JP4273620B2 - 基板用ガラス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気ディスク、光ディスク等の情報記録媒体、バンドパスフィルタ等の光回路部品、等の基板に用いられるガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報記録媒体用基板、たとえば磁気ディスク(ハードディスク)用基板の材料としては、アルミニウム、ガラス、セラミックス、カーボンなどが知られている。現在では、サイズや用途に応じて主にアルミニウムおよびガラスが実用化されている。なかでもガラス基板は、表面の平滑性や機械的強度が優れているため、その使用範囲が拡大している。
【0003】
このような基板に従来使用されているガラスとして、モル%表示の組成が、SiO2:65.3%、Al2O3:8.6%、ZrO2:3.5%、Li2O:12.5%、Na2O:10.1%、であるガラス(以下「従来ガラス」という。)が例示される。
【0004】
一方、情報記録媒体用基板のたわみや反りの問題を解決するために、高ヤング率のガラスが求められている。このような問題を解決するガラスとして、特開平10−81542号公報には、ヤング率が100GPa以上であるガラスが開示されている。
【0005】
また、バンドパスフィルタ等の光回路部品においては、ガラスまたは結晶化ガラスからなる基板が用いられている。たとえば、光回路の分波用または合波用バンドパスフィルタには、結晶化ガラス基板に種々のセラミックス薄膜またはガラス薄膜を積層したものが用いられてきている。このような基板用の結晶化ガラスとして、モル%表示の組成が、SiO2:74.5%、Al2O3:3.8%、MgO:1.1%、CaO:0.1%、ZnO:0.4%、ZrO2:0.6%、Li2O:18.1%、Na2O:0.1%、K2O:1.2%、P2O5:0.1%、である結晶化ガラス(以下「従来結晶化ガラス」という。)が例示される。この従来結晶化ガラスには、Li2O・2SiO2等の結晶が析出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
磁気ディスクには多くの金属材料が用いられており、ガラス基板とその周囲で用いられる金属材料の膨張係数マッチングが重要である。たとえば、ガラス基板を固定しているクランプはステンレス鋼等の金属である。このガラス基板は磁気ディスク使用時には高速で回転し、その際、駆動モータ等の発熱によってクランプの温度は90℃またはそれ以上に上昇する。
【0007】
クランプとガラス基板の膨張係数の差が大きいほど、このクランプの温度上昇により次のような問題が生じる可能性が高くなる。すなわち、クランプによるガラス基板の固定が緩んだり、またはガラス基板に歪みやたわみが生じ、その結果、データ記録箇所の位置ずれが起って書き込みエラーまたは読み込みエラーが生じる。なお、金属材料の50〜350℃における平均線膨張係数αは、典型的には110×10-7/℃程度である。
【0008】
また、磁気ディスクのたわみや反りの問題を解決するために、基板に用いられるガラスのヤング率が高いことが求められている。
前記従来ガラスのαは87×10-7/℃であり、前記膨張係数マッチングの問題の解決が図られているが、ヤング率は83GPaであり決して高くはない。
【0009】
また、表面に積層薄膜が形成されている光回路部品用基板においても、基板とその積層薄膜との膨張係数マッチングが重要である。たとえば、該光回路部品を通過した光の中心波長の温度依存性を0.003nm/℃以下にするためには、基板のαは80×10-7/℃以上であることが求められる。また、基板は研磨加工されるので高強度したがって高ヤング率であることが求められている。
【0010】
前記従来結晶化ガラスのαは87×10-7/℃であり、またそのヤング率は94GPaであって比較的高いが、結晶化工程が必須であり、したがって製造工程がガラス基板に比べて多い問題がある。
本発明は、以上の課題を解決する、高ヤング率かつ高膨張係数の基板用ガラスの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記酸化物基準のモル%表示で、実質的に、
Al2O3 10〜50、
CaO 20〜70、
SiO2 0〜25、
MgO 0〜25、
SrO 0〜25、
BaO 0〜25、
ZnO 0〜25、
TiO2 0〜25、
ZrO2 0〜15、
Li2O 0〜15、
Na2O 0〜15、
K2O 0〜15、
Y2O3 0〜25、
La2O3 0〜25、
からなる基板用ガラスを提供する。
また、下記酸化物基準のモル%表示で、実質的に、
Al 2 O 3 20〜35、
CaO 45〜60、
SiO 2 4〜9、
MgO 0〜10、
SrO 0〜10、
BaO 0〜10、
ZnO 0〜10、
TiO 2 0〜10、
ZrO 2 0〜7、
Li 2 O 0〜8、
Na 2 O 0〜6、
K 2 O 0〜6、
Y 2 O 3 0〜4、
La 2 O 3 0〜4、
からなり、Al 2 O 3 およびCaOの含有量の合計とSiO 2 の含有量の比(Al 2 O 3 +CaO)/SiO 2 が10以上であって、液相温度が1400℃以下である基板用ガラスを提供する。
また、下記酸化物基準のモル%表示で、実質的に、
Al 2 O 3 20〜35、
CaO 45〜60、
SiO 2 4〜9、
MgO 0〜10、
SrO 0〜10、
BaO 0〜10、
ZnO 0〜10、
TiO 2 0〜10、
ZrO 2 0〜7、
Li 2 O 0〜8、
Na 2 O 0〜6、
K 2 O 0〜6、
Y 2 O 3 0〜4、
La 2 O 3 0〜4、
からなり、Al 2 O 3 およびCaOの含有量の合計とSiO 2 の含有量の比(Al 2 O 3 +CaO)/SiO 2 が10以上であって、50〜350℃における平均線膨張係数が70×10 -7 /℃以上である基板用ガラスを提供する。
また、本発明は、前記基板用ガラスからなる情報記録媒体用ガラス基板および光回路部品用ガラス基板を提供する。
【0012】
本発明者は、SiO2含有量が25モル%超であるケイ酸塩ガラスまたはケイ酸塩結晶化ガラスにおいて高ヤング率および高膨張係数を同時に満たすことが困難であるのは、ケイ酸塩ガラスまたはケイ酸塩結晶化ガラスのガラス構造に由来することを見出し、本発明に至った。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の基板用ガラス(本発明のガラスという。)の液相温度は1400℃以下であることが好ましい。1400℃超ではガラス製造時に失透するおそれがある。より好ましくは1350℃以下、特に好ましくは1300℃以下、最も好ましくは1250℃以下である。
【0014】
本発明のガラスのヤング率Eは90GPa以上であることが好ましい。90GPa未満では、基板がたわんだり反ったりするおそれがある、または基板の強度が低くなりすぎるおそれがある。より好ましくは100GPa以上、特に好ましくは110GPa以上である。
【0015】
本発明のガラスの比弾性率、すなわちヤング率Eを密度dで除したものE/dは34GPa/g/cm3以上であることが好ましい。34GPa/g/cm3未満では基板がたわんだり反ったりするおそれがある。より好ましくは35GPa/g/cm3以上、特に好ましくは36GPa/g/cm3以上、最も好ましくは37GPa/g/cm3以上である。
【0016】
本発明のガラスの50〜350℃における平均線膨張係数αは70×10-7/℃以上であることが好ましい。70×10-7/℃未満では、磁気ディスクの金属製クランプ、バンドパスフィルタの積層薄膜、等との膨張係数マッチングが困難になるおそれがある。より好ましくは80×10-7/℃以上、特に好ましくは84×10-7/℃以上、最も好ましくは89×10-7/℃以上である。
【0017】
本発明のガラスは、下記酸化物基準のモル%表示で、実質的に、
Al2O3 20〜35、
CaO 45〜60、
SiO2 4〜9、
MgO 0〜10、
SrO 0〜10、
BaO 0〜10、
ZnO 0〜10、
TiO2 0〜10、
ZrO2 0〜7、
Li2O 0〜8、
Na2O 0〜6、
K2O 0〜6、
Y2O3 0〜4、
La2O3 0〜4、
からなり、Al2O3およびCaOの含有量の合計とSiO2の含有量の比(Al2O3+CaO)/SiO2が10以上であることが好ましい。
【0018】
次に、本発明のガラスの組成について、モル%を単に%と表示して説明する。
Al2O3はガラスを安定化させる成分であり必須である。50%超ではガラス化が困難になる。好ましくは45%以下、より好ましくは40%以下、特に好ましくは35%以下である。10%未満でもガラス化が困難になる。好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上である。
【0019】
CaOはガラスを安定化させる成分であり必須である。70%超ではガラス化が困難になる。好ましくは65%以下、より好ましくは60%以下である。20%未満でもガラス化が困難になる。好ましくは30%以上、より好ましくは40%以上、特に好ましくは45%以上である。
【0020】
SiO2は必須ではないが、ガラスを安定化させ、また液相温度を低下させるために、25%まで含有してもよい。25%超ではEおよび/またはαが小さくなりすぎるおそれがある。好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下、特に好ましくは12%以下、最も好ましくは9%以下である。
【0021】
SiO2を含有する場合、その含有量は0.1%以上であることが好ましい。0.1%未満ではガラス化が困難になるおそれがある、または液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは1%以上、より好ましくは3%以上、特に好ましくは4%以上である。
【0022】
SiO2の含有量が0.1%以上である場合、Al2O3およびCaOの含有量の合計とSiO2の含有量の比(Al2O3+CaO)/SiO2は2以上であることが好ましい。ここで、(Al2O3+CaO)/SiO2は、Eおよび/またはαに影響する因子である。この比が2未満ではEおよび/またはαが小さくなりすぎる。好ましくは4以上、より好ましくは6以上、特に好ましくは8以上、最も好ましくは10以上である。
【0023】
MgOは必須ではないが、Eを大きくするために、または液相温度を低下させるために、25%まで含有してもよい。25%超ではかえって液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下、特に好ましくは10%以下である。MgOを含有する場合、その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは3%以上、特に好ましくは5%以上である。
【0024】
SrOおよびBaOはいずれも必須ではないが、溶融ガラスの粘度を小さくするために、または液相温度を低下させるために、それぞれ25%まで含有してもよい。25%超ではEが小さくなりすぎるおそれがある。それぞれの含有量は、好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下、特に好ましくは10%以下である。SrOを含有する場合、またはBaOを含有する場合、それぞれの含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは3%以上、特に好ましくは4%以上である。
【0025】
ZnOは必須ではないが、Eを大きくするために、または液相温度を低下させるために、25%まで含有してもよい。25%超ではかえって液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下、特に好ましくは10%以下である。ZnOを含有する場合、その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは3%以上、特に好ましくは4%以上である。
【0026】
TiO2は必須ではないが、Eを大きくするために、または化学的耐久性を高くするために、25%まで含有してもよい。25%超では液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下、特に好ましくは10%以下である。TiO2を含有する場合、その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは2%以上、特に好ましくは3%以上である。
【0027】
ZrO2は必須ではないが、Eを大きくするために、または化学的耐久性を高くするために、25%まで含有してもよい。25%超では液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下、特に好ましくは10%以下、最も好ましくは7%以下である。ZrO2を含有する場合、その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは2%以上、特に好ましくは3%以上である。
【0028】
Li2Oは溶融ガラスの粘度を小さくするために、またはEを大きくするために、またはαを大きくするために、15%まで含有してもよい。15%超では液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは10%以下、より好ましくは8%以下、特に好ましくは6%以下である。Li2Oを含有する場合、その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは2%以上、特に好ましくは3%以上である。
【0029】
Na2OおよびK2Oは溶融ガラスの粘度を小さくするために、またはαを大きくするために、それぞれ15%まで含有してもよい。15%超ではEが小さくなりすぎるおそれがある。好ましくは10%以下、より好ましくは7%以下、特に好ましくは5%以下である。Na2Oを含有する場合、またはK2Oを含有する場合、それぞれの含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは2%以上、特に好ましくは3%以上である。
【0030】
Y2O3は必須ではないが、Eを大きくするために25%まで含有してもよい。25%超では液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下、特に好ましくは5%以下である。Y2O3を含有する場合、その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは2%以上である。なお、液相温度をより低くしたい場合はY2O3を実質的に含有しないことが好ましい。
【0031】
La2O3は必須ではないが、Eを大きくするために25%まで含有してもよい。25%超では液相温度が高くなりすぎるおそれがある。好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下、特に好ましくは5%以下である。La2O3を含有する場合、その含有量は1%以上であることが好ましい。より好ましくは2%以上である。
【0032】
本発明のガラスは実質的に上記成分からなるが、その他の成分を本発明の目的を損なわない範囲で含有してもよい。前記その他成分の含有量の合計は25モル%以下であることが好ましい。より好ましくは15モル%以下、特に好ましくは10モル%以下である。前記その他成分について以下に述べる。
【0033】
Eを大きくするために、V2O5、Cr2O3、MnO、Fe2O3、CoO、NiO、CuO、Ga2O3、GeO2、Nb2O5、MoO3、CeO2、Pr2O3、Nd2O3、Pm2O3、Sm2O3、Eu2O3、Gd2O3、Tb2O3、Dy2O3、Ho2O3、Er2O3、Tm2O3、Yb2O3、HfO2、Ta2O5およびWO3からなる群(以下この群を群Aという。)から選ばれる1種以上の成分を含有してもよい。群Aの成分の含有量の合計は20モル%以下であることが好ましい。20モル%超では、液相温度が高くなりすぎるおそれがある、または密度が大きくなりすぎ比弾性率が低下するおそれがある。より好ましくは15モル%以下、特に好ましくは10モル%以下、最も好ましくは3モル%以下である。また、群Aの成分を含有する場合、それらの含有量の合計は0.1モル%以上であることが好ましい。より好ましくは1モル%以上、特に好ましくは2モル%以上である。
【0034】
ガラス溶解を促進するために、またはガラスを安定化させるために、B2O3、P2O5、TeO2、PbO、Bi2O3等を含有してもよい。これらの含有量の合計は10モル%以下であることが好ましい。
ガラスの清澄促進のために、SO3、As2O5、Sb2O5等を含有してもよい。これらの含有量の合計は2モル%以下であることが好ましい。
【0035】
本発明のガラスは溶融後板状に成形され、その後、徐冷工程、切断工程を経てガラス基板とされる。本発明においては結晶化工程は不要である。
【0036】
次に、本発明の情報記録媒体用ガラス基板および光回路部品用ガラス基板について説明する。
本発明の情報記録媒体用ガラス基板は、本発明のガラスからなり、所望の寸法に切断されているガラス板であって、情報記録媒体の基板に用いられる。ここでいう情報記録媒体として、磁気ディスク、光ディスク等が例示される。
【0037】
本発明の光回路部品用ガラス基板は、本発明のガラスからなり、所望の寸法に切断されているガラス板であって、光回路部品の基板に用いられる。ここでいう光回路部品として、高密度波長分割多重(DWDM)光通信システムで使用される光合波用/光分波用バンドパスフィルタ、利得平坦化フィルタ等が例示される。なお、本発明の光回路部品用ガラス基板の表面には、通常、積層薄膜が形成される。
【0038】
【実施例】
表のAl2O3〜La2O3の欄にモル%表示で示した組成となるように原料を調合して白金るつぼに入れ、1450〜1650℃に加熱し3〜5時間溶融した。この際白金スターラにより2時間撹拌し溶融ガラスを均質化した。次いで溶融ガラスを流し出して板状に成形後、徐冷を行った。
【0039】
得られたガラスについて、密度d(単位:g/cm3)、ヤング率E(単位:GPa)、50〜350℃における平均線膨張係数α(単位:10-7/℃)および液相温度TL(単位:℃)を測定した。ヤング率を密度で除した比弾性率E/d(単位:GPa/g/cm3)の値とともに表に示す。d、E、α、TLの測定方法は以下のとおりである。
【0040】
d:約20gのガラスについて、アルキメデス法により測定した。
E:4cm×4cmのガラス板の両面が平行になるように研磨して、厚さを10〜20mmとした試料について、超音波パルス法により測定した。
α:直径5mm、長さ20mmの円柱状に加工し、熱機械分析装置(リガク(株)製、商品名TMA8140)を用いて5℃/分の昇温速度で測定し、50〜350℃における平均線膨張係数を算出した。
TL:ガラスを乳鉢で2mm程度のガラス粒に粉砕し、このガラス粒を白金ボートの上に並べて置く。この白金ボートを温度傾斜炉に入れて24時間熱処理し、結晶が析出しているガラス粒が位置していた部分の温度の最高値を液相温度とした。
【0041】
例1〜10は実施例である。例11は前記従来ガラス、例12は特開平10−81542号公報に実施例3として開示されているガラスであり、いずれも比較例である。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】
本発明により、書き込みエラーまたは読み込みエラー等のトラブルが起りにくい磁気ディスク等の情報記録媒体を提供できる。また、強度が大きく温度依存性の小さいバンドパスフィルタ等の光回路部品を提供できる。
さらに、結晶化工程が不要であり、結晶化ガラス基板に比べて製造工程が少ない情報記録媒体用ガラス基板または光回路用ガラス基板を提供できる。
Claims (7)
- 下記酸化物基準のモル%表示で、実質的に、
Al2O3 20〜35、
CaO 45〜60、
SiO2 4〜9、
MgO 0〜10、
SrO 0〜10、
BaO 0〜10、
ZnO 0〜10、
TiO2 0〜10、
ZrO2 0〜7、
Li2O 0〜8、
Na2O 0〜6、
K2O 0〜6、
Y2O3 0〜4、
La2O3 0〜4、
からなり、Al 2 O 3 およびCaOの含有量の合計とSiO 2 の含有量の比(Al 2 O 3 +CaO)/SiO 2 が10以上であって、液相温度が1400℃以下である基板用ガラス。 - 下記酸化物基準のモル%表示で、実質的に、
Al 2 O 3 20〜35、
CaO 45〜60、
SiO 2 4〜9、
MgO 0〜10、
SrO 0〜10、
BaO 0〜10、
ZnO 0〜10、
TiO 2 0〜10、
ZrO 2 0〜7、
Li 2 O 0〜8、
Na 2 O 0〜6、
K 2 O 0〜6、
Y 2 O 3 0〜4、
La 2 O 3 0〜4、
からなり、Al 2 O 3 およびCaOの含有量の合計とSiO 2 の含有量の比(Al 2 O 3 +CaO)/SiO 2 が10以上であって、50〜350℃における平均線膨張係数が70×10 -7 /℃以上である基板用ガラス。 - 液相温度が1400℃以下である請求項2に記載の基板用ガラス。
- 50〜350℃における平均線膨張係数が70×10-7/℃以上である請求項1に記載の基板用ガラス。
- ヤング率が90GPa以上である請求項1、2、3または4に記載の基板用ガラス。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の基板用ガラスからなる情報記録媒体用ガラス基板。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の基板用ガラスからなる光回路部品用ガラス基板。
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