JP4271650B2 - 微弱無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、電波強度の許容値が3mの距離における電界強度で規定されている微弱無線機を用いて無線通信を行う微弱無線通信システムに関する。
図8は、従来の微弱無線通信システムの通信形態の一例を示す(非特許文献1)。図において、微弱無線機はアンテナから電波を等方的に放射する構成であり、例えば 300MHz帯以下の狭帯域無線を用いて、3〜10mの通信距離で10kbps 程度の通信速度を得ている。このような微弱無線機は、著しく微弱な電波を利用するために免許を要しないものであり、例えば無線タグなどを用いた通信に利用されている。
若尾正義監修、微弱電波機器・小電力無線設備システム設計技術、株式会社トリケップス発行、1997年、pp.101-107
ところで、壁などの障害物に隔てられた屋外/屋内間あるいは屋内の部屋間において、図8に示す従来の微弱無線通信システムを用いて大容量無線通信を実現しようとする場合には、以下に示すような課題がある。
(1) 大容量無線通信を実現するには広い無線帯域が必要であり、例えば 320MHz以上の高い無線周波数帯域の使用が想定される。しかし、 320MHz以上の高周波無線を微弱無線通信システムに用いる場合には、電波強度の許容値が非常に小さくなるために受信電波強度が不足する。
(2) 図9に示すように、例えば約30cmの壁を介して2組以上の微弱無線機が配置され、それぞれ通信を行うために複数の無線通信チャネルを必要とする場合には、複数の送信アンテナからの電波が干渉するために互いの通信が妨害される。
本発明は、他の無線通信システムあるいは他の無線通信チャネルへの妨害電波の発生を最小化し、かつ壁などの障害物を介しても十分な受信電波強度を確保して大容量の近距離無線通信を可能にする微弱無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、送信機と受信機との間で微弱無線規格に基づく無線信号の送受信を行う微弱無線通信システムにおいて、送信機のアンテナと受信機のアンテナとの距離は、微弱無線規格の電波強度規定に用いられる距離未満に設定され、送信機は、送信電波を送信機のアンテナから受信機のアンテナの方向に放射しかつ送信機のアンテナと受信機のアンテナとの間に焦点をもつように放射する電波送信手段を備え、電波送信手段は、凹面反射板を含み、送信機のアンテナと凹面反射板との距離の調整により送信電波の焦点位置を可変する構成である。
本発明の微弱無線通信システムは、送信機から送信された電波のほぼすべてを受信機に受信させることができるので、他の無線通信システムあるいは他の無線通信チャネルに対する妨害電波の発生を最小限に抑えることができる。また、送信機から送信された電波が送信機と受信機との間で焦点を結んでいるので、従来のように送信機から等方的に放射される場合に比べて、受信機で受信できる電波強度を大きくすることができる。これにより、送信機と受信機との間に壁などの障害物が存在する場合でも、大容量の通信を行うことができる。
図1は、本発明の微弱無線通信システムの基本構成を示す。図において、壁11を挟んで、一方に微弱無線機12および電波送受信部14を配置し、他方に微弱無線機13および電波送受信部15を配置する。電波は双方向に送信される場合を想定しているが、ここでは便宜的に微弱無線機12および電波送受信部14を送信機、微弱無線機13および電波送受信部15を受信機とし、電波送受信部14から電波送受信部15への電波伝搬を想定して説明する。
本発明の特徴は、次の2点に集約される。
(1) 送信機(電波送受信部14)は、送信電波を受信機(電波送受信部15)の方向に放射する。
(2) 送信機(電波送受信部14)は、送信電波を送信機(電波送受信部14)と受信機(電波送受信部15)との間に焦点をもつように放射する。なお、「焦点」の定義は、「電波が集まる一点」とする。
本発明の特徴(1) により、送信機から送信された電波のほぼすべてが受信機に受信され、他の無線機に対する妨害電波がほとんど発生しない。また、本発明の特徴(2) により、送信機から送信された電波が送信機と受信機との間で焦点を結んでいるので、従来のように送信機から等方的に放射される場合に比べて、受信機で受信できる電波強度を大きくすることができる。なお、本発明の特徴(2) により送信機が送信電波を送信機と受信機との間に焦点をもつように放射することにより、結果として本発明の特徴(1) である送信機が送信電波を受信機の方向に放射することになる。
ここで、本発明の特徴(2) による利点について、送信機から送信された電波の焦点位置が送信機と受信機の中点の場合、受信機寄りの場合、送信機寄りの場合に分けて具体的に説明する。
図2は、焦点位置が送信機と受信機の中点の場合を示す。ここで、受信機(電波送受信部15)の全体に受信電波が届いている場合、受信強度は焦点位置と受信機との距離の2乗に比例する。したがって、焦点位置と受信機(電波送受信部15)との距離をX、焦点位置と電波強度の規定位置(送信機(電波送受信部14)から3m)との距離をLとすると、受信機の電波強度と規定位置の電波強度の比は、
20・log(L/X) …(1)
と表される。
図2に示すように、送信機(電波送受信部14)と受信機(電波送受信部15)との距離が30cmとすると、焦点位置と受信機(電波送受信部15)との距離が15cmとなり、焦点位置と電波強度の規定位置(送信機から3m)との距離は 285cmとなる。このとき、受信機が受信できる電波強度は、規定位置の電波強度よりも
20・log(285/15)≒25.6[dB]
強いものとなる。
一方、図3に示すように、送信機から送信電波が等方的に放射される従来構成の場合には、受信機が受信できる電波強度は、規定位置の電波強度よりも
20・log(300/30)=20[dB]
強いものとなる。したがって、送信機と受信機との距離が同じ場合(ここでは30cmの場合)には、本発明による受信機が受信できる電波強度を従来構成よりも約6dB大きくすることができる。
図4は、焦点位置が受信機寄りの場合を示す。ここでは、送信機(電波送受信部14)と受信機(電波送受信部15)との距離が30cmの場合に、焦点位置が送信機と受信機の中点より受信機側に5cmずれる場合を想定している。この場合には、受信機(電波送受信部15)の一部のみで電波が受信される。この状態は、焦点位置が送信機と受信機の中点になるように、受信機を送信機からさらに10cm離して受信する場合の電波強度と同等である。このとき、受信機が受信できる電波強度は、規定位置の電波強度よりも
20・log(280/20)≒22.9[dB]
強いものとなる。この場合でも、本発明による受信機が受信できる電波強度を従来構成よりも約3dB大きくすることができる。
図5は、焦点位置が送信機寄りの場合を示す。ここでは、送信機(電波送受信部14)と受信機(電波送受信部15)との距離が30cmの場合に、焦点位置が送信機と受信機の中点より送信機側に5cmずれる場合を想定している。この場合には、受信機(電波送受信部15)の全体に受信電波が届いているので、受信機が受信できる電波強度は、規定位置の電波強度よりも
20・log(290/20)≒23.2[dB]
強いものとなる。この場合でも、本発明による受信機が受信できる電波強度を従来構成よりも約3dB大きくすることができる。
また、図5の場合と同じ焦点位置に対して、送信機と受信機との距離を1mとした場合には、本発明では、規定位置の電波強度よりも
20・log(290/90)≒10.2[dB]
強くなる。一方、図3に示すような従来構成では、規定位置の電波強度よりも
20・log(300/100)≒ 9.5[dB]
強くなるので、本発明の電波強度の方がやや強くなる。
このように、受信機が受信できる電波強度は、送信機の送信電波の焦点位置が送信機と受信機の中点にある場合が従来構成に対して最も強くなる(+6dB)。また、焦点位置が送信機と受信機の中点になくても、その間に焦点位置が存在し、かつ送信機と受信機との距離が微弱無線規格の電波強度規定に用いる距離(3m)未満の場合には、本発明の微弱無線通信システムの方が従来構成よりも強い電波を受信することができる。
図6は、本発明の微弱無線通信システムの第1の実施形態を示す。図において、電波送受信部14,15は、アンテナ21を電波吸収体22および電波レンズ23で囲んだ構成であり、アンテナ21から放射された電波が電波レンズ23を介して、対向する電波レンズとの間に焦点をもつように伝搬する。焦点の位置は、電波レンズ23の形状と材質およびアンテナ21と電波レンズ23との距離から算出することができ、例えばアンテナ21と電波レンズ23との距離を調整することにより送信電波の焦点位置を変更することができる。なお、電波吸収体22の方向に放射された電波は、吸収されるために外部に洩れ出ることはない。
図7は、本発明の微弱無線通信システムの第2の実施形態を示す。図において、電波送受信部14,15は、アンテナ21と凹面反射板24から構成され、アンテナ21から凹面反射板24の方向のみに放射された電波が凹面反射板24で反射し、対向する凹面反射板との間に焦点をもつように伝搬する。焦点の位置は、凹面反射板24の曲率およびアンテナ21と凹面反射板24との距離から算出することができ、例えばアンテナ21と凹面反射板24との距離を調整することにより送信電波の焦点位置を変更することができる。
なお、第1の実施形態および第2の実施形態では双方向通信を想定しているために、双方に電波レンズ23または凹面反射24を配置しているが、一方を送信機で他方を受信機として用いる場合には、送信機のみに電波レンズ23または凹面反射24が配置されていれば十分である。
本発明の微弱無線通信システムの基本構成を示す図。 焦点位置が送信機と受信機の中点の場合を示す図。 送信機から送信電波が等方的に放射される従来構成の場合を示す図。 焦点位置が受信機寄りの場合を示す図。 焦点位置が送信機寄りの場合を示す図。 本発明の微弱無線通信システムの第1の実施形態を示す図。 本発明の微弱無線通信システムの第2の実施形態を示す図。 従来の微弱無線通信システムの通信形態の一例を示す図。 従来構成における課題を説明する図。
符号の説明
11 壁
12 微弱無線機(送信機)
13 微弱無線機(受信機)
14 電波送受信部(送信機)
15 電波送受信部(受信機)
21 アンテナ
22 電波吸収体
23 電波レンズ
24 凹面反射板

Claims (1)

  1. 送信機と受信機との間で微弱無線規格に基づく無線信号の送受信を行う微弱無線通信システムにおいて、
    前記送信機のアンテナと前記受信機のアンテナとの距離は、前記微弱無線規格の電波強度規定に用いられる距離未満に設定され、
    前記送信機は、送信電波を前記送信機のアンテナから前記受信機のアンテナの方向に放射しかつ前記送信機のアンテナと前記受信機のアンテナとの間に焦点をもつように放射する電波送信手段を備え、
    前記電波送信手段は、凹面反射板を含み、前記送信機のアンテナと凹面反射板との距離の調整により前記送信電波の焦点位置を可変する構成である
    ことを特徴とする微弱無線通信システム。
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