JP4280553B2 - Hysteresis torque mechanism of damper disk assembly - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒステリシストルク発生機構、特に、エンジンからのトルクが入力される入力側プレートと、入力側プレートに相対回転自在に設けられトルクが出力される出力側プレートと、両プレートを回転方向に弾性的に連結する弾性部材とを備えたダンパーディスク組立体に設けられ、両プレートの相対回転時にヒステリシストルクを発生するダンパーディスク組立体のヒステリシストルク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダンパーディスク組立体は、たとえば、自動車のエンジンとトランスミッションとの間に配置されるクラッチディスク組立体に使用される。ダンパーディスク組立体は一般に、エンジンからのトルクが入力されるクラッチプレート及びリティニングプレートからなる入力側プレートと、円板状のフランジ部及びトランスミッションの入力軸にスプライン嵌合されるハブからなるスプラインハブとを有している。入力側プレートとスプラインハブとは、トーションスプリングによって円周方向に所定の角度範囲で相対回転自在に連結されている。そして、入力側プレートとスプラインハブとの間には、両部材が相対回転する際に、摩擦力によってヒステリシストルクを発生するヒステリシストルク発生機構が設けられている。
【0003】
ヒステリシストルク発生機構は、一般的に、2枚のフリクションワッシャと、それぞれ1枚のフリクションプレート及びコーンスプリングを有している(例えば、特許文献1参照)。すなわち、クラッチプレートとスプラインハブのフランジ部との間に1枚のフリクションワッシャが配置され、リティニングプレートとスプラインハブのフランジ部との間に、リティニングプレート側から順に、コーンスプリング、フリクションプレート及び1枚のフリクションワッシャが配置されている。そして、これらの部材が、クラッチプレート及びリティニングプレートとスプラインハブとの間で互いに圧接するように組み付けられている。したがって、クラッチプレート及びリティニングプレートとスプラインハブとが相対回転した際に、これらの部材とヒステリシストルク発生機構を構成する部材との間ですべりが生じ、摩擦力によるトルク(ヒステリシストルク)が発生することになる。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−129444号公報(段落0002〜0006、図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ヒステリシストルク発生機構において用いられるフリクションワッシャは、通常、樹脂成型品であり、このフリクションワッシャとばね鋼等によって形成されるコーンスプリングとが、コスト低減の妨げになっている。また、従来のヒステリシストルク発生機構の構造では、トランスミッションの入力軸とダンパーディスク組立体との間のミスアライメントがヒステリシストルク発生機構やトーションスプリングの部分に伝達されやすく、ダンパーディスク組立体の寿命低下につながるという問題がある。
【0006】
本発明の課題は、ダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構において、コストを低減でき、しかもミスアライメントによる寿命低下を抑えることができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、エンジンからのトルクが入力される入力側プレートと、入力側プレートに相対回転自在に設けられトルクが出力される出力側プレートと、両プレートを回転方向に弾性的に連結する弾性部材とを備えたダンパーディスク組立体に設けられ、両プレートの相対回転時にヒステリシストルクを発生する機構であり、第1スペーサと、第2スペーサとを有している。第1スペーサは、軸方向に突出するリブが内周部に形成され、両プレート間に配置された環状でかつ平坦な板状の部材である。第2スペーサは、軸方向に突出するリブが内周部に形成され、第1スペーサに圧接するように両プレート間に配置された環状でかつ平坦な板状の部材である。
【0008】
この機構では、エンジンからのトルクは、入力側プレートから弾性部材を介して出力側プレートに伝達され、さらにトランスミッションの入力軸等に伝達される。このとき、エンジンからのトルクには変動が存在するので、入力側プレートと出力側プレートとは、所定角度相対回転した状態で、両回転方向にトルク変動に応じた角度分だけ相対回転する。この相対回転に伴い、入力側プレートと出力側プレートの間で圧接された第1及び第2スペーサが摩擦摺動し、ヒステリシストルクが発生する。トルク変動は、このヒステリシストルクによって吸収され、出力側への変動の伝達を抑えることができる。
【0009】
ここで、第1及び第2スペーサには軸方向に突出するリブが形成され、両スペーサが圧接されるように配置されているので、従来の機構に設けられていたコーンスプリングが不要になる。また、フリクションワッシャを省略あるいは削減できるので、コストを抑えることが容易になる。しかも、両スペーサに形成されたリブによって、両スペーサの厚みを薄くしつつ軸方向の所定のスペースを確保することができ、全体の重量を抑えてコストを抑えることができる。また、出力側プレートとこれに連結されるトランスミッションの入力軸との間にミスアライメントが存在しても、両スペーサのリブは容易に弾性変形するので、このリブの弾性変形によってミスアライメントによる本機構自体及び弾性部材等への悪影響を抑えることができる。さらに、リブの高さを調整することによって、プリロードすなわちヒステリシストルクを調整することができる。また、リブがスペーサの内周部に配置されているので、ミスアライメントをリブで吸収しやすい。
【0010】
請求項2に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、請求項1の機構において、第1スペーサ及び第2スペーサは、互いのリブが圧接するように配置されている。
【0011】
この場合は、両スペーサのリブ同士が当接し、互いに圧接するように配置されているので、よりミスアライメントを吸収しやすくなる。
【0012】
請求項3に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、請求項1又は2の機構において、第1スペーサ及び第2スペーサのリブは、それぞれ円周上に部分的に形成されている。
【0013】
請求項4に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、請求項1又は2の機構において、第1スペーサ及び第2スペーサのリブは、それぞれ内周部に円周上に連続して形成されている。
【0014】
請求項5に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、請求項1から4のいずれかの機構において、出力側プレートと第2スペーサとの軸方向間に配置されたフリクションワッシャをさらに有している。この場合は、ヒステリシストルクを比較的大きくすることが容易になる。また、フリクションワッシャの材質を変更することによって、ヒステリシストルクの調整を容易に行うことができる。
【0015】
請求項6に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、請求項5の機構において、第2スペーサとフリクションワッシャとは互いの側面が接着されている。この場合は、取り扱いが容易になる。
【0016】
請求項7に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、請求項1から6のいずれかの機構において、第1スペーサは、外周部が入力側プレートに支持されている。
【0017】
請求項8に係るダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構は、請求項1から7のいずれかの機構において、入力側プレートは、出力側プレートの両側に配置された第1プレート及び第2プレートを有し、第1スペーサ及び第2スペーサは第1プレートと出力側プレートとの間に配置されている。また、第2プレートと出力側プレートとの間に、軸方向に突出するリブが形成され、第2プレート及び出力側プレートに圧接する環状でかつ板状の第3スペーサをさらに備えている。
【0018】
この場合は、第3スペーサの存在により、ミスアライメントをより効率的に吸収することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明の一実施形態によるヒステリシストルク発生機構を備えたダンパーディスク組立体を示している。O−O線が回転中心線である。
【0020】
図において、ダンパーディスク組立体は、その中央に出力側のハブ1を有している。ハブ1は、その中心部に、図示しないトランスミッションの入力軸の外周スプライン部に噛み合うスプライン歯1aを有している。また、ハブ1は、外周側にフランジ部2を一体に有している。フランジ部2の外周には、円周方向に延びる6つの窓孔2aが等間隔に形成されている。また、隣接する窓孔2aの間には、6つのストッパー用切欠き2bが形成されている。
【0021】
一方、ハブ1のフランジ部2の両側方には、クラッチプレート4とリティニングプレート5とが配置されている。これらのクラッチプレート4及びリティニングプレート5は、それらの内周部がハブ1に外周側から回転自在に嵌合する概ね円板上のプレート部材であり、それらの外周部はフランジ部2よりさらに外周方向に延びている。クラッチプレート4の外周部には、それぞれ複数のリベット6により複数枚のクッショニングプレート7が固定されている。これらのクッショニングプレート7には、円環状のフェーシング部材8が固定されている。クラッチプレート4とリティニングプレート5とは、その外周部において複数のストッパピン9によって互いに連結されている。各ストッパピン9は、フランジ部2の外周部に形成されたストッパー用切欠き2bを貫通している。各ストッパピン9がストッパー用切欠き2bに当接すると、クラッチプレート4及びリティニングプレート5のハブ1に対する捩じれが規制される構造になっている。
【0022】
クラッチプレート4及びリティニングプレート5には、それぞれフランジ部2の6つの窓孔2aに対応して6つのスプリング支持部4a及び5aが形成されている。このスプリング支持部4a,5aは互いに離れるように(軸方向外側に)膨らむように形成されている。6ヵ所の窓孔2a及びスプリング支持部4a,5aのうちの対向する2ヵ所には、2つのトーションスプリング3a,3bとスプリングシート3cとが収容されている。また、他の残りの4ヵ所には、別のトーションスプリング3d,3eが収容されている。
【0023】
次にヒステリシストルク発生機構について詳細に説明する。
【0024】
クラッチプレート4とリティニングプレート5とは、前述のように、外周部においてストッパピン9により連結されているが、内周部においても、6つのスタッドピン10によって連結されている。これらのスタッドピン10によって、クラッチプレート4とリティニングプレート5との軸方向の間隔が所定の寸法に規制されており、この軸方向スペースにヒステリシストルク発生機構11が設けられている。なお、フランジ部2には、スタッドピン10が貫通し、かつ所定の角度範囲で回転し得るように、円周方向に長い長孔2cが形成されている。
【0025】
ヒステリシストルク発生機構11は、第1スペーサ12、第2スペーサ13、フリクションワッシャ14及び第3スペーサ15を有している。すなわち、リティニングプレート5の内周部とフランジ部2の内周部との間に、リティニングプレート5側から順に、環状の第1スペーサ12、第2スペーサ13、及びフリクションワッシャ14が配置されている。また、クラッチプレート4の内周部とフランジ部2の内周部との間に第3スペーサ15が配置されている。なお、これらの各部材12,13,14,15には、それぞれスタッドピン10が貫通する孔(図4参照)が形成されており、これにより、各部材12〜15は自由に回転することが禁止されている。
【0026】
第1スペーサ12は、SPHC、SPCC等の鋼板を用いて環状に形成された部材であり、外周部がリティニングプレート5によって支持されている。そして、この第1スペーサ12には、図3及び図4に示すように、内周部において軸方向の一方側に突出する複数のリブ12aが所定の間隔で形成されている。この複数のリブ12aは、スタッドピン10が貫通する複数の孔12bの形成された角度位置とずれた角度位置に、すなわち隣接する孔12bの間に位置するように形成されている。
【0027】
第2スペーサ13は、第1スペーサ12と同様に、SPHC、SPCC等の鋼板を用いて環状に形成されている。また、この第2スペーサ13においても、図5に示すように、内周部において軸方向の一方側に突出する複数のリブ13aが所定の間隔で形成されており、第1スペーサ12と同様に、隣接するスタッドピン貫通孔(図示せず)の間に位置している。そして、この第2スペーサ13とフリクションワッシャ14とは、図に示すように、互いに接着されている。もちろん、これらを接着することなく独立して配置しても良い。なお、フリクションワッシャ14は従来の構造と全く同様であり、環状の樹脂成型品である。
【0028】
図1から明らかなように、第1スペーサ12及び第2スペーサ13は、互いのリブ12a,13aが当接するように、すなわち第1スペーサ12はリブ12aが第2スペーサ13側に向くように、かつ第2スペーサ13はリブ13aが第1スペーサ12側に向くように配置されている。
【0029】
また、第3スペーサ15は、リブ高さのみが第1スペーサ12と異なり、他の構造は第1スペーサ12と全く同様である。
【0030】
このような構造において、スタッドピン10によって設定される軸方向スペースSと、ヒステリシストルク発生機構11を構成する各部材12〜15、フランジ部2及び入力側の両プレート4,5の自由状態におけるトータルでの軸方向厚みTとは、T>Sとなるように設定されている。したがって、ヒステリシストルク発生機構11を構成する各部材12〜15は、組み付けられた状態では、各スペーサ12,13のリブ12a,13aの弾性変形等により、互いに圧接されている。
【0031】
このように第1及び第2スペーサ12,13にリブ12a,13aを形成し、両リブ12a,13aが当接するように両スペーサ12,13を配置することによって、各スペーサ12,13の厚みが薄いにもかかわらず、所定の軸方向スペースを確保できる。したがって、各スペーサ12,13の厚みを厚くする必要が無く、材料費を削減できる。また、トランスミッションの入力軸とハブ1との間にミスアライメントが存在した場合、このミスアライメントにより、ハブ1及びフランジ部2の回転中にうねりが生じるが、これを両スペーサ12,13のリブ12a,13aの弾性変形によって吸収することができる。したがって、ヒステリシストルク発生機構11及びトーションスプリングが配置された部分等に過大な負荷が作用するのを抑えることができ、ダンパディスク組立体の長寿命化を図ることができる。さらに、このヒステリシストルク発生機構では、従来構造において用いられていたコーンスプリングを省略することができ、しかも、両スペーサ12,13のリブ12a,13a高さを調整することによって容易にヒステリシストルクを調整することができる。
【0032】
次に動作について説明する。
【0033】
中心部に配置された出力側のハブ1に対し、フェーシング部材8からトルクが伝達されると、そのトルクはフェーシング部材8からクラッチプレート4及びリティニングプレート5に伝達される。そして、このトルクは、トーションスプリング3a,3b,3d,3eを介してハブ1に伝達される。このとき、トーションスプリングが圧縮され、このばね特性に応じた捩じり角−捩じりトルク特性が得られる。
【0034】
また、トーションスプリングが圧縮されると、クラッチプレート4及びリティニングプレート5とハブ1との間で相対回転が生じる。この結果、ヒステリシストルク発生機構11により所定のヒステリシストルクが得られる。すなわち、クラッチプレート4及びリティニングプレート5がハブ1に対して回転すると、ヒステリシストルク発生機構11の各部材12〜15とフランジ部2及び入力側の各プレート4,5間に相対回転が生じる。この結果、相対回転が生じる部分に摩擦力が発生し、一定のヒステリシストルクを発生させる。
【0035】
[他の実施形態]
(a)前記実施形態では、各スペーサにおいて、リブを円周上に部分的に形成したが、リブの形状、配置については限定されない。例えば、図6に示すスペーサ12’のように、リブ12a’をスペーサ12’の内周部に円周上に連続して形成しても良い。
【0036】
(b)前記実施形態では、クラッチプレート4とフランジ部2との間に第3スペーサ15を配置したが、この第3スペーサ15は省略することができる。但し、第3スペーサ15を廃止した場合は、フランジ部2に段差を形成して軸方向スペースを確保するか、あるいはカラー等の部材を配置する必要がある。
【0037】
(c)ダンパー特性として、大きなヒステリシストルクが必要ない場合は、フリクションワッシャ14を省略することも可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明では、ダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構において、コストを低減でき、しかもミスアライメントによる寿命低下を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態が採用されたダンパーディスク組立体の縦断面構成図。
【図2】 前記ダンパーディスク組立体の正面図。
【図3】 第1スペーサの縦断面部分図。
【図4】 第1スペーサの正面部分図。
【図5】 第2スペーサ及びフリクションワッシャの縦断面部分図。
【図6】 他の実施形態による第1スペーサの正面部分図。
【符号の説明】
1 ハブ
2 フランジ部
4 クラッチプレート
5 リティニングプレート
11 ヒステリシストルク発生機構
12,12’ 第1スペーサ
13 第2スペーサ
14 フリクションワッシャ
15 第3スペーサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hysteresis torque generating mechanism, in particular, an input side plate to which torque from an engine is input, an output side plate that is provided relatively freely on the input side plate and outputs torque, and both plates in the rotational direction. The present invention relates to a hysteresis torque mechanism of a damper disk assembly that is provided in a damper disk assembly that includes an elastic member that is elastically connected and generates a hysteresis torque when both plates rotate relative to each other.
[0002]
[Prior art]
The damper disk assembly is used, for example, in a clutch disk assembly disposed between an automobile engine and a transmission. The damper disk assembly is generally a spline hub including an input side plate including a clutch plate and a retaining plate to which torque from an engine is input, and a hub that is spline-fitted to a disk-shaped flange portion and a transmission input shaft. And have. The input side plate and the spline hub are connected to each other by a torsion spring so as to be relatively rotatable in a predetermined angular range in the circumferential direction. A hysteresis torque generating mechanism is provided between the input side plate and the spline hub to generate a hysteresis torque by frictional force when the two members rotate relative to each other.
[0003]
The hysteresis torque generating mechanism generally has two friction washers, and one friction plate and one cone spring (see, for example, Patent Document 1). In other words, one friction washer is disposed between the clutch plate and the flange portion of the spline hub, and the cone spring, the friction plate, and the friction plate are sequentially disposed between the retaining plate and the spline hub flange portion. One friction washer is arranged. These members are assembled so as to be in pressure contact with each other between the clutch plate and the retaining plate and the spline hub. Therefore, when the clutch plate and the retaining plate and the spline hub rotate relative to each other, slip occurs between these members and the members constituting the hysteresis torque generating mechanism, and torque (hysteresis torque) due to frictional force is generated. It will be.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-6-129444 (paragraphs 0002 to 0006, FIG. 6)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The friction washer used in the hysteresis torque generating mechanism is usually a resin molded product, and the friction washer and a cone spring formed of spring steel or the like hinder cost reduction. Also, with the conventional hysteresis torque generation mechanism structure, misalignment between the input shaft of the transmission and the damper disk assembly is easily transmitted to the hysteresis torque generation mechanism and the torsion spring part, which reduces the life of the damper disk assembly. There is a problem of being connected.
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to reduce costs in a hysteresis torque generating mechanism of a damper disk assembly and to suppress a reduction in life due to misalignment.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a hysteresis torque generating mechanism for a damper disk assembly comprising: an input side plate to which torque from an engine is input; an output side plate that is provided on the input side plate so as to be relatively rotatable and that outputs torque; This mechanism is provided in a damper disk assembly having an elastic member that elastically connects the plates in the rotational direction, and generates a hysteresis torque when the plates rotate relative to each other. The mechanism has a first spacer and a second spacer. is doing. The first spacer is an annular and flat plate-like member having ribs protruding in the axial direction formed on the inner peripheral portion and disposed between both plates. The second spacer is an annular and flat plate-like member that is formed between the two plates so that a rib projecting in the axial direction is formed on the inner peripheral portion and pressed against the first spacer.
[0008]
In this mechanism, torque from the engine is transmitted from the input side plate to the output side plate via the elastic member, and further to the input shaft of the transmission. At this time, since there is a fluctuation in torque from the engine, the input side plate and the output side plate are relatively rotated by an angle corresponding to the torque fluctuation in both rotation directions in a state where they are relatively rotated by a predetermined angle. Along with this relative rotation, the first and second spacers pressed against each other between the input side plate and the output side plate frictionally slide to generate a hysteresis torque. Torque fluctuation is absorbed by this hysteresis torque, and transmission of fluctuation to the output side can be suppressed.
[0009]
Here, ribs protruding in the axial direction are formed on the first and second spacers, and the spacers are arranged so as to be in pressure contact with each other, so that the cone spring provided in the conventional mechanism becomes unnecessary. In addition, since the friction washer can be omitted or reduced, the cost can be easily suppressed. In addition, the ribs formed on both the spacers can secure a predetermined space in the axial direction while reducing the thickness of both spacers, thereby reducing the overall weight and cost. In addition, even if misalignment exists between the output side plate and the input shaft of the transmission connected thereto, the ribs of both spacers are easily elastically deformed. The bad influence to itself and an elastic member etc. can be suppressed. Furthermore, the preload, that is, the hysteresis torque can be adjusted by adjusting the height of the rib. Further, since the rib is disposed on the inner peripheral portion of the spacer, misalignment is easily absorbed by the rib.
[0010]
A hysteresis torque generating mechanism for a damper disk assembly according to a second aspect is the mechanism according to the first aspect, wherein the first spacer and the second spacer are arranged so that the ribs are in pressure contact with each other.
[0011]
In this case, since the ribs of both spacers are in contact with each other and pressed against each other, misalignment is more easily absorbed.
[0012]
Hysteresis torque generating mechanism of the damper disk assembly according to claim 3 is the mechanism according to
[0013]
Hysteresis torque generating mechanism of the damper disk assembly according to 請 Motomeko 4 is the mechanism according to
[0014]
Hysteresis torque generating mechanism of the damper disk assembly according to 請 Motomeko 5, in any mechanism of
[0015]
A hysteresis torque generating mechanism for a damper disk assembly according to a sixth aspect is the mechanism according to the fifth aspect, wherein the side surfaces of the second spacer and the friction washer are bonded to each other. In this case, handling becomes easy.
[0016]
According to a seventh aspect of the present invention, in the mechanism for generating hysteresis torque of the damper disk assembly according to any one of the first to sixth aspects, the outer periphery of the first spacer is supported by the input side plate.
[0017]
The hysteresis torque generating mechanism of the damper disk assembly according to claim 8 is the mechanism according to any one of
[0018]
In this case, misalignment can be absorbed more efficiently due to the presence of the third spacer.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1 and 2 show a damper disk assembly having a hysteresis torque generating mechanism according to an embodiment of the present invention. The OO line is the rotation center line.
[0020]
In the figure, the damper disk assembly has an output-
[0021]
On the other hand, a
[0022]
In the
[0023]
Next, the hysteresis torque generating mechanism will be described in detail.
[0024]
As described above, the
[0025]
The hysteresis
[0026]
The
[0027]
Similar to the
[0028]
As is clear from FIG. 1, the
[0029]
Further, the third spacer 15 is different from the
[0030]
In such a structure, the axial space S set by the
[0031]
In this way, the
[0032]
Next, the operation will be described.
[0033]
When torque is transmitted from the facing member 8 to the output-
[0034]
Further, when the torsion spring is compressed, relative rotation occurs between the
[0035]
[Other Embodiments]
(A) In the above-described embodiment, the ribs are partially formed on the circumference in each spacer, but the shape and arrangement of the ribs are not limited. For example, like the
[0036]
(B) Although the third spacer 15 is disposed between the
[0037]
(C) When the damper characteristic does not require a large hysteresis torque, the
[0038]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the hysteresis torque generating mechanism of the damper disk assembly, it is possible to reduce the cost and to suppress the life reduction due to misalignment.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional configuration diagram of a damper disk assembly in which an embodiment of the present invention is adopted.
FIG. 2 is a front view of the damper disk assembly.
FIG. 3 is a partial sectional view of a first spacer.
FIG. 4 is a partial front view of the first spacer.
FIG. 5 is a partial longitudinal sectional view of a second spacer and a friction washer.
FIG. 6 is a partial front view of a first spacer according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (8)
軸方向に突出するリブが内周部に形成され、前記両プレート間に配置された環状でかつ平坦な板状の第1スペーサと、
軸方向に突出してリブが内周部に形成され、前記第1スペーサに圧接するように前記両プレート間に配置された環状でかつ平坦な板状の第2スペーサと、
を備えたダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構。An input side plate to which torque from the engine is input, an output side plate that is relatively rotatable on the input side plate and that outputs the torque, and an elastic member that elastically connects the two plates in the rotational direction. A hysteresis torque generating mechanism that generates a hysteresis torque at the time of relative rotation of the two plates.
A rib projecting in the axial direction is formed on the inner periphery , and an annular and flat plate-shaped first spacer disposed between the two plates,
An annular and flat plate-like second spacer disposed between the plates so as to protrude in the axial direction and have a rib formed on the inner periphery , and press-contacted with the first spacer;
Hysteresis torque generating mechanism of damper disk assembly equipped with
前記第1スペーサ及び第2スペーサは前記第1プレートと前記出力側プレートとの間に配置されており、
前記第2プレートと前記出力側プレートとの間に、軸方向に突出するリブが形成され、前記第2プレート及び出力側プレートに圧接する環状でかつ板状の第3スペーサをさらに備えている、
請求項1から7のいずれかに記載のダンパーディスク組立体のヒステリシストルク発生機構。The input side plate has a first plate and a second plate disposed on both sides of the output side plate,
The first spacer and the second spacer are disposed between the first plate and the output side plate,
A rib protruding in the axial direction is formed between the second plate and the output side plate, and further includes an annular plate-shaped third spacer that presses against the second plate and the output side plate.
A hysteresis torque generating mechanism for a damper disk assembly according to any one of claims 1 to 7.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003149487A JP4280553B2 (en) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | Hysteresis torque mechanism of damper disk assembly |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003149487A JP4280553B2 (en) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | Hysteresis torque mechanism of damper disk assembly |
Publications (2)
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