JP4280526B2 - 医療用器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、長尺の医療用具の引き抜きを容易にした医療用器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、心臓疾患等の検査、治療のために、血管内へのカテーテルの導入が行われている。このようなカテーテルを体内の目的部位に導入するにあたり、カテーテル内にガイドワイヤを挿通し、ガイドワイヤの先端部をカテーテルの先端よりわずかに突出させて、このガイドワイヤによりカテーテルを目的部位まで誘導することが行われている。
ガイドワイヤは、使用前においては、一般に円形に巻かれたチューブ状のガイドワイヤ収納具に収納されており、使用の際にガイドワイヤ収納具から引き抜かれて使用される。従来のガイドワイヤ収納具においては、ガイドワイヤの表面とガイドワイヤ収納具の内面との接触面積が大きいため、ガイドワイヤを引き抜きにくいものとなっていた。また、特に、ガイドワイヤが親水性樹脂でコーティングされている場合は、使用に先だって筒状チューブ内に生理食塩水などを注入してガイドワイヤを浸漬するプライミング操作を行う必要があるが、プライミング操作を行ってすぐにガイドワイヤを引き抜こうとしてもガイドワイヤの表面とガイドワイヤ収納具内面とが張り付いて引き抜くことが困難である場合が多かった。
【0003】
そこで、従来、ガイドワイヤの引き抜きを容易にしたガイドワイヤ収納具が提案されている。例えば、特開2002−282276号公報には、医療用器具を収納する筒状の医療用器具収納具であって、収納具の本体部が親水性ポリエステル樹脂を配合した熱可塑性樹脂で形成することにより、ガイドワイヤの抜き出しを円滑に行うことを可能とした医療用器具収納具が開示されている(特許文献1)。しかしながら、この医療用器具であっても、ガイドワイヤ表面と医療用器具収納具内面との接触面積が大きいため、ガイドワイヤを円滑に引き抜くには十分ではないと考えられる。
また、特開2002−191618号公報には、合成樹脂又はゴムを用いて長尺状のほぼ円筒形状に形成したチューブ(1)において、基端部もしくはその近傍から、先端部もしくはその近傍に至る内腔壁面に、連続的な単数又は多数の凹部(2)と凸部(3)を形成することにより、内面の摩擦抵抗を減少させたガイドワイヤ用ディスペンサーチューブが開示されている(特許文献2)。しかしながら、このディスペンサーチューブを使用しても、収納されたガイドワイヤを円滑に引き抜くには十分ではないと考えられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−282276号公報
【特許文献2】
特開2002−191618号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記問題点を解決するものであり、長尺の医療用具の引き抜きを容易にした医療用器具を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1)長尺の医療用具と、該医療用具を収納するための長尺の内腔を備えかつ該内腔に前記医療用具を収納した医療用具収納具とからなる医療用器具であって、前記医療用具収納具の前記長尺の内腔は、螺旋状もしくは渦巻き状となっているとともに、該螺旋もしくは該渦の内側に屈曲する多数の屈曲部を備え、さらに、前記内腔は、隣接する前記屈曲部間では直線状もしくは円弧状でありかつ前記屈曲部部分では他の部分と異なる曲率を有するものとなっており、前記内腔に収納された前記長尺の医療用具の外面は、前記内腔を形成する前記医療用具収納具の内面と非連続に接触している医療用器具。
【0007】
(2)前記長尺の内腔は、渦巻き状となっているとともに、前記内腔は、隣接する前記屈曲部の間隔が前記渦の内側より外側の方が広いものとなっている上記(1)に記載の医療用器具。
(3) 該医療用具収納具は、前記内腔を備える長尺のチューブ体により形成されるとともに、該チューブ体は、螺旋状もしくは渦巻き状に巻かれるとともに、該螺旋もしくは該渦の内側に屈曲する前記多数の屈曲部を備えている上記(1)または(2)に記載の医療用器具。
【0008】
(4) 前記長尺の医療用具は、ガイドワイヤまたはカテーテルである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の医療用器具。
(5) 前記屈曲部の内角は、130°〜170°である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の医療用器具。
(6) 前記屈曲部間の距離は、3〜10cmである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の医療用器具。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例である医療用具用収納具について説明する。
図1は、本発明の実施例である医療用具収納具の正面図、図2は、本発明の実施例である医療用器具の正面図、図3は、図2に示す医療用器具の先端部の拡大断面図(インサーターから保護キャップを取り外した状態の図)である。
本発明の医療用器具20は、医療用具収納具1と、医療用具収納具1に収納された長尺の医療用具15を備えている。医療用具収納具1は、医療用具15を収納するための内腔7を備えるものであって、内腔7は、渦巻き状となっているとともに、渦の内側に屈曲する多数の屈曲部3を備えている。
【0010】
この医療用具収納具によれば、医療用具を収納するための内腔は、ほぼ同じ曲率にて全体が連続するものではなく、屈曲部部分において他の部分と異なる曲率を有するものとなる。このため、収納される医療用具の外面が内腔と連続的に接触する部分が形成されにくくなり、非連続の接触部分が形成されるものとなる。このため、医療用具の外面と収納具内面との密着を防止でき、医療用具の引き抜きが容易となる。
また、この実施例の医療用具収納具1は、長尺の医療用具15を収納するための内腔7を備えるものであって、内腔7を備える長尺のチューブ体2により形成されるとともに、チューブ体2は、渦巻き状に巻かれるとともに、渦の内側に屈曲する多数の屈曲部3を備えている。
この医療用具収納具においても、チューブ体2内に形成される長尺の医療用具を収納するための内腔は、ほぼ同じ曲率にて全体が連続するものではなく、屈曲部部分において他の部分と異なる曲率を有するものとなる。このため、収納される長尺の医療用具の外面が内腔と連続的に接触する部分が形成されにくくなり、非連続の接触部分が形成されるものとなる。このため、長尺の医療用具の外面と収納具内面との密着を防止でき、長尺の医療用具の引き抜きが容易となる。
また、本発明の医療用器具20は、医療用具収納具1と、医療用具収納具1に収納されもしくは収納可能な長尺の医療用具15を備えている。また、医療用具収納具1の屈曲部3には形状保持具31が数カ所において取り付けられ(実施例の場合は3カ所)、形状が保持されている。
【0011】
そこで、本発明の医療用具用収納具をガイドワイヤ収納具に応用した実施例を用いて説明する。
医療用具収納具であるガイドワイヤ収納具1は、図1に示すように、渦巻き状に巻かれたチューブ体2と、チューブ体2に設けられた屈曲部3と、チューブ体2の先端部に設けられたインサーター5と、インサーター5に取り付けられた保護キャップ8と、チューブ体2の基端部に設けられたプライミング用ポート10と、プライミング用ポート10に取り付けられたコネクター11からなる。
【0012】
この実施例のガイドワイヤ収納具1は、巻き形状が略多角形状となっていることが好ましい。図1、図2に示す実施例のガイドワイヤ収納具1のチューブ体2は、渦巻き状に巻かれるとともに、巻き形状が10角形状となっている。
チューブ体2は、全体がほぼ同じ外径および内径の円筒状チューブである。そして、このチューブ体2内により、ガイドワイヤ収納用の内腔が形成されている。
チューブ体2の構成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のある程度の可撓性を備える樹脂が使用される。
チューブ体2は、上記樹脂を押出成形、射出成形等することにより作製される。チューブ体2の長さとしては、収納されるガイドワイヤによって相違するが、400〜4500mm程度であることが好ましい。また、チューブ体2の内径は、1〜4mm、特に、2〜3mmであることが好ましい。また、チューブ体2の外径は、2〜5mm、特に、3〜4mmであることが好ましい。
【0013】
ガイドワイヤ収納具1に使用されるチューブ体2としては、直線状のものを渦巻き状にあるいは螺旋状に巻いたものが好適である。また、チューブ体2の内腔7の断面形状は、実施例においては、円形であるが、4角形、5角形、6角形などの多角形状であってもよい。そして、屈曲部3は、チューブ体2の巻き形状が略多角形状となる位置に設けられていることが好ましい。特に、屈曲部3は、ほぼ正多角形状となるような位置に設けられていることが好ましい。屈曲部3は、チューブ体2の巻き形状が、角数8〜12の範囲の多角形状となる位置に設けられていることが好ましい。図1,図2に示す実施例においては、屈曲部3は、チューブ体2の巻き形状が10角形状となる位置に設けられている。チューブ体2が渦巻き状に巻かれている場合の隣接する屈曲部3の間隔は、チューブ体2の内側に巻かれた部分より外側に巻かれた部分の方が広くなっている。なお、屈曲部3は、巻き形状が略多角形状となる位置に設けられていなくてもよい。例えば、屈曲部2は、径方向に隣接する曲折部同士が重ならない位置(曲折部同士がずれるように)に設けられていてもよい。
【0014】
屈曲部間の距離は、内腔7の内径にもよるが、3〜20cmであることが好ましく、特に、3〜10cmであることが好ましい。20cmより狭ければ、ガイドワイヤ15の表面とガイドワイヤ収納具1との接触面積が比較的小さくなるため、ガイドワイヤ15の引き抜きが容易であり、3cmより広ければ、ガイドワイヤ15とガイドワイヤ収納具1との接触部分での摺動抵抗が比較的小さくガイドワイヤ15を引き抜き易いからである。
屈曲部3は、内角が100°〜175°、特に、130°〜170°となるように折り曲げられていることが好ましい。内角が100°より大きければ、ガイドワイヤ15のガイドワイヤ収納具1内での急激な曲がりが生じることもなく、ガイドワイヤの引き抜きが容易になるからであり、内角が175°より小さければ、ガイドワイヤ15とガイドワイヤ収納具1との接触部分での摺動抵抗が比較的小さくガイドワイヤ15の引き抜きが容易となるからである。
【0015】
また、内腔7もしくはチューブ体2の屈曲部間は、直線状もしくは円弧状となっていることが好ましい。特に、屈曲部間は、直線状となっていることが好ましい。また、屈曲部間は、若干湾曲した(言い換えれば、小さい曲率)円弧状のものであってもよい。
本発明の実施例においては、内腔7もしくはチューブ体2の屈曲部間の構成は、実質的に直線状であるが、厳密にみれば、若干湾曲しており緩やかな円弧状となっている。このように構成することにより、図2に示すように、ガイドワイヤ収納具1内面とガイドワイヤ15表面との接触面積が小さくなるため、ガイドワイヤ15をより引き抜きやすくなる。
【0016】
屈曲部3は、例えば、チューブ体2を折り曲げることにより形成することができる。チューブ体2を折り曲げることにより屈曲部3を形成する場合は、屈曲部形成装置を用いて行うことが好ましいが、手作業により行ってもよい。また、屈曲部3は折り曲げることにより形成されていなくてもよく、予めチューブ体2上に屈曲部3を有するように成形してもよい。また、屈曲部3は、斜めにカットしたチューブ体同士を付き合わせ接合することにより形成したものであってもよい。
屈曲部3の形成方法としては、例えば、チューブ体2の屈曲したい部分を支点にして、その両側から力を加えて屈曲させる方法、屈曲したい部分を支点にして、片側のみから力を加えて屈曲させる方法、屈曲したい部分の両側を固定して、屈曲したい部分に力を加えて屈曲させる方法などチューブ体2に屈曲部3を確実に形成可能な方法であればいかなる方法であってもよい。また、形成方法は、屈曲部形成装置に行う方法、手作業により行う方法のいずれであってもよい。
【0017】
また、屈曲部3を形成する際、チューブ体2を加熱しながら行うことが好ましい。これによりチューブ体2を屈曲させやすくなるとともに、屈曲部3がチューブ上に確実に形成されやすくなる。加熱は、チューブ体2を折り曲げる直前もしくはチューブ体2を折り曲げる際のいずれに行ってもよい。加熱は、チューブ体2のうち屈曲させたい部分のみ行っても、チューブ体2全体に行ってもよい。チューブ体2の加熱は、加熱された部材をチューブ体2に接触させることにより行うことが好ましい。また、加熱の代わりに高周波等によりチューブ体2を柔らかくして屈曲部を形成してもよい。加熱して屈曲部3を形成した後は、自然冷却等の冷却を行うことが好ましい。
【0018】
インサーター5は、図1,図2に示すように、チューブ体2の先端部に着脱可能に取り付けられ、チューブ体2の内部に収納されたガイドワイヤ15をカテーテル内部に挿入する際に使用される。インサーター5は、先端側部分にカテーテル内部に挿入可能なほぼ同一外径の細径部6を有し、内腔がチューブ体2の内腔7と連通して先端において開口している。このような構成により、ガイドワイヤ収納具1内に収納されたガイドワイヤ15は、ガイドワイヤ収納具1内およびインサーター5を通過してインサーター5(細径部6)の先端開口12から突出する。
保護キャップ8は、インサーター5の細径部6に取り付けられている。保護キャップ8は、内部にガイドワイヤ15の先端部を収納する先端が開口したガイドワイヤ収納部9を有している。
【0019】
プライミング用ポート10は、チューブ体2の基端部に設けられ、チューブ体2の内腔7と連通している。プライミング用ポート10は、注射器などのプライミング送液器具と直接もしくは間接的に連結可能な形状に作製されている。本発明の実施例においては、プライミング用ポート10にコネクター11を取り付けることにより、プライミング用ポート10は、コネクター11を介してプライミング送液器具と連結する。このような構成により、プライミング用送液器具によりプライミング溶液を注入すると、チューブ体2とインサーター5と保護キャップ部8との間に形成された空間内にプライミング用液が充填される。特に、ガイドワイヤの表面が親水性樹脂によりコーティングされている場合、チューブ内に生理食塩水等を充填することにより、コーティングされた親水性樹脂が膨潤して、ガイドワイヤ15の表面に潤滑層が形成される。
【0020】
次に、本発明の他の実施例であるガイドワイヤ収納具21について説明する。
本発明のガイドワイヤ収納具21は、ガイドワイヤ15を収納するための内腔27を備えるものであって、内腔27は、螺旋状となっているとともに、螺旋の内側に屈曲する多数の屈曲部23を備えている。
また、本発明のガイドワイヤ収納具21は、ガイドワイヤ15を収納するための内腔27を備えるものであって、ガイドワイヤ収納具21は、内腔27を備える長尺のチューブ体22により形成されるとともに、チューブ体22は、螺旋状に巻かれるとともに、螺旋の内側に屈曲する多数の屈曲部23を備えている。
ガイドワイヤ収納具21とガイドワイヤ収納具1の相違点は、ガイドワイヤ収納具1のチューブ体2が渦巻き状に巻かれているのに対して、ガイドワイヤ収納具21のチューブ体22は螺旋状に巻かれていること及び屈曲部23の位置である。その他についてはガイドワイヤ収納具1と同様であるため、相違点を中心に説明する。
【0021】
ガイドワイヤ収納具21の基本構成は、図4に示すように、ガイドワイヤ収納具1と同じであり、チューブ体22と、チューブ体22に設けられた屈曲部23と、インサーター5と、保護キャップ8と、プライミング用ポート10と、コネクター11からなる。
螺旋形状であることを除くチューブ体22の構成、インサーター5、保護キャップ8、プライミング用ポート10、コネクター11については、上述したとおりであるため説明を省略する。
本発明のガイドワイヤ収納具21は、巻き形状が略多角形状となっている。図4に示す実施例のガイドワイヤ収納具21のチューブ体22は、螺旋状に巻かれるとともに、巻き形状が10角形となっている。ガイドワイヤ収納具21に使用されるチューブ体22としては、直線状のものを螺旋状に巻いたもの、もしくは、予め螺旋状に成形したもののいずれを使用してもよい。
【0022】
屈曲部23は、チューブ体22の巻き形状が略多角形状となる位置に設けられていることが好ましい。屈曲部23は、ほぼ正多角形状となるような位置に設けられていることが好ましい。屈曲部23は、チューブ体22の巻き形状が、角数8〜12の範囲の多角形状となる位置に設けられていることが好ましい。図4に示す実施例において、屈曲部23は、チューブ体22の巻き形状が10角形状となる位置に設けられている。ガイドワイヤ収納具21の屈曲部23は、ガイドワイヤ収納具1と異なり、チューブ体22の全体に渡ってほぼ等間隔に設けられている。なお、屈曲部23は、巻き形状が略多角形状となる位置に設けられていなくてもよい。例えば、屈曲部23は、重ねて巻かれたチューブ体22同士の屈曲部同士が重ならない位置(屈曲部同士がずれる位置)に設けられていてもよい。
屈曲部23の内角の大きさ、屈曲部間の距離、形成方法は、上述したとおりであるため説明を省略する。
【0023】
以上のように、本発明のガイドワイヤ収納具21においては、屈曲部23を有することにより、図4に示すように、ガイドワイヤ収納具21の内面とガイドワイヤ15の表面との接触面積が小さくなるため、ガイドワイヤ15を引き抜きやすくなる。
また、内腔27もしくはチューブ体22の屈曲部間は、直線状もしくは円弧状となっている。本発明の実施例においては、内腔27もしくはチューブ体22の屈曲部間は、円弧状に形成されている。内腔27もしくはチューブ体22が屈曲部間がこのような構成であれば、図4に示すように、ガイドワイヤ収納具21内面とガイドワイヤ15表面との接触面積が小さくなるため、ガイドワイヤ15をより引き抜きやすくなる。
【0024】
また、本発明のガイドワイヤ収納具に用いられる屈曲部を有するチューブ体は、樹脂チューブの押出成型時に、押し出されたチューブ状材料が完全に固化する前に、多角柱状もしくは多角錐状の巻き取り器に巻き取ることにより形成してもよい。
また、本発明のガイドワイヤ収納具としては、図5に示す収納具50のように、チューブ体52としては、屈曲部部分が薄肉部51となっているものであってもよい。この収納具50では、薄肉部51が易変形部を形成し、チューブ体を巻くことにより自然にまたは薄肉部において折り曲げることにより、屈曲部53が形成される。
薄肉部51としては、他の部分の肉厚の4/5〜1/2程度となっていることが好ましい。また、薄肉部の長さは、2〜20mm程度が好適と考える。そして、図示する実施例では、形状保持具32は、チューブ体の屈曲部でない部分に取り付けられている。上述したすべての実施例においても、形状保持具32は、屈曲部でない部分に取り付けられるものであってもよい。また、屈曲部がこの実施例のように薄肉部となっているものにおいても、形状保持具は、屈曲部に取り付けてもよい。なお、本発明の実施例では、薄肉部の内径は薄肉部以外の内径とほぼ同じであり、外径が薄肉部以外の外径より小さいものとなっているが、これに限定されるものではなく、薄肉部の外径がその他の部分とほぼ同じであり、薄肉部の内径が薄肉部以外の部分より大きくなっているものであってもよい。また、薄肉部は、円周上全体が薄肉となっていなくてもよく、チューブ上面および下面もしくは側面のみ薄肉となっているものであってもよい。
【0025】
また、本発明のガイドワイヤ収納具は、上記のようにチューブ体を巻くことにより形成されるものに限定されるものではなく、図6および図7に示すような、ガイドワイヤ収納用の内腔を備える樹脂成型物からなるガイドワイヤ収納具であってもよい。
この実施例の収納具60では、図6、図7に示すように、2つの樹脂成型物である部材61と部材62を接合することにより形成されている。収納具60は、チューブを渦巻き状に巻いた形状となっており、上述したガイドワイヤ収納具と同様に渦の内側に向かって屈曲する多数の屈曲部63を有している。また、収納具60は、隣接するチューブ同士を連結する連結部64を有していることが好ましい。本発明の実施例において、連結部64は、多角形状の角部分に設けられている。また、連結部64は、多角形状の角部分以外に設けられていてもよい。また、部材61と部材62は、接着剤、高周波融着、熱融着により接合されることが好ましい。
【0026】
次に、本発明の医療用器具20および医療用器具30について説明する。
医療用器具20は、図2に示すように、ガイドワイヤ収納具1と、ガイドワイヤ収納具1内に収納されたガイドワイヤ15を備えている。ガイドワイヤ15は、図2に示すように、チューブ体2の内腔7、インサーター5の内腔および保護キャップ8のガイドワイヤ収納部9に全体が収納されている。ガイドワイヤ収納具1については、上述したとおりであるため説明を省略する。また、上述した他の実施例のガイドワイヤ収納具50,60を用いてもよい。
医療用器具30は、図4に示すように、ガイドワイヤ収納具21と、ガイドワイヤ収納具21内に収納されたガイドワイヤ15を備えている。ガイドワイヤ15は、図4に示すように、チューブ体2の内腔27、インサーター5の内腔および保護キャップ8のガイドワイヤ収納部9に全体が収納されている。ガイドワイヤ収納具21については、上述したとおりであるため説明を省略する。
【0027】
ガイドワイヤ15としては、公知のものを使用することが好ましい。ガイドワイヤ15としては、例えば、剛性の高い本体部と、本体部より細径であり剛性の低い先端部により形成された内芯と、内芯の表面を被覆する合成樹脂被膜により形成されていることが好ましい。
内芯の先端部は、本体部の先端より先端に向かって段階的に細径となるように形成されていることが好ましい。このように、内芯の先端部を徐々に細径とすることにより、先端に力がかかると先端部が徐々に曲がるので、操作性が向上する。先端部は、テーパー部と直線部を繰り返し設けて、段階的に縮径させることが好ましい。このように、一律のテーパーによる縮径ではなく、テーパー部と直線部を繰り返し設けて、段階的に縮径することにより、堅さが一定の部分が形成されることにより、心臓などの体腔の湾曲形状に合わせて、比較的長い柔軟部を急激な物性の変更点なく形成することが容易となる。
【0028】
内芯の構成材料としては、弾性金属を使用することが好ましく、例えば、ステンレス鋼、コバルト系合金、超弾性合金等を使用することが好ましい。ステンレス鋼としては、SUS302、SUS304、SUS303、SUS316等を使用することが好ましく、超弾性合金としては、Ni−Ti系合金、Cu−Zn合金、Cu−Zn−X合金(Xは、Be、Si、Sn、Al、Gaのうちの少なくとも1種)、Ni−Al合金等、特に、Ni−Ti系合金を使用することが好ましい。内芯は、一体に形成されているものであっても、剛性の異なる樹脂を接合して作製されているものであってもよい。
また、合成樹脂被膜に用いられる合成樹脂層としては、熱可塑性樹脂が好ましい。熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン樹脂、ポリオレフィン系エラストマー、フッ素系樹脂もしくは軟質フッ素樹脂、ポリエステルもしくはポリエステル系エラストマー、メタクリル樹脂、ポリフェニレンオキサイド、変性ポリフェニレンエーテル、ポリウレタンもしくはポリウレタン系エラストマー、ポリアミドもしくはポリアミド系エラストマー、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレン、スチレンブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂もしくはスチレン系エラストマー、熱可塑性ポリイミド、ポリ塩化ビニルなどが使用できる。また、これらの樹脂をベースとしたポリマーアロイあるいはポリマーブレンドを用いることも可能である。さらには、天然ゴム、イソプレンゴム、シリコーンゴムなどのゴムも使用できる。
【0029】
また、ガイドワイヤ15の表面は、潤滑性物質により被覆されていることが好ましい。潤滑性物質をコーティングすることにより、カテーテル導入時に、カテーテル内壁とガイドワイヤ外面との摩擦が低下し、カテーテル内でのガイドワイヤの摺動性が向上するため、ガイドワイヤの操作が容易となる。潤滑性物質としては、天然水溶性高分子物質、合成水溶性高分子物質のいずれであってもよく、好ましくは、無水マレイン酸系樹脂である。また、ガイドワイヤ15には、ヘパリン、ウロキナーゼ等の抗凝固剤、ウレタンとシリコーンのブロック共重合体(登録商標 アブコサン)、ヒドロキシエチルメタクリレート−スチレン共重合体等の抗血栓材料をコーティングしてもよい。
【0030】
医療用器具20および医療用器具30の製造方法について説明する。
まず、螺旋状もしくは渦巻き状に巻かれたチューブ体2,22を準備する。チューブ体2,22としては、直線状のチューブ体を螺旋状もしくは渦巻き状に巻いたもの、もしくは予め、チューブ体を螺旋状もしくは渦巻き状となるように成形したもののいずれを使用してもよい。チューブ体2,22の基端部にはプライミング用ポート10が取り付けられていることが好ましい。
その後、屈曲部を形成する工程を行う。屈曲部3,23は、上述した方法により形成することが好ましい。
屈曲部を形成した後、屈曲部3,23の数カ所を形状保持具31で固定し、ガイドワイヤ15の後端をチューブ体2,22の先端開口からチューブ体2,22内に挿入して、チューブ体2,22の先端部にインサーター5及び保護キャップ8を取り付ける。この状態において、ガイドワイヤ15の先端部は、インサーター5から突出しており、突出した部分は、保護キャップ8のガイドワイヤ収納部9に収納される。以上のように、医療用器具20及び医療用器具30が作製される。
【0031】
また、本発明の実施例においては、ガイドワイヤ15をチューブ体2,22に収納する前に、屈曲部を形成しているが、これに限られるものではなく、ガイドワイヤを収納した後、屈曲部を形成してもよい。
また、本発明の実施例においては、螺旋状もしくは渦巻き状に巻かれたチューブ体2,22に屈曲部3,23を形成しているが、これに限定されるものではなく、直線状のチューブ体に同じ方向に屈曲する屈曲部3,23を多数形成した後、チューブ体2,22を螺旋状もしくは渦巻き状に巻き形状が多角形となるように巻いてもよい。
上記説明では、本発明の医療用具収納具として、ガイドワイヤ収納具の実施例を用いて説明したが、本発明の医療用具収納具は、これに限定されるものではなく、カテーテルを収納するものであってもよい。カテーテルとしては、造影用カテーテル、治療用カテーテルなどどのようなものであってもよい。
また、上記の説明では、本発明の医療用器具として、ガイドワイヤ収納具と収納されたガイドワイヤからなる実施例を用いて説明したが、本発明の医療用具収納具は、これに限定されるものではなく、カテーテルを収納するものであってもよい。カテーテルとしては、造影用カテーテル、治療用カテーテルなどどのようなものであってもよい。
【0032】
【実施例】
(実施例1)
ガイドワイヤ収納具の形成材料として、ポリエチレン{三井住友ポリオレフィン株式会社製、ハイゼックス(登録商標)5305E}を用いて、押出成形により、長さ1710mm、内径2mm、外径3mmのチューブ体を作製した。
次に、折り曲げ加工装置を用いて、チューブ体に屈曲部を形成した。屈曲部は、3cm間隔に57個設け、巻き形状が略24角形状となるように渦巻き状に巻いた後、ホルダークリップで固定した。屈曲部の内角は、約165°であった。そして、チューブ体の先端部に、インサーター及び保護キャップ、基端部にプライミング用ポートを取り付けガイドワイヤ収納具を作製した。そして、上記のように作製されたガイドワイヤ収納具内にガイドワイヤ(GTワイヤー、RG−GW1618S、テルモ株式会社製)を収納して、本発明の医療用器具を作製した。
【0033】
(実施例2)
ガイドワイヤ収納具に5cm間隔毎に屈曲部を設け、渦巻き状に巻き形状が、略14角形状となるように巻く以外、実施例1の医療用器具と同じ方法にて本発明の医療用器具を作製した。屈曲部の内角は、約150°であった。
【0034】
(実施例3)
ガイドワイヤ収納具に10cm間隔毎に屈曲部を設け、渦巻き状に巻き形状が、略7角形状となるように巻く以外、実施例1の医療用器具と同じ方法にて本発明の医療用器具を作製した。屈曲部の内角は、約130°であった。
【0035】
(実施例4)
ガイドワイヤ収納具に20cm間隔毎に屈曲部を設け、渦巻き状に巻き形状が、略4角形状となるように巻く以外、実施例1の医療用器具と同じ方法にて本発明の医療用器具を作製した。屈曲部の内角は、約100°であった。
【0036】
(比較例)
屈曲部を設けないこと以外、実施例1と同じ方法にて医療用器具を作製した。
【0037】
(実験)
上記のように作製した医療用器具を用いて以下の実験を行った。
実施例1、実施例2、実施例3、実施例4及び比較例のガイドワイヤ収納具内に生理食塩水(プライミング溶液)5mlを注入して1分間静置後、ガイドワイヤーを引き抜き、抵抗の有無を触感にて確認したところ、表1のような結果となった(○:引っかかりなし、△:多少の抵抗はあるが簡単に抜ける、×:引っかかる)。
【0038】
【表1】
【0039】
表1の結果より、屈曲部を形成した実施例1ないし3は、ガイドワイヤを引っかかりなく引き抜くことができた。また、実施例4の場合も、多少の抵抗はあるが容易にガイドワイヤを引き抜くことができた。一方、屈曲部を有しない比較例は、ガイドワイヤを引き抜くときに引っかかり、引き抜くために大きな力を必要とした。
【0040】
【発明の効果】
本発明の医療用具収納具は、長尺の医療用具を収納するための内腔を備える医療用具収納具であって、前記内腔は、螺旋状もしくは渦巻き状となっているとともに、該螺旋もしくは該渦の内側に屈曲する多数の屈曲部を備えている。
また、本発明の医療用具収納具は、長尺の医療用具を収納するための内腔を備える医療用具収納具であって、該医療用具収納具は、前記内腔を備える長尺のチューブ体により形成されるとともに、該チューブ体は、螺旋状もしくは渦巻き状に巻かれるとともに、該螺旋もしくは該渦の内側に屈曲する多数の屈曲部を備えている。
上記の医療用具収納具によれば、長尺の医療用具を収納するための内腔は、ほぼ同じ曲率にて全体が連続するものではなく、屈曲部部分において他の部分と異なる曲率を有するものとなる。このため、収納される長尺の医療用具の外面が内腔と連続的に接触する部分が形成されにくくなり、非連続の接触部分が形成されるものとなる。このため、長尺の医療用具の外面と収納具内面との密着を防止でき、医療用具の引き抜きが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施例である医療用具収納具の正面図である。
【図2】 図2は、本発明の実施例である医療用器具の正面図である。
【図3】 図3は、図2に示す医療用器具の先端部の拡大図である。
【図4】 図4は、本発明の他の実施例である医療用器具の正面図である。
【図5】 図5は、本発明の他の実施例である医療用具収納具の正面図である。
【図6】 図6は、本発明の他の実施例である医療用具収納具の正面図である。
【図7】 図7は、図6のA−A線切断端面図である。
【符号の説明】
1 医療用具収納具
3 屈曲部
15 医療用具
20 医療用器具
Claims (6)
- 長尺の医療用具と、該医療用具を収納するための長尺の内腔を備えかつ該内腔に前記医療用具を収納した医療用具収納具とからなる医療用器具であって、前記医療用具収納具の前記長尺の内腔は、螺旋状もしくは渦巻き状となっているとともに、該螺旋もしくは該渦の内側に屈曲する多数の屈曲部を備え、さらに、前記内腔は、隣接する前記屈曲部間では直線状もしくは円弧状でありかつ前記屈曲部部分では他の部分と異なる曲率を有するものとなっており、前記内腔に収納された前記長尺の医療用具の外面は、前記内腔を形成する前記医療用具収納具の内面と非連続に接触していることを特徴とする医療用器具。
- 前記長尺の内腔は、渦巻き状となっているとともに、前記内腔は、隣接する前記屈曲部の間隔が前記渦の内側より外側の方が広いものとなっている請求項1に記載の医療用器具。
- 該医療用具収納具は、前記内腔を備える長尺のチューブ体により形成されるとともに、該チューブ体は、螺旋状もしくは渦巻き状に巻かれるとともに、該螺旋もしくは該渦の内側に屈曲する前記多数の屈曲部を備えている請求項1または2に記載の医療用器具。
- 前記長尺の医療用具は、ガイドワイヤまたはカテーテルである請求項1ないし3のいずれかに記載の医療用器具。
- 前記屈曲部の内角は、130°〜170°である請求項1ないし4のいずれかに記載の医療用器具。
- 前記屈曲部間の距離は、3〜10cmである請求項1ないし5のいずれかに記載の医療用器具。
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