JP4278842B2 - 連結具及びペット用包囲具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接した棒状部材同士を連結する連結具及び該連結具を使用したペット用包囲具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、室内で猫などのペットを飼う際には、図9に示すようなペットケージ101が用いられていた(実用新案登録第3051451号公報参照)。
【0003】
このペットケージ101は、底部を形成するトレイ111と、該トレイ111に取り付けられたケージ本体112とにより構成されている。該ケージ本体112は、格子状に組まれたスチール線113,・・・からなるパネル114が複数組み合わされてなり、各パネル114,・・・は、隣接する縁部同士がコイル状部材115によって連結されている。
【0004】
すなわち、このコイル状部材115によって隣接したパネル114,114同士を連結する際には、コイル状部材115の巻始めの開放端121を、前記両パネル114,114の縁部を形成するスチール線113,113に掛けたまま当該コイル状部材116を回転させる。これにより、両スチール線113,113は、コイル状部材115の中空部分を挿通した状態で、互いに連結されるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなコイル状部材115からなる連結具にあっては、隣接したスチール線113,113同士を連結する際に、コイル状部材115の開放端121を両スチール線113,113に掛けたまま回転させなければならず、連結作業に苦労を要した。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、隣接した棒状部材の連結を容易に行うことができる連結具及びペット用包囲具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の連結具にあっては、隣接して配置された第1の棒状部材と第2の棒状部材とを連結する連結具において、前記両棒状部材の外周部に遊嵌するとともに、両棒状部材を挿通する挿通部が開口した外側部材と、前記両棒状部材間に配置され、両棒状部材に沿って移動して前記外側部材の内側に配設した状態で、該外側部材の内側空間を、前記第1の棒状部材を保持する第1の保持部と前記第2の棒状部材を保持する第2の保持部とに区画する内側部材と、により構成した。
【0008】
すなわち、隣接する第1の棒状部材と第2の棒状部材とを連結する際には、前記棒状部材の側部に外側部材を配置するとともに、該外側部材の挿通部より両棒状部材を挿通して、当該外側部材を前記両棒状部材の外周部に遊嵌する。
【0009】
一方、前記両棒状部材の他の部位において、両棒状部材間に内側部材を配置する。そして、この内側部材を、両棒状部材に沿って移動して、前記外側部材の内側に配設し、前記外側部材の内側空間を、前記第1の棒状部材を保持する第1の保持部と、前記第2の棒状部材を保持する第2の保持部とに区画する。
【0010】
なお、本発明において、内側部材を、「両棒状部材に沿って移動して前記外側部材の内側に配設する」なる記載は、内側部材が両棒状部材間にて移動できるように配置されることを意味するものであり、外側部材を内側部材側へ移動して当該外側部材の内側に内側部材を配設しても良い。
【0011】
これにより、前記第1の棒状部材は、前記外側部材と内側部材との間に形成される第1の保持部に保持される。また、前記第2の棒状部材は、前記外側部材と内側部材との間に形成される第2の保持部に保持される。
【0012】
また、請求項2の連結具においては、前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記内側部材の側面に、前記両保持部に保持された各棒状部材に沿って延在する凹部を設けた。
【0013】
すなわち、前記内側部材には、前記第1及び第2の保持部側に位置する側面に凹部が形成されている。このため、当該内側部材を、前記両棒状部材間に配置する際、及び両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして作用する。
【0014】
さらに、請求項3の連結具では、前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記外側部材の内側面を、前記両保持部に保持された各棒状部材の周面に沿った湾曲状に形成した。
【0015】
すなわち、前記外側部材には、前記第1及び第2の保持部側に位置する内側面が湾曲状に形成されている。このため、当該外側部材を、前記両棒状部材に外嵌した状態、及び両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして作用する。
【0016】
加えて、請求項4の連結具にあっては、前記内側部材を前記外側部材の内側に配置した状態で、当該内側部材の移動を規制する規制手段を設けた。
【0017】
これにより、前記外側部材の内側に配置された内側部材の不用意な移動が防止される。
【0018】
そして、本発明の請求項5のペット用包囲具にあっては、複数のパネルの組み合わせからなり、隣接して配置された一方のパネルの縁部を形成する第1の棒状部材と、他方のパネルの縁部を形成する第2の棒状部材とが連結具により連結されたペット用包囲具において、前記連結具を、前記両棒状部材の外周部に遊嵌するとともに、両棒状部材を挿通する挿通部が開口した外側部材と、前記両棒状部材間に配置され、両棒状部材に沿って移動して前記外側部材の内側に配設した状態で、該外側部材の内側空間を、前記第1の棒状部材を保持する第1の保持部と前記第2の棒状部材を保持する第2の保持部とに区画する内側部材と、により構成した。
【0019】
すなわち、パネルを連結してペット用包囲具を形成する際には、連結するパネル同士を隣接して配置する。そして、一方のパネルの縁部を形成する第1の棒状部材と、他方のパネルの縁部を形成する第2の棒状部材との両者の側部に、外側部材を配置するとともに、該外側部材の挿通部より両棒状部材を挿通して、当該外側部材を前記両棒状部材の外周部に遊嵌する。
【0020】
一方、前記両棒状部材の他の部位において、両棒状部材間に内側部材を配置する。そして、この内側部材を、両棒状部材に沿って移動して、前記外側部材の内側に配設し、前記外側部材の内側空間を、前記第1の棒状部材を保持する第1の保持部と、前記第2の棒状部材を保持する第2の保持部とに区画する。
【0021】
なお、本発明において、内側部材を、「両棒状部材に沿って移動して前記外側部材の内側に配設する」なる記載は、内側部材が両棒状部材間にて移動できるように配置されることを意味するものであり、外側部材を内側部材側へ移動して当該外側部材の内側に内側部材を配設しても良い。
【0022】
これにより、前記第1の棒状部材は、前記外側部材と内側部材との間に形成される第1の保持部に保持される。また、前記第2の棒状部材は、前記外側部材と内側部材との間に形成される第2の保持部に保持される。
【0023】
また、請求項6のペット用包囲具においては、前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記内側部材の側面に、前記両保持部に保持された各棒状部材に沿って延在する凹部を設けた。
【0024】
すなわち、前記内側部材には、前記第1及び第2の保持部側に位置する側面に凹部が形成されている。このため、当該内側部材を、前記両棒状部材間に配置する際、及び両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして作用する。
【0025】
さらに、請求項7のペット用包囲具では、前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記外側部材の内側面を、前記両保持部に保持された各棒状部材の周面に沿った湾曲状に形成した。
【0026】
すなわち、前記外側部材には、前記第1及び第2の保持部側に位置する内側面が湾曲状に形成されている。このため、当該外側部材を、前記両棒状部材に外嵌した状態、及び両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして作用する。
【0027】
加えて、請求項8のペット用包囲具においては、前記内側部材を前記外側部材の内側に配置した状態で、当該内側部材の移動を規制する規制手段を設けた。
【0028】
これにより、前記外側部材の内側に配置された内側部材の不用意な移動が防止される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本実施の形態にかかる連結具1,・・・の一使用例を示すものであり、ペット用包囲具である折り畳み式のペットケージ2が示されている。
【0030】
このペットケージ2は、合成樹脂によって長方形容器状に形成されたトレイ11を備えている。該トレイ11の前方に位置する短辺12上縁には、正面パネル13の下縁部が回動自在に支持されており、該正面パネル13をケージ内側へ折り畳めるように構成されている。前記正面パネル13には、扉14により開閉される出入口が設けられており、当該正面パネル13の上縁部には、後述する天面パネル15に係脱自在に係合するストッパー16がスライド自在に設けられている。
【0031】
また、前記トレイ11の後方に位置する短辺21上縁には、背面パネル22の下縁部が回動自在に支持されており、該背面パネル22をケージ内側へ折り畳めるように構成されている。この背面パネル22の上縁部にも、前記天面パネル15に係脱自在に係合するストッパー23がスライド自在に設けられており、起立状態を維持できるように構成されている。
【0032】
さらに、前記トレイ11の左右に位置する各長辺31,32上縁には、側面パネル33,33の下縁部が回動自在に支持されており、該側面パネル33をケージ内側へ折り畳めるように構成されている。前記両側面パネル33は、その両端部を前記正面パネル13及び前記背面パネル22に係止できるように構成されており、側面パネル33を正面パネル13及び背面パネル22に係止した状態で、ケージ本体34を形成できるように構成されている。
【0033】
前記両側面パネル33,33のそれぞれは、図2(C側は断面図を示し、D側は側面図を示す)にも示すように、略中間部より上方を形成する上部構成部41と、下方を形成する下部構成部42とにより形成されており、該下部構成部材42の上縁43と前記上部構成部材41の下縁44は、前記連結具1,1を介して回動自在に連結されている。前記両側面パネル33,33の上縁45には、前記天面パネル15の側縁46が連結具1,1を介して回動自在に連結されており、両側面パネル33,33間には、前記天面パネル15が架橋した状態で設けられている。
【0034】
前記各パネル13,22,33,33と前記上部及び下部構成部材41,42は、円筒棒状のスチール線が矩形枠状に折曲されてなる枠体51を備えてなり、該枠体51の内側には、円筒棒状のスチール線からなる縦桟部52及び横桟部53が格子状に組まれた状態で延設されている(図2中に上部及び下部構成部材41,42のみ図示)。この各パネル13,22,33,33には、前記縦桟部52が下方へ延出されてなる脚部54,・・・が形成されている。該脚部54の下端部は、リング状に屈曲されており、前記トレイ11に沿って配設されたシャフト55が貫通する被係止部56が形成されている。
【0035】
前記連結具1は、図3に示すように、例えば前記上部構成部材41の下縁44を構成する第1の棒状部材であるスチール線61と、前記下部構成部材42の上縁43を形成する第2の棒状部材としてのスチール線62とを連結するものである。この連結具1は、前記上縁43を形成するスチール線62及び前記下縁44を形成するスチール線61の外周部に遊嵌する(図8参照)外側部材63と、前記両スチール線61,62の間に配置された状態で、前記外側部材63の内側に配設され、この状態において、前記外側部材63の内側空間64を、前記下縁44を形成するスチール線61を保持する第1の保持部65と、前記上縁43を形成するスチール線62を保持する第2の保持部66とに区画する内側部材67とにより構成されている。
【0036】
前記外側部材63は、矩形状の金属板の対向した縁部が、一方の面側(図3中下方側)に屈曲形成されてなり、基部71の両端には、図4にも示すように、一方の面側に起立した起立壁72,72が形成されている。これにより、両起立壁72,72の間には、前記スチール線61,62を挿通する挿通部73が形成されており、その開口幅は、前記スチール線61,62の直径の二倍以上、すなわち、両スチール線61,62を並設した状態で挿通できる寸法に設定されている。前記起立壁72は、その中央部が外側に突出した断面円弧状に形成されており、内側面は、円筒状に形成された前記スチール線61,62の周面に適合する湾曲面74,74を形成している。そして、前記基部71の中央部には、円形の係止穴75が開設されている。
【0037】
一方、前記内側部材67は、合成樹脂により形成されており、前記外側部材63に適合した長さ寸法を有している。この内側部材67には、前記外側部材63の内側に配設された状態で、前記第1及び第2の保持部65,66側に位置する側面に、前記両保持部65,66に保持された各スチール線61,62に沿って延在する凹部81,81が形成されている。この凹部81は、断面円弧状に形成されており、前記外側部材63の湾曲面74と共に断面円形の保持部65,66を形成できるように構成されている。
【0038】
また、前記内側部材67の上面91中央には、図5に示すように、円形の係止凸部92が突設されており、該係止凸部92は、前記外側部材63内に配置された際に(図3参照)、前記基部71の係止穴75に内嵌した状態で係止されるように構成されている。これら係止凸部92及び係止穴75によって、前記内側部材67を前記外側部材63の内側に配置した状態で、当該内側部材67の移動を規制する規制手段93が構成されている。そして、この係止凸部92には、中央に向かうに従って高くなる案内面94,94が、当該内側部材67の長さ方向両側部に形成されている。さらに、前記内側部材67の下面95の幅寸法は、前記上面91の幅寸法より幅広に設定されており、前記外側部材63内に配置された状態で、該外側部材63の前記挿通部73を閉鎖できるように構成されている。
【0039】
この連結具1により連結されるスチール線61,62は、断面円形状の第1及び第2の保持部65,66に保持されるため、当該連結具1は、スチール線61,62を中心とした回動が許容されている。このため、この連結具1により連結された前記上部構成部材41と下部構成部材42、及びこれらからなる側面パネル33,33と天面パネル15は、その連結部分において、折り畳み自在となっている。
【0040】
これにより、図6に示すように、正面パネル13のストッパー16を下方へスライドして当該正面パネル13をケージ内方へ折り畳むとともに、背面パネル22のストッパー23を下方へスライドして当該背面パネル22をケージ内方へ折り畳んだ後、図7に示すように、天面パネル15を下方へ移動した際に、側面パネル33,33が前記上部構成部材41と下部構成部材42との間で中折れし、ケージ本体34をトレイ11上に折り畳めるように構成されている。
【0041】
以上の構成にかかる本実施の形態において、上部構成部41と下部構成部42とを結合して側面パネル33を形成する際には、図8に示すように、上部構成部材41の下縁44を形成するスチール線61と、下部構成部材42の上縁43を形成するスチール線62とを隣接して配置する。そして、両スチール線61,62の側部に外側部材63を配置するとともに、該外側部材63の挿通部73より前記両スチール線61,62を挿通して、当該外側部材63を前記両スチール線61,62の外周部に遊嵌する。
【0042】
このとき、この外側部材63の基部71より起立した起立壁72,72の内側面は、前記スチール線61,62の周面に適合した湾曲面74,74を形成している。このため、この湾曲面74,74を、前記両スチール線61,62の位置決めに利用することができる。
【0043】
一方、前記両スチール線61,62の他の部位において、両スチール線61,62間に内側部材67を配置する。このとき、該内側部材67の側面には、凹部81,81が形成されており、この凹部81は、断面円弧状に形成されている。このため、両側に配置されたスチール線61,62を前記凹部81,81に位置決めすることができる。
【0044】
そして、この内側部材67を、両スチール線61,62に沿って移動して、前記外側部材63の内側へ挿入し、前記外側部材63の内側空間64を、図3に示したように、前記スチール線61を保持する第1の保持部65と、前記スチール線62を保持する第2の保持部66とに区画する。
【0045】
これにより、前記下縁44を形成するスチール線61を、前記外側部材63と内側部材67との間に形成される第1の保持部65内に回動自在に保持することができる。また、前記上縁43を形成するスチール線62を、前記外側部材63と内側部材67との間に形成される第2の保持部66内に回動自在に保持することができる。
【0046】
このように、両スチール線61,62に外側部材63を外嵌するとともに、両スチール線61,62間に内側部材67を配置した後、この内側部材67を前記外側部材63の内部へ移動するだけで、前記両スチール線61,62同士を連結することができ、両スチール線61,62により上縁43及び下縁44が形成された上部構成部材41と下部構成部材42とを折り畳み自在に結合することができる。
【0047】
したがって、隣接したスチール線61,62同士を連結する際に、コイル状部材の開放端を両スチール線61,62に引っ掛けた後、この状態を維持したままコイル状部材を何回も回転させなければならなかった従来の連結具と比較して、連結作業を容易に行うことができる。
【0048】
また、前記内側部材67の側面には、凹部81,81が形成されており、当該内側部材67を前記両スチール線61,62間に配置する際には、両スチール線61,62の位置決めに利用することができる。そして、当該内側部材67を両スチール線61,62に沿って移動する際には、ガイドとして利用することができる。これにより、移動時の離脱に起因した不具合を未然に防止することができる。
【0049】
なお、本実施の形態では、内側部材67を両スチール線61,62に沿って移動した場合について説明したが、外側部材63を内側部材67側へ移動しても良い。この場合、前記外側部材63の基部71より起立した起立壁72,72の内側面は、前記スチール線61,62の周面に適合した湾曲面74,74を形成している。このため、当該外側部材63を両スチール線61,62に沿って移動する際には、ガイドとして利用することができる。これにより、移動時の離脱に起因した不具合を未然に防止することができる。
【0050】
そして、前記内側部材67の上面91には、円形の係止凸部92が突設されているとともに、前記外側部材63の基部71には、前記係止凸部92が内嵌される係止穴75が設けられており、前記係止凸部92が前記係止穴75に内嵌することによって内側部材67の外側部材63からの離脱が防止される。これにより、前記外側部材63と内側部材67による前記両スチール線61,62の保持状態を維持することができるので、両スチール線61,62の連結状態の不用意な解除、すなわち、ケージ本体34の不用意な分解を確実に防止することができる。
【0051】
さらに、前記係止凸部92には、中央に向かうに従って高くなる案内面94,94が、当該内側部材67の長さ方向両側部に形成されている。これにより、当該係止凸部92と前記外側部材63端部との干渉を緩和することができ、取り付け作業性を向上することができる。
【0052】
なお、本実施の形態にあっては、本発明の連結具1を、ペットケージ2のパネル15,33同士の連結に利用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、建築物において利用しても良い。
【0053】
また、底部を有しないフェンスの連結に利用しても良い。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の連結具にあっては、隣接する第1及び第2の棒状部材に外側部材を外嵌するとともに、両棒状部材間に内側部材を配置した後、この内側部材を前記外側部材の内部へ移動するだけで、前記両棒状部材同士を連結することができる。
【0055】
したがって、隣接した棒状部材同士を連結する際に、コイル状部材の開放端を両棒状部材に引っ掛けた後、この状態を維持したままコイル状部材を何回も回転させなければならなかった従来の連結具と比較して、連結作業を容易に行うことができる。
【0056】
また、請求項2の連結具においては、内側部材の側面に形成された凹部を、前記両棒状部材の位置決めに利用することができる。また、当該内側部材を両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして利用することができる。これにより、移動時の離脱に起因した不具合を未然に防止することができる。
【0057】
さらに、請求項3の連結具では、外側部材の内側面に形成された湾曲形状を、前記両棒状部材の位置決めに利用することができる。また、当該外側部材を両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして利用することができる。これにより、移動時の離脱に起因した不具合を未然に防止することができる。
【0058】
なお、前記内側部材に凹部が形成されている場合には、外側部材の内側面に形成された湾曲形状と内側部材に形成された凹部との間に、前記各棒状部材を保持することができる。
【0059】
加えて、請求項4の連結具にあっては、前記外側部材の内側に配置された内側部材の不用意な移動を阻止することにより、前記外側部材と内側部材による棒状部材の保持状態を維持することができる。これにより、両棒状部材の連結状態の不用意な解除を未然に防止することができる。
【0060】
一方、本発明の請求項5のペット用包囲具にあっては、隣接する第1及び第2の棒状部材に外側部材を外嵌するとともに、両棒状部材間に内側部材を配置した後、この内側部材を前記外側部材の内部へ移動するだけで、前記両棒状部材同士を連結することができ、これにより、ペット用包囲具を形成することができる。
【0061】
したがって、隣接したパネルの縁部を形成する棒状部材同士を連結する際に、コイル状部材の開放端を両棒状部材に引っ掛けた後、この状態を維持したままコイル状部材を何回も回転させなければならなかった従来の連結具を用いたペットケージと比較して、連結作業を容易に行うことができる。
【0062】
また、請求項6のペット用包囲具においては、内側部材の側面に形成された凹部を、前記両棒状部材の位置決めに利用することができる。また、当該内側部材を両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして利用することができる。これにより、移動時の離脱に起因した不具合を未然に防止することができ、ペット用包囲具の形成を容易に行うことができる。
【0063】
さらに、請求項7のペット用包囲具では、外側部材の内側面に形成された湾曲形状を、前記両棒状部材の位置決めに利用することができる。また、当該外側部材を両棒状部材に沿って移動する際には、ガイドとして利用することができる。これにより、移動時の離脱に起因した不具合を未然に防止することができ、ペット用包囲具の形成を容易に行うことができる。
【0064】
なお、前記内側部材に凹部が形成されている場合には、外側部材の内側面に形成された湾曲形状と内側部材に形成された凹部との間に、前記各棒状部材を保持することができる。
【0065】
加えて、請求項8のペット用包囲具においては、前記外側部材の内側に配置された内側部材の不用意な移動を阻止することにより、前記外側部材と内側部材による棒状部材の保持状態を維持することができる。これにより、両棒状部材の連結状態の不用意な解除を未然に防止することができ、パネルの不用意な外れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の側面を示す一部断面図である。
【図3】同実施の形態にかかる連結具を示す斜視図である。
【図4】(a)は、同実施の形態の外側部材を示す底面図であり、(b)は、外側部材を示す側面図である。
【図5】(a)は、同実施の形態の内側部材を示す平面図であり、(b)は、内側部材を示す側面図である。
【図6】同実施の形態のペットケージを折り畳む手順を示す説明図である。
【図7】図6に続く手順を示す説明図である。
【図8】同実施の形態の連結具にて隣接したスチール線を連結する状態を示す説明図である。
【図9】従来のペットケージ及び連結具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 連結具
2 ペットケージ
61 スチール線
62 スチール線
63 外側部材
64 内側空間
65 第1の保持部
66 第2の保持部
67 内側部材
73 挿通部
74 湾曲面
75 係止穴
81 凹部
92 係止凸部
93 規制手段

Claims (8)

  1. 隣接して配置された第1の棒状部材と第2の棒状部材とを連結する連結具において、
    前記両棒状部材の外周部に遊嵌するとともに、両棒状部材を挿通する挿通部が開口した外側部材と、
    前記両棒状部材間に配置され、両棒状部材に沿って移動して前記外側部材の内側に配設した状態で、該外側部材の内側空間を、前記第1の棒状部材を保持する第1の保持部と前記第2の棒状部材を保持する第2の保持部とに区画する内側部材と、
    により構成したことを特徴とする連結具。
  2. 前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記内側部材の側面に、前記両保持部に保持された各棒状部材に沿って延在する凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載の連結具。
  3. 前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記外側部材の内側面を、前記両保持部に保持された各棒状部材の周面に沿った湾曲状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の連結具。
  4. 前記内側部材を前記外側部材の内側に配置した状態で、当該内側部材の移動を規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の連結具。
  5. 複数のパネルの組み合わせからなり、隣接して配置された一方のパネルの縁部を形成する第1の棒状部材と、他方のパネルの縁部を形成する第2の棒状部材とが連結具により連結されたペット用包囲具において、
    前記連結具を、
    前記両棒状部材の外周部に遊嵌するとともに、両棒状部材を挿通する挿通部が開口した外側部材と、
    前記両棒状部材間に配置され、両棒状部材に沿って移動して前記外側部材の内側に配設した状態で、該外側部材の内側空間を、前記第1の棒状部材を保持する第1の保持部と前記第2の棒状部材を保持する第2の保持部とに区画する内側部材と、
    により構成したことを特徴とするペット用包囲具。
  6. 前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記内側部材の側面に、前記両保持部に保持された各棒状部材に沿って延在する凹部を設けたことを特徴とする請求項5記載のペット用包囲具。
  7. 前記内側部材を前記外側部材の内側に配設した状態で、前記第1及び第2の保持部側に位置する前記外側部材の内側面を、前記両保持部に保持された各棒状部材の周面に沿った湾曲状に形成したことを特徴とする請求項5又は6記載のペット用包囲具。
  8. 前記内側部材を前記外側部材の内側に配置した状態で、当該内側部材の移動を規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項5、6又は7記載のペット用包囲具。
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