JP4274977B2 - 電磁弁マニホールドの制御装置 - Google Patents

電磁弁マニホールドの制御装置 Download PDF

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Description

本発明は複数の電磁弁が集合して配置された電磁弁マニホールドにおけるそれぞれの電磁弁の作動確認試験を行うようにした電磁弁マニホールドの制御装置に関する。
工業製品を製造する製造ラインには、圧縮空気などの流体を作動媒体とした空気圧シリンダなどの流体圧作動機器が多数使用されている。流体圧作動機器に対して供給される流体の圧力は圧力制御弁により制御され、流量は流量制御弁により制御される。さらに、流体圧作動機器に対する流体圧源からの流体の供給と供給停止とを制御するために方向制御弁つまり流路切換弁が使用されている。それぞれの弁の作動形式には、手動による人力操作や電磁石を利用した電磁操作があるが、製造ラインのように自動的に流体圧作動機器の作動を制御する必要がある場合には、電磁操作により弁を作動させるようにした電磁弁が使用されている。
製造ラインを構成する製造装置に複数の流体圧作動機器が組み込まれる場合には、それぞれの流体圧作動機器に対して供給される流体を制御するために、複数の電磁弁が使用されることになるので、それぞれの電磁弁に対する制御信号の伝送をシンプルにするために、複数の電磁弁を集合化した電磁弁マニホールドが使用されている。それぞれの電磁弁は、電磁弁マニホールドの位置から離れて配置されてシーケンサなどからなるメインコントローラからの制御信号により制御するようにしている。たとえば、メインコントローラからそれぞれの電磁弁の作動を制御する制御信号がシリアル信号として出力される場合には、電磁弁マニホールドの近くにS/P変換器を配置し、シリアル信号をパラレル信号に変換してそれぞれの電磁弁に制御信号を送るようにしている。このように、電磁弁マニホールドの近くまでシリアル信号で信号を伝送するようにすると、長い距離となる信号線を1対ないし2対のケーブルとすることができる。ただし、シーケンサからパラレル信号が出力される場合には、そのままパラレル信号で電磁弁に制御信号を送るようにしている。
このように、電磁弁マニホールドは、これが工業製品の製造ラインに使用される場合には、製造ラインに据え付けた後や部品交換などを行った後に電磁弁の作動確認の試験を行う必要があるが、電磁弁マニホールドはメインコントローラから離れた位置に設置されることになるので、この作動確認試験をメインコントローラから制御信号を出力させて行うのは不便である。
圧力制御弁の接続状態や動作状態などをチェックするために、たとえば、特許文献1に記載されるように、複数の手動操作スイッチを有するスイッチユニットをシリアルユニットと電磁弁との間に設け、それぞれの手動スイッチによりシリアルユニットの出力端子と電磁弁とを接続する制御位置と、電源端子に接続するチェック位置とに操作するようにした制御装置がある。
特許第3437300号公報
このように、手動操作スイッチによりメインコントローラからの制御信号を電磁弁に伝送する制御位置と、電磁弁を電源に直接接続するチェック位置とに切り換えるようにする場合には、手動操作スイッチの接点摩耗や故障が発生すると、制御信号をも電磁弁に伝送することができなくなる。一方、電磁弁の作動を試験するのは、製造ラインに電磁弁を据え付けた後や部品交換などを行った後に限られるので、電磁弁が作動して製造ラインが稼働しているときには、手動操作スイッチは使用されることがなく、常時電磁弁マニホールドに手動操作スイッチを組み付けておくことは、その分だけ設置スペースが必要となり、手動スイッチを含めて電磁弁マニホールドが大型化することになるだけでなく、これの製造コストが高くなる。
本発明の目的は、電磁弁マニホールドの作動を制御する制御装置の信頼性と耐久性を向上することにある。
本発明の他の目的は、電磁弁マニホールドの大型化を避けつつ電磁弁の作動確認試験を行い得るようにすることにある。
本発明の他の目的は、メインコントローラからの制御信号を切断したり停止させることなく、手動操作スイッチを有する切換スイッチユニットを制御装置に着脱し得るようにすることにある。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、複数の電磁弁を集合配置して形成される電磁弁マニホールドにおけるそれぞれの前記電磁弁を、メインコントローラからの制御信号に基づいてオンオフ制御する電磁弁マニホールドの制御装置であって、前記メインコントローラからの制御信号に基づいてオンオフの信号を出力する信号出力回路と、前記信号出力回路からの信号に基づいて前記電磁弁に駆動信号を出力する弁駆動回路とを備えた電磁弁制御回路がそれぞれの前記電磁弁に対応して複数設けられた電磁弁制御ユニットを有し、前記電磁弁に対応する切換スイッチからのオンオフのマニュアル信号をそれぞれの前記電磁弁制御回路に割り込み信号として入力する割り込み用の信号線を前記電磁弁制御ユニットにそれぞれの前記電磁弁に対応して複数設け、前記メインコントローラからのオンオフの制御信号に基づいて前記電磁弁をオンオフ制御するオートモードと、前記メインコントローラからのオンオフの制御信号に拘わらず前記電磁弁を前記切換スイッチの操作によりオンオフするマニュアルモードとに切り換えることを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、それぞれの前記信号線は、前記切換スイッチの操作により前記信号線がプラス側電源端子に接続されると前記電磁弁をオンさせる信号を割り込み信号として前記電磁弁制御回路に出力し、前記信号線がマイナス側電源端子に接続されると前記電磁弁をオフさせる信号を割り込み信号として前記電磁弁制御回路に出力し、前記切換スイッチが中立位置のときには前記メインコントローラからのオンオフ信号に基づいて前記電磁弁をオンオフさせることを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、それぞれの前記切換スイッチが設けられた切換ユニットを前記電磁弁制御ユニットに取り外し自在に装着することを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、前記電磁弁制御ユニットを前記電磁弁マニホールドユニットに組み付けるか、あるいは分離して配置することを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、前記メインコントローラからのシリアルの制御信号をパラレルの制御信号に変換して前記電磁弁制御ユニットに送る中継ユニットを有することを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、前記切換スイッチが設けられた切換ユニットを前記電磁弁制御ユニットに組み付けることを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、前記メインコントローラからのシリアルの制御信号をパラレルの制御信号に変換して前記電磁弁制御ユニットに送る中継ユニットを前記電磁弁制御ユニットに組み付けることを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、前記信号出力回路は前記メインコントローラからのオン信号に基づいて信号を出力するトランジスタまたは論理素子を有し、前記弁駆動回路は前記信号出力回路からのオン信号に基づいて前記電磁弁に弁駆動信号を出力するトランジスタを有することを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、前記信号出力回路と前記弁駆動回路との接続部に、前記信号出力回路と前記切換スイッチのいずれか一方からオン信号が出力されたときに前記弁駆動回路にオン信号を出力する論理素子を設けることを特徴とする。
本発明の電磁弁マニホールドの制御装置は、前記それぞれの切換スイッチを操作したときに前記弁駆動回路にオンオフ信号を送信する状態と、オンオフ信号の送信を停止する状態とに切り換えるメインスイッチを前記切換ユニットに設けることを特徴とする。
本発明によれば、電磁弁制御ユニットの入力端子と接続端子との間に設けられてメインコントローラからの制御信号に基づいて電磁弁に弁駆動信号を送る電磁弁制御回路を、信号出力回路と弁駆動回路との二段構成の回路により形成し、電磁弁を通常の作動状態であるオートモードと電磁弁の作動確認試験を行うマニュアルモードとに切り換える信号を切換スイッチからの信号により後段側の弁駆動回路に供給するようにしたので、電磁弁は常時接続状態の電磁弁制御回路により接続された状態となり、切換スイッチが故障しても電磁弁をオートモードに常に保持することができる。これにより、制御装置の耐久性と信頼性が向上する。
メインコントローラからの信号を中継ユニットにより信号を変換して電磁弁制御ユニットにオンオフ信号を送るようにすることもできる。
切換ユニットを電磁弁制御ユニットに対して取り外し自在に装着することにより、電磁弁の作動確認試験を行うマニュアルモードに制御装置を切り換えるときにのみ切換ユニットを電磁弁制御ユニットに装着し、オートモードのときには切換ユニットを電磁弁制御ユニットから取り外しておくことができる。これにより、複数の電磁弁マニホールドに対して1つの切換ユニットを共用することができ、さらに電磁弁制御ユニットを含めた電磁弁マニホールドのサイズを小型化することができるとともに、電磁弁マニホールドの製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は電磁弁マニホールドの一例を示す斜視図であり、図2は図1に示された制御装置の概略構造を示すブロック図である。
図1に示す電磁弁マニホールド10は、マニホールドブロック11とこれに取り付けられる複数の電磁弁12とを有しており、マニホールドブロック11には圧縮空気が供給される給気通路13が形成されるとともに、これの両側に2つの排気通路14,15が形成されている。それぞれの電磁弁12は給気通路13に連通する給気ポートと、それぞれの排気通路14,15に連通する2つの排気ポートと、2つの出力ポートとが設けられた弁本体16を有し、2つの出力ポートはマニホールドブロック11に取り付けられた継手17,18に連通している。弁本体16の内部には流路の切換を行う弁部材が組み込まれており、ソレノイド部19内に組み込まれたコイルに駆動信号を供給すると、弁部材により流路が切り換えられることになる。たとえば、継手17,18に流体圧作動機器としてのシリンダ20の給排流路が接続されている場合には、流路の切換によりシリンダ20の一方の空気圧室に給気通路13からの圧縮空気が供給され、他方の空気圧室内の空気は排気通路14,15の一方を介して外部に排出されることになる。図1に示す電磁弁マニホールド10は8つの電磁弁12を有しているので、8つの空気圧作動機器を制御することができる。
図2は電磁弁マニホールド10の制御装置の概略構造を示すブロック図であり、量産品を製造する製造ラインに、図1に示す電磁弁マニホールド10が使用される場合には、電磁弁マニホールド10から離れた位置に配置されたメインコントローラ(シーケンサ)21からの制御信号によってそれぞれの電磁弁12が制御される。図1に示す電磁弁12には1つのコイルが組み込まれたシングルソレノイドタイプであり、コイルに駆動信号を供給することによって電磁弁12が制御されるが、電磁弁には2つのコイルが組み込まれたダブルソレノイドタイプもあり、その場合には2つのコイルに駆動信号を供給することによってそれぞれの電磁弁が制御される。
制御装置は、それぞれの電磁弁12に対して駆動信号を送る電磁弁制御ユニット22と中継ユニット23とを有し、電磁弁制御ユニット22は電磁弁マニホールド10に組み付けられるか、あるいは分離して配置され、中継ユニット23は電磁弁制御ユニット22に組み付けられるか、あるいは分離して配置される。中継ユニット23はメインコントローラ21からそれぞれの電磁弁12に対する制御信号として伝送されてくるシリアル信号をパラレル信号に変換するS/P変換器としての機能を有しており、メインコントローラ21と中継ユニット23とが1対程度の信号ケーブル25により接続されているのに対して、中継ユニット23と電磁弁制御ユニット22は電磁弁のコイル数に対応した本数の信号線を有する信号ケーブル26により接続され、電磁弁制御ユニット22はそれぞれの電磁弁12にコイル数に対応した本数の信号線を有する信号ケーブル27により接続されている。なお、メインコントローラ21からパラレル信号が制御信号として出力される場合には、メインコントローラ21に隣接してP/S変換器を配置し、シリアル信号にして中継ユニット23にシリアルの制御信号を送ることになる。ただし、メインコントローラ21からパラレル信号が制御信号として出力される場合には、中継ユニット23を用いずに、メインコントローラ21のパラレル信号を直接電磁弁制御ユニット22に送るようにしても良い。
電磁弁制御ユニット22は中継ユニット23から伝送されてくる制御信号に基づいてそれぞれの電磁弁12に対してオンオフ信号を駆動信号として出力する。電磁弁制御ユニット22には切換ユニット24からそれぞれの電磁弁12をオンオフさせるための割り込み信号つまりマニュアル信号が信号ケーブル28を介して入力されるようになっており、切換ユニット24からオンオフのマニュアル信号を入力させると、制御装置は手動操作の状態となってマニュアルモードになる。一方、オンオフ信号の入力を停止すると、制御装置は中継ユニット23からの信号により作動制御される状態のオートモードとなる。さらには、切換ユニット24から割り込み信号を加えることにより、オートモードの状態のもとでメインコントローラ21から電磁弁12をオンオフする制御信号が伝送されているときにも電磁弁12に対してオフオフ信号を割り込ませることができる。
図3(A)〜図3(E)は、それぞれ電磁弁マニホールドの制御装置における電磁弁制御ユニット22などの配置パターンを示す概略斜視図である。これらの図においては、共通する機能を有する部材には同一の符号が付されている。図3(A)に示す制御装置においては、電磁弁マニホールド10に電磁弁制御ユニット22が集合して組み付けられており、両者は物理的に一体となっている。この電磁弁制御ユニット22には切換ユニット24が接続されるようになっており、切換ユニット24に接続された信号ケーブル28の先端には、電磁弁制御ユニット22に設けられたコネクター29aに対して取り外し自在に装着されるコネクター29bが設けられている。これに対して、図3(B)に示す制御装置においては、電磁弁制御ユニット22が電磁弁マニホールド10から分離して配置されており、電磁弁制御ユニット22と電磁弁マニホールド10は信号ケーブル27により接続されている。
図3(A),(B)に示すように、切換ユニット24を電磁弁制御ユニット22に取り外し自在に接続することにより、電磁弁マニホールド10を製造ラインに据え付けたときや部品交換が行われたときにのみ、切換ユニット24を電磁弁制御ユニット22に接続して電磁弁の作動確認試験を行うことができ、それ以外のときには、切換ユニット24を外して他の電磁弁マニホールド10における電磁弁の作動確認試験を行うことができる。したがって、電磁弁マニホールド10が製造ラインで稼働しているときには、切換ユニット24を取り外すことにより、電磁弁マニホールド10の周囲のスペースを広く確保することができる。
一方、図3(C)に示す制御装置においては、図3(B)に示す場合と同様に電磁弁制御ユニット22が電磁弁マニホールド10から分離されているのに対して、電磁弁制御ユニット22と切換ユニット24とが物理的に一体となって形成されている。このように両方のユニット22,23を物理的に一体に形成すると、単一のユニットケース内に配置される共通のプリント基板にそれぞれの回路を形成することができ、フラットケーブルからなる信号ケーブル28を不要とすることができる。
図3(D)に示す制御装置においては、図3(C)と同様に電磁弁制御ユニット22と切換ユニット24とが物理的に一体となっており、さらに電磁弁制御ユニット22に中継ユニット23が接近して配置されるとともに信号ケーブル26により接続されている。なお、図3(A),(B)に示す場合にも、信号ケーブル26により中継ユニット23が電磁弁制御ユニット22に接続される。図3(A),(B),(C)においては、シーケンサからパラレル信号が出力される場合にそれをそのまま電磁弁制御ユニット22に入力しても良い。
図3(E)に示す制御装置においては、電磁弁制御ユニット22と切換ユニット24と中継ユニット23とが物理的に一体となっており、単一のユニットケース内に組み込まれており、共通のプリント基板にそれぞれの回路を形成することができる。図3(C)〜図3(E)に示す場合であっても、図3(A)に示す場合と同様に、電磁弁マニホールド10に電磁弁制御ユニット22を直接組み付けるようにしても良い。
図4は図2に示した電磁弁制御ユニット22および切換ユニット24に設けられた制御回路を示す回路図であり、図1に示すように、マニホールドブロック11に搭載された8つの電磁弁12を電磁弁制御ユニット22により制御する場合には、それぞれ電磁弁12に組み込まれたコイル12a〜12hに対して駆動信号を出力することになるので、電磁弁制御ユニット22にはそれぞれのコイル12a〜12hが接続されるようになっている。なお、図1に示すマニホールドブロック11には8つの電磁弁12が搭載されているが、マニホールドブロック11には任意の数の電磁弁12を搭載することができ、電磁弁制御ユニット22は任意の数の電磁弁12を制御することができる。また、電磁弁制御ユニット22には8つのコイルが接続されることになるが、図4には3つのコイル12a,12b,12hのみを図示し他のコイルは省略されている。
8つのコイル12a〜12hに対応させて電磁弁制御ユニット22には、中継ユニット23の出力端子に接続される入力端子31a〜31hが設けられており、中継ユニット23からはメインコントローラ21からの制御信号に基づいてそれぞれの電磁弁12のコイル12a〜12hに対応してオンオフ信号が出力される。それぞれのコイル12a〜12hに対応させて接続端子32a〜32h、33a〜33hが設けられ、コイル12aの両端が接続端子32a,33aに接続されるようになっており、他の電磁弁のコイルについても同様となっている。電磁弁制御ユニット22には、外部電源回路34から電力が供給される電源回路が組み込まれており、それぞれの接続端子32a〜32hには電源回路のプラス端子に接続されている。なお、それぞれのコイル12a〜12hのプラス側の端子を共通線で接続するようにしても良い。
入力端子31a〜31hと一方の接続端子33a〜33hの間には電磁弁制御回路35が設けられており、それぞれの電磁弁制御回路35は中継ユニット23からオン信号が出力されるとオンの信号を出力するとともにオフ信号が出力されるとオフの信号を出力する信号出力回路35aと、この信号出力回路35aからの信号に基づいてそれぞれの電磁弁12に駆動信号を出力する弁駆動回路35bとを備えている。信号出力回路35aは信号出力素子としてのスイッチング素子であるトランジスタ36を有している。このトランジスタ36はPNP形であり、ベースに電磁弁をオンさせるためのLOW信号が供給されるとオン状態となって電流を出力し、HIGH信号が供給されるとオフ状態となって電流を停止する。弁駆動回路35bはトランジスタ36からの信号に基づいてコイル12a〜12hに弁駆動信号を出力する弁駆動素子としてのスイッチング素子であるトランジスタ37を有している。このトランジスタ37はNPN形であり、ベースに電流が供給されると弁駆動信号をオンし、供給されないと弁駆動信号をオフする。
この電磁弁制御ユニット22が図3(A)に示すように電磁弁マニホールド10に組み付けられる場合には、信号ケーブルとしてのユニット内配線を介して接続端子にコイル12a〜12hが接続されることになり、図3(B)〜(E)に示すように、電磁弁マニホールド10から分離して配置される場合には、信号ケーブル27を介してそれぞれのコイル12a〜12hが接続されることになる。
図3(A),(B)に示す制御装置においては、電磁弁制御ユニット22に信号ケーブル28を介して切換ユニット24が接続されるようになっており、この切換ユニット24は、電磁弁12の数に対応した数の切換スイッチ38a〜38hを有している。図4に示すように、それぞれの切換スイッチ38a〜38hは、2つのトランジスタ36,37の間に信号線39を介して接続される入力接点40と、プラス側の電源端子に信号線41を介して接続されるプラス接点42と、アース側の電源端子に信号線43を介して接続されるアース接点44とを有している。なお、図3においては、電磁弁12の数に対応して設けられる切換スイッチ38a〜38hのうちの3つが示され、他の切換スイッチは図示省略されている。また、それぞれの切換スイッチ38a〜38hの入力接点40は、図4に示されるように、電磁弁制御ユニット22に設けられた信号線39の端子39a〜39hに接続されている。
それぞれの切換スイッチ38a〜38hは、入力接点40とプラス接点42とを導通状態に切り換えると対応する電磁弁12のトランジスタ37にベース電流を供給し、入力接点40とアース接点44とを導通状態に切り換えると対応するトランジスタ37にベース電流を供給しない。これにより、中継ユニット23から電磁弁12に対応して出力されるオンオフの制御信号に拘わらず、電磁弁12に割り込み信号としてマニュアル信号を供給してそれぞれのトランジスタ37をオンオフさせることができ、制御装置はマニュアルモードとなる。それぞれの切換スイッチ38a〜38hの入力接点40を両方の接点42,44に導通させない中立位置に設定すると、電磁弁12は中継ユニット23からのオンオフ信号に基づいて作動する状態となり、制御装置はオートモードとなる。
このように、電磁弁制御ユニット22の入力端子31a〜31hとそれぞれの電磁弁12との間は、信号出力回路35aと弁駆動回路35bとの二段構成の電磁弁制御回路35により接続されており、切換スイッチ38a〜38hの手動操作によって弁駆動回路35bに割り込み信号を入力することによって、制御装置をオートモードからマニュアルモードに切り換えることができる。
図5は図4に示した制御回路の変形例を示す回路図であり、図5に示す場合には切換ユニット24にはメインスイッチ45が設けられており、他の構成は図4に示した場合と同様である。メインスイッチ45は、電磁弁制御ユニット22内の電源回路とそれぞれの切換スイッチとを接続する信号線41,43を導通状態と遮断状態とに切り換えるスイッチであり、それぞれの切換スイッチを操作する際には、メインスイッチ45をオン状態に保持する。信号線41には、それぞれのプラス接点42から入力接点40に向かう電流を許容して逆方向の電流を阻止するダイオード46が設けられ、信号線43には入力接点40からアース接点44に向かう電流を許容して逆方向の電流を阻止するダイオード47が設けられている。なお、図3においては、メインスイッチ45は図示が省略されている。
図4および図5に示す場合には、図3(A),(B)に示すように電磁弁制御ユニット22と切換ユニット24とが分離して配置され信号ケーブル28により電気的に接続されているが、図3(C)〜図3(E)に示すように電磁弁制御ユニット22と切換ユニット24とを組み合わせた状態とする場合には、共通のプリント基板に図4および図5に示した制御回路が設けられることになり、共通のユニットケースに切換スイッチ38a〜38hが設けられることになる。
図6は制御回路の他の実施の形態を示す回路図であり、図6においては、前述した実施の形態における部材と共通する部材には同一の符号が付されている。この場合には、電磁弁制御ユニット22を構成する制御回路と切換ユニット24を構成する制御回路とがともに共通のプリント基板などに設けられており、図3(C)〜図3(E)に示すタイプの制御装置に対応する。
図6に示すように、信号出力回路35aは中継ユニット23からオン信号として出力されるLOW信号を反転させるインバータ(NOT素子)51と、この出力信号が入力されるAND素子52とを有しており、このAND素子52には電源部からHIGH信号が入力されるようになっている。したがって、中継ユニット23から電磁弁をオンさせるオン信号が出力されると、AND素子52はオン信号を出力する。信号出力回路35aと弁駆動回路35bとの間の割り込み部にはOR素子53が設けられており、このOR素子53にはAND素子52の出力端子と信号線39とが接続されており、中継ユニット23からオン信号が出力されたとき、または切換スイッチ38a〜38hにより出力接点とプラス接点とが導通されてマニュアル信号が出力されたときには、弁駆動回路35bにオン信号を出力する。なお、弁駆動回路35bは図4および図5に示したものと同様の回路構成となっている。
図7は図6に示した制御回路の変形例を示す回路図であり、図5に示したメインスイッチ45が切換ユニット24に設けられており、図7においては前述した部材と共通する部材には同一の符号が付されており、重複した説明を省略する。なお、図6および図7に示す制御装置は、電磁弁制御ユニット22を構成する制御回路と切換ユニット24を構成する制御回路とがともに共通のユニットケース内に組み込まれることになるが、これらの図に示す電磁弁制御ユニット22に対応する回路が設けられたユニットと、切換ユニット24に対向する回路が設けられたユニットとを、図4および図5に示すように分離して設けるようにしても良い。
図4〜図7に示す場合には、電磁弁12をオンさせる信号がLOW信号で送られるようになっているが、HIGH信号で送られる場合にも本発明を適用することができ、その場合にはトランジスタや論理素子の特性を変更することになる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、図1に示す電磁弁マニホールド10は複数の電磁弁12がマニホールドブロック11に搭載されたタイプであるが、マニホールドが電磁弁に対応して分割された分割マニホールドタイプなど種々のタイプの電磁弁マニホールドに対しても本発明の制御装置を適用することができる。
図1は電磁弁マニホールドの一例を示す斜視図である。 図1に示された制御装置の概略構造を示すブロック図である。 (A)〜(E)はそれぞれ制御装置における電磁弁制御ユニットなどの配置パターンを示す概略斜視図である。 電磁弁制御ユニットと切換ユニットに設けられた制御回路を示す回路図である。 図4に示した制御回路の変形例を示す回路図である。 制御回路の他の実施の形態を示す回路図である。 図6に示した制御回路の変形例を示す回路図である。
符号の説明
10 電磁弁マニホールド
11 マニホールドブロック
12 電磁弁
13 給気通路
14,15 排気通路
16 弁本体
17,18 継手
19 ソレノイド部
20 シリンダ
21 メインコントローラ
22 電磁弁制御ユニット
23 中継ユニット
24 切換ユニット
25〜28 信号ケーブル
29a,29b コネクター
31a〜31h 入力端子
32a〜32h 接続端子
33a〜33h 接続端子
34 外部電源回路
35 電磁弁制御回路
35a 信号出力回路
35b 弁駆動回路
36 トランジスタ
37 トランジスタ
38a〜38h 切換スイッチ
39 信号線
40 入力接点
41 信号線
42 プラス接点
43 信号線
44 アース接点
45 メインスイッチ
46,47 ダイオード
51 インバータ
52 AND素子
53 OR素子

Claims (10)

  1. 複数の電磁弁を集合配置して形成される電磁弁マニホールドにおけるそれぞれの前記電磁弁を、メインコントローラからの制御信号に基づいてオンオフ制御する電磁弁マニホールドの制御装置であって、
    前記メインコントローラからの制御信号に基づいてオンオフの信号を出力する信号出力回路と、前記信号出力回路からの信号に基づいて前記電磁弁に駆動信号を出力する弁駆動回路とを備えた電磁弁制御回路がそれぞれの前記電磁弁に対応して複数設けられた電磁弁制御ユニットを有し、
    前記電磁弁に対応する切換スイッチからのオンオフのマニュアル信号をそれぞれの前記電磁弁制御回路に割り込み信号として入力する割り込み用の信号線を前記電磁弁制御ユニットにそれぞれの前記電磁弁に対応して複数設け、
    前記メインコントローラからのオンオフの制御信号に基づいて前記電磁弁をオンオフ制御するオートモードと、前記メインコントローラからのオンオフの制御信号に拘わらず前記電磁弁を前記切換スイッチの操作によりオンオフするマニュアルモードとに切り換えることを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  2. 請求項1記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、それぞれの前記信号線は、前記切換スイッチの操作により前記信号線がプラス側電源端子に接続されると前記電磁弁をオンさせる信号を割り込み信号として前記電磁弁制御回路に出力し、前記信号線がマイナス側電源端子に接続されると前記電磁弁をオフさせる信号を割り込み信号として前記電磁弁制御回路に出力し、前記切換スイッチが中立位置のときには前記メインコントローラからのオンオフ信号に基づいて前記電磁弁をオンオフさせることを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  3. 請求項1または2記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、それぞれの前記切換スイッチが設けられた切換ユニットを前記電磁弁制御ユニットに取り外し自在に装着することを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、前記メインコントローラからのシリアルの制御信号をパラレルの制御信号に変換して前記電磁弁制御ユニットに送る中継ユニットを有することを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  5. 請求項1または記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、前記電磁弁制御ユニットを前記電磁弁マニホールドに組み付けるか、あるいは分離して配置することを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  6. 請求項1または2記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、前記切換スイッチが設けられた切換ユニットを前記電磁弁制御ユニットに組み付けることを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  7. 請求項6記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、前記メインコントローラからのシリアルの制御信号をパラレルの制御信号に変換して前記電磁弁制御ユニットに送る中継ユニットを前記電磁弁制御ユニットに組み付けることを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、前記信号出力回路は前記メインコントローラからのオン信号に基づいて信号を出力するトランジスタまたは論理素子を有し、前記弁駆動回路は前記信号出力回路からのオン信号に基づいて前記電磁弁に弁駆動信号を出力するトランジスタを有することを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、前記信号出力回路と前記弁駆動回路との接続部に、前記信号出力回路と前記切換スイッチのいずれか一方からオン信号が出力されたときに前記弁駆動回路にオン信号を出力する論理素子を設けることを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電磁弁マニホールドの制御装置において、前記それぞれの切換スイッチを操作したときに前記弁駆動回路にオンオフ信号を送信する状態と、オンオフ信号の送信を停止する状態とに切り換えるメインスイッチを前記切換ユニットに設けることを特徴とする電磁弁マニホールドの制御装置。
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