JP4275639B2 - レイアウト設計装置、およびレイアウト設計プログラム - Google Patents

レイアウト設計装置、およびレイアウト設計プログラム Download PDF

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この発明は、設計対象回路のレイアウトをおこなうレイアウト設計装置、レイアウト設計方法、およびレイアウト設計プログラムに関する。
従来においては、ネットワークおよびアプリケーションを介し、データベースから設計資産の取得を行っているが、データベース内の設計資産がユーザの下に送付される際になんら編集を行うことはしていない(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
また、従来の集積回路設計においては、レイアウトデータ内に含まれる全ての情報を、レイアウトを行うツールや設計者が必要とするものとは限らない。たとえば、配線処理を行うツールにとっては、配線処理のための情報さえあれば良く、インスタンスを配置する領域情報等を必要としない。
また、レイアウトデータ内には、レイアウトデータ作成者や作成者の属するグループ以外へ公開できない秘密事項やノウハウ等があるため、設計者がレイアウトデータ作成者の属するグループでない場合に、レイアウトデータを提供できない場合や、レイアウトデータを加工する必要が発生することがある。
特表2003−536163号公報
従来の集積回路設計で用いる、レイアウトデータは、ツールの性能を最大限に引き出すには不適切なものとなっている。たとえば、配線ツールが参照する必要のないデータの定義が存在しているため、データ読み込み処理時間に無駄が生じていたり、不必要な設計資源(メモリ領域、記憶領域)の使用が行われているという問題があった。
また、集積回路設計において、レイアウト処理を外部の設計者にて実行する場合は、外部の設計者に対しレイアウトデータを提供する必要がある。しかしながら、実際のレイアウトデータの中にはノウハウや秘密事項(Structured−ASICにおけるクロックツリー構成、テスト回路構成等)が挿入されているため、外部の設計者に対してレイアウトデータをそのまま提供すると、上述したノウハウや秘密事項が流出してしまうという問題があった。
また、LSI設計でのプロトタイプレイアウトにおいて、レイアウト条件(電源ドロップと電流量とのトレードオフを考慮して複数の電源パタンでの実行等)を変更し、設計のプロトタイプレイアウトをおこなう場合、各レイアウト条件でのプロトタイプ設計用のレイアウトデータを作成する必要がある。この各レイアウト条件でのプロトタイプ設計用のレイアウトデータの作成は設計者ごとにおこなわれるものであることから、TAT(Turn Around Time)の増加を招くという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、効率的なレイアウト設計をおこなって、レイアウトデータの秘密漏洩防止やTATの低減化を図ることができるレイアウト設計装置、レイアウト設計方法、およびレイアウト設計プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるレイアウト設計装置、レイアウト設計方法、およびレイアウト設計プログラムは、任意のフレーム情報の指定を受け付け、指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、前記設計対象回路に関する論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成し、作成された設計テンプレートを出力することを特徴とする。
また、任意のフレーム情報の指定を受け付け、指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、秘密事項に関するテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成し、作成された設計テンプレートを出力することを特徴とする。
また、上記発明において、削除されたテンプレート部品情報に替えて、あらたに配置/配線禁止領域に関するテンプレート部品情報を追加することにより、前記設計テンプレートを作成することとしてもよい。
また、上記発明において、前記設計テンプレートを用いることによって得られたレイアウト処理結果の入力を受け付け、入力されたレイアウト処理結果と、削除されたテンプレート部品とに基づいて、前記設計対象回路の完全なレイアウトデータを作成することとしてもよい。
また、複数のテンプレート部品情報を有する設計テンプレートの入力を受け付け、入力された設計テンプレートを構成するテンプレート部品情報の中から、設計対象回路のレイアウトに用いるテンプレート部品情報を抽出し、抽出されたテンプレート部品情報と、前記設計対象回路に関する論理情報とに基づいて、前記設計対象回路のレイアウトデータを作成し、作成されたレイアウトデータを用いてレイアウト処理(配置・配線処理や物理合成処理)をおこない、レイアウト結果を出力することを特徴とする。
また、上記発明において、前記論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報または秘密事項に関するテンプレート部品情報が削除された設計テンプレートの入力を受け付けることとしてもよく、また、削除されたテンプレート部品情報に替えて、あらたに配置/配線禁止領域に関するテンプレート部品情報が追加された設計テンプレートの入力を受け付けることとしてもよい。
これらの発明によれば、ユーザに対して整合性の取れた無駄のない設計テンプレートを提供することができる。また、この設計テンプレートを用いてレイアウト処理をおこなうことにより、最終的なレイアウトデータの作成効率の向上を図ることができる。
本発明にかかるレイアウト設計装置、レイアウト設計方法、およびレイアウト設計プログラムによれば、効率的なレイアウト設計をおこなって、レイアウトデータの秘密漏洩防止やTATの低減化を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるレイアウト設計装置、レイアウト設計方法、およびレイアウト設計プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。まず、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計システムについて説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計システムを示すシステム構成図である。
(レイアウト設計システムを示すシステム構成)
図1において、レイアウト設計システムは、レイアウト設計サーバ101と、レイアウト設計端末102と、から構成されており、LAN,WAN,インターネットなどのネットワーク103を介して相互に交信可能に接続されている。レイアウト設計サーバ101およびレイアウト設計端末102は、それぞれ本発明でいうレイアウト設計装置に相当する。また、レイアウト設計サーバ101では、テンプレートデータおよび最終的なレイアウトデータの作成をおこなう。また、レイアウト設計端末102は、設計テンプレートを用いて中間的なレイアウトデータの作成やレイアウト処理をおこなう。
(レイアウト設計装置のハードウェア構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計サーバ101またはレイアウト設計端末102(以下、「レイアウト設計装置」という)のハードウェア構成について説明する。図2は、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2において、レイアウト設計装置は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インターフェース)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、レイアウト設計装置の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD207に記憶されたデータをレイアウト設計装置に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F209は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク103に接続され、このネットワーク103を介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワーク103と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、レイアウト設計装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ212は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(レイアウト設計サーバ101の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計サーバ101の機能的構成について説明する。図3は、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計サーバ101の機能的構成を示すブロック図である。図3において、レイアウト設計サーバ101は、フレーム情報DB(データベース)301と、指定部302と、フレーム情報抽出部303と、設計テンプレート作成部304と、出力部305と、入力部306と、最終レイアウトデータ作成部307と、から構成されている。
フレーム情報DB301は、各種フレーム情報を記憶するデータベースである。ここで、フレーム情報の一例を示す。図4は、フレーム情報の一例を示す説明図である。フレーム情報400において、符号401はチップサイズ定義を示しており、符号402は、IOに関するインスタンス配置情報/配置領域情報を示しており、符号403は、電源に関するネット情報を示しており、符号404は、機能ブロックに関するインスタンス配置情報/ネット情報を示しており、符号405は、クロックツリーに関する特殊ネット情報を示しており、符号406は、マクロ用のインスタンス配置情報/配置領域情報を示している。フレーム情報DB301は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205などの記録媒体によって、その機能を実現する。
また、指定部302は、任意のフレーム情報400の指定を受け付ける。フレーム情報400の指定は、レイアウト設計サーバ101のキーボード210またはマウス211を操作することによって、またはレイアウト設計端末102からネットワーク103を介して受信することによって、受け付けられる。フレーム情報抽出部303は、指定部302によって指定されたフレーム情報400を、フレーム情報DB301から抽出する。
また、設計テンプレート作成部304は、分割部341と、設計テンプレート編集部342と、変換部343と、から構成されており、フレーム情報抽出部303によって抽出されたフレーム情報400を用いて、設計テンプレート312を作成する。まず、分割部341は、分割制御ファイル311が入力されることにより、分割制御ファイル311の記述内容にしたがって、フレーム情報400内の各情報401〜406を分割する。この分割によってテンプレート部品情報が得られることとなる。
ここで、分割制御ファイル311について説明する。図5は、分割制御ファイル311を示す説明図である。分割制御ファイル311には、フレーム情報400内の情報を分割する単位と、分割ルールが記述されている。この分割ルールを記述することで、任意のテンプレートの部品を作成することができる。また、分割ルールを編集することで分割単位を変更することもできる。
図5において、分割制御ファイル311は、ファイル名定義部501とルール定義部502から構成されている。ファイル名定義部501において、[情報種別定義]には、情報の種類が記述される。情報の種類とは、DEF(Design Exchange Format)での記述での、『DIEAREA』(チップサイズ)、『ROW』(配置領域)、『COMPONENTS』(配置情報)、『NETS』(配線情報)、『BLOCKAGES』(配置禁止情報)等に当てはまるものである。
また、[ルールID]には、ルール定義部502で記述されているルールIDが記述される。なお、ルールにマッチした場合の出力先を記述される。また、[部品情報出力ファイル名]には、情報の出力先(ファイル名)が記述される。
ルール定義部502において、[情報種別定義]には、ファイル定義部で定義された[情報種別定義]が記述される。また、[ルールID]には、ファイル分割のルールIDが記述される。このルールIDと、ファイル名定義部501での[ルールID]とが一致した場合、ファイル定義部で定義された出力先に出力される。
また、[ルール定義]には、情報を分割するためのルールが記述される。分割ルールは、たとえば、インスタンス定義部を分割するのであれば、インスタンス名、ライブラリ名、モジュール名、配置されている領域等により分割ルールを記載し、ネットであれば、ネット名、ネット属性、ネット種別での分割ルールを記載するなど、各情報を構成するあらゆる要素、属性を用いてルールを記載可能である。
また、設計テンプレート編集部342は、分割部341によって得られた各テンプレート部品情報を編集する。この編集処理では、分割されたテンプレート部品情報をテンプレートとして相応しい情報に変更する。この編集処理は、フレーム情報400とテンプレート部品情報への分割処理で作成されたファイルとに基づいて自動的に実行される。
たとえば、IOの配置を変更する場合、IOの配置情報は、テンプレートデータからレイアウトデータを作成する際に入力された論理情報とピンアサイン情報を元に、ユーザの論理情報とのマッピングおよびピンアサインされた場所への配置をおこなう必要がある。そのため、ピンアサイン情報と設計テンプレート312上のIOとの比較がおこなえるようIDを追加する。
具体的には、まず、(1)IO定義に対し、ピンアサイン情報から、設計テンプレート312上のどのIOにユーザの論理のIOをマップすれば良いかを判断可能とするようIDを付加する。このIDは、ピンアサイン情報のIDのマッチングを取るための情報である。
つぎに、(2)フレーム情報400の中には、不必要な情報もいくつか存在しているため、不必要な情報を削除する。たとえば、ユーザ論理とのマッピングをおこなわないRAMやFFなどのインスタンスやネット情報を削除する。
そして、(3)フレーム情報400内に不足情報がある場合に追加情報を付加する。たとえば、インスタンスが配置されている場所には、インスタンス用の配置領域情報が必ず必要とするツールも存在する。しかし、フレーム情報400内にはインスタンスが配置されていても、インスタンス配置領域情報が格納されていないものも存在する場合がある。このような場合には、インスタンスの配置情報からあらたにインスタンス配置領域情報を作成する。
また、変換部343は、クロックツリー構造やテスト論理情報などの機密情報に関するテンプレート部品情報を、禁止領域に関するテンプレート部品情報に変換する。たとえば、クロックツリー構造の場合、ネット定義に該当するため、配線禁止領域に関するテンプレート部品情報に変換する。また、テスト論理情報は、セルの配置に関する情報であるため、配置禁止領域に関するテンプレート部品情報に変換する。
これにより、設計テンプレート312が作成される。出力部305は、このように作成された設計テンプレート312を出力する。出力形式としては、設計テンプレート312を、ネットワーク103を介してレイアウト設計端末102に送信することとしてもよく、RAM203、HD205などの記録媒体に出力して、設計テンプレート312が記録された記録媒体をユーザに渡してもよい。
また、入力部306は、レイアウト処理結果313の入力を受け付ける。レイアウト処理結果313とは、設計テンプレート312を用いてレイアウト設計端末102で作成されたレイアウトデータ(以下、「中間レイアウトデータ」という)610や、設計対象回路の論理情報やピンアサイン情報が含まれる。
また、最終レイアウトデータ作成部307は、入力部306によって入力されたレイアウト処理結果313を用いてレイアウトデータ(以下、「最終レイアウトデータ」)314を作成する。この場合、設計テンプレート312から削除されたインスタンス、ネット情報や、秘密情報がマッピングされることで、設計対象回路の最終レイアウトデータ314が作成される。
また、最終レイアウトデータ作成部307は、レイアウト処理結果313に含まれている論理情報やピンアサイン情報と、各種設計テンプレートを用いて、プロトタイプ用レイアウトデータを作成する。この場合各種設計テンプレートに対応したテンプレート部品情報を選択/合成することにより、条件ごとのレイアウトデータが作成される。このように条件ごとのプロトタイプ用レイアウトデータを同時並行で作成することができる。そして、この中からレイアウト処理結果313に相応しいプロトタイプ用レイアウトデータを選定し、最終レイアウトデータ314を作成することもできる。
たとえば、ユーザが行いたいレイアウトの諸条件(電源構造変更、Structured-ASICでの埋め込みクロック数の変更等)が与えられた場合に、それらに対応したレイアウトデータを作成することで、各レイアウト条件での最終レイアウトデータ314の作成を短いTATでおこなうことができる。
なお、上述した指定部302、フレーム情報抽出部303、設計テンプレート作成部304、出力部305、入力部306、および最終レイアウトデータ作成部307は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205などの記録媒体に記録されたプログラムを、CPU201が実行することによって、またはI/F209によって、その機能を実現する。
つぎに、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計端末102の機能的構成について説明する。図6は、この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計端末102の機能的構成を示すブロック図である。図6において、レイアウト設計端末102は、ユーザ指示情報入力部601と、テンプレート部品情報抽出部602と、論理情報入力部603と、テンプレート部品情報編集部604と、結合部605と、レイアウト処理部606と、から構成されている。
まず、ユーザ指示情報入力部601は、ユーザ指示情報の入力を受け付ける。ここで、ユーザ指示情報について説明する。図7は、ユーザ指示情報700を示す説明図である。図7において、符号701は基本情報を示しており、符号702はチップ領域情報を示しており、符号703は配置領域情報を示しており、符号704は配線トラック情報を示しており、符号705は配線グリッド情報を示しており、符号706は配置情報を示しており、符号707は配置禁止情報を示しており、符号708は特殊ネット情報を示しており、符号709はネット情報を示している。たとえば、符号706はDEF(Design Exchange Format)でのCOMPONENTS記述部であり、符号707はBLOCKAGES記述部である。
ユーザ指示情報700には、使用するフレーム、パッケージ毎にどのテンプレート部品情報を使用するかが記述されており、ユーザは必要に応じてそのテンプレート部品情報を指定することができる。すなわち、ユーザ指示情報700に使用するテンプレート部品情報ファイル名を指定することができる。
また、テンプレート部品情報抽出部602は、ユーザ指示情報入力部601によって入力されたユーザ指示情報700に基づいて、テンプレート部品情報を抽出する。具体的には、ユーザ指示情報700に記述されているテンプレート部品情報を、設計テンプレート312から抽出する。図8は、中間テンプレート作成処理を示す説明図である。
図8において、設計テンプレート312には、複数種類(n種類)のテンプレート部品情報群P1〜Pnがあり、各テンプレート部品情報群Pi(i=1〜n)の中から、ユーザ指示情報700に基づいて、テンプレート部品情報を抽出することができる。たとえば、図8では、テンプレート部品情報群P1からテンプレート部品情報P11、テンプレート部品情報群Piからテンプレート部品情報Pi2,Pi3、テンプレート部品情報群Pnからテンプレート部品情報Pn4が抽出される。
また、論理情報入力部603は、設計対象回路の論理情報の入力を受け付ける。ここで、論理情報とは、設計対象回路の論理情報やピンアサイン情報などが挙げられる。また、テンプレート部品情報編集部604は、論理情報入力部603によって入力された論理情報に基づいて、テンプレート部品情報抽出部602によって抽出されたテンプレート部品情報を編集する。具体的には、テンプレート部品情報と論理情報とをマッピングする。
ここで、抽出されたテンプレート部品情報であるIO物理配置情報と、入力された論理情報をマッピングする。IO物理配置情報には下記の情報が含まれている。
・(フレーム情報400上の)IO名
・(フレーム情報400上の)IOのライブラリ
・配置情報
・ピン番号
・その他情報
また、ピンアサイン情報は、ピン名と、このピンをどの場所に配置するかを示すピン番号で記述される。論理情報には、ピンとIOとの接続関係、IOのライブラリが記述されている。そして、これらの情報を自動的に判断し、論理情報内のIOの配置場所を検索し、物理情報と論理情報をマップする。
このマッピングを具体的に説明する。図9は、物理情報と論理情報とのマッピングを示す説明図である。符号901はClock_1というピン名のピンがPINNO_Nというピン番号にアサインされているピンアサイン情報を示す。符号902はピン名Clock_1というピンがIO_CLK_1というIO名、IO_LIB_BというライブラリのIOセルと接続を持つ論理情報を示している。また、この論理情報はハードウェア記述言語によって記述される。符号903はテンプレート部品内のIO配置部にて、IOセルの配置位置、IOセル名、IOライブラリ名、PIN番号の記述について説明したテンプレート部品情報(IO配置部)である。図9において、論理情報から、各ピンに接続するIO名およびIOのライブラリを検索しデータベースを作成する。
つぎに、ピンアサイン情報内のピン番号とテンプレート部品情報(IO配置部)のピン番号の対応を検索する。そして、ピン番号の一致した設計テンプレート312上のIO位置情報部のIO名およびIOライブラリを論理情報に沿って編集し、編集されたテンプレート部品情報(IO配置部)を出力する。この編集結果900が、論理情報がマップされた物理情報となる。
また、機能ブロックのマッピングに関しては、特定の機能ブロックの配置物理情報および配線物理情報を設計テンプレート312内に準備しておき、機能ブロックを使用する際にその物理情報と論理情報をマッピングすることで、機能ブロックのレイアウトをおこなうことができる。設計テンプレート312に準備された任意の機能ブロックは、以下の手順で試用することができる。
まず、論理情報に、機能ブロックの論理をインスタンスする。なお、機能ブロックの論理の記述に関しては、あらかじめレイアウト設計サーバ101から提供されている。つぎに、設計テンプレート312上にテンプレート部品情報として準備されている機能ブロック情報と論理情報上の機能ブロックの対応を取るファイルを作成する。そして、このファイルを参照し、テンプレート部品情報である機能ブロック情報を編集する。この編集とはたとえば、機能ブロック情報内のインスタンス名を論理情報のものに変更を行う。
たとえば、機能ブロックの設計テンプレート312上の機能ブロック情報内のインスタンス配置情報は以下の通りである。
- FUNCTION_A/INST1 LIBRARY1 配置座標1;
- FUNCTION_A/INST2 LIBRARY2 配置座標2;
- FUNCTION_A/INST3 LIBRARY1 配置座標3;
- FUNCTION_A/INST4 LIBRARY3 配置座標4;
また、論理情報上で、機能ブロックが『Module1/FUNCTION_A』という名称で定義されている。さらに、下記に示すような、設計テンプレート312内の機能ブロック情報と論理情報内の機能ブロックの対応を記載したファイルを準備しておく。
FUNCTION_A:Module1/FUNCTION_A
これは、設計テンプレート312上での機能ブロック情報の『FUNCTION_A』と論理情報上の『Module1/FUNCTION_A』が対応することを示している。
また、上記のような論理情報上と設計テンプレート312内の機能ブロック情報の機能ブロックの対応をとるファイルを入力し、設計テンプレート312上での機能ブロック情報が編集されたテンプレート部品情報を作成する。たとえば、下記のように機能ブロック情報のインスタンス配置情報は以下のようにインスタンス名が論理情報上のものに対応され変更される。
- Module1/FUNCTION_A/INST1 LIBRARY1 配置座標1 ;
- Module1/FUNCTION_A/INST2 LIBRARY2 配置座標2 ;
- Module1/FUNCTION_A/INST3 LIBRARY1 配置座標3 ;
- Module1/FUNCTION_A/INST4 LIBRARY3 配置座標4 ;
このように、抽出されたテンプレート部品情報は、テンプレート部品情報編集部604によって編集される。図8では、抽出されたテンプレート部品情報P11,Pi2,Pi3,Pn4のうち、テンプレート部品情報Pi2が編集されて、テンプレート部品情報P´i2とされている。
また、結合部605は、テンプレート部品情報抽出部602によって抽出されたテンプレート部品情報およびテンプレート部品情報編集部604によって編集されたテンプレート部品情報を結合する。すなわち、図8に示したテンプレート部品情報P11,P´i2,Pi3,Pn4を結合する。これにより、中間レイアウトデータ610を生成する。また、レイアウト処理部606は、中間レイアウトデータ610を入力し、レイアウト処理(配置・配線処理や物理合成処理)をおこない、レイアウト処理結果313を生成する。
具体的には、たとえば、ユーザ指示情報700内の部品情報ファイル名の記述で指定されたテンプレート部品情報を、その記述された場所に挿入していくことでテンプレート部品情報を結合する。これにより、中間レイアウトデータ610を生成する。
なお、上述したユーザ指示情報入力部601、テンプレート部品情報抽出部602、論理情報入力部603、テンプレート部品情報編集部604、結合部605、およびレイアウト処理部606は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205などの記録媒体に記録されたプログラムを、CPU201が実行することによって、またはI/F209によって、その機能を実現する。
(レイアウト設計サーバ101のレイアウト設計処理手順)
つぎに、図3に示したレイアウト設計サーバ101のレイアウト設計処理手順について説明する。図10は、図3に示したレイアウト設計サーバ101のレイアウト設計処理手順を示すフローチャートである。図10において、まず、指定部302により、フレーム情報400が指定された場合(ステップS1001:Yes)、フレーム情報抽出部303により、指定されたフレーム情報400を抽出する(ステップS1002)。
つぎに、設計テンプレート作成部304により、設計テンプレート312を作成する(ステップS1003)。そして、出力部305により、作成された設計テンプレート312を出力する(ステップS1004)。これにより、論理情報とのマッピングがおこなわれないテンプレート部品情報や秘密事項に関するテンプレート部品情報が含まれていない設計テンプレート312を、レイアウト設計端末102に提供することができる。
また、このあと、レイアウト設計端末102からレイアウト処理結果313が入力された場合(ステップS1005:Yes)、最終レイアウトデータ作成部307により、最終レイアウトデータ314を作成する(ステップS1006)。これにより、論理情報とのマッピングがおこなわれないテンプレート部品情報や秘密事項に関するテンプレート部品情報が含まれたユーザ嗜好のレイアウトデータを作成することができる。
(レイアウト設計端末102のレイアウト設計処理手順)
つぎに、図6に示したレイアウト設計端末102のレイアウト設計処理手順について説明する。図11は、図6に示したレイアウト設計端末102のレイアウト設計処理手順を示すフローチャートである。図11において、まず、設計テンプレート312が入力された場合(ステップS1101:Yes)、テンプレート部品情報抽出部602により、ユーザ指示情報700にしたがって、テンプレート部品情報を抽出する(ステップS1102)。
つぎに、テンプレート部品情報編集部604および結合部605により、中間レイアウトデータ610を作成する(ステップS1103)。そして、レイアウト処理部606により、作成された中間レイアウトデータ610を用いてレイアウト処理を行い(ステップS1104)、レイアウト処理結果313をレイアウト設計サーバ101に出力する(ステップS1105)。
レイアウト設計端末102に提供される設計テンプレート312には、論理情報とのマッピングがおこなわれないテンプレート部品情報が含まれていないため、レイアウト設計端末102における中間レイアウトデータ610の作成において、不要なテンプレート部品に対するアクセスを防止することができ、TATの短縮化を図ることができる。
また、レイアウト設計端末102に提供される設計テンプレート312には、秘密事項に関するテンプレート部品情報が含まれていないため、レイアウト設計サーバ101側で作成されたクロックツリーやテスト回路情報などの秘密事項の漏洩を防止することができる。また、このようなテンプレート部品情報を配置/配線禁止領域とすることで、重複したレイアウトを防止することができ、TATの短縮化を図ることができる。
以上説明したように、この実施の形態にかかるレイアウト設計装置、レイアウト設計方法、およびレイアウト設計プログラムによれば、効率的なレイアウト設計をおこなって、レイアウトデータの秘密漏洩防止やTATの低減化を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明したレイアウト設計方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定手段と、
前記指定手段によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、設計対象回路に関する論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成手段と、
前記設計テンプレート作成手段によって作成された設計テンプレートを出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするレイアウト設計装置。
(付記2)任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定手段と、
前記指定手段によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、秘密事項に関するテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成手段と、
前記設計テンプレート作成手段によって作成された設計テンプレートを出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするレイアウト設計装置。
(付記3)前記秘密事項に関するテンプレート部品情報は、クロックツリーまたはテスト回路に関する情報であることを特徴とする付記2に記載のレイアウト設計装置。
(付記4)前記設計テンプレート作成手段は、
削除されたテンプレート部品情報に替えて、あらたに配置/配線禁止領域に関するテンプレート部品情報を追加することにより、前記設計テンプレートを作成することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のレイアウト設計装置。
(付記5)前記設計テンプレートを用いることによって得られたレイアウト処理結果の入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって入力されたレイアウト処理結果と、前記設計テンプレート作成手段によって削除されたテンプレート部品とに基づいて、前記設計対象回路のレイアウトデータを作成するレイアウトデータ作成手段と、
を備えることを特徴とする付記4に記載のレイアウト設計装置。
(付記6)任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定手段と、
前記指定手段によって指定されたフレーム情報に存在していないテンプレート部品情報を挿入することにより、設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成手段と、
前記設計テンプレート作成手段によって作成された設計テンプレートを出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするレイアウト設計装置。
(付記7)任意の設計テンプレートの入力を受け付ける入力手段と、
前記入力手段によって入力された設計テンプレートを構成するテンプレート部品情報の中から、設計対象回路のレイアウトに用いるテンプレート部品情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出されたテンプレート部品情報と、前記設計対象回路に関する論理情報とに基づいて、前記設計対象回路のレイアウトデータを作成するレイアウトデータ作成手段と、
前記レイアウトデータ作成手段によって作成されたレイアウトデータを用いてレイアウト処理をおこなうレイアウト処理手段と、
前記レイアウト処理手段によって得られたレイアウト処理結果を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするレイアウト設計装置。
(付記8)前記入力手段は、
前記論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報または秘密事項に関するテンプレート部品情報が削除された設計テンプレートの入力を受け付けることを特徴とする付記7に記載のレイアウト設計装置。
(付記9)前記入力手段は、
削除されたテンプレート部品情報に替えて、あらたに配置/配線禁止領域に関するテンプレート部品情報が追加された設計テンプレートの入力を受け付けることを特徴とする付記8に記載のレイアウト設計装置。
(付記10)任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定工程と、
前記指定工程によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、前記設計対象回路に関する論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成工程と、
前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とするレイアウト設計方法。
(付記11)任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定工程と、
前記指定工程によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、秘密事項に関するテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成工程と、
前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とするレイアウト設計方法。
(付記12)任意の設計テンプレートの入力を受け付ける入力工程と、
前記入力工程によって入力された設計テンプレートを構成するテンプレート部品情報の中から、設計対象回路のレイアウトに用いるテンプレート部品情報を抽出する抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出されたテンプレート部品情報と、前記設計対象回路に関する論理情報とに基づいて、前記設計対象回路のレイアウトデータを作成するレイアウトデータ作成工程と、
前記レイアウトデータ作成工程によって作成されたレイアウトデータを用いてレイアウト処理をおこなうレイアウト処理工程と、
前記レイアウト処理工程によって得られたレイアウト処理結果を出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とするレイアウト設計方法。
(付記13)任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定工程と、
前記指定工程によって指定されたフレーム情報に存在していないテンプレート部品情報を挿入することにより、設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成工程と、
前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力する出力工程と、
を含んだことを特徴とするレイアウト設計方法。
(付記14)任意のフレーム情報の指定を受け付けさせる指定工程と、
前記指定工程によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、前記設計対象回路に関する論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成させる設計テンプレート作成工程と、
前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力させる出力工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするレイアウト設計プログラム。
(付記15)任意のフレーム情報の指定を受け付けさせる指定工程と、
前記指定工程によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、秘密事項に関するテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成させる設計テンプレート作成工程と、
前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力させる出力工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするレイアウト設計プログラム。
(付記16)任意の設計テンプレートの入力を受け付けさせる入力工程と、
前記入力工程によって入力された設計テンプレートを構成するテンプレート部品情報の中から、設計対象回路のレイアウトに用いるテンプレート部品情報を抽出させる抽出工程と、
前記抽出工程によって抽出されたテンプレート部品情報と、前記設計対象回路に関する論理情報とに基づいて、前記設計対象回路のレイアウトデータを作成させるレイアウトデータ作成工程と、
前記レイアウトデータ作成工程によって作成されたレイアウトデータを用いてレイアウト処理をおこなわせるレイアウト処理工程と、
前記レイアウト処理工程によって得られたレイアウト処理結果を出力させる出力工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするレイアウト設計プログラム。
(付記17)任意のフレーム情報の指定を受け付けさせる指定工程と、
前記指定工程によって指定されたフレーム情報に存在していないテンプレート部品情報を挿入することにより、設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成させる設計テンプレート作成工程と、
前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力させる出力工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするレイアウト設計プログラム。
(付記18)付記14〜17のいずれか一つに記載のレイアウト設計プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
以上のように、本発明にかかるレイアウト設計装置、レイアウト設計方法、およびレイアウト設計プログラムは、LSIのレイアウト設計に有用である。
この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計システムを示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計サーバの機能的構成を示すブロック図である。 フレーム情報の一例を示す説明図である。 分割制御ファイルを示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかるレイアウト設計端末の機能的構成を示すブロック図である。 ユーザ指示情報を示す説明図である。 中間テンプレート作成処理を示す説明図である。 物理情報と論理情報とのマッピングを示す説明図である。 レイアウト設計サーバのレイアウト設計処理手順を示すフローチャートである。 レイアウト設計端末のレイアウト設計処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 レイアウト設計サーバ
102 レイアウト設計端末
302 指定部
303 フレーム情報抽出部
304 設計テンプレート作成部
305 出力部
306 入力部
307 最終レイアウトデータ作成部
311 分割制御ファイル
312 設計テンプレート
313 レイアウト処理結果
314 最終レイアウトデータ
341 分割部
342 設計テンプレート編集部
343 変換部
400 フレーム情報
601 ユーザ指示情報入力部
602 テンプレート部品情報抽出部
603 論理情報入力部
604 テンプレート部品情報編集部
605 結合部
606 レイアウト処理部
610 中間レイアウトデータ
700 ユーザ指示情報

Claims (5)

  1. 任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定手段と、
    前記指定手段によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、設計対象回路に関する論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成手段と、
    前記設計テンプレート作成手段によって作成された設計テンプレートを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするレイアウト設計装置。
  2. 任意のフレーム情報の指定を受け付ける指定手段と、
    前記指定手段によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、秘密事項に関するテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成する設計テンプレート作成手段と、
    前記設計テンプレート作成手段によって作成された設計テンプレートを出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするレイアウト設計装置。
  3. 複数のテンプレート部品情報を有する設計テンプレートの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段によって入力された設計テンプレートを構成するテンプレート部品情報の中から、設計対象回路のレイアウトに用いるテンプレート部品情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出されたテンプレート部品情報と、前記設計対象回路に関する論理情報とに基づいて、前記設計対象回路のレイアウトデータを作成するレイアウトデータ作成手段と、
    前記レイアウトデータ作成手段によって作成されたレイアウトデータを用いて、レイアウト処理をおこなうレイアウト処理手段と、
    前記レイアウト処理手段によって得られたレイアウト結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするレイアウト設計装置。
  4. 任意のフレーム情報の指定を受け付けさせる指定工程と、
    前記指定工程によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、前記設計対象回路に関する論理情報とのマッピングをおこなわないテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成させる設計テンプレート作成工程と、
    前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力させる出力工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするレイアウト設計プログラム。
  5. 任意のフレーム情報の指定を受け付けさせる指定工程と、
    前記指定工程によって指定されたフレーム情報を構成するテンプレート部品情報の中から、秘密事項に関するテンプレート部品情報を削除することにより、前記設計対象回路のレイアウトに用いる設計テンプレートを作成させる設計テンプレート作成工程と、
    前記設計テンプレート作成工程によって作成された設計テンプレートを出力させる出力工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするレイアウト設計プログラム。
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