JP4277318B2 - 飲料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、筒型の容器本体を手で保持する飲料容器に関するものである。
従来、容器本体の外周に、その周りに沿う対向領域にてそれぞれグリップ用溝を凹部によって形成し、その相互間の全領域をグリップ部とする飲料容器ものが知られている。例えば容器本体そのものに凹凸を形成してその部位を把持部とし、この把持部は、引っ掛かり領域を形成して容器の脱落を防止するオーバーハング状の膨出部を有するもの(例えば特許文献1)や、容器本体の胴部の少なくとも2箇所に容器の口部から底部に向けて延びる縦長の凹部を対向して形成したもの(例えば特許文献2)などがある。
特開2002−347771号公報 特開2005−104485号公報
ところで、従来技術においては、手で握るためのグリップ用溝を凹部によって形成し、その溝を握って飲料容器を保持するものであるが、片手で握れるような直径が比較的小さい飲料容器では溝を握って飲料容器を保持することができるものの、しかしながら両手で挟んで握るような直径が比較的大きい飲料容器では溝を握っても手が滑りやすく飲料容器を保持しにくくなる。そして手が滑ってしまうと飲料容器が落下してしまうおそれもある。
さらに、前述のように直径が比較的大きい飲料容器にあっては、比較的重量も重くなるので吊り下げ用ハンドルを設ける必要がある。周知のような門形をなしたハンドルの基端を容器本体に回動自在に取り付けたようなものにおいては、例えば容器本体を持ち上げるために両手で容器本体を挟むようにして保持する際、ハンドルが邪魔をして手を容器本体の外周に確実に添わせることができなくなる懸念がある。
解決しようとする問題点は、両手で挟むようして保持するような直径が比較的大きい飲料容器において、手と容器本体との引っ掛かり性を向上する点である。さらに、そのような直径が比較的大きい飲料容器に吊り下げ用ハンドルを取り付けるにあたって、容器本体を両手で挟む際にハンドルが邪魔にならないようにする点である。
請求項1の発明は、筒型の容器本体と、前記容器本体の開口に被着する栓体を有する飲料容器において、前記容器本体の両側面の上部に張り出し部をそれぞれ設けると共に、該張り出し部の下面に該容器本体が手から抜け落ち防止用の手指受け部をそれぞれ設け、前記容器本体の両側面の前方にそれぞれ手掛け用前部溝を上下方向に配置し、前記容器本体外周の両側面の後方にそれぞれ手掛け用後部溝を上下方向に配置し、一側の前記手掛け用前部溝と一側の前記手掛け用後部溝を結ぶ一側領域の上方に一側の前記張り出し部が設けられ、他側の前記手掛け用前部溝と他側の前記手掛け用後部溝を結ぶ他側領域の上方に他側の前記張り出し部が設けられることを特徴とする飲料容器である。
請求項2の発明は、前記手掛け用後部溝の溝幅より前記手掛け用前部溝の溝幅を大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の飲料容器である。
請求項3の発明は、前記手掛け用後部溝を前記両側面後方にそれぞれ複数前後に並設したことを特徴とする請求項1または2記載の飲料容器である。
請求項4の発明は、左右一対のアーム部を一体に設けその両端部に軸部を有するハンドルを、前記容器本体の両側面の前記張り出し部の上方に設置した軸受け部に取り付けて、前記ハンドルで前記容器本体を吊り下げ可能に回動自在に軸支すると共に、前記張り出し部の上面に、前記ハンドルの回動を規制するハンドル受け部を形成したことを特徴とする請求項1記載の飲料容器である。
請求項5の発明は、前記ハンドルの前記軸部から該ハンドルの先端寄りに屈曲部を設け、前記ハンドルを前方へ回動した際には、前記ハンドル屈曲部の基端側が前記容器本体の前記ハンドル受け部に当接すると共に、前記先端側が上向きとなり、前記容器本体及び栓体から離間した位置となるように配置し、前記ハンドルを後方に回動させた際に、前記屈曲部の軸部側が前記ハンドル受け部に当接すると共に、前記ハンドルの先端側が後方の下向きとなり、前記容器本体の後面側に添う位置となるように配置したことを特徴とする請求項4記載の飲料容器である。
請求項1の発明によれば、両側面を両手で挟むときに、両手の拇指丘を左右一対の手掛け用前部溝にそれぞれ掛けると共に、人差し指、中指などの先を手掛け用後部溝にそれぞれ掛けることにより、飲料容器を保持する力を両手で挟む力のみならず、拇指丘、指による引っ掛け力によっても容器本体を強力に保持することができ、また保持している手が抜け出たとしても、これを手指受け部により確実に係止して抜け落ち防止をすることができる。
請求項2の発明によれば、手掛け用前部溝においては手の拇指丘に合わせた形状に形成され、一方手掛け用後部溝においては、表面が先細な人指し指や中指などの指先に合わせた形状に形成される。
請求項3の発明によれば、個々人の保持操作の具合や好みに応じて人それぞれに指先を手掛け用後部溝へ沿わせることができる。
請求項4の発明によれば、ハンドルの回動を規制して持ち運び以外では容器本体を保持する手にハンドルが当ること防止するなどが可能となる。
請求項5の発明によれば、先端側を上向きとしてハンドルを握って飲料容器を釣り下げ支持する際に手指が容器本体や栓体にぶつかって干渉されることなどを防止できる。また、先端側を下向きとすると、容器本体の後方の手掛け用後部溝とハンドルとの間にスペースが確保され、容器本体を両手で保持した場合に手指がハンドルにぶつかり干渉されることがなくなる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1乃至図5は実施例1を示しており、両手Hで持てる大きさの飲料用容器は、ほぼ円筒状の外筒1Aとその内側に配置される内筒間に断熱部(いずれも図示せず)を備えた断熱構造の容器本体1と、該容器本体1の上部開口(図示せず)に螺子結合や嵌着など適宜固定手段により着脱可能に被着される栓体2と、容器本体1に両端を回動自在に連結したハンドル3により構成されている。
前記栓体2は、容器本体1の外周とほぼ同じ外径の略円板状であって、上面の前部に筒状の飲み口或いは注ぎ口などの口部4を立設すると共に、該口部4の上方を開閉する蓋5とを備えている。尚、口部4は上面の中央或いは後部にあってもよい。蓋5はその基端を栓体2の上面のほぼ中央に回動軸部13である第1のヒンジ部6を介して起伏自在に設けられており、伏した状態で蓋5が口部4の上方を蓋裏にある止液材たるパッキン7を介して覆うようになっている。
尚、第1のヒンジ部6まわりには、蓋5が後ろ向きとなって開く状態を維持するように付勢する付勢手段が設けられている。実施例では蓋5の基端に突設し蓋5が後ろ向きになると蓋5と一体な弾性片8が上面に接して開蓋状態を維持するように構成されている。さらに蓋5の裏面に、閉蓋5時に下向きに突設すると共に先端が上面に圧接して蓋5を開方向に付勢するゴム等の弾性突起8Aが設けられている。また、実施例では口部4を覆う蓋5を第1のヒンジ部6を介して開閉自在に設けたが、螺子キャップ式や着脱可能な嵌着方式などでもよい。
さらに、蓋5を伏した状態で該蓋5を、栓体2に着脱可能に固定するためのロック装置9は、栓体2の周側面に設けたロック部材10と、蓋5の先端面に設けたロック部材10が係止可能なロック受け部11によって構成される。
飲料容器を保持するとき人と対向する側を前部とした、実施例では前記口部4側を前側とした飲料容器において、容器本体1の左右両側面の上部に張り出し部12を鍔状に設ける。そして、この張り出し部12の上部には容器本体1の外周とほぼ同径で該容器本体1に一体に嵌着した円環状のリング部材12Aが設けられており、リング部材12Aに栓体2が着脱自在に設けられ、さらにリング部材12Aの左右に、ハンドル3の両端に設けられる取り付け用の軸部13が配置されている。そして、張り出し部12の下面には該容器本体1が手Hから抜け落ち防止用の手指受け部14を水平な平坦面によって設けている。
さらに、容器本体1の左右両側面のそれぞれ前方、すなわち容器本体1の一側部と前部との間と、容器本体1の他側部と前部との間に手掛け用前部溝15をそれぞれ配置する。この手掛け用前部溝15は、上端15Aをリング部材12Aの近傍に配置すると共に下端15Bを容器本体1の底面1Bの近傍に配置するように上下方向に設けられている。また、手掛け用前部溝15は、手Hにおける手掌の端、すなわち手Hを構成する拇指丘J(親指F1の根元の膨らみ部)が嵌り込むように、その長手方向と直交する横断面は円弧状であってその幅A及び曲率半径Bは後述する手掛け用後部溝のものより大きく形成される。
また、容器本体1外周の左右両側面のそれぞれ後方、すなわち容器本体1の一側部と後部との間と、容器本体1の他側部と後部との間に手掛け用後部溝16,17をそれぞれ配置する。この手掛け用後部溝16、17は、前後に第1の手掛け用後部溝16及び第2の手掛け用後部溝17を並べて配置したものであり、これら第1の手掛け用後部溝16及び第2の手掛け用後部溝17の上端16A,17Aをリング部材12Aの近傍に配置すると共に下端16B,17Bを容器本体1の底面1Bの近傍に配置するように、上下方向に設けられている。また、第1の手掛け用後部溝16及び第2の手掛け用後部溝17は、手Hにおける指先が嵌り込むように、その長手方向と直交する横断面は円弧状であってその幅C及び曲率半径Dは手掛け用前部溝15のものより小さく形成される。
そして、一側の手掛け用前部溝15と一側の第2の手掛け用後部溝17とを結ぶ一側領域X、他側の手掛け用前部溝15と他側の第2の手掛け用後部溝17とを結ぶ他側領域Yの上方に、一側及び他側の手指受け部14がそれぞれ設けられる。
前記ハンドル3は、左右一対のアーム部19をその先端間に架設する架設部20を介して正面をU字状に一体に形成したものであり、アーム部19の基端側の相対する内面19Aには回動用の軸部13を水平方向に内側へ突設している。そしてアーム部19は軸部13のある基端と先端との間に切り欠いて形成した内角Eを90度と同等以上で180度より小さくした屈曲部21を介して先端を後退するように屈曲したものである。一方、容器本体1の両側部の前記張り出し部12の上方に軸受け部22を設け、この軸受け部22に軸部13を挿入することで、ハンドル3で飲料容器を吊り下げて回動自在に軸支している。そして、アーム部19における屈曲部21の内角Eを作る側における軸部13側の内角面23(内角E側に位置して軸部13近傍の面)と、内角Eを作る側と反対側で軸部13側の面(内角面23)と対向する外角面24(外角を作る側に位置して軸部13近傍の面)とは平行に形成されている。そして、軸部13の軸心と内角面23、外角面24とのそれぞれの距離は等しく形成されている。
さらに、張り出し部12の上面に、ハンドル3の回動を規制する前部ハンドル受け部25と後部ハンドル受け部26を形成する。前部ハンドル受け部25は、張り出し部12の前方向に水平に延長面を横向きにして形成したものであり、ハンドル3を前方へ回動した際には、ハンドル3の屈曲部21の軸部13側である外角面24が前部ハンドル受け部25に当接して係止することで、ハンドル3の先端側が斜め上向きに維持される。この結果、図5に示すように容器本体1及び栓体2から離間した位置となるようにハンドル3は配置される。また、後部ハンドル受け部26は、張り出し部12の後方向に水平に延長面を横向きにして形成したものであり、ハンドル3を後方に回動させた際に、屈曲部21の軸部13側である内角面23が後部ハンドル受け部26に当接すると共に、図4に示すようにハンドル3の先端側が後方の斜め下向きとなり、容器本体1の後面側に添う位置に維持される。
次に前記構成についてその作用を説明する。飲料を収容するときはハンドル3を後方に回動して内角面23を後部ハンドル受け部26に当接して、ハンドル3の先端側を後方の斜め下向きとして、容器本体1の後面側に添う位置に維持し、この結果栓体2の上方を開放する。次に栓体2を外して、上部開口より飲料を収容し、保冷する。
次に、栓体2を再び容器本体1に取り付ける。この際、蓋5はロック装置9を介して閉じており、口部4はパッキン7により封じられているので、飲料が漏れることはない。そして持ち運びするときは、ハンドル3を上向きに回動し、その後ハンドル3を握って使用する。この際、外角面24が前部ハンドル受け部25に当接して係止することで、ハンドル3の先端側が斜め上向きに維持される。
飲料を飲む場合は、まずロック部材10をロック受け部11より取り外して、ロック装置9を解除する。このような蓋5の閉じ状態を解除すると、蓋5閉により縮小していた弾性突起8Aの反発力によって蓋5は第1のヒンジ部6を中心としてやや押し上げられる。そして蓋5を摘んで後方へ回動すると、付勢手段によって蓋5が開き続け、口部4が常時あらわれるようになる。
次に、飲料容器を持ち上げて顔の前に持ち上げ、口部4を横向きにし口部4に顔の口Mを近づけて飲料を飲む場合は、両手Hの拇指丘Jを左右一対の手掛け用前部溝15にそれぞれ掛けるようにする。この際、手掛け用前部溝15の溝幅は比較的大きく、しかも曲率半径も大きいので手Hを構成する拇指丘Jが手掛け用前部溝15に嵌り込むように挿入し、飲料容器の前面左右を両手Hの拇指丘Jで挟み込むように保持できる。一方、両手Hの親指F1、人指し指F2、中指F3等などの先を第1の手掛け用後部溝16及び第2の手掛け用後部溝17にそれぞれ指掛けする。この際、人指し指F2の先を手前に位置する第1の手掛け用後部溝16に指掛けし、後ろ側にある第2の手掛け用後部溝17に人指し指F2より長い中指F3等の先を指掛けする。この際、手掛け用後部溝の溝幅は比較的小さく、しかも曲率半径も小さいので人指し指F2、親指F1、中指F3等の先が第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17に嵌り込むように挿入し、飲料容器の後面左右を両手Hの指先で挟み込むように保持できる。このような両側面を両手Hで挟むようにして保持した容器本体1が仮に手Hから抜け落ちても手指受け部14に手Hが当たり、それ以上の抜け落ちを防止できる。
そして、飲料後においては蓋5を閉じて口部4を封ずることで液漏れを防止して飲料を保冷する。
以上のように、前記実施例においては容器本体1の両側面の上部に張り出し部12をそれぞれ設けると共に、張り出し部12の下面に容器本体1が手Hから抜け落ち防止用の手指受け部14をそれぞれ設け、容器本体1の両側面の前方にそれぞれ手掛け用前部溝15を上下方向に配置し、前記容器本体1外周の両側面の後方にそれぞれ手掛け用後部溝16,17を上下方向に配置し、一側の前記手掛け用前部溝15と一側の前記手掛け用後部溝16を結ぶ一側領域Xの上方に一側の前記張り出し部12が設けられ、他側の前記手掛け用前部溝15と他側の前記手掛け用後部溝16を結ぶ他側領域Yの上方に他側の前記張り出し部12が設けられることにより、両側面を両手Hで挟むようにして保持した容器本体1が手Hから抜け落ちても手指受け部14に手Hが当たり、それ以上の抜け落ちを確実に防止できる。また、両側面を両手Hで挟むときに、両手Hの拇指丘Jを左右一対の手掛け用前部溝15にそれぞれ掛けると共に、人指し指F2、中指F3等などの指先を、手掛け用前部溝15と前後に間隔をおいて形成される第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17にそれぞれ掛けることにより、飲料容器を保持する力を両手Hで挟む力のみならず、拇指丘J、人指し指F2、中指F3等による引っ掛け力によっても容器本体1を強力に保持することができ、この結果両手Hで保持するような比較的容量の大きい飲料容器であっても容易に保持することができる。しかも、拇指丘J、人指し指F2、中指F3等が手掛け用前部溝15と第1の手掛け用後部溝16及び第2の手掛け用後部溝17から滑り出しても、手指受け部14は手掛け用前部溝15と第2の手掛け用後部溝17とを結ぶ領域X,Yの上方に配置されているので、手掛け用前部溝15、第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17から拇指丘J、人指し指F2、中指F3等が抜け出たとしても、拇指丘J、人指し指F2、中指F3等は手指受け部14により確実に係止させて、抜け落ちを防止することができる。
また、容器本体1の両側面の前方にそれぞれ手掛け用前部溝15を上下方向に配置し、容器本体1の両側面の後方にそれぞれ第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17を上下方向に配置し、手掛け用後部溝16,17の溝幅Cより前記手掛け用前部溝15の溝幅Aを大きく形成したことで、手掛け用前部溝15においては、表面がなだらかな曲面によって形成される手Hの拇指丘Jに合わせた形状に形成され、一方第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17においては、先細な人指し指F2、中指F3等の指先に合わせた形状に形成されるので、手指の容器本体1への引っ掛かりを隙間なく確実に行うことができる。
さらに、側面後方に複数前後に第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17を間隔をおいて或いは間隔をおかないで並設したことにより、第1の手掛け用後部溝16に人指し指F2を掛けると共に第2の手掛け用後部溝17に中指F3等を掛けたり、或いは女性や子供のような手Hが小さい人の場合には人指し指F2、中指F3等の指先を第1の手掛け用後部溝16にのみ掛けたり、さらには大きな手Hの人の場合には人指し指F2、中指F3等の指先を第2の手掛け用後部溝17にのみ掛けたりすることができるので、個々人の保持操作の具合や好みに応じて人それぞれに指先を第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17へ沿わせることができる。
また、左右一対のアーム部19を一体に設けその両端部に軸部13を有するハンドル3を、容器本体1の両側面の張り出し部12の上方に設置した軸受け部22に取り付けて、ハンドル3で容器本体1を吊り下げ可能に回動自在に軸支すると共に、張り出し部12の上面に、ハンドル3の回動を規制するハンドル受け部25,26を形成したことにより、ハンドル3の回動を規制して持ち運び以外では容器本体1を保持する手Hにハンドル3が当ること防止するなど邪魔にならないようにすることができる。
しかも、ハンドル3の軸部13からハンドル3の先端寄りに屈曲部21を設け、ハンドル3を前方へ回動した際には、屈曲部21の基端側が容器本体1の前部ハンドル受け部25に当接すると共に、先端側が斜め上向きとなり、容器本体1及び栓体2から離間した位置となるように配置したことにより、ハンドル3を握って飲料容器を吊り下げ支持する際に手指が容器本体1や栓体2にぶつかって干渉されることなく、容易に吊り下げ操作を行うことができる。さらに、ハンドル3の軸部13からハンドル3の先端寄りに屈曲部21を設け、ハンドル3を後方に回動させた際に、屈曲部21の軸部13側が後部ハンドル受け部26に当接すると共に、ハンドル3の先端側が後方の斜め下向きとなり、容器本体1の後面側に添う位置となるように配置したことにより、容器本体1の後方の第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17とハンドル3との間にスペースが確保され、容器本体1を両手Hで保持した場合に手指がハンドル3にぶつかり干渉されることがなく、確実な保持を行うことができる。
図6は実施例2を示しており、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施例2は、容器本体1の上部開口に栓体2を着脱自在に設け、飲料の出し入れにあっては栓体2を容器本体1から外して使用するものである。尚、このような飲料容器の前部とは実施例1においても同様であるが、飲料容器を人が保持するとき、人と対向する面側が前部であり、飲料容器の後部とは前部の反対側となる。
したがって、両側面を両手で挟むときに、両手の拇指丘を左右一対の手掛け用前部溝15にそれぞれ掛けると共に、人指し指、中指等などの先を第1の手掛け用後部溝16、第2の手掛け用後部溝17にそれぞれ掛けることにより、飲料容器を保持する力を両手で挟む力のみならず、拇指丘、人指し指、中指等による引っ掛け力によっても容器本体を強力に保持することができる。
以上のように本発明にかかる飲料容器は各種の用途に適用できる。
本発明の実施例1を示す使用状態の斜視図である。 本発明の実施例1を示す置いた状態の斜視図である。 本発明の実施例1を示す底面図である。 本発明の実施例1を示すハンドルを後ろ側にした状態の側面図である。 本発明の実施例1を示すハンドルを前側にした状態の側面図である。 本発明の実施例2を示す斜視図である。
1 容器本体
3 ハンドル
12 張り出し部
13 軸部
14 手指受け部
15 手掛け用前部溝
16 第1の手掛け用後部溝
17 第2の手掛け用後部溝
19 アーム部
21 屈曲部
22 軸受け部
25 26 ハンドル受け部
A C 溝幅
X Y 領域

Claims (5)

  1. 筒型の容器本体と、前記容器本体の開口に被着する栓体を有する飲料容器において、前記容器本体の両側面の上部に張り出し部をそれぞれ設けると共に、該張り出し部の下面に該容器本体が手から抜け落ち防止用の手指受け部をそれぞれ設け、前記容器本体の両側面の前方にそれぞれ手掛け用前部溝を上下方向に配置し、前記容器本体外周の両側面の後方にそれぞれ手掛け用後部溝を上下方向に配置し、一側の前記手掛け用前部溝と一側の前記手掛け用後部溝を結ぶ一側領域の上方に一側の前記張り出し部が設けられ、他側の前記手掛け用前部溝と他側の前記手掛け用後部溝を結ぶ他側領域の上方に他側の前記張り出し部が設けられることを特徴とする。
  2. 記手掛け用後部溝の溝幅より前記手掛け用前部溝の溝幅を大きく形成したことを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
  3. 前記手掛け用後部溝を前記両側面後方にそれぞれ複数前後に並設したことを特徴とする請求項1または2記載の飲料容器。
  4. 左右一対のアーム部を一体に設けその両端部に軸部を有するハンドルを、前記容器本体の両側面の前記張り出し部の上方に設置した軸受け部に取り付けて、前記ハンドルで前記容器本体を吊り下げ可能に回動自在に軸支すると共に、前記張り出し部の上面に、前記ハンドルの回動を規制するハンドル受け部を形成したことを特徴とする請求項1記載の飲料容器。
  5. 前記ハンドルの前記軸部から該ハンドルの先端寄りに屈曲部を設け、前記ハンドルを前方へ回動した際には、前記ハンドル屈曲部の基端側が前記容器本体の前記ハンドル受け部に当接すると共に、前記先端側が上向きとなり、前記容器本体及び栓体から離間した位置となるように配置し、前記ハンドルを後方に回動させた際に、前記屈曲部の軸部側が前記ハンドル受け部に当接すると共に、前記ハンドルの先端側が後方の下向きとなり、前記容器本体の後面側に添う位置となるように配置したことを特徴とする請求項4記載の飲料容器。
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