JP4278610B2 - 数値解析支援装置,数値解析支援方法,数値解析支援プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
このような数値シミュレーションにおいては、例えば3次元CAD(Computer Aided Design)システムにより作成したモデリングデータを、プリプロセッサが微小な6面体、5面体あるいは4面体等の多面体微小要素に分割(メッシュ分割)して解析モデルを作成する。その後、ソルバーにより種々の解析を行ない、ポストプロセッサによりその結果表示を行なう。
また、数値シミュレーションにおいては、解析モデルを構成する要素の面どうしの境界条件(例えば接触定義)が正しく設定されている必要がある。従来においては、例えば、下記特許文献2に示す手法を用いて、接触判断を行なうことが知られている。
また、本発明の数値解析支援方法は、2以上の要素に要素分割された部品をそなえて構成される解析モデルにおける、2面間の境界条件定義がされた2つの該要素について、これらの各要素における対となる面どうしの境界条件の処理をコンピュータが実行する数値解析支援方法であって、コンピュータが、前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断ステップと、該空間判断ステップにおける判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断ステップとを実行することを特徴としている。
(1)ソルバーによる数値解析を実行する前に、解析モデルにおいて境界条件チェックを行なうことができ、設計時間を短縮することができる他、早期にミスを発見し、工数を削減することができる。
図1は本発明の一実施形態としての数値シミュレーションシステムの構成を示すブロック図、図2は本数値シミュレーションシステムにおいて数値シミュレーションを行なう解析モデルの例を示す図、図3は図2に示す解析モデルの側面図、図4は図2に示す解析モデルの平面図である。
なお、図3に示す例においては、PART1の上面を接触面con_part1-1(面グループ2)、PART1の下面を接触面con_part1-2(面グループ4)、PART2の各上面を接触面con_part2(面グループ3)とそれぞれ設定しており、更に、PART3の接触定義を間違えて、PART3の下面を接触面として定義すべきところを、PART3の上面を接触面con_part3(面グループ1)として定義している。更に、図2〜図4に示す例においては、PART1にPART2が食い込んでいる。
数値シミュレーション管理装置(数値解析支援装置)10は、プリプロセッサ2によって作成された解析モデルについて、この解析モデルにおける、接触定義がされた2つの要素について、これらの各要素における対となる面どうし(接触対)の境界条件を検証するようになっている。
CONTACT PAIR B A
上記のコマンド例においては、面Bに対して面Aが接触することを示す。
数値シミュレーション管理装置10は、OS(Operating System)や各種アプリケーションをCPU(Central Processing Unit)100によって実行することにより、種々の機能を実現可能なパーソナルコンピュータとして構成され、図1に示すように、ディスプレイ103,キーボード101,マウス102,ハードディスク104およびCPU100をそなえて構成されている。
キーボード101はオペレータが種々の情報をキー入力するものであり、マウス102はオペレータがディスプレイ103に表示されたカーソル(図示省略)を操作して種々の選択・入力操作を行なうものである。
図5は本発明の一実施形態としての数値シミュレーションシステム1におけるデータ読込画面の例を示す図である。本数値シミュレーションシステム1においては、解析モデル取得部26は表示制御部15を介して、ディスプレイ103に図5に示すようなデータ読込画面1031を表示させるようになっている。
空間判断部11は解析モデルを構成する要素について、その要素(本実施形態では6面体)を構成する複数(本実施形態では6つ)の面のうち検証対象のマスタ面について、そのマスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、スレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断するものである。
空間判断部11は、A,B,C,Dの4つの節点から構成されるマスタ面(以下、接触面という場合がある)について、図6に示すように、辺ABを通り、且つ、その法線が接触面の法線に直交する面と、辺BCを通り、且つ、その法線が接触面の法線に直交する面と、辺CDを通り、その法線が接触面の法線に直交する面であり、且つ、その法線方向がチェック空間の内部を法線方向とする面(以下、これらの面を垂直面という場合がある)を形成し、これらの接触面および垂直面によって環囲される空間(チェック空間)を形成する。
マスタ面(接触面): ax+by+cz+d=0 ・・・・(1)
辺ABを通る垂直面:a1x+b1y+c1z+d1=0 ・・・・(2)
辺BCを通る垂直面:a2x+b2y+c2z+d2=0 ・・・・(3)
辺CDを通る垂直面:a3x+b3y+c3z+d3=0 ・・・・(4)
辺DAを通る垂直面:a4x+b4y+c4z+d4=0 ・・・・(5)
ただし、a,b,c,dは、マスタ面(接触面)を特定するための係数(接触面係数)であり、a1,a2,a3,a4,b1,b2,b3,b4,c1,c2,c3,c4,d1,d2,d3,d4はそれぞれ垂直面を特定するための係数(垂直面係数)である。
なお、本実施形態においては、マスタ面は接触対において食い込みを生じさせない面であり、このマスタ面に接触する面がスレーブ面である。
法線角度算出部13は、マスタ面の法線方向とスレーブ面の法線方向とに基づいて、これらのマスタ面の法線とスレーブ面の法線とがなす法線角度を算出するものであり、マスタ面を構成する各節点の座標と、スレーブ面を構成する各スレーブ節点の座標とに基づいて、各法線方向を算出し、これらの法線によってなされる角度を算出するようになっている。
配列FILE16は、図7に示すように、解析入力ファイル名(ファイル名)と変更内容とを関連付けて格納するものであり、2次元配列構造として構成されている。なお、変更内容には、解析入力ファイルに対して行なわれた変更の内容を示す情報が格納され、例えばオペレータがキーボード101を用いて入力した情報が格納されるようになっている。
本数値シミュレーションシステム1においては、同一の部品を構成する複数の要素や、同じ材質で構成された複数の要素を同一のグループ(要素グループ)として取り扱うようになっている。
なお、この配列ELEM17における材料番号の物性値、すなわち、材料名,ヤング率およびポアソン比は、後述する配列MAT18から取り出されて格納されるようになっている。
配列MAT18は、材料に関する情報を一時的に格納して管理するもの(一時格納領域)であり、図9に示すように、材料番号に対して材料名,ヤング率,ポアソン比およびフラグを対応付けることにより構成されたデータ列を、材料番号毎にそなえることにより、マトリクス状のデータセットとして構成されている。
なお、図9に示す例においては、p軸方向に、材料番号に対して材料名,ヤング率,ポアソン比およびフラグを対応付けることにより構成されたデータ列を配置し、このデータ列を材料番号毎にq軸方向に並べることによりマトリクス状のデータセットが形成され、更に、このデータセットをr軸方向に複数配列することにより、配列MAT18が構成されている。
また、フラグは、配列MAT18を構成するデータセットにおいて変更・修正を行なった項目がある場合に、データ管理部14等によって例えば“1”が自動的に設定されるものであり、このフラグにより、データの変更・編集が行なわれたことを認識することができる。
配列CONSURF20は、接触面に関するデータを管理するものであり、配列MAT18と同様に3次元配列構造として構成されている。すなわち、配列CONSURF20は、図12に示すように、p軸方向に、接触グループ番号に対して、接触面グループ番号,接触面番号,節点番号,接触面係数,垂直面係数およびフラグを対応付けて構成されたデータ列を配置し、このデータ列を接触グループ番号や接触面グループ番号,接触面番号毎にq方向に並べることによりマトリクス状のデータセットが形成され、更に、このデータセットをr軸方向に複数配列することにより構成されている。
配列ELEMENT25は要素を構成する節点を管理するものであり、配列MAT18と同様に3次元配列構造として構成されている。すなわち、配列ELEMENT25は、図17に示すように、p軸方向に、要素を特定するために設定された要素番号に対して、その要素を構成する複数の節点番号やフラグをそれぞれ対応付けて構成されたデータ列を配置し、このデータ列を要素番号毎にq方向に並べることによりマトリクス状のデータセットが形成され、更に、このデータセットをr軸方向に複数配列することにより構成されている。なお、図17に示す例においては、要素が8つの節点で構成される場合を示している。
表示制御部(通知部)15は、ディスプレイ103を制御して種々の情報をディスプレイ103に表示させるものであり、例えば、オペレータに対して結果を通知するための種々の結果表示画面や、オペレータが種々の指示を入力したり選択処理を行なうための指示入力画面等をディスプレイ103に表示させるようになっている。
この図19に示すリスト画面1033は、配列ELEM17の内容を示すものであり、図19に示す例においては、要素グループ番号に対して、チェック,名前,材料番号,材料名,ヤング率,ポアソン比およびコメントを対応付けて表示している。なお、この図19に示す例においては、配列ELEM17における要素グループ名が名前として表示されている。
また、図18に示す表示画面1032において、オペレータが“確認”を選択した場合には、表示制御部15は、図20に示すような要素確認画面1034をディスプレイ103に表示させるようになっている。この要素確認画面1034においては、要素グループと材料が1つずつ表示され、オペレータが材料に関する情報の確認を要素1グループずつで行なうことができる。
表示制御部15は、図21に示すような接触画面1035をディスプレイ103に表示させ、オペレータが“リスト”を選択した場合に、図22に示すような接触リスト画面1036をディスプレイ103に表示させるようになっている。
このエラー詳細画面1037は、接触リスト画面1036に示された接触対について、干渉にかかる全ての節点に関する詳細な情報をリストとして示すものであり、図23に示す例においては、節点番号に対して、面グループ番号1,面グループ番号2,接触面番号2,距離,法線1,法線2および法線角度を対応付けて表示している。
なお、オペレータに通知する法線角度に関する情報としては、上述の如き法線角度そのものであってもよく、又、例えば、CPU100において法線角度が所定の条件を満たしているか否か(180度であるか否か等)を判断し(判断ステップ)、この判断結果をオペレータに通知してもよい(通知ステップ)。
また、図24は本発明の一実施形態としての数値シミュレーションシステム1のディスプレイ103に表示される、履歴に関する情報の表示指示を入力するための履歴画面1038の例を示す図、図25(a),(b)はそれぞれその履歴リスト画面1039の例を示す図、図26(a),(b)はそれぞれその結果リスト表示画面の例を示す図である。
この履歴リスト画面1039は、履歴に関する情報を示すものであって、解析モデルのファイルについて、その更新状況を示すものであって、図25(b)は、図25(a)に示す履歴リスト画面1039において、model1というファイル名のデータについて、その修正内容欄に、PART1の材料のヤング率を45000に変更(修正)した旨の情報を記載したものである。このように、オペレータが変更を行なった場合に、その内容等をコメントとして入力することができるので、利便性が高く、又、データの信頼性を向上させることができる。
また、本数値シミュレーションシステム1は、ソルバー3による解析結果を取得して、その解析結果を一元的に管理することもできるようになっている。
表示制御部15は、ソルバー3による解析結果についてもディスプレイ103に表示させるようになっており、配列RES23に格納された解析結果をディスプレイ103に表示させるようになっている。又、表示制御部15は、この際、配列RESV24(図16参照)を参照して、図26(a)に示すような配列RES23の内容を示す解析結果1040に対して、結果変数名を反映させてディスプレイ103に表示させることにより、図26(b)に示すように、解析結果1040を解析結果をオペレータに対してわかりやすく提示することができる。
例えば3次元CADによって作成されたモデリングデータに基づいて、プリプロセッサ2が解析モデルの作成を行なう。数値シミュレーション管理装置10において、解析モデル取得部26が、プリプロセッサ2によって作成された解析ファイルのデータを読み込み(ステップA10)、要素データのチェックや(ステップA20)、接触データのチェック(ステップA30)、履歴データのチェック(ステップA40)が行なわれる。
そして、数値シミュレーション管理装置10は、ソルバー3から、その解析結果を取得して、配列RES23等の結果データを作成して(ステップA50)、処理を終了する。
解析モデル取得部26は、表示制御部15を介してディスプレイ103に図5に示すようなデータ読込画面1031を表示させると、オペレータは、このデータ読込画面1031において、解析モデルのデータのファイル名を入力して(ステップB10)、解析モデルの入力を開始する。
データ管理部14は、解析モデルのデータの読み込みが終了したか否かを判断して(ステップB40)、データが終了していない場合には(ステップB40のNOルート参照)、次に読み込みデータの種類を判断する(ステップB50)。
次に、本発明の一実施形態としての数値シミュレーションシステム1における要素グループデータの作成手法を、図29に示すフローチャート(ステップC10〜C50)に従って説明する。
次に、本発明の一実施形態としての数値シミュレーションシステム1の空間判断部11による接触面および垂直面の生成手法を、図30に示すフローチャート(ステップD10〜D140)に従って説明する。
そして、空間判断部11は、congr1=congrであるか否かを判断して(ステップD50)、congr1がcongrと一致しない場合には(ステップD50のNOルート参照)、変数Jをインクリメント(J=J+1)して(ステップD60)、次に、配列CONACT21の先頭からJ番目のマスタ面グループ番号を読み込む(ステップD70)。
なお、congr1がcongrと一致する場合には(ステップD50のYESルート参照)、フラグFLGに1を設定して(ステップD140)、ステップD120に移行する。
次に、本発明の一実施形態としての数値シミュレーションシステム1における接点対接触面の作成手法を、図31に示すフローチャート(ステップE10〜E150)に従って説明する。
その後、配列CONSURF20から1面を読み込み、その接触グループ番号および接触面グループ番号を変数cong1,cons1にそれぞれ格納する(ステップE20)。
そして、“conm=conm1”且つ“cong=cong1”であるか否かを判断する(ステップE60)。“conm=conm1”且つ“cong=cong1”ではない場合には(ステップE60のNOルート参照)、ステップE50に戻り、“conm=conm1”且つ“cong=cong1”である場合には(ステップE60のYESルート参照)、配列CONSURF20における、そのデータ列の先頭からの番目(添え字)を変数MIDに格納する(ステップE70)。
そして、配列CONNODE22とマスタ面グループ番号,スレーブ面グループ番号および節点番号が一致するか否かをデータが終了するまで繰り返し比較を行ない(ステップE80)、一致しない場合には(ステップE80のNOルート参照)、更に、スレーブ面の節点番号に基づいて、配列NODE19からその節点座標を取得する(ステップE90)。
法線角度算出部13は、配列CONNODE22の全ての角度欄に、初期値として法線角度370を格納する(ステップF10)。なお、この初期値は370に限定されるものではなく、0〜360以外の値であればよい。
法線角度算出部13は、取得した法線角度が370であるか否かを判断して(ステップF30)、法線角度が370である場合には(ステップF30のYESルート参照)、マスタ面の法線とスレーブ面の法線とがなす角度を算出する(ステップF40)。なお、これらの法線がなす角度は、例えば、マスタ面の法線のベクトルとスレーブ面の法線のベクトルとの外積に基づいて算出することができる。
次に、法線角度算出部13は、変数Jに初期値I+1を設定して、マスタ面の法線方向とスレーブ面の法線方向とが一致するか否かを判断し(ステップF60)、一致する場合には(ステップF60のYESルート参照)、法線角度および法線チェック結果を配列CONTACT21および配列CONNODE22にエラーコードとして格納する(ステップF70)。
本数値シミュレーションシステム1において、3次元配列構造をそなえる、配列MAT18や配列NODE19,配列CONSURF20,配列CONTACT21,配列ELEMENT25については、以下に示す手法により、更新前のデータセット(既存データ)と更新後のデータ(新規データ)との間で、履歴データの更新チェックを行なうことができる。
数値シミュレーション管理装置10は、先ず、変数Iに初期値1を設定し、既存データの読み込みを行ない(ステップG10)、又、新規データの読み込みも行なう(ステップG20)。
ここで、IDとは、例えば、配列MAT18における“材料番号”であり、配列NODE19における“節点番号”であり、又、配列CONSURF20における“接触グループ番号”や、配列CONTACT21における“接触グループ番号”および“接触対番号”であり、識別に便利な番号が、データとして登録される項目が該当する。
干渉判断部12による干渉チェックの結果や、法線角度算出部13による法線角度の算出結果を、図22や図23に示すようなリスト形式でディスプレイ103に表示したり、あるいは1つずつデータを表示することにより、オペレータがデータチェックを行なうことができて利便性が高い。
例えば、上述した実施形態においては、図1に示すように、プリプロセッサ2,ソルバー3およびポストプロセッサ4を数値シミュレーション管理装置10とは別に示しているが、これらのプリプロセッサ2,ソルバー3およびポストプロセッサ4の少なくとも一部を数値シミュレーション管理装置10同じコンピュータで実現してもよく、又、プリプロセッサ2,ソルバー3およびポストプロセッサ4のうち少なくとも2つを同一のコンピュータによって実現してもよい。
そして、本発明は、以下に示すように要約することができる。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部とをそなえることを特徴とする、数値解析支援装置。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面の法線方向と、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出部をそなえることを特徴とする、数値解析支援装置。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部と、
該マスタ面の法線方向と、該スレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出部とをそなえることを特徴とする、数値解析支援装置。
複数種類の項目のデータを相互に対応付けたデータ列を複数そなえることによりマトリクス状のデータセットを構成し、該データセットを複数そなえることにより3次元的に配列したデータ群として、該要素に関する情報を管理するデータ管理部をそなえることを特徴とする、数値解析支援装置。
(付記6) 2以上の要素に要素分割された部品をそなえて構成される解析モデルにおける、2面間の境界条件定義がされた2つの該要素について、これらの各要素における対となる面どうしの境界条件を検証する数値解析支援方法であって、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断ステップと、
該空間判断ステップにおける判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断ステップとをそなえることを特徴とする、数値解析支援方法。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面の法線方向と、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出ステップと、
該法線角度算出ステップにより算出された該角度に関する情報を通知する通知ステップとをそなえることを特徴とする、数値解析支援方法。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断ステップと、
該空間判断ステップにおける判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断ステップと、
該マスタ面の法線方向と、該スレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出ステップとをそなえることを特徴とする、数値解析支援方法。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラム。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面の法線方向と、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラム。
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部と、
該マスタ面の法線方向と、該スレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラム。
複数種類の項目のデータを相互に対応付けたデータ列を複数そなえることによりマトリクス状のデータセットを構成し、該データセットを複数そなえることにより3次元的に配列したデータ群として、該要素に関する情報を管理するデータ管理部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラム。
該数値解析支援用プログラムが、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
該数値解析支援用プログラムが、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面の法線方向と、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
該数値解析支援用プログラムが、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部と、
該マスタ面の法線方向と、該スレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
該数値解析支援用プログラムが、
複数種類の項目のデータを相互に対応付けたデータ列を複数そなえることによりマトリクス状のデータセットを構成し、該データセットを複数そなえることにより3次元的に配列したデータ群として、該要素に関する情報を管理するデータ管理部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
2 プリプロセッサ
3 ソルバー
4 ポストプロセッサ
10 数値シミュレーション装置
11 空間判断部
12 干渉判断部
13 法線角度算出部
14 データ管理部
15 表示制御部
16 配列FILE
17 配列ELEM
18 配列MAT
19 配列NODE
20 配列CONSURF
21 配列CONTACT
22 配列CONNODE
23 配列RES
24 配列RESV
25 配列ELEMENT
100 CPU
101 キーボード
102 マウス
103 ディスプレイ
104 ハードディスク
1031 データ読込画面
1032 選択画面
1033 リスト画面
1034 要素確認画面
1034a チェックボタン
1035 接触画面
1036 接触リスト画面
1037 エラー詳細画面
1038 履歴画面
1039 履歴リスト画面
1040 解析結果
Claims (5)
- 2以上の要素に要素分割された部品をそなえて構成される解析モデルにおける、2面間の境界条件定義がされた2つの該要素について、これらの各要素における対となる面どうしの境界条件を検証する数値解析支援装置であって、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部とをそなえることを特徴とする、数値解析支援装置。 - 2以上の要素に要素分割された部品をそなえて構成される解析モデルにおける、2面間の境界条件定義がされた2つの該要素について、これらの各要素における対となる面どうしの境界条件を検証する数値解析支援装置であって、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部と、
該マスタ面の法線方向と、該スレーブ面の法線方向とに基づいて、前記マスタ面の法線と前記スレーブ面の法線とがなす法線角度を算出する法線角度算出部とをそなえることを特徴とする、数値解析支援装置。 - 2以上の要素に要素分割された部品をそなえて構成される解析モデルにおける、2面間の境界条件定義がされた2つの該要素について、これらの各要素における対となる面どうしの境界条件の処理をコンピュータが実行する数値解析支援方法であって、
前記コンピュータが、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断ステップと、
該空間判断ステップにおける判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断ステップとを実行することを特徴とする、数値解析支援方法。 - 2以上の要素に要素分割された部品をそなえて構成される解析モデルにおける、2面間の境界条件定義がされた2つの該要素について、これらの各要素における対となる面どうしの境界条件を検証する数値解析支援機能をコンピュータに実行させるための数値解析支援用プログラムであって、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラム。 - 2以上の要素に要素分割された部品をそなえて構成される解析モデルにおける、2面間の境界条件定義がされた2つの該要素について、これらの各要素における対となる面どうしの境界条件を検証する数値解析支援機能をコンピュータに実行させるための数値解析支援用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該数値解析支援用プログラムが、
前記対となる2つの面のうち検証対象のマスタ面について、当該マスタ面をその法線方向に投射して形成されるチェック空間に、前記対となる2つの面のうち該マスタ面以外のスレーブ面を構成するスレーブ節点が含まれるか否かを判断する空間判断部と、
該空間判断部による判断の結果、該チェック空間に該スレーブ節点が含まれると判断された場合に、該マスタ面と当該スレーブ節点との距離を算出し、該距離が0よりも小さい場合に干渉が生じていると判断する干渉判断部として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、数値解析支援用プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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