デコードスケジュールで決定された前記順序で処理対象の前記ピクチャデータを選択する第2の手順と、
    前記第2の手順で選択された処理対象のピクチャデータを対象として、ピクチャデータをデコードするか否かをピクチャデータ毎に示すピクチャ属性データを、指定された再生速度に応じて更新する第3の手順と、
    前記第3の手順により更新されたピクチャ属性データに基づい前記ピクチャデータのデコードを行うか否かを決定してデコードするように、前記デコーダのデコードの制御をする第4の手順と、
    前記コンピュータに実行させるプログラムを記録している
    記録媒体。
  19. 前記プログラムを実行する前記コンピュータを有する前記データ処理装置は、
    前記被再生データを構成する複数のピクチャデータを記録する記録媒体と、
    前記記録媒体から前記ピクチャデータを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段が読み出した前記ピクチャデータを記憶する入力メモリと、
    を備える
    請求項18に記載の記録媒体。
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