JP4273009B2 - 粉粒体処理装置 - Google Patents
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Description
さらに、オイルシール121が劣化した場合、粉砕室103内を完全な気密状態とすることができず、粉砕室103内に蒸気を充填したとしても、その部分から蒸気が外部へ漏れてしまう。その結果、蒸気温度及び蒸気圧力が低下し、完全な滅菌を行うことができない。
図1は、本実施例の粉砕機を示す概略縦断面図である。
隔壁11の中央部は、上方へ筒状に突出しており、下方にのみ開口した筒状凸部12が形成されている。この筒状凸部12は、第一補助部材5がはめ込まれた前記駆動軸1を受け入れ可能とし、モータ3は、この筒状凸部12に駆動軸1を差し込んだ状態で隔壁11の下方に配置される。なお、この筒状凸部12を構成する周側面及び上面は、隔壁11の他の部分に比べその厚さが薄く形成されている。また、隔壁11(筒状凸部12)は、前記磁石7の磁力を阻害しない非磁性体である。
図示例のハウジング15は、その上端部が径方向内側へ若干延出しており、これによりハウジング15内の穴は、段付き穴とされている。
回転軸35は、空気軸受31のエアー通過部材33の内寸よりも若干小径の円柱形状であり、その下端部にはツバ部35aが形成されている。また、回転軸35の下端には、下方にのみ開口した円筒状の第二補助部材37が一体的に設けられている。本実施例の第二補助部材37は、保持部材32と隔壁11との間に配置される。また、その内径は、前記隔壁11の筒状凸部12の外径より若干大径とされており、この第二補助部材37内に、隔壁11の筒状凸部12が差し込まれた状態で、回転軸35は空気軸受31内に配置される。その際、回転軸35のツバ部35aは、保持部材32の凹溝32aに配置される。
また、回転軸35の上端部は、ハウジング15の上端面より上方において、上方へ行くに従って順次縮径して、ハンマー61の取付部36とされている。
回転軸35は、その周側面に向けてエアー通過部材33から噴出されるエアーによりラジアル荷重が保持され、ツバ部35aに向けて噴出されるエアーによりスラスト荷重が保持される。
本実施例の粉砕室50は、ハウジング15の上部に載せ置かれる下部材51と、下部材51の上部に載せ置かれる略円筒状のホルダー53と、ホルダー53の上部に載せ置かれる上部材55とを主要部として備える。
具体的には、隔壁11には、上下に貫通して穴11cが形成されている。また、ハウジング15の周側壁には、隔壁11に形成された穴11cと連通するように、その下端面に開口して軸方向上方へ連続した穴15cが形成されており、この穴15cは、ハウジング15の上端部において、径方向内側へ屈曲して、ハウジング15の延出部16の内周面に開口している。
そして、ハンマー取付部36の上端部には、ネジが形成されたキャップ67がねじ込まれてハンマー61及びカラー57を回転軸35と一体化させている。
さらに、上部材55には、その外周端部に上下に貫通する穴55cが形成されており、前記締付ボルト21が差し込まれている。そして、この締付ボルト21には、上部材55の上部において、ネジが形成された第二締付ノブ24がねじ込まれている。従って、ハウジング15の上部に粉砕室50(下部材51,ホルダー53(スクリーン71,ライニング72),上部材55)を積層した後、この第二締付ノブ24を下方へねじ込んでいくことで、第二締付ノブ24の下端面が上部材55に当接し、上部材55は下方へ押し込まれていく。これに伴い、ホルダー53及び下部材51も下方へ押し込まれていき、各部材はOリング44,45,46を介してハウジング15に密着する。つまり、隔壁11の上部に積層された各部材15,51,53,55は、第一締付ノブ23及び第二締付ノブ24を締付ボルト21に対して下方へねじ込んでいくことで、それぞれOリング43,44,45,46を介して密着し固定される。
本実施例の粉砕機には、隔壁11の上部に積層される各部材(ハウジング15、下部材51、ホルダー53、上部材55)の浮き上がりや、各部材が欠けた状態で組み立てられていないかを検知するためのセンサーが取り付けられている。本実施例のセンサーは、ハウジング15に隣接して、隔壁11に立設される筒状のケース81の上部に配置され、そのセンサー本体82からのケーブル83はケース内81を通されて隔壁11下部まで導かれ、図示しない制御器へ接続される。
回転検出センサーは、隔壁11下部に設けられるセンサー本体85と、回転軸35側の第二補助部材37に設けられる回転板86とからなる。隔壁11には、上下方向に貫通して穴11dが形成されており、その穴11dには、ガラス板87がはめ込まれている。そして、そのガラス板87の下方にセンサー本体85が配置されており、センサー本体85から光がガラス板87を介して上方へ照射可能である。また、第二補助部材37の下端面には、円環板状の回転板86が取り付けられている。この回転板86の外周部には、歯車状の溝が周方向に沿って形成されており、この溝に光が照射されることで、回転軸86の回転の有無、及び回転数を検出する構成とされている。
また、軸受エアー供給経路11a,15aから回転軸35に向けて放出され、空気軸受31内に溜まったエアーは、エアー通過部材33を介して保持部材32、ハウジング15及び隔壁11に形成された軸受エアー排気経路11b,15bを介して外部へ排気される。
本実施例の粉砕機は、隔壁11の上部に各部材が着脱可能に積層されており、第一締付ノブ23及び第二締付ノブ24を締付ボルト21にねじ込むことにより各部材を密着させている。よって、分解洗浄する際には、第二締付ノブ24を締付ボルト21から外して、ホッパー77,上部材55,ホルダー53(スクリーン71,ライニング72),及び下部材51を取り外せると共に、キャップ67を緩めてハンマー61及びカラー57を取り外せる。さらに所望により、第一締付ノブ23を締付ボルト21から外してハウジング15、空気軸受31及び回転軸35を取り外せる。そして、このようにして隔壁11から取り外した各部材をそれぞれ洗浄することができる。なお、軸受エアー供給経路11a,15a及び軸封エアー供給経路11c,15cから洗浄水をハウジング15内部及び粉砕室50内部に流入し、内部洗浄することも可能である。
蒸気を使用して滅菌を行う場合には、ホッパー77及び排出シュート75に蓋をして、ハウジング15内部及び粉砕室50内部を完全に密閉する。そして、軸受エアー供給経路11a,15aおよび軸封エアー供給経路11c,15cを利用して、蒸気をハウジング15内部及び粉砕室50内に充填し、蒸気滅菌することができる。この際、隔壁11により、ハウジング15の下端部は完全に閉じた状態となっているので、従来のように、回転軸35および第二補助部材37の周囲から蒸気が漏れて、蒸気温度及び蒸気圧力が低下することがない。従って、安定して蒸気滅菌を行うことができ、完全に滅菌することが可能となる。
図3は、図1の粉砕機の変形例を示す概略縦断面図である。基本的な構成は、上記実施例と同じであるので、以下、異なる部分を中心に説明する。
図4は、図1の粉砕機の別の変形例を示す概略縦断面図である。
3 モータ
5 第一補助部材
7 磁石
11 隔壁
12 筒状凸部
15 ハウジング
31 空気軸受
32 保持部材
33,34 エアー通過部材
35 回転軸
35a ツバ部
36 ハンマー取付部
37 第二補助部材
39 磁石
50 粉砕室
51 下部材(壁板)
51a 穴
53 ホルダー
55 上部材
56 空気軸受
57 カラー
61 ハンマー
67 キャップ
71 スクリーン
72 ライニング
75 排出シュート
77 ホッパー
81 ケース
82 センサー本体
Claims (4)
- 円筒状のハウジングと、
このハウジングの軸方向一端部に設けられ、投入口から原料が投入される粉砕室と、
粉砕室の内壁に設けられ、凹凸面を有するライニングと、
粉砕室に設けられ、複数の穴が開けられたスクリーンと、
粉砕室内に回転可能に設けられるハンマーと、
空気軸受及び/又は磁気軸受にて非接触で回転保持され、ハンマーを回転させる回転軸と、
ハウジングの軸方向他端部を閉じる隔壁と、
隔壁にて回転軸と隔離された領域に配置され、回転することで隔壁を介して磁力により回転軸を回転させる駆動軸と
を備えることを特徴とする粉砕機。 - 回転軸は、壁板を貫通して先端部が粉砕室に差し込まれており、
回転軸側の回転体と、前記壁板との間に、エアーを粉砕室側へ噴出して軸封エアーシールを形成可能としている
ことを特徴とする請求項1に記載の粉砕機。 - 密閉可能なハウジング内に前記空気軸受が配置され、このハウジングには、前記空気軸受へのエアー供給経路と前記軸封エアーシール用のエアー供給経路とが形成されており、
これらエアー供給経路を利用して、洗浄用蒸気を供給することで滅菌処理が可能とされる
ことを特徴とする請求項2に記載の粉砕機。 - 前記隔壁に設けられた前記ハウジングに、ライニング及びスクリーンを含む粉砕室構成部材が着脱可能に積層され、
この積層状態を検知するセンサーにより駆動軸の回転可否を決定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の粉砕機。
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