JP4271728B2 - ホスホン化合物含有水溶液を用いるコンタクトレンズの処理 - Google Patents
ホスホン化合物含有水溶液を用いるコンタクトレンズの処理 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4271728B2 JP4271728B2 JP53094397A JP53094397A JP4271728B2 JP 4271728 B2 JP4271728 B2 JP 4271728B2 JP 53094397 A JP53094397 A JP 53094397A JP 53094397 A JP53094397 A JP 53094397A JP 4271728 B2 JP4271728 B2 JP 4271728B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solution
- lens
- cleaning
- present
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D7/00—Compositions of detergents based essentially on non-surface-active compounds
- C11D7/22—Organic compounds
- C11D7/36—Organic compounds containing phosphorus
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L2/00—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
- A61L2/16—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
- A61L2/18—Liquid substances or solutions comprising solids or dissolved gases
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L12/00—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
- A61L12/08—Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
- A61L12/14—Organic compounds not covered by groups A61L12/10 or A61L12/12
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/0005—Other compounding ingredients characterised by their effect
- C11D3/0078—Compositions for cleaning contact lenses, spectacles or lenses
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C13/00—Assembling; Repairing; Cleaning
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
本発明は、コンタクトレンズの処理方法およびその方法のための組成物に関する。本発明は、特定のホスホン化合物を含む水溶液の使用を包含する。本発明の好ましい実施態様は、コンタクトレンズを同時に洗浄および殺菌するための方法および組成物を含む。
背景
一般に、広範に使用されるコンタクトレンズは、以下の3つのカテゴリーに包含される:(1)ポリメチルメタクリレート(PMMA)のようなアクリル系エステルの重合により調製される材料から形成されるハードレンズ;(2)シリコーンアクリレートおよびフルオロシリコーンメタクリレートから形成されるリジッド(rigid)ガス透過性(RGP)レンズ;および(3)2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)のような親水性モノマーまたは疎水性モノマーの重合により作製されたゲル、ヒドロゲルまたはソフトタイプのレンズ。ハードアクリル系タイプのコンタクトレンズは、低い水蒸気拡散係数と、光、酸素、および加水分解による影響に対する耐性と、ごく少量の水性流体を吸収することとにより特徴づけられる。
コンタクトレンズの通常の装着の過程において、タンパク質様物質、油状物質、皮脂物質、および関連する有機物質から構成される涙液膜および破片(debris)は、レンズ表面に沈着し、堆積(build up)しがちである。多くの因子が沈着物形成に影響し、これらの因子は、患者の個体差(patient to patient variation)、レンズ材料、医療レジメン(care regimen)、および環境を含む。一般的に、高含水の(high water)イオン性レンズ材料は、低含水(low water)または非イオン性のレンズ材料より多くのタンパク質を吸収する。通常の医療レジメンの一部として、コンタクトレンズは、洗浄され(clean)、これらの涙液膜沈着物および破片を除去しなければならない。これらの沈着物が適切に除去されなければ、レンズの湿潤性(wetability)および光学的な透明度(optical clarity)はいずれも実質的に低下し、装着者に対する不快感を引き起こす。
従来、コンタクトレンズの洗浄は、2種の一般的なクラスの洗浄剤のうちの一方または両方を用いて行われる。一般的に「毎日の洗浄剤(daily cleaner)」として知られる(なぜなら、毎日使用されることが推奨されるからである)界面活性洗浄剤は、炭水化物および脂質由来物質のほとんどを除去するのに有用である。しかし、これらは、リゾチームのようなタンパク質様物質の除去には有効でない。典型的には、植物、動物および細菌源由来のタンパク質分解酵素が、固着したタンパク質様沈着物を除去するのに使用される。これらの「酵素」洗浄剤は、代表的には、毎週の使用が推奨され、そして通常、酵素錠剤を適切な水溶液に溶解して使用される。
さらに、コンタクトレンズは、殺菌されて、レンズ上にて存在するかまたは成長し得る有害な微生物を死滅させなければならない。コンタクトレンズを殺菌するための多くの方法、例えば、レンズと酸化性の化学物質(例えば、過酸化水素)または抗菌剤を含む溶液とを室温で接触させる方法が使用される。あるいは、殺菌は、レンズを、特定の期間、高温に曝すことによって行われ得る。後者の殺菌技術は、一般的な電気殺菌装置の使用を必要とする。
コンタクトレンズ(特に、ソフトコンタクトレンズ)の洗浄および殺菌の従来のプロセスは、代表的には、レンズが、毎日の洗浄剤を用いて擦られて破片を除去し、次いで、酵素洗浄液に室温条件で浸漬して(すなわち、少なくとも15分間浸漬して)、タンパク質様沈着物の有効な除去を達成する洗浄段階(cleaning phase)を含む第1の工程を包含する。このプロセスにおいて、洗浄段階の後に、続いてレンズを殺菌することが必須である。
コンタクトレンズを殺菌しながら同時にコンタクトレンズからタンパク質様物質を除去し得る方法が開発されてきた。例えば、米国特許第4,614,549号は、60℃と100との間の温度にてタンパク質分解酵素の水溶液中でコンタクトレンズを単一工程で洗浄および殺菌する方法を開示する。残念なことに、この方法は、電気殺菌装置および高温の使用を必要とする。コンタクトレンズを同時に洗浄、殺菌する方法の別の例は、米国特許再発行番号第32,672号に記載される。この特許は、過酸化物および過酸化物活性酵素(peroxide active enzyme)を含む溶液中にレンズを浸漬する方法を開示する。しかし、この方法は、レンズを眼に挿入する前に、残留する過酸化物を中和する追加の工程を必要とする。
さらなる利便性を得るために、新規なレジメンが開発されている。例えば、1992年3月17日に発行された米国特許第5,096,607号は、レンズを、特定の浸透圧モル重量濃度条件下で、酵素錠剤の存在下で、多目的溶液(multi-purpose solution)に浸漬することにより同時に洗浄および殺菌される洗浄および殺菌システムを開示する。このシステムは、単一の「毎日の」洗浄および殺菌溶液(これは、酵素洗浄剤と組み合わせて同時に使用され得る)の利点を提供し、それにより、有効なレンズ洗浄および殺菌に必要な工程数を減じる。
後者の特許は、レンズの洗浄において非常に著しい改良を示し、従来のシステムより簡便であるが、さらなる利便性が探求される。より詳細には、補助的な酵素洗浄剤を通常必要とすることなく、単一溶液のみを使用する洗浄システム(この洗浄システムは、酵素洗浄剤を使用するシステムに匹敵する洗浄剤を提供し得る)を得ることが望まれる。
発明の要旨
本発明は、コンタクトレンズを処理するための非酸化的方法およびそのための組成物を含む。本発明は、レンズと、以下の式で表されるホスホン酸またはその生理学的に適合可能なその塩を含む水溶液とを接触させる工程を包含する:
ここで、Zは、原子価がnに等しい(ここで、nは、1〜6の整数である)連結基であり、好ましくは、1〜12個の炭素原子を含む。Z基は、置換または非置換の飽和炭化水素基またはアミン含有基のような基を含み得る。「置換または非置換」とは、非置換であるか、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、アミン、カルボキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、または置換もしくは非置換フェニル(ここで、フェニル上の置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミン、カルボキシ、アルキルカルボニル、またはアルキルであり得、ここで、アルキルまたはアルコキシ基は1〜4個の炭素原子を有する)で置換されていることを意味する。
本発明の方法は、少なくとも0.003%(w/v)の本発明に用いるホスホン酸、好ましくは0.005〜1.0%(w/v)の本発明に用いる化合物、より好ましくは、0.01〜0.25%(w/v)を含む水溶液を用いてコンタクトレンズを洗浄する工程を包含する。
好ましい実施態様では、本発明に用いるホスホン酸化合物は、コンタクトレンズの殺菌および洗浄を同時に提供するために抗菌剤と組み合わせて使用され得る。本発明のさらに好ましい実施態様において、本発明のレンズ保護溶液は、コンタクトレンズに対して、他のいかなる溶液または補助的な酵素洗浄剤を必要とすることなく、完全な非酸化的洗浄レジメンを提供する。洗浄レジメンは、他の洗浄レジメン(これは、酵素洗浄剤の使用を含む)に匹敵するタンパク質除去を提供する。このように、本発明は、公知の洗浄および殺菌レジメンより著しい利点を提供する。
発明の詳細な説明
本発明は、従来のハード、ソフト、リジッドおよびソフトのガス透過性レンズ、ならびにシリコーン(これは、ヒドロゲルおよび非ヒドロゲルの両方を含む)レンズなどの全てのレンズに用いられ得るが、好ましくはソフトレンズに使用される。このようなレンズは、通常、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメチルメタクリレート、ビニルピロリドン、グリセロールメタクリレート、メタクリル酸または酸エステルなどのようなモノマーから調製される。このようなレンズは、有意な量(約4〜約80重量%の範囲の量)の水を吸収する。
先に示したように、本発明は、以下の式(I)で表されるホスホン酸またはその生理学的に適合可能な塩を含む水溶液を含む:
ここで、Zは、原子価がnに等しい(ここで、nは、1〜6、好ましくは1〜3の整数である)連結基であり、好ましくは、1〜12個の炭素原子、より好ましくは1〜10個の炭素原子を含む。Z基は、置換または非置換の飽和炭化水素基またはアミン含有基のような基を含み、該アミン含有基は、その炭素原子に、第2級または第3級アミンを形成する少なくとも1個、好ましくは1〜3個の窒素原子が介在する飽和炭化水素基である。Zが、1個以上の第2級または第3級アミンを有するアミン含有基である場合、Z中の炭素原子の数は少なくともn+1である。「炭化水素」とは、炭素および水素原子からなる分枝状、非分枝状、非環式(acyclic)または環式部分を意味する。「置換または非置換」とは、非置換であるか、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、アミン、カルボキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、または置換もしくは非置換フェニル(ここで、フェニル上の置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミン、カルボキシ、アルキルカルボニル、またはアルキルであり得、ここで、アルキルまたはアルコキシ基は1〜4個の炭素原子を有する)で置換されていることを意味する。好ましいハロゲンは塩素である。好ましい置換基はアミン、ヒドロキシおよび置換または非置換フェニルである。
従って、適切なZ基は、置換または非置換アルキリデン、置換または非置換アルキレン、少なくともn+1個の炭素原子を有するアミノ トリ(アルキレン)(amino tri(alkylene))、少なくともn+1個の炭素原子を有するアミノ ジ(アルキレン)(amino di(alkylene))、アルキレンジアミンテトラ(アルキレン)(alkylenediaminetetra(alkylene))またはジアルキレントリアミン ペンタ(アルキレン)(dialkylenetriamine penta(alkylene))基を含み、ここで、括弧内の各アルキレン基はホスホン酸基に連結する。好ましくは、全てのアルキレン基は独立して1〜4個の炭素原子を有する。
Z基がアミノ トリ(アルキレン)基である化合物の例として、アミノ トリ(エチリデンホスホン酸)、アミノ トリ(イソプロピリデンホスホン酸)、アミノ ジ(メチレンホスホン酸)モノ(イソプロピリデンホスホン酸)、およびアミノモノ(メチレンホスホン酸)ジ(エチリデンホスホン酸)が挙げられる。Z基が飽和または不飽和アルキリデン基である化合物の例として、メチレン二ホスホン酸、エチリデン二ホスホン酸、1-ヒドロキシプロピリデン二ホスホン酸が挙げられる。Z基がアルキレンジアミンテトラ(アルキレン)またはジアルキレントリアミン ペンタ(アルキレン)基である化合物の例として、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)およびジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)が挙げられる。
本発明の化合物は、市販されるか、当業者に公知の種々の手段(米国特許第3、671、644号に開示される方法を含む)で調製され得る。ハロ置換ホスホン酸化合物は、対応するヒドロキシ置換ホスホン酸化合物から、例えば、PCl3またはPBr3を用いて、当業者に理解されるように作製され得る。
本発明の溶液は、生理学的に適合可能である。詳細には、この溶液は、コンタクトレンズとしての使用において「眼科的に安全」でなければならず、これは、この溶液で処理されるコンタクトレンズが、一般的に、すすぐことなく眼に直接配置するのに適切でありかつ安全であること、すなわち、この溶液が、この溶液で湿らされているコンタクトレンズを介して日常的に眼と接触するのに安全かつ快適であることを意味する。眼科的に安全な溶液は、眼に適合する張性(tonicity)およびpHを有し、そしてISO基準およびU.S. FDA(米国食品医薬局)規則に従う非細胞毒性である物質をその量で含む。この溶液は、発売(release)前の製品に微生物混入物が存在しないことが、このような製品に必要な程度で統計学的に示されるような無菌であるべきである。
本発明の水溶液は、好ましくは、式(I)の範囲内の、式(II)で表されるホスホン酸またはその生理学的に適合可能な塩を含む:
ここで、a、b、cおよびdは各々、0〜4、好ましくは、0〜1の整数から独立して選択され;X1は、ホスホン酸基(すなわち、P(OH)2O)、ヒドロキシ(OH)、アミン(NH2)、または水素(H)であり;そしてX2およびX3は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミン、カルボキシ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、または置換もしくは非置換フェニル、およびメチルからなる群より独立して選択される。該フェニル上の置換基の例として、ハロゲン、ヒドロキシ、アミン、カルボキシおよび/またはアルキル基が挙げられる。好ましくは、上記アルキルおよびアルコキシ基は、1〜4個の炭素原子、より好ましくは、1個の炭素原子を有する。上記のように、式(II)の炭素原子の総数は、好ましくは1〜12個であり、より好ましくは、1〜10個である。
本発明の溶液に使用される別の好ましいクラスの化合物は、式(II)の範囲内の、以下の式(III)で表される化合物およびその生理学的に受容可能な塩を含む:
ここで、a、b、cおよびdは各々、0〜4の整数から独立して選択される。さらに、式(III)の炭素原子の総数は、好ましくは1〜12個であり、より好ましくは、1〜10個である。(換言すれば、式(III)におけるa+b+c+dの和は好ましくは1〜11であり、より好ましくは、2〜9である。)
特に好ましい種は、式(II)のa、b、cおよびdが全て0であり、具体的には、Monsato CompanyからDeQuest▲R▼ 2016二ホスホン酸ナトリウム塩またはホスホネートとして市販される、1-ヒドロキシエチリデン-1,1-二ホスホン酸四ナトリウム塩(エチドロン酸四ナトリウムともいう)。
有機ホスホン酸およびその塩(「ホスホン酸化合物」と総称される)は、当該分野で一般的に周知である。その塩は、時にホスホネートといわれる。このようなホスホン酸化合物の公知の使用には、ボイラー中の湯あか形成の阻害を含む。他の公知の使用には、過酸化水素溶液の安定剤を含む。例えば、米国特許第4,812,173号(Tsaoら)は、コンタクトレンズの殺菌に使用される過酸化水素溶液を安定化するためにホスホン酸化合物が使用されることを開示する。この方法は、続いて中和を必要とする「酸化的」殺菌の一例である。酸化的殺菌の例は、過酸化物を使用する殺菌方法である。この参考文献は、一般的「洗浄」にもコンタクトレンズからタンパク質を除去することにも注目していない。このようなホスホン化合物の他の公知の使用は、消毒剤組成物(これは、フェノール性または第4級アンモニウム抗菌剤を含む)中の増強剤(potentiating agent)としてのその使用を含む。このような組成物は、でい水組成物、化粧組成物(例えば、マウスウォッシュ、ハンドクリーナーおよびヘアクリーナー)、および(市場のクリーニング店、布地の洗濯、日常的な装置、病院の装置などにおいて使用されるような)強力消毒洗浄剤組成物(heavy duty antiseptic detergent composition)の用途がある。
本発明の水溶液は、全溶液中に少なくとも0.003%(w/v)(好ましくは、全溶液中に0.005〜1.0%(w/v)、より好ましくは、全溶液中に0.01〜0.25%(w/v))の本発明のホスホン化合物を適切に含む。
本発明の水溶液はまた、以下の種々の他の成分を含み得るが、これらに限定されない:抗菌剤、緩衝化剤、キレート化剤および/または金属イオン封鎖剤、張性調整剤(tonicity adjusting agent)および界面活性剤。
本発明の溶液は、少なくとも1種の界面活性剤を含む。適切な界面活性剤は、両性、カチオン性、アニオン性、または非イオン性のいずれかであり得、これは、全組成物(溶液)中の15%(w/v)までの量(好ましくは、5%(w/v)までの量)で(単独でまたは組み合わせて)存在し得る。好ましい界面活性剤は、両性または非イオン性界面活性剤(これらが使用された場合、洗浄特性およびコンディショニング特性を与える)である。界面活性剤は、レンズ保護溶液に可溶であるべきであり、眼組織に対して非刺激性でなければならない。多くの非イオン性界面活性剤は、オキシアルキレン(-O-R-)繰り返し単位(ここで、Rは2〜6個の炭素原子を有する)を有する1つ以上の鎖またはポリマー性成分を含む。好ましい非イオン性界面活性剤は、異なる2種以上のオキシアルキレン繰り返し単位(異なる繰り返し単位の比が界面活性剤のHLBを決定する)を有するブロックポリマーを含む。満足な非イオン性界面活性剤は、脂肪酸(例えば、ココナッツ)のポリエチレングリコール、ポリソルベート、高級アルカン(C12〜C18)のポリオキシエチレンまたはポリオキシプロピレンエーテルを含む。好ましいクラスの例として、ポリソルベート20(商標Tween▲R▼ 20として入手可能である)、ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(Brij▲R▼ 35)、ポリオキシエチレン(40)ステアレート(Myrj▲R▼ 52)、ポリオキシエチレン(25)プロピレングリコールステアレート(Atlas▲R▼ G2612)が挙げられる。特に、エチレンジアミンのポリ(オキシプロピレン)-ポリ(オキシエチレン)付加物から構成される1つの非イオン性界面活性剤(約7,500〜約27,000の分子量を有し、この付加物の少なくとも40重量%がポリ(オキシエチレン)である)が、約0.01〜約15重量%の量で使用される場合に、ソフトおよびハードコンタクトレンズの両方の洗浄およびコンディショニングにおける使用に対して特別の利点があることが見い出されている。このグループの界面活性剤についてCTFA Cosmetic Ingredient Dictionaryに採用された名前は、ポロキサミン(poloxamine)である。このような界面活性剤は、登録商標「Tetronic」としてBASF Wyandotte Corp., Wyamdotte, Michiganから入手可能である。本発明の使用に適切な、類似のシリーズの界面活性剤は、ポロキサマー(poloxamer)シリーズ(これは、ポリ(オキシエチレン)ポリ(オキシプロピレン)ブロックポリマーであり、登録商標「Pluronic」として入手可能である(BASFより市販される)))。
本発明に適切な、種々の他のイオン性ならびに両性およびアニオン性界面活性剤は、上記の記載を考慮すれば、McCutcheon’s Detergents and Emulsifiers, North American Edition, McCutcheon Division, MC Publishing Co., Glen Rock, NJ 07452、およびThe Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association, Washington, D.C.から発行された、CTFA International Cosmetic Ingredient Handbook,から容易に確かめられ得る。
本発明の組成物に使用されるのに適切な両性界面活性剤は、商品名「Miranol」により市販されるタイプの材料を含む。別の有用なクラスの両性界面活性剤は、種々の供給者から市販されているココアミドプロピルベタインで例示される。
上述の界面活性剤は、一般的に、全体の量で0.01〜5.0重量/体積%(w/v)、好ましくは0.1〜5.0%(w/v)、最も好ましくは0.1〜1.5%(w/v)で存在する。
本発明の溶液のpHは、5.0〜8.0の範囲、より好ましくは約6.0〜8.0、最も好ましくは約6.5〜7.8で維持されるべきであり、適切な緩衝化剤(例えば、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸、重炭酸ナトリウム、TRIS、および種々の混合ホスホン酸緩衝化剤(これは、Na2HPO4、NaH2PO4およびKH2PO4の組合せを含む)ならびにそれらの混合物)が添加され得る。特にビグアニドの効力を高めるためには、ホウ酸塩緩衝化剤が好ましい。一般的に、緩衝化剤は、約0.05〜2.5重量%、好ましくは0.1〜1.5重量%の範囲の量で使用される。本発明の殺菌/保存溶液は、好ましくは、ホウ酸塩または混合ホスホン酸塩緩衝化剤(1種以上のホウ酸、ホウ酸ナトリウム、テトラホウ酸カリウム、メタホウ酸カリウム、またはそれらの混合物を含む)を含む。緩衝化剤に加えて、いくつかの例では、金属イオン(これは、そうでなければ、レンズおよび/またはタンパク質堆積物と反応をして、レンズ上に集まる)を結合するために、本発明の溶液中に金属イオン封鎖剤を含むことが望ましくあり得る。エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)およびその塩(二ナトリウム塩)が好適な例である。これらは、約0.01〜約0.3重量%の範囲の量で通常添加される。他の適切な金属イオン封鎖剤には、グルコン酸、クエン酸、酒石酸、およびそれらの塩(例えば、ナトリウム塩)が含まれる。
代表的には、本発明の、コンタクトレンズを処理するための水溶液はまた、張性剤を用いて、ほぼ正常な涙液の浸透圧(0.9%塩化ナトリウム溶液に等しいまたは2.5%グリセロール溶液に等しい)にまで調整される。この溶液は、単独または組み合わせて使用される生理食塩水と実質的に等張性にさせる。そうでなければ、無菌水と単純に混合して、低張性または高張性にした場合は、レンズはそれらに望ましい光学的パラメーターを損失する。同様に、過剰の生理食塩水により、刺痛および眼の刺激を引き起こす高張性溶液が形成され得る。
適切な張性調整剤の例として以下が挙げられるが、これらに限定されない:塩化ナトリウムおよび塩化カリウム、デキストロース、グリセリン、塩化カルシウムおよび塩化マグネシウム。これらの薬剤は、典型的には、独立して、約0.01〜2.5%(w/v)、好ましくは約0.2〜約1.5%(w/v)の範囲の量で使用される。好ましくは、張性剤は、200〜450mOsm/kg、より好ましくは約250〜約350mOsm/kg、最も好ましくは約280〜約320mOsm/kgの最終浸透圧重量モル濃度値(osmotic value)を与える量で使用される。
本発明の溶液中に水溶性粘性ビルダー(water-solble viscosity builder)を含むことも望ましくあり得る。これらの粘滑効果のために、粘性ビルダーは、眼に対する衝撃を和らげるレンズ表面の膜により、レンズ装着者の快適性を増大する傾向を有する。水溶性粘性ビルダーの中には、ヒドロキシエチルまたはヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどのようなセルロースポリマーが含まれる。このような粘性ビルダーは、約0.01〜約4.0重量%以下の範囲の量で使用され得る。本発明はまた、必要に応じて粘滑剤を含み得る。
本発明の溶液は、好ましくは、少なくとも1種の抗菌剤を含む。本明細書中で使用される場合、抗菌剤とは、微生物との化学的または物理化学的(physiochemical)相互作用により、それらの抗菌活性を誘導する非酸化的有機化学物質として定義される。好ましい抗菌剤は、第4級アンモニウム化合物およびビグアニドである。
第4級アンモニウム化合物の代表例は、ベンズアルコニウムハライド、または、例えば、n-アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライドの平衡混合物(balanced mixture)から構成される組成物である。他の例として、眼科用途で使用されるポリマー性第4級アンモニウム塩(例えば、ポリ[(ジメチルイミノ)-2-ブテン-1,4-ジイルクロライド]、[4-トリス(2-ヒドロキシエチル)アンモニオ]-2-ブテニル-w-[トリス(2-ヒドロキシエチル)アンモニオ]ジクロライド(化学登録番号75345-27-6)(これは、ONYX Corporationからpolyquaternium 1▲R▼として一般的に入手可能である))が挙げられる。
代表的なビグアニドは、ビス(ビグアニド)、例えば、アレキシジンまたはクロルヘキシジン、あるいはそれらの塩、およびポリマー性ビグアニド(例えば、ポリマー性ヘキサメチレンビグアニド(PHMB))である。
ポリマー性ヘキサメチレンビグアニド(Zeneca、Wilmington、DEから市販されている)、それらのポリマーおよび水溶性塩が最も好ましい。一般的に、ヘキサメチレンビグアニドポリマー(ポリアミノプロピルビグアニド(PAPB)とも呼ばれる)は、約100,000までの分子量を有する。このような化合物は公知であり、そして米国特許第4,758,595号に開示され、これは本明細書中で参考として援用される。
抗菌剤の殺菌量(disinfecting amount)は、用いた処方物中の微生物の個体群を少なくとも部分的に減少させる量である。好ましくは、殺菌量は、4時間で、微生物量(burden)を対数で2ほど減少させるものであり、そしてより好ましくは、1時間で、微生物量を対数で1ほど減少させるものである。最も好ましくは、殺菌量は、推奨される浸漬時間についてのレジメン(FDA Chemical Disinfection Efficacy Test - July, 1985 Contact Lens Solution Draft Guidelines)で使用されるときに、コンタクトレンズの微生物量を排除する量である。典型的には、このような試剤は、約0.00001から約0.5%(w/v)の範囲の濃度で存在し、そしてより好ましくは、約0.00003から約0.5%(w/v)の範囲の濃度で存在する。
第2の殺菌剤(disinfectant)/殺菌薬(germicide)は、溶液保存剤として使用され得る。しかし、これはまた、他の殺菌薬の微生物活性の範囲(spectrum)を増強、補強(compliment)または拡大する機能も果たし得る。これは、微生物学的に有効な量の殺菌薬を含み、これは、相溶性であって、溶液中に沈殿せず、約0.00001から約0.5重量%の範囲の濃度、そしてより好ましくは、約0.0001から約0.1重量%の範囲の濃度である。適切な補強的な殺菌薬剤(germicidal agent)としては、チメロサールまたは他のフェニル水銀塩、ソルビン酸、アルキルトリエタノールアミン、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の組成物に使用される殺菌薬の酸付加塩は、無機または有機の酸から誘導され得る。ほとんどの場合、酸から誘導された塩であることが好ましく、この塩は、容易に水に溶解可能であって、かつヒト用途に適切なアニオン(例えば、薬学的に受容可能なアニオン)を提供する。このような酸の例は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、硫酸、酢酸、D-グルコン酸、2-ピロリジノ-5-カルボン酸、メタンスルホン酸、カルボン酸、乳酸、およびグルタミン酸である。塩酸塩が好ましい。
本出願において、本発明による溶液中の殺菌薬または他の成分の量とは、処方され、そして溶液が作製される際に溶液に導入される量をいう。
本発明の溶液は、特定のコンタクトレンズ保護(care)製品(例えば、湿潤化溶液、浸漬溶液、洗浄および調節溶液)ならびに目的型(purpose type)レンズ保護溶液など、ならびにそれらの混合物に処方され得る。
好ましくは、本発明は、「多目的溶液」(溶液がコンタクトレンズの洗浄、化学的殺菌、貯蔵、およびリンスに使用され得ることを意味する)として処方される。このような溶液は、「多目的溶液システム」、または「多目的溶液パッケージ」の部分であり得る。多目的溶液、システム、またはパッケージを用いるための手順は、「多機能殺菌レジメン(multi-functional disinfection regimen)」と言われる。多目的溶液は、いくらかの着用者(例えば、化学的殺菌剤または他の化学的試剤に、特別に感受性を有する着用者)が、レンズを挿入する前に、コンタクトレンズを他の溶液(例えば、滅菌生理食塩水)でリンスまたは湿潤化することを好み得る可能性を排除しない。用語「多目的溶液」はまた、毎日を基本に使用されない定期的な洗浄剤(cleaner)、あるいは典型的には、毎週を基本に使用される、タンパク質を除去するための補充的洗浄剤(例えば、酵素洗浄剤)の可能性を排除しない。用語「洗浄(cleaning)」は、特に、デジタル的操作と組み合わせて使用された場合、(例えば、手による溶液でレンズを擦ること)、あるいは溶液がレンズに接触することを促進する補助的(accessory)なデバイス(例えば、機械的洗浄補助具)と組み合わせて使用された場合に、溶液が1種以上の洗浄剤(cleaning agent)を、緩やかに保持されているレンズ堆積物(loosely held lens deposits)およびコンタクトレンズ表面上の他の汚染物を緩め、そして除去することができる十分な濃度で含むことを意味する。界面活性剤含有溶液の臨界ミセル濃度は、その洗浄効率を評価する1つの方法である。
多目的溶液は、好ましくは、75cpsの粘度を有し、好ましくは1〜50cpsであり、そして最も好ましくは、1〜25cpsであり、そして多目的溶液は、好ましくは、全組成物中の水が、少なくとも95重量%である。
上記のように、コンタクトレンズは、本発明に用いる水溶液にレンズを接触させることにより洗浄される。この方法は、単純にレンズを本発明に用いる溶液に浸漬することによっても達成され得るが、レンズの両側に最初に数滴の溶液を滴下して、そしてレンズを一定時間(例えば、約20秒間)擦れば、より強力な洗浄が達成され得る。次いで、レンズは、本発明に用いる溶液数ミリリットル中に浸漬される。好ましくは、レンズは、少なくとも4時間浸漬される。さらに、レンズは、好ましくは、擦る工程の後、および溶液内に浸漬された後に再度、新たな溶液でリンスされる。本発明に用いる溶液が抗菌剤を含む場合、本発明に用いる溶液は、レンズを洗浄するのみならず、殺菌もする。しかし、他の「非化学的」殺菌手段(例えば、熱殺菌)が使用され得ることが理解される。
一般的には必要ではないが、酵素的洗浄剤もまた、特に、高レベルのタンパク質の堆積に感受性のある患者に対して、コンタクトレンズを処理する本発明に用いる溶液とともに使用され得る。使用される場合、米国特許第5,096,607号に記載されたような様式で、酵素的錠剤が、直接、本発明に用いる溶液に入れられ得る。
本発明の方法の第1の実施態様において、本発明の方法は、0.005〜1.0重量%の少なくとも1種の、1〜12個、好ましくは1〜10個の炭素原子を有するホスホン酸化合物またはその生理学的に適合可能な塩を含む水溶液でコンタクトレンズを洗浄する工程を包含する。炭素原子は、置換もしくは非置換の枝分かれ状もしくは非枝分かれ状の脂肪族、環状脂肪族、もしくは芳香族基またはそれらの混合物の形態であり得る。例示的なホスホン酸化合物は、上記式(I)のものであり、好ましくは、上記(II)のものであり、最も好ましくは、上記式(III)のものである。好ましくは、ホスホン酸化合物は、塩形態にであり得る1個または2個のホスホン酸基を有する。
理論に束縛されることは意図しないが、本発明の化合物中のホスホン酸基は、タンパク質分子に付着して、レンズ材料からそれらを緩めると考えられ、この付着は、近傍に存在するカルシウムもしくは他のイオンとの中間体的な相互作用を介して進行するものでもよく、進行しないものでもよい。
好ましくは、本発明の方法は、レンズを、本発明の多目的溶液で擦る工程、その後に溶液を、合計時間が10分間から4時間の範囲となるような浸漬する工程を、目にレンズを直接配置する前に含む。本明細書中の用語「直接配置」は、目に「挿入」または配置する前に、溶液が希釈されないかまたは異なるコンタクトレンズ溶液でリンスして流されないことを意味する。
本発明の方法のさらに別の実施態様において、クレームされた溶液は、約3ヶ月以内の目の中での使用後の交換用に設計されたかまたは約30日以内の目の中での使用後の交換用に設計されたかまたは約2週間以内の目の中での使用後の交換用に設計された、頻繁に交換されるレンズ(frequent replacement lens、FRL)を洗浄するのに使用され得る。好ましくは、レンズは、約0.0〜5モル%のメタクリル酸(MAA)由来の繰り返し単位、10〜99モル%のヒドロキシエチルメタクリレート由来の繰り返し単位、および約0.5〜5モル%の架橋性繰り返し単位(cross-linking repeat unit)を含むポリマーから作成される。架橋性繰り返し単位は、例えば、エチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼン、およびトリメチルプロパントリメタクリレートのようなモノマー由来であり得る。
コンタクトレンズが目の外側にある際に、本発明のコンタクトレンズ溶液にコンタクトレンズを浸漬することとは別に、またはそれに加えて、タンパク質の親水性コンタクトレンズ上への集積(accumulation)は、そのような溶液を目薬として適用することにより、さらに、防がれ得る。従って、クレームされた化合物を含む眼科的に安全な溶液が、溶液を目薬として適用するように適合された容器中にパッケージされ得る。
本発明の説明として、いくつかの実施例を以下に提供する。これらの実施例は、本発明の局面をさらに例示するためにのみ機能し、そして本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
実施例1
本発明の好ましい処方の例を以下の表Iに提供する。この溶液は、Monsanto(St. Louis、MO)からDeQuest▲R▼2016として市販されている、1-ヒドロキシエチリジン-1,1-ジホスホン酸の四ナトリウム塩(エチドロン酸四ナトリウムとも言われる)の必要量を、ガラスビーカー中に量り出し、続いて、ReNu▲R▼Multi-Purpose溶液で、溶液を全容量までにすることにより調製された。得られた溶液のpHは、約7.1〜7.3の間であった。(必要であれば、この溶液のpHは、表Iに示すように、適切な量の塩酸または水酸化ナトリウムの使用により調整され得る。)最終製品は、以下の表Iに示す組成を有した。
実施例2
本発明をさらに例示するために、いくつかの軟質ヒドロゲルレンズ(FDAグループIII、ブフィルコン A、45%含水のレンズ)を、タンパク質堆積物でコーティングし、次いで、(様々な量のDeQuest▲R▼2016化合物を含むことを除いては、上の表Iに記載したように)いくつかのテスト溶液のうちの1つで処理した。次いで、これらのレンズを、ReNu▲R▼MPSをReNu▲R▼1ステップ酵素的錠剤とともに含むコントロール溶液で処理したレンズと比較した。
インビトロタンパク質堆積手順の手段により、以下のようにレンズを処理した。電解質水溶液を調製した。この溶液は、約0.70%の塩化ナトリウム、0.17%の塩化カリウム、0.22%の重炭酸ナトリウム、および0.0005%の塩化カルシウム2水和物から成った。塩化物および重炭酸塩を、必要な蒸留水の合計容量の約90%に添加し、次いで溶液を完全に混合することにより、電解質溶液を調製した。pHを測定し、そして、必要であれば、1N HClまたは1N NaOHのいずれかで7.2±0.1に調製した。溶液は、280〜320の間の重量モル浸透圧濃度を有した。次いで、溶液のリゾチーム濃度が0.10%となるように、適切な量のタンパク質リゾチームを電解質溶液に添加した。得られた溶液を約30分間、中程度の速度で混合した。pHを測定した(必要であれば、1N HClまたは1N NaOHのいずれかで7.2±0.1に調製した)。約0.85%のホウ酸、0.09%のホウ酸ナトリウム、および0.45%の塩化ナトリウムを含む、ホウ酸塩緩衝化生理食塩水溶液もまた調製した。pHを測定した(そして必要であれば、1N HClまたは1N NaOHのいずれかで7.2±0.1に調製した)。溶液の重量モル浸透圧濃度は、280〜320mOsm/Kgの間であった。
ガラスバイアル中に各レンズを置き、続いてレンズを約5mlの電解質(タンパク質含有)溶液に浸漬(submerge)することにより、タンパク質堆積物を、いくつかの軟質ヒドロゲルレンズ上に堆積させた。次いで、バイアルに蓋をし、約80℃の熱水浴中で、約20分間、40rpmの振盪に供した。続いて、レンズを室温まで冷却し、続いて、ホウ酸緩衝化生理食塩水で穏やかにレンズを擦り、緩やかに結合したタンパク質を全て除去した。
一旦タンパク質堆積に供されると、次いで、レンズを、本発明に用いる溶液のひとつか、またはコントロール溶液のいずれかでの処理に供した。本発明に用いる溶液での処理は、数滴のテスト溶液をレンズの両側に置き、続いてレンズを約20秒間擦ることから成った。次いで、レンズをテスト溶液でリンスし、そして約5mlのテスト溶液に4時間浸漬した。次いで、レンズをホウ酸緩衝化生理食塩水でリンスした。コントロール溶液での処理は、数滴のReNu▲R▼MPSをレンズの両側に置き、続いてレンズを約20秒間擦ることから成った。次いで、レンズを新たなReNu▲R▼MPSでリンスし、そして1種のReNu▲R▼酵素錠剤を含む約10mlのReNu▲R▼MPSに約4時間浸漬した。続いてレンズを擦り、そして新たなReNu▲R▼MPSでリンスし、そして最終的にホウ酸緩衝液化生理食塩水でリンスした。
上記の処理に続いて、顕微鏡画像解析を用いてレンズを評価し、処理の結果として除去されたタンパク質の量を測定した。顕微鏡画像解析は、レンズのデジタル的写真撮影(photographing)および表面のくず(debris)をグレースケール画像解析により解析することから成った。この手順は、「暗視野(dark field)」背景を有する顕微鏡下に各レンズを置くこと、および続いて入射光をレンズに通すことを包含した。レンズ上の表面のくずは、光を散乱し、そしてコンタクトレンズ上の清浄な表面よりも明るいようである。NIH Image V.1.46ソフトウエア(国立衛生研究所)を用いて、その光強度に基づいて、照射されたレンズのデジタル画像が得られ、そして画素が計数/分離される。0〜255のレベルのグレイのスケールを用いて、レンズをカバーする円状のパターンにおける90824の画素の値が定量された。0の値は、「白」として規定され、一方、255の値は「黒」として規定された。(堆積物は光を散乱するので、明るい値は、表面が清浄でないことを示す。)10個のレンズからなる各グループについて、処理の前および後に、これらの値の平均値(平均密度)を記録した。次いで、前および後での相違のパーセンテージを計算した。画素密度の変化のパーセンテージが大きい程、タンパク質除去が良好である。テスト溶液で処理されたレンズの密度の値を、ポジティブコントロール溶液で処理されたレンズのそれと比較した。このデータから、各レンズについての相対的なタンパク質除去が測定された。この評価の結果を表IIに提供する。この表において、相対的なタンパク質除去は、表II中において、コントロール溶液と比較した画素密度の変化のパーセントとして示されている。
各実施例は、同一の様式で処理した10個のレンズから集めたデータに基づいた。表IIに提供されたデータにより示されるように、各濃度について平均をとると、本発明に用いる溶液およびレンズの処理方法は、コントロール溶液によるタンパク質除去(酵素的洗浄の使用を含む)に匹敵するタンパク質除去を達成したが、ただし、低い濃度では活性が減少した。優れた洗浄を提供することのみならず、本発明に用いる溶液はまた、コントロール溶液に匹敵する殺菌を提供した。
実施例3
本実施例は、さらなるホスホン酸化合物がレンズからタンパク質堆積を防止しそして堆積物を除去することについてテストすることによりさらに、本発明を例示する。上記の実施例2に記載されたインビボタンパク質堆積手順を使用して、軟質ヒドロゲルレンズ(FDAグループIII、ブフィルコン A)をタンパク質堆積に供し、その後、様々なホスホン酸化合物を様々な量で含むこと以外は、表Iに記載された溶液と同様の様々なテスト溶液で処理した。一旦、タンパク質堆積に供されると、レンズは、本発明に用いる溶液のうちの1つか、またはこれもまたReNu▲R▼MPSから成りReNu▲R▼1ステップ酵素的錠剤(サブチリシン、炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、およびホウ酸を含む)を有するポジティブコントロール(比較)溶液のいずれかでの処理に供された。このような処理の後、顕微鏡画像解析を用いてレンズを評価して、処理の結果として除去されたタンパク質の量を測定した。上記のように、顕微鏡画像解析は、レンズのデジタル的写真撮影および表面のくずをグレースケール画像解析により解析することから成った。ここで各レンズは、「暗視野(dark field)」背景を有する顕微鏡下に置かれ、そして入射光をレンズに通した。その光強度に基づいて、照射されたレンズのデジタル画像が得られ、そして、画素が計数/分離される。テスト溶液で処理されたレンズの密度の値を、ポジティブコントロール溶液で処理されたレンズのそれと比較した。このデータから、各レンズの相対的タンパク質除去を測定した。この評価の結果を、表IIIに提供し、これは、画素密度の変化%を示す。表は、(1)所定のホスホン酸化合物を含む本発明に用いる溶液を用いる画素密度のパーセント変化、(2)比較の酵素的溶液を用いる画素密度のパーセント変化、および、最後の欄において、(3)(1)を(2)と比較した相対的な画素密度のパーセント変化、を示す。表IIIの化合物は、少なくとも以下の2つの基準のうちの1つを満たすテスト結果により、タンパク質除去活性を示した:(1)約80パーセント以上の相対パーセント変化を示すこと、および/または(2)化合物により、15パーセントを越える変化を示すこと。ネガティブコントロール(ReNu▲R▼MPS 溶液)に対するパーセント変化の平均値は、約15パーセントであった。
表IIIに提供されたデータに示されるように、ホスホン酸化合物を有する本発明に用いる溶液、およびそれを用いてレンズを処理するための方法は、少なくとも1つのテストの計測において、ネガティブコントロールよりも良好なタンパク質除去を提供した。選択されたもしくは好ましい化合物は、酵素的洗浄剤を使用するポジティブコントロール溶液に匹敵するか、またはそれよりも良好なタンパク質除去を提供した。
Claims (8)
- コンタクトレンズを処理するための非酸化的方法であって、
(a)レンズを、以下の式で表されるホスホン化合物およびそのようなホスホン化合物の生理学的に適合可能な塩を含む水溶液と接触させる工程であって、ここで、該溶液が抗菌剤をさらに含有し、そしてここで、該抗菌剤が、ポリマー性ビグアニド、ビス(ビグアニド)、ポリマー性第4級アンモニウム化合物、およびそれらの塩からなる群より選択される、工程;
(b)該処理されたレンズを装着者の眼に直接配置する工程であって、それにより眼に配置する前に異なる溶液ですすぐ必要が無く、そして該レンズの毎日の洗浄のための他のいかなる溶液も必要としない、工程;
を包含する、方法:
- 前記溶液が、6〜8のpH、および250〜350mOsm/Kgの間の浸透圧重量モル濃度を有する、請求項1の方法。
- 請求項1または2に記載の方法であって、前記溶液で前記レンズを擦る工程、次いで該溶液中に該レンズを浸漬する工程の連続工程を包含する、方法。
- 前記ホスホン化合物の濃度が少なくとも0.003%(w/v)である、請求項4に記載の溶液。
- ソフトコンタクトレンズを、多目的溶液で殺菌、または洗浄および殺菌する方法であって、以下の工程を含む、方法:
(a)該レンズを、眼科的に安全な溶液に浸漬する工程であって、それによって最小の推奨浸漬時間内で該コンタクトレンズの殺菌が得られ、該溶液が、以下の成分を処方して含む、工程:
(i)0.005〜1.0%(w/v)の、以下の式で表される少なくとも1種のホスホン酸化合物またはその生理学的に適合可能な塩
(ii)有効量の界面活性剤;
(iii)有効量の非酸化的殺菌薬および抗菌剤、ここで、該抗菌剤は、ポリマー性ビグアニド、ビス(ビグアニド)、ポリマー性第4級アンモニウム化合物、およびそれらの塩からなる群より選択される;および
(iv)有効量の緩衝化剤および張性剤;ならびに
(b)該処理されたレンズを装着者の眼に直接配置する工程であって、それにより眼に配置する前に異なる溶液ですすぐ必要が無く、そして該レンズの毎日の洗浄のための他のいかなる溶液も必要としない、工程。 - 請求項6に記載の方法であって、前記溶液が、メタクリル酸(MAA)由来の0.0〜5モル%の繰り返し単位、ヒドロキシエチルメタクリレート由来の10〜99モル%の繰り返し単位、および0.5〜5モル%の架橋繰り返し単位を有するポリマーから作製されたレンズを洗浄するために使用され、そしてここで、該レンズは、装着後14日以下での置換が計画されるかまたは設定される、方法。
- 前記方法が前記レンズの完全な洗浄を提供することにより、該レンズの酵素的洗浄が省略され得る、請求項6に記載の方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US1330496P | 1996-02-28 | 1996-02-28 | |
US60/013,304 | 1996-02-28 | ||
US3318396P | 1996-12-17 | 1996-12-17 | |
US60/033,183 | 1996-12-17 | ||
PCT/US1997/001331 WO1997031659A1 (en) | 1996-02-28 | 1997-01-28 | Treatment of contact lenses with aqueous solution including phosphonic compounds |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000506912A JP2000506912A (ja) | 2000-06-06 |
JP2000506912A5 JP2000506912A5 (ja) | 2004-11-11 |
JP4271728B2 true JP4271728B2 (ja) | 2009-06-03 |
Family
ID=26684671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53094397A Expired - Lifetime JP4271728B2 (ja) | 1996-02-28 | 1997-01-28 | ホスホン化合物含有水溶液を用いるコンタクトレンズの処理 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0883407B1 (ja) |
JP (1) | JP4271728B2 (ja) |
KR (1) | KR100426114B1 (ja) |
CN (1) | CN1165346C (ja) |
AR (1) | AR005977A1 (ja) |
AT (1) | ATE216600T1 (ja) |
AU (1) | AU720287B2 (ja) |
BR (1) | BR9707740A (ja) |
CA (1) | CA2247862C (ja) |
DE (1) | DE69712190T2 (ja) |
ES (1) | ES2176673T3 (ja) |
WO (1) | WO1997031659A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69806498T2 (de) * | 1997-11-12 | 2003-01-16 | Bausch & Lomb | Behandlung von kontaktlinsen mit wässrigen, alkalicarbonat-haltigen lösungen |
US6634748B1 (en) * | 2000-11-15 | 2003-10-21 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Methods of stabilizing silicone hydrogels against hydrolytic degradation |
SG192187A1 (en) * | 2011-02-28 | 2013-08-30 | Coopervision Int Holding Co Lp | Phosphine-containing hydrogel contact lenses |
US9993490B2 (en) | 2014-07-22 | 2018-06-12 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Phosphonic acid compounds and screening method |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1225818B (de) * | 1964-03-18 | 1966-09-29 | Monsanto Co | Verwendung wasserloeslicher Polyphosphonsaeure-verbindungen als Potenzierungsmittel fuer Bakterizide |
JPS62215517A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-22 | Sunstar Inc | 毛髪洗浄用組成物 |
US4812173A (en) * | 1987-05-01 | 1989-03-14 | Ciba-Geigy Corporation | Stabilized hydrogen peroxide contact lens disinfecting solution |
EP0690728B1 (en) * | 1993-01-07 | 1998-11-25 | Polymer Technology Corporation | Preservative system for contact lens solutions |
-
1997
- 1997-01-28 AU AU17112/97A patent/AU720287B2/en not_active Expired
- 1997-01-28 CN CNB971926670A patent/CN1165346C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-28 JP JP53094397A patent/JP4271728B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-28 DE DE69712190T patent/DE69712190T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-28 CA CA002247862A patent/CA2247862C/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-28 BR BR9707740A patent/BR9707740A/pt not_active IP Right Cessation
- 1997-01-28 ES ES97903128T patent/ES2176673T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-28 AT AT97903128T patent/ATE216600T1/de not_active IP Right Cessation
- 1997-01-28 EP EP97903128A patent/EP0883407B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-01-28 KR KR10-1998-0706716A patent/KR100426114B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-01-28 WO PCT/US1997/001331 patent/WO1997031659A1/en active IP Right Grant
- 1997-02-24 AR ARP970100734A patent/AR005977A1/es active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0883407A1 (en) | 1998-12-16 |
AU720287B2 (en) | 2000-05-25 |
DE69712190T2 (de) | 2002-10-02 |
ATE216600T1 (de) | 2002-05-15 |
JP2000506912A (ja) | 2000-06-06 |
CA2247862A1 (en) | 1997-09-04 |
AR005977A1 (es) | 1999-07-21 |
KR100426114B1 (ko) | 2004-06-23 |
DE69712190D1 (de) | 2002-05-29 |
CA2247862C (en) | 2001-09-25 |
ES2176673T3 (es) | 2002-12-01 |
EP0883407B1 (en) | 2002-04-24 |
CN1165346C (zh) | 2004-09-08 |
AU1711297A (en) | 1997-09-16 |
KR19990087308A (ko) | 1999-12-27 |
WO1997031659A1 (en) | 1997-09-04 |
BR9707740A (pt) | 1999-07-27 |
CN1212630A (zh) | 1999-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5858937A (en) | Treatment of contact lenses with aqueous solution including phosphonic compounds | |
US6143244A (en) | Treatment of contact lenses with aqueous solution comprising a biguanide disinfectant and a complementary phosphate-borate buffer system | |
AU734700B2 (en) | Treatment of contact lenses with aqueous solution comprising an alkali carbonate | |
EP1140224B1 (en) | Contact lens cleaner comprising biguanide, tyloxapol and poloxamine | |
US5765579A (en) | Treatment of contact lenses with an aqueous solution including sulfobetaine compounds | |
US6309596B1 (en) | Treatment of contact lenses with aqueous solution comprising a biguanide disinfectant stabilized by a poloxamine | |
JP2006055652A (ja) | 多目的コンタクトレンズケア組成物 | |
JP2006506192A (ja) | プロピレングリコールまたはグリセリンを含有する多目的コンタクトレンズケア組成物 | |
JP2004538096A (ja) | ヒドロゲルによるビグアニド抗菌剤の取り込みを阻害するための組成物および方法 | |
US20100086514A1 (en) | Contact Lens Care Solutions with a Low Molecular Weight Oligomer | |
US20080197324A1 (en) | Ophthalmic composition containing a polyol-acid copolymer | |
US6514528B1 (en) | Composition and method for inhibiting uptake of biguanide disinfectants by poly(ethylene) | |
JP4271728B2 (ja) | ホスホン化合物含有水溶液を用いるコンタクトレンズの処理 | |
US5922279A (en) | Treatment of contact lenses with an aqueous solution including pyrrolidone compounds | |
MXPA98006971A (en) | Treatment of contact lenses with aqueous solution that includes composites fosfoni | |
TW455628B (en) | Contact lenses with aqueous solution including phosphonic compounds and cleaning aqueous solution thereof | |
MXPA00004563A (en) | Treatment of contact lenses with aqueous solution comprising an alkali carbonate |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040109 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071015 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081118 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081225 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20090212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090218 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090226 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |