JP4280922B2 - 光触媒被覆ゲートバルブ - Google Patents

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本発明は、半導体または液晶製造ラインにおいて、プロセス処理室間、または、プロセス処理室と搬送室間を仕切るゲートバルブに関する。
従来のゲートバルブは、弁体に加熱用ヒータを内蔵したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図4は従来のゲートバルブを示す側断面図である。図4において、111は弁体であり、加熱用ヒータ119を内蔵している。ヒータ119にはケーブル120が取り付けられている。ケーブル120は、弁体111から引き出され、弁棒113内部に納められている。弁体111の開閉動作時には、ケーブル120も弁体111とともに動く。
ゲートバルブが、成膜装置やエッチャなどのプラズマ処理装置に取り付けられている場合、プラズマ処理時に生成した難揮発性有機物が処理室内壁、弁体111表面に付着する。有機物が弁体111表面に蓄積されると、弁体111の開閉動作によって剥離しパーティクルを生じる。また、ゲートバルブが成膜装置や拡散炉などの高温処理装置に取り付けられている場合、プロセス処理後にバルブを開けるとバルブが冷え、弁体111表面に水滴が付着する。水滴は、プロセス処理室の真空度を悪化させ、ロードロック時間を長くする。従来、有機物や水滴の付着を低減するために、弁体111をヒータ119で100〜140℃に加熱している。
このように、従来のゲートバルブは、弁体111を常に加熱しているものである。
特開2001−4505号公報(第5頁、図1)
ところが、従来のゲートバルブの弁体は、常に加熱された状態になっているので、きわめて不経済であり、ランニングコストが高いという問題や、Oリングの寿命が短くなるという問題があった。また、プロセス処理後にバルブを開けると、処理中に使用された腐食性ガスや処理中に生成した活性種が弁箱内に流入する。従来のゲートバルブは、弁箱内にケーブルが露出しているので、ケーブルの被覆材が劣化し、弁体の開閉動作によってケーブルの被覆が剥がれ、絶縁不良やパーティクルの発生を引き起こす。このような場合や、弁体内部のヒータが断線した場合は、ケーブルやヒータを交換する必要がある。しかしながら、ケーブルやヒータは、それぞれ弁体内部や弁棒内に取り付けられているので、メンテナンスが困難であるというような問題もあった。さらに、100〜140℃の加熱では、有機物の付着を十分に防止することができないという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、ランニングコストを低減するとともに、容易にメンテナンスを行うことができ、さらに、弁体表面を清浄に保つことのできるゲートバルブを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、弁箱と、弁体と、前記弁体を駆動する弁棒とからなるゲートバルブにおいて、前記弁体表面に光触媒を形成し、前記弁箱に光触媒を励起する光源を備えたものである。
請求項2に記載の発明は、前記弁箱に光触媒膜を加熱する手段を備えたものである。
請求項3に記載の発明は、前記光触媒膜をTiO、Ta、ZnO、SnO、InTaO、NaTaOのいずれか1つとしたものである。
請求項4に記載の発明は、前記光触媒膜を励起する光源を、弁体待機位置の正面に設置させたものである。
請求項5に記載の発明は、前記光触媒膜を励起する光源をLEDとしたものである。
請求項1に記載の発明によると、弁体表面に光触媒を形成しているので、弁体表面に付着した難揮発性有機物や水滴を除去することができ、弁体表面を清浄に保つことができる。また、加熱の必要がないのでOリングの寿命が長くなる。
請求項2に記載の発明によると、光触媒を加熱する手段を備えているので、より効率的に難揮発性有機物や水滴を除去することができる。
請求項3に記載の発明によると、光触媒活性が高い材料なので、難揮発性有機物や水滴を効率よく除去することができる。
請求項4に記載の発明によると、光触媒を励起する光源が弁箱に設けられているので、弁体や弁棒内にケーブルなどのメンテナンスを必要とするものがなく、メンテナンスが容易である。
請求項5に記載の発明によると、光触媒を励起する光源がLEDなので、消費電力が小さく、ランニングコストを低減できる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例のを示すゲートバルブの閉状態の側断面図、図2は同じく開状態の側断面図である。図において、1は光触媒膜であり、弁体111の表面に形成されている。材料には、TiO、Ta、ZnO、SnO、InTaO、NaTaOのうち、1つ以上を用いることが望ましい。また、2は光源ユニットであり、光触媒励起用光源3が取り付けられている。光触媒励起用光源3としては、高圧水銀灯、低圧水銀灯、ブラックライト、蛍光灯、発光ダイオード(LED)などを用いることができる。このうち、LEDは消費電力が特に小さいので、よりランニングコストを低減することができる。なお、光源ユニット2は、開状態の弁体111の正面に設けられている。
本発明が特許文献1と異なる部分は、弁体内部の加熱用ヒータ類を持たず、弁体表面に形成した光触媒膜と光触媒励起用光源を設けた点である。
次に、動作について説明する。ゲートバルブがプラズマ処理装置に取り付けられている場合、装置は、弁箱112の開口117a側に取り付けられる。プラズマ処理中、ゲートバルブは図1の状態であり、光触媒膜1を形成した弁体111はOリング116bによってシールされており、プラズマ処理によって生成した難揮発性有機物が光触媒膜1の表面に付着する。処理終了後、ゲートバルブの開動作により、光触媒膜1を形成した弁体111が下がり、図2のような状態になる。このときに、光源ユニット2に設けられた光触媒励起用光源3から光触媒膜1に光を照射する。励起した光触媒膜1の酸化分解作用によって、表面に付着した難揮発性有機物が分解、除去される。したがって、光触媒膜1表面は常に初期の清浄な状態を保つことができ、パーティクルを発生させるほど有機物が堆積しない。また、励起した光触媒膜1は、超親水化作用および水の分解作用を示すので、光触媒膜1の表面には水滴が形成され難い。
このように、難揮発性有機物を分解でき、かつ、水滴が形成され難い光触媒膜1を弁体111表面に形成しているので、光触媒膜1表面すなわち弁体111表面を常に清浄に保つことができる。また、光源にLEDを用い、ゲートバルブが開状態のときのみ光を照射するので、ランニングコストを低減することができる。さらに、光源ユニット2は弁箱112の外側に取り付けられているので、光源が故障した場合でも、容易に取り替えることができ、メンテナンスが容易である。また、従来のような加熱を必要としないのでOリングの寿命が長くなる。
図3は第2実施例のゲートバルブの開状態を示す図である。4は加熱手段であり、赤外線ランプ等を用いている。その他の構成は、第1実施例と同様である。低い温度に加熱する
次に、動作について説明する。第1実施例と同様に、ゲートバルブが開状態のときに光触媒励起用光源3から光を照射する。このとき、加熱手段4によって、光触媒膜1を加熱する。なお、加熱温度は、100℃未満の低い温度で良い。
このように、光触媒膜1を加熱する手段を備えているので、光触媒反応が促進され、より効率的に有機物や水滴を除去することができる。また、加熱手段4が弁箱112の外側に取り付けられているので、加熱手段4が故障した場合でも、容易に取り替えることができ、メンテナンスが容易である。
光を照射することによって表面に付着した有機物や水分を除去することができ、メンテナンスが容易であるので、原子力関連設備のゲートバルブにも適用できる。
本発明の第1実施例を示すゲートバルブの閉状態の側断面図 本発明の第1実施例を示すゲートバルブの開状態を示す側断面図 本発明の第2実施例を示すゲートバルブの開状態を示す側断面図 従来のゲートバルブを示す側断面図
符号の説明
1 光触媒膜
2 光源ユニット
3 光触媒励起用光源
4 加熱手段
111 弁体
112 弁箱
113 弁棒
114 ベローズ
115 エアーシリンダ
116a、b Oリング
117a、b、c 開口
118 隙間
119 ヒータ
120 ケーブル

Claims (5)

  1. 弁箱と、弁体と、前記弁体を駆動する弁棒とからなるゲートバルブにおいて、
    前記弁体表面に光触媒膜を形成し、前記弁箱に光触媒膜を励起する光源を備えたことを特徴とする光触媒被覆ゲートバルブ。
  2. 前記弁箱は、光触媒膜を加熱する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の光触媒被覆ゲートバルブ。
  3. 前記光触媒膜は、TiO、Ta、ZnO、SnO、InTaO、NaTaOのいずれか1つであることを特徴とする請求項1または2記載の光触媒被覆ゲートバルブ。
  4. 前記光触媒膜を励起する光源は、弁体待機位置の正面に設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光触媒被覆ゲートバルブ。
  5. 前記光触媒膜を励起する光源は、LEDであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光触媒被覆ゲートバルブ。
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