JP4277961B2 - 半導体記憶装置及びそのテスト方法 - Google Patents

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本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、複数のポートを有するセルのテストを考慮した構成とテスト方法に関する。
はじめに、図4を参照して、8つのトランジスタから構成されるSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)セルを有するデュアルポート・スタティック・メモリ回路の構成について説明しておく。図4を参照すると、このメモリセルは、第1電源VDDと第2電源VSS間に接続されたPMOSトランジスタQ2(負荷)とNMOSトランジスタQ1(ドライバトランジスタ)と、VDDとVSS間に接続されたPMOSトランジスタQ4(負荷)とNMOSトランジスタQ3(ドライバトランジスタ)と、を備え、PMOSトランジスタQ2とNMOSトランジスタQ1の共通ドレイン(N1)はPMOSトランジスタQ4とNMOSトランジスタQ3の共通ゲートに接続され、PMOSトランジスタQ4とNMOSトランジスタQ3の共通ドレイン(N2)はPMOSトランジスタQ2とNMOSトランジスタQ1の共通ゲートに交差接続されている。ノードN1とポートA、Bのビット線DTA、DTBの間には、ゲートがワード線WLA、WLBにそれぞれ接続されたAポート、BポートアクセストランジスタQ5、Q6を備え、ノードN2とポートA、Bの相補ビット線DBA、DBBの間には、ゲートがワード線WLA、WLBにそれぞれ接続されたAポート、BポートアクセストランジスタQ7、Q8を備えている。
図4に示したSRAMセルを有するデュアルポート・スタティック・メモリ回路において、ポートA、Bの各ポートは読み出しと書き込みが行われるI/Oポートとして用いられる(この場合、2つのポートの同時読み出しが可能とされる)が、ポートAを書き込み専用ポート、ポートBを読み出し専用ポート(あるいはその逆)として用いてもよい。なお、多ポートメモリ回路については、特許文献1等の記載も参照される。
特開平1−296486号公報
図4に示したSRAMセルを有するデュアルポート・スタティック・メモリ回路においては、最も動作マージンがワーストな状態でメモリのテストが行えない、という問題点を有している。以下では、この点について説明する(なお、以下の説明は本願発明者の検討結果に基づくものである)。
図4には、ポートA、Bを同時にリードする場合のメモリセルの動作として、ビット線DTA、DTBから、SRAMセル内のドライバトランジスタQ1に電流Icell_A、Icell_Bが同時に流れる様子が示されている。同一のロウ上をポートA、B同時にアクセスする場合、両ポートA、Bのワード線WLA、WLBが同時にHIGHに立ち上がるので、ポートAのアクセストランジスタQ5、Q7と、ポートBのアクセストランジスタQ6、Q8が同時にオンする。なお、図4に示した構成において、両ポートのビット線対(DTA、DBA)、(DTB、DBB)は、選択ワード線の活性化前にHIGH電位にプリチャージされているものとする。
SRAMセル内のドライバトランジスタQ1はポートA、Bのビット線DTA、DTBをLowに引かねばならないことから、1つのポートのビット線をLowに引く場合と比べて、ビット線の引きが悪くなる。このため、センスアンプ(不図示)で読み取るビット線差電位(ΔVBL:ビット線対(DTA、DBA)、ビット線対(DTB、DBB)の差電位)の値が目減りして、動作マージンが減少し、最低動作電圧の悪化が発生する。
ビット線差電位ΔVBLの値の目減りの程度は、ポートA、BのアクセストランジスタQ5、Q6のオン状態がオーバーラップしている時間が長いほど顕著となる。従って、両ポートのワード線の立ち上がりが同一タイミングの時が、最もセルデータの読み出しマージンが厳しく、最低動作電圧が最も悪いポイントである。
図5(A)は、ポートA、Bのワード線WLA、WLBの立ち上がりのタイミングの差Δt(=t(WLA−WLB))と、ビット線差電位ΔVBL(V|DTA−DBA|、V|DTB−DBB|)の関係を示したグラフである。ポートA、Bのワード線WLAとWLBの立ち上がりのタイミングが重なっている場合(図5(C)参照)、ΔVBLは最小となっていることがわかる(図5(A)のΔVBLの谷参照)。
すなわち、SRAMセルのドライバトランジスタは、セルデータに基づきビット線対の一方がHIGHのとき、ビット線対の他方のビット線をLOW側に放電するが、ポートA、Bのビット線対の他方のビット線(例えばDTA、DTB)を1つのドライバトランジスタで同時にLOWに引く場合、ドライバトランジスタの電流駆動能力の点から、1つのポートのビット線だけを引く場合と比べて、図5(C)に示すように、ビット線対間の開きは小さくなり、開くスピードも遅くなる。これに対して、ポートA、Bのワード線WLA、WLBの活性化(立ち上がり)のタイミングが時間的に前後にずれていると、ビット線差電位ΔVBLの開きは大きい(図5(B)参照)。
メモリデバイスの製品出荷前等のテストでは、この状態(ΔVBLが最小のワーストケース)にてテストを行うことが望まれる。
しかしながら、
(a)チップ内の素子ばらつきによりBIST(Built In Self Test)からメモリに到達する経路において各ポート間にスキュー(タイミングのずれ)が生じてしまうことと、
(b)メモリ内部での物理的レイアウトに起因するワード線立ち上げの為の内部クロックのスキューが生じること、
等により、両方のポートのワード線を同一のタイミングで駆動することが出来ず、動作マージンが、ワーストにならない場合が発生する。以下では、この点について図面を参照してさらに詳細に説明する。
図6に、図4に示したSRAMセルを有するスタティック・メモリ回路のワード線の制御部の典型的な構成の一例を示す。図6には、入力されたクロック信号に基づき、ワード線の活性化のタイミング制御を行うクロック同期型のデュアルポート・スタティック・メモリ回路の構成の一例が示されている。
図6を参照すると、(A)、(B)のクロック端子に入力されたクロック信号CLKA、CLKBは、バッファ101、102にそれぞれ入力され、バッファ101、102から、内部クロック信号ICLA、ICLBがそれぞれ出力される。
ポートAのワード線WLAを選択するアドレス選択信号(A)(ロウアドレス)のXKA、XEAは、ポートA用のXアドレスデコーダ(ロウアドレスデコーダ)のメインプリデコーダ(不図示)とサブプリデコーダ(不図示)の出力である。
ポートBのワード線WLBを選択するアドレス選択信号(B)(ロウアドレス)のXKB、XEBは、ポートB用のXアドレスデコーダのメインプリデコーダ(不図示)とサブプリデコーダ(不図示)の出力である。
アドレス選択信号(A)のXKA、XEAを受けるNAND回路103と、NAND回路103の出力をゲートに受けるPMOSトランジスタとNAND回路103の出力をインバータ104で反転した信号をゲートに受けるNMOSトランジスタよりなるCMOSトランスファゲート105を備え、XKA、XEAがともにHIGHのときNAND103の出力がLOWとなるため、CMOSトランスファゲート105がオンし、入力した内部クロック信号ICLAを伝達出力し、インバータ107、反転バッファ(反転型のワードドライバ)108により、ワード線WLAを高電位に立ち上げる。XKA、XEAがともにHIGH以外の場合(いずれか一方はLOWの場合)、NAND回路103の出力はHIGHとなり、NMOSトランジスタ106がオンし、インバータ回路107の入力をLOW固定とし、ワード線WLAはLOWに設定される。なお、選択ワード線の活性化期間は、内部クロック信号ICLAのHIGHパルス期間に対応する。ポートBのアドレス選択信号(B)についても同様な構成とされる。
図7は、BISTによるスタティック・メモリ回路のテストを説明するための図である。図7において、IOA、IOBは、SRAMセルアレイ(SRAM CELL)のポートAとポートBのデータの書き込みと読み出しをそれぞれ行うライトアンプ(不図示)とセンスアンプ(不図示)等を備えている。制御部CNTA、CNTBは、クロックCLKA、CLKBをそれぞれ受けポートAとポートBの選択ワード線のタイミング制御を行う。WLDA/Bは、ポートAとポートBのロウアドレスをそれぞれデコードするXアドレスデコーダと、ポートAとポートBの選択ワード線をそれぞれ駆動するワードドライバを備えている。テスト時、BIST202からのクロック信号は、クロック分配経路(クロックバッファ群203、204)を介して分配され、メモリ回路201のポートAとポートBのクロック端子CLKA、CLKBに到達する。
この場合、BIST202とメモリ回路201間の素子ばらつき等により、ポートA、ポートB間でクロックスキューが発生する。
また、メモリ回路201内の物理的なレイアウトによる、ポート間での内部クロックのスキューが発生する。例えばクロック端子CLKAからワード線WLAへのクロックのパスは、クロック端子CLKBからワード線WLBへのクロックのパスとパス長が相違しているため、内部クロックICLA、ICLB間でスキューが発生する。
このため、ポートAのワード線WLAとポートBのワード線WLBを同時に立ち上げて行うテストの実現は困難である。
また、BISTを用いず、ピン間スキュー等が校正されたテスタにてメモリデバイスをテストする場合にも、メモリ回路内の物理的なレイアウトによるポート間での内部クロックのスキュー、クロック端子(外部クロック端子)から半導体装置内のメモリ回路201のポートA、Bのクロック端子間のスキュー等により、同様な問題が生じる。
以上の通り、従来の複数のポートを有するセルを備えたメモリデバイスにおいては、テスト時に、複数のポートのワード線を同時に立ち上げるように制御することが困難となり、ワースト状態でのテストが出来なくなる。この結果、良否判定等の正確さ(測定精度)を制限し、製品歩留まり、信頼性等の向上を抑制する原因ともなる。
本願で開示される発明は、前記課題を解決するため、概略以下の構成とされる。なお、以下の説明で括弧内の参照符号は本発明を明確とするために一例として示したものであって、本発明を限定するために解釈されるべきものでないことは勿論である。
本発明の第1の側面(アスペクト)に係る半導体記憶装置は、複数のポートを有するセルを備えた半導体記憶装置であって、複数のポートのワード線の活性化のタイミングをそれぞれ制御する複数のタイミング信号に対応して複数のテスト制御信号を備え、複数のポートが選択されたセルについて、前記選択された複数のポートにそれぞれ対応する複数の前記テスト制御信号のうち1つの前記テスト制御信号が活性状態であり、残りの前記テスト制御信号が非活性状態であるときには、非活性状態の前記テスト制御信号に対応するタイミング信号をマスクし、活性状態の1つの前記テスト制御信号に対応する1つのタイミング信号に応答して前記選択された複数のポートのワード線を活性化するように制御する回路を備えている。
本発明に係る半導体記憶装置においては、前記選択された複数のポートに対応する複数の前記テスト制御信号が全て非活性状態のときには、複数の前記テスト制御信号にそれぞれ対応する複数のタイミング信号に応答して複数のポートのワード線の活性化がそれぞれ独立して行われる。
本発明の他の側面に係る半導体記憶装置は、少なくとも第1、第2のポートのワード線(WLA、WLB)に接続されるセルを備え、第1、第2のクロック信号(CLKA、CLKB)に基づき、第1、第2のポートのワード線の活性化のタイミング制御がそれぞれ行われる半導体記憶装置であって、第1、第2のポートのワード線の活性化のタイミングをそれぞれ制御する第1、第2のクロック信号に対応して第1、第2のテスト制御信号(TESTA、TESTB)を設ける。前記第1及び第2のポートが選択されたセルについて、前記第1のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第2のテスト制御信号が非活性状態のときには、前記第2のクロック信号をマスクし、前記第1のクロック信号に応答して、前記第1のワード線と前記第2のワード線を活性化するように制御し、
前記第2のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第1のテスト制御信号が非活性状態のときには、前記第1のクロック信号をマスクし、前記第2のクロック信号に応答して前記第1のワード線と前記第2のワード線を活性化するように制御する。
本発明に係る半導体記憶装置においては、前記第1及び第2のポートが選択されたセルについて、前記第1及び第2のテスト制御信号がともに非活性状態のときは、前記第1、第2のクロック信号により、前記第1、第2のワード線の活性化の制御がそれぞれ独立して行われる。
本発明に係る半導体記憶装置においては、前記第1のクロック信号と前記第2のテスト制御信号とを入力し、前記第2のテスト制御信号が非活性状態のとき、前記第1のクロック信号を第1の内部クロック信号として出力し、前記第2のテスト制御信号が活性状態のとき、前記第1のクロック信号を伝達せず、前記第1の内部クロック信号を非活性状態に固定する第1の回路(11、12)と、
前記第2のクロック信号と前記第1のテスト制御信号とを入力し、前記第1のテスト制御信号が非活性状態のとき、前記第2のクロック信号を第2の内部クロック信号として出力し、前記第1のテスト制御信号が活性状態のとき、前記第2のクロック信号を伝達させず、前記第2の内部クロック信号を非活性状態に固定する第2の回路(13、14)と、
前記第1の回路(11、12)からの前記第1の内部クロック信号(ICLA)を受け、第1のポートのアドレス選択信号(XKA、XEA)が選択状態を示すとき、オンし、前記第1の内部クロック信号を伝達出力する第1のスイッチ(トランスファゲート)(17)と、
前記第2の回路(13、14)からの前記第2の内部クロック信号(ICLB)を受け、第2のポートのアドレス選択信号(XKB、XEB)が選択状態を示すとき、オンし、前記第2の内部クロック信号を伝達出力する第2のスイッチ(24)と、
前記第2のテスト制御信号(TESTB)と前記第2のスイッチ(トランスファゲート)(24)の出力信号とを入力し、入力の一方又は両方が非活性状態のとき、非活性状態の信号を出力し、入力の両方が活性状態のとき、活性状態の信号を出力する第1の論理回路(19)と、
前記第1の論理回路(19)の出力信号と前記第1のスイッチ(17)の出力信号とを入力し、入力の一方が非活性状態のとき、他方を出力する第2の論理回路(20)と、
前記第2の論理回路(20)の出力信号を受け第1のポートのワード線を駆動する第1のワードドライバ(21)と、
前記第1のテスト制御信号(TESTA)と前記第1のスイッチ(17)の出力信号とを入力し、入力の一方又は両方が非活性状態のとき、非活性状態の信号を出力し、入力の両方が活性状態のとき、活性状態の信号を出力する第3の論理回路(26)と、
前記第3の論理回路(26)の出力信号と前記第2のスイッチ(24)の出力信号とを入力し、入力の一方が非活性状態のとき、他方を出力する第4の論理回路(27)と、
前記第4の論理回路の出力信号を受け第2のポートのワード線を駆動する第2のワードドライバ(28)と、
を備えている。
本発明において、前記第1の論理回路と前記第3の論理回路は、2入力AND回路よりなり、前記第2の論理回路と前記第4の論理回路は、2入力NOR回路よりなり、前記第1のワードドライバと前記第2のワードドライバは、反転型ドライバよりなる。
本発明において、前記セルは、入力と出力とが第1、第2のノード(図4のN1、N2)にて交差接続された2つのインバータ(Q1、Q2)、(Q3、Q4)と、前記第1のノード(N1)と第1、第2のポートのビット線(DTA、DTB)との間に挿入され、第1、第2のポートのワード線に制御端子がそれぞれ接続された第1、第2のアクセストランジスタ(Q5、Q6)と、前記第2のノード(N2)と第1、第2のポートのビット線の相補のビット線(DBA、DBB)との間に挿入され、前記第1、第2のポートのワード線に制御端子がそれぞれ接続された第3、第4のアクセストランジスタ(Q7、Q8)と、を含むスタティック型のセルからなる。
前記第1の側面の本発明において、前記タイミング信号として、入力されたクロック信号が用いられ、選択されたワード線は前記クロック信号に応答して活性化され、
同一ロウ上のワード線の立ち上げにおいて、第1、第2のポートのうち一方のポートのテスト制御信号が活性化された場合、他方のポートのワード線も、前記一方のポート側のワード線の立ち上がりのタイミングと同一のタイミングで駆動される。
本発明のさらに別の側面に係る方法は、少なくとも第1、第2のポートのワード線に接続されるセルを備えた半導体記憶装置のテスト方法であって、
第1、第2のポートのワード線の活性化のタイミングをそれぞれ制御する第1、第2のクロック信号に対応して第1、第2のテスト制御信号を用意し、
第1、第2のポートが選択されたセルについて、
前記第1のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第2のテスト制御信号が非活性状態のときには、
前記第2のクロック信号をマスクし、前記第1のクロック信号に応答して前記第1、第2のワード線を同一のタイミングで立ち上げ、前記第1、第2のポートのビット線からセルデータの同時読み出しを行い、
前記第2のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第1のテスト制御信号が非活性状態のときには、前記第1のクロック信号をマスクし、前記第2のクロック信号に応答して前記第1、第2のワード線を同一のタイミングで立ち上げ、前記第1、第2のポートのビット線からセルデータの同時読み出しを行う。
本発明によれば、複数のポートに対応する複数のワード線を有するメモリセルと、前記複数のポートのそれぞれに対応するタイミング信号により前記複数のポートのそれぞれに対応するワード線を活性化させる制御回路と、を備え、前記制御回路は、入力されるテスト制御信号に応じて、前記タイミング信号の一つにより、前記複数のワード線を活性化させる半導体記憶装置が提供される。
あるいは、本発明によれば、少なくとも第1、第2のポートのそれぞれに対応する第1、第2のワード線に接続されるメモリセルと、前記第1のポートに対応する第1のクロック信号により第1のワード線を活性化させ、前記第2のポートに対応する第2のクロック信号により第2のワード線を活性化させる制御回路と、を備え、前記制御回路は、入力されるテスト制御信号に応じて、前記第1のクロック信号又は前記第2のクロック信号により、前記第1のワード線と前記第2のワード線とを活性化する半導体記憶装置が提供される。
本発明によれば、テスト時、複数のポートのワード線を同一タイミングで活性化させることができ、ワーストケースでのテストを可能としている。このため、テストの精度を向上し、製品の歩留まり、信頼性の向上に貢献する。
上記した本発明についてさらに詳細に説述すべく添付図面を参照して説明する。本発明の半導体記憶装置は複数のポートを有するセルを備え、さらに、複数のポートのワード線の活性化のタイミングをそれぞれ制御する複数のタイミング信号(例えばクロック信号、CLKA、CLKB)に対応して複数のテスト制御信号(TESTA、TESTB)を備え、複数のポートが選択されたセルについて、前記選択された複数のポートにそれぞれ対応する複数の前記テスト制御信号のうち1つの前記テスト制御信号が活性状態(イネーブル)であり、残りの前記テスト制御信号が非活性状態(ディスエーブル)のときには、非活性状態の前記テスト制御信号に対応するタイミング信号をマスクし、活性状態の1つの前記テスト制御信号に対応する1つのタイミング信号に応答して、前記選択された複数のポートのワード線(例えばWLA、WLB)を活性化するように制御するものである。かかる本発明を、各ポートがI/Oポートとして機能するデュアルポート型クロック同期式スタティック・メモリ回路に適用した場合、同一ロウ上のワード線の立ち上げにおいて、第1、第2のポートのうち、一方のポートのテスト制御信号が活性状態(イネーブル)になった場合、他方のポートのワード線も、一方のポート側のワード線の立ち上がりと全く同一の信号遷移タイミングで駆動する。
本発明においては、一方のポートのテスト制御信号が活性状態(イネーブル)とされた場合は、他方のポートの内部クロックを立ち上げないようにする。かかる構成により、BIST等によるメモリテスト時に最も動作マージンが厳しい条件でテスト可能としている。すなわち、ポートA、Bで同時に同一ロウ上をアクセスし、ポートA、Bのワード線が同時に立ち上がる時に、データ読み出しマージンが最も減少し、最低駆動電圧がワーストとなる。例えばポートAのクロックのみでポートA、Bのワード線を同一タイミングで駆動する構成をとることでBISTからメモリに至るまでの各ポート間のクロックスキュー、及び、メモリ内部の物理的なレイアウトに起因する内部クロックスキューの影響を考慮することなく、常に最も動作マージンがワーストになる状態を実現できる。以下では、メモリセルが、図4に示したデュアルポートSRAMセルからなり、クロック信号に基づきワード線の活性化が制御されるクロック同期式スタティック・メモリ回路に、本発明を適用した実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例のワード線の活性化を制御する回路(Xアドレスデコーダとワードドライバ)の構成を示す図である。
図1を参照すると、クロック信号CLKAを入力するクロック端子(A)と、ポートBのTEST用端子(TESTB)に入力が接続された2入力NAND回路11と、NAND回路11の出力を受ける反転バッファ12とを備え、反転バッファ12から内部クロックICLAが出力される。
この回路の動作を説明すると、ポートB用のテスト制御信号TESTBがLOWのとき(NAND回路11においてテスト制御信号TESTBの入力はLOWでアクティブ)、NAND回路11は、ポートA用のクロック信号CLKAを反転した信号を出力し、反転バッファ12からクロック信号CLKAと同相の内部クロック信号(A)ICLAが出力される。ポートB用のテスト制御信号TESTBがHIGHのとき、クロック信号CLKAの値によらず、NAND回路11の出力はHIGH固定となり(クロック信号CLKAはマスクされる)、反転バッファ12からの内部クロック信号ICLAはLOW固定となる。
クロック信号CLKBを入力するクロック端子(B)と、ポートAのTEST用端子(TESTA)に入力が接続された2入力NAND回路13と、NAND回路13の出力を受ける反転バッファ14とを備え、反転バッファ14から内部クロックICLBが出力される。
この回路の動作を説明すると、ポートA用のテスト制御信号TESTAがLOWのとき(NAND回路13においてテスト制御信号TESTAの入力はLOWでアクティブ)、NAND回路13は、ポートB用のクロック信号CLKBを反転した信号を出力し、反転バッファ14からクロック信号CLKBと同相の内部クロック信号(B)ICLBが出力される。ポートA用のテスト制御信号TESTAがHIGHのとき、クロック信号CLKBの値によらず、NAND回路13の出力はHIGH固定となり(クロック信号CLKBはマスクされる)、反転バッファ14からの内部クロック信号ICLBはLOW固定となる。
さらに、ポートAのワード線WLAの駆動を制御する回路として、ポートAのアドレス選択信号(A)であるXKA、XEAを受ける2入力NAND回路15と、NAND回路15の出力をゲートに受けるPMOSトランジスタとNAND回路15の出力をインバータ16で反転した信号をゲートに受けるNMOSトランジスタからなるCMOSトランスファゲート17と、ドレインがCMOSトランスファゲート17の出力に接続されソースが電源VSSに接続され、ゲートがNAND回路15の出力に接続されたNMOSトランジスタ18を備えている。さらに、ポートBのテスト制御信号TESTBと、後述するCMOSトランスファゲート24の出力に入力が接続された2入力AND回路19と、CMOSトランスファゲート17の出力とAND回路19の出力を受ける2入力NOR回路20と、NOR回路20の出力を受ける反転型のワードドライバ21と、を備えている。なお、アドレス選択信号(A)のXKA、XEAは不図示のプリデコーダにいるXアドレスのデコードの結果出力されるアドレス選択信号である。
この回路の動作を説明すると、XKA、XEAがともにHIGHのとき、NAND回路15の出力はLOWとなり、CMOSトランスファゲート17はオンし、入力された内部クロック信号ICLAを伝達出力する。XKA、XEAの少なくとも1つがLOWのとき(当該セルのポートAのアドレス非選択のとき)、NAND回路15の出力はHIGHとなり、CMOSトランスファゲート17はオフし、NMOSトランジスタ18がオンし、CMOSトランスファゲート17の出力はLOWレベルとされる。
例えばポートBのテスト制御信号TESTBがLOWのとき、AND回路19の出力はLOWとなり、NOR回路20は、CMOSトランスファゲート17の出力であるICLAを反転した信号を反転型のワードドライバ21に供給する。
一方、ポートBのテスト制御信号TESTBがHIGHのとき(このときICLAはLOW固定)、NOR回路20は、AND回路19の出力を反転した信号を反転型ワードドライバ21に供給する。反転型のワードドライバ21は、NOR回路20からのLOWパルス(ICLBと逆相の信号)を受け、ワード線WLAを駆動する。
さらに、ポートBのワード線WLBの駆動を制御する回路として、ポートBのアドレス選択信号(B)であるXKB、XEBを受ける2入力NAND回路22と、NAND回路22の出力をゲートに受けるPMOSトランジスタとNAND回路22の出力をインバータ23で反転した信号をゲートに受けるNMOSトランジスタからなるCMOSトランスファゲート24と、ドレインがCMOSトランスファゲート24の出力に接続されソースが電源VSSに接続され、ゲートがNAND回路22の出力に接続されたNMOSトランジスタ25を備えている。さらに、ポートAのテスト制御信号TESTAと、CMOSトランジスタ17の出力に入力が接続された2入力AND回路26と、CMOSトランスファゲート24の出力とAND回路26の出力を受ける2入力NOR回路27と、NOR回路27の出力を受ける反転型のワードドライバ28と、を備えている。なお、アドレス選択信号(B)のXKB、XEBは不図示のプリデコーダにいるXアドレスのデコードの結果出力されるアドレス選択信号である。
この回路の動作を説明すると、XKB、XEBがともにHIGHのとき、NAND回路22の出力はLOWとなり、CMOSトランスファゲート24はオンし、入力された内部クロック信号ICLBを伝達出力する。XKB、XEBの少なくとも1つがLOWのとき(当該セルのポートBのアドレス非選択のとき)、NAND回路22の出力はHIGHとなり、CMOSトランスファゲート24はオフし、NMOSトランジスタ25がオンし、CMOSトランスファゲート24の出力はLOWレベルとされる。
例えばポートAのテスト制御信号TESTAがLOWのとき、AND回路26の出力はLOWとなり、NOR回路27は、CMOSトランスファゲート24の出力であるICLBを反転した信号を反転型ドライバ28に供給する。
一方、ポートAのテスト制御信号TESTAがHIGHのとき(このときICLAはLOW固定)、NOR回路27は、AND回路26の出力を反転した信号を反転型のワードドライバ28に供給する。反転型のワードドライバ28は、NOR回路27からのLOWパルス(ICLBと逆相の信号)を受け、ワード線WLBを駆動する。
なお、通常動作時、あるいは、テスト時においてもポートA、Bの同時READテストを行う場合以外は、テスト制御信号TESTA、TESTBはともにLOWレベルに設定され、ICLA、CMOSトランスファゲート17、NOR回路20を介してワード線WLAの活性化のタイミングが制御され、また、ICLB、CMOSトランスファゲート24、NOR回路27を介してワード線WLBの活性化のタイミングが制御される(WLAとは独立に制御される)。テスト制御信号TESTA、TESTBをともにHIGHとすることは禁じられる。
図2は、図1に示した本実施例のタイミング動作を説明する図である。以下、図2を参照して、図1の回路の動作を説明する。
<独立動作>
TESTA、TESTBがともにLOWのときは(図2の「独立動作」参照)、NAND回路11、13はそれぞれ、CLKA、CLKBを反転した信号を出力し、ICLA、ICLBには、CLKA、CLKBと同相の内部クロック信号が出力される。
TESTBがLOWであるため、AND回路19の出力はLOW固定であり、XKA、XEAがHIGHのとき、NOR回路20は、CMOSトランスファゲート17から出力されるICLAの反転信号を出力し、ポートAのワード線(A)WLAは、クロックICLA、したがってCLKAに同期して活性化される。
またTESTAがLOWであるため、AND回路26の出力はLOW固定であり、XKB、XEBがHIGHのとき、NOR回路27は、CMOSトランスファゲート24から出力されるICLBの反転信号を出力し、ポートBのワード線(B)WLBは、クロックICLB、したがってCLKBに同期して活性化される。すなわち、ポートAとポートBのワード線は互いに独立に制御される。
<同時READ:Aポートテスト>
TESTAがHIGH、TESTBがLOWのとき(図2の「Aポートテスト」参照)、NAND回路13の出力はクロック端子CLKBの値によらず、HIGHとなり、ICLBはLOW固定となる。AND回路19の出力はLOW固定であるため、XKA、XEAがHIGHのとき、NOR回路20は、CMOSトランスファゲート17から出力されるICLAの反転信号を出力し、ポートAのワード線(A)WLAは、クロックICLA、したがってCLKAに同期して活性化される。また、ICLBはLOW固定である。XKB、XEBがHIGHのとき、NOR回路27は、AND回路26の反転信号を出力し、ICLAがHIGHのとき、AND回路26はHIGHとなり、ワードドライバ28はワード線WLBをHIGHとする。すなわち、WLBはWLAと同時に立ち上がり、Aポートのビット線対DTA/DBAとBポートのビット線対DTB/DBBに読み出しデータが同時に出力される。これは、図5を参照して説明した同時READのワーストケース条件となる。
<同時READ:Bポートテスト>
TESTBがHIGH、TESTAがLOWのとき(図2の「Bポートテスト」参照)、NAND回路11の出力はクロック端子CLKAの値によらず、HIGHとなり、ICLAはLOW固定となる。AND回路26の出力はLOW固定であるため、XKB、XEBがHIGHのとき、NOR回路27は、CMOSトランスファゲート24から出力されるICLBの反転信号を出力し、ポートBのワード線(B)WLBは、クロックICLB、したがってCLKBに同期して活性化される。また、ICLAはLOW固定である。XKA、XEAがHIGHのとき、NOR回路20は、AND回路19の反転信号を出力し、ICLBがHIGHのとき、AND回路19はHIGHとなり、ワードドライバ21はワード線WLAをHIGHとする。すなわち、WLAはWLBと同時に立ち上がり、Bポートのビット線対DTB/DBBとAポートのビット線対DTA/DBAに読み出しデータが同時に出力される。これは、図5を参照して説明した、同時READのワーストケース条件となる。
このように、本実施例においては、同一ロウ上のワード線の立ち上げの制御において、一方のポートのテスト制御信号及び他方のポートのワード線立ち上げ信号との論理を追加し、一方のポートのテスト制御信号がイネーブルになった場合、他方のポート側のワード線も、一方のポート側のワード線の立ち上がりと全く同一の信号遷移タイミングで駆動する。他方のワード線駆動を阻害しないよう、一方のポートのテスト制御信号と外部から入力された他方のポートのクロック信号との論理を取り、一方のポートのテスト制御信号がイネーブル(HIGH)になった場合は、他方のポートの内部クロックを出力しないようにしている。
図3は、本発明の一実施例の動作を説明するための図であり、図7に示した構成に対応している。注目ポートのテスト制御信号を活性状態(イネーブル)にして注目ポートにクロックを入力し、注目ポートのワード線の駆動と共に、同一ロウ上の他方のポートのワード線も同じタイミングで駆動させて注目ポートのリード動作を行う。この際、他方のポートにクロックが入力されていても他方のポートでのワード線の駆動を阻害しないように、他方のポートでの内部クロック信号はLOW固定とされる。
図3を参照すると、BIST2からクロック信号CLKAとテスト制御信号TESTAが、クロックバッファ4、信号バッファ6を介してメモリ回路1のポートAの端子CLKA、TESTAに供給され、BIST2からクロック信号CLKBとテスト制御信号TESTBが、クロックバッファ3、信号バッファ5を介してメモリ回路1のポートBの端子CLKB、TESTBに供給される。図3に示す例では、選択セルのポートA、Bを同一タイミングで立ち上げる場合、TESTAをHIGHとし、TESTBがLOWとし、ポートA用のクロックCLKAを用いて、ポートA、Bのワード線WLA、WLBを同時に立ち上げる。同一のクロック(ポートAのクロック端子CLKAからのクロック)がワード線WLA、WLBの駆動を制御する回路(図1参照)へ供給されるため、メモリ回路1内の物理的なレイアウトによる、ポート間での内部クロックのスキューが存在しても、その影響を受けることはなく、図5(C)に示したタイミングでワード線WLA、WLBを立ち上げることができる。
すなわち、両ポートの同時READにおいて、同一クロックでポートA、Bのワード線を駆動するため、BIST2とメモリ回路1間の素子ばらつき等により、ポートA、ポートB間でクロックスキューは問題とならない。また、メモリ回路1内の物理的なレイアウトによる、ポート間での内部クロックのスキューの影響は受けない。
図8は、本発明の一実施例の構成をブロック図にて示したものである。図8を参照すると、メモリ回路1は、内部クロックB出力回路42、内部クロックA出力回路44、Xアドレスデコーダ30、ワードドライバ制御回路46、ワードドライバ48を備えている。なお、ワードドライバ制御回路46とワードドライバ48を1つの回路ブロックとして構成してもよいことは勿論である。
BIST(Built In Self Test)回路2から、ボートA及びボートBのクロック信号はそれぞれクロックバッファ3及びクロックバッファ4を介してメモリ回路1へ供給される。また、BIST回路2から、ポートA及びポートBのテスト信号はそれぞれ信号バッファ5及び信号バッファ6を介してメモリ回路1へ供給される。
ポートAのクロック信号CLKAと、ポートBのテスト信号TESTBは、内部クロックA出力回路44に入力され、内部クロックA出力回路44は、ポートAの内部クロックICLAを出力する。
また、ポートBのクロック信号CLKBと、ポートAのテスト信号TESTAは、内部クロックB出力回路42に入力され、内部クロックB出力回路42はポートBの内部クロックICLBを出力する。
BIST回路2から出力されるアドレスのうちXアドレスは、Xアドレスデコーダ30に入力され、Xアドレスデコーダ30からアドレス選択信号XKA、XEA、及びXKB、XEBが出力される。なお、BIST回路2から出力されるアドレスのうちYアドレスは不図示のカラムデコーダに入力される。
ワードドライバ制御回路46は、内部クロック信号ICLA及びICLBと、テスト信号TESTA及びTESTBと、アドレス選択信号XKA、XEA及びXKB、XEBとを入力し、ワードドライバ48の活性化を制御する信号を出力する。
ワードドライバ48は、ワードドライバ制御回路46からの出力に基づき、メモリセルアレイ32のポートAのワード線WLAとポートBのワード線WLBをそれぞれ駆動する。
なお、図8において、内部クロックA出力回路44は、図1のNAND11とインバータ12で構成される。内部クロックB出力回路42は、図1のNAND13とインバータ14で構成される。また、ワードドライバ制御回路46は、図1における、NAND15、インバータ16、CMOSトランスファーゲート17、NMOSトランジスタ18、AND19、NOR20、NAND22、インバータ23、CMOSトランスファーゲート24、NMOSトランジスタ25、AND26、NOR27で構成される。さらに、ワードドライバ48は、図1において、ワード線WLA、WLBをそれぞれ駆動する反転型のドライバ(インバータ)21、28からなる。
本実施例は以下のような作用効果を奏する。
・製品出荷前のテストにて最も動作マージンが厳しい条件で本メモリ回路をテストすることによる、製品出荷後の不良発生率の低減する。
・製品出荷前のテストにて、適切なテスト規格の設定が出来ることによる、歩留まりを向上する。
なお、テスト制御信号TESTA、TESTBをLOWとすることで、CLKA、CLKBの立ち上がりに位相差を持たせ、図5(B)のように、ワード線WLA、WLBが重ならない条件でテストしてもよいことは勿論である。
上記実施例では、図4を参照して説明したデュアルポートSRAMセルを備えたクロック同期式スタティック・メモリ回路(ポートA、Bの各ポートは読み出しと書き込みが行われるI/Oポートとして用いられ、ポートA、Bの同時READが可能とされる)を例に説明したが、このスタティック・メモリ回路は、ポートAを書き込み専用ポート、ポートBを読み出し専用ポート(あるいはその逆)として用いてもよいことは勿論である。また、本発明は、ポートA、Bの2つのポート構成に限定されるものでなく、2より多いポート数のセルについても、同様にして適用可能である。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の一実施例の構成を示す図である。 本発明の一実施例の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の一実施例のテストを説明するための図である。 SRAMセルにおける同時READを説明する図である。 SRAMセルにおける同時READの問題点を説明する図である。 2ポート型クロック同期式スタティック・メモリ回路のワードドライバ制御回路の構成を示す図である。 2ポート型クロック同期式スタティック・メモリ回路のテストを説明するための図である。 本発明の一実施例の構成を示す図である。
符号の説明
1 メモリ回路
2 BIST
3、4 クロックバッファ
5、6 信号バッファ
11、13 NAND回路
12、14 反転バッファ
15、22 NAND回路
16、23 インバータ
17、24 CMOSトランスファゲート
18、25 NMOSトランジスタ
19、26 AND回路
20、27 NOR回路
21、28 反転型のワードドライバ(インバータ)
30 Xアドレスデコーダ
32 メモリセルアレイ
42 内部クロックB出力回路
44 内部クロックA出力回路
46 ワードドライバ制御回路
48 ワードドライバ
101、102 バッファ
103、109 NAND回路
104、110 インバータ
105、112 CMOSトランスファゲート
106、113 NMOSトランジスタ
107、107 インバータ
108、115 反転型のワードドライバ
201 メモリ回路
202 BIST
203、204 クロックバッファ

Claims (11)

  1. 複数のポートに対応する複数のワード線を有するメモリセルと、
    前記複数のポートのそれぞれに対応するタイミング信号により前記複数のポートのそれぞれに対応するワード線を活性化させる制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、入力されるテスト制御信号に応じて、前記タイミング信号の一つにより、前記複数のワード線を活性化させる、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 複数のポートを有するセルを備えた半導体記憶装置であって、
    複数のポートのワード線の活性化のタイミングをそれぞれ制御する複数のタイミング信号に対応して複数のテスト制御信号を備え、
    複数のポートが選択されたセルについて、
    前記選択された複数のポートにそれぞれ対応する複数の前記テスト制御信号のうち1つの前記テスト制御信号が活性状態であり、残りの前記テスト制御信号が非活性状態であるときには、
    非活性状態の前記テスト制御信号に対応するタイミング信号をマスクし、
    活性状態の1つの前記テスト制御信号に対応する1つのタイミング信号に応答して前記選択された複数のポートのワード線を活性化するように制御する回路を備えている、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 前記選択された複数のポートに対応する複数の前記テスト制御信号が全て非活性状態のときには、複数の前記テスト制御信号にそれぞれ対応する複数のタイミング信号に基づき、複数のポートのワード線の活性化がそれぞれ独立して行われる、ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 少なくとも第1、第2のポートのそれぞれに対応する第1、第2のワード線に接続されるメモリセルと、
    前記第1のポートに対応する第1のクロック信号により第1のワード線を活性化させ、前記第2のポートに対応する第2のクロック信号により第2のワード線を活性化させる制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、入力されるテスト制御信号に応じて、前記第1のクロック信号又は前記第2のクロック信号により、前記第1のワード線と前記第2のワード線とを活性化する、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 少なくとも第1、第2のポートのワード線に接続されるセルを備えた半導体記憶装置であって、
    前記第1、第2のポートのワード線の活性化のタイミングをそれぞれ制御するために用いられる第1、第2のクロック信号に対応して第1、第2のテスト制御信号を備え、
    前記第1及び第2のポートが選択されたセルについて、
    前記第1のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第2のテスト制御信号が非活性状態のときには、前記第2のクロック信号をマスクし、前記第1のクロック信号に応答して、前記第1のワード線と前記第2のワード線を活性化するように制御し、
    前記第2のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第1のテスト制御信号が非活性状態のときには、前記第1のクロック信号をマスクし、前記第2のクロック信号に応答して、前記第1のワード線と前記第2のワード線を活性化するように制御する回路と、
    を備えている、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 前記第1及び第2のポートが選択されたセルについて、前記第1及び第2のテスト制御信号がともに非活性状態のときは、前記第1、第2のクロック信号に基づき、前記第1、第2のワード線の活性化の制御がそれぞれ独立して行われる、ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第1のクロック信号と前記第2のテスト制御信号とを入力し、前記第2のテスト制御信号が非活性状態のとき、前記第1のクロック信号を第1の内部クロック信号として出力し、前記第2のテスト制御信号が活性状態のとき、前記第1のクロック信号を伝達せず、前記第1の内部クロック信号を非活性状態に固定する第1の回路と、
    前記第2のクロック信号と前記第1のテスト制御信号とを入力し、前記第1のテスト制御信号が非活性状態のとき、前記第2のクロック信号を第2の内部クロック信号として出力し、前記第1のテスト制御信号が活性状態のとき、前記第2のクロック信号を伝達させず、前記第2の内部クロック信号を非活性状態に固定する第2の回路と、
    前記第1の回路からの前記第1の内部クロック信号を入力し、第1のポートのアドレス選択信号が選択状態のときにオンし、前記第1の内部クロック信号を伝達出力する第1のスイッチと、
    前記第2の回路からの前記第2の内部クロック信号を入力し、第2のポートのアドレス選択信号が選択状態のときにオンし、前記第2の内部クロック信号を伝達出力する第2のスイッチと、
    前記第2のテスト制御信号と前記第2のスイッチの出力信号とを入力し、入力の一方又は両方が非活性状態のとき、非活性状態の信号を出力し、入力の両方が活性状態のとき、活性状態の信号を出力する第1の論理回路と、
    前記第1の論理回路の出力信号と前記第1のスイッチの出力信号とを入力し、入力の一方が非活性状態のとき、他方を出力する第2の論理回路と、
    前記第2の論理回路の出力信号を受け第1のポートのワード線を駆動する第1のワードドライバと、
    前記第1のテスト制御信号と前記第1のスイッチの出力信号とを入力し、入力の一方又は両方が非活性状態のとき、非活性状態の信号を出力し、入力の両方が活性状態のとき、活性状態の信号を出力する第3の論理回路と、
    前記第3の論理回路の出力信号と前記第2のスイッチの出力信号とを入力し、入力の一方が非活性状態のとき、他方を出力する第4の論理回路と、
    前記第4の論理回路の出力信号を受け第2のポートのワード線を駆動する第2のワードドライバと、
    を備えている、ことを特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1の論理回路と前記第3の論理回路の各々が論理積(AND)回路よりなり、
    前記第2の論理回路と前記第4の論理回路の各々が否定論理和(NOR)回路よりなり、
    前記第1のワードドライバと前記第2のワードドライバの各々が反転型ドライバよりなる、請求項7記載の半導体記憶装置。
  9. 前記セルは、
    入力と出力とが第1、第2のノードにて交差接続された2つのインバータと、
    前記第1のノードと第1、第2のポートのビット線との間にそれぞれ挿入され、第1、第2のポートのワード線に制御端子がそれぞれ接続された第1、第2のアクセストランジスタと、
    前記第2のノードと第1、第2のポートのビット線の相補のビット線との間にそれぞれ挿入され、前記第1、第2のポートのワード線に制御端子がそれぞれ接続された第3、第4のアクセストランジスタと、
    を含むスタティック型のセルからなる、ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  10. 前記タイミング信号として、入力されたクロック信号が用いられ、
    選択されたワード線は前記クロック信号に応答して活性化され、
    同一ロウ上のワード線の立ち上げにおいて、第1、第2のポートのうち一方のポートのテスト制御信号が活性化された場合、他方のポートのワード線も、前記一方のポート側のワード線の立ち上がりのタイミングと同一のタイミングで駆動される、ことを特徴とする請求項2又は9記載の半導体記憶装置。
  11. 少なくとも第1、第2のポートのワード線に接続されるセルを備えた半導体記憶装置のテスト方法であって、
    前記第1、第2のポートのワード線の活性化のタイミングをそれぞれ制御する第1、第2のクロック信号に対応して第1、第2のテスト制御信号を用意し、
    第1、第2のポートが選択されたセルについて、
    前記第1のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第2のテスト制御信号が非活性状態のときには、
    前記第2のクロック信号をマスクし、前記第1のクロック信号に応答して前記第1、第2のワード線を同一のタイミングで立ち上げ、前記第1、第2のポートのビット線からセルデータの同時読み出しを行い、
    前記第2のテスト制御信号が活性状態であり、且つ、前記第1のテスト制御信号が非活性状態のときには、前記第1のクロック信号をマスクし、前記第2のクロック信号に応答して前記第1、第2のワード線を同一のタイミングで立ち上げ、前記第1、第2のポートのビット線からセルデータの同時読み出しを行う、
    工程を含む、ことを特徴とする半導体記憶装置のテスト方法。
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