JP4273632B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4273632B2
JP4273632B2 JP2000164576A JP2000164576A JP4273632B2 JP 4273632 B2 JP4273632 B2 JP 4273632B2 JP 2000164576 A JP2000164576 A JP 2000164576A JP 2000164576 A JP2000164576 A JP 2000164576A JP 4273632 B2 JP4273632 B2 JP 4273632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
color
level
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000164576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001346029A (ja
Inventor
尚廣 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2000164576A priority Critical patent/JP4273632B2/ja
Publication of JP2001346029A publication Critical patent/JP2001346029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4273632B2 publication Critical patent/JP4273632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Color, Gradation (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント画像の一部領域に半透明バックを形成する画像処理技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、写真の一部領域に撮影日付等の文字情報を重ねて印字する写真処理装置が知られている。写真画像に重ねて文字等が印字されると、文字の認識が困難となることから、従来は、写真画像を構成するR,G,Bの各画素データを画素単位でカラーデータ(C)及び輝度データ(Y)に変換し、さらに文字を重ねる領域の画素に対応する輝度データを低下させる(感光材料から見ると濃度を淡くする)ように変更した後、変更された輝度データと上記カラーデータとから逆変換を施してR,G,Bの画素データに戻し、この戻された各色の画素データで重ね領域の濃度を淡くするいわゆる半透明バックを形成する画像処理を行っていた。そして、この半透明バック領域に文字を印字することで、印字文字の読みやすさを確保するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の装置では、R,G,Bの各画素データをカラーデータ及び輝度データに変換するデータ処理回路、及び変更後の輝度データと上記カラーデータとをR,G,Bの各画素データに逆変換するためのデータ処理回路が必要となるため、装置が複雑化し、高価なものとなる。しかも、上記変換、逆変換に要する処理時間が長くなることから画像処理の迅速化も阻害されていた。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でありながら迅速な画像処理を実現することのできる画像処理装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数色からなるカラー画像である第1の画像の一部領域に第2の画像を重ねてプリントする画像処理装置であって、上記第1の画像を構成する各画素のプリント時における輝度レベルを上記第2の画像との差を付与する方向に所定の変化率で変更するべく、入力される画素データのレベルに対して変更後のレベルを関連づけて出力可能に記憶するレベル変更手段と、第1の画像のうち上記一部領域に含まれる画素データのみ上記レベル変更手段を経由させてレベル変更を行わせる画像処理手段と、画像処理手段により処理された各画素データを受けてプリント出力を行う第1プリント部と、第2の画像を構成する画素データを受けてプリント出力を行う第2プリント部とを備え、前記画像処理手段は、前記第1の画像のR、G、Bの各画像データのうちの輝度レベルを変化させる色の画像データを指定する色指定情報を記憶する色指定情報記憶部と、前記一部領域を指定する領域指定情報を記憶する領域指定情報記憶部と、輝度レベルの前記変化率を指定する変化率指定情報を記憶する変化率指定情報記憶部と、を備え、前記レベル変更手段は、前記色指定情報、前記領域指定情報、および前記変化率指定情報に基づき、前記一部領域の前記指定された色の画像データの輝度レベルを前記変化率で変化させることを特徴とするものである。
【0006】
この構成によれば、前記画像処理手段は、色指定情報記憶部と、前領域指定情報記憶部と、変化率指定情報記憶部と、を備え、前記色指定情報記憶部は、前記第1の画像のR、G、Bの各画像データのうちの輝度レベルを変化させる色の画像データを指定する色指定情報を記憶し、前記領域指定情報記憶部は、前記一部領域を指定する領域指定情報を記憶し、前記変化率指定情報記憶部は、輝度レベルの前記変化率を指定する変化率指定情報を記憶する。複数色からなるカラー画像である第1の画像の一部領域に第2の画像を重ねてプリントする際に、上記第1の画像を構成する各画素のプリント時における輝度レベルを上記第2の画像との差を付与する方向に前記変化率指定情報記憶部に記憶された変化率指定情報で指定される所定の変化率で変更するべく、入力される画素データのレベルに対して変更後のレベルが関連づけられて出力可能にレベル変更手段に記憶される。そして、第1の画像のうち領域指定情報記憶部に記憶された領域指定情報により指定される上記一部領域に含まれる画素データのみ、かつ、第1の画像のR、G、Bの各画像データのうち色指定情報記憶部に記憶された色指定情報で指定される輝度レベルを変化させる色の画像データのみ上記レベル変更手段を経由させてレベル変更が画像処理手段により行われる。そして、画像処理手段により処理された各画素データを受けてプリント出力が第1プリント部により行われ、第2の画像を構成する画素データを受けてプリント出力が第2プリント部により行われるので、半透明バックの生成時に上記従来例のような変換、逆変換が不要となり、装置構成が簡単化されるとともに、画像の処理時間が短縮化される。
【0007】
また、レベル変更手段は、入力される画素データの輝度レベルを前記変化率指定情報記憶部に記憶された変化率指定情報で指定される所定の変化率で変更するものであるから、輝度レベルが任意に設定される。
【0008】
請求項記載の発明のように、レベル変更手段はテーブルメモリであることとすれば、装置構成がより簡単化されるとともに、画像の処理時間がより短縮化される。
【0009】
請求項記載の発明のように、テーブルメモリはSRAMであることとすれば、装置構成がさらに簡単化されるとともに、画像の処理時間がさらに短縮化される。
【0010】
請求項記載の発明のように、第2の画像は文字データからなる画像であることとすれば、半透明バックにその文字データが書き込まれる。
【0011】
請求項記載の発明のように、文字データは撮影日付であることとすれば、半透明バックに撮影日付が書き込まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用された写真処理装置の概略構成を示す図である。この図において、写真処理装置は、撮影済みフィルム(ネガフィルムあるいはポジフィルム等)Fの各コマのカラー画像をB,G,Rの各色毎に撮像するスキャナ10と、スキャナ10で撮像されたカラー画像を構成する各画素データ(第1の画像)として取り込む画像情報取込部20と、画像情報取込部20の各色毎の画像データに対応した色光に変換し、この各色光によりリールRに巻かれている印画紙Pを繰出して露光する露光部30と、露光部30で露光された印画紙Pを現像する現像処理部40と、現像された印画紙(感光材)Pを所定単位毎にカットするカット部50と、システム全体の動作を制御するシステムコントローラ60とから構成されている。なお、システムコントローラ60には、ユーザによる各種操作を行うためのキーボード、マウス等からなる入力部70とCRTモニタ等からなる出力部80とが接続されている。
【0013】
スキャナ10は、現像済みの長尺状のネガフィルムFの各コマを露光位置に順に搬送するフィルム搬送部11と、フィルムFを上面から均一輝度で照明しフィルムFを透過した光像を受光する撮像部14とを備えている。
【0014】
フィルム搬送部11は、巻取ローラ111と、巻取ローラ111を回転駆動する駆動モータ112と、駆動モータ112の駆動を制御するフィルム搬送制御部113とを備えており、フィルム搬送制御部113からの制御信号に基づき駆動モータ112を回転させ、巻取ローラ111によりフィルムFをコマ寸法分づつ間欠的に露光位置に移送する。
【0015】
撮像部14は、フィルムFの上部に配設されたランプ141と、ランプ141の発光量を制御するランプ制御部142と、ランプ141とフィルムFを挟んだ対向位置に配置された光電変換素子列(例えばCCD素子からなるラインセンサあるいはエリアセンサ)から構成された撮像手段143と、撮像手段143の動作を制御する撮像制御部144とを備えており、フィルム搬送部11により搬送されてきたフィルムFの画像を1コマづつ撮像する。
【0016】
画像情報取込部20は、撮像部14で撮像されたカラー画像をB,G, Rの各色毎に構成する画素データとして取り込み、その画像データを記憶するB,G,Rの3色分の画像メモリを有する画像データ記憶部21と、露光部30で露光すべき画像の1ライン分のB,G,Rの各画像データを画像データ記憶部21から読み出してB,G,R毎に一時記憶するラインバッファ22,23,24とを備えている。画像情報取込部20は、スキャナ10に備えた図略の磁気記録部等でフィルムFから読み取った各コマ毎の撮影日付、撮影者名、撮影場所、説明文等の画像を文字データ(第2の画像)として取り込むようにすることも可能である。
【0017】
露光部30は、ラインバッファ22,23,24から読み出されたB,G,Rの各画像データを対応する色光に変換して印画紙P上に出力することにより印画紙Pを露光する露光ヘッド部31と、印画紙Pを露光ヘッド部31の配設された位置に搬送する印画紙搬送部32と、露光ヘッド部31の駆動を制御する露光ヘッド制御部33と、ラインバッファ22,23,24から送出されてきたB,G,Rの各画像データに基づき印画紙搬送部32の後述する印画紙搬送制御部324及び後述するスーパーインポーズ回路(画像処理手段)331、輝度レベル変更テーブル(レベル変更手段)332、セレクタ(第1、第2プリント部)333、コントローラ334、CPU335、画像データ出力制御回路337及び色フィルタ制御回路336を同期制御する露光制御部34とを備えている。
【0018】
図2は、露光ヘッド部31の構成を詳細に示す図である。同図に示すように、露光ヘッド部31のヘッド部311は、印画紙Pの幅方向(矢印で示す搬送方向と直交する方向)に沿って配設された露光ヘッドであるPLZT素子からなるシャッタアレイ311aと、シャッタアレイ311aに色光を供給するためのハロゲンランプからなる白色光源311bと、シャッタアレイ311aと白色光源311bとの間に配設され、周方向に沿ってB,G,Rの3色の色領域に分割された円板状の色フィルタ311cと、白色光源311bの光を色フィルタ311cに導くミラートンネル311dと、白色光源311bの光が色フィルタ311cを透過することにより分解された複数の色光をシャッタアレイ311aに送出する光ファイバ束311eとから構成されている。
【0019】
色フィルタ311cは、駆動モータ331aにより周方向に沿って一定速度で回転するようになっている。すなわち、上記色フィルタ制御回路337は、露光制御部34から送出される識別信号を受けて駆動モータ331aの回転を制御し、色フィルタ311cの各色領域とB,G,Rの各画像データとが対応するように色フィルタ311cの回転駆動を制御する。なお、上記の白色光源311bと色フィルタ311cとは、シャッタアレイ311aに複数の色光を供給する光源を構成する。
【0020】
印画紙搬送部32は、露光ヘッド部31の上流側と下流側とに配設された第1搬送ローラ対321及び第2搬送ローラ対322と、第1及び第2搬送ローラ対321,322を回転駆動する駆動モータ323と、駆動モータ323の駆動を制御する印画紙搬送制御部324とを備えており、印画紙搬送制御部324の制御信号に基づき駆動モータ323を回転させてラインバッファ22,23,24から読み出される1ライン分のB,G,Rの各画像データの露光時間に対応して印画紙Pを1ピッチ分づつ下流側に搬送するものである。
【0021】
露光制御部34は、ラインバッファ22,23,24から送出されてきたB,G,Rの各画像データを読み出すと共に、印画紙搬送部32の印画紙搬送制御部324と、露光ヘッド制御部33のスーパーインポーズ回路331、輝度レベル変更テーブル332、セレクタ333、コントローラ334、CPU335、画像データ出力制御回路337及び色フィルタ制御回路336を制御し、印画紙Pに絵柄等の画像が正確に露光されるようにするものである。
【0022】
図3は、露光ヘッド制御部33の詳細構成を示す。同図に示すように、スーパーインポーズ回路331は、画像データの重ね合わせを行うもので、B,G,Rの各画像データのうちの輝度レベルを変化させる色の画像データを指定する色指定情報を記憶する色指定情報記憶部311aと、輝度レベルを変化させる領域(一部領域)を指定する領域指定情報を記憶する領域指定情報記憶部311bと、輝度レベルの変化率を指定する変化率指定情報を記憶する変化率指定情報記憶部311cと、文字データを記憶する文字データ記憶部311dとを備えている。これらの情報は、ユーザが上記入力部70から入力したものを各記憶部311a〜311dに予め記憶しておくか、あるいは、その都度入力することとしてもよい。ただし、文字データについては、上述したように、スキャナ10から取り込むこととしてもよい。
【0023】
輝度レベル変更テーブル332B,G,Rは、例えばSRAM(Static Random Access Memory)で構成されたテーブルメモリであって、色指定情報に基づき当該色の画像データの一部の輝度レベルを変化させるものである。ここで、輝度とは物体を一定方向から見たとき、その物体の観測方向に垂直な単位面積当たりの明るさをいい、物体の表面積をA、観測方向の光度をI、物体表面に立てた法線と観測方向との間の角度をθとすると、輝度Bは、次式で与えられる。
B=(1/cosθ)・(dI/dA)
【0024】
SRAMでは、スーパーインポーズ回路331からの制御信号により例えば読み書きのタイミングとアドレスを制御して入力値と出力値との比率を変化させることができるので、この比率で輝度レベルを変化させることができる。また、変化率は0〜100%の間で連続的あるいは不連続的に変化可能である。さらに、経験値を予め記憶させておいたLUTを用いて変化させることとしてもよい。なお、上記色指定がB,G,Rの3色以外の場合には、その組み合わせで対処するが、そのためには複数の色の画像データについて同時に上記輝度の変化を行う。
【0025】
セレクタ333B,G,Rは、例えばマルチプレクサで構成され、各色の画像データ、文字データ等を選択信号により合成して出力するものである。セレクタ333B,G,Rは、輝度レベルを変化させた一部の画像データを上記指定された領域内で切り出すとともに、残りの画像データを領域外で切り出して、これら切り出された両画像データを合成することにより、上記領域内に半透明バックを生成し(第1プリント部としての機能)、さらに、生成された半透明バックに文字を合成して画像データ出力制御回路337に送出する(第2プリント部としての機能)。
【0026】
画像データ出力制御回路337は、セレクタ333B,G,Rからそれぞれ送出されてきたB,G,Rの画像データ毎に各ドットに対応する露光素子に所定レベルの駆動電圧を供給し、色フィルタ制御回路336は、図2の駆動モータ331aを駆動して色フィルタ311cを回転させ、白色光源311bの光が、B色の画像データのときにはB色領域、G色の画像データのときにはG色領域、及びR色の画像データのときにはR色領域をそれぞれ透過して各色光に分解されるようにし、シャッタアレイ311aは色フィルタ311cを透過して得られた各色光によって印画紙Pの幅方向における同一のライン位置を順に露光する。
【0027】
コントローラ334は、CPU335からの指令に従い、各回路を動作させるものであり、CPU335は、入力部70からの入力データに基づき半透明バックの要否を判断する半透明バック要否判断部335aを備えている。すなわち、入力部70は、システムコントローラ60、露光制御部34及びコントローラ334を介して、上記色指定、領域指定、輝度レベルの変化率の指定、文字データ入力、その他ユーザによる各種操作を行うものであり、出力部80は、各操作の際に各種情報等の表示を行うものである。例えば、CPU335の半透明バック要否判断部335aからの指令情報により、コントローラ334、露光制御部34及びシステムコントローラ60を介して表示部80が制御され、その画面上で半透明バック処理の要否を問う表示がなされ、入力部70でY/Nを入力するとその入力データがシステムコントローラ60、露光制御部34及びコントローラ334を介してCPU335の半透明バック要否判断部335aに伝送される。
【0028】
再び図1に戻って説明を続けると、現像処理部40は、現像液の充填された液槽41を備えており、露光ヘッド部31で露光された印画紙Pが液槽41の下流側に配設された図略の露光済印画紙搬送部により搬送されて液槽41内の現像液に浸漬されることにより、印画紙Pの露光により形成された潜像が顕在化される。
【0029】
カット部50は、現像処理部40で現像され、その後に乾燥された印画紙Pを幅方向にカットするカッタ51から構成されており、カッタ51の上流側に配設された図略の現像済印画紙搬送部によりカット部50に搬送された長尺状の印画紙Pを所定単位に分割する。
【0030】
カッタ51は、印画紙Pの上下に配設された楔形状の上切断刃511と下切断刃512とから構成されている。この上切断刃511と下切断刃512とは、印画紙Pが切断位置にきていないときには印画紙P面から離間する位置に移動しており、印画紙Pが切断位置にきたときに上切断刃511と下切断刃512が印画紙P面側に移動して印画紙Pを挟み込むことにより幅方向にカットする。このカッタ51は、上切断刃511と下切断刃512を上下に駆動する駆動モータ513と、駆動モータ513の駆動を制御するカッタ制御部514とを備えている。
【0031】
システムコントローラ60は、図略のCPUや制御用のプログラムを記憶したROM等を備えており、ROMに記憶された制御プログラムに基づき各制御部に指令を与えて各制御部及び各回路の動作を集中制御する。
【0032】
図4は印画紙に半透明バックを形成した状態を示す図である。図4では、半透明バックTは、印画紙Pの右下部に設定され、例えば撮影日付である「H12.5.8」が書き込まれている。なお、半透明バックTの大きさや方向や設定位置は予め設定されたものを用いてもよいが、上述したように入力部70から任意に指定することもできる。
【0033】
図5は本実施形態の動作を示すフローチャートである。本装置は以下のように動作する。まず、スキャナ10でフィルムFから画像データを取り込み(ステップS1)、引き続いて文字データを取り込む(ステップS2)。このうち画像データは画像情報取込部20の画像データ記憶部21に記憶され、文字データは、コントローラ334を介してスーパーインポーズ回路331の文字データ記憶部331dに記憶される。ついで、入力部70からの入力データに基づきCPU335の半透明バック要否判断部335aで半透明バック処理の有無が判断される(ステップS3)。そして、半透明バックを要すると判断された場合には、各記憶部331a〜331cからの各情報が読み出されることによって、領域指定がなされ(ステップS4)、色指定がなされ(ステップS5)、輝度レベルの変化率が指定される(ステップS6)。各指定が終了すると、上記画像データ記憶部21からラインバッファ22,23,24にそれぞれ転送された各色の画像データのうちの上記色指定がなされた画像データの輝度レベルが輝度レベル変更テーブル332B,G,Rにより上記指定された輝度レベルの変化率(例えば50%)だけ変化させられる(ステップS7)。その後、セレクタ333B,G,Rにより輝度レベルが変化させられた画像データが上記指定された領域内で切り出されるとともに、輝度レベルが変化させられていない残りの画像データが上記指定された領域外で切り出される(ステップS8)。セレクタ333B,G,Rによりこれら切り出された両画像データが合成され(ステップS9)、文字データがさらに合成される(ステップS10)。そして、画像データ出力制御回路337から出力された各画像データで印画紙が露光等される(ステップS11)。一方、上記ステップS3において、CPU335の半透明バック要否判断部335aで半透明バックは不要であると判断された場合には、ステップS4〜S10がスキップされて、半透明バック処理がなされなかった画像データで印画紙が露光等される。
【0034】
以上のようにして、画像の一部領域に文字を重ねてプリントする際に、上記画像を構成する各画素のプリント時における濃度レベルを上記文字との差を付与する方向に変更するべく、入力される画素データのレベルに対して変更後のレベルが関連づけられて出力可能に輝度レベル変更テーブル332B,G,Rに記憶され、上記画像のうち上記一部領域に含まれる画素データのみ上記輝度レベル変更テーブル332B,G,Rを経由させてレベル変更がスーパーインポーズ回路331により行われ、スーパーインポーズ回路331により処理された各画素データを受けてプリント出力がセレクタ333B,G,Rにより行われ、文字を構成する画素データを受けてプリント出力がセレクタ333B,G,Rにより行われるので、バックデータの生成時に上記従来例のような変換、逆変換が不要となり、装置構成が簡単化されるのでコストダウンが図れるとともに、画像の処理時間が短縮化されるので、写真処理装置の高性能化が図れる。
【0035】
なお、上記実施形態では、レベル変化手段としてテーブルメモリである輝度レベル変更テーブル332B,G,R、例えばSRAMを使用したが、DRAMを使用することとしてもよい。また上記実施形態では、セレクタ333B,G,Rとして、マルチプレクサを使用したが、その他のスイッチ回路を使用してもよい。また上記実施形態では、露光ヘッド部31としてPLZT素子を使用したが、レーザ光源を使用してもよい。
【0036】
また上記実施形態では、画像情報取込部20の画像データ記憶部21から画像データを読み出し、露光部30で印画紙Pに露光するようにしているが、パソコン等の外部装置から画像データを直接取り込み、この画像データに基づき印画紙Pを露光してもよい。
【0037】
また上記の実施形態では、画像処理装置としての画像情報取込部20及び露光部30を写真処理装置に適用したものを例示したが、プリンタその他画像形成装置に適用することも可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上、詳述したごとく、請求項1記載の発明によれば、半透明バックの生成時に上記従来例のような変換、逆変換が不要となり、装置構成を簡単化して、コストダウンを図ることができるとともに、画像の処理時間を短縮化して装置の高性能化をも図ることができる。
【0039】
また、請求項1記載の発明によれば、輝度レベルを任意に設定できるので、便利である。
【0040】
請求項記載の発明によれば、装置構成をより簡単化して、さらなるコストダウンを図ることができるとともに、画像の処理時間をより短縮化して装置のさらなる高性能化をも図ることができる。
【0041】
請求項記載の発明によれば、装置構成をさらに簡単化して、さらなるコストダウンを図ることができるとともに、画像の処理時間をさらに短縮化して装置のさらなる高性能化をも図ることができる。
【0042】
請求項記載の発明によれば、半透明バックにその文字データを書き込むことができる。
【0043】
請求項記載の発明によれば、半透明バックに撮影日付を書き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用された写真処理装置の概略構成を示す図である。
【図2】 露光ヘッド部の詳細構成を示す図である。
【図3】 露光ヘッド制御部の詳細構成を示す図である。
【図4】 印画紙への露光結果を示す図である。
【図5】 本装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 画像情報取込部
21 画像データ記憶部
22,23,24 ラインバッファ
30 露光部
31 露光ヘッド部
32 印画紙搬送部
33 露光ヘッド制御部
34 露光制御部
331 スーパーインポーズ回路(画像処理手段)
331a 色指定情報記憶部
331b 領域指定情報記憶部
331c 輝度レベル変化率情報記憶部
331d 文字データ記憶部
332、332B,G,R 輝度レベル変更テーブル(レベル変更手段、テーブルメモリ)
333、333B,G,R セレクタ(第1、第2プリント部)
334 コントローラ
335 CPU
336 色フィルタ制御回路
337 画像データ出力制御回路
40 現像処理部
50 カット部
60 システムコントローラ
70 入力部
80 表示部

Claims (5)

  1. 複数色からなるカラー画像である第1の画像の一部領域に第2の画像を重ねてプリントする画像処理装置であって、上記第1の画像を構成する各画素のプリント時における輝度レベルを上記第2の画像との差を付与する方向に所定の変化率で変更するべく、入力される画素データのレベルに対して変更後のレベルを関連づけて出力可能に記憶するレベル変更手段と、第1の画像のうち上記一部領域に含まれる画素データのみ上記レベル変更手段を経由させてレベル変更を行わせる画像処理手段と、画像処理手段により処理された各画素データを受けてプリント出力を行う第1プリント部と、第2の画像を構成する画素データを受けてプリント出力を行う第2プリント部とを備え、
    前記画像処理手段は、前記第1の画像のR、G、Bの各画像データのうちの輝度レベルを変化させる色の画像データを指定する色指定情報を記憶する色指定情報記憶部と、前記一部領域を指定する領域指定情報を記憶する領域指定情報記憶部と、輝度レベルの前記変化率を指定する変化率指定情報を記憶する変化率指定情報記憶部と、を備え、
    前記レベル変更手段は、前記色指定情報、前記領域指定情報、および前記変化率指定情報に基づき、前記一部領域の前記指定された色の画像データの輝度レベルを前記変化率で変化させることを特徴とする画像処理装置。
  2. レベル変更手段はテーブルメモリであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. テーブルメモリはSRAMであることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  4. 第2の画像は文字データからなる画像であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 文字データは撮影日付である請求項記載の画像処理装置。
JP2000164576A 2000-06-01 2000-06-01 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4273632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000164576A JP4273632B2 (ja) 2000-06-01 2000-06-01 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000164576A JP4273632B2 (ja) 2000-06-01 2000-06-01 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001346029A JP2001346029A (ja) 2001-12-14
JP4273632B2 true JP4273632B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=18668179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000164576A Expired - Fee Related JP4273632B2 (ja) 2000-06-01 2000-06-01 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4273632B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5067881B2 (ja) * 2008-07-11 2012-11-07 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001346029A (ja) 2001-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2634410B2 (ja) 帯状プリント写真
US4933773A (en) Photographic printing method and apparatus therefor
US5838457A (en) Index printing apparatus including exposure control means
EP1528508B1 (en) Image processing method and apparatus for image resizing
JP4273632B2 (ja) 画像処理装置
JP2501870B2 (ja) 画像合成プリンタ
JPH11258712A (ja) プリンタ及び写真焼付装置のセットアップ方法、並びに、プリントシステム及び写真焼付システム、並びに、プリンタ及び写真焼付装置のセットアップシステム
JP2710719B2 (ja) 写真プリンタ
JP2771563B2 (ja) 画像レイアウト装置
JPS5974543A (ja) 写真焼付装置
JP2710722B2 (ja) 写真プリンタ及びミニラボ装置
JP2006072743A (ja) キャッチライト合成方法及び装置
JP3769748B2 (ja) 写真プリント装置
JP4106577B2 (ja) 写真焼付装置
JP2834457B2 (ja) 画像レイアウト装置
JPH0196634A (ja) インデックス写真焼付方法
JPH05323469A (ja) 画像合成プリンタ
JP3052265B2 (ja) 写真焼付方法及び装置
JP2962724B2 (ja) 画像処理装置
JPH10268440A (ja) メッセージプリント方法
JPH09179208A (ja) インデックスプリント及び写真処理装置
JP3386395B2 (ja) デジタル写真処理装置
JPH06222465A (ja) 写真プリンタ
JPH0961945A (ja) 写真焼付装置
JP2000075415A (ja) プリント作成装置及びプリント作成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees