JP4278463B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、プラズマCVDなどの表面処理を行なうプラズマ処理装置に関する。
例えば、特許文献1に記載のプラズマ処理装置は、一対の電極と、これら電極を収容保持するホルダを備えている。ホルダは、絶縁材料のセラミックにて構成され、これにより電極が絶縁されている。ホルダの上側にはガス導入部材が設けられ、このガス導入部材にプロセスガス供給源が接続されている。この供給源からのプロセスガスが、ガス導入部材とホルダ上板のガス通路を通って電極間に導入され、電界印加によりプラズマ化される。このプラズマ化されたガスが、ホルダ下板の吹出し口から吹出され、被処理物に当てられる。これにより、被処理物の表面処理がなされるようになっている。
特開平9−92493号公報
セラミックホルダは、耐熱性に富み、プロセスガスを十分に温調できる。その一方、高電圧印加により、セラミックホルダの内面を伝って電極間にリーク放電(プラズマ漏れ)が発生するおそれがある。そうすると、プロセスガスをプラズマ化するための安定的なグロー放電を得ることができない。特に略常圧の環境で処理を行なう常圧プラズマ処理装置では、その可能性が大きい。
上記問題点を解決するために、本発明に係るプラズマ処理装置は、プラズマ処理のための複数の電極からなり、これら電極が並び方向に間隔を置いて並べられた電極群と、この電極群を構成する前記複数の電極の前記並び方向と直交する直交方向の一側の面どうし間に跨るセラミック製のプレートを有して電極群を絶縁しつつ収容保持するホルダと、を備えたプラズマ処理装置において、前記電極群とプレートの間には、薄板状の絶縁樹脂製のパッキン(ガスケット)が、前記複数の電極と前記プレートとが対向する部分の全体にわたって介在するように設けられていることを特徴とする。
この特徴構成によれば、セラミック製プレートを有するホルダにて電極を確実に絶縁できるとともに耐熱性を確保して処理の均一化を図ることができるだけでなく、絶縁樹脂製パッキンにて電極群とプレートの間でのリーク放電を防止でき、良好なプラズマ放電処理を行なうことができる。このリーク放電防止用のパッキンは、少なくとも、ホルダにおける複数の電極に跨るプレートと複数電極の群との間に配置されているのが望ましい。
前記電極群の隣り合う電極間にプロセスガスを前記直交方向に通すガス通路が形成され、この電極群の前記直交方向すなわち前記プロセスガスを通す方向の上流側部と下流側部に前記プレートがそれぞれ電極間に跨るように配置され、これら上流側及び下流側のプレートにもガス通路が形成され、上流側プレートのガス通路は、プロセスガスを前記電極群のガス通路へ導入する導入路となり、下流側プレートのガス通路は、プロセスガスを前記電極群のガス通路から導出して吹き出す吹出し口となっており、前記パッキンとして、上流側プレートと電極群の間には第1パッキン(第1ガスケット)が、電極群と下流側プレートの間には第2パッキン(第2ガスケット)が、それぞれ介在され、前記第1パッキンには、前記導入路と前記電極群のガス通路を連ねる第1連通路が形成され、前記第2パッキンには、前記電極群のガス通路前記吹出し口を連ねる第2連通路が形成されていることが望ましい。
これによって、プロセスガスの流通を確実に確保できるとともに、電極の上流側および下流側の両面でリーク放電を防止できる。
前記上流側プレートの電極群とは逆側(上流側)には金属製のガス導入部材が設けられ、このガス導入部材には、プロセスガスの供給源に連なるガス導入通路が形成されており、
このガス導入部材と前記上流側プレートとの間には、薄板状の絶縁樹脂製の第3パッキン(第3ガスケット)が、前記ガス導入部材と前記上流側プレートとが対向する部分の全体にわたって介在するように設けられ、この第3パッキンに、前記ガス導入通路前記導入路を連ねる第3連通路が形成されていることが望ましい。
これによって、ガス導入部材とホルダの上流側プレートとの間のガス漏れを確実に防止でき、処理効率を向上できるとともに、電流が上流側プレートを介して金属製ガス導入部材へリークするのを確実に防止できる。
成膜のための装置においては、プロセスガスの供給源が、膜の原料を含むソースガスの供給源と、電界印加によって前記原料を膜化可能に励起される被プラズマガスの供給源とからなり、前記電極群が、電界印加手段に接続された複数の電界印加電極と、接地された複数の接地電極を有し、前記電極群のうち2つの電界印加電極または2つの接地電極が、互いに隣り合い、かつ互いの間のガス通路が前記ソースガス供給源に連なり、前記電極群のうち1つの電界印加電極及び1つの接地電極が、互いに隣り合い、かつ互いの間のガス通路が前記被プラズマガス供給源に連なり、前記電極群において前記ソースガス供給源に連なるガス通路と前記被プラズマガス供給源に連なるガス通路のうち前記被プラズマガスに連なるガス通路にのみ電界印加されることが望ましい。
これによって、被プラズマガスのみを電界印加により励起・プラズマ化させた後、電極群より下流側においてソースガスと接触させて成膜を行なうことができ、電極に膜が付くのを防止することができ、メンテナンスの手間を省くことができる。
前記成膜装置においては、前記電極群が、電界印加手段に接続された電界印加電極と、接地された接地電極とをそれぞれ複数有し、電界印加電極どうしまたは接地電極どうしの間が、前記ソースガスの通路となり、電界印加電極と接地電極の間が前記被プラズマガスの通路となっていることが望ましい。
これによって、被プラズマガスのみを確実に電界印加して励起・プラズマ化でき、ソースガスに電界が印加されないようにすることができる。
前記絶縁樹脂は、ポリテトラフルオロエチレンであるのが望ましい。これによって、リーク放電をより確実に防止できる。
前記パッキン(第1パッキン、第2パッキン、第3パッキンを含む)が、非孔質(空孔率が実質的に零、緻密構造、充実構造)の絶縁樹脂からなり内部通気を阻止する通気阻止部を有していることが望ましい。これによって、リーク放電をより確実に防止できる。
前記非孔質絶縁樹脂は、非孔質のポリテトラフルオロエチレンであることが望ましい。これによって、リーク放電を一層確実に防止できる。
前記パッキン(第1パッキン、第2パッキン、第3パッキンを含む)が、多孔質(繊維質)のポリテトラフルオロエチレンからなる中身を非孔質のポリテトラフルオロエチレンからなる表皮で一体に包んでなり、前記表皮が、前記通気阻止部となっていることがより望ましい。これによって、リーク放電をより一層確実に防止できるとともに、セラミック製プレートがシール圧で損傷するのを防止することができる。
本発明は、略常圧(大気圧近傍の圧力)の環境で行なうプラズマ処理装置において特に効果的である。本発明における略常圧とは、1.333×104〜10.664×104Paの範囲を言う。特に9.331×104〜10.397×104Paの範囲は、圧力調整が容易で装置構成が簡便になり、好ましい。
本発明によれば、セラミック製プレートを有するホルダにて電極を確実に絶縁できるとともに耐熱性を確保して処理の均一化を図ることができるだけでなく、電極群とプレートの間でのリーク放電を防止でき、良好なプラズマ放電処理を行なうことができる。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る常圧プラズマCVD装置M1(プラズマ処理装置)を示したものである。常圧プラズマCVD装置M1は、架台(図示せず)に支持されたノズルヘッド1と、このノズルヘッド1に接続されたガス供給源2A,2B,2Cと、パルス電源3とを備えている。ノズルヘッド1の下方には、シリコンウェハーなどの薄板状ワーク(被処理物)Wが配置される。ワークWは、搬送手段6によって図1の矢印にて示す前後方向に搬送される。勿論、ワークWが固定され、ノズルヘッド1が移動されるようになっていてもよい。プラズマCVD装置M1は、このワークWの上面にアモルファスシリコンなどを常圧下で気相成長させ成膜するようになっている。
なお、図1において、ワークWの厚さは、誇張されている。ノズルヘッド1とワークWとの間の距離(ワーキングディスタンス)は、5〜30mmが好ましく、5〜20mmがより好ましい。5mm未満では、気相反応が十分でなく、所期の膜特性を得るのが困難であり、30mmを越えると、気相反応が過剰になり、パーティクルが発生する可能性がある。
ワークWは、図示しないワークヒータ(被処理物温度調節手段)によって加熱(温度調節)されたうえで成膜工程に付される。加熱温度は、200〜500℃程度が好ましい。この温度範囲でないと、成膜がなされず、成膜されたとしても良好な膜質を得ることができない。なお、加熱方式は問わない。
常圧プラズマCVD装置M1のソースガス供給源2Aは、シリコンソースとドーパンソースとキャリアガスを別々に貯えるとともに所定の流量比で混合してソースガスを生成し、ガス供給管2dへ送出するようになっている。元の状態が液体のソースは、気化器を用いて気化させる。独立に気化させた後混合してもよく、液体のまま混合したのち気化させてもよい。
シリコンソースとしては、例えばTMOS、TEOS、MTMOSなどのアルコキシ化合物、HMDSO、TMCTSなどのシロキサン化合物などが用いられる。
ドーパンソースとしては、例えばTEOP、TMOPなどのリン酸エステル、TMP、TEPなどの亜リン酸エステル、TEB、TMBなどのアルキルボレート、TMGe、TEGeなどのアルコキシゲルマニウムなどが用いられる。
キャリアガスとしては、例えばO、N、NOが用いられる。
被プラズマガス供給源2Bには、電界印加によりプラズマ化される被プラズマガスが貯えられている。
被プラズマガスとしては、例えばO、NO、NO、NO、HO、Oの何れか1つ、またはこれらの中から複数選んで混合したものが用いられる。
カーテンガス供給源2Cには、カーテンガスとして例えばNが貯えられている。
なお、カーテンガスとソースのキャリアガスが同一物質の場合には、それらのガスタンクを共有させてもよい。
図2に示すように、パルス電源3(電界印加手段)は、後記電極31にパルス電圧を出力するようになっている。このパルスの立上がり時間及び/又は立下り時間は、10μs以下、パルス継続時間は、200μs以下、電界強度は1〜1000kV/cm、周波数は0.5kHz以上であることが望ましい。
常圧プラズマCVD装置M1のノズルヘッド1について説明する。
図1に示すように、ノズルヘッド1は、ガス導入ユニット10と、放電処理ユニット20と、外筐40とを有し、図1の紙面と直交する左右方向に長く延びている(図2参照)。
ノズルヘッド1の外筐40は、ステンレスなどの金属で出来、ガス導入ユニット10および放電処理ユニット20を前後左右から囲んでいる。外筐40の内部は、二重の空洞になっており、内側の空洞は、排気ダクト41を構成し、外側の空洞は、カーテンガスの吹出しダクト42を構成している。これらダクト41,42は、共に下方へ開口されている。排気ダクト41の上端部は、吸引管4aを介して排気ポンプ4に接続されている。カーテンガス吹出しダクト42の上端部に、前記カーテンガス供給源2Cからのカーテンガス供給管2fが接続されている。
ガス導入ユニット10には、3列のガス導入通路10f,10m,10rが前後(図1において右左)に並んで形成されている。中央のガス導入通路10mの上端部に、ソースガス供給源2Aからのソースガス供給管2dが接続されている。前後両側のガス導入通路10f,10rに、被プラズマガス供給源2Bからの被プラズマガス供給管2eが分岐して接続されている。なお、詳細な図示は省略するが、ガス導入ユニット10は、アルミニ
ウムやステンレス等からなる複数の金属平板(ガス導入部材)を上下に積層することによって構成されている。各金属平板には、左右に分散配置された多数の小孔や左右に延びるスリット状チャンバー等が前後に3列ずつ並んで形成されている。上下に重ねられた金属平板どうしの小孔やチャンバー等が各列ごとに互いに連なることにより、ガス導入通路10f,10m,10rが構成されている。各供給管2d,2eからのガスは、上記小孔やチャンバー等からなるガス導入通路10f,10m,10rによってそれぞれ左右方向に均一化されるようになっている。上記金属平板どうしの積層面間には、後記ガスケット51〜53と同構成のガスケットが挟まれている。
ガス導入ユニット10には、図示しないヒータ(ガス導入ユニット温度調節手段)が付設されている。これにより、ガス導入ユニット10は、例えば50〜200℃程度の範囲で加温(温度調節)されるようになっている。50℃未満では、気化させたシリコンソースやドーパンソースが再液化するおそれがあり、200℃を超えると熱反応を起こすおそれがある。
ガス導入ユニット10の下側に、前記放電処理ユニット20が配置されている。
図1および図2に示すように、放電処理ユニット20は、4つ(複数)の電極31,32からなる電極群と、これら電極31,32を絶縁しつつ収容保持するホルダ21と、このホルダ21の前後左右を囲む金属フレーム26を有している。
フレーム26の上端部は、ボルト(図示せず)などによってガス導入ユニット10に固定されている。図1に示すように、フレーム26の下端面の外周部は、前記外筐40の内フランジ43に引っ掛けられるようにして載せられている。これによって、放電処理ユニット20およびガス導入ユニット10が、外筐40に支持されている。
放電処理ユニット20の各電極31,32は、幅方向を上下に向けた左右に細長い板状をなしている。電極31,32の材質には、例えばステンレスが用いられているが、これに限定されるものではなく、アルミニウムなどの他の導電金属を用いてもよい。
4つの電極31,32は、前後(並び方向)に間隔を置いて並べられている。隣り合う電極31,32間の左右細長スリット状の隙間は、それぞれガス通路30f,30m,30rになっている。これらガス通路30f,30m,30rの前後幅(電極31,32間の距離)は、0.1〜50mmが好ましく、5mm以下がより好ましい。
図2に示すように、中央の2つの電極31の一端部(例えば左端部)には、電源3からの給電線3aが接続されている。これによって、中央の2つの電極31は、電界印加電極となっている。したがって、中央のガス通路30mには、電界が印加されないようになっている。
前後両側の2つの電極32の他端部(例えば右端部)には、接地線3bが接続されている。この接地線3bが接地されることにより、両側の電極32は、接地電極となっている。これによって、両側のガス通路30f、30rは、電源3からの電圧供給で電界が印加され、プラズマ化空間となるようになっている。
詳細な図示は省略するが、各電極31,32のプラズマ化空間30f,30r形成面並びに上面及び下面には、固体誘電体層が例えば溶射にて被膜されている。この固体誘電体の誘電率は、2以上であることが好ましく、10以上であることがより好ましい。固体誘電体の材質としては、ポリテトラフルオロエチレンなどの樹脂、Alなどの金属酸化物、BaTiOなどの複酸化物が用いられる。固体誘電体層は、単層でもよく、複数の層の積層構造でもよい。例えば、電極31,32を構成する金属面の側にBaTiOの層を被膜し、その外側にAlの層を被膜すると、誘電率を確実に10以上にすることができ、好ましい。
図示は省略するが、各電極31,32には、温調用の冷媒路が形成されており、これに冷媒を通すことにより例えば50〜200℃程度の範囲で電極31,32の加熱(温度調節)ができるようになっている。50℃未満では、気化させたシリコンソースやドーパンソースが再液化するおそれがある。上限の200℃は、電極31,32を構成するステンレスと固体誘電体層との熱膨張差を考慮したものである。
図1及び図2に示すように、ホルダ21は、4つの電極31,32の上側(上流側)の面間に跨るプレート22と、下側(下流側)の面間に跨るプレート23と、前後に配置されたサイドプレート24と、左右に配置されたエンドキャップ25とを有している。
図2に示すように、絶縁樹脂からなる左右のエンドキャップ25には、3つの板状スペーサ27が設けられている。このスペーサ27が、隣り合う電極31,32間の隙間に挿入されることにより、それら電極31,32間の間隔が維持されている。
ホルダ21の上下前後の各プレート22,23,24は、セラミック(絶縁材料)にて構成されている。これによって、電極31,32が絶縁されている。なお、セラミックの材質に特に限定はないが、誘電率は、20以下が好ましく、10以下がより好ましい。誘電率が20を超えると、周辺の金属部材に局部的に電流がリークするおそれがある。
図1に示すように、左右細長状の上側プレート22は、ガス導入ユニット10と電極31,32とによって上下から挟持されている。プレート22には、3つのガス通路22f,22m,22rが形成されている。ガス通路22f,22m,22rは、図1の紙面と直交する左右方向に延びるとともに、互いに前後に離れて配置されている。
前側のガス通路22fは、ガス導入ユニット10の前側のガス導入通路10fに連なるとともに下に向かって後方へ傾き、前側の電極31,32間のガス通路30fに連なっている。これにより、ガス通路22fは、被プラズマガスの電極間通路30fへの導入路となっている。
中央のガス通路22mは、ガス導入ユニット10の中央のガス導入通路10mに連なるとともに真下へ延び、中央の電極31間のガス通路30mに連なっている。これにより、ガス通路22mは、ソースガスの電極間通路30mへの導入路となっている。
後側のガス通路22rは、ガス導入ユニット10の後側のガス導入通路10rに連なるとともに下に向かって前方へ傾き、後側の電極31,32間のガス通路30rに連なっている。これにより、ガス通路22rは、被プラズマガスの電極間通路30rへの導入路と
なっている。
図1および図3に示すように、ホルダ21の左右細長状の下端プレート23には、上下厚さ方向(前記並び方向と直交する直交方向)に貫通する3つのガス通路23f,23m,23rが形成されている。ガス通路23f,23m,23rは、スリット状をなして左右に延びるとともに、互いに前後に離れて配置されている。
前側のガス通路23fは、前側の電極31,32間のガス通路30fに連なり、被プラズマガスの吹出し孔となっている。
中央のガス通路23mは、中央の電極31間のガス通路30mに連なり、ソースガスの吹出し孔となっている。
後側のガス通路23rは、後側の電極31,32間のガス通路30rに連なり、被プラズマガスの吹出し孔となっている。
本発明の最も特徴的な部分を説明する。
図1に示すように、ホルダ21の上側プレート22の下面と電極31,32の上面との間には、第1ガスケット51(第1パッキン)が介在されている。ガスケット51は、例えばポリテトラフルオロエチレンなどの絶縁樹脂にて構成されている。図1および図4に示すように、ガスケット51は、左右細長の薄板状をなし、プレート22と電極31,32とが対向する部分の全体に渡って介在するように設けられている。ガスケット51の厚さは、1mmより大きく2mm程度が好ましい。1mm以下では、後記リーク放電防止の作用が期待できない。
第1ガスケット51には、3つの第1連通路51f,51m,51rが形成されている。第1連通路51f,51m,51rは、スリット状をなして左右に延びるとともに、互いに前後に離れて配置されている。
前側の連通路51fは、上側プレート22の前側の通路22fと前側の電極間通路30fとを連ねている。
中央の連通路51mは、上側プレート22の中央の通路22mと中央の電極間通路30mとを連ねている。
後側の連通路51rは、上側プレート22の後側の通路22rと後側の電極間通路30rとを連ねている。
図1および図3に示すように、電極31,32の下面とホルダ21の下端プレート23の上面との間には、第2ガスケット52(第2パッキン)が介在されている。ガスケット52は、前記第1ガスケット51と同様にポリテトラフルオロエチレンなどの絶縁樹脂にて構成され、左右細長の薄板状をなして電極31,32とプレート23とが対向する部分の全体に渡って介在するように設けられている。ガスケット52の厚さは、1mmより大きく2mm程度が好ましい。
第2ガスケット52には、3つの第2連通路52f,52m,52rが形成されている。第2連通路52f,52m,52rは、スリット状をなして左右に延びるとともに、互いに前後に離れて配置されている。
前側の連通路52fは、前側の電極間通路30fと下端プレート23の前側の通路23fとを連ねている。
中央の連通路52mは、中央の電極通路30mと下端プレート23の中央の通路23mとを連ねている。
後側の連通路52rは、後側の電極間通路30rと下端プレート23の後側の通路23rとを連ねている
さらに、図1に示すように、ガス導入ユニット10の最下段の金属平板(ガス導入部材)の下面とホルダ21の上側プレート22の上面との間には、第3ガスケット53(第3パッキン)が介在されている。このガスケット53も、前記ガスケット51,52と同様にポリテトラフルオロエチレンなどの絶縁樹脂にて構成され、薄板状をなしてガス導入ユニット10と電極31,32の間の全体に行き渡っている。ガスケット53の厚さは、1mmより大きく2mm程度が好ましい。
第3ガスケット53には、3つの第3連通路53f,53m,53rが形成されている。第3連通路53f,53m,53rは、スリット状をなして左右に延びるとともに、互いに前後に離れて配置されている。
前側の連通路53fは、ガス導入ユニット10の前側の通路10fとプレート22の前側の通路22fとを連ねている。
中央の連通路53mは、ガス導入ユニット10の中央の通路10mとプレート22の中央の通路22mとを連ねている。
後側の連通路53rは、ガス導入ユニット10の後側の通路10rとプレート22の後側の通路22rとを連ねている
上記構成の常圧プラズマCVD装置M1の動作を説明する。
供給源2Bからの被プラズマガスが、管2eを経て導入ユニット10のガス導入通路10f,10rにて左右に均一化された後、ガスケット53の第3連通路53f,53r、プレート22のガス通路22f,22r、ガスケット51の第1連通路51f,51rを順次通り、前後の電極間通路30f,30rに導入される。
また、パルス電源3からのパルス電圧が、電極31,32間に印加される。これによって、前後の異極電極31,32どうし間の通路30f,30rにパルス電界が発生してグロー放電が起き、被プラズマガスがプラズマ化(励起、活性化)される。プラズマ化した被プラズマガスは、ガスケット52の第2連通路52f,52r、プレート23のガス通路23f,23rを順次通り、各ガス通路23f,23rから下方へ吹出される。被プラズマガスは、膜の原料を含んでいないので、電極間通路30f,30rでプラズマ化しても電極31,32の通路30f,30r形成面に付着することはない。
被プラズマガスの流通と同時併行して、供給源2Aからのソースガスが、管2dを経て導入ユニット10のガス導入通路10mにて左右に均一化された後、ガスケット53の第3連通路53m、プレート22のガス通路22m、ガスケット51の第1連通路51mを順次通り、中央の同極電極間通路30mに導入される。この電極間通路30mでは電界が印加されないため、ソースガスは、プラズマ化されることなくそのまま通過する。したがって、電極31の通路30m形成面に膜が付着することはない。そして、ソースガスは、ガスケット52の第2連通路52m、プレート23のガス通路23mを順次通り、ガス通路23mから下方へ吹出される。
図1の矢印線に示すように、中央の通路23mから吹出された後のソースガスは、ノズルヘッド1とワークWとの間を前後2手に分かれて流れる。そして、前後の通路23f,23rからのプラズマ化された被プラズマガスと接触する。これにより、ソースガスの反応が起き、ワークWに膜を形成することができる。
ここで、ガス導入ユニット10と電極31,32を加熱して、プロセスガス(ソースガスおよび被プラズマガス)を好適温度(50〜200℃)に維持することにより、良好な膜質を得ることができ、成膜速度も向上できる。また、ガス導入ユニット10の通路10f,10m,10rによってガスを左右に均一化できるだけでなく、ホルダ21として耐熱セラミックを用い熱変形を防止することによりガス流の均一性を確実に維持でき、ひいてはワークWの膜厚を確実に均一にすることができる。この結果、成膜の歩留まりを向上させることができる。
成膜処理時には、供給源2Cからのカーテンガスが、管2fを経て外筐40のダクト42から吹出される。これにより、ノズルヘッド1の周縁とワークWとの間にガスカーテンを形成でき、プロセスガスの漏れを防止できる。
その後、ガスは、排気ダクト41に吸込まれ、排気ポンプ4にて排気される。
常圧プラズマCVD装置M1においては、上記電界印加時に電極群から放電がリークするのを確実に防止できる。
すなわち、電極31,32と上側プレート22の間においては、絶縁樹脂製の第1ガスケット51によってプロセスガスのリークを防止でき、リーク放電を防止できる。
同様に、電極31,32と下側プレート23間においては、絶縁樹脂製の第2ガスケット52によってプロセスガスのリークを防止でき、リーク放電を防止できる。
また、上側プレート22とガス導入ユニット10の間においては、絶縁樹脂製の第3ガスケット53によってプロセスガスのリークを防止でき、リーク放電を防止できる。
ガスケット51〜53を、絶縁樹脂の中でも特にポリテトラフルオロエチレンにて構成することによって、リーク放電を一層確実に防止することができる。
これによって、電極群内において常圧下で安定したグロー放電を得ることができ、ひいては、良好な膜質を安定して得ることができ、歩留まりを一層向上させることができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
この実施形態では、常圧プラズマCVD装置M1の第1〜第3ガスケットとして、図5に示す構造のものを用いている。
図5(a)に示すように、上側プレート22と電極群との間に挟まれた第1ガスケット51X(第1パッキン)は、中身51aと、この中身51aの表面(上下両面、周端面、及び通路51f,51m,51r側の内周面)の全体を覆う表皮51b(通気阻止部)とで構成されている。中身51aは、多孔質のポリテトラフルオロエチレンにて構成されている。一方、表皮51bは、非孔質のポリテトラフルオロエチレンにて構成されている。表皮51bは、中身51aの表面に一体に積層されている。
図5(b)に示すように、電極群と下側プレート23との間に挟まれた第2ガスケット52X(第2パッキン)は、中身52aと、この中身52aの表面(上下両面、周端面、及び通路52f,52m,52r側の内周面)の全体を覆う表皮52b(通気阻止部)とで構成されている。中身52aは、多孔質のポリテトラフルオロエチレンにて構成され、表皮52bは、非孔質のポリテトラフルオロエチレンにて構成されている。表皮52bは、中身52aの表面に一体に積層されている。
図5(c)に示すように、ガス導入ユニット10と上側プレート22との間に挟まれた第3ガスケット53X(第3パッキン)は、中身53aと、この中身53aの表面(上下両面、周端面、及び通路53f,53m,53r側の内周面)の全体を覆う表皮53b(通気阻止部)とで構成されている。中身53aは、多孔質のポリテトラフルオロエチレンにて構成され、表皮53bは、非孔質のポリテトラフルオロエチレンにて構成されている。表皮53bは、中身53aの表面に一体に積層されている。
なお、図5(a)〜(c)において、ガスケット51X,53X,53Xの厚さは誇張されている。
この実施形態によれば、非孔質の表皮51b,52b,53bによってガスケット51X,53X,53Xの内部への微小なリークをも防止することができる。しかも、中身51a,52a,53aが多孔質であるため、シール圧を強くしなくても被シール部材10,22,31,32,23になじませることができ、確実にシールすることができる。これによって、リーク放電を一層確実に防止できるとともに、セラミック製のプレート22,23がシール圧で損傷するのを防止できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
例えば、各パッキンの全体を、完全充実構造のポリテトラフルオロエチレンにて構成してもよい。(パッキン全体が、非孔質の通気阻止部であってもよい。)
最低限、第1、第2パッキンが有れば、リーク放電を大部分防止できる。装置構成によっては、ガス導入部材と上流側プレートとの間に介在されるパッキンについては、本発明に係る第3パッキンに代えて、ガス漏れを防止可能なだけのパッキンとすることにしてもよい。
下端のプレート23においてソースガス用の通路23mと被プラズマガス用の通路23f,23rを合流させ、ソースガスと被プラズマガスが混ざり合いながら単一の吹出し口から吹出されるようにしてもよい。
本発明は、グロー放電に限らず、コロナ放電や沿面放電によるプラズマ処理にも適用でき、略常圧下に限らず、減圧下でのプラズマ処理にも適用でき、CVDに限らず、洗浄、表面改質、エッチング、アッシングなどの種々のプラズマ処理にあまねく適用できる。
本発明の実施例を説明する。なお、本発明が、以下の実施例に拘束されないことは言うまでもない。
まず、実施例1について説明する。
図1の装置を用いてプラズマCVDを行なった。ソースガスのシリコンソースは、TMOS 0.25g/minを用い、ドーパンソースは、TMOP 0.1g/minを用い、キャリアガスは、N 10slmを用いた。被プラズマガスは、O 20slmを用いた。ワークWとして8インチのシリコンウェハーを用い、その設定温度は、350℃とした。ガス導入ユニット10の設定温度は、150℃とし、電極31,32の設定温度は、130℃とした。パルス電源3による印加パルスの立上り時間は、6μsとし、電界強度は、25kV/cmとし、周波数は、5kHzとし、パルス継続時間は、8μsとした。ポリテトラフルオロエチレン製ガスケット51〜53の厚さは、共に2mmとした。ホルダ21のプレート22〜24を構成するセラミックには、Alを用いた。
その結果、リーク放電の発生は見られず、安定的なグロー放電を得ることができるのが確認された。8インチ・シリコンウェハー上の成膜速度は、2500Å/minであった。光学式膜厚計を用いてウェハー上の225ポイントにて膜厚を測定し、次式により膜厚均一性を求めたところ、±3%であった。
膜厚均一性=(最大膜厚−最小膜厚)/(平均膜厚)×100(%)
次に、実施例2について説明する。
ガス導入ユニット10とプレート22との間の第3ガスケット53を省き、他は実施例1と同一にしてプラズマCVDを行なった。
その結果、実施例1と同様、リーク放電の発生は確認されなかった。成膜速度は、実施例1より低下し、2000Å/minであった。これは、ガス導入ユニット10とプレート22との間でのガス漏れのためと考えられる。
以下、比較例を説明する。
〔比較例1〕
ホルダ21の上側プレート22と電極31,32間の第1ガスケット51を省き、他は実施例1と同一にしてプラズマCVDを行なった。
その結果、プレート22を介して電極31,32間でリーク放電が発生した。そのため、グロー放電が安定せず、十分な成膜ができなかった。
〔比較例2〕
電極31,32とホルダ21の下端プレート23との間の第2ガスケット52を省き、他は実施例1と同一にしてプラズマCVDを行なった。
その結果、プレート23を介して電極31,32間でリーク放電が発生した。そのため、グロー放電が安定せず、十分な成膜ができなかった。
〔比較例3〕
ホルダ21の上側プレートをセラミック製プレート22に代えてアルミニウム製にし、他は実施例1と同一にしてプラズマCVDを行なった。
その結果、リーク放電が発生し、グロー放電が安定せず、十分な成膜ができなかった。
〔比較例4〕
ホルダ21の前後のプレートをセラミック製プレート24に代えてポリテトラフルオロエチレン製にし、他は実施例1と同一にしてプラズマCVDを行なった。
その結果、リーク放電の発生は無かったが、成膜速度は、2400Å/min、膜厚均一性は、±10%であり、共に実施例1より低下した。これは、ポリテトラフルオロエチレン製プレートが耐熱性の面でセラミックより劣り、変形を来たしたためと思われる。
〔比較例5〕
ホルダ21の下端プレートをセラミック製プレート23に代えてアルミニウム製にし、他は実施例1と同一にしてプラズマCVDを行なった。
その結果、リーク放電が発生し、グロー放電が安定せず、十分な成膜ができなかった。
〔比較例6〕
ホルダ21の下端プレートをセラミック製プレート23に代えてポリテトラフルオロエチレン製にし、他は実施例1と同一にしてプラズマCVDを行なった。
その結果、リーク放電の発生は無かったが、成膜速度は、2400Å/min、膜厚均一性は、±10%であり、共に実施例1より低下した。比較例4と同様の理由によるものと考えられる。
本発明の一実施形態に係る常圧プラズマCVD装置の解説断面図である。 図1のII−II線に沿う前記常圧プラズマCVD装置の放電処理ユニットの平面断面図である。 前記放電処理ユニットの底面図である。 前記常圧プラズマCVD装置の第1ガスケットの平面図である。 ガスケットの変形例を示したものであり、(a)は、第1ガスケットの断面図であり、(b)は、第2ガスケットの断面図であり、(c)は、第3ガスケットの断面図である。
符号の説明
M1 常圧プラズマCVD装置(プラズマ処理装置)
10 ガス導入ユニット
10f,10r ガス導入ユニットの被プラズマガス用のガス導入通路
10m ガス導入部材のソースガス用のガス導入通路
20 放電処理ユニット
21 ホルダ
22 上側プレート(上流側プレート)
22f,22r 上側プレートの被プラズマガス用のガス通路(導入路)
22m 上側プレートのソースガス用のガス通路(導入路)
23 下端プレート(下流側プレート)
23f,23r 下端プレートの被プラズマガス用のガス通路(吹出し口)
23m 下端プレートのソースガス用のガス通路(吹出し口)
24 サイドプレート
30f,30r 異極電極間の被プラズマガス用のガス通路(プラズマ化空間)
30m 同極電極間のソースガス用のガス通路
31 電界印加電極
32 接地電極
51,51X 第1ガスケット(第1パッキン)
51f,51r 第1ガスケットの被プラズマガス用の第1連通路
51m 第1ガスケットのソースガス用の第1連通路
52,52X 第2ガスケット(第2パッキン)
52f,52r 第2ガスケットの被プラズマガス用の第2連通路
52m 第2ガスケットのソースガス用の第2連通路
53,53X 第3ガスケット(第3パッキン)
53f,53r 第3ガスケットの被プラズマガス用の第3連通路
53m 第3ガスケットのソースガス用の第3連通路
51a,52a,53a 中身
51b,52b,53b 表皮

Claims (8)

  1. プラズマ処理のための複数の電極からなり、これら電極が並び方向に間隔を置いて並べられた電極群と、
    この電極群を構成する前記複数の電極の前記並び方向と直交する直交方向の一側部どうし間に跨るセラミック製のプレートを有して電極群を絶縁しつつ収容保持するホルダと、
    を備えたプラズマ処理装置において、
    前記電極群とプレートの間には、薄板状の絶縁樹脂製のパッキンが、前記複数の電極と前記プレートとが対向する部分の全体にわたって介在するように設けられていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記電極群の隣り合う電極間にプロセスガスを前記直交方向に通すガス通路が形成され、この電極群の前記直交方向すなわち前記プロセスガスを通す方向の上流側部と下流側部に前記プレートがそれぞれ前記複数の電極間に跨るように配置され、これら上流側及び下流側のプレートにもガス通路が形成され、上流側プレートのガス通路は、プロセスガスを前記電極群のガス通路へ導入する導入路となり、下流側プレートのガス通路は、プロセスガスを前記電極群のガス通路から導出して吹き出す吹出し口となっており、
    前記パッキンとして、上流側プレートと電極群の間には第1パッキンが、電極群と下流側プレートの間には第2パッキンが、それぞれ介在され、前記第1パッキンには、前記導入路と前記電極群のガス通路を連ねる第1連通路が形成され、前記第2パッキンには、前記電極群のガス通路前記吹出し口を連ねる第2連通路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記上流側プレートの電極群とは逆側には金属製のガス導入部材が設けられ、このガス導入部材には、プロセスガスの供給源に連なるガス導入通路が形成されており、
    このガス導入部材と前記上流側プレートとの間には、薄板状の絶縁樹脂製の第3パッキンが、前記ガス導入部材と前記上流側プレートとが対向する部分の全体にわたって介在するように設けられ、この第3パッキンに、前記ガス導入通路前記導入路を連ねる第3連通路が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 成膜のための装置であって、プロセスガスの供給源が、膜の原料を含むソースガスの供給源と、電界印加によって前記原料を膜化可能に励起される被プラズマガスの供給源とからなり、前記電極群が、電界印加手段に接続された複数の電界印加電極と、接地された複数の接地電極を有し、前記電極群のうち2つの電界印加電極または2つの接地電極が、互いに隣り合い、かつ互いの間のガス通路が前記ソースガス供給源に連なり、前記電極群の
    うち1つの電界印加電極及び1つの接地電極が、互いに隣り合い、かつ互いの間のガス通路が前記被プラズマガス供給源に連なり、前記電極群において前記ソースガス供給源に連なるガス通路と前記被プラズマガス供給源に連なるガス通路のうち前記被プラズマガスに連なるガス通路にのみ電界印加されることを特徴とする請求項2又は3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記絶縁樹脂が、ポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記パッキンが、非孔質の絶縁樹脂からなり内部通気を阻止する通気阻止部を有していることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記非孔質絶縁樹脂が、非孔質のポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記パッキンが、多孔質のポリテトラフルオロエチレンからなる中身を非孔質のポリテトラフルオロエチレンからなる表皮で一体に包んでなり、前記表皮が、前記通気阻止部となっていることを特徴とする請求項に記載のプラズマ処理装置。
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