JP4274052B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

この発明は、アクチュエータの駆動によりインクをノズルから被記録媒体へ吐出して記録を行うインクジェットプリンタに関する。
近年、この種のインクジェットプリンタは、印字品質の高品質化に伴い、ノズルの配置が高密度化の傾向にあり、それに対応するため、複数のドライバICによってアクチュエータを駆動する手法が提案されている。
特開平8−258292号公報
しかし、各ドライバICには、製造上のばらつきが存在するため、ドライバICから出力される駆動パルス信号の立上がり時間や立下がり時間などが各ドライバIC間で一定しない。
従って、ノズルのインク液滴吐出特性差が発生するため、インク液滴吐出速度、インク液滴体積および吐出安定性が影響されるので、印字品質が低下するという問題がある。
図6(A)は、2つのドライバICを設けたインクジェットヘッドの説明図であり、図6(B)は、各ドライバICから出力される駆動パルス信号の説明図である。このインクジェットヘッドは、ブラック、イエロー、シアンおよびマゼンタの4色のインクを吐出してカラー印字を行うものであり、各色毎にノズル列が配列されている。また、各ノズル列は、ノズルの配列方向に、ドライバIC1によって駆動されるIC1出力チャンネル(ch)エリアと、ドライバIC2によって駆動されるIC2出力チャンネル(ch)エリアとに分配されている。
例えば、図6(B)に示すように、ドライバIC100から出力される駆動パルス信号波形の立上がり時間Tr1および立下がり時間Tf1が、ドライバIC200の駆動パルス信号波形の立上がり時間Tr2および立下がり時間Tf2よりも、それぞれ短いとする。すると、ドライバIC100により駆動されるIC1出力チャンネルエリアの各ノズルのインク液滴吐出速度は、ドライバIC200により駆動されるIC2出力チャンネルエリアの各ノズルのインク液滴吐出速度よりも早くなる。吐出されるインク液滴体積については、駆動電圧が同じであればそのパルス幅や印加タイミングにより決まるものであるが、立ち上がり時間と立ち下がり時間とに違いが生じることにより、2つのチャンネルエリア間でインク液滴体積に差が生じる。
従って、隣接する印字領域で、印字位置にずれが生じてしまうほかに、印字濃度にも差が生じてしまい、両印字領域の境界に濃度差によるバンディングなどが発生してしまう。
そこで、この発明は、上記問題を解決するため、複数のノズルが複数のグループに分けられているとともに、駆動回路がグループ毎に設けられたインクジェットプリンタの印字品質を高めることを目的とする。
上記問題を解決するため、請求項1に記載の発明では、複数のノズルが配置されたヘッド本体と、各ノズルに対応してそれぞれ設けられた複数のアクチュエータと、印字データに基づいて所定のアクチュエータへインク吐出のための駆動信号を出力する駆動回路とを備えており、前記所定のアクチュエータを駆動することにより、前記所定のアクチュエータに対応するノズルから被記録媒体へインクを吐出して印字を行うインクジェットプリンタにおいて、前記複数のノズルが複数のグループに分けられているとともに、前記駆動回路が前記グループ毎に設けられており、所定の駆動回路が、各駆動回路から出力される各駆動信号の特性を相互に一致させるための基準信号を他の駆動回路へ出力し、前記他の駆動回路が前記基準信号を入力することにより、自身が出力する駆動信号の特性を前記所定の駆動回路が出力する駆動信号の特性と一致させる調整手段を備えたという技術的手段を用いる。
ここで、「駆動信号の特性」とは、駆動信号の波形の立上がり時間、立下がり時間、パルス幅、パルス数および電圧などの特性をいう。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のインクジェットプリンタにおいて、前記各駆動回路の中で前記駆動信号のエネルギーが最大の駆動信号を出力する駆動回路が前記所定の駆動回路であるという技術的手段を用いる。
つまり、駆動信号のエネルギーが最大の駆動信号を出力する所定の駆動回路から他の駆動回路へ基準信号を出力することにより、他の駆動回路が出力する駆動信号の特性を、所定の駆動回路が出力する駆動信号の特性と一致させる。
ここで、「駆動信号のエネルギー」とは、駆動信号の電圧、電流あるいは電力のことをいう。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のインクジェットプリンタにおいて、前記各駆動回路の中で前記駆動信号のエネルギーが最小の駆動信号を出力する駆動回路が前記所定の駆動回路であるという技術的手段を用いる。
つまり、駆動信号のエネルギーが最小の駆動信号を出力する所定の駆動回路から他の駆動回路へ基準信号を出力することにより、他の駆動回路が出力する駆動信号の特性を、所定の駆動回路が出力する駆動信号の特性と一致させる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のインクジェットプリンタにおいて、前記各駆動回路のいずれかを前記所定の駆動回路に設定するための共通の設定信号を出力する設定信号出力手段を備えており、前記各駆動回路は、前記設定信号を入力することにより、自身を前記所定の駆動回路に設定するという技術的手段を用いる。
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタにおいて、前記ヘッド本体には、複数のノズルが配列されたノズル列が複数列配置されており、前記複数列のノズル列からなるノズル列群が前記ノズルの配列方向に複数のグループに分けられているという技術的手段を用いる。
「複数列のノズル列からなるノズル列群が前記ノズルの配列方向に複数のグループに分けられている」とは、例えば、図6(A)に示したように、4列のノズル列群がノズルの配列方向にIC1出力チャンネル(ch)エリアおよびIC2出力チャンネル(ch)エリアの2つのグループに分けられていることをいう。
(請求項1に記載の発明の効果)
調整手段により、複数の駆動回路のうち、所定の駆動回路が他の駆動回路へ基準信号を出力することにより、各駆動回路から出力される各駆動信号の特性が相互に一致するように調整することができるため、各駆動回路が受け持つグループを構成する各ノズルのインク吐出特性を相互に一致させることができる。
従って、各グループに対応する印字領域間の印字品質の差が発生することがないので、印字領域全体の印字品質を高めることができる。
た、他の駆動回路は、基準信号を入力するだけで、自身が出力する駆動信号の特性を、所定の駆動回路が出力する駆動信号の特性と一致させる機能を備えているため、そのように特性を一致させるための回路を、駆動信号の特性を調整する際に各駆動回路に接続する手間を省くことができる。
(請求項に記載の発明の効果)
駆動信号のエネルギーが最大の駆動信号を出力する所定の駆動回路から他の駆動回路へ基準信号を出力することにより、他の駆動回路が出力する駆動信号の特性を、所定の駆動回路が出力する駆動信号の特性と一致させることができる。
従って、各駆動回路間で駆動信号のエネルギーにばらつきが存在する場合であっても、そのばらつきをなくすことができるため、印字品質を高めることができる。
(請求項に記載の発明の効果)
駆動信号のエネルギーが最小の駆動信号を出力する所定の駆動回路から他の駆動回路へ基準信号を出力することにより、他の駆動回路が出力する駆動信号の特性を、所定の駆動回路が出力する駆動信号の特性と一致させることができる。
従って、各駆動回路間で駆動信号のエネルギーにばらつきが存在する場合であっても、そのばらつきをなくすことができるため、印字品質を高めることができる。
(請求項に記載の発明の効果)
設定信号という信号が入力された駆動回路を所定の駆動回路に設定することができるため、各駆動回路が有する駆動信号の特性のうち、所望の特性に対応した駆動信号を出力する駆動回路を所定の駆動回路に設定することができる。
従って、各駆動回路の駆動信号の特性を、所望の駆動回路の駆動信号の特性に変更することができる。
(請求項に記載の発明の効果)
ノズル列群が前記ノズルの配列方向に複数のグループに分けられたインクジェットプリンタでは、各グループ毎に設けられた駆動回路の駆動信号の特性にばらつきが存在すると、各グループに対応する印字領域間で印字濃度などの差が発生し、印字領域の境界にバンディングなどを生じることがある。
しかし、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の発明によれば、各駆動信号の特性を一致させることができるため、バンディングなどが発生せず、印字品質を高めることができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態について図を参照して説明する。
[インクジェットプリンタの主要構成]
最初に、インクジェットプリンタの主要構成について図1を参照して説明する。図1はインクジェットプリンタの主要構成を示す平面説明図である。
インクジェットプリンタ1の内部には、2本のガイド軸6,7が設けられており、そのガイド軸6,7には、キャリッジを兼用するヘッドホルダ9が取付けられている。ヘッドホルダ9には、印刷用紙Pへインクを吐出して印刷を行うインクジェットヘッド30が保持されている。インクジェットヘッド30は、ノズルが設けられたヘッド本体と、各ノズルに連通するインク室にインク吐出のためのエネルギーを与えるアクチュエータとを備える。ヘッド本体には、ブラックインク液滴を吐出する複数のノズルが配列されたブラックインクノズル列、イエローインク液滴を吐出する複数のノズルが配列されたイエローインクノズル列、シアンインク液滴を吐出する複数のノズルが配列されたシアンインクノズル列およびマゼンタインク液滴を吐出する複数のノズルが配列されたマゼンタインクノズル列が配列されている。各ノズルの開口部は、インクジェットプリンタ内に給紙された印刷用紙の印刷面に所定の間隙を介して対向している。また、各ノズルと連通する個別の流路中には、インクが充填されるインク室がそれぞれ設けられており、各インク室に対応して、インク室内にインク吐出のためのエネルギーを与えるアクチュエータがそれぞれ設けられている。この実施形態では、アクチュエータとして圧電素子を用いた圧電アクチュエータを用いており、圧力室の壁面の一部を構成するように配設されている。
ヘッドホルダ9は、キャリッジモータ10により回転する無端ベルト11に取付けられており、キャリッジモータ10の駆動により、ガイド軸6,7に沿って主走査方向に往復移動する。
また、インクジェットプリンタ1には、イエローインクが収容されたインクタンク5aと、マゼンタインクが収容されたインクタンク5bと、シアンインクが収容されたインクタンク5cと、ブラックインクが収容されたインクタンク5dとが備えられている。各インクタンク5a〜5dは、それぞれ可撓性のチューブ14a、14b、14c、14dによってチューブジョイント12と接続されている。各インクタンクに収容されたインクは、それぞれチューブジョイントを介して対応するインク室へ供給される。
さらに、ヘッドホルダ9の移動方向の左端には、フラッシングのときにノズルから吐出された不良インクを吸収する吸収部材4が設けられている。ヘッドホルダ9の移動方向の右端には、パージングのときにインクジェットヘッド30内部の不良インクをノズルから吸引するパージ装置2が設けられており、そのパージ装置2の左方には、ノズル面に付着したインクを払拭するワイパ3が設けられている。
[制御系の主要構成]
次に、インクジェットプリンタ1の制御系の主要構成について図2および図3を参照して説明する。
図2は、制御系の主要構成をブロックで示す説明図であり、図3は、本実施の形態で用いたドライバICの主要構成をブロックで示す説明図である。
インクジェットプリンタ1は、ホストコンピュータ(HST)71から印字データを受信する。本実施の形態では、この印字データに基づいて、2つのドライバIC80,90によりアクチュエータ32を制御して印字を行う。インクジェットプリンタ1は、CPU57により制御されており、受信された印字データは、例えばドット印字信号52としてイメージデータに展開される。そのCPU57には、ユーザが印字モードあるいはパージングなどのメンテナンス動作を指示するための操作パネル56と、ホストコンピュータ71からの入力を受信するためのセントロニクスインターフェース(I/F)41と、操作パネル56から入力されたデータなどを一時的に記憶するRAM44と、各部を駆動するためのコンピュータプログラムなどが記憶されているROM43とが接続されている。さらに、キャリッジモータ10を駆動するためのモータドライバ48と、紙送りモータ50を駆動するためのモータドライバ49と、給紙された印刷用紙Pの主走査方向あるいは副走査方向のズレを検知する媒体センサ58と、印刷用紙Pに対するインクジェットヘッド30の走査開始位置が原点上に戻っているか否かを検知する原点センサ46などが接続されている。また、インクジェットヘッド30を駆動するドライバIC80と、ドライバIC90と、ドライバIC80へ吐出信号を出力する吐出信号生成回路60と、ドライバIC90へ吐出信号を出力する吐出信号生成回路61とが接続されている。また、インクジェットヘッド30の主走査方向に設けられた帯状のタイミング指標部材(図示省略)のマークを読み取るエンコーダセンサ55が接続されている。この実施形態では、吐出信号生成回路60,61は、それぞれゲートアレイやスタンダードセルなどのASIC(Application Specific Integrated Circuit )により構成されている。
吐出信号生成回路60は、CPU57から出力される印字クロック信号54に基づいて吐出信号59を生成し、その吐出信号59をエンコーダセンサ55が出力するエンコーダ信号62の周期に対応してドライバIC80へ出力する。吐出信号生成回路61は、吐出信号生成回路60と同じ動作をし、生成した吐出信号をドライバIC90へ出力する。これらの吐出信号は、各ドライバIC80、90に対して実際にインクを吐出するタイミングを指示するクロック信号である。
図3に示すように、本実施の形態で用いたドライバIC80は、制御ロジック回路81、基準発生回路84、変換回路85、カレントミラー回路82および出力回路83を備える。制御ロジック回路81は、CPU57から出力された転送クロック信号53(図2)に同期してCPU57からシリアルのドット印字信号52を順次取込み、パラレルのドット印字信号に変換するシリアル−パラレル変換回路、このシリアル−パラレル変換回路から出力されるドット印字信号をラッチするラッチ回路、このラッチ回路の出力側に各チャンネル毎に設けられたAND回路などを備える。そのAND回路は、各チャンネルに対応してシリアル−パラレル変換回路から出力されたドット印字信号および吐出信号生成回路60から出力された吐出信号59を入力したときに論理積が1になり、印字データに対応する吐出信号を出力回路83へ出力する。
基準発生回路84は、ドライバIC80における基準電圧を発生し、変換回路85は、基準発生回路84から発生した基準電圧を基準電流に変換する。出力回路83は、所定の立上がり波形および立下がり波形を有した駆動信号を作るために、前段のカレントミラー回路82から供給される基準電流を増幅する電流増幅器を各チャンネル毎に備える。なお、カレントミラー回路82は、変換回路85から出力された基準電流信号を各チャンネル毎に配信する回路である。出力回路83は、制御ロジック回路81から出力された吐出信号に基づいて動作し、駆動信号をドライバIC80が受け持つチャンネルに対応するアクチュエータへ出力する。すなわち、制御ロジック回路81のAND回路において、ドット印字信号と吐出信号59とで決まる論理積が1の時は、出力回路83は導通状態となり、ここから電流増幅された吐出信号が対応するアクチュエータを実際に駆動する駆動信号として出力される。一方、論理積が0のときには、出力回路83は非導通状態になり、電流増幅された信号が出力されることはない。なお、基準発生回路84から発生する基準電圧または変換回路85が出力する基準電流が変化すると、出力回路83から出力される駆動信号の電圧値または電流値、つまり駆動信号のエネルギーも変化するため、上記基準電圧または基準電流の変化を駆動信号のエネルギーの変化として検出することができる。
本実施の形態では、図3(a)に示すように、上述のドライバIC80に別のドライバIC90を加えてインクジェットヘッド30を駆動している。このドライバIC90が備える制御ロジック回路91、カレントミラー回路92、出力回路93、基準発生回路94および変換回路95は、ドライバIC80の対応する各回路と同じ動作をし、出力回路93は、駆動信号をドライバIC90が受け持つチャンネルに対応するアクチュエータへ出力する。
本実施の形態では、ドライバIC80のカレントミラー回路82およびドライバIC90のカレントミラー回路92には抵抗回路20aが電気的に共通接続されている。抵抗回路20aは、電源Vrに基づいて定電流を生成し、それをカレントミラー回路82,92の電流入力側へそれぞれ出力する。これにより、変換回路から出力される電流に代わって抵抗回路20aから出力される定電流が各カレントミラー回路に入力されるため、各出力回路から出力される駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfを相互に一致させることができる。また、抵抗回路20aの抵抗値を調整し、各カレントミラー回路に入力される電流値、つまり各出力回路から出力される駆動信号の電流値を調整することにより、各駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfを調整することもできる。
抵抗回路20aの抵抗値は、各ドライバICが出力する駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfに基づいて設定する。このように、電源Vrに接続された抵抗回路20aは、各ドライバIC80、90から出力される駆動信号の特性を相互に一致させるための共通の基準信号を出力する調整手段として働いている。
(最良の形態による効果)
(イ)以上のように、上記最良の形態に係るインクジェットプリンタ1を使用すれば、ドライバIC80,90のカレントミラー回路82,92に抵抗回路20aを外付け接続することにより、各カレントミラー回路82、92の出力特性が共通の抵抗回路20aにより規制されることになる。そのため、各ドライバICが出力する各駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfを相互に一致させることができる。
従って、各ドライバICにより駆動されるチャンネルエリアに対応する印字領域間の印字品質の差をなくすことができるため、印字領域全体の印字品質を高めることができる。
(ロ)しかも、抵抗回路という簡易な手段によって各駆動信号のばらつきをなくすことができるため、駆動信号の調整のために必要な回路構成を単純にすることができ、かつ、調整にかかる費用を抑えることもできる。
(ハ)また、本実施の形態では、基準電圧を発生する基準発生回路84、94および基準電圧から基準電流を生成する変換回路85、95が共に使われていない。そのため、これらの回路に要求される精度も低いもので良く、あるいは、これらの回路自体が無くても良い。すなわち、比較的安価なドライバIC80、90を用いることができ、回路を構成する上での自由度が高くなるとともに制御系の低コスト化に寄与する。
(変更例)
(1)ドライバIC80、90の何れかの基準発生回路84、94を抵抗回路に接続し、さらにこの抵抗回路を各IC80、90のカレントミラー回路82、92に電気的に共通接続するようにしても良い。本変更例では、図3(b)に示すように、基準発生回路84が抵抗回路20bに接続されており、基準電圧を出力する共通電源として働いている。これにより、この抵抗回路20bは、基準電圧に対応した定電流を生成し、それを抵抗回路20bが共通接続されるカレントミラー回路82、92に対して出力することになる。本変更例では、基準電圧を発生する基準発生回路85、95のいずれか一方および基準電圧から基準電流を生成する変換回路85、95が共に使われていない。その分、回路を構成する上での自由度が高くなるとともに制御系の低コスト化に寄与する。
また、抵抗回路20bをドライバIC80,90の変換回路85,95に共通接続し、変換回路85,95から発生する基準電流の電流値を同一にすることもできる。これらの変更例を適用した場合でも、最良の形態による効果(イ)および(ロ)を奏することができる。また、効果(ハ)に関しても、程度に違いはあるが、同様の効果を奏することができる。
(2)抵抗回路20aまたは抵抗回路20bに代えて電圧調整可能な電源を共通接続することもできる。この変更例を適用すれば、上記電源の調整により、駆動信号の電圧値を調整することができるため、最良の形態による効果(イ)ないし(ハ)に加えて、駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfを調整することができるという効果を奏することができる。また、上記電源の接続箇所は、基準発生回路84,94でもよいし、変換回路85,95でもよい。
(3)ドライバIC80,90に共通接続するものは、各ドライバから出力される駆動信号の特性を相互に一致させることができるものであれば、上記抵抗回路および電源に限定されるものではない。
(4)上述の実施形態および変更例では、調整手段としての抵抗回路20aまたは抵抗回路20bを例にして説明してきたが、各ドライバIC80、90から出力される駆動信号の特性を相互に一致するためには、調整手段としてこの抵抗回路に限定されるものではない。例えば、一定方向に流れる電流を一定の値にするNチャンネルJFETやPチャンネルJFETを使った定電流回路や、トランジスタを用いたバイアス回路や、ツェナーダイオードやこれに類似する電子素子を用いた定電圧回路や、トランジスタを使ったカレントミラー回路や、これらのいずれかと組み合わせた電子回路を抵抗回路20aまたは抵抗回路20bの代わりに用いても良い。
[第2実施形態]
次に、この発明の第2実施形態について図4を参照して説明する。
この実施形態のインクジェットプリンタは、ドライバICのうち1つをマスターに、他をスレーブに設定することにより、スレーブから出力される駆動信号の特性を、マスターから出力される駆動信号の特性に変換できることを特徴とする。図4はドライバICの主要構成をブロックで示す説明図である。なお、前述の最良の形態に係るインクジェットプリンタ1と同じ構成および機能については、説明を省略または簡略化し、同じ構成については同じ符号を用いる。
図4(a)に示すように、ドライバIC80,90の変換回路85,95の出力側には、切り替え回路86,96がそれぞれ接続されている。また、ドライバIC80,90には、マスターまたはスレーブに設定するための設定データを格納するためのレジスタ(図示省略)がそれぞれ備えられている。上記設定データを示す信号は、吐出信号生成回路60,61(図2)が出力する吐出信号59aの先頭または最後に付された形態で、ドライバIC80,90にそれぞれ入力され、各レジスタに格納される。ここでは、ドライバIC80がマスターに、ドライバIC90がスレーブにそれぞれ設定されたものとする。
ドライバIC80は、吐出信号生成回路60から吐出信号59aを入力すると、自身のレジスタに格納されているデータに基づいて、自身がマスターに設定されていると判定し、変換回路85が基準発生回路84から発生した基準電流をドライバIC90の切り替え回路96へ出力する。
ドライバIC90は、吐出信号生成回路61から吐出信号59bを入力すると、自身のレジスタに格納されているデータに基づいて、自身がスレーブに設定されていると判定し、自身の切り替え回路96が、ドライバIC80から出力された基準電流を入力すると、自身の基準発生回路94および変換回路95の動作を休止させる。切り替え回路96は、それまで変換回路95が出力していた基準電流に代えて、ドライバIC80から入力した基準電流をカレントミラー回路92へ出力する。
つまり、ドライバIC80がマスターに、ドライバIC90がスレーブにそれぞれ設定され、ドライバIC90はドライバIC80と同一の基準電流に基づいて駆動信号を生成する。
従って、基準電流のばらつきによる駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfのばらつきをなくすことができる。
なお、本実施の形態では、ドライバICが設置される位置によって予めマスターとして働くのかスレーブとなるのかが決めてある。これに対応した吐出信号59a、59bが吐出信号生成回路60、61から出力される。すなわち、この場合では、吐出信号生成回路60に接続するドライバIC80が常にマスターとなるように、吐出信号59aが出力されている。
(第2実施形態の効果)
(イ)以上のように、上記第2実施形態のインクジェットプリンタを使用すれば、マスターに設定されているドライバIC80の変換回路85から、スレーブに設定されているドライバIC90の切り換え回路96へ基準電流を出力することにより、ドライバIC90のカレントミラー回路92に入力される基準電流を、ドライバIC80のカレントミラー回路82に入力される基準電流に切り換えることができるため、ドライバIC80,90がそれぞれ出力する駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfを相互に一致させることができる。
従って、各ドライバICにより駆動されるチャンネルエリアに対応する印字領域間の印字品質の差をなくすことができるため、印字領域全体の印字品質を高めることができる。
(ロ)しかも、スレーブに設定されているドライバICは、自身が使用する基準電流を、マスターに設定されているドライバICから出力される基準電流に切り換える切り換え回路を備えているため、ドライバIC間の駆動信号の特性を調整する際に、その調整のための回路を新たに各ドライバICに接続する手間を省くことができる。
(変更例)
上記第2実施形態では、ドライバICをマスターまたはスレーブに設定するための設定データを各ドライバICのレジスタに格納することにより、マスターおよびスレーブを設定するというソフト的な手法を用いたが、マスターおよびスレーブを切り替えるソルダーポイントやスイッチなどの切り替え手段を各ドライバICに設けるというハード的な手法を用いることもできる。この変更例を適用した場合も第2実施形態の効果(イ)および(ロ)を奏することができる。
また、上記実施形態では、用いられるドライバICの出力特性に係わらず、特定の電気的な接続関係にあるドライバICが常にマスターにされていたが、ドライバICの出力特性に対応してマスターとなるドライバICを選ぶようにしても良い。例えば、図4(b)に示すように、各ドライバIC80、90の基準発生回路84、94の出力特性を判別可能とするために、各基準発生回路84、94からの出力がインターフェース72、73を介してA/D変換回路(図示せず)に接続されている。このA/D変換回路でそれぞれの出力信号が変換され、予め決められたルールに従って選別される。この結果に基づいて、何れかのドライバIC80、90がマスターにされる。この変換された出力信号の選別処理は、予めROM43に格納されているルールデータに基づいて、CPU57が行う。この後、スレーブとされたドライバICは、自身の切り替え回路により基準発生回路と変換回路の動作を停止する。これにより、所望の特性に対して、各ドライバIC80、90の特性を正しく反映した設定が可能になる。図4(b)では、いずれのドライバIC80、90がマスターあるいはスレーブに設定されても良いように、一方のドライバICの変換回路と他方のドライバICの切り替え回路を接続する信号線が、互いにたすきがけになるように接続されている。
[第3実施形態]
次に、この発明の第3実施形態について図5を参照して説明する。
この実施形態のインクジェットプリンタは、各ドライバICのうち基準電圧が最大または最小のものを実効的なマスターに、他を実効的なスレーブに設定することにより、スレーブから出力される駆動信号の特性を、マスターから出力される駆動信号の特性に変換できることを特徴とする。図5はドライバICの主要構成をブロックで示す説明図である。なお、前述の最良の形態に係るインクジェットプリンタ1と同じ構成および機能については、説明を省略または簡略化し、同じ構成については同じ符号を用いる。
図5(a)に示すように、ドライバIC80,90は、最大値回路87.97をそれぞれ備える。最大値回路は、自身の入力電圧よりも、他から入力された信号の入力電圧の方が高い場合に、その高い方を自身の入力電圧に変換する機能を有する。本実施の形態では、各ドライバIC80、90の基準発生回路84、94から出力される基準電圧が、それぞれの最大値回路87、97に入力されるように接続されている。ここでは、ドライバIC80の基準発生回路84が発生する基準電圧が、ドライバIC90の基準発生回路94が発生する基準電圧よりも高いものとする。
この形態では、全ての基準発生回路84、94が1つに接続されている。そのため、ドライバICを個別に見ればそれぞれのドライバIC80、90の特性に対応した基準電圧が基準発生回路84、94から出力されているが、全ての最大値回路87、97に対しては最大の基準電圧が共通して印加されることになる。もともと最大の基準電圧を出力しているドライバIC80では、外部から入力される電圧と自身の基準発生回路84から出力される基準電圧とが同じになるので、自身の基準発生回路84から出力される基準電圧をそのまま次段の変換回路85に対して出力する。この場合、ドライバIC80は、実効的なマスターとして働く。
一方、ドライバIC90では、外部から入力される電圧の方が自身の基準発生回路94から出力される基準電圧より大きいので、最大値回路97は、基準発生回路94から出力されている基準電圧を、外部から入力された電圧、すなわち、実効的なマスターのドライバIC80から出力された基準電圧に変換し、それを次段の変換回路95へ出力する。
つまり、各ドライバICの基準発生回路から発生する基準電圧が異なる場合に、低い方の基準電圧を高い方の基準電圧に変換することができるため、基準電圧のばらつきによる駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfのばらつきをなくすことができる。
(第3実施形態の効果)
(イ)以上のように、上記第3実施形態のインクジェットプリンタを使用すれば、基準電圧の高いドライバIC80をマスターに設定し、スレーブに設定されたドライバIC90の基準電圧を、マスターのドライバIC80の基準電圧に変換することができるため、ドライバIC80,90がそれぞれ出力する駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfを相互に一致させることができる。
従って、各ドライバICにより駆動されるチャンネルエリアに対応する印字領域間の印字品質の差をなくすことができるため、印字領域全体の印字品質を高めることができる。
(ロ)しかも、スレーブに設定されているドライバICは、自身が使用する基準電圧を、マスターに設定されているドライバICから出力される基準電圧に変換する最大値回路を備えているため、ドライバIC間の駆動信号の特性を調整する際に、その調整のための回路を新たに各ドライバICに接続する手間を省くことができる。
(変更例)
(1)上記第3実施形態では、最大値回路を使用した場合を説明したが、自身の入力電圧よりも、他から入力された信号の入力電圧の方が低い場合に、その低い方を自身の入力電圧に変換する機能を有する最小値回路を使用することもできる。これを、図5(b)を用いて説明する。ここでは、2つのドライバIC80、90について、基準発生回路84、94と最小値回路100、101とが互いにたすきがけの関係に接続されている。すなわち、ドライバIC80の基準発生回路84からの出力はドライバIC90の最小値回路101に入力される。一方、ドライバIC90の基準発生回路94からの出力は、ドライバIC80の最小値回路100に入力される。例えば、ドライバIC80の基準電圧の方がドライバIC90の基準電圧より低いとすると、もともと低い基準電圧を出力しているドライバIC80では、外部から入力される電圧より自身の基準発生回路84から出力される基準電圧の方が低いので、自身の基準発生回路84から出力される基準電圧をそのまま次段の変換回路85に対して出力する。この場合、ドライバIC80は、実効的なマスターとして働く。
一方、ドライバIC90では、外部から入力される電圧の方が自身の基準発生回路94から出力される基準電圧より低いので、最小値回路101は、基準発生回路94から出力されている基準電圧を、外部から入力された電圧、すなわち、実効的なマスターのドライバIC80から出力された基準電圧に変換し、それを次段の変換回路95へ出力する。
この場合、各ドライバICの基準発生回路から発生する基準電圧が異なる場合に、高い方の基準電圧を低い方の基準電圧に変換することができるため、基準電圧のばらつきによる駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfのばらつきをなくすことができる。従って、第3実施形態の効果(イ)および(ロ)を奏することができる。
(2)各ドライバICの基準電流の電流値が異なる場合に、大きい方の基準電流を小さい方の基準電流に変換するように構成することもできる。また、小さい方の基準電流を大きい方の基準電流に変換するように構成することもできる。さらに、基準発生回路または変換回路のインピーダンスの大きさに基づいて、マスターおよびスレーブを設定することもできる。
(3)前記第3実施形態では、ドライバICをマスターまたはスレーブに設定するための設定データを各ドライバICのレジスタに格納することにより、マスターおよびスレーブを設定するというソフト的な手法を用いても良い。また、マスターおよびスレーブを切り替えるソルダーポイントやスイッチなどの切り替え手段を各ドライバICに設けるというハード的な手法を用いることもできる。この変更例を適用した場合も第3実施形態の効果(イ)および(ロ)を奏することができる。
[その他の実施形態]
(1)前記各実施形態では、2個のドライバICによりアクチュエータを駆動する場合を説明したが、3個以上のドライバICによりアクチュエータを駆動するインクジェットプリンタにも本発明を適用できることは勿論である。
(2)前記各実施形態において説明した電気的構成は一例であり、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において変更できることは勿論である。
(3)各ドライバIC毎に抵抗回路などの回路(外付け回路)を接続する。また、各ドライバICから出力される駆動信号の立上がり時間Trおよび立下がり時間Tfなどの特性を計測装置により計測する。そして、計測値と目標値との差を補正するために必要な電圧値または電流値になるように、各ドライバICに接続された上記抵抗回路などの回路(外付け回路)を調整するように構成することもできる。この実施形態を実施した場合も、最良の形態による効果(イ)および(ロ)を奏することができる。また、この実施形態を実施する場合に、上記計測値と補正値とを対応付けたテーブル(補正値テーブル)を上記計測装置内または計測装置以外に設けられた記憶装置に格納しておき、計測値に対応する補正値を上記テーブルから読出し、その読出した補正値に対応する信号を各ドライバICへ出力して、各ドライバIC間の駆動信号の特性を相互に一致させることもできる。
(4)この発明は、圧電素子などの電気機械変換素子を利用した圧電アクチュエータの他、電気熱変換素子を利用したアクチュエータを駆動源とするインクジェットプリンタにも適用することができる。また、インクジェットヘッド上にインクカートリッジを備えたタイプのインクジェットプリンタ、または、スキャナー機能またはコピー機能を備えたインクジェットプリンタ、あるいは、インクジェットヘッドが移動しない方式のインクジェットプリンタにも適用することができる。
[各請求項と実施形態との対応関係]
(請求項1)
ドライバIC80,90が請求項1の駆動回路に、印刷用紙Pが被記録媒体に、抵抗回路20aまたは抵抗回路20bが調整手段にそれぞれ対応する。また、第2実施形態の切り替え回路86,96が調整手段として機能する。また、ドライバIC80をマスターに、ドライバIC90をスレーブにそれぞれ設定し、ドライバIC90の変換回路95から出力されていた基準電流を、ドライバIC80が出力する基準電流に切り替えるというドライバIC80,90がそれぞれ備える機能が調整手段に対応する。さらに、第3実施形態の最大値回路87,97が調整手段として機能する。また、ドライバIC80をマスターに、ドライバIC90をスレーブにそれぞれ設定し、ドライバIC90の基準発生回路94が発生する基準電圧を、ドライバIC80の基準発生回路84が発生する基準電圧に変換するというドライバIC80,90がそれぞれ備える機能が調整手段に対応する。
2または第3実施形態におけるドライバIC80が定の駆動回路に対応し、ドライバIC90が他の駆動回路に対応する。また、第2実施形態においてドライバIC80の変換回路85がドライバIC90の切り替え回路96へ出力する基準電流、または、第3実施形態においてドライバIC80の基準発生回路84がドライバIC90の最大値回路97へ出力する基準電圧が準信号に対応する。
(請求項
第3実施形態におけるドライバIC80が請求項に記載の所定の駆動回路に対応する。
(請求項
第3実施形態の変更例(1)において最小値回路を備えたドライバICのうち、基準電圧の電圧値または基準電流の電流値が最小のドライバICが、請求項に記載の所定の駆動回路に対応する。
(請求項
第2または第3実施形態における設定信号が、請求項に記載の設定信号に対応する
この発明を実施するための最良の形態に係るインクジェットプリンタの主要構成を示す平面説明図である。 インクジェットプリンタ1の制御系の主要構成をブロックで示す説明図である。 図2に示すドライバICの主要構成をブロックで示す説明図である。このうち、(a)は別に電圧源をもつ場合の説明図であり、(b)は特定のドライバICの基準発生回路を電圧源として用いた場合の説明図である。 第2実施形態におけるドライバICの主要構成をブロックで示す説明図である。このうち、(a)は予めマスターとなるドライバICが決められている場合の説明図であり、(b)は各ドライバICの出力特性からマスターを決める場合の説明図である。 第3実施形態におけるドライバICの主要構成をブロックで示す説明図である。このうち、(a)は各ドライバICが最大値回路をそれぞれ備える場合の説明図であり、(b)は各ドライバICが最小値回路をそれぞれ備える場合の説明図である。 図6(A)は、2つのドライバICを設けたインクジェットヘッドの説明図であり、図6(B)は、各ドライバICから出力される駆動パルス信号の説明図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
20 抵抗回路(調整手段)
30 インクジェットヘッド
80,90 ドライバIC(駆動回路)
Tr 立上がり時間
Tf 立下がり時間

Claims (5)

  1. 複数のノズルが配置されたヘッド本体と、各ノズルに対応してそれぞれ設けられた複数のアクチュエータと、印字データに基づいて所定のアクチュエータへインク吐出のための駆動信号を出力する駆動回路とを備えており、前記所定のアクチュエータを駆動することにより、前記所定のアクチュエータに対応するノズルから被記録媒体へインクを吐出して印字を行うインクジェットプリンタにおいて、
    前記複数のノズルが複数のグループに分けられているとともに、前記駆動回路が前記グループ毎に設けられており、
    所定の駆動回路が、各駆動回路から出力される各駆動信号の特性を相互に一致させるための基準信号を他の駆動回路へ出力し、前記他の駆動回路が前記基準信号を入力することにより、自身が出力する駆動信号の特性を前記所定の駆動回路が出力する駆動信号の特性と一致させる調整手段を備えたことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記各駆動回路の中で前記駆動信号のエネルギーが最大の駆動信号を出力する駆動回路が前記所定の駆動回路であることを特徴とする請求項に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記各駆動回路の中で前記駆動信号のエネルギーが最小の駆動信号を出力する駆動回路が前記所定の駆動回路であることを特徴とする請求項に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記各駆動回路のいずれかを前記所定の駆動回路に設定するための共通の設定信号を出力する設定信号出力手段を備えており、
    前記各駆動回路は、前記設定信号を入力することにより、自身を前記所定の駆動回路に設定することを特徴とする請求項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記ヘッド本体には、複数のノズルが配列されたノズル列が複数列配置されており、前記複数列のノズル列からなるノズル列群が前記ノズルの配列方向に複数のグループに分けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタ。
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