JP4280927B2 - 動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法 - Google Patents
動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4280927B2 JP4280927B2 JP2004501963A JP2004501963A JP4280927B2 JP 4280927 B2 JP4280927 B2 JP 4280927B2 JP 2004501963 A JP2004501963 A JP 2004501963A JP 2004501963 A JP2004501963 A JP 2004501963A JP 4280927 B2 JP4280927 B2 JP 4280927B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- encoded
- frame
- moving image
- inter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/20—Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
- H04N21/25—Management operations performed by the server for facilitating the content distribution or administrating data related to end-users or client devices, e.g. end-user or client device authentication, learning user preferences for recommending movies
- H04N21/258—Client or end-user data management, e.g. managing client capabilities, user preferences or demographics, processing of multiple end-users preferences to derive collaborative data
- H04N21/25808—Management of client data
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/10—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
- H04N19/102—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
- H04N19/115—Selection of the code volume for a coding unit prior to coding
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/10—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
- H04N19/134—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
- H04N19/156—Availability of hardware or computational resources, e.g. encoding based on power-saving criteria
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/30—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using hierarchical techniques, e.g. scalability
- H04N19/39—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using hierarchical techniques, e.g. scalability involving multiple description coding [MDC], i.e. with separate layers being structured as independently decodable descriptions of input picture data
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/60—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
- H04N19/61—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
- H04N19/85—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression
- H04N19/89—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving methods or arrangements for detection of transmission errors at the decoder
- H04N19/895—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using pre-processing or post-processing specially adapted for video compression involving methods or arrangements for detection of transmission errors at the decoder in combination with error concealment
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/20—Servers specifically adapted for the distribution of content, e.g. VOD servers; Operations thereof
- H04N21/25—Management operations performed by the server for facilitating the content distribution or administrating data related to end-users or client devices, e.g. end-user or client device authentication, learning user preferences for recommending movies
- H04N21/266—Channel or content management, e.g. generation and management of keys and entitlement messages in a conditional access system, merging a VOD unicast channel into a multicast channel
- H04N21/2662—Controlling the complexity of the video stream, e.g. by scaling the resolution or bitrate of the video stream based on the client capabilities
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Databases & Information Systems (AREA)
- Computing Systems (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computer Graphics (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Description
【技術分野】
本発明は、動画像データを符号化して送信し、送信された符号化データを受信して復号化する動画像伝送システムに関し、特に、符号化データの伝送誤りにより生じる復号画像の乱れを極力抑えることを可能にする動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、動画像データを効率良く伝送する方法として、フレーム間予測に基づく高能率圧縮符号化を行って伝送する方法が多く用いられており、このような動画像圧縮符号化方式の代表例としては、MPEG(Moving Picture Expert Group)−1、MPEG−2、MPEG−4等がある。
【0003】
これらの方式では、時間的に前後のフレームから動き補償などの手法により+符号化画像を予測して、得られたフレーム間予測パラメータと予測残差画像データを符号化することで、時間方向の相関が高い動画像データの情報量を削減するものである。さらに、予測残差画像データを変換符号化や量子化により効率良く圧縮することで、少ない伝送帯域で画質の良い動画像データ伝送を可能としている。
【0004】
しかしながら、従来の動画像データ伝送方法においては、誤り訂正符号を用いても復元不可能な長いバースト性をもった伝送データの誤りや伝送パケットの欠落が発生すると、受信側では誤りや欠落が発生したフレームの画像データを正しく復号化できないという問題があった。
【0005】
また、このような問題に対する受信側における対策としては、正しくデコードできた時間的に前後のフレームの画像や同一フレーム内の周囲の画像データから、誤りをなるべく目立たなくするような画像データを生成するエラーコンシールメント手法が用いられているが、復号化画像の乱れを除去することは不可能である。さらに、この手法ではフレーム間予測を利用しているため、一度発生した画像の乱れが後続フレームにも伝搬してしまうという問題もある。
【0006】
【発明の開示】
本発明は上記の事情を考慮してなされたものであり、その第1の目的は、符号化データの伝送誤りにより生じる受信側における復号画像の乱れを極力抑えることを可能にする動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法を提供することにある。
【0007】
また、本発明の第2の目的は、必要な伝送帯域の増大を小さく抑えながら第1の目的を達成する動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法を提供することにある。
【0008】
本発明の第3の目的は、圧縮符号化データの復号化に要する演算量の増大を防ぎながら第1の目的を達成する動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法を提供することにある。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送システムは、
送信側から動画像データを圧縮符号化して送信し、受信側で復号化する動画像伝送システムであって、送信側は、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、フレームを、第1の符号化データよりも高い圧縮率で、第1の符号化データを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信すると共に、受信側は、正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する。
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送システムは、
送信側から動画像データを圧縮符号化して送信し、受信側で復号化する動画像伝送システムであって、送信側は、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータよりも高い圧縮率で、第1のパケットデータを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信すると共に、受信側は、正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する。
【0011】
また、送信側は、第1の符号化データの圧縮符号化において参照された参照フレーム画像を、第2の符号化データの圧縮符号化のフレーム間予測において参照してもよい。
【0012】
また、送信側は、第1の符号化データの圧縮符号化におけるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを、第2の符号化データの圧縮符号化で再利用してもよい。
【0013】
また、送信側は、第1のパケットデータの圧縮符号化におけるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを、第2のパケットデータの圧縮符号化で再利用してもよい。
【0014】
また、送信側は、第1のパケットデータの圧縮符号化において参照された参照フレーム画像を、第2のパケットデータの圧縮符号化において参照してもよい。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送システムは、
送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、任意の2以上の整数Nに対して、送信側が、入力された動画像フレームをフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた符号化データを送信する第1の動画像符号化送信手段と、第1の動画像符号化送信手段が符号化したフレームの少なくとも一部を、当該フレームに対する第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で用いられた参照フレーム画像を利用して、第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率となるように符号化し、得られた符号化データを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、受信側が、受信した動画像圧縮符号化データの誤りもしくは欠落をフレーム単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、N個の符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信された、同一フレームの符号化データの中から、圧縮率が最も低い動画像符号化データをフレーム毎に選択して復号化する。
【0016】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送システムは、
送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、任意の2以上の整数Nに対して、送信側が、第1の動画像符号化送信手段は、入力された動画像フレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、分割された各々の画像領域をフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた一個または複数個の第1のパケットデータを送信する第1の動画像符号化送信手段と、各々の画像領域を、当該画像領域に対する第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で用いられた参照フレーム画像をフレーム間予測で利用しながら、第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率で圧縮符号化し、得られた一個または複数個の第2のパケットデータを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、受信側が、受信したパケットデータの誤りもしくは欠落をパケットデータ単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、N個の符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信されたパケットデータの中から、圧縮率が最も低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像復号化手段とを備える。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送システムは、
送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、任意の2以上の整数Nに対して、送信側が、入力された動画像フレームをフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた符号化データを送信する第1の動画像符号化送信手段と、第1の動画像符号化送信手段が符号化したフレームの少なくとも一部を、当該フレームに対する第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用して、第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率となるように符号化し、得られた符号化データを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、受信側が、受信した動画像圧縮符号化データの誤りもしくは欠落をフレーム単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信された、同一フレームの符号化データの中から、圧縮率が最も低い動画像符号化データをフレーム毎に選択して復号化する動画像復号化手段とを備える。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送システムは、
送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、任意の2以上の整数Nに対して、送信側が、入力された動画像フレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、分割された各々の画像領域をフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた1個又は複数個の第1のパケットデータを送信する第1の動画像符号化送信手段と、各々の画像領域を、当該画像領域に対する前記第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用して、第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率で圧縮符号化し、得られた一個または複数個の第2のパケットデータを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、受信側が、受信したパケットデータの誤りもしくは欠落をパケットデータ単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、N個の符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信されたパケットデータの中から、圧縮率が最も低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像復号化手段とを備える。
【0019】
上記目的を達成するため、本発明の動画像符号化装置は、
動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームを第1の符号化データのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する。
【0020】
上記目的を達成するため、本発明の動画像符号化装置は、
動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する。
【0021】
上記目的を達成するため、本発明の動画像符号化装置は、
動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームの少なくとも一部を第1の符号化データのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する。
【0022】
上記目的を達成するため、本発明の動画像符号化装置は、
動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する。
【0023】
上記目的を達成するため、本発明の動画像復号化装置は、
動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームを第1の符号化データのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを受信し、受信した符号化データのうち、ビット誤り又はパケットロスの無い符号化データから最も圧縮率の低い符号化データをフレーム毎に選択して復号化する。
【0024】
上記目的を達成するため、本発明の動画像復号化装置は、
動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを受信し、受信したパケットデータのうち、ビット誤り又はパケットロスの無いパケットデータから、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する。
【0025】
上記目的を達成するため、本発明の動画像復号化装置は、
動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、符号化されたフレームの少なくとも一部を第1の符号化データのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを受信し、受信した符号化データのうち、ビット誤り又はパケットロスの無い符号化データから最も圧縮率の低い符号化データをフレーム毎に選択して復号化する。
【0026】
上記目的を達成するため、本発明の動画像復号化装置は、
動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを受信し、受信したパケットデータのうち、ビット誤り又はパケットロスの無いパケットデータから、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する。
【0027】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送プログラムは、
送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、符号化されたフレームを第1の符号化データのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する処理を実行させ、受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した複数の符号化データであって正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムである。
【0028】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送プログラムは、
送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する処理を実行させ、受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した複数のパケットデータであって正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムである。
【0029】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送プログラムは、
送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、符号化されたフレームの少なくとも一部を第1の符号化データのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する処理を実行させ、受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した複数の符号化データであって正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムを備える動画像伝送システムである。
【0030】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送プログラムは、
送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する処理を実行させ、受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した複数のパケットデータであって正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムである。
【0031】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送方法は、
送信側で動画像データを圧縮符号化して送信する動画像符号化ステップと、受信側で復号化する動画像復号化ステップとを有する動画像伝送方法であって、動画像符号化ステップでは、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、フレームを、第1の符号化データよりも高い圧縮率で、第1の符号化データを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信し、動画像復号化ステップでは、正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する。
【0032】
上記目的を達成するため、本発明の動画像伝送方法は、
送信側で動画像データを圧縮符号化して送信する動画像符号化ステップと、受信側で復号化する動画像復号化ステップとを有する動画像伝送方法であって、動画像符号化ステップでは、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、画像領域を、第1のパケットデータよりも高い圧縮率で、第1のパケットデータを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信し、動画像復号化ステップでは、正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する。
【0033】
以上説明したように本発明によれば、送信側で動画像データを所定の符号化データに圧縮符号化し、さらに符号化されたフレームを、当該フレームの符号化で得られたフレーム間予測パラメータと予測残差画像データもしくは参照フレーム画像を利用して符号化することで複数の符号化データを送信し、受信側で正常に受信できた符号化データの中から最も圧縮率が低く画質の良い符号化データをフレームまたはパケット単位で選択して復号化するようにしたので、バースト性の高い伝送誤りやパケットロスが発生する信頼性の低い伝送路を用いた場合でも、符号化データ全てが誤って伝送される確率が小さくなり、復号化画像に著しい乱れが生じるのを防ぐことが可能である。
【0034】
さらに、本発明によれば、送信側は同一のフレームまたは同一画像領域を含む符号化データを生成し、受信側は受信した複数の符号化データの中からフレームまたはパケット単位で選択して復号化するため、受信側は同一フレームまたは同一画像領域の復号化のために、受信した複数の符号化データを復号化する必要がなく、受信側が要する演算量の増大を抑えることが可能である。
【0035】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0036】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態による動画像伝送システムについて図面を参照して詳細に説明する。図1に、第1の実施の形態による動画像伝送システムの全体構成を示す。
【0037】
図1に示すように、本実施の形態による動画像伝送システムは、動画像データの符号化を行なう動画像符号化装置100と、動画像復号化装置200及び動画像データの動画像符号化装置100から動画像復号化装置200に対して符号化データを伝送するための伝送路300から構成される。図1において、Nは2以上の整数であり、動画像符号化装置100が送信する符号化データの個数を表す。
【0038】
動画像符号化装置100は、動画像データをフレーム単位で入力し、入力された動画像データをN個の符号化データに符号化し、第1から第Nの動画像符号化パケットデータとして伝送路300に送信する。
【0039】
この動画像符号化装置100は、図1に示すように、第1から第NのN個の動画像符号化送信部101−1〜101−Nを備える。第1の動画像符号化送信部101−1は、動画像符号化装置100に入力された動画像データのフレームに対しフレーム間予測により所定の圧縮符号化を行って、得られた符号化データを動画像復号化装置200へ送信する。
【0040】
第2から第Nの動画像符号化送信部101−2〜101−Nは、第1の動画像符号化送信部101−1で符号化されたフレームの全てまたは一部のフレームを、当該フレームに対する第1の動画像符号化送信部のフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータと予測差分画像データを利用して、第1の動画像符号化送信部101−1よりも高い圧縮率で符号化し、得られた符号化データを動画像復号化装置200へ送信する。
【0041】
上記のように、第2から第Nの動画像符号化送信部101−2〜101−Nによる、フレームの符号化における圧縮率は、第1の動画像符号化送信部101−1のそれよりも高く設定する。また、第2から第Nの動画像符号化送信部101−2〜101−Nのそれぞれの圧縮率は、互いに異なっていてもよいし、同じであってもよい。
【0042】
動画像復号化装置200は、動画像符号化装置100から送信されたN個の符号化データを受信し復号化することにより動画像データを得る。この動画像復号化装置200は、図1に示すように、動画像符号化装置100の備える第1から第Nの動画像符号化送信部101−1〜101−Nにより送信された符号化データを受信する第1から第Nの符号化データ受信部201−1〜201−Nと、符号化データ再構成部202と、動画像データ復号化部203とを備える。
【0043】
符号化データ再構成部202は、第1から第Nの符号化データ受信部201−1〜201−Nにおいて伝送誤りも欠落もなく受信された最大N個の符号化データの中から、圧縮率が最も低い1つの符号化データを復号化する符号化データとして選択する。
【0044】
動画像データ復号化部203は、符号化データ再構成部202から出力された符号化データを復号化し、動画像データを得る。
【0045】
動画像符号化装置100の動画像符号化送信部の詳細な構成を図2に示す。図2においては、簡単のため、装置が出力する符号化データの個数Nを「2」として示している。
【0046】
図2の第1の動画像符号化送信部101−1において、111は入力された動画像データのフレームを符号化順に並び替えるフレーム走査部、112は参照フレーム格納メモリ119に格納された1つまたは複数の復号画像から、フレーム走査部111より入力された画像へのフレーム間予測を行うフレーム間予測部、113は入力されたフレーム画像から、フレーム間予測部112で得られた予測画像を減算することで予測残差を算出する予測残差算出部、114−1は予測残差算出部113で得られた予測残差画像を所定の方法で圧縮符号化する第1の予測残差圧縮符号化部、115−1はフレーム間予測部112で得られたフレーム間予測パラメータと第1の予測残差圧縮符号化部114−1で得られた予測残差画像の圧縮データをビット列に可変長符号化し、所定のパケット単位で出力する第1の符号化パケット生成部である。
【0047】
116−1は、第1の符号化パケット生成部115−1が出力した符号化パケットデータの伝送誤りとパケットロスを受信装置で検出するための、誤り検出符号とフレーム/パケット識別番号を付加する第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部、117は第1の予測残差圧縮符号化部114−1で符号化された予測残差の復号化データを求める予測残差復号化部、118はフレーム間予測部112で生成された予測画像と予測残差復号化部117で復号化された予測残差の和により復号化画像を求める復号化画像算出部、119は次のフレームの符号化に備え復号化画像を格納する参照フレーム格納メモリである。
【0048】
本実施の形態における第1の動画像符号化送信部101−1は、以上の各処理部により動作する。
【0049】
図2の第2の動画像符号化送信部101−2において、114−2は予測残差算出部113で得られた予測残差画像を第1の予測残差圧縮符号化部114−1よりも高い圧縮率で符号化する第2の予測残差圧縮符号化部、115−2はフレーム間予測部112で得られたフレーム間予測パラメータと第2の予測残差圧縮符号化部114−2で得られた予測残差の圧縮データをビット列に可変長符号化し、所定のパケット単位で出力する第2の符号化パケット生成部である。116−2は、第2の符号化パケット生成部115−2が出力した圧縮パケットデータの伝送誤りとパケットロスを受信装置で検出するための、誤り検出符号とフレーム/パケット識別番号を付加する第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部である。
【0050】
以上の各処理部の動作により第2の動画像符号化データが得られ、所定の送信手段によってパケット単位で送信される。本実施の形態における動画像符号化装置100が備える第2の動画像符号化送信部101−2は、以上の各処理部により動作する。
【0051】
なお、図2においては、第2の動画像符号化送信部101−2についてのみ示したが、図1の第3〜第Nの動画像符号化送信部101−3〜101−Nについても、上記第2の動画像符号化送信部101−2と同様の構成である。
【0052】
以上が、本実施の形態における動画像符号化装置100の構成及び動作である。
【0053】
本実施の形態において、第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1を設けることにより、第1の符号化パケット生成部115−1から出力された第1の符号化パケットデータに誤り検出符号とフレーム/パケット識別番号を付加しているが、送信された符号化パケットデータの伝送誤りとパケットロスを動画像復号化装置200で検出することを可能にする方法であれば、他のいかなる実現方法であっても構わない。例えば、第1の符号化パケットの伝送路において伝送誤り検出を行う機構が備わっている場合は、第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1で誤り検出符号を付加する必要は無い。別の例として、第1の符号化パケット生成部115−1から出力された符号化データにフレームやパケットを識別できる情報が含まれているならば、第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1でフレーム/パケット識別番号を付加する必要は無い。
【0054】
同様に、第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2を設け、第2の符号化パケットデータに誤り検出符号とフレーム/パケット識別番号を付加しているが、送信された符号化パケットデータの伝送誤りとパケットロスを動画像復号化装置200で検出することを可能にする方法であれば、他のいかなる実現方法であっても構わない。
【0055】
以上で説明した第1の実施の形態の好ましい具体例では、例えば、動画像符号化装置はインターネット通信網に接続され、カメラなどで入力された動画像をMPEG−4 Visual方式に従った符号化データに圧縮し、UDP/IPプロトコルを用いて伝送する。フレーム間予測部112は動き補償によるフレーム間予測を行う。第1の予測残差圧縮符号化部114−1と第2の予測残差圧縮符号化部114−2は2次元離散コサイン変換(2D−DCT)と量子化による圧縮処理を行う。
【0056】
また、第2の予測残差圧縮符号化部114−2は、第1の予測残差圧縮符号化
部114−1よりも大きい量子化パラメータを用いて2D−DCT係数を量子化する方法や、高次の2D−DCTを適応的にカットするなどの方法で、第2の符号化データの圧縮率が第1の符号化データの圧縮率よりも高くなるように圧縮する。
【0057】
予測残差復号化部117は、逆量子化と逆2次元離散コサイン変換(2D−I
DCT)を行う。第1の符号化パケット生成部115−1は、第1の予測残差圧縮符号化部114−1から出力される量子化DCT係数とフレーム間予測部112から出力される動きベクトルなどを、MPEG−4 Visualで規定されたシンタックスに従って符号化する。
【0058】
同様に、第2の符号化パケット生成部115−2は、第2の予測残差圧縮符号化部114−2から出力される量子化DCT係数と、フレーム間予測部112から出力される動きベクトルなどを、MPEG−4 Visualで規定されたシンタックスに従って符号化する。第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1と第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2は、誤り検出のためのチェックサムを含んだUDPデータグラムを作成し、インターネットに接続された動画像復号化装置に送出する。
【0059】
図3は、第1の実施の形態による動画像復号化装置200の詳細な構成を示している。
【0060】
図3に示す第1の符号化データ受信部201−1において、211−1は符号化装置から送信された第1の符号化パケットデータを受信するための第1のパケット受信バッファ、212−1は第1のパケット受信バッファ211−1で受信されたパケットデータから動画像符号化データを抽出する第1の符号化データ抽出部、213−1は第1の符号化パケットデータの伝送時に発生したビット誤りとパケットロスを検出する第1のパケット誤り検出・パケットロス検出部である。
【0061】
以上の各構成要素の処理部により、第1の符号化データ受信部201−1が動作する。
【0062】
同じく図3に示す第2の符号化データ受信部201−2において、211−2は符号化装置から送信された第2の符号化パケットデータを受信するための第2のパケット受信バッファ、212−2は211−2で受信されたパケットデータから動画像符号化データを抽出する第2の符号化データ抽出部、213−2は第2の符号化パケットデータの伝送時に発生したビット誤りとパケットロスを検出する第2のパケット誤り検出・パケットロス検出部である。
【0063】
以上の各構成要素の処理部により、第2の符号化データ受信部201−2が動作する。
【0064】
符号化データ再構成部202は、第1のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−1と第2のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−2で誤り及びパケットロスを検出した結果に従って、符号化装置より送信された2つの符号化データを1つの符号化データに再構成する。
【0065】
図3に示す動画像データ復号化部203において、251は符号化データ再構成部202で再構成された符号化データを可変長復号化する可変長復号化部、252は予測残差復号化部、253はフレーム間予測画像生成部、254は予測残差復号化部252で得られた予測残差とフレーム間予測画像生成部253で得られた予測画像を加算して復号化画像を求める復号化画像算出部、255は後続のフレームの復号化で利用するために復号化画像算出部254で得られた復号化画像データを格納する参照フレーム格納メモリ、256は復号化画像を再生順に並び替えて出力するフレーム走査部である。
【0066】
以上の各構成要素の処理部により、動画像復号化装置200が備える動画像データ復号化部203が動作し、動画像符号化装置100より伝送された動画像データが得られる。
【0067】
本実施の形態における、符号化データ再構成部202での符号化データ再構成手順を、図4のフローチャートをもとに説明する。図4の一連の手順は、ある整数nに対し第nフレームの符号化データの再構成処理を示している。
【0068】
ステップS401では、第nフレームの全ての符号化データが第1のパケット受信バッファ211−1と第2のパケット受信バッファ211−2に到着すべき時刻に、所定の許容される最大遅延時間を加えた時刻まで待機した後、ステップS402に進む。
【0069】
ステップS402では、第1のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−1における誤りとパケットロスの検出結果に従い、以下の分岐処理を行う。第1のパケット受信バッファ211−1に第nフレームの全ての符号化データが受信され、かつデータに誤りが検出されない場合は、ステップS403に進む。それ以外の場合は、ステップS404に進む。
【0070】
ステップS403に進んだ場合、第1の符号化データ抽出部212−1が出力する第nフレームの符号化データを、復号化する符号化データとして可変長復号化部251に受け渡し、符号化データ再構成処理を終了する。
【0071】
ステップS404に進んだ場合は、第2のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−2における誤りとパケットロスの検出結果に従い、以下の分岐処理を行う。第2のパケット受信バッファ211−2に第nフレームの全ての符号化データが受信され、かつデータに誤りが検出されない場合は、ステップS405に進む。それ以外の場合は、ステップS406に進む。
【0072】
ステップS405では、第2の符号化データ抽出部212−2が出力する第nフレームの符号化データを、復号化する符号化データとして可変長復号化部251に受け渡し、符号化データ再構成処理を終了する。
【0073】
ステップS406に進むのは、第1及び第2のパケット受信バッファ211−1、211−2のいずれにおいても、第nフレームの符号化データをビット誤りやパケットロスなく受信することができなかった場合である。
【0074】
このため、ステップS406では、受信エラーによる復号化画像の乱れをなるべく目立たなくするためのコンシールメントを適切な方法で施すための処理を行う。
【0075】
例えば、一つ前の第(n−1)フレームの復号化画像を第nフレームの復号化画像として利用するように動画像データ復号化部203に指令を送るのが、その一つの方法である。
【0076】
あるいは、以下に述べるような方法が利用できる。
【0077】
第1のパケット受信バッファ211−1に第nフレームの一部の符号化データが受信されているならば、この一部の符号化データを第nフレームの復号化に利用する。第1のパケット受信バッファ211−1に符号化データが全く受信されず、かつ第2のパケット受信バッファ211−2に第nフレームの一部の符号化データが受信された場合は、第2のパケット受信バッファで得られた一部の符号化データを第nフレームの復号化に利用する。そして、第1及び第2のパケット受信バッファ双方で第nフレームの符号化データが全く受信されない場合は、一つ前の(n−1)フレームの復号化画像を出力するようにする。
【0078】
本ステップ406では、このようなコンシールメントのための処理を行った後、第nフレームの符号化データ再構成処理を終了する。
【0079】
以上が、符号化データ再構成部202での符号化データ再構成手順である。
【0080】
なお、図4に示す符号化データ再構成部202の動作においては、図2及び図3に示すように、図1のNが「2」の場合であって、動画像符号化装置100が第1の動画像符号化送信部101−1と第2の動画像符号化送信部101−2を備え、動画像復号化装置200が第1の符号化データ受信部201−1と第2の符号化データ受信部201−2を備えている場合の動作を示した。
【0081】
図1のNが「3」以上で、動画像符号化装置100から3つ以上の符号化パケットデータが動画像復号化装置200に伝送される場合には、符号化データ再構成部202は図5のフローチャートのように動作する。
【0082】
ここでは、Nが「3」の場合で、動画像符号化装置100が第1の動画像符号化送信部101−1〜第3の動画像符号化送信部101−3を備え、動画像復号化装置200が第1の符号化データ受信部201−1〜第3の符号化データ受信部201−3を備えている場合であり、かつフレーム符号化における圧縮率が第1の動画像符号化送信部101−1から第3の動画像符号化送信部101−3の順に高くなっている場合である。
【0083】
図5において、図4と同じステップ番号を付したステップは、図4と同じ処理であり、ここでは、ステップS501とS502が追加されている。すなわち、第2のパケット受信バッファ中の符号化データにビット誤りとパケットロスが存在する場合には、ステップS501で第3のパケット受信バッファ中の符号化データにビット誤りとパケットロスが存在するかどうかが判別され、存在しない場合には、ステップS502で、第3のパケット受信バッファ中の符号化データを復号化する符号化データとして可変長復号化部251に受け渡す。
【0084】
何れのパケット受信バッファにも、第nフレームの符号化データをビット誤りやパケットロスなく受信することができなかった場合には、上述したステップS406のコンシールメントのための処理を行う。
【0085】
上述したように、フレーム符号化における圧縮率が低い順に、そのパケット受信バッファ中のフレームの符号化データに、ビット誤りとパケットロスが無いかどうかを判定することにより、圧縮率が低い符号化データが優先されるように、復号化する符号化データとして可変長復号化部251に受け渡す。
【0086】
なお、第2の動画像符号化送信部101−2と第3の動画像符号化送信部101−3のフレーム符号化における圧縮率を同じにした場合には、何れを優先させてもよい。
【0087】
また、動画像符号化装置100の第1から第Nの動画像符号化送信部101−1〜101−Nから送信される符号化データに、例えば圧縮率の低いものが優先されるように、所定の順序付けをし、動画像復号化装置200の符号化データ再構成部202で、受信した複数の符号化データであって正常に受信された符号化データから、順序付けの最も高い符号化データをフレーム毎に選択するようにしてもよい。
【0088】
本実施の形態において、第1のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−1で第1の符号化パケットデータの伝送誤りと誤りパケットロスを検出する方法はいかなる方法でも構わない。例えば、動画像符号化装置100で付加された誤り検出符号とフレーム/パケット番号より検出を行っても良い。あるいは、符号化データの伝送路に誤り検出機能が備わっている場合は、その検出結果を利用してもよい。符号化されたフレームを特定する情報が符号化データに含まれている場合は、符号化データに含まれる情報を利用しても良い。
【0089】
同様に、第2のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−2で第1の符号化パケットデータの伝送誤りと誤りパケットロスを検出する方法はいかなる方法でも構わない。
【0090】
符号化データ再構成部202での符号化データ再構成手順において、ステップS401で第nフレーム符号化データ受信を待機する方法は、パケット伝送遅延を所定の範囲内に抑えながらパケットロスを検出できる方法であれば、他のいかなる方法でも構わない。
【0091】
本実施の形態の更に好ましい具体例では、例えば、動画像復号化装置200はインターネット通信網に接続され、別地点でインターネット通信網に接続された動画像符号化装置100からUDP/IPプロトコルを用いて送信されるパケットデータを受信し、受信したUDPデータグラムに含まれる動画像符号化データを復号化して、得られた動画像をディスプレイに表示する。動画像符号化データは、例えばMPEG−4 Visual方式に従ったデータである。第1のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−1と第2のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−2は、UDPデータグラムに含まれるチェックサムを計算することで、伝送誤りを検出する。可変長復号化部251、予測残差復号化部252、フレーム間予測画像生成部253、復号化画像算出部254、参照フレーム格納メモリ255及びフレーム走査部256から構成される動画像データ復号化部203は、MPEG−4 Visual方式に対応した通常の復号化装置である。
【0092】
可変長復号化部251は、MPEG−4 Visual方式で符号化されたデータを可変長復号化してDCT量子化係数や動きベクトル等の圧縮情報を取り出す。予測残差復号化部252は逆量子化処理と逆2次元離散コサイン変換を行う。フレーム間予測画像生成部253は、復号化された動きベクトルに従って動き補償画像を生成する。
【0093】
(第2の実施の形態)
上述した第1の実施の形態では、第1ないし第2の符号化パケットデータを動画像符号化装置100から動画像復号化装置200へいかなる方法で伝送しても構わないが、本発明の効果を高め、著しい復号化画像の乱れの発生を少なくするためには、第1の符号化パケットデータに発生するビット誤りやパケットロスと、同一フレーム画像を符号化した第2の符号化パケットデータに発生するビット誤りやパケットロスとの相関が小さくなる方法が望ましい。
【0094】
図6は、このような好ましい符号化パケットデータ伝送方法を実現する第2の実施の形態を示している。
【0095】
図6の第2の実施の形態において、601は図2に示した第1の実施の形態による動画像符号化装置100から出力される第2の符号化パケットデータに、一定または適応的に変化する遅延時間を加えて送信する遅延付加部、602は動画像符号化装置100から出力される第1の符号化パケットデータと遅延付加部601から出力される第2の符号化パケットデータを多重化して伝送路に送信する多重化部である。603は多重化部602で多重化されたデータを送信装置から受信装置へ伝送する伝送路、604は伝送路603からパケットデータを受信し、第1の符号化パケットデータと第2の符号化パケットデータに分離して第1の実施の形態による動画像復号化装置200に出力する分離部である。
【0096】
ここで、遅延付加部601で第2の符号化パケットデータに加えられる遅延時間は、伝送路603で発生するビット誤りやパケットロスの最大バースト時間により決定される。これにより、伝送路603でバースト誤りが発生しても、同一フレームを符号化した第1と第2の符号化データの双方が誤りの影響を受ける確率が小さくなるため、フレーム符号化データの損失による著しい画質の劣化の発生を少なくすることが可能である。
【0097】
以上で説明した第2の実施の形態によれば、動画像符号化装置100は同一の動画像データを2個の符号化データに符号化して、一定または適応的に変化する時間間隔を空けながら送信する。第2の符号化送信部101−2は、第1の符号化送信部101−1で符号化されたフレームを、第1の符号化送信部101−1による当該フレームの符号化で得られたフレーム間予測パラメータと予測残差画像データを利用して符号化する。受信側である動画像復号化装置200は正常に受信できた符号化データの中から圧縮率が低く画質の良い符号化データをフレーム単位で選択して復号化する。その結果、バースト性の高い伝送誤りやパケットロスが頻発する信頼性の低い伝送路を用いる場合でも、2個の符号化データの両方が誤って伝送される確率が小さくなり、伝送後の復号化画像に著しい乱れが生じるのを防ぐことが可能である。
【0098】
さらに、第2の符号化データの圧縮率を高くすることで、第2の符号化データ送信に伴う伝送帯域の増大を小さく抑えることができる。
【0099】
また、動画像復号化装置200では、受信した2個の符号化データの中から1個だけを復号化すれば良いので、通常の動画像復号化装置と比べて必要な演算量が大きく増大することもない。
【0100】
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、動画像符号化装置100は同一の動画像データを2個の符号化データに符号化して、一定または適応的に変化する時間間隔を空けながら送信するので、伝送路でバースト誤りが発生しても、同一フレームを符号化した第1と第2の符号化データの双方が誤りの影響を受ける確率が小さくなるため、フレーム符号化データの損失による著しい画質の劣化の発生を少なくすることが可能である。
【0101】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0102】
第3の実施の形態の構成及び動作は、第1の実施の形態とほぼ同じであり、図1に示されるように、動画像符号化装置100と動画像復号化装置200及び符号化データを伝送するための伝送路300から構成される。整数Nは、動画像符号化装置100が送信する符号化データの個数である。
【0103】
動画像符号化装置100の構成は第1の実施の形態とほぼ同じであるが、この装置を構成する各構成要素の動作において第1の実施の形態の場合と相違する。
【0104】
第1の動画像符号化送信部101−1で符号化される入力フレーム画像の符号化データは、一個または複数個のパケットデータから構成されており、各パケットデータには入力フレーム画像に含まれる一部の画像領域に対するフレーム間予測パラメータ及び予測差分画像圧縮データが符号化されている。
【0105】
また、第2乃至第Nの動画像符号化送信部101−2〜101−Nは、第1の動画像符号化送信部で符号化されたパケットの全てまたは一部のパケットが含む画像領域を、当該画像領域に対する第1の動画像符号化送信部101−1のフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータと予測差分画像データを利用して、第1の動画像符号化送信部101−1よりも高い圧縮率で符号化し、得られた符号化パケットデータを動画像復号化装置200へ送信する。上記以外の動作に関しては、基本的に第1の実施の形態と同じである。
【0106】
動画像復号化装置200の構成も第1の実施の形態とほぼ同じであるが、この装置を構成する各部の動作において第1の実施の形態と相違する。
【0107】
符号化データ再構成部202は、第1の実施の形態と同様に、第1乃至第Nの符号化データ受信部201−1〜201−Nで伝送誤りも欠落もなく受信され、同一フレームの同一領域の圧縮データを含む最大N個の符号化パケットデータの中から、圧縮率が最も低い1個のパケットを復号化される符号化データとして選択し、この選択を動画像符号化装置100が送信するパケットデータ単位で行う。上記以外の動作に関しては、基本的に第1の実施の形態と同じである。
【0108】
本第3の実施の形態における動画像符号化送信部の構成及び動作は、図2に示した第1の実施の形態における動画像符号化送信部とほぼ同じであり、図2における第1の符号化パケット生成部115−1と、第2の符号化パケット生成部115−2と、第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1と、第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2の動作においてのみ相違する。
【0109】
本実施の形態における動画像符号化装置100において、第1の符号化パケット生成部115−1と第2の符号化パケット生成部115−2は、第1の符号化パケット生成部115−1で生成する符号化パケットデータが含む画像領域と、第2の符号化パケット生成部115−2で生成する符号化パケットデータが含む画像領域が一致するように、符号化パケットデータを生成する。
【0110】
第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1と第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2は、同一フレームの同一画像領域に対応する符号化パケットデータに同一のパケット識別番号が付加されるように動作する。ただし、第1乃至第2の符号化パケット生成部115−1、115−2が符号化するパケットデータに、フレームの番号や、当該パケットデータが含む画像領域の位置を特定するための情報が含まれる場合は、フレーム/パケット識別番号を付加しなくても良い。
【0111】
上記以外の処理部の動作は、第1の実施の形態と同様である。
【0112】
本実施の形態の更に好ましい具体例においては、動画像の圧縮符号化にMPEG−4 Visual方式を利用する。同方式では、入力画像フレームをマクロブロックと呼ばれる一定サイズの矩形領域に分割して圧縮し、マクロブロック単位で圧縮された画像情報をビデオパケットと呼ばれるパケット単位でビット列に符号化する。ビデオパケットは同一フレーム内の任意個数のマクロブロックに関する圧縮データを含み、同方式により符号化されたビット列データはビデオパケット単位で復号化可能である。
【0113】
第1の符号化パケット生成部115−1と第2の符号化パケット生成部115−2は、符号化データをビデオパケット単位で出力する。第2の符号化パケット生成部115−2で符号化されたビデオパケットは、第1の符号化パケット生成部115−1で符号化されたビデオパケットと同一領域のマクロブロックを含むように生成される。
【0114】
本実施の形態における動画像復号化装置200の構成及び動作は、図3に示した第1の実施の形態の動画像復号化装置とほぼ同じであり、図3における符号化データ再構成部202の動作のみが相違する。
【0115】
この第3の実施の形態における、符号化データ再構成部202での符号化データ再構成の手順を、図7のフローチャートをもとに説明する。図7の一連の手順は、ある整数nに対し第nフレームの符号化データの再構成処理を示している。
【0116】
ステップS701では、第nフレームの全ての符号化データが第1のパケット受信バッファ211−1と第2のパケット受信バッファ211−2に到着すべき時刻に、所定の許容される最大遅延時間を加えた時刻まで待機した後、ステップS702に進む。
【0117】
ステップS702では、パケット番号を記憶する変数aに第nフレームのパケット番号の最小値を格納し、変数bに第nフレームのパケット番号の最大値を格納する。
【0118】
ステップS703では、パケット番号を記憶する変数iに変数aの値を代入し、ステップS704からの繰り返し処理を開始する。
【0119】
ステップS704では、第1のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−1における誤りとパケットロスの検出結果に従い、以下の分岐処理を行う。第1のパケット受信バッファ211−1に第nフレームの第iパケットが受信され、かつデータに誤りが検出されない場合は、ステップS705に進む。それ以外の場合は、ステップS706に進む。
【0120】
ステップS705に進んだ場合は、第1の符号化データ抽出部212−1が出力する第nフレームの第iパケットデータを、復号化する符号化データとして可変長復号化部251に受け渡し、ステップS709に進む。
【0121】
ステップS706に進んだ場合は、第2のパケット誤り検出・パケットロス検出部213−2における誤りとパケットロスの検出結果に従い、以下の分岐処理を行う。第2のパケット受信バッファ211−2に第nフレームの第iパケットが受信され、かつ受信データに誤りが検出されない場合は、ステップS707に進む。それ以外の場合は、ステップS708に進む。
【0122】
ステップS707では、第2の符号化データ抽出部212−2が出力する第nフレームの第iパケットデータを、復号化する符号化データとして可変長復号化部251に受け渡し、ステップS709に進む。
【0123】
ステップS708に進むのは、第1及び第2のパケット受信バッファのいずれにおいても、第nフレームの第iパケットデータをビット誤りやパケットロスなく受信できなかった場合である。このため、ステップS708では、第iパケットデータが含む復号化画像領域の乱れをなるべく目立たなくするコンシールメントを適切な方法で施すための処理を行う。
【0124】
例えば、第nフレームの第iパケットデータが含む復号化画像として、一つ前の第(n−1)フレームの復号化画像を利用するように動画像復号化部に指令を送るのが、その一つの方法である。あるいは、第1のパケット受信バッファ211−1に第nフレームの第iパケットデータが不完全ながらも受信されているならば、このパケットデータを第nフレームの復号化に利用し、第1のパケット受信バッファ211−1に当該パケットデータが受信されず、かつ第2のパケット受信バッファ211−2に第nフレームの第iパケットデータが不完全ながらも受信された場合は、第2のパケット受信バッファで得られたパケットデータを第nフレームの復号化に利用し、第1及び第2のパケット受信バッファ双方で第nフレーム第iパケットデータが受信されない場合は、一つ前の(n−1)フレームの復号化画像を表示するのも一つの方法である。
【0125】
本ステップでは、このようなコンシールメントのための処理を行った後、ステップS709に進む。
【0126】
ステップS709では、変数iを1増加させる。続くステップS710では、変数iが変数bの値を超えていないか判定し、超えていない場合はステップS704からの処理を繰り返す。変数iが変数bの値を超えた場合は、一連の繰り返し処理を終え、第nフレーム符号化データの再構成処理を終了する。
【0127】
以上が、第3の実施の形態における符号化データ再構成部202の動作である。
【0128】
なお、図7に示す符号化データ再構成部202の動作においては、図2及び図3に示すように、図1のNが「2」の場合であって、動画像符号化装置100が第1の動画像符号化送信部101−1と第2の動画像符号化送信部101−2を備え、動画像復号化装置200が第1の符号化データ受信部201−1と第2の符号化データ受信部201−2を備えている場合の動作を示した。
【0129】
図1のNが「3」以上で、動画像符号化装置100から3つ以上の符号化パケットデータが動画像復号化装置200に伝送される場合には、符号化データ再構成部202は図8のフローチャートのように動作する。
【0130】
ここでは、Nが「3」の場合で、動画像符号化装置100が第1の動画像符号化送信部101−1〜第3の動画像符号化送信部101−3を備え、動画像復号化装置200が第1の符号化データ受信部201−1〜第3の符号化データ受信部201−3を備えている場合であり、かつフレーム符号化における圧縮率が第1の動画像符号化送信部101−1から第3の動画像符号化送信部101−3の順に高くなっている場合である。
【0131】
図8において、図7と同じステップ番号を付したステップは、図7と同じ処理であり、ここでは、ステップS801とS802が追加されている。すなわち、第2のパケット受信バッファ中に第iパケットが存在しないかまたは存在してもビット誤りがある場合には、ステップS801で第3のパケット受信バッファ中第nフレームの第iパケットが受信され、かつ受信データに誤りが検出されない場合には、ステップS802で第3の符号化データ抽出部212−3が出力する第nフレームの第iパケットデータを、復号化する符号化データとして可変長復号化部251に受け渡す。
【0132】
何れのパケット受信バッファにも第nフレームの第iパケットが存在せず、あるいは存在しても何れにもビット誤りが検出された場合には、上述したステップS708のコンシールメントのための処理を行う。
【0133】
上述したように、フレーム符号化における圧縮率が低いパケットデータを優先して、符号化データとして可変長復号化部251に受け渡す。
【0134】
なお、第2の動画像符号化送信部101−2と第3の動画像符号化送信部101−3のレーム符号化における圧縮率を同じにした場合には、何れを優先させてもよい。
【0135】
なお、本実施の形態の符号化データ再構成部202での符号化データ再構成手順における、ステップS701で第nフレーム符号化データの受信を待機する方法は、パケット伝送遅延を所定の範囲内に抑えながらパケットロスを検出できる方法であれば他のいかなる方法でも構わない。
【0136】
以上で説明した第3の実施の形態によれば、動画像符号化装置100は、同一の動画像データを2個の符号化データに符号化して、一定または適応的に変化する時間間隔を空けながら送信する。第2の動画像符号化送信部101−2は、第1の動画像符号化送信部101−1で符号化されたパケットが含む画像領域を、第1の動画像符号化送信部101−1による当該フレームの符号化で得られたフレーム間予測パラメータと予測残差画像データを利用して符号化する。受信側は正常に受信できた符号化データの中から圧縮率が低く画質の良い符号化データをパケット単位で選択して復号化する。
【0137】
その結果、バースト性の高い伝送誤りやパケットロスが頻発する信頼性の低い伝送路を用いる場合でも、2個の符号化データの両方が誤って伝送される確率が小さくなり、伝送後の復号化画像に著しい乱れが生じるのを防ぐことが可能である。さらに、第2の符号化データの圧縮率を高くすることで、第2の符号化データ送信に伴う伝送帯域の増大を小さく抑えることができる。また、動画像復号化装置200では、受信した2個の符号化データの中から1個だけを復号化すれば良いので、通常の動画像復号化装置と比べて必要な演算量が大きく増大することはない。
【0138】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態による動画像伝送システムについて説明する。
【0139】
本実施の形態の構成および動作は第1の実施の形態とほぼ同じであり、図1に示されるように、動画像データの動画像符号化装置100と動画像復号化装置200および符号化データを伝送するための伝送路300から構成される。
【0140】
この実施の形態においては、動画像符号化装置100を構成する各部の動作において第1の実施の形態と相違する。
【0141】
第2乃至第Nの動画像符号化送信部101−2〜101−Nにおける入力フレーム画像の符号化は、当該フレームに対する第1の動画像符号化送信部101−1のフレーム間予測で用いた参照フレーム画像を用いて行われる。
【0142】
第1の動画像符号化送信部101−1と異なる制御によりフレーム間予測を行って得られた、第1の動画像符号化送信部101−1と異なるフレーム間予測パラメータと予測差分画像データを符号化しても良い。上記以外の動作に関しては、基本的に第1の実施の形態と同じである。
【0143】
動画像復号化装置200の構成は第1の実施の形態と全く同じである。
【0144】
図9は、本発明の第4の実施の形態における動画像符号化装置100の詳細な構成を示している。ここでは、簡単のためこの装置が出力する符号化データの個数Nを「2」としている。
【0145】
図9において、第4の実施の形態における動画像符号化装置100の第1の動画像符号化送信部101−1の構成は、図2に示した第1の実施の形態と同じであり、その動作も同様である。
【0146】
本実施の形態における第2の動画像符号化送信部101−2は、第1の実施の形態とはその構成及び動作において相違する。第2の動画像符号化送信部101−2は、第2のフレーム間予測部112−2と、第2の予測残差算出部113−2と、第2の予測残差圧縮符号化部114−2、第2の符号化パケット生成部115−2、第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2により構成される。
【0147】
第2のフレーム間予測部112−2は、参照フレーム格納メモリ119に格納された1つまたは複数の復号画像から、フレーム走査部111より入力された画像へのフレーム間予測を行う。第2の予測残差算出部113−2は、入力フレーム画像から、第2のフレーム間予測部112−2で得られた予測画像を減算することで予測残差を算出する。第2の予測残差圧縮符号化部114−2は、第2の予測残差算出部113−2で得られた予測残差画像を第1の予測残差圧縮符号化部114−1よりも高い圧縮率で符号化する。
【0148】
また、第2の符号化パケット生成部115−2は、第2のフレーム間予測部112−2で得られたフレーム間予測パラメータと第2の予測残差圧縮符号化部114−2で得られた予測残差の圧縮データをビット列に可変長符号化し、所定のパケット単位で出力する。第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2は、第2の符号化パケット生成部115−2が出力した圧縮パケットデータの伝送誤りとパケットロスを受信装置で検出するための、誤り検出符号とフレーム/パケット識別番号を付加する。以上の処理部の動作により第2の動画像符号化データが得られ、所定の送信手段によってパケット単位で送信される。
【0149】
なお、第2のフレーム間予測部112−2は、第1のフレーム間予測部112−1と同一の入力フレーム画像および参照フレーム画像を利用してフレーム間予測を行うが、その結果、第1のフレーム間予測部112−1とは異なるフレーム間予測パラメータおよび予測画像が得られても構わない。このため、例えば、第2のフレーム間予測部112−2が、第1のフレーム間予測部112−1よりもフレーム間予測パラメータの符号化長を重視して予測パラメータを決定することで、本発明の効果を高めることが可能である。
【0150】
以上で説明した第4の実施の形態によれば、動画像符号化装置100は同一の動画像データを2個の符号化データに符号化して、一定または適応的に変化する時間間隔を空けながら送信する。第2の動画像符号化送信部101−2は、第1の動画像符号化送信部101−1で符号化されたフレームを、第1の動画像符号化送信部101−1による当該フレームの符号化で用いられた参照フレーム画像を利用して符号化する。受信側は正常に受信できた符号化データの中から圧縮率が低く画質の良い符号化データをフレーム単位で選択して復号化する。
【0151】
その結果、バースト性の高い伝送誤りやパケットロスが頻発する信頼性の低い伝送路を用いる場合でも、2個の符号化データの両方が誤って伝送される確率が小さくなり、伝送後の復号化画像に著しい乱れが生じるのを防ぐことが可能である。
【0152】
さらに、第2の符号化データの圧縮率を高くすることで、第2の符号化データ送信に伴う伝送帯域の増大を小さく抑えることができる。また、動画像復号化装置で200は、受信した2個の符号化データの中から1個だけを復号化すれば良いので、通常の動画像復号化装置と比べて必要な演算量が大きく増大することはない。
【0153】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態による動画像伝送システムについて説明する。
【0154】
本実施の形態の全体構成は、第4の実施の形態と同じであり、図1に示される
ように、動画像データの動画像符号化装置100と動画像復号化装置200および符号化データを伝送するための伝送路300から構成される。
【0155】
動画像符号化装置100の構成は第4の実施の形態と同じであるが、この装置を構成する各部の動作において第4の実施の形態と相違する。
【0156】
第1の動画像符号化送信部101−1で符号化される入力フレーム画像の符号化データは、一個または複数個のパケットデータから構成されており、各パケットデータには入力フレーム画像に含まれる一部の画像領域に対するフレーム間予測パラメータおよび差分画像圧縮データが符号化されている。
【0157】
また、第2乃至第Nの動画像符号化送信部101−2〜101−Nは、第1の動画像符号化送信部101−1で符号化されたパケットの全てまたは一部のパケットが含む画像領域を、当該画像領域に対する第1の動画像符号化送信部101−1のフレーム間予測で用いた参照フレーム画像を利用して、第1の動画像符号化送信部101−1よりも高い圧縮率で符号化し、得られた符号化パケットデータを動画像復号化装置200へ送信する。上記以外の動作に関しては、基本的に第4の実施の形態と同じである。
【0158】
動画像復号化装置200の構成は第3の実施の形態と全く同じである。
【0159】
本実施の形態における動画像符号化装置100の構成および動作は、図9に示した第4の実施の形態における動画像符号化装置とほぼ同じであり、図3における第1の符号化パケット生成部115−1と、第2の符号化パケット生成部115−2と、第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1と、第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2の動作のみが相違する。
【0160】
本実施の形態における動画像符号化装置100において、第1の符号化パケット生成部115−1と第2の符号化パケット生成部115−2は、第1の符号化パケット生成部115−1で生成する符号化パケットデータが含む画像領域と、第2の符号化パケット生成部115−2で生成する符号化パケットデータが含む画像領域が一致するように、符号化パケットデータを生成する。
【0161】
第1のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−1と第2のパケット誤り検出符号・フレーム/パケット識別番号付加部116−2は、同一フレームの同一画像領域に対応する符号化パケットデータに同一のパケット識別番号が付加されるように動作する。ただし、第1乃至第2の符号化パケット生成部が符号化するパケットデータに、フレームの番号や、当該パケットデータが含む画像領域の位置を特定するための情報が含まれる場合は、フレーム/パケット識別番号を付加しなくても良い。
【0162】
上記以外の処理部の動作は第3の実施の形態と同様である。
【0163】
以上で説明した第5の実施の形態によれば、動画像符号化装置100の第1の動画像符号化送信部101−1は同一の動画像データを2個の符号化データに符号化して、一定または適応的に変化する時間間隔を空けながら送信する。
【0164】
第2の動画像符号化送信部101−2は、第1の動画像符号化送信部101−1で符号化されたパケットが含む画像領域を、第1の動画像符号化送信部101−1による当該フレームの符号化で用いられた参照フレーム画像を利用して符号化する。受信側は正常に受信できた符号化データの中から圧縮率が低く画質の良い符号化データをパケット単位で選択して復号化する。
【0165】
その結果、バースト性の高い伝送誤りやパケットロスが頻発する信頼性の低い伝送路を用いる場合でも、2個の符号化データの両方が誤って伝送される確率が小さくなり、伝送後の復号化画像に著しい乱れが生じるのを防ぐことが可能である。
【0166】
さらに、第2の符号化データの圧縮率を高くすることで、第2の符号化データ送信に伴う伝送帯域の増大を小さく抑えることができる。
【0167】
また、動画像復号化装置200では、受信した2個の符号化データの中から1個だけを復号化すれば良いので、通常の動画像復号化装置と比べて必要な演算量が大きく増大することはない。
【0168】
なお、上記各実施の形態の動画像伝送システムは、動画像符号化装置及び動画像復号化装置の各機能をハードウェア的に実現することは勿論として、上記した動画像符号化装置及び動画像復号化装置の機能を備える動画像符号化プログラム800及び動画像復号化プログラム900からなる動画像伝送プログラムをコンピュータ処理装置のメモリにロードして実行することで実現することができる。この動画像符号化プログラム800及び動画像復号化プログラム900は、磁気ディスク、半導体メモリその他の記録媒体に格納され、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処理装置の動作を制御することにより、上述した各機能を実現する。
【0169】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る動画像データ伝送方法を実現する動画像伝送システムの構成を示すブロック図である。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る動画像符号化装置の構成を示すブロック図である。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る動画像復号化装置の構成を示すブロック図である。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る動画像復号化装置での符号化データ再構成手順を示すフローチャートである。
図5は、第1の実施の形態において、3つの符号化パケットデータが動画像復号化装置に伝送される場合の符号化データ再構成手順を示すフローチャートである。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る動画像符号化データパケット伝送方法を実現する動画像伝送システムの構成を示すブロック図である。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る動画像復号化装置での符号化データ再構成手順を示すフローチャートである。
図8は、第3の実施の形態において、3つの符号化パケットデータが動画像復号化装置に伝送される場合の符号化データ再構成手順を示すフローチャートである。
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る動画像符号化装置の構成を示す図である。
Claims (24)
- 送信側から動画像データを圧縮符号化して送信し、受信側で復号化する動画像伝送システムであって、
前記送信側は、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記フレームを、前記第1の符号化データよりも高い圧縮率で、前記第1の符号化データを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信すると共に、
前記受信側は、正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する動画像伝送システム。 - 送信側から動画像データを圧縮符号化して送信し、受信側で復号化する動画像伝送システムであって、
前記送信側は、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、前記画像領域を、前記第1のパケットデータよりも高い圧縮率で、前記第1のパケットデータを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信すると共に、
前記受信側は、正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像伝送システム。 - 前記送信側は、前記第1の符号化データの圧縮符号化において参照された参照フレーム画像を、前記第2の符号化データの圧縮符号化のフレーム間予測において参照する請求項1に記載の動画像伝送システム。
- 前記送信側は、前記第1の符号化データの圧縮符号化におけるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを、前記第2の符号化データの圧縮符号化で再利用する請求項1に記載の動画像伝送システム。
- 前記送信側は、前記第1のパケットデータの圧縮符号化におけるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを、前記第2のパケットデータの圧縮符号化で再利用する請求項2に記載の動画像伝送システム。
- 前記送信側は、前記第1のパケットデータの圧縮符号化において参照された参照フレーム画像を、前記第2のパケットデータの圧縮符号化において参照する請求項2に記載の動画像伝送システム。
- 送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、
任意の2以上の整数Nに対して、
送信側が、
入力された動画像フレームをフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた符号化データを送信する第1の動画像符号化送信手段と、
前記第1の動画像符号化送信手段が符号化したフレームの少なくとも一部を、当該フレームに対する前記第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で用いられた参照フレーム画像を利用して、前記第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率となるように符号化し、得られた符号化データを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、
受信側が、
受信した動画像圧縮符号化データの誤りもしくは欠落をフレーム単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、
前記のN個の符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信された、同一フレームの符号化データの中から、圧縮率が最も低い動画像符号化データをフレーム毎に選択して復号化する動画像復号化手段とを備える動画像伝送システム。 - 送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、
任意の2以上の整数Nに対して、送信側が、前記第1の動画像符号化送信手段は、入力された動画像フレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、分割された各々の画像領域をフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた一個または複数個の第1のパケットデータを送信する第1の動画像符号化送信手段と、
前記各々の画像領域を、当該画像領域に対する前記第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で用いられた参照フレーム画像をフレーム間予測で利用しながら、前記第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率で圧縮符号化し、得られた一個または複数個の第2のパケットデータを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、
受信側が、受信したパケットデータの誤りもしくは欠落をパケットデータ単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、
前記のN個の符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信されたパケットデータの中から、圧縮率が最も低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像復号化手段とを備える動画像伝送システム。 - 送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、
任意の2以上の整数Nに対して、
送信側が、
入力された動画像フレームをフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた符号化データを送信する第1の動画像符号化送信手段と、
前記第1の動画像符号化送信手段が符号化したフレームの少なくとも一部を、当該フレームに対する前記第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用して、前記第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率となるように符号化し、得られた符号化データを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、
受信側が、
受信した動画像圧縮符号化データの誤りもしくは欠落をフレーム単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、
前記符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信された、同一フレームの符号化データの中から、圧縮率が最も低い動画像符号化データをフレーム毎に選択して復号化する動画像復号化手段とを備える動画像伝送システム。 - 送信側から受信側にフレーム間予測により圧縮符号化された動画像データを伝送する動画像伝送システムであって、
任意の2以上の整数Nに対して、
送信側が、
入力された動画像フレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、分割された各々の画像領域をフレーム間予測により圧縮符号化して、得られた1個又は複数個の第1のパケットデータを送信する第1の動画像符号化送信手段と、
前記各々の画像領域を、当該画像領域に対する前記第1の動画像符号化送信手段によるフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用して、前記第1の動画像符号化送信手段よりも高い圧縮率で圧縮符号化し、得られた一個または複数個の第2のパケットデータを送信する第2乃至第Nの(N−1)個の動画像符号化送信手段とを備え、
受信側が、
受信したパケットデータの誤りもしくは欠落をパケットデータ単位で検出可能なN個の符号化データ受信手段と、
前記のN個の符号化データ受信手段で伝送誤りも欠落もなく受信されたパケットデータの中から、圧縮率が最も低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像復号化手段とを備える動画像伝送システム。 - 動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、
入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームを前記第1の符号化データのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により前記第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する動画像符号化装置。 - 動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、
入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、前記画像領域を、前記第1のパケットデータのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により前記第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する動画像符号化装置。 - 動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、
入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームの少なくとも一部を前記第1の符号化データのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、前記第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する動画像符号化装置。 - 動画像データを圧縮符号化して動画像復号化装置に送信する動画像符号化装置であって、
入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、前記画像領域を、前記第1のパケットデータのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、前記第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する動画像符号化装置。 - 動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、
前記動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームを前記第1の符号化データのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により前記第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを受信し、
受信した前記符号化データのうち、ビット誤り又はパケットロスの無い前記符号化データから最も圧縮率の低い符号化データをフレーム毎に選択して復号化する動画像復号化装置。 - 動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、
前記動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、
前記画像領域を、前記第1のパケットデータのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により前記第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを受信し、
受信した前記パケットデータのうち、ビット誤り又はパケットロスの無い前記パケットデータから、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像復号化装置。 - 動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、
前記動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームの少なくとも一部を前記第1の符号化データのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、前記第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを受信し、
受信した前記符号化データのうち、ビット誤り又はパケットロスの無い前記符号化データから最も圧縮率の低い符号化データをフレーム毎に選択して復号化する動画像復号化装置。 - 動画像データを圧縮符号化したデータを動画像符号化装置から受信して復号化する動画像復号化装置であって、
前記動画像符号化装置から送信された、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、
前記画像領域を、前記第1のパケットデータのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、前記第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを受信し、
受信した前記パケットデータのうち、ビット誤り又はパケットロスの無い前記パケットデータから、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像復号化装置。 - 送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、
前記送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームを前記第1の符号化データのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により前記第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する処理を実行させ、
前記受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した前記複数の符号化データであって正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラム。 - 送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、
前記送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、前記画像領域を、前記第1のパケットデータのフレーム間予測で利用された参照フレーム画像を用いたフレーム間予測により前記第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する処理を実行させ、
前記受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した前記複数のパケットデータであって正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラム。 - 送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、
前記送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記符号化されたフレームの少なくとも一部を前記第1の符号化データのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、前記第1の符号化データより高い圧縮率となるように圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信する処理を実行させ、
前記受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した前記複数の符号化データであって正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムを備える動画像伝送システム。 - 送信側でコンピュータ処理装置に動画像データを圧縮符号化して送信する処理を実行させ、受信側でコンピュータ処理装置に符号化されたデータを受信して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラムであって、
前記送信側で、コンピュータ処理装置に、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、前記画像領域を、前記第1のパケットデータのフレーム間予測で得られたフレーム間予測パラメータおよび予測差分データを再利用することにより、前記第1のパケットデータより高い圧縮率で圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信する処理を実行させ、
前記受信側で、コンピュータ処理装置に、受信した前記複数のパケットデータであって正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する処理を実行させるための動画像伝送プログラム。 - 送信側で動画像データを圧縮符号化して送信する動画像符号化ステップと、受信側で復号化する動画像復号化ステップとを有する動画像伝送方法であって、
前記動画像符号化ステップでは、入力された動画像データのフレームをフレーム間予測符号化により圧縮符号化した第1の符号化データと、前記フレームを、前記第1の符号化データよりも高い圧縮率で、前記第1の符号化データを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した第2の符号化データとからなる、複数の符号化データを送信し、
前記動画像復号化ステップでは、正常に受信された符号化データのうち、最も圧縮率の低い符号化データを、フレーム毎に選択して復号化する動画像伝送方法。 - 送信側で動画像データを圧縮符号化して送信する動画像符号化ステップと、受信側で復号化する動画像復号化ステップとを有する動画像伝送方法であって、
前記動画像符号化ステップでは、入力された動画像データのフレームを1個又は複数個の画像領域に分割して、各々の画像領域をフレーム間予測符号化により圧縮符号化した1個又は複数個の第1のパケットデータと、前記画像領域を、前記第1のパケットデータよりも高い圧縮率で、前記第1のパケットデータを復号化して得られた参照フレーム画像を参照するフレーム間予測により、圧縮符号化した1個又は複数個の第2のパケットデータとからなる、複数のパケットデータを送信し、
前記動画像復号化ステップでは、正常に受信されたパケットデータのうち、最も圧縮率の低いパケットデータを、同一の画像領域が符号化されたパケットデータ毎に選択して復号化する動画像伝送方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002126894 | 2002-04-26 | ||
JP2002126894 | 2002-04-26 | ||
PCT/JP2003/005321 WO2003092302A1 (en) | 2002-04-26 | 2003-04-25 | Moving image transferring system, moving image encoding apparatus, moving image decoding apparatus, and moving image transferring program |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2003092302A1 JPWO2003092302A1 (ja) | 2005-09-08 |
JP4280927B2 true JP4280927B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=29267620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004501963A Expired - Fee Related JP4280927B2 (ja) | 2002-04-26 | 2003-04-25 | 動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050117643A1 (ja) |
EP (1) | EP1501314A4 (ja) |
JP (1) | JP4280927B2 (ja) |
WO (1) | WO2003092302A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2714150C1 (ru) * | 2019-09-03 | 2020-02-12 | Акционерное общество "Выксунский металлургический завод" | Способ изготовления стальных двухслойных горячекатаных листов |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4475235B2 (ja) * | 2004-01-28 | 2010-06-09 | 日本電気株式会社 | コンテンツの符号化、配信及び受信方法と装置とシステムならびにプログラム |
EP1714491A2 (en) * | 2004-02-09 | 2006-10-25 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Broadcast receiving apparatus, broadcast receiving method, broadcast receiving program, and broadcast receiving circuit |
CN101543082B (zh) * | 2007-05-22 | 2011-07-20 | 松下电器产业株式会社 | 运动图像解码装置以及运动图像解码方法 |
EP2559166B1 (en) * | 2010-04-13 | 2017-11-01 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Probability interval partioning encoder and decoder |
JP6439414B2 (ja) * | 2014-12-01 | 2018-12-19 | 富士通株式会社 | 通信装置 |
JP6649212B2 (ja) * | 2016-09-06 | 2020-02-19 | 株式会社東芝 | 符号化装置、復号装置、および画像処理システム |
FR3135085A1 (fr) | 2022-04-28 | 2023-11-03 | Arkema France | Compositions de polyamide ignifuge ductile et leur utilisation notamment pour application ferroviaire |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59167143A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-20 | Nec Corp | 信号伝送方式 |
JPH0748711B2 (ja) * | 1987-02-20 | 1995-05-24 | 日本電信電話株式会社 | 信号伝送方式 |
DE69132063T2 (de) * | 1990-12-28 | 2000-09-14 | Canon K.K., Tokio/Tokyo | Bildcodierung mit Optimierung der erzeugten Codemenge |
US5111292A (en) * | 1991-02-27 | 1992-05-05 | General Electric Company | Priority selection apparatus as for a video signal processor |
US5481543A (en) * | 1993-03-16 | 1996-01-02 | Sony Corporation | Rational input buffer arrangements for auxiliary information in video and audio signal processing systems |
JPH10224746A (ja) * | 1997-02-05 | 1998-08-21 | Kokusai Electric Co Ltd | 画像伝送システム |
JPH10276365A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Hitachi Ltd | 映像データ圧縮装置、映像記録再生装置および映像データの圧縮符号化方法 |
US5847760A (en) * | 1997-05-22 | 1998-12-08 | Optibase Ltd. | Method for managing video broadcast |
US6014694A (en) * | 1997-06-26 | 2000-01-11 | Citrix Systems, Inc. | System for adaptive video/audio transport over a network |
JP3495922B2 (ja) * | 1997-09-26 | 2004-02-09 | フーリエ有限会社 | 映像データの伝送方法 |
JPH11225161A (ja) * | 1998-02-05 | 1999-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ処理方法およびデータ処理装置 |
JP3646853B2 (ja) * | 1999-02-12 | 2005-05-11 | Kddi株式会社 | 複数経路画像伝送装置 |
JP2001007786A (ja) * | 1999-06-21 | 2001-01-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ通信方法およびシステム |
US6611530B1 (en) * | 1999-09-21 | 2003-08-26 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Video communication using multiple streams |
US6829303B1 (en) * | 1999-11-17 | 2004-12-07 | Hitachi America, Ltd. | Methods and apparatus for decoding images using dedicated hardware circuitry and a programmable processor |
US6510177B1 (en) * | 2000-03-24 | 2003-01-21 | Microsoft Corporation | System and method for layered video coding enhancement |
GB2366464A (en) * | 2000-08-14 | 2002-03-06 | Nokia Mobile Phones Ltd | Video coding using intra and inter coding on the same data |
US9143546B2 (en) * | 2000-10-03 | 2015-09-22 | Realtime Data Llc | System and method for data feed acceleration and encryption |
-
2003
- 2003-04-25 JP JP2004501963A patent/JP4280927B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2003-04-25 WO PCT/JP2003/005321 patent/WO2003092302A1/ja active Application Filing
- 2003-04-25 EP EP03727985A patent/EP1501314A4/en not_active Withdrawn
- 2003-04-25 US US10/505,668 patent/US20050117643A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2714150C1 (ru) * | 2019-09-03 | 2020-02-12 | Акционерное общество "Выксунский металлургический завод" | Способ изготовления стальных двухслойных горячекатаных листов |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1501314A4 (en) | 2010-03-17 |
US20050117643A1 (en) | 2005-06-02 |
EP1501314A1 (en) | 2005-01-26 |
WO2003092302A1 (en) | 2003-11-06 |
JPWO2003092302A1 (ja) | 2005-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7957465B2 (en) | Moving picture data code conversion/transmission method and device, code conversion/reception method and device | |
US9445114B2 (en) | Method and device for determining slice boundaries based on multiple video encoding processes | |
JP4889231B2 (ja) | 画像符号化方法および装置、画像復号方法 | |
US20090147856A1 (en) | Variable color format based video encoding and decoding methods and apparatuses | |
US20070009039A1 (en) | Video encoding and decoding methods and apparatuses | |
EP1793613A2 (en) | Picture encoding method and apparatus and picture decoding method and apparatus | |
US10542265B2 (en) | Self-adaptive prediction method for multi-layer codec | |
US10484688B2 (en) | Method and apparatus for encoding processing blocks of a frame of a sequence of video frames using skip scheme | |
JP4280927B2 (ja) | 動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法 | |
JP4321454B2 (ja) | 動画像伝送システム、動画像符号化装置、動画像復号化装置、動画像伝送プログラム及び動画像伝送方法 | |
US6804299B2 (en) | Methods and systems for reducing requantization-originated generational error in predictive video streams using motion compensation | |
US6356661B1 (en) | Method and device for robust decoding of header information in macroblock-based compressed video data | |
US20060120290A1 (en) | Method for adapting the bitrate of a digital signal dynamically to the available bandwidth, corresponding devices, and corresponding computer-program product | |
Carreira et al. | Selective motion vector redundancies for improved error resilience in HEVC | |
KR101772472B1 (ko) | 적응적으로 프레임 압축 모드를 적용한 동영상 압축 장치 및 방법, 그리고, 동영상 복원 장치 및 방법 | |
WO2002019709A1 (en) | Dual priority video transmission for mobile applications | |
KR20060043120A (ko) | 영상 신호의 인코딩 및 디코딩 방법 | |
JP3948442B2 (ja) | 動き補償復号化装置 | |
KR100564967B1 (ko) | 동영상 디코더 및 이를 이용한 디코딩 방법 | |
KR101307469B1 (ko) | 비디오 인코더, 비디오 디코더, 비디오 인코딩 방법 및 비디오 디코딩 방법 | |
KR101082542B1 (ko) | 분산 비디오 코딩을 위한 비트스트림의 재구성 방법 및 장치 | |
WO2001015458A2 (en) | Dual priority video transmission for mobile applications |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090218 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090303 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4280927 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |