JP4279108B2 - 座席上の物体の状態の判別装置 - Google Patents

座席上の物体の状態の判別装置 Download PDF

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Description

本発明は、座席及びその上に積載された物体の重量を計測するシート荷重計の信号(シート荷重)に基づいて、座席上の物体の状態(例えば、人間が乗車しているかどうか、乗車している人間が大人か子供か)を判別する方法に関するものである。
最近、座席の下に、座席及びその上の搭載物(通常は人間)の重量を計測するシート荷重計が設けられることが多くなってきている。このようなシート荷重計は、例えば、エアバッグの展開制御に使用される。
エアバッグの展開制御においては、座席上に載っているのが子供であったり、チャイルドシートであるような場合には、ソフト展開させるように制御を行っている。又、座席が空席である場合には、エアバッグの展開をしないように制御する場合もある。
このように、シート荷重計が測定した測定値(シート荷重)に応じて、座席上に搭載されているものの状態を把握する必要がある。このため、一般的にはシート荷重にいくつかの閾値を設け、例えば、第1の閾値以下のシート荷重の場合空席であり、第1の閾値と第2の閾値の間のシート荷重の場合には子供が搭乗しており、第2の閾値と第3の間のシート荷重の場合には大人が搭乗しており、第3の閾値を超える場合にはチャイルドシートが搭載されていると判断するような方法が採用されている。
しかしながら、実際には、シート荷重計の出力は、車両の走行中には、人間の姿勢の変化、上下の加速度等の影響を受けて刻々変化している。よって、測定値が閾値の近傍にあった場合、シート荷重計の出力が、この閾値を超えて頻繁に上下することがある。このような場合、それに応じて、座席上に搭載されているものの状態の判定が頻繁に変化し、制御に好ましくない影響を与えることがある。
このような頻繁な状態の判定の変化を防止する方法として、特開2001−74541号公報(特許文献1)には、一つの閾値を2つに分けて、状態の判定にヒステリシスを持たせる方法が記載されている。
頻繁な状態の判定の変化を防止する方法として、シート荷重の実測値が、所定のシート荷重範囲にある比率が、所定以上である場合に、そのシート荷重範囲に対応する状態であると判定する方法がある。この方法を図5に示す。図5において、3つの閾値TH1、TH2、TH3が設けられており、これによって、状態がクラス1〜クラス4に分けられている。
状態判別のロジックは、シート荷重計の出力をサンプリングし、5サンプリング中4つのデータが、同一クラスにあった場合に、状態をそのクラスに切り換えるものである。図5(a)において、当初は全データがTH3を超えており、クラス4にあるので、クラス4の状態と判定されている。次の5サンプリングにおいては、4個のデータがTH1とTH2の間にあり、クラス2の中にあるので、判別された状態はクラス2に切り換えられる。次の5サンプリングにおいては、4個のデータがTH1とTH2の間にあり、クラス2の中にあるので、判別された状態はクラス2のままである。次の5サンプリングにおいては、4個のデータがTH2とTH3の間にあり、クラス3の中にあるので、判別された状態はクラス3に切り換えられる。
特開2001−74541号公報
しかしながら、図5に示すような状態判別のロジックには、以下に示すような問題点がある。すなわち図5(b)に示すように、シート荷重計の測定値が閾値のまわりでふらつき、5回のサンプリングで4回同じクラスにあることがない場合、前の状態がいつまでも維持され、実際の状態と乖離してしまうことになる。
図5(b)において、はじめは全データがTH3を超えており、状態はクラス4の判定される。次の5サンプリングにおいては、3個のデータがクラス2にあるのみであるので、クラス2とは判定されず、判別状態はクラス4のままとなる。次の5サンプリングにおいては、3個のデータがクラス1にあるのみであるので、クラス1とは判定されず、判別状態はクラス4のままとなる。次の5サンプリングにおいては、3個のデータがクラス2にあるのみであるので、クラス2とは判定されず、判別状態はクラス4のままとなる。このようにして、実際のデータはクラス1又はクラス2にあるにもかかわらず、状態の判別がクラス4であるとされる状態が持続してしまう。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、閾値を挟んで測定値がふらつくような場合でも、正確に判別される状態を切り換え可能な、座席上の物体の状態の判別装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、第1の発明は、座席及びその上に積載された物体の重量を計測するシート荷重計で計測したシート荷重を所定時間間隔でサンプリングして入力するサンプリング手段と、前記サンプリング手段による複数のサンプリング回数に対応した区分区間毎に、前記シート荷重に関する第1の荷重閾値と該第1の荷重閾値より大きな第2の荷重閾値とを用いて、座席上の物体の状態を判断し、その判断結果をエアバッグ装置へ出力する判断手段とを有する座席上の物体の状態の判別装置において、前記判断手段は、前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、所定の個数が、前記第2の荷重閾値を下回った場合に、第1の状態であると判断する第1手段と、前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、所定の個数が、前記第1の荷重閾値を上回った場合に、第2の状態であると判断する第2手段とを備え、共通の前記区分区間において、前記第1手段による前記第1の状態であるとの判断と前記第2手段による前記第2の状態であるとの判断とが成立した場合、前記第1手段による判断を優先し、当該第1手段による判断結果を前記エアバッグ装置へ出力する。
本手段においては、2つの状態のいずれかであるかを判別する際に、閾値を2つ設け、前述の方法により、第1の状態であるか、第2の状態であるかを仮に求めるようにしている。仮に求まった状態が、第1の状態又は第2の状態のいずれか一方であった場合には、その状態を最終的な状態として採用する。
場合によっては、第1の状態でもあり、第2の状態でもあると仮に判定されることがある。逆に言えば、判定のロジックをこのようなことが起こっても、第1の状態でも第2の状態でもないと判断されることがないようなものとしておく(実際には、第3の状態、第4の状態というように、第1の状態、第2の状態以外の状態があり得るが、ここで問題にしているのは、第1の状態と第2の状態のどちらに属するかの判別であるので、これらは考慮していない。例えば、荷重の小さい方から、第3の状態、第1の状態、第2の状態、第4の状態という区分になっているとすると、本手段においては、第3の状態は第1の状態に、第4の状態は第2の状態に含めて考える。その上で、第1の状態と第3の状態の区別、第2の状態と第4の状態の区別をする方法は、別に考えればよい。勿論、本手段の方法を適用することも可能である。)。
前記課題を解決するため、第2の発明は、座席及びその上に積載された物体の重量を計測するシート荷重計で計測したシート荷重を所定時間間隔でサンプリングして入力するサンプリング手段と、前記サンプリング手段による複数のサンプリング回数に対応した区分区間毎に、前記シート荷重に関する第1の荷重閾値と該第1の荷重閾値より大きな第2の荷重閾値とを用いて、座席上の物体の状態を判断し、その判断結果をエアバッグ装置へ出力する判断手段とを有する座席上の物体の状態の判別装置において、前記判断手段は、前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、第1の所定の個数が、前記第2の荷重閾値を下回った場合に、第1の状態であると判断する第3手段と、前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、前記第1の所定の個数より大きな第2の所定の個数が、前記第1の荷重閾値を上回った場合に、第2の状態であると判断する第4手段とを備え、共通の前記区分区間において、前記第3手段による前記第1の状態であるとの判断と、前記第4手段による前記第2の状態であるとの判断とのうち、いずれか早く成立した判断の判断結果を前記エアバッグ装置へ出力する。
本手段においては、優先度が高い状態の方の条件が、優先度の低い状態の方の条件より、時間的に早く成立し易いようにしているので、優先度の高い方の条件を成立し易くすることができる。
前記課題を解決するため、第3の発明は、座席及びその上に積載された物体の重量を計測するシート荷重計で計測したシート荷重を所定時間間隔でサンプリングして入力するサンプリング手段と、前記サンプリング手段による複数のサンプリング回数に対応した区分区間毎に、前記シート荷重に関する第1の荷重閾値と該第1の荷重閾値より大きな第2の荷重閾値とを用いて、座席上の物体の状態を判断し、その判断結果をエアバッグ装置へ出力する判断手段とを有する座席上の物体の状態の判別装置において、前記判断手段は、前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、前記区分区間を分割した小区分区間における第3の所定の個数が、前記第2の荷重閾値を下回った場合に、第1の状態であると判断する第5手段と、前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、前記区分区間における第4の所定の個数が、前記第1の荷重閾値を上回った場合に、第2の状態であると判断する第6手段とを備え、1つの前記区分区間において、前記第5手段による前記第1の状態であるとの判断と、前記第6手段による前記第2の状態であるとの判断とのうち、いずれか早く成立した判断の判断結果を前記エアバッグ装置へ出力する。
以上説明したように、本発明によれば、閾値を挟んで測定値がふらつくような場合でも、正確に判別される状態を切り換え可能な、座席上の物体の状態の判別装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法を実施するための装置の例を示す図である。シート荷重計の測定値は、乗員クラス判別装置に入力される。乗員クラス判別装置は、この測定値を、所定時間間隔でサンプリングして入力し、このサンプリング値を処理することにより、座席が、空席の状態(クラス1)、子供が着席している状態(クラス2)、大人が着席している状態(クラス3)のいずれかであるかを判定し、この判定結果をエアバッグ装置に出力する。エアバッグ装置は、この出力に応じて、緊急時に、空席の状態の場合はエアバッグを展開させず、子供が着席している状態の場合はエアバッグのソフト展開を行い、大人が着席しているときは、エアバッグの通常展開を行う。
図2は、本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法の第1の例を説明するための図である。この第1の実施の形態においては、クラス1とクラス2とを識別するための閾値として、TH1とTH2の2つを用いている(実際には、クラス2とクラス3とを識別するための閾値も2つ設けて、以下に説明するようなロジックを使用することが好ましいが、説明を簡略化するため、この実施の形態においては、クラス2とクラス3との識別は一つの閾値TH3を超えたかどうかで判別するものとする)。
すなわち、検出されたシート荷重がTH2以下である場合はクラス1と判定し、検出されたシート荷重がTH1以上である場合はクラス2と判定し、検出されたシート荷重がTH3以上である場合はクラス3と判定するようになっている。但し、クラス1であるかクラス2であるかの判定は1回のサンプリング値を用いては行わず、5回のサンプリング値を用いて行うようになっている。この例においては、5回のサンプリング値のうち2回のサンプリング値がTH2以下であればクラス1、5回のサンプリング値のうち2回のサンプリング値がTH1以上であればクラス2であると判別している。
そして、クラス判定により、現在のクラスと違うクラスにあるという判定がなされるまで、現在のクラスであるという出力が維持されるものとする。
図2に示す例においては、最初の5サンプリングにおいては、測定値はいずれもTH3以上であるので、クラス3と判別される。次の5サンプリングにおいては、5つのサンプリング値が全てTH2以下であるのでクラス1と判定される一方、5つのサンプリング値のうち3つはTH1以上であるので、クラス2とも判定される。
この例においては、クラス1とする判定とクラス2とする判定が両立した場合、クラス1との判定を優先するというロジックが予め設けられている。よって、この場合は、最終的にクラス1であるとの判定がなされ、それ以前のクラス3であるとの判定の出力が、クラス1であるとの判定の出力に変えられる。
次の5サンプリングにおいては、5つのサンプリング値のうち3つがTH2以下であるのでクラス1と判定される一方、5つのサンプリング値のうちすべてがTH1以上であるので、クラス2とも判定される。しかしこの場合も前述の優先度の決定ロジックにより、最終的にクラス1であるとの判定がなされ、それ以前の出力が維持される。
次の5サンプリングにおいては、5つのサンプリング値のうち1つのみがTH2以下であるのでクラス1との判定はなされない、一方、5つのサンプリング値のうち4つがTH1以上であるので、クラス2と判定される。よって、最終判定はクラス2となり、それ以前のクラス1であるとの判定の出力が、クラス2であるとの判定の出力に変えられる。
なお、図においては、各サンプリングの区分区間毎に判定結果を記載しているが、この判定結果が出力されるのは、区分区間の最後、すなわち当該区分区間における最後のサンプリングが行われた後に判定がなされ、そのタイミングで出力の変更が行われることは言うまでもない。このことは後に示す図においても同じである。
このようにして、クラス1とクラス2との境界で、測定がふらつく場合であっても、確実にどちらかの状態であるとの判別ができ、しかも、目的に応じて好ましい状態であるとの判定を優先して出力させることができる。
図3は、本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法の第2の例を説明するための図である。この実施の形態におけるクラスの区分、及び閾値の意味は、前述の第1の例と同じである。
この実施の形態においては、クラス1とクラス2の区分は、以下のようにして行われる。すなわち、5回のサンプリングのうち3回がTH2以下となった場合にはクラス1であると判定する一方、5回のサンプリングのうち4回がTH1以上となったときにクラス2であると判定し、どちらか早く成立した方の判定を、最終判定とする。
図3に示す例において、最初の5サンプリングにおいては、測定値はいずれもTH3以上であるので、クラス3と判別される。次の5サンプリングにおいては、5つのサンプリング値のうち、4番目のサンプリングにおいて、「3回がTH2以下」という条件が成立するので、クラス1が最終判定結果として出力される。5番目のサンプリングにおいて、「4回がTH1以上」という条件が成立するが、既に、クラス1であるとの判定がなされているので無視される。
次の5サンプリングにおいても、5つのサンプリング値のうち、4番目のサンプリングにおいて、「3回がTH2以下」という条件が成立するので、クラス1が最終判定結果として出力される。5番目のサンプリングにおいて、「4回がTH1以上」という条件が成立するが、既に、クラス1であるとの判定がなされているので無視される。
次の5サンプリングにおいては、「3回がTH2以下」という条件は成立せず、5番目のサンプリングにおいて、「4回がTH1以上」という条件が成立する。クラス2が最終判定結果として出力される。
なお、図には示されていないが、希には、「5回のサンプリングのうち4回がTH1以上」という条件が、「5回のサンプリングのうち3回がTH2以下」という条件より先に成立することがある。この場合には、最終判定はクラス2となることは言うまでもない。又、クラス2をクラス1に対して優先させたいのであれば、TH1以上となる回数を、TH2以下となる回数よりも少なく設定すればよい。
このようにして、クラス1とクラス2との境界で、測定されたシート荷重がふらつく場合であっても、確実にどちらかの状態であるとの判別ができ、しかも、目的に応じて好ましい状態であるとの判定を優先して出力させることができる。
図4は、本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法の第3の例を説明するための図である。この実施の形態におけるクラスの区分、及び閾値の意味は、前述の第1の例と同じである。
この実施の形態においては、クラス1とクラス2の区分は、以下のようにして行われる。すなわち、5回のサンプリングのうち3回がTH2以下となった場合にはクラス1であると判定する一方、10回のサンプリングのうち3回がTH1以上となったときにクラス2であると判定し、どちらか早く成立した方の判定を、最終判定とする。すなわち、10サンプリングが判定の単位であり、その中で、TH2以下という判定については、5サンプリングごと2回行っている。
図4に示す例においては、初期状態での判定はクラス3である。シート荷重が下がった状態における最初の5サンプリングにおいて、4番目のサンプリングで、「3回がTH2以下」という条件が成立するので、クラス1が最終判定結果として出力される。これが、この10サンプリング期間中の状態の出力となる。この10サンプリング中において、7番目のサンプリングで、「6回がTH1以上」という条件が成立するが、既にクラス1であるという判定がされているので無視される。
次の10サンプリングにおいては、最初の5サンプリングにおいても、これに続く5サンプリングにおいても、「3回がTH2以下」という条件が成立しない。そして、6番目のサンプリングにおいて、「6回がTH1以上」という条件が成立するので、クラス2が最終判定結果として出力される。これが、この10サンプリング期間中の状態の出力となる。
なお、図には示されていないが、仮に「5サンプリングのうち3回がTH2以下」という条件が成立しても、それが、「10サンプリングのうち6回がTH1以上」という条件が成立した後であれば無視され、クラス2が判定出力とされることは言うまでもない。
このようにすることにより、シート荷重がクラス1とクラス2の境界でふらついているような場合に、クラス1となる判定を優先度の高いものとすることができる。もし、クラス2となる判定の優先度を高くしたければ、例えば、「10サンプリングのうち6回がTH2以下」、「5サンプリングのうち3回がTH1以上」を、それぞれクラス1、クラス2と判定する条件とすればよい。
なお、以上の例においては、サンプリング回数は5、10と言うように、倍数の関係にあったが、とくに倍数の関係とする必要はない。例えば、片方が5、片方が9であるようにしてもよい。この場合は、例えば、5回のサンプリングで判定を行う方は、最初のサンプリングを1個ずつ遅らせることにより、5回の判定を行うようにすれば、全データを有効に利用できる。又、5.10というように倍数の関係にある場合においても、5回のサンプリングを行うものについての判定を10サンプリングのうちに2回行うのではなく、最初のサンプリングを1個ずつ遅らせることにより、6回の判定を行うようにしてもよい。
以上の説明においては、いずれもクラス1(空席)をクラス2(子供が着席)より優先度が高いものとして扱っているが、一般にこのようにすることが好ましい。通常、空席とあまり差がないような体重の子供が着席することはあまり無いので、閾値TH1は低い荷重に設定することができ、このような場合には、閾値TH1のまわりで荷重がふらついたときは、空席である可能性が高いためである。
又、クラス3(大人が着席)からクラス1又はクラス2に移るときの判定条件として、クラス1をクラス2より優先させることが好ましい。クラス3の状態でなくなった場合、子供が着席している状態となる可能性よりも、空席となる可能性の方が、遙かに高いからである。一方、クラス1とクラス2の間の移り変わりにおいては、なるべく現状の状態を保つように優先度を設定し、切り替わりが頻繁に起こらないようにすることが好ましい場合がある。このように、現在の状態に応じて、移り変わる状態の優先度を変化させるようにしてもよい。
以上の説明においては、クラス2とクラス3の区別は一つの閾値TH3のみで行ってきたが、この区別にも2つの閾値を設けて、上述のようなロジックで判別を行ってもよい。そのような場合には、クラス3からクラス2又はクラス1に移行するときは、クラス1の優先度を上げ、クラス1からクラス2又はクラス3に移行するときはクラス3の優先度を上げるようにしてもよい。これは、隣り合う状態の優先度を下げることに相当する。クラス1からクラス2又はクラス3に移行するときはクラス3の優先度を上げる理由は、子供が着席する確率に比べて、大人が着席する確率が高いためである。
又、シートによって、大人が着席する確率が高いシートでは、クラス3の優先度をクラス2の優先度に対して高くし、子供が着席する確率が高いシートではクラス2の優先度をクラス3の優先度に対して高くするように設定可能にしておいてもよい。
本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法を実施するための装置の例を示す図である。 本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法の第1の例を説明するための図である。 本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法の第2の例を説明するための図である。 本発明の実施の形態である座席上の物体の状態の判別方法の第3の例を説明するための図である。 従来座席上の物体の状態の判別方法の例を示す図である。

Claims (3)

  1. 座席及びその上に積載された物体の重量を計測するシート荷重計で計測したシート荷重を所定時間間隔でサンプリングして入力するサンプリング手段と、前記サンプリング手段による複数のサンプリング回数に対応した区分区間毎に、前記シート荷重に関する第1の荷重閾値と該第1の荷重閾値より大きな第2の荷重閾値とを用いて、座席上の物体の状態を判断し、その判断結果をエアバッグ装置へ出力する判断手段とを有する座席上の物体の状態の判別装置において、
    前記判断手段は、
    前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、所定の個数が、前記第2の荷重閾値を下回った場合に、第1の状態であると判断する第1手段と、
    前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、所定の個数が、前記第1の荷重閾値を上回った場合に、第2の状態であると判断する第2手段とを備え、
    共通の前記区分区間において、前記第1手段による前記第1の状態であるとの判断と前記第2手段による前記第2の状態であるとの判断とが成立した場合、前記第1手段による判断を優先し、当該第1手段による判断結果を前記エアバッグ装置へ出力する
    ことを特徴とする座席上の物体の状態の判別装置。
  2. 座席及びその上に積載された物体の重量を計測するシート荷重計で計測したシート荷重を所定時間間隔でサンプリングして入力するサンプリング手段と、前記サンプリング手段による複数のサンプリング回数に対応した区分区間毎に、前記シート荷重に関する第1の荷重閾値と該第1の荷重閾値より大きな第2の荷重閾値とを用いて、座席上の物体の状態を判断し、その判断結果をエアバッグ装置へ出力する判断手段とを有する座席上の物体の状態の判別装置において、
    前記判断手段は、
    前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、第1の所定の個数が、前記第2の荷重閾値を下回った場合に、第1の状態であると判断する第3手段と、
    前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、前記第1の所定の個数より大きな第2の所定の個数が、前記第1の荷重閾値を上回った場合に、第2の状態であると判断する第4手段とを備え、
    共通の前記区分区間において、前記第3手段による前記第1の状態であるとの判断と、前記第4手段による前記第2の状態であるとの判断とのうち、いずれか早く成立した判断の判断結果を前記エアバッグ装置へ出力する
    ことを特徴とする座席上の物体の状態の判別装置。
  3. 座席及びその上に積載された物体の重量を計測するシート荷重計で計測したシート荷重を所定時間間隔でサンプリングして入力するサンプリング手段と、前記サンプリング手段による複数のサンプリング回数に対応した区分区間毎に、前記シート荷重に関する第1の荷重閾値と該第1の荷重閾値より大きな第2の荷重閾値とを用いて、座席上の物体の状態を判断し、その判断結果をエアバッグ装置へ出力する判断手段とを有する座席上の物体の状態の判別装置において、
    前記判断手段は、
    前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、前記区分区間を分割した小区分区間における第3の所定の個数が、前記第2の荷重閾値を下回った場合に、第1の状態であると判断する第5手段と、
    前記区分区間において前記サンプリング手段によりサンプリングされた複数のサンプリング値のうち、前記区分区間における第4の所定の個数が、前記第1の荷重閾値を上回った場合に、第2の状態であると判断する第6手段とを備え、
    1つの前記区分区間において、前記第5手段による前記第1の状態であるとの判断と、前記第6手段による前記第2の状態であるとの判断とのうち、いずれか早く成立した判断の判断結果を前記エアバッグ装置へ出力する
    ことを特徴とする座席上の物体の状態の判別装置。
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