JP4278341B2 - エレベータ用押しボタンスイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータの利用者による操作入力を受け付けるためのエレベータ用押しボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベータの各乗場や乗りかご内のインジケータエリアには利用者の操作入力を受け付けるためのエレベータ用押しボタンスイッチが設けられ、このエレベータ用押しボタンスイッチの操作入力に基づいてエレベータが制御される。
【0003】
この種の従来のエレベータ用押しボタンスイッチとしては、図12に示すものがある。このエレベータ用押しボタンスイッチ100は、図12に示すように、フェースプレート101のスイッチ取付位置に形成されたボタン取付孔101aと、このボタン取付孔101aの外周位置で、且つ、フェースプレート101の裏面に固定され、表面側が開口された部品収容室102aを有する外枠102とを備え、この外枠102の部品収容室102a内には回路基板103、押下部材104、色板105及び操作子106が収容されている。
【0004】
回路基板103は、部品収容室102aの底面側に配置され、回路基板103の上面には複数の発光ダイオード107と複数のスイッチユニット108とがマウントされている。スイッチユニット108は、ユニット本体108aの上方に突出され、且つ、図示しない付勢手段により上方に付勢された押下ロッド108bを有し、この押下ロッド108bが押下されることによりユニット本体108a内の接点間が導通状態になるように構成されている。
【0005】
押下部材104は、光透過性部材で、表面側が外部に露出された状態で部品収容室102aに収容されていると共に、色板105及び操作子106と共に外枠102の厚み方向に摺動自在に設けられている。押下部材104は、ボタン取付孔101aの内周に配置されたボタン枠109によって部品収容室102aから抜け出ないように規制されている。色板105は、押下部材104の裏面に固定され、発光ダイオード107からの発光を表面側に拡散状態で射出する。操作子106は、色板105の裏面側に固定され、その裏面にはスイッチユニット108の押下ロッド108bが当接されている。
【0006】
次に、エレベータ用押しボタンスイッチ100の作用を説明する。エレベータの利用者が押下部材104を押下すると、スイッチユニット108の押下ロッド108aからの付勢力に抗して押下部材104、色板105及び操作子106が押下される。操作子106の押下によりスイッチユニット108の押下ロッド108bが押下され、スイッチユニット108内の接点間が導通される。すると、発光ダイオード107が点灯され、この光が色板105により均等に拡散された状態で押下部材104の裏面側に射出される。利用者には押下部材104が均等に発光して見え、これにより利用者は指示入力が受け入れられたことを認識することができる。また、スイッチユニット108の入力情報は、制御装置(図示せず)に導かれ、制御装置(図示せず)により所望の制御が実行される。
【0007】
利用者が押下部材104の押下を解除すると、スイッチユニット108の押下ロッド108bの付勢力により押下部材104、色板105及び操作子106が表面側に摺動し、元の位置に復帰される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のエレベータ用押しボタンスイッチ100では、押下部材104、色板105及び操作子106の摺動エリアの直下位置にスイッチユニット108を配置し、このスイッチユニット108が大きな高さ寸法L1を有するため、エレベータ用押しボタンスイッチ100を薄型にできず大きな設置スペースを確保する必要があった。
【0009】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、薄型であるエレベータ用押しボタンスイッチを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、開口部を有する外枠と、この外枠の内部に収容され、発光体と電気的接点とが設けられた基板と、前記基板の開口部側に設けられ、前記発光体からの光を拡散する導電性プラスチックからなる拡散部材と、前記拡散部材の開口部側に設けられたバネと、前記バネの弾性力により付勢された光透過性を有する押下部材と、を有することを特徴とする。
【0011】
このエレベータ用押しボタンスイッチでは、基板が接点手段を有し、拡散部材と基板の一対の接点とからスイッチ機構を構成し、回路基板上には一対の固定接点を配置すれば良いため、薄型にできる。また、色板の裏面に操作子を設けないため、操作子の厚み分薄型にできる。
【0012】
請求項2の発明は、開口部を有する外枠と、この外枠の内部に収容され、発光体と電気的接点とが設けられた基板と、前記基板の開口部側に設けられ、前記発光体からの光を拡散する拡散部材と、前記基板側の前記拡散部材に設けられ、前記基板と接触可能な導電性プラスチックからなる操作子と、前記拡散部材の開口部側に設けられ、前記拡散部材の開口部側に設けられたバネと、前記バネの弾性力により付勢された光透過性を有する押下部材と、を有する。このエレベータ用押しボタンスイッチでは、操作子が可動接点手段を有し、操作子と回路基板の一対の固定接点とからスイッチ機構を構成し、回路基板上には一対の固定接点を配置すれば良いため、薄型にできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
(第1実施形態)
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示し、図1はエレベータ用押しボタンスイッチ1Aの正面図、図2はエレベータ用押しボタンスイッチ1Aの側面図、図3はエレベータ用押しボタンスイッチ1Aの分解斜視図、図4は図1のA−A線断面図である。
【0015】
図1〜図4に示すように、エレベータ用押しボタンスイッチ1Aは、フェースプレート2のスイッチ取付位置に形成されたボタン取付孔2aと、このボタン取付孔2aの外周位置で、且つ、フェースプレート2の裏面に固定され、表面側が開口された部品収容室3aを有する外枠3とを備え、この外枠3の部品収容室3a内には回路基板4、押下部材5、色板6及び付勢手段である圧縮バネ7が収容されている。
【0016】
回路基板4は、部品収容室3aの底面側に配置された状態で外枠3に固定されている。回路基板4の上面には発光体である発光ダイオード10と一対の固定接点11とがそれぞれ4箇所にマウントされている。4箇所の発光ダイオード10及び4箇所の一対の固定接点11は、押下部材5及び色板6の摺動エリアの直下位置に共に配置されている。
【0017】
押下部材5は、光透過性部材で、表面側が外部に露出された状態で部品収容室3aに収容されていると共に、色板6と共に外枠3の厚み方向に摺動自在に設けられている。押下部材5は、ボタン取付孔2aの内周に配置されたボタン枠12によって部品収容室3aから抜け出ないように規制されている。また、押下部材5の表面には階数等を示す数字や乗りかごの移動方向を示す記号等が表示されている。
【0018】
色板6は、押下部材5の裏面に固定され、発光ダイオード10からの発光を裏面側がら入射し、この入射した光を表面側に拡散状態で射出する光拡散機能を有する。色板6は、一対の固定接点11間を導通させる可動接点手段を有し、この第1実施形態の可動接点手段は色板自体を導電性部材(例えば導電性ポリマー)で形成することにより構成されている。つまり、色板6と一対の固定接点11とによってスイッチ機構が構成されている。
【0019】
付勢手段である圧縮バネ7は、回路基板4と色板6との間の4隅に介在され、押下部材5及び色板6を部品収容室3aの表面側に付勢している。この圧縮バネ7のバネ力によって、押下部材5は押下されていない状態にあってボタン枠12に弱い押圧力で密着されている。
【0020】
次に、エレベータ用押しボタンスイッチ1Aの作用を説明する。エレベータの利用者が押下部材5を押下すると、圧縮バネ7のバネ力に抗して押下部材5及び色板6が押下されて色板6の底面が一対の固定接点11に接触し、一対の固定接点11間が導通される。すると、発光ダイオード10が点灯され、この光が色板6により均等に拡散された状態で押下部材5の裏面側に射出される。この射出光は押下部材5を透過してエレベータ用押しボタンスイッチ1Aの表面側に射出される。利用者には押下部材5が均等に発光して見え、これにより利用者は指示入力が受け入れられたことを認識することができる。また、スイッチ機構の入力情報は、制御装置(図示せず)に導かれ、制御装置(図示せず)により所望の制御が実行される。尚、入力信号は制御装置に入力され、制御装置から発光ダイオード10の点灯信号が出力される。
【0021】
利用者が押下部材5の押下を解除すると、圧縮バネ7のバネ力により押下部材5及び色板6が部品収容室3aの表面側に摺動し、元の位置に復帰される。
【0022】
以上、第1実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Aは、色板6が可動接点手段を有し、色板6と回路基板4の一対の固定接点11とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点11を配置すれば良いこと、及び、色板6の裏面に操作子を設けないことにより、薄型にできる。
【0023】
この第1実施形態では、可動接点手段は、色板6を導電性部材にて形成することにより構成されいる。このため、色板6自体が導電性を有し、可動接点手段として別途に何も付設する必要がなく、その厚み分を薄型化できる。
【0024】
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチ1Bの断面図である。
【0025】
図5に示すように、エレベータ用押しボタンスイッチ1Bは、フェースプレート2のスイッチ取付位置に形成されたボタン取付孔2aと、このボタン取付孔2aの外周位置で、且つ、フェースプレート2の裏面に固定され、表面側が開口された部品収容室3aを有する外枠3とを備え、この外枠3の部品収容室3a内には回路基板4、押下部材5、色板6、操作子8及び付勢手段である圧縮バネ7が収容されている。
【0026】
回路基板4は、部品収容室3aの底面側に配置された状態で外枠3に固定されている。回路基板4の上面には発光体である発光ダイオード10と一対の固定接点11とがそれぞれ4箇所にマウントされている。4箇所の発光ダイオード10及び4箇所の一対の固定接点11は、押下部材5、色板6及び操作子8の摺動エリアの直下位置に共に配置されている。
【0027】
押下部材5は、光透過性部材で、表面側が外部に露出された状態で部品収容室3aに収容されていると共に、色板6及び操作子8と共に外枠3の厚み方向に摺動自在に設けられている。押下部材5は、ボタン取付孔2aの内周に配置されたボタン枠12によって部品収容室3aから抜け出ないように規制されている。また、押下部材5の表面には階数等を示す数字や乗りかごの移動方向を示す記号等が表示されている。
【0028】
色板6、押下部材5の裏面に固定され、発光ダイオード10からの発光を裏面側がら入射し、この入射した光を表面側に拡散状態で射出する光拡散機能を有する。
【0029】
操作子8は、色板6の裏面側に固定され、内部に発光ダイオード10の光を通すための大きな開口部8aが形成されている。操作子8は、一対の固定接点11間を導通させる可動接点手段を有し、この第1実施形態の可動接点手段は操作子自体を導電性部材(例えば導電性ポリマー)で形成することにより構成されている。つまり、操作子8と一対の固定接点11とによってスイッチ機構が構成されている。
【0030】
付勢手段である圧縮バネ7は、回路基板4と操作子8との間の4隅に介在され、押下部材5、色板6及び操作子8を部品収容室3aの表面側に付勢している。この圧縮バネ7のバネ力によって、押下部材5は押下されていない状態にあってボタン枠12に弱い押圧力で密着されている。
【0031】
次に、エレベータ用押しボタンスイッチ1Bの作用を説明する。エレベータの利用者が押下部材5を押下すると、圧縮バネ7のバネ力に抗して押下部材5、色板6及び操作子8が押下されて操作子8の底面が一対の固定接点11に接触し、一対の固定接点11間が導通される。すると、入力信号は制御装置に入力され、制御装置から発光ダイオード10の点灯信号が出力される。発光ダイオード10が点灯され、この光が操作子8の開口部8aを介して色板6に入射される。この入射光は色板6により均等に拡散された状態で押下部材5の裏面側に射出される。この射出光は押下部材5を透過してエレベータ用押しボタンスイッチ1Bの表面側に射出される。利用者には押下部材5が均等に発光して見え、これにより利用者は指示入力が受け入れられたことを認識することができる。また、スイッチ機構の入力情報は、制御装置(図示せず)に導かれ、制御装置(図示せず)により所望の制御が実行される。
【0032】
利用者が押下部材5の押下を解除すると、圧縮バネ7のバネ力により押下部材5、色板6及び操作子8が部品収容室3aの表面側に摺動し、元の位置に復帰される。
【0033】
以上、この第2実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Bでは、操作子8が可動接点手段を有し、操作子8と回路基板4の固定接点11とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点11を配置すれば良いため、薄型にできる。
【0034】
この第2実施形態では、可動接点手段は、操作子8を導電性部材にて形成することにより構成されている。このため、操作子8自体が導電性を有し、可動接点手段として別途に何も付設する必要がないため、その厚み分を薄型化できる。
【0035】
この第2実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Bと前記第1実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Aとを比較するに、第1実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Aの方は操作子8の厚み分だけ薄型化になり、第2実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Bの方は色板6の材質を導電性部材にする必要がないため、材質選択の自由度が広い。
【0036】
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチ1Cの断面図である。
【0037】
図6に示すように、この第3実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Cは、前記第1実施形態のエレベータ用ボタンスイッチ1Aと比較して発光ダイオード10の配置位置と、色板6の構成とが異なる。つまり、発光ダイオード10は、色板6の移動エリアの直下位置より外れた位置で、且つ、色板6の側面より光を入射させる位置に配置されている。色板6は、色板6自体が導電性部材(例えば導電性ポリマー)で形成されることにより可動端子手段を有すると共に、側面より入射された光を表面側に拡散状態で射出する導光板として構成されている。他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】
以上、第3実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Cでは、前記第1実施形態のものと同様に、色板6が可動接点手段を有し、色板6と回路基板4の固定接点とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点を配置すれば良いこと、及び、色板6の裏面に操作子8を設けないことにより、薄型にできる。
【0039】
その上、この第3実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Cでは、可動端子手段を有する色板6の下面と回路基板4との間の寸法には、発光ダイオード10を配置するに必要な寸法を加える必要がないため、薄型化に寄与する。第3実施形態のように、一対の固定端子11が色板6の移動エリアの直下位置に配置される場合には、一対の固定端子11より発光ダイオード10の高さが高い場合に有効である。
【0040】
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチ1Dの断面図である。
【0041】
図7に示すように、この第4実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Dは、前記第2実施形態のエレベータ用ボタンスイッチ1Bと比較して可動接点手段の構成が異なる。つまり、可動接点手段は、固定接点に対応する操作子8の底面に付設された薄い導電性部材13にて構成されている。他の構成は、前記第2実施形態と同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
以上、この第4実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Dでは、前記第2実施形態のものと同様に、操作子8が可動接点手段である導電性部材13を有し、操作子8と回路基板4の一対の固定接点11とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点11を配置すれば良いため、薄型にできる。
【0043】
この第4実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Dと前記第2実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Bとを比較するに、第2実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Bの方は導電性部材13を付設しない分だけ薄型化になり、第4実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Dの方は操作子8の材質を導電性部材にする必要がないため、材質選択の自由度が広い。
【0044】
(第5実施形態)
図8は本発明の第5実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチ1Eの断面図である。
【0045】
図8に示すように、この第5実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Eは、前記第1実施形態のエレベータ用ボタンスイッチ1Aと比較して可動接点手段の構成が異なる。つまり、可動接点手段は、一対の固定接点11に対応する色板6の底面に付設された薄い導電性部材13にて構成されている。他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】
以上、第5実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Eでは、前記第1実施形態のものと同様に、色板6が可動接点手段である導電性部材13を有し、色板6と回路基板4の一対の固定接点11とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点11を配置すれば良いこと、及び、色板6の裏面に操作子8を設けないことにより、薄型にできる。
【0047】
この第5実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Eと前記第1実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Aとを比較するに、第1実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Aの方は導電性部材13を付設しない分だけ薄型化になり、第5実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Eの方は色板6の材質を導電性部材にする必要がないため、材質選択の自由度が広い。
【0048】
(第6実施形態)
図9は本発明の第6実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチ1Fの断面図である。
【0049】
図9に示すように、この第6実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Fは、前記第3実施形態のエレベータ用ボタンスイッチ1Cと比較して可動接点手段の構成が異なる。つまり、可動接点手段は、固定接点に対応する色板6の底面に付設された薄い導電性部材13にて構成されている。他の構成は、前記第3実施形態と同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】
以上、この第6実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Fでは、前記第3実施形態のものと同様に、色板6が可動接点手段である導電性部材13を有し、色板6と回路基板4の一対の固定接点11とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点11を配置すれば良いため、薄型にできる。
【0051】
この第6実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Fと前記第3実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Cとを比較するに、第3実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Cの方は導電性部材13を付設しない分だけ薄型化になり、第6実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Fの方は色板6の材質を導電性部材にする必要がないため、材質選択の自由度が広い。
【0052】
(第7実施形態)
図10は本発明の第7実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチ1Gの断面図である。
【0053】
図10に示すように、この第7実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Gは、前記第1実施形態のエレベータ用ボタンスイッチ1Aと比較して一対の固定接点11の配置位置が異なる。つまり、一対の固定接点11は、色板6の移動エリアの直下位置より外れた位置に配置され、色板6の側面を摺動することで可動接点手段により導通されるように構成されている。尚、色板6は、前記第1実施形態と同様に、色板6自体が導電性部材(例えば導電性ポリマー)で形成されることにより可動端子手段を有する。他の構成は、前記第5実施形態と同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0054】
以上、第7実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Gでは、前記第1実施形態のものと同様に、色板6が可動接点手段を有し、色板6と回路基板4の一対の固定接点11とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点11を配置すれば良いこと、及び、色板6の裏面に操作子8を設けないことにより、薄型にできる。
【0055】
その上、この第7実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Gでは、可動端子手段を有する色板6の下面と回路基板4との間の寸法には、固定接点11を配置するに必要な寸法を加える必要がないため、薄型化に寄与する。第7実施形態のように、発光ダイオード10が色板6の移動エリアの直下位置に配置される場合には、発光ダイオード10より固定接点11の高さが高い場合に有効である。
【0056】
(第8実施形態)
図11は本発明の第8実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチ1Hの断面図である。
【0057】
図11に示すように、この第8実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Hは、前記第1実施形態のエレベータ用ボタンスイッチ1Aと比較して発光ダイオード10の配置位置と、色板6の構成と、一対の固定接点11の配置位置とが異なる。
【0058】
つまり、発光ダイオード10は、色板6の移動エリアの直下位置より外れた位置で、且つ、色板6の側面より光を入射させる位置に配置されている。色板6は、色板6自体が導電性部材(例えば導電性ポリマー)で形成されることにより可動端子手段を有すると共に、側面より入射された光を表面側に拡散状態で射出する導光板として構成されている。一対の固定接点11は、色板6の移動エリアの直下位置より外れた位置に配置され、色板6の側面を摺動することで可動接点手段により導通されるように構成されている。他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、同一構成箇所に同一符号を付してその説明を省略する。
【0059】
以上、第8実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Hでは、前記第1実施形態のものと同様に、色板6が可動接点手段を有し、色板6と回路基板4の一対の固定接点11とからスイッチ機構を構成し、回路基板4上には一対の固定接点11を配置すれば良いこと、及び、色板6の裏面に操作子8を設けないことにより、薄型にできる。
【0060】
この第8実施形態のエレベータ用押しボタンスイッチ1Hでは、可動端子手段を有する色板6の下面と回路基板4との間の寸法には、発光ダイオード10及び一対の固定接点11を配置するに必要な寸法を加える必要がないため、第1、第3、第6実施形態のものに較べて更に薄型化できる。
【0061】
尚、前記各実施形態によれば、発光体は発光ダイオード10にて構成したが、光を発するものであれば良い。
【0062】
尚、前記各実施形態によれば、付勢手段は圧縮バネ7にて構成されているが、押下部材5及び色板6の摺動体、または、押下部材5、色板6及び操作子8の摺動体を部品収容室3aの表面側に付勢できるものであれば良い。また、導電性部材としては、導電性を有すれば良く、例えば導電性プラスチックとしてはポリオリフェン系、ポリエステル系、フッ素系等があり、より好ましくはポリチアジル、ポリアセトン、ポリジアセチレン、ポリピロール、ポリパラフェニレン、ポリパラフェニレンスルフィドであり、これら材料のうちいずれか一つを有してていれば良い。また、銅、銀、黒鉛等の導体のいずれか一つを有して、導電性を持っていても良い。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、エレベータ用押しボタンスイッチをより薄型にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの正面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、図1のA−A線断面図。
【図5】本発明の第2実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【図6】本発明の第3実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【図7】本発明の第4実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【図8】本発明の第5実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【図9】本発明の第6実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【図10】本発明の第7実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【図11】本発明の第8実施形態を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【図12】従来例を示し、エレベータ用押しボタンスイッチの断面図。
【符号の説明】
1A〜1H エレベータ用押しボタンスイッチ
3 外枠
3a 部品収容室
4 回路基板
5 押下部材
6 色板
7 圧縮バネ(付勢手段)
8 操作子
10 発光ダイオード(発光体)
11 固定接点
13 可動接点
Claims (5)
- 開口部を有する外枠と、
この外枠の内部に収容され、発光体と電気的接点とが設けられた基板と、
前記基板の開口部側に設けられ、前記発光体からの光を拡散する導電性プラスチックからなる拡散部材と、
前記拡散部材の開口部側に設けられたバネと、
前記バネの弾性力により付勢された光透過性を有する押下部材と、
を有することを特徴とするエレベータ用押しボタンスイッチ。 - 開口部を有する外枠と、
この外枠の内部に収容され、発光体と電気的接点とが設けられた基板と、
前記基板の開口部側に設けられ、前記発光体からの光を拡散する拡散部材と、
前記基板側の前記拡散部材に設けられ、前記基板と接触可能な導電性プラスチックからなる操作子と、
前記拡散部材の開口部側に設けられたバネと、
前記バネの弾性力により付勢された光透過性を有する押下部材と、
を有することを特徴とするエレベータ用押しボタンスイッチ。 - 請求項1または請求項2に記載されたエレベータ用押しボタンスイッチであって、
前記基板上の所定の位置に、導電性プラスチックからなる接点が設けられることを特徴するエレベータ用押しボタンスイッチ。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたエレベータ用押しボタンスイッチであって、
前記発光体は、前記拡散部材の移動エリアの直下位置より外れた位置で、且つ、前記拡散部材の側面より光を入射させる位置に配置され、前記拡散部材は、側面より入射された光を表面側に拡散状態で射出する導光板として構成されていることを特徴とするエレベータ用押しボタンスイッチ。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載されたエレベータ用押しボタンスイッチであって、
一対の前記電気的接点は、前記拡散部材や前記押下部材の移動エリアの直下位置より外れた位置に配置され、前記拡散部材や前記押下部材の側面を摺動することで前記接点により導通されることを特徴とするエレベータ用押しボタンスイッチ。
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